2015年5月29日金曜日

2015.05.29 わが友に贈る

目先の出来事に
一喜一憂するな!
「成仏は持つにあり」
持続の信心こそ
絶対的幸福を築く力だ!

御義口伝巻下 P790
『一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり所謂南無妙法蓮華経は精進行なり』

◇人生の座標
つくられたイメージを受動的に受け取る環境にばかり身を置いていると、能動的な諸能力−−考える力、判断する力、愛し共感する力、悪に立ち向かう力、信ずる力等、総じて内発的な精神性が、どうしても衰弱していってしまいます。

☆100文字の幸福抄
誰人も死は避けられない。
その死を自覚し直視することから
真の哲学の探求が始まる。
よき一生を悔いなく生ききった人に
死の恐怖はない。
人のために尽くしてきた尊き一生は、
人々からの感謝と敬愛に報われる。

2015年5月28日木曜日

2015.05.28 わが友に贈る

社会は変化の連続だ。
「新しい発想」
「柔軟な企画」
「大胆な行動」で
時代をリードせよ!

四条金吾殿御返事 P1186
『李広将軍と申せしつはものは虎に母を食れて虎に似たる石を射しかば其の矢羽ぶくらまでせめぬ、後に石と見ては立つ事なし、後には石虎将軍と申しき』

◇人生の座標
教育に関わる問題は、もはや一国だけの問題に止まるものではありません。
だからこそ、日本が国際的な協力推進の軸となって、「二十一世紀の教育」の新たな地平を開く先頭に立つべきと考えるのです。

☆100文字の幸福抄
人生のデザインは、いつでも自分の心で決まる。
ゆえに、強く賢き心があれば、
何があっても行き詰らない。
自由自在の知恵を働かせ、
現実の素材をたくみに活かし、
一日一日、手作りの生活の
名画を描いていけるのだ。

☆世界広布新時代第19回各部代表者会議 名誉会長がメッセージ
世界広布新時代第19回の各部代表者会議が25日、東京・新宿区の常勝会館(本部第2別館内)で行われた。
これには、池田名誉会長がメッセージを贈り、「毎日ありがとう! 皆、本当によくやってくれている。忙しい一日また一日が続くけれども、常に目の前の山が最高最善の歴史の舞台なりと心を定め、張り切って挑みゆこう!」と呼び掛けた。
そして、「何があっても、宝の同士を励まし、次を目指して強くなっていけばよい。ここに創価の魂があり、価値創造の人生がある」と強調した。
ここで、『今は謗ぜし人人も唱へ給うらん、又上一人より下万民に至るまで法華経の神力品の如く一同に南無妙法蓮華経と唱へ給ふ事もやあらんずらん、木はしづかならんと思へども風やまず・春を留んと思へども夏となる』(P1241、「妙密上人御消息」)の御文を拝読。
この御本仏の大確信のまま、妙法流布の必然の勢いを、いやまして創り高めていくのが、地湧の我らの使命である。なかんずく、リーダーが勇んで行動に打って出れば、必ずや風が起こると力説。
その際、ブラジルなど海外でも青年リーダーを先頭に弘教拡大の喜びが広がっている模様を紹介し、先駆の友の健闘をたたえた。
続いて、東京富士美術館の"レオナルド・ダ・ヴィンチ展"や民音の「朱鷺」公演について触れ、人類を結びゆく創価の大文化運動に大きな期待が寄せられていると述べた。
そして、「光は闇の駆逐者」(森田義之監訳・小林もり子訳『レオナルド・ダ・ヴィンチ 天才の素描と手稿』)とのレオナルドの言葉を通し、わが本陣の同志は、「師弟不二」、そして「異体同心」という、最も鮮烈な団結の光を放って、いかなる魔性の撹乱の闇も打ち払いながら、正義の人材城を守り抜き、勝ち栄えさせていただきたいと望んだ。
最後に、「世界一の婦人部総会の大成功を皆で祈り、自行化他の題目を轟かせて、新時代の拡大の薫風を巻き起こそう! お元気で!」と念願し、メッセージを結んだ。

2015年5月27日水曜日

2015.05.27 わが友に贈る

「よし頑張ろう!」
皆が決意できるよう
会合の準備に万全を!
歓喜あふれる集いから
勝利の勢いは生まれる!

乙御前御消息 P1220
『妙楽大師のたまはく「必ず心の固きに仮りて神の守り則ち強し」等云云、人の心かたければ神のまほり必ずつよしとこそ候へ、是は御ために申すぞ古への御心ざし申す計りなし』

◇人生の座標
「幸福」を「快楽」とはき違えたところに、教育をはじめとする戦後の日本社会の最大の迷妄があったと、私は思っております。そのはき違えのおもむくところ、「自由」は「放縦」や「勝手気まま」に堕し、「平和」は「放縦」や「安逸」に堕し、「人権」は「独りよがり」に、「民主主義」は「衆愚主義」にと堕してしまう。

☆100文字の幸福抄
長寿社会とは、
競争よりも協調が、効率よりもゆとりが、
物の豊かさよりも心の豊かさが、
求められる時代である。
皆で支え合い、助け合う。
わずかでもいい、自分には
「何ができるのか」を考える時代である。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第17回 大法弘通へ楽しく朗らかに
君も立て! 我も立つ!
共戦の心で、新しき一歩前進を開始した友の姿が頼もしい。
日蓮仏法は、全人類を照らす光だ。創価学会常住の御本尊には「大法弘通慈折広宣流布大願成就」とお認めである
いよいよ世界広布の太陽が、時代の闇を破り、赫々と昇りゆくことは、絶対に間違いない。
仏教発祥のインドでも、日本での研修会に参加した友の報告会が、早速、元気に行われ、全土に同事中継されたと伺った。
今、求道と決意と喜びの波動は、世界中に広がっている。共に題目を唱えながら、勇敢に、楽しく、朗らかに進みたい。

心に揺るぎない確信があってこそ、真の幸福は築かれる。
戸田先生は言われた。
「自分には御本尊を信じているという偉大な力がある。どんな困難にぶつかっても、どんな境遇になっても、どんな時代になっても、必ず乗り切っていける信心がある。この確信が大事だ。これが人生の宝である」
御本尊の大功徳は、全部、私たちの一日一日の生活の中に、ほとばしり出る。御本仏の大慈悲心、大智慧力を信じ抜くことによって、わが身そのままで、偉大なる仏の生命を開いていける。全てを変毒為薬できる。
日蓮大聖人は強盛な信心を貫く女性門下に、御本尊は天では日月、家では柱、無量の宝を思うままに取り出せる如意宝珠のようである等と、分かりやすく教えられている。そして御本尊を持てば、『一切の仏・菩薩、諸天善神等が集ってきて、昼夜にわたって、つねに影の添うように護られるでありましょう。よくよく信じていきなさい』(P1477、「妙心尼御前御返事」)と励ましを送られた。
自他共に幸福になる仏法だ。広布の道は、健康と安穏の道である。青年を先頭に、多宝の友も生き生きと、歓喜と功徳の体験の花を満開に咲かせよう!

2015年5月26日火曜日

2015.05.26 わが友に贈る

本紙の拡大に奮闘する
全ての皆様に最敬礼!
聖教は「人間の機関紙」。
活字と写真の力で
社会に希望の陽光を!

崇峻天皇御書 P1173
『中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけりよかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ』

◇人生の座標
人間と人間、人間と自然、宇宙等々に、時には激しい打ち合いや矛盾、対立、葛藤を余儀なくされるかもしれないが、忍耐強くそれらを乗り越えて、本来あるべき"結びつき"のかたちにまで彫琢し、鍛え上げていくところに、個性や人格も自ずから光沢を増していくのであります。

☆100文字の幸福抄
病気の人の心にとって最良の薬は、
人生への希望であろう。
心が強く、健康であれば、
身体にもよい力を及ぼしていく。
絶体絶命の危機にあっても、
最後まで「希望はある」と信ずることだ。
胸中に光る希望は無限である。

☆中国・広東外語外貿大学で池田思想シンポジウム 名誉会長がメッセージ
中国・広東省広州市の広東外語外貿大学で16日、池田思想シンポジウムが開催された。これには日本と中国の研究者約40人が出席。「幸福を創造する力」をテーマに活発な議論が交わされた。池田名誉会長はメッセージを贈り、21世紀の世界のあり方と人類の進路を最も普遍的な次元から問い直しつつ、共に民衆の幸福の大道を開いていきたいと訴えた。

「グローバル化の進展に伴って広がる快楽主義や利己主義等の思想は、幸福に対する人々の理解を著しく偏らせています。ゆえに今、池田先生の幸福感に真摯に学び、正しい幸福感を確立していく必要があるのです」
広東省社会科学院の温憲元教授が、力を込めて語った。
急速な発展を続ける情報技術、縮まる世界との距離。激動する現代を生きる上で、いかなる幸福感を根本としていくべきか——こうした問題意識から、今回のテーマは設定された。
シンポジウムでは、初めに、主催者である広東外語外貿大学の方凡泉副学長が、「池田先生の理念は世界で高く評価されており、その精神は多くの青年たちに継承されています」と述べ、「このシンポジウムが中日友好、さらに世界平和につながる端緒となると確信します」とあいさつ。
創価大学の神立孝一副学長補が、名誉会長のメッセージを紹介した。
この中で名誉会長は、全ての人間社会の営みは、突き詰めれば人類の幸福の創造のために存在すると強調。幸福を創造する力は人間生命への信頼から湧き、他者との共生・連帯によって輝き光る。また、平和な未来を創造する力と一体不二であると述べた。
そして、共々に、不屈の楽観主義で世界平和の「金の橋」を架け、民衆の幸福の大道を開いていきたいと望んだ。

2015年5月25日月曜日

2015.05.25 わが友に贈る

◇今週のことば
友情を開くのは
「勇気」の一言だ。
心を通わせ
地涌の友をつくろう!
共に幸福の大道へ。
2015年05月25日

松野殿御返事 P1382
『忘れても法華経を持つ者をば互に毀るべからざるか、其故は法華経を持つ者は必ず皆仏なり仏を毀りては罪を得るなり』

◇人生の座標
無関心やシニシズムが支配する生命空間とは、愛や憎しみ、苦悩や歓喜など人間的な情念というものを感じさせず、どこか空々しく投げやりな、自己閉塞的な世界といってよい。悪への無関心は、同時に善への無関心を意味しますから、そこは、善と悪とが織りなす葛藤やドラマのもつ生々しいリアリティーとは無縁の殺風景な生命空間であり、言語空間であります。

☆100文字の幸福抄
大事なことは疲れをためないことである。
それも健康のための戦いである。
時間を価値的に使って早めに休む。
よく寝て、「さあ、きょうも働こう」と、
満々たる意欲で朝を出発する。
これが、健康と長寿
生活の基本といえる。

☆マレーシアで「SGI東南アジア研修センター」起工式 SGI会長がメッセージ
マレーシア創価学会の「SGI東南アジア研修センター」の起工式が3日午前、マレー半島南端の都市・ジョホールバル市内の建設地で晴れやかに開催された。
これには池田SGI会長が祝福のメッセージを贈り、「良き市民としての自覚を胸に、『地域を照らす灯台』『アジアを照らす太陽』として、大きく信頼と友情の輪を広げていってください」と念願した。
同センターは2階建て。礼拝室、事務室、会議室などを備える。
創価の人間主義の哲学を社会に発信し、平和・文化・教育運動を推進する拠点として、明2016年の完成と11・18「学会創立記念日」のオープンを目指す。
起工式では、許錫輝(コー・シャフェ)理事長が、新センター建設の槌音とともに、地域社会に貢献し、平和の大道を誇り高く進もうと呼び掛けた。その後、鍬(くわ)入れ式が行われた。

2015年5月24日日曜日

2015.05.24 わが友に贈る

まずリーダーが
殻を破る挑戦を!
率先垂範の行動による
勇気と歓喜の波動が
同志を鼓舞する!

御義口伝巻下 P781
『法華経を持ち奉る処を当詣道場と云うなり此を去つて彼に行くには非ざるなり』

◇人生の座標
社会全体が今まで以上に関心を持って、いじめや暴力といった問題に立ち向かわねばなりません。「いじめや暴力は絶対に許さない」という気風を確立し、社会に広がる「無関心」や「シニシズム」の風潮を改めていく必要があります。

☆100文字の幸福抄
自分が縁する人を、
心から慈しみ大事にしていく。
この現実生活での振る舞いに、
本当の慈悲は光ってくる。
どれだけの人から慕われ希望を贈り、
どれだけの人の心に深く刻まれていくか。
人生の真価は、ここにあるといってよい。

☆随筆民衆凱歌の大行進 第22回� 世界宗教への飛翔
さらに世界宗教の条件は、生命の大地たる母たち、女性たちを中心に、幸福を創り出していくことではないだろうか。
御聖訓には、『母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲なり』(P585、「諫暁八幡抄」)と仰せである。
仏の慈悲は、遠くにあるのではない。母の慈愛の振る舞いの中にある。生命を守り育む女性の心で、万人を平等に照らしていくことこそが、平和の拡大なのだ。
「お母さん」と呼ぶだけで、心が温かくなる。母が笑うと、周りにも笑顔と安心が広がる。
5月10日「母の日」、大聖人御聖誕の天地で勝ち進む千葉県の友と、SGIの研修メンバーとの交流交歓会が行われた。
多くの地域の友人たちも交えた、世界市民の語らいの真ん中に輝いていたのも、創価の太陽たる母たちである。
母が語る信仰体験ほど胸を打つものはない。
創立の父・牧口常三郎先生は、「今までの宗教は観念論ばかりで実験証明はなかった」と喝破された。そして、妙法の力によって、わが生命を蘇生させた同志の体験談の発表を「ダイヤモンド」と讃えられたのである。
婦人部を中心に、現実の生活で幸福の現証を勝ち取り、その体験を語り合う。これが万国共通の広布伸展の波動である。
今年の「SGIの日」記念提言で、私は、国境や世代を超えたエンパワーメント(内発的な力の開花)の連鎖を築く取り組みとして、SGIの体験談運動を紹介した。
千差万別の苦悩を打開してきた、創価の体験談の輪の中にこそ、万人を包むことのできる同苦の温もりがある。誰人をも蘇らせていく勇気と希望の熱がある。
いよいよ、6月には、婦人部総会。7月には、青年部を主体に創価体験談大会も行われる。
私たちは、縁する友と「どんな宿命も絶対に転換できる」と励まし合い、一緒に感激のドラマを創りながら、人間革命の大歓喜の連帯を広げていきたい。

60年前の5月3日、両国の旧国技館で開催された総会で、戸田先生は、"民衆救済の方程式たる広宣流布を断行するのだ"と師子吼なされた。
そして、その直後から、足立支部などの会合で、もったいなくも御本尊は"幸福製造機"なりと譬えつつ、人生打開の信心の力を訴えられた。
御本尊根本の強盛な信心によって、満々たる生命力を湧き出し、自他共の幸福をつかみ切っていけと叫ばれたのである。
我らには絶対勝利の信心がある! この決定した信仰こそ、広宣流布の原動力にほかならない。
さあ、打って出よ!
広布と人生の試練の山々を、一つ、また一つ、不屈の負けじ魂と麗しき異体同心の団結で乗り越えて、晴れやかに勝利の握手を交わすのだ!
創価の師弟が21世紀の前進の目標と掲げてきた2030年——学会創立100周年は、今、育ちゆく青年部・未来部が担い立つ晴れ舞台である。
黄金の明日を開こう。わが愛弟子たちよ、民衆の希望と輝く、仏法の人間主義の太陽を生命に燃やし、日本中、世界中で乱舞してくれ給え!

胸を張り
 誓いの大地に
  立ち上がれ
 世界広布の
  足音 響かせ

2015年5月23日土曜日

2015.05.23 わが友に贈る

真心の祈りと行動は
必ず相手に伝わる。
「あの人に励ましを」
「この友を幸福に!」
誠実一路で信頼を結べ!

弥三郎殿御返事 P1451
『名を揚るか名をくだすかなり、人身は受け難く法華経は信じ難しとは是なり、釈迦多宝十方の仏来集して我が身に入りかはり我を助け給へと観念せさせ給うべし』

◇人生の座標
子どもたちの心の闇に漂う一種の不気味さに、大人社会が当惑と苛立ちを募らせるのは、なぜか。
そこには、価値の空白時代につきものの無関心やシニシズム(冷笑主義)という病理を、子どもたちの鋭敏な心が先取りし、そのまま映し出していることへの本能的な危惧、警戒心があるとはいえないでしょうか。

☆100文字の幸福抄
長い人生、体調を崩して一休みする時もある。
思うようにいかぬことが幾つも重なる時もある。
それでも少しずつ前へ、
「春遠からじ」と自分自身を信じて進む。
一歩また一歩と!
その地道にして不屈の歩みそのものが
「幸福の道」である。

☆随筆民衆凱歌の大行進 第22回� 世界宗教への飛翔
万歳を
 同志(とも)と叫ばむ
  五月晴れ
 さらに続けよ
  前進勝利を

尊き団結の奮闘で「5月3日」を凱旋で飾った我らは、勇気凜々と新たな前進を開始した。
共々に出発しよう!
創価の師弟は、永遠に前へ前へ進むのだ。
「私は続けるだろう」とは、ルネサンスの巨人レオナルド・ダ・ビンチが晩年に記した言葉だ。
偉大な創造は「続ける」中にある。
偉大な勝利も「戦い続ける」中にこそある。
日蓮大聖人は、『終には一閻浮提に広宣流布せん事一定なるべし』(P816、「御講聞書」)と仰せになられた。
今月、SGIの春季研修では、世界65カ国・地域から270人もの同志が、勇んで集ってくれた。
これは、SGIメンバーがいる192カ国・地域の実に3分の1にもあたり、五大陸すべてから、宿縁深き友が一堂に会したのである。
私も、東京・信濃町の総本部で、皆さん方とお会いすることができた。本当に嬉しかった。
また研修会と呼応し、40年前にSGIが結成された原点の天地グアムのリーダーたちが、早くも次の結成50周年への出発を期して、はつらつと来日してくれた。
さらに30年前、四国の徳島県で共に忘れ得ぬ歴史を刻んだ、ブラジル広布の功労者「徳島会」の代表も、阿仏房と千日尼の如き求道の心で、広宣流布大誓堂での誓願勤行会に参加された。
皆が法華経の行者であり、地涌の菩薩である。それぞれの誓いの国土で、希望の太陽となり、励ましの太陽となって、幸福と平和の光を広げに広げているのだ。
我らは「大法弘通」へ、「慈折広宣流布」へ、一丸となって邁進する、異体同心のスクラムだ。

大聖人が願われた通り世界宗教の大光は、ここに燦然と輝いている。
世界宗教へ飛翔しゆく大切な力は、まず「一人立つ」精神である。
自らの仏性に目覚め、広宣流布の使命に決然と「一人立つ」勇者がいれば、新たな変革の波が起こる。自分が変われば、地域が変わり、世界が変わるのだ。
一人ひとりの生命の尊厳と平等を説き切った大哲学があるからこそ、いかなる試練にも屈せず、「一人立つ」力を信じ抜くことができる。
御書には、『日蓮一人・南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経等と声もをしまず唱うるなり』(P328、「報恩抄」)、また『地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり』(P1359、「諸法実相抄」)等々、幾度となく「日蓮一人」とお認めである。
御自身が一人立ち、戦い続けてこられたのだ。その上で『わたうども二陣三陣つづきて』(P911、「種種御振舞御書」)と、後継の弟子が陸続と立ち上がることを確信なされていた。
一人から一人へ、師匠から弟子へ、そして師子と師子の連帯へ!——この広宣流布の大道を、寸分違わず進まれたのが、戸田城聖先生であった。
先生は戦時中、巣鴨の東京拘置所の独房で作られた「同志の歌」に、こう詠まれている。
「妙法流布の 大願を 高くかかげて 独り立つ」
ここに広宣流布を誓願とし、永遠の使命とした学会精神の根本がある。
と同時に、先生は熱願された。「捨つる命は 惜しまねど 旗持つ若人 何処にか」「競うて来たれ 速やかに」と。
今、日本全国、そして全世界で、いよいよ勢いをまして「旗持つ若人」が一人また一人と、立ち上がっている。若き地涌の菩薩が満を持して躍り出る、世界広宣流布の躍進が始まっているのだ。

次に、「一人を大切にする」ことを、世界宗教の条件に挙げたい。
誰もが掛け替えのない生命である。誰もが生老病死の苦悩を抱えた人間である。今この時を地球で生きる仲間である。
上も下もない。貧富や貴賤の差などない。
「生命」を基準にした時、誰もが一対一で向き合うことができる。
この一対一の対話を、最も尊い人間修行としたのが、法華経である。
『能く竊(ひそ)かに一人の為めにも、法華経の乃至一句を説かば、当に知るべし、是の人は則ち如来の使にして、如来に遣わされて、如来の事を行ず』(創価学会版法華経P357)
一人のため、あの友のために、真剣に法華経を語る人こそが「如来の使い」と言われるのだ。
世界広布といっても、その最前線は、いずこの国でも、一対一の対話ではないか。いつでも、どこでも、誰でも、目の前に苦しんでいる人がいれば、親身に声をかける。悩みを聞き、共に泣き、共に祈り、共に喜び合う。
この「一人を大切にする」人間主義の行動が、あらゆる人に無条件に開かれているところに、創価学会が世界に広がった理由があるのだ。
私が対談したトルコ出身の文化人類学者ヤーマン博士は、ある一つの国や地域で生まれた宗教が「世界宗教」になりうるには、「対話」が大切だと強調された。
「対話を通して、異なる文化の奥に普遍のヒューマニズムが脈打つことを知るべきです」
ヤーマン博士は、わがSGIメンバーが、それぞれの地域で、ヒューマニズムの啓発の対話を重ねていることを称賛してくださった。
「創価学会の平和への挑戦は、劇的であり、この長年にわたる挑戦自体が偉大な達成である」と。

2015年5月22日金曜日

2015.05.22 わが友に贈る

仏法は「桜梅桃李」。
誰もが尊き使命の人だ。
人生の舞台において
君よ 勝利の名優たれ!
負けじ魂の主役たれ!

檀越某御返事 P1295
『雪山童子の跡ををひ不軽菩薩の身になり候はん、いたづらにやくびやうにやをかされ候はんずらむ、をいじににや死に候はんずらむあらあさましあさまし、願くは法華経のゆへに国主にあだまれて今度生死をはなれ候わばや』

◇人生の座標
悲惨な事件が起こるたびに、子どもの"心の闇"の探さをセンセーショナルに取り上げても、問題は一向に解決することはない。大人の側が、その間を生み出した社会の転倒に目を向けて、責任を持って声をあげ、行動を起こしていく必要があります。

☆100文字の幸福抄
時に、華やかな脚光を浴びている人と比べて、
現実に追われる自分に
落ち込むこともあるかもしれない。
しかし、虚栄や見栄は一時の幻に過ぎない。
平凡こそ偉大である。
地道こそ勝利である。
自分らしく輝いていくことである。

2015年5月21日木曜日

2015.05.21 わが友に贈る

信心の体験は
百万言の理論に勝る。
わが歓喜と確信を
生き生きと語ろう!
そこに偉大な触発が!

御義口伝巻上 P716
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』

◇人生の座標
最近、青少年の犯罪が多発する中で、子どもたちの暴力性や攻撃性の高まりが問題視されていますが、"何かをつくりだす"建設的な活動に取り組む中で、心身のバランスのとれた成長が図られていくのではないでしょうか。

☆100文字の幸福抄
年をとるにしたがって
内奥から輝き出る美しさを発揮する人こそ、
本当の美人というものだろう。
そうした自分なりの美しさを知り、
それを存分に強調していくことが、
清々しい身だしなみの
ポイントではなかろうか。

☆池田名誉会長が贈る勝利の人間学 第74回 折伏の目的は自他共の幸福
◇相手を思う心こそ大切
皆で御書を学び合った折、一人の女子部の友から、「折伏が思うように進まないのですが」と質問されたことがある。
折伏のことで悩む。その心それ自体が、仏の心である。仏の悩みである。
私は最大に讃えつつ、申し上げた。
「折伏については、結局は相手を思う一念です。一人の不幸な人を救おうよ。一人の命は地球よりも重いのです」と。
報恩抄には、『日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし』(P329)と仰せである。
折伏は、この御本仏に連なる最極の慈悲の行動である。友の幸せを祈り、友を思う真心からの対話は、互いの未来を開いていくのだ。

◇まず「できる」と決めて
若き日、私も折伏が進まず、大いに悩んだ。
その中で私は、「戸田先生は末法の折伏の師匠である。私はその弟子である。ならば、折伏ができないはずがない」と心を定めた。
折伏は、まず「できる」と決めることだ。
その人の生命を、永遠の幸福の軌道ヘリードしていく、人間として最高に尊い振る舞いである。ゆえに、題目を根本にして、朗らかに自信満々と、仏法を語り、体験を語り、創価の世界を語り切っていけばよいのだ。

◇隋力弘通、力の限り語れ
戸田先生は、確信を込めて言われた。「人に聞かせているだけで、それは折伏であり、聞法下種になるのです。すぐ功徳は出る」と。
折伏は、実っても、実らなくても、功徳は厳然とある。自身の成長と人間革命に直結し、希望の仏縁と真実の友情が広がる。
諸君の先輩たちも、折伏の実践のなかで、境涯を革命し、家庭を革命し、職場にあって勝利の実証を示し、信頼を築いてきた。
日興遺誠置文には、『未だ広宣流布せざる間は身命を捨て随力弘通を致す可き事』(P1618�)と仰せである。
隨力弘通」こそ学会精神だ。自分が持てる力を青年らしく出し切って、戦おう!

2015年5月20日水曜日

2015.05.20 わが友に贈る

新たなる躍進へ
具体的な目標を持て!
挑戦を続けゆく中に
自身の成長があり
生命の充実がある。

除病御書 P1298
『但し貴辺此の病を受くるの理或人之を告ぐ予日夜朝暮に法華経に申し上げ朝暮に青天に訴う除病の由今日之を聞く喜悦何事か之に過ぎん、事事見参を期せん』

◇人生の座標
"学びからの逃走"傾向が憂慮されるなか、学校が子どもにとって常に"学ぶ喜びの場"となり、"生きる喜びの場"となるよう挑戦を続けることが、教育の生命線です。

☆100文字の幸福抄
高齢社会は、
幸せ光る「幸齢」社会でありたいと願う。
素晴らしい夕日は、明日の晴天を約束する。
最後の最後まで、未来を照らす
勇気の太陽を燃え上がらせたい。
人生はいつも、いくつになっても
「さあ、これから」だ。

☆ワシントンで仏教リーダー会議 SGI会長がメッセージ
アメリカの首都ワシントンで14日、全米の仏教指導者や学者らによる「アメリカ仏教リーダー会議」が開催され、アメリカSGI(創価学会インタナショナル)の代表が出席した。
同会議は、近年頻発している自然災害や人種差別的な事件等を契機に、同国社会が抱える問題に仏教が貢献する方途を探究するために行われたもの。
午前の会議はジョージ・ワシントン大学で開かれ、SGIのビル・エイケン氏が開会のあいさつを。相互に学び合いながら、アメリカに仏法の英知を伝えていきたいと述べた。
また、6団体が地域に根差した活動の模様を紹介。SGIからはダニー・ホール氏が登壇し、核兵器廃絶に向けた展示会や対話運動などに言及した。
午後は、ホワイトハウスに隣接するアイゼンハワー行政府ビルに会場を移し、政府関係者との意見交換の場が持たれた。
ここでは、同会議に寄せた池田SGI会長のメッセージが紹介された。
この中でSGI会長は、宗教の第一の使命は人類全体の幸福と平和に尽くすことにあると強調。この日の対話と学びの一波が共感を広げながら、地域、世界へ拡大しゆくことを念願した。
さらに会議では、参加団体の総意として、人種差別と気候変動の問題に力を合わせて立ち向かうことをうたった共同宣言を発表した。

2015年5月19日火曜日

2015.05.19 わが友に贈る

会合の前後の
訪問激励が大切だ。
一人一人の悩みや
意見に耳を傾けよ!
その一波が万波となる。

御義口伝巻上 P748
『師とは師匠授くる所の妙法子とは弟子受くる所の妙法吼とは師弟共に唱うる所の音声なり』

◇人生の座標
子どもは、自分を映す鏡です。子育ては、子どもも自分も、ともに成長してゆく崇高な作業なのです。

☆100文字の幸福抄
どの家にも、愛する家族との別れがある。
しかし、いつまでも悲しんでいれば、
故人も悲しんでしまう。
大事なことは、故人の志を受け継いで
果たしていく決意である。
"悲しみの遺族"から

2015年5月18日月曜日

2015.05.18 わが友に贈る

◇今週のことば
草創の先輩たちの
開拓闘争に学べ!
勇気が慈悲に通ずる。
折伏精神みなぎる
座談会を朗らかに!
2015年05月18日

生死一大事血脈抄 P1337
『日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継がしめんとするに還つて日蓮を種種の難に合せ結句此の島まで流罪す、而るに貴辺日蓮に随順し又難に値い給う事心中思い遣られて痛しく候ぞ』

◇人生の座標
親が真剣になれば、子どもの生命の奥底を揺さぶらないはずはない。最大に子どものことを思っていく。それが子どもの心に刻まれ、大きくなってから、生きてくる。「愛情」にまさる家庭教育はない。

☆100文字の幸福抄
過去にとらわれて悩んだり、
未来の不安に苦しんだりするのは愚かである。
大事なことは、「きょう」という一日を、
いかに価値あるものとするかである。
そのために一生懸命に、
そして、丁寧に生ききることである。
☆韓国・青年平和フェスティバル SGI会長のメッセージ
わが敬愛してやまぬ韓国青年部の皆さん!
「創価」すなわち「価値創造」のエネルギーに漲る青年平和フェスティバルの開催、誠におめでとうございます。
ご多忙のところ、未来を担う青年たちのためにご臨席賜りました、ご来賓の先生方、誠にありがとうございます。心より御礼を申し上げます。
平和の世紀建設の誓いも固く集われた若き皆さん方の凛々しき英姿が、私の生命にも、鏡のごとく映し出されています。
皆さん一人一人に大拍手を送り、心の握手をする思いで見守らせていただいております。
希望の歌を高らかに詠いゆく青春は、明るい。
勇気の妙音を共々に奏でゆくスクラムは、強い。
誓いの舞を誇らかに貫きゆく人生は、尊い。
未来に伸びゆく青年こそ、社会の光であり、世界の宝です。
16世紀、貴国の芸術の母・申師任堂先生は語られました。
「すべてのことは、大いなる志を抱くことから始まるのです。大いなる志を抱いた人に成し遂げられないことはありません」と。
生命尊厳の哲理に目覚めた若き地湧の友が、一人また一人と立ち上がり、「大いなる志」の連帯を広げていく時、「大いなる希望」の力が湧き起こることは間違いありません。
日蓮大聖人の大願は、人類の幸福であり、全世界の平和であります。
御聖訓には『あなたよ、もし自らの一身の幸福を願うならば、まず社会や他の人の安穏と平和を祈るべきであろう』(P31、通解、「立正安国論」)と仰せであります。
この大聖人の御心のままに、第2次世界大戦中、軍部権力と対峙し、牧口常三郎初代会長は獄死され、戸田城聖第2代会長も2年間、投獄されました。この両先生の平和闘争が、文化大恩の国・貴国をはじめ、世界192カ国・地域に広がった私たち創価の平和と文化と教育の運動の原点であります。
若くして妙法を持った皆さんは、「世界広布」即「世界平和」という究極の理想に生き、それぞれの誓願の天地で、「人間革命」と「社会貢献」の行動をさらに拡大していってください。
時代は、若き熱と力で新しき平和の波を起こしていくことを求めています。
青春時代は、誰もが悩みや試練との葛藤の連続です。いわんや、使命が大きければ、それだけ苦難も大きい。
しかし、だからこそ大きく成長できる。
人々の苦しみや悲しみに、同苦できる境涯が開かれる。
青春時代の労苦は、一生涯の幸福の土台となり、勝利の力となるのであります。
貴国の大教育者・安昌浩(アン・チャンホ)先生は叫ばれました。
「堅固な基礎の上によき建設があり、丈夫な根の上に美しい花が咲き、実を結ぶ」と。
今は堅固な基礎を作る時です。ゆえに決して焦らず、眼前の仕事に、学業に、地域の活動に生き生きと取り組み、今いるところで、誠実に、粘り強く、根っこを深く張っていってください。
そこに、確かな向上の年輪が刻まれ、自分らしく友情と信頼の花を咲かせながら、充実と歓喜と満足の人生へと結実していけるからであります。

さあ、愛する青年部の皆さん、そして、信ずる同志の皆さん!
日々、わが胸中に元初の太陽を赫々と昇らせ、勇気の対話で地域へ、社会へ、そして未来へ、希望の大光を届け、広げていこうではありませんか!
そして、人類の宿命転換のために立ち上がった青年が、いかに崇高で、無限の力をもっているかを、仲良く朗らかに示し切っていこうではありませんか!
どうか親孝行を忘れず、賢く悔いなく、最高に価値ある青春時代を送ってください。
最後に、青年を温かく見守り、励ましてくださっている皆様方、また陰で本日の大成功を祈り支えてくださっている皆様方に心から御礼を申し上げます。
そして本日、参加された皆様をはじめ、同時放映でご覧になられているすべての方々の、ご健勝とご活躍とご一家のご多幸を心よりお祈り申し上げ、私のメッセージといたします。
世界の模範の韓国青年部、本当におめでとう!
世界一の韓国青年部、万歳!

2015年5月17日日曜日

2015.05.17 わが友に贈る

「創価の太陽」と輝く
婦人部の奮闘に最敬礼!
皆様ありて広布あり。
清き祈りと慈悲の対話で
わが地域を和楽の園に!

二乗作仏事 P594
『師子身中の虫の自ら師子を食うが如し、外道には非ず多く我が仏法を壊りて大罪過を得ん』

◇人生の座標
家庭が一切の基盤であり、教育こそが根幹です。
どうしたら、人々が幸福な家庭を築けるか。そのために、何ができるか。指導者は、この一点を考え抜くべきです。

☆100文字の幸福抄
人生の年輪が増すごとに、
創造の輝きを
一段と強く放ちゆく人には、「老い」はない。
「生きる」ということは、
生涯をかけて学ぶことである。
まさに「人生とは、私たち自身がつくるもの」
なのである。

☆5・6「音楽隊結成の日」に寄せて 名誉会長の指針
妙音で
 地球(ほし)を包めや
  わが楽雄

万物は奏でる。生きとし生けるものは歌う。この宇宙は、賑やかな音楽で満ちている。
日蓮大聖人は、『音の哀楽を以て国の盛衰を知る』(P88、「念仏者・追放せしむる宣旨・御教書・五篇に集列する勘文状」)との要文を留められた。
躍動のリズムのあるところ、明るい希望が輝く。美しき旋律のあるところ、生きる喜びが湧く。妙なるハーモニーのあるところ、平和の共鳴が広がる。
音楽には、国土・社会を変え、時代を動かし、未来をよりよく創りゆくエネルギーが秘められているのだ。
世界に、いまだ戦禍はやまず、災害も絶えない。妙法という大宇宙の究極の音律を唱え、行じながら、音楽の真髄の力を発揮し、哀音を滅し、喜音を生じゆく、君たち創価の楽雄の使命は、いやまして尊く、深い。
破壊の爆音を、建設の槌音に!
反目の怒号を、友情の調べに!
母子の嘆きを、安穏の笑い声に!
疲労の溜息)を、前進の足音に!
不信の罵声を、連帯の交響楽に!
若き地涌の菩薩の精鋭たる音楽隊には、限りない価値創造の響きがある。
その渾身の演奏は、民衆を強く朗らかに闊歩せしめずにはおかない。それは、一人一人に「人間革命」へ挑みゆく勇気を漲らせる師子吼である。
そして、異体を同心とする団結を織り成して、人類の宿命の転換へ大行進曲を奏でる生命の妙音なのだ。

音楽隊は、師匠・戸田城聖先生の心を心として、私が創設した師弟不二の楽団である。その結成より六十星霜を超え、新たな飛躍を遂げゆく愛する君たちに、私は三点にわたってエールを託したい。
第一に申し上げたいのは「創価文化の旗手よ、天下一の平和のマーチを広げよ!」ということである。
大乗仏教の極理である「法華経」は、「無量百千万億の種種の妓楽」が轟きわたる世界を湧現する。その法華経の精神のままに、生命尊厳と人間尊敬の大哲学に則ったサウンドを創出してきたのが、音楽隊だ。
音楽芸術は、苦闘する人を励ます生命の炎である。
心は心でしか、温めることはできない。なかんずく、真摯に向上しゆく青年の楽音は絶望の闇に震える友を蘇らせる光となり、熱となる。
ゆえに君よ、君たちよ、草創の偉大な先輩方に続いて、心で打て! 心で吹け! 心で歌え!
そのために君たちよ、練習は修行の如く、不屈、不屈、不屈の負けじ魂で!
そして演奏は王者の如く、勝利、勝利、勝利の大確信のリズムで!
君たちの奮闘によって、どれほど多くの同志が立ち上がったことか。どれほど多くの仏縁が広がったことか。無理解や悪意の人々にも、どれほど正しい認識を与えてきたことであろうか。
今や、日本全国のコンクールにおいても、金賞グランプリの栄冠に幾度も輝く、名実ともに日本一の音楽団体へ大発展を遂げた。その誓いのスクラムは、各国・各地域に拡大し、世界市民の平和のマーチを奏する時代ともなった。
国を超え、民族を超え、あらゆる差異の壁を超え、音楽は世界をつなぎ、人類を結ぶ。強盛なる信心より迸り出る音声で、心の扉を開き、生命と生命のシンフォニーを一段と多彩に広げていただきたい。

第二に、「誇り高き先駆者たちよ、新時代の暁鐘を打ち鳴らせ!」と申し上げたい。
音楽は、新しい時代の夜明けを告げる。歴史の転換点には、必ず新しい音楽があった。
御聖訓には、『この娑婆世界は耳根得道の国なり』(P415、「一念三千法門」)と仰せである。耳から入る音こそが、生命の最も深くに届き、奥底から揺り動かし、人間性の最極の高みへと導く力用を持っているのだ。
躍進の歌が、民衆の命を目覚めさせ、鼓舞する。創価の楽雄の魂の曲が、広布の前進の息吹を生み出す。社会に満々たる活力を漲らせる。
仕事や勉強、学会活動と両立、いな"三立""四立"させながら、磨き上げ、鍛え上げた君たちの音楽がある限り、仏の陣列に行き詰まりはない。
一騎当千の広宣の人材も、無数に育て、送り出してきてくれた。
音楽隊は、皆、私のかけがえのない戦友である。
いかなる嵐にも絶対に怯まぬ、不敗の楽団なのである。
なればこそ、前へ! 前へ! 断じて前へ!
行住坐臥に、妙法と共に、弾けるような生命力で、青春の劇を乱舞し切ってもらいたい。
人知れぬ努力と、恐れを知らぬ創意工夫を重ね、新鮮にして雄渾なる新時代の暁鐘を思う存分に乱打していただきたいのだ。

第三に申し上げたいことは「わが不二の愛弟子よ、正義の凱歌を轟かせよ!」ということである。
大聖人は『必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』(P1091、「兵衛志殿御返事」)と仰せになられた。
法華経の行者は、最も正しいがゆえに、三障四魔が紛然と競い起こり、襲いかかってくる。
私も、戸田城聖先生の直弟子として、ありとあらゆる魔軍と戦い抜いてきた。その私と不二の心で、喜び勇んで、共戦譜を綴ってくれたのが、音楽隊である。
あの大阪事件の嵐の中にあっても、獄中の私に届けと、川を挟んだ対岸から勇壮な演奏を送ってくれた歴史を、どうして忘れることができようか。
さらにまた、常に民衆の中に入って、一番悩み苦しんでいる人に寄り添い、勇気の曲を友に送り続けてくれているのが、わが誇りの広布楽雄である。
君たちとの思い出は尽きることがない。私の心を誰よりも知る君たちの力奏に合わせて、学会歌の指揮を執ってきた一回一回が、忘れ得ぬ師弟のセッションなのだ。
私の心を体して、東北の被災地の「心の復興」へ、希望の絆を広げてくれていることも、いつも胸を熱くしながら伺っている。
君たちには、まぎれもなく創価の師子王の心が流れ通っている。
誉れの君たちよ、人生のいかなる怒濤にも、勇敢に立ち向かい、断じて負けるな! 心に栄光の曲を響かせ、毅然とわが弟子らしく勝ち越えよ!
若き日より、人の何倍も忙しく苦労の多い青春を生き抜く君たちの生命には、三世永遠に晴れ晴れと天のオーケストラも大編成を組んで、正義と勝利の凱旋曲を上演していくに違いない。
ともあれ、君たちの尊い献身と努力を、私は全部、見守っている。たとえ、会わなくとも、君たちが贈ってくれた決意と真心の演奏を聴かない日は、一日としてない。
私は祈り抜く。私は信じ待っている。一人も残らず、そして一家眷属までも、健康で福徳に満ち溢れた大勝利の一生を、不減の名演の如く飾りゆかれんことを! 我らは、民衆のために、民衆と共に、地平の果てまで、妙音を轟かせながら、戦い進むのだ。
誓いの青年よ! 最も信頼する創価の楽雄たちよ! 今日もまた、虚栄や安逸を超越し、透徹した信心と広布への大情熱で、世界をリードし、世紀をリードし続ける、平和と文化の大英雄であれ!

音楽隊
 師弟の凱歌を
  永遠に

二〇一五年五月六日
音楽隊結成記念の日に

2015年5月16日土曜日

2015.05.16 わが友に贈る

「わざはひも転じて
幸となるべし」
妙法の功力は絶対だ。
一切を変革しゆく
大確信で祈り 進め!

三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり』

◇人生の座標
子育ては、長い目で見なければわからない。「子どもの今」を満足させるだけでなく、「子どもの未来」をしっかりと見すえていくのです。
そうすれば、「叱るべきとき」も、おのずと分かるのではないか。

☆100文字の幸福抄
長い間、
苦楽の道程を共にしてきた夫婦の間には、
何ものも断ち切ることのできない、
強い絆がつちかわれているものだ。
それは、愛情という言葉でも
覆いつくすことのできない、
深い広い運命共有の力である。

☆御書とともに� 第58回 心一つに広布へ!
『修利槃特と申すは兄弟二人なり、一人もありしかば・すりはんどくと申すなり、各各三人は又かくのごとし一人も来らせ給へば三人と存じ候なり』(転重軽受法門、P1000)

◇通解
(釈尊の弟子の)修利槃特というのは、兄弟二人の名前である。(兄弟のうち)一人だけいても、 『すりはんどく』 と呼ばれたのである。あなた方三人(大田左衛門尉、曾谷入道、金原法橋)もまた、これと同じである。一人でも来られたならば、三人(一緒に)来られたと思うのである。

◇同志への指針
日蓮大聖人は、3人の門下が心一つに進む姿を、こよなく称賛された。兄弟姉妹の如く、皆で支え合い、励まし合う。これが、我ら創価家族の和楽の世界である。仲良く、どこまでも仲良く! ここに無量無辺の功徳は輝き渡る。
広宣流布の前進は、異体を同心とする「団結」から生まれるのだ。共々に力を合わせ、新たな凱歌の歴史を綴りゆこうではないか!

2015.05.15 わが友に贈る

人生勝利の直道は
「行学の二道」にあり。
一行でも一節でもいい。
日々の学会活動の中で
真剣に御書を拝そう!

開目抄上 P200
『今度強盛の菩提心ををこして退転せじと願しぬ』

◇人生の座標
子どもを取り巻く環境は、決してよくない。物質的には恵まれている反面、精神面では、荒波のごとくすさんだ社会です。
だからこそ家庭は、子どもを守り、正しく育んでいく「安心の港」とならなければならない。

☆100文字の幸福抄
私は「生涯青春」という言葉が好きである。
いわゆる若さとは、
年齢によって機械的に
決まるものではない。
むしろ、自らの目標に向かって、
たくましく行き抜く情熱の炎によって
決定されていくと、私は確信している。

2015.05.14 わが友に贈る

中継行事を支える
役員の皆様に感謝!
無事故の運営ありて
広布の勢いは加速する。
尊き労苦に功徳は燦然!

盂蘭盆御書 P1430
『我が身は藤のごとくなれども法華経の松にかかりて妙覚の山にものぼりなん』

◇人生の座標
親が子を理想的に育てようというのは、「主観」です。そのとおりにいかないのが「客観」です。
「主観」だけで、自分の子どもを見るのは、よくない。子育ては、「客観」からも見ないといけない。

☆100文字の幸福抄
人生には、「自分がやりたいこと」がある。
又、「自分がやらねばならないこと」も
「自分でなければできないこと」もある。
この「夢」と「責任」と「使命」を見つめ、
「今、自分ができること」を
誠実にやり抜いた時に、
才能や可能性は必ず開花する。

2015年5月13日水曜日

2015.05.13 わが友に贈る

「信心即生活」だ。
わが使命の職場で
断じて勝利の実証を!
その土台を築くのは
誠実であり努力だ。

辧殿尼御前御書 P1224
『第六天の魔王十軍のいくさををこして法華経の行者と生死海の海中にして同居穢土をとられじうばはんとあらそう、日蓮其の身にあひあたりて大兵ををこして二十余年なり、日蓮一度もしりぞく心なし』

◇人生の座標
子どもとのかかわりで大事なのは、「子どもを、子どもと思わない」ことです。子どもの中には、立派な一個の人格がある。「大人」がいるんです。

☆100文字の幸福抄
大事なことは、毎日を、
どう「張り」を持って生きるかである。
心豊かな人は、体が衰えても、
その分、心が澄み、色々なことが見えてくる。
日々、「喜び」と「希望」を見出し、
前進していく。
人生は、最後の総仕上げが大切である。

☆世界広布新時代第11回本部幹部会へのメッセージ
今年の5月3日は、55年前と同じように、晴天のもと、すべてに大勝利して、皆さん方と迎えることができました。
昭和35年5月3日の前夜は、夕刻からの雨が降り続き、同志たちは翌日の第三代会長就任式の天気を案じてくれていました。
私は、いかなる天候であれ、一層の決意で指揮を執ろうと、心を定めておりました。しかし、願わくは、わが同志に淋しい思いをさせたくなかった。
準備を終えて、夜、帰宅した私は、恩師・戸田城聖先生から「学会厳護」の意義を留めて賜った宝剣を持って、雨の中、小さな家の小さな庭に出ました。
広宣流布は、永遠に仏と魔との戦いです。
ゆえに、これからの前途に立ちはだかる一切の障魔を、矢面に立って打ち破っていくのだ。嵐に揺るがぬ屋根となって、愛する同志を守り抜いていくのだ。そして先駆を切って、「世界広宣流布」という未曾有の平和の大道を創り開いていくのだ。この誓願の一念を込めて、32歳の私は、師弟不二の宝剣を振るったのです。
初代と二代から受け継いだ「不惜身命」「死身弘法」の覚悟の出陣でした。
そして、日が変わる頃、雨は上がりました。翌朝には虹がかかり、同志の祝賀の真心を映すように、五月晴れの大晴天となった歴史は、皆さん、ご存じの通りです。
それから55年——。
我ら正義の創価家族は、ありとあらゆる三障四魔、三類の強敵との大闘争を晴ればれと勝ち切ってきました。日本全国、そして、全世界の偉大なる共戦の同志に、私は満腔の感謝を申し上げます。

日蓮大聖人は、けなげな女性門下へのお手紙に、『百千万年くらき所にも燈を入れぬればあかくなる』(P1403、「妙法尼御前御返事」)と仰せられました。
百千万年もの間、暗闇に閉ざされていた洞窟のように、無明の闇に覆われ、不幸の流転をさすらってきた人類を、妙法という太陽で、照らし晴らしてくださったのが、大聖人であられます。
第2次世界大戦下、最も深い時代の闇の中、戸田先生は、弾圧で投獄された独房で、この生命尊厳の平和の太陽を昇らせました。
ここ戸田講堂のすぐ近くにあった東京拘置所で、先生は法華経の真髄を身読され、出獄後、人類の宿命を転換するために、「人間革命」の民衆運動を起こしていかれたのです。
今や、その平和・文化・教育の人間主義の光は、世界192力国・地域に広がり、地球を包んでいます。
どんな不安や混迷の闇にあっても、創価の哲理がある限り、価値創造の希望は輝きます。
どんな対立や不信の闇にあっても、創価の対話がある限り、立正安国の連帯は光ります。
どんな災難や試練の闇にあっても、創価の挑戦がある限り、変毒為薬の勇気は燃えます。
大震災にあったネパールでも、今、尊き同志が救援と復興の先頭に立って奮闘してくれています。ネパール、頑張れ! ネパール、負けるな! とエールの大拍手を送りましょう!

先行きの見えない現代社会のカオスにあって、ますます妙法の太陽が渇仰されております。地域も世界も、我らの確信の声を待っています。我らの友情と信頼のスクラムを待っています。
55年前、私は、会長就任の折、「楽しく、そして仲良く、たくましく」大折伏を遂行しようと、呼びかけました。
今再び、皆で、元初の誓いに立ち返って、祈り、戦い、体験を勝ち開き、体験を語り広げよう!
そして、あの友にも、この友にも、励ましの光を贈り、新たな地涌の菩薩を大地から呼び出しながら、いよいよ晴れやかに、人類と地球の明日を照らしていこうではありませんか!

終わりに、大切な大切な異体同心の全同志の健康と長寿、ご多幸を祈りつつ、

黄金の
 創価の太陽
  明々(あかあか)と
 楽しき体験
  共に創れや

と贈り、私のメッセージといたします。

2015年5月12日火曜日

2015.05.12 わが友に贈る

未来のリーダーたる
創価班・牙城会の
大学校生、頑張れ!
苦闘こそ生涯の財産だ。
先輩も最大の応援を!

御講聞書 P813
『父母の成仏即ち子の成仏なり、子の成仏即ち父母の成仏なり』

◇人生の座標
子育ては、ある意味で"山登り"のようなものです。項上までには何度も苦しいことがある。しかし、それを一つひとつ乗り越えていけば、やがて視野が開け、美しい光景が見えてくるようになる。そして山項にたどりつけば、つらかったこともすべて楽しい足跡だったと、思い返すことができるものです。

☆100文字の幸福抄
どんな時代を生きようとも、
その人には、その人にしか歩めない
人生の道がある。
ありのままの心の発露でいい。
ささやかに見える目標でも、
そこに近づこうと努力することが、
自分にしか歩めない充実の道となる。

☆韓国で青年平和フェスティバル SGI会長がメッセージ
韓国SGIの「青年平和フェスティバル」が3日、首都ソウルのオリンピック公園体操競技場で盛大に開催された。
池田SGI会長の第3代会長就任55周年(5月3日)、韓国初訪問25周年(9月21日)など幾重にも意義深き本年を寿ぐもの。
これには2万人が参加。新入会の青年部員や未来部員らが広布後継の誓い漲る演技を繰り広げた。
SGI会長はメッセージを贈り、「若くして妙法を持った皆さんは、『世界広布』即『世界平和』という究極の理想に生き、それぞれの誓願の天地で、『人間革命』と『社会貢献』の行動をさらに拡大していってください」と念願。「日々、わが胸中に元初の太陽を赫々と昇らせ、勇気の対話で地域へ、社会へ、そして未来へ、希望の大光を届け、広げていこう」と万感を込めて呼び掛けた。
祭典には、李寿成(イ・スソン)元首相、権哲賢(クォン・チョルヒョン)元駐日大使、慶熙(キョンヒ)大学の孔英一(コン・ヨンイル)前総長、ハンギョレ新聞社の鄭泳武(チョン・ヨンム)代表ら各界の来賓や、池田博正SGI副会長ら韓国派遣団が、青年たちの熱演に喝采を送った。
この日の模様は同日、韓国の国内227会場に中継された。

2015年5月11日月曜日

2015.05.11 わが友に贈る

◇今週のことば
広宣流布とは
人材の拡大なり。
目標は明確に。
祈りは具体的に。
体験談を生き生きと!
2015年05月11日

唱法華題目抄 P1
『かりそめにも法華経を信じて聊も謗を生ぜざらん人は余の悪にひかれて悪道に堕つべしとはおぼえず』

◇人生の座標
大人からすれば、子どもは「鏡」です。接する人の心を、明らかに映し出す「鏡」です。
こちらが真剣に、真心でかかわっていけば、必ず応えてくれるものです。

☆100文字の幸福抄
女性の一生という、
広い視野に立ってみれば、
美しさというものも、
決して短距離競走ではない。
最期の一瞬まで続くマラソンなのである。
そのために生涯、燃え続けてゆく
美しさの基盤が、大切となろう。

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第14回 イタリアの「花の都(フィレンツェ)」�
人類の新たなルネサンスを託すのは青年しかいない——私はこの思いで、イタリアの若き友とも出会いを重ね、語り合ってきました。
92年にフィレンツェのイタリア文化会館で開かれた芸術音楽祭の時、本館前で未来部のメンバーと記念撮影会を行いました。
94年の訪問でも芸術フェスティバルが開催され、演目の合間に未来部の友と交流のひとときを持ちました。お菓子をプレゼントし、帽子をかぶせて差し上げた時の、光の王子、王女たちの笑顔は忘れられません。
うれしいことに、こうした出会いを結んだ友が今、広布のリーダーとして立ち上がっています。
ある時、日差しの強いミケランジェロ広場で、私が麦わら帽子を贈って励ました青年は、その後、アメリカの名門大学での研究職を勝ち取ったと伺っています。
もともと勉強が苦手で、5年制の高校を7年がかりで卒業した彼でしたが、執念の祈りと努力で、見事、夢を叶えたのです。
イタリアの友に贈った長編詩に、私は万感を込めて綴りました。

「ああ 若き 若き翼よ
君たちの
その双肩に
不滅の未来が実在する
故に その胸中に使命がある
尊き地湧の君たちこそ
翔べよ また翔びゆけよ
栄光燦たる
無窮の天座の彼方へ」
(「新たなるルネサンスの鐘」)

私のフィレンツェ初訪問から現在まで、イタリアSGIは、若き友が躍進の中心となり、平和の連帯を大きく広げてきました。
創価の師弟に生きる青年には、自身の無限の可能性を開き、無窮の大空へと飛翔する「未来の翼」があります。一人の青年が立ち上がれば、世界は変わるのです。

日蓮大聖人は、『天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか』(P254、「観心本尊抄」)と仰せになられました。
天空に太陽がひとたび昇れば、大地も明るく照らされます。
若くして太陽の仏法を持った皆さんは、勉学であれ、生活であれ、友情であれ、すべてにおいて、希望の光、勇気の光、勝利の光を放っていくことができます。
さあ、さわかやに晴れわたる、5月が到来しました。
5月3日は、恩師・戸田城聖先生が第2代会長に、そして不二の弟子である32歳の青年の私が一人立ち上がり、第3代の会長に就任した「創価学会の日」です。
そして、学会にとって最も大事なこの日を、後年、私は、「創価学会母の日」にと提案しました。
さらに、5月5日の「創価学会後継者の日」は、私の直弟子である未来部に一切を託す日です。
私にとって5月は、戸田先生への報恩の誓いを新たにする時であり、未来に続く君たちの未知を開くために、「やらんかな!」と再び立ち上がる月です。
どこまでも私と一緒に、清新な決意で進もう!
五月晴れの青空のように!
無限大の可能性を秘めた君たち、貴女たちの躍動を、全世界が待っているのだから。

2015年5月10日日曜日

2015.05.10 わが友に贈る

次代を担う人材は
実践の中で育つ。
共に祈り、共に動き
わが地域から
未来に輝く連帯を!

撰時抄 P292
『正法の強敵と申すは悪王悪臣よりも外道魔王よりも破戒の僧侶よりも、持戒有智の大僧の中に大謗法の人あるべし』

◇人生の座標
子どもが転んだり、つまずきそうになったとき、手を差し伸べたいのが親心かもしれませんが、それは「小善」の子育てです。「大善」の子育てというのは、自分で生き抜く力をつけてあげることなのです。

☆100文字の幸福抄
たとえ今は苦しくとも、「希望」を見つめ、
苦労の坂を一歩一歩のぼり、
少しずつ、自分の力で
自分の夢を実現していく。
その人こそ、本当の
「深い喜び」を知る人である。
ここに、人間としての「美しい人生」がある。

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第14回 イタリアの「花の都(フィレンツェ)」�
「人類の宝」と光る皆さんと、今回は、地球に輝く文化の「花の都」へ、心の旅に出掛けよう!
その街は、時の流れに色あせることがありません。いな、時とともに、いよいよ光彩を増していくように思えます。
それは、イタリアのフィレンツェです。アルノ川のほとり、小高い丘にあるミケランジェロ広場に立つと、「屋根のない博物館」と呼ばれる世界遺産の街並みが一望できます。
私は、ここからの眺めが大好きです。3回(1981年、92年、94年)のフィレンツェ訪問の折、行事の合間を縫って、青年たちと幾度となく立ち寄りました。この地で活躍した、きら星の如きルネサンス人と対話する思いで、カメラにも収めてきました。
フィレンツェは、14世紀から16世紀にかけて、イタリアに始まり、ヨーロッパに広まった文化運動「ルネサンス」の電源地です。「ルネサンス」とは、フランス語の「再生」「復興」という意味で、文芸の復興、人間の復興が叫ばれました。
ルネサンスでは、中世までの「教会中心」の社会、「聖職者中心」の身分制度が、経済力をつけて自立した市民たちによって、変革されていきます。
市民が模範としたのが、古代ギリシャ・ローマの「人間性の春」でした。人々は呼び掛けました。「古代へ帰れ! 人間に帰れ!」——と。
そうした人々を象徴する姿が、ルネサンス美術の巨匠ミケランジェロによって作られた、堂々たる「ダビデ像」です。ミケランジェロ広場には、そのレプリカ(複製)が立っています。
ダビデは、古代イスラエルで宿敵の巨人を倒し、祖国を救った「無名の青年」です。それまでの美術作品では、もっぱら"勝利したダビデの姿"が描かれてきましたが、ミケランジェロは"これから戦いに挑む姿"として表現しました。ダビデ像には「よし、戦おう!」「断じて負けない!」という気迫と活力がみなぎっています。
ルネサンスとは、人間性を抑圧する邪悪な力に対する「精神の戦い」です。その生き生きとした戦いの中で、人々は自分たちの生命の尊さに目覚めていったといってもよいでしょう。
「我に無限の可能性あり!」
「人間はかくも偉大なり!」と。
この5月末に、イタリア共和国と文化交流協定を結ぶ東京富士美術館(八王子市)では、ルネサンスの偉大な魂を学ぶ「レオナルド・ダ・ヴィンチと『アンギアーリの戦い』展」が始まります。そこでは、二人の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチと、ミケランジェロに光が当てられます。
実は、私もお招きをいただいたフィレンツェ市庁舎・ヴェッキオ宮殿には、かつて、この二人がそれぞれにフィレンツェの戦いの歴史を描いた壁画で、大広間を飾るという構想がありました。当時は完結しなかった"夢の競演"が、今回、500年の歳月を超えて、美術展として結実するのです。
ダ・ヴィンチは、生涯で1万ページともいわれるノートを書き残し、「モナ・リザ」で知られる絵画や彫刻、さらに建築、数学、生物学、物理学など、万般にわたって貢献しました。
わが創価大学の本部棟には、この"創造的人間"のブロンズ像が、厳然とそびえ立っています。
ダ・ヴィンチは言います。
「障害が私を屈服させることはない。あらゆる障害も奮励努力によって打破される」
万能の天才も、"負けじ魂"で必死に努力を貫いていたのです。
"負けじ魂"光る、真のルネサンス人たる未来部の皆さんから、「21世紀のレオナルド・ダ・ヴィンチ」「21世紀のミケランジェロ」が陸続と登場することを、私は楽しみにしています。
81年に「花の都」を訪れた時、私は尊敬する友人との再会を果たしました。イタリア出身のアウレリオ・ペッチェイ博士です。
博士は、地球環境の汚染に、いち早く警鐘を鳴らした「ローマクラブ」の創設者です。
20世紀最大の歴史家であるトインビー博士が、「ぜひともお会いするように」と、私に推薦してくださったお一人でした。
初めての出会いは、75年のフランス・パリ。人類の未来をめぐって、真剣に語り合いました。
81年は3度目の語らいでした。72歳のご高齢にもかかわらず、博士は自ら車を運転し、ローマから4時間もかけて来てくださったのです。しかも博士は前日、ロンドンからローマの自宅に戻られたばかりでした。
人類のために東奔西走される"戦う知性"を、私は仰ぎ見る思いで迎えました。
会談は2時間余に及びました。
博士は、私との対談集『21世紀への警鐘』の中で、人間に内在する「未開発で未使用の能力という、莫大な富」に注目され、それを開発する「人間革命」の重要性について語られました。
「現代という苦難の時代におけるこの人間精神のルネサンスこそ、私が『人間革命』と呼んでいるものなのです」
「われわれは人間革命を推進すべく、力の及ぶ限りあらゆる手を尽くさなければなりません——手遅れにならないうちに」
博士の不屈の人生を貫くもの。それは「人間の内なる無限の力」への信頼でした。
「人間革命」とは、わが生命の力を信じ抜く勇気なのです。
君の胸中には、広大なる天空の如き、未知の可能性がある。
貴女の胸中には、美しい花の都の如き、清らかな生命がある。
目には見えないかもしれない。それでも君の可能性を信じ抜くことだ。貴女自身を信じ切ることだ。自分の努力を疑わないことだ。
その「信じる」行為の究極が、信仰です。祈りです。
博士は、私との対談集が発刊された84年に逝去されました。亡くなる12時間前まで、病床で口述され、貴重な未来への警句を残し続けておられたのです。
私は、博士のご子息とも友誼の交流を続けました。ご子息が教えてくださった博士の晩年の魂の叫びが、私の胸から離れません。
「世界を変革できるのは、青年だよ。青年の人間革命によって、世界が変わるんだよ」
この人間革命の大道を、世界に広め、継承していく正統の中の正統の後継者は、まちがいなく、未来部の皆さんです。

2015年5月9日土曜日

2015.05.09 わが友に贈る

希望と情熱こそ
新時代を開く力なり。
自身の課題に向かって
はつらつと挑戦を!
生涯青春の人生たれ!

松野殿御返事 P1386
『退転なく修行して最後臨終の時を待って御覧ぜよ、妙覚の山に走り登つて四方をきつと見るならばあら面白や法界寂光土にして瑠璃を以つて地とし金の繩を以つて八の道を界へり、天より四種の花ふり虚空に音楽聞えて、諸仏菩薩は常楽我浄の風にそよめき娯楽快楽し給うぞや、我れ等も其の数に列なりて遊戯し楽むべき事はや近づけり』

◇人生の座標
教育の「育」とは、育むことです。親が庇護して、ただ守るだけではない。子どもに自分で人生を開く力、生き抜くカ−−つまり、「自立した心」をいかに養わせるかが、家庭教育の一つの眼目と言ってよい。

☆100文字の幸福抄
どの子も、幸福になるために
生まれてきた。
どの子も、人生に勝利するために
生まれてきた。
子どもたちに、どんな試練も勝ち越えて
幸せになる力を贈ってくれるのが、
母の真剣な心であり、深き愛情である。

☆勝利の人間学 第73回 青年の可能性は無限大
◇若さ自体が「財宝」
若さは、それ自体が、無上の「財宝」だ。
どんな富豪よりも、どんな帝王よりも、伸びゆく若人の生命が美しく、豊かなのである。
その青春の生命を最大に光輝あらしめていくのが、正しき信仰の実践だ。
『深く信心を発して日夜朝暮に又懈らず磨くべし』(P384)と仰せの通りである。
自行化他の題目で生命を磨こう!
対話に打って出て人格を磨こう!

仏法は「現当二世」だ。後ろを振り向く必要はない。前へ前へと進んでいけばよいのだ。
君たちは、「無限の可能性の宝」なのだから。

◇新しい力を引き出せ
わが青年部の大奮闘によって、学会は、「5・3」を大勝利で飾ることができた。
さらなる躍進のために、新しいりリーダーを抜擢し、大切に励まし、伸ばしていこう。
新しい息吹と力、新しい考え方と智慧を、どんどん引き出して、生かしてもらいたい。
先輩は、後輩を下に見るのではなく、自分以上に使命深き地涌の菩薩として、尊重する。
賢く大きな心で、桜梅桃李の人材が伸び伸びと長所を開花できる希望の園をつくるのだ。
自分の時代に、共に広布へ走る中で、どれだけの人材を糾合し、育てることができるか。
その明確な祈りと挑戦を忘れまい。

◇歓喜の一波を万波ヘ
御言には、『とてもかくても法華経を強いて説き聞かすべし』『何にとしても仏の種は法華経より外になきなり』(P552)とある。
相手が聞いても聞かなくても、仏法の対話は、心の大地に「仏の種」を蒔くことだ。
ゆえに、勇気を出して語り切っていけばいい。

真剣な唱題と激励を積み重ね、妙法を持つ新たな同志が誕生する瞬間ほど、歓喜踊躍する時はない。まさしく『今生人界の思出』(P467)となるのだ。
信心の歓喜を、自分から周囲へ、一波から万波へ起こしゆくことが、広宣流布の実像だ。
さあ、5月の薫風が吹き渡るように、喜び勇んで、若き地涌の連帯を広げゆけ!

2015年5月8日金曜日

2015.05.08 わが友に贈る

「いかなる病
さはりをなすべきや」
題目の師子吼は無敵だ。
広布に戦う一念燃やし
断じて病魔に打ち勝て!

一生成仏抄 P384
『此の旨を深く信じて妙法蓮華経と唱へば一生成仏更に疑あるべからず、故に経文には「我が滅度の後に於て応に斯の経を受持すべし是の人仏道に於て決定して疑有る事無けん」とのべたり、努努不審をなすべからず』

◇人生の座標
「子育て」といい「教育」といい、"未来からの使者"である子どもとかかわっていくことは、何と壮大なロマンでありましょうか。
地味なようであって、これほど創造性に満ち、永遠性へと連なりゆく、尊い聖業はありません。

☆100文字の幸福抄
友の悲嘆に自分も泣き、
友の喜びに自分も心を躍らせる——。
わが子の教育を真剣に考えるならば、
友人をつくり、大事にすることを示していきたい。
この家庭での教育こそが、
社会に開かれた
本物の人格を形成していく起点となる。

☆5・5「創価学会後継者の日」記念大会へのメッセージ
全世界の未来部の友を代表し、きょう、この時に総本部へ勇み集った、誇り高き皆さん! 希望いっぱいの記念大会、本当におめでとう!
尊き担当者の皆さん方、いつもいつも、ありがとうございます。
私の心には、常に未来部の皆さんが光っています。
この5月3日に、私と妻は広宣流布大誓堂で勤行・唱題を行いました。世界192カ国・地域の創価家族の健康と安穏と福徳、さらに、わが宝の未来部の皆さんの成長と勝利と栄光を、真剣にご祈念しました。
そして、後継の愛弟子たちよ、たくましく生い立て! との祈りを込めて、ピアノで"大楠公"などの曲を奏でました。
きょうも、皆さん一人ひとりに届けと、題目を送っています。
日蓮大聖人は、仰せになられました。
『物の種は、たとえ一つであっても、植えれば多数となる』(P971、通解、「御衣並単衣御書」)と。
これは生命の大法則です。人間も、若き生命に良き種を植えた人は、幸せです。
正しき信心とは、究極の「幸福の種」「平和の種」を、自分の心にも、友の心にも、地域・社会にも、植えていくことです。
どんな種も、芽を出し、育つまでには時間がかかります。ですから、決して焦ることはない。人と比べて、うらやましがる必要もありません。
目立たなくてもいい。地味でもいい。自分は自分らしく、題目を唱え、一つ、また一つ、勉学の種、努力の種、友情の種、親孝行の種を、辛抱強く植え続けていってください。その人が、最後は必ず勝つからです。
きょう5月5日は、お隣の韓国も「こどもの日」です。今回の韓国での青年平和フェスティバルでも、未来部の皆さんが大活躍してくれました。
韓国の児童文学の先駆者・方定煥(パン・ジョンファン)先生は、呼びかけました。
「朝日よりも、さらに凛々しい勇気を出そう! 暗雲を吹き飛ばす勇気を持とう」と。
「創価の心」は、この世で最も強い勇気です。さあ、世界の仲間と共に、勇気凛々と、祈り、学び、挑み、走り、鍛え、断固と勝ちまくろう!
終わりに、わが愛する未来部に、「青春の 不屈の種を この胸に 後継(きみ)の未来は 勝利の大樹と」と贈り、私のメッセージといたします。
どうか、ご家族にも、くれぐれもよろしくお伝えください。
君たちと一緒に「正義の走者」を高らかに歌いながら。

2015年5月7日木曜日

2015.05.07 わが友に贈る

新聞休刊日

佐渡御書 P956
『身命に過たる惜き者のなければ是を布施として仏法を習へば必仏となる』

◇人生の座標
子どもを育てながら、我々は「未来」を育てているのである。「育てる」という言葉は、何と深い意味をもっていることだろうか。
我々の目の前にいる子どもたちを、教育していこう。そうすれば、新しい世紀は赫々と光り輝くであろう。

☆100文字の幸福抄
子どもにとって、
家庭は「最初の学校」であり、
母は「最初の教師」であろう。
人間としての基本を身につけさせる。
そこに大きな使命がある。
当たり前の、平凡な約束事を
自然にできるようにすることといってよい。

☆名誉会長と共に新時代を駆ける 第16回 大勝利の5月3日、万歳!
我らの5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を祝い、日本中、世界中の同志から喜びと決意の声が届いている。
今や、仏法の人間主義の慈光は五大州を照らす。戦争から平和へ、あらゆる苦難を越え、人類の心を結んでいる。仏法史上、これはどの壮挙があろうか。
異体を同心とする前進のリズムのなか、師弟不二で築いた栄光と勝利だ。
本当にありがとう!
恩師・戸田先生は、よく言われていた。「私は何がうれしいか。それは、学会員から『こんなに幸せになりました。健康になりました』と報告を受けることが一番うれしい」と。
恩師は「自分が幸福になるぐらいは、何でもない。簡単なことです。他人まで幸福にしていこうというのが信心の根底です」とも言われていた。その通り、わが友が社会に広げた笑顔と和楽の花は、世界192力国・地域に咲き薫る。
創価家族の勇気と誠実と団結の金字塔である。世界広布新時代の躍進の大道が開かれた。
御本仏・日蓮大聖人が、どれほど、お喜びくださっていることか。人知れぬ苦労も、全て『我が一念に納めたる功徳善根なり』(P383、「一生成仏抄」)と大確信していただきたい。

広布へ戦う皆さん方こそ「一切衆生の中の第一の人」です。諸仏が讃える誉れ高き生命の大勲章を胸に、いやまして勝利の人生を、ともどもに邁進していきましょう!
未来永遠に栄えゆく、広布と人生の「難攻不落の大城」「常勝不敗の大城」を築くために、『いまだこりず候』(P1056、「曾谷殿御返事」)の負けじ魂で進みたい。
全同志が健康長寿で、無量無辺の大福運に包まれゆくことを祈りに祈っています。
晴れわたる5月3日の師弟の勝利、万歳!

2015年5月6日水曜日

2015.05.04 わが友に贈る

◇今週のことば
創価後継の友よ!
世界が君を待っている。
「未来の果」は
「現在の因」にあり。
皆で未来部に光を!
2015年05月04日

十法界明因果抄 P435
『二乗は此等の報恩皆欠けたり故に一念も二乗の心を起すは十悪五逆に過ぎたり』

◇人生の座標
二十一世紀の「教育のための社会」にあっては、人間が孤立と分断の力に翻弄さ
れることなく、人種や国境を超えて結びつきの絆を深め、大自然とも縦横にコミ
ュニケートしながら、共生のハーモニーを奏でゆく−−そうした人格を形成して
いくことこそ目的であり、第一位の優先順位を与えられるべきではないでしょう
か。

☆100文字の幸福抄
子どもはいつも親を見ている。
たとえテレビに熱中しながらも、じっと見ている。
その鋭い子どもの目に対して、
親が自らの生き方を、
自信をもって示していけるかどうか。
そこに、家庭における
教育の根本のカギがある。

☆大白蓮華巻頭言2015年5月 後継の光の君よ、学び勝て!
「人」を育て、未来へ伸ばそう!
「人材」をつくり、社会へ送り出そう!
無窮の光は、「人づくり」から生まれる。
「若き心は豊かな大地である。時に適っていれば、一言の種であっても、わずかのうちに、永遠なる果実を育む」。これは、ウルグアイの文豪ホセ・エンリケ・ロドの言葉である。
青春の心の大地に、時に適った真心の励ましを送り、希望の種、向学の種、勇気の種を蒔いて、幸福勝利の果実を育むのが、我ら創価の未来部育成だ。
『声仏事を為す』(P708、「御義口伝」)である。令法久住の伝持の人にかけゆく激励の一声また一声は、まさしく「仏の仕事」を為す最極の力といってよい。
日蓮大聖人は、門下の家庭に新しい命が誕生したことを聞かれると、法難の佐渡より、『現世には跡をつぐべき孝子なり後生には又導かれて仏にならせ給うべし』(P1123、「経王御前御書」)と寿がれた。
わが未来部は、世界広宣流布の誓願を果たすため、今この時に躍り出てくれた、かけがえのない御本仏の仏子である。どれほど宿福深厚の一人一人か。
濁世なるがゆえに思わぬ試練もあろう。しかし、大聖人は幼子の病の報告に仰せになられている。
『わざはひも転じて幸となるべし、あひかまへて御信心を出し此の御本尊に祈念せしめ給へ、何事か成就せざるべき』(P1124、「経王殿御返事」)と。いざという時の勇気ある信心が、一家の永遠の大福運を勝ち開くのだ。
第三代会長に就任して、私が最初に結成したのも未来部である。手作りで薫陶を開始した鳳雛たちと、私は「佐渡御書」の一節を深く強く拝した。
それは、『師子王の如くなる心をもてる者必ず仏になるべし』(P957)との仰せである。
無名無冠の父母たちが、私と共に「師子王の心」を取り出して、いかなる苦難も恐れず、築き上げてきた異体同心の大城こそ、正義の創価学会だ。
ゆえに、わが後継の未来部に託すべき学会精神の第一は、「師子王の心」である。
未来本部、教育本部をはじめ、人材を育てる真の人材の力をいよいよ結集して、高等部・中等部・少年少女部の友を激励していきたい。
私が見守ってきた大阪のドクター部のリーダーは、小学生の時に母を病で亡くした。祖母から信心を教わり、未来部の会合で、自分に自信を持ち、人に尽くす「生命尊厳」の仏法の生き方を学び、胸を弾ませた。
「学び抜いて勝つ」と努力を貫き医学者となった彼は、感謝と報恩の心に燃えて、渾身の力で活躍する。
無量の光明を放って涌出する地涌の菩薩さながらに、「従藍而青」の若人が喜び舞いながら登場する「世界広布新時代」は、今まさに到来した。
愛する後継の光の君よ、君たちよ! 世界第一の創価の人材のスクラムで、伸び伸びと学び、鍛えてくれ給え! そして、世界の友と手を携え、新たな地球社会の希望の暁鐘を打ち鳴らしてくれ給え!

健やかに
 創価の後継
  天高く
 学び光れや
  勝利の王者と

2015.05.06 わが友に贈る

身近な家族への
感謝の言葉を大切に!
一家和楽こそ
幸福の土台であり
地域の繁栄の原点だ。

弥源太殿御返事 P1226
『日蓮は法華経の行者なる故に三種の強敵あつて種種の大難にあへり然るにかかる者の弟子檀那とならせ給う事不思議なり定めて子細候らん相構えて能能御信心候て霊山浄土へまいり給へ。』

◇人生の座標
「子どもを育てること」は、人類始まって以来、連綿と続いてきた"最も古い"営みであり、同時に、一人一人にとっては、一切が初めて経験する"常に新しい"体験であります。

☆100文字の幸福抄
母の、そして父の、
よき思い出を持つ人は幸福である。
心に刻んだ幸せな思い出は、生涯の宝である。
人生のさまざまな場面で
どれほど励ましとなることか。
孤独の時には友となり
苦難のときには支える力となるだろう。

☆新たな勝利へ栄光の5月3日から出発! SGI会長が全同志に記念の和歌

師子王の
 心で勝ちたる
  我らかな
 仏の命脈(いのち)は
  創価の城に

太陽の
 母の対話に
  平和あり
 幸の花咲く
  仏縁 広げて

新舞台
 若き賢者は
  よろこびて
 不二の挑戦
  前へ前へと

2015.05.05 わが友に贈る

交通事故に注意!
運転中の脇見や
スピード超過は厳禁。
油断・過信を排し
有意義な連休を!

聖愚問答抄下 P500
『此の妙法蓮華経を信仰し奉る一行に功徳として来らざる事なく善根として動かざる事なし』

◇人生の座標
さまざまな問題で悩む子どもや親を"孤独"にしないためにも、学校や行政の相談窓口に加えて、気軽に、また安心して相談できる場を地域で数多く設け、ともに乗り越えていく体制づくりを社会で積極的に進めることが必要であると私は考えるものです。

☆100文字の幸福抄
裕福になってほしい。
偉くもなってほしい。
そう思うのは、当然の親心であろう。
しかし、いくら財産を手に入れ、
高い地位についても、
「人のために役立とう」という心の光がなければ、
人間として真の輝きはない。

☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第14回 医学者野口英世
私は、5月が大好きです。
大空にも、大地にも、草木にも、そして少年少女のみなさんの心にも、生命のエネルギーがみなぎる季節だからです。
この希望あふれる5月には、大事な記念日があります。
一つは、創価学会の「お正月」というべき、5月3日の「創価学会の日」です。1951年のこの日、私の師匠・戸田城聖先生が、第2代の会長になられた日です。私も、1960年の同じ5月3日、戸田先生の後を継いで、第3代の会長になりました。
毎年、この日を原点とし、目標として、みなさんのお父さんやお母さんたちが、世界の平和と幸福のために前進してくれています。
なかでも、広布のため、また家族のために一番がんばってくれている、婦人部のみなさん方への感謝をこめて、5月3日は「創価学会母の日」にもなっています。
そうして、みんなで晴れ晴れと勝利して、希望をもってむかえるのが5月5日の「創価学会後継者の日」です。未来部のみなさん一人一人の健康と活躍を祈り、創価家族がいっしょに向上しようと決意するのです。
今年も、後を継ぐ少年少女部のみなさんといっしょに、この日をむかえることができて、これ以上うれしいことはありません。
新入生も、新しい学年になったみなさんも、元気かな? 思っていた学校生活と少しちがって、しょんぼりしている人はいませんか?
あせらなくて、いいんだよ!
朝起きたら、「おはよう!」と大きな声で言ってみよう。題目を三唱でもいいから、朗々と唱えてみよう!
そうやって出発すれば、元気がわいてくる。楽しくなってくる。
毎日毎日、ねばり強く挑戦を重ねて力をつけ、人々の役に立つ研究をして世界中から尊敬された人物がいます。それは、医学者の野口英世博士。東北の福島県が生んだ偉人です。
福島県をはじめ東北は、4年前、東日本大震災におそわれました。
はかり知れない苦難のなかで、わが少年少女部のみなさんは、負けじ魂を燃やして成長しています。
今回は、東北の友のことを思いうかべながら、負けじ魂の努力の偉人について学びましょう。

野口英世は、1876年11月9日、磐梯山のふもとの村に生まれました。
子どものころは「清作」という名前でした。家は貧しく、屋根はかたむき、かべはボロボロ。お母さんが農家で働いてお金をもらい、3人の子を育てました。
清作が1歳5カ月になった春のこと。お母さんが夕食の準備のために家の外に出た、わずかの間に、清作は、部屋の真ん中にある「いろり」(火を燃やすところ)に手をつっこんでしまいました。
激しい泣き声を聞いて、お母さんが家にかけもどると、清作は左手に、ひどいやけどをしています。しかし、医者にかかるお金はありません。近所の家からもらった薬をぬって、包帯代わりの布でくるみました。
やがて、やけどは治りましたが、左手は、指がすべてくっついて、げんこつのように固まってしまいました。
小学校に入ると、その手を友だちにからかわれました。清作は、いやになって、学校に行かなくなりました。
朝、家を出ると、山の方へ行って過ごし、下校時間に合わせて、もどってきました。
ところが、ある日、お母さんが気づき、涙を流して言いました。
「お前は学問をして偉くなるほかないんだよ。そのために、おっかあは、つらい仕事もしているんだ」
清作は反省し、その時から、学校を休まなくなりました。「よし、勉強しよう!」「やってみよう!」と、一つ一つ学び始めました。生まれ変わったように、がむしゃらに勉強しました。
そのうちに、成績は一番になりました。さらには、先生の代わりに下級生に勉強を教えるまでになったのです。
その姿を見ていた人が応援してくれて、当時は行ける人がとても少なかった、上の学校にも進学できました。往復12キロの道を、暑い日も雪の日も毎日、通いました。人の何倍も努力を続けました。
すると、今度は先生方とクラスの友達が応援してくれ、そのおかげで、有名なお医者さんに、手の手術を受けることができました。15歳の時のことです。
長い間、悩んできた左手が動くようになったのを見た時、政策は医学のすばらしさに感動しました。そして「自分も医者になって、苦しんでいる人を助けたい」と決意しました。
清作の「やってみよう!」と学ぶ心は、自分の行く先を照らし、周りの人を味方にしながら、人生の道を大きく開いたのです。
創価教育の父・牧口常三郎先生は「学は光」と教えられました。学ぶ努力に、むだはない。必ず希望の光に、勝利の光になります。

清作は、病院で働きながら医学を学びました。医者になるための試験勉強のほかにも、一生けんめい、がんばった勉強があります。
それは語学でした。英語に加え、辞書を片手にドイツ語の医学の本を読んだり、フランス人を見つけて会話をしたりして身につけました。後には、中国語もスペイン語もできるようになりました。
清作は、医者になる試験に合格した後、英世と名前を変えて、日本で最高の研究所で働き出しました。
ここで、勉強してきた語学が生きてきます。アメリカの有名な医学者・フレキスナー博士が日本を訪れた時、通訳をすることになったのです。この出会いによって、英世は、博士のいるアメリカへわたり、大学で働きながら勉強できるようになりました。そこでも、できることは何でもしようと、だれもやりたがらない研究にも取り組み、成果をおさめていきます。
フレキスナー博士は、英世がどこに行っても、はげまし続けてくれる生涯の師となりました。
英世の活躍の舞台は、世界に広がりました。中南米のエクアドル、メキシコ、ペルー、ブラジル、アフリカのガーナなどで、病気のもとになる「細菌」の研究に取り組みました。何度失敗を重ねてもあきらめず、治らないと言われていた病気の原因を、徹底的につきとめていきました。その研究がもととなり、多くの命が救われて、今も世界中の人々に感謝されています。

野口英世のモットーは「忍耐」であり「努力」です。「誠実」こそが勝利の"ひけつ"とも言っています。
人類の歴史に残る研究をした英世でしたが、自分には欠点がたくさんあることも知っていました。
たとえば、自分のことより仕事が大切で、熱中すると、まわりのことも目に入りませんでした。あまりに負けずぎらいだったため、将棋をやると勝つまでやめませんでした。
しかし、誠実をつらぬくなかで、短所も長所へと変わりました。お母さんや師匠の先生などお世話になった方々への感謝をずっと忘れず、お金のためより人のために働きました。一度始めたら、最後まで全力で仕事をやり抜きました。
みなさんも、何でも勉強してみよう。挑戦してみよう。まずは、やってみることだ。失敗したら、やり直せばいい。とちゅうから別のことに挑戦しても、かまわない。ともかく、エンジン全開、全力でぶつかることだ。
日蓮大聖人の御書には、『しし王は百獣をおそれない。ししの子も、また同じである』(P1190、意味、「聖人御難事」)とあります。
ししの子は、おそれなく学ぶ。
ししの子は、全力で挑戦する。
ししの子は、負けない。
ししの子は、最後に必ず勝つ!
さあ、この5月、勇気の心で、何かを始めよう!

2015年5月3日日曜日

2015.05.03 わが友に贈る

御聖訓「ちかいし願
やぶるべからず」。
青春の誓いに
断じて生き抜け!
その人が真の勝利者!

曾谷殿御返事 P1059
『命をば三千大千世界にても買はぬ物にて候』

◇人生の座標
"社会から切り離された教育"が生命をもたないように、"教育という使命を見失った社会"に未来はありません。教育は単なる「権利」や「義務」にとどまるものではなく、一人一人の「使命」にほかならない−−そう社会全体で意識変革していくことが、すべての根本であらねばならないのです。

☆100文字の幸福抄
子どもはいつも親を見ている。
たとえテレビに熱中しながらも、じっと見ている。
その鋭い子どもの目に対して、
親が自らの生き方を、
自信をもって示していけるかどうか。
そこに、家庭における
教育の根本のカギがある。

☆御書とともに� 第57回 広布の信心に偉大な功力が
『曼陀羅と云うは天竺の名なり此には輪円具足とも功徳聚とも名くるなり、此の御本尊も只信心の二字にをさまれり以信得入とは是なり』(日女御前御返事、P1244)

◇通解
曼陀羅というのはインドの言葉であり、訳すと輪円具足とも功徳聚ともいうのである。この御本尊も、ただ信心の二字に納まっている。「信によってこそ入ることができる(以信得入)」とはこのことである。

◇同志への指針
我らの御本尊には汲めども尽きぬ功徳が具わっている。「祈りとして叶わざるなし」の偉大な御本尊であられる。
大事なのは、私たちの「信心」である。「智慧第一の舎利弗も、ただ「信」によって初めて成仏の道に入ることができた。広宣流布を誓い、祈り、行動する——その自行化他の信力・行力によってこそ、無量の仏力・法力が自在に顕れ出るのである。

2015.05.02 わが友に贈る

気候の変化に要注意。
風邪などひかないよう
体調管理を万全に。
心身共にはつらつと
健康第一で進め!

生死一大事血脈抄 P1338
『過去の宿縁追い来つて今度日蓮が弟子と成り給うか釈迦多宝こそ御存知候らめ、「在在諸仏土常与師倶生」よも虚事候はじ』

◇人生の座標
人間生命の目的そのものであり、人格の完成、つまり人間が人間らしくあるための第一義的要因であるはずの教育が、常に何ものかに従属し、何ものかの手段に貶められてきたのが、日本に限らず、近代、特に二十世紀だったとはいえないでしょうか。

☆100文字の幸福抄
一つの言葉から、人生は大きく動き始める。
忙しい日々だからこそ、
家族に思いやりの心を響かせ、
よき言葉をかけていきたい。
「育児」は「育耳」と言われる。
子どもの耳に豊かな言葉を
聞かせることが成長の力になる。

☆国際通信社IPS特別寄稿 「核兵器のない世界へ 行動の連帯を」
NPT(核不拡散条約)の運用状況を確認する5年に1度の「再検討会議」が27日、アメリカ・ニューヨークの国連本部で始まる。
同会議にはSGIの代表も出席し、信仰を基盤とした団体の立場から、核兵器のない世界を求める声を届ける。
会議に寄せて、池田SGI会長が、世界約140カ国に取材・報道のネットワークを持つ国際通信社IPS(インタープレスサービス)にコラムを寄稿し、英語、ドイツ語、スペイン語などの多言語で配信された。

いよいよ今月末からNPT再検討会議が始まる。広島・長崎への原爆投下から70年となる節目に行われる同会議で、「核兵器のない世界」を現実のものとするための誓約と成果が導き出されることを、強く呼び掛けたい。
近年、核兵器をめぐる論議の潮目は、大きく変わりつつある。
昨年10月には「核兵器の人道的影響に関する共同声明」に、国連加盟国の約8割にあたる国が賛同し、いかなる状況下でも核兵器が使用されないことを求める、共通の意思を明確に示すまでになってきたからだ。
昨年12月、ウィーンで開催された「核兵器の人道的影響に関する国際会議」でも、同会議に初めて参加したアメリカとイギリスからも、核兵器のもつ非人道性をめぐるさまざまな議論が行われてきたこと自体は理解するとの立場が示された。
核兵器をめぐる長年の膠着状況を打ち破るには、核兵器が本質的に帯びている「より広い意味での非人道性」に目を向けることが、出発点となる。
取り返しのつかない惨害が、"すべての国"で生じないようにするために、どのような構想が必要かを見つめ直すのが焦眉の課題だ。
その視座に基づいて、次の二つの具体的な提案を行いたい。
一つめは、NPTに基づいて核軍縮に関する制度づくりを進めることだ。
そこでまず、できるだけ多くの首脳が再検討会議に出席することを呼び掛けたい。そして、各国の首脳らを前に「核兵器の人道的影響に関する国際会議」の総括報告を行う場を設けることを提案したい。
また、各国の首脳もしくは代表がスピーチする際、2010年の再検討会議で全加盟国が一致して懸念を表明した「核兵器のもたらす壊滅的な人道的結果」を引き起こさないために、自国としてどのように行動するかについて、言及することを望むものである。
その上で、今一度、2000年の再検討会議で「核兵器の全廃を達成するという保有国による明確な約束」が行われたことを想起し、その約束を具体的かつ速やかに実行に移すための「NPT核軍縮委員会」ともいうべき条約の補助機関を新設してはどうか。
二つめの提案は、「核兵器禁止条約」の締結に関するものである。
そのために、NPT再検討会議の成果なども見定めた上で、条約交渉のためのプラットフォームを立ち上げることを提案したい。例えば、国連総会の決議で2018年までの開催が要請されている、「核軍縮に関する国連ハイレベル会合」を明年に行い、条約案をまとめることを目指していってはどうか。日本が、他の国や市民社会と力を合わせて、「核兵器のない世界」を築く挑戦を加速させることを強く望みたい。
広島では、8月に国連軍縮会議が、11月に世界核被害者フォーラムが行われるほか、長崎ではパグウォッシュ会議の世界大会が11月に開催される。SGIでも、他の団体と協力して「核兵器廃絶のための世界青年サミット」を8月末に広島で開催することを検討しており、世界の青年の名において核時代との決別を誓う宣言を採択し、「核兵器禁止条約」を求める青年の連帯を強めていきたい。
先のウィーン会議では、オーストリアが「核兵器のない世界」を実現するために、あらゆる人々や団体と協力していくとの誓いを表明した。
また昨年、FBO(信仰を基盤とする団体)等とSGIは、ワシントンとウィーンで宗教間対話パネルを共催し、「核兵器のない世界」を実現するために共に行動する誓いを共同声明として発表してきた。
未来は、今この瞬間に生きる人々の誓いの深さでこそ決まる——。
核時代に終止符を打つための鍵となるのは、まさに各国や国際機関、市民社会などの、あらゆる人々や団体が、自らの誓いを立てながら、グローバルな"行動の連帯"を力強く広げていくことではないだろうか。

2015年5月1日金曜日

2015.05.01 わが友に贈る

学会は最高の
「善知識」の集い。
宝の友と励まし合い
触発し合って進もう!
幸福の大道を共に!

開目抄 P231
『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』

◇人生の座標
ソクラテスの青年への感化力を、世人が"シビレエイ"のようだと評したのに対し、彼が、シビレエイは自分がシビれているからこそ、他人をシビれさせることができるのだと応じたという話があります。
これは、教育力というものを考える際の万古変わらぬ、そして変えてはならない王道であります。
人間の心を動かすものは、人間の心以外にありません。

☆100文字の幸福抄
人間の能力を引きだすのは自信である。
その自信を子どもに与えるのが、
心からの褒め言葉であり、
暖かい励ましである。
母親は、体ばかりか心も産む、
才能の芽は、母親の愛情で、
どこまでも大きく広がっていくのである。

☆新時代を駆ける 第15回 前へ前へと栄光の峰へ!
4月24日、私は妻と恩師記念会館で厳粛に勤行・唱題した。
第三代会長に就任より55年。
御聖訓通りに競い起こる三障四魔を全て勝ち越え、恩師の構想を一切、実現したことを、牧口・戸田両先生に報告申し上げた。苦楽を共に、戦い続けてくれている全同志の健康と無事故とご多幸、そして所願成就を懇ろにご祈念した。

世界の平和と民衆の幸福を願われて、日蓮大聖人は建長5年(1253年)4月28日、立宗宣言をされた。迫害を覚悟の上で説き始められたのである。
「開目抄」には仰せである。
『我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』(P232)
このお心を拝し、広宣流布と立正安国へ挑む我らこそ、世界の「平和の柱」「教育の眼目」「文化の大船」である。
誉れ高く生き抜きたい。
恐れなく戦い抜きたい。
皆、正義の開拓者だ。万年に輝きわたる、共戦の歴史を今、つくっているのだ。苦労は全部、生きる。一つも無駄はない。誰が何と言おうが、「誓いを貫いた!」「やりきった!」——こう言える人が勝利者である。

戸田先生は「人生は強気でいけ!」と叫ばれた。信心で突破できない壁などない。
人生、勢いのある人が勝つ。
人生、諦めない人が勝つ。
人生、祈り抜いた人が勝つ。
大闘争の中で、皆が大功徳を受け切っていくのだ。立派な後継を育て、何ものにも負けない民衆の人材城を築くのだ。
師弟不二の信力・行力があるところ、偉大な仏力・法力が湧き起こらないわけがない。嵐を越えてこそ、希望の虹は輝く。栄光の峰へ、異体同心で、前へ前へと進むのだ。
全世界の友と5月3日「創価学会の日」「創価学会母の日」を断固、勝ち飾ろう!