2014年12月31日水曜日

2014.12.31 わが友に贈る

新聞休刊日

秋元御書 P1071
『或は少し信ずる様なれども又悪縁に値うて信心うすくなり或は打ち捨て或は信ずる日はあれども捨つる月もあり是は水の漏が如し』

◇人生の座標
若さは素晴らしい。若さは、それだけで力である。昔、ある大富豪が「若さとひきかえなら、自分の全財産をあげてもよい」と言ったという。若いというだけで、どんな権力者も有名人もかなわない宝を持っている。"自分は世界一の幸せ者だ"と思ってよい。ただ自分が若い時には、その幸せがなかなか自覚できないものだ。

☆随筆民衆凱歌の大行進 No.16� 共に大勝利の万歳を!
幾度もの寒波で、日本海側を中心に、北海道、東北、信越、北陸、関西、中国方面など、また関東、中部、四国などでも大雪があり、心配しています。
ご苦労されている方々に心からお見舞いを申し上げるとともに、同志の皆様が良いお正月を迎えられるよう、懸命に祈っております。
また悪天候が続く中、この本年最終号に至るまで聖教新聞を配達してくださっている、尊き"無冠の友"の皆様方に厚く御礼を申し上げます。

我ら創価家族は、この一年も大いに動き、大いに語って、広宣流布の前進を成し遂げた。希望を広げた。未来を開いた。
夏の炎暑にも、寒風にも負けず、堂々たる完勝の一年を飾った。
わが弟子、わが同志の大勝利が、本当に嬉しい。
全国各地から、一年の勝報が届いている。
北は北海道・東北から南は九州・沖縄まで、都市部も郊外も、農漁村も離島も、信心の勝利の喜びがあふれ、山あいの市町村でも、海辺の市町村でも、歓喜の中の大歓喜の声が響きわたった。
SGIの各国・地域からも、「我らも勝ちました!」と声が寄せられている。
ここに、世界広布の新時代は、晴れやかに開幕したことを、私は声高らかに宣言したい。共々に「万歳、万歳」と、喜び合おうではないか!

◇尊き庶民の英雄
日蓮大聖人は、健気に信仰を貫く年配の母を、『いままで・しりぞかせ給わぬ事申すばかりなし』(P1224、「辧殿尼御前御書」)と讃えられ、その功労を『釈迦・多宝・十方分身の諸仏も御知見あるか』(同P)と仰せになられた。
私には"多宝"の尊貴な父母たちへの御照覧と拝されてならない。
先日も、各地の友の奮闘の様子を伺った。
——雪深い山形県の御年90歳になる母は、魚の行商を続けながら、娘さんとの死別など幾多の試練を乗り越え、学会と共に生き抜いてこられた。入会した頃は蔑まれたこともあった。
しかし今、まことに若々しく福々しい生命の輝きで地域のために活躍する姿に、縁する人も皆、感動し、その話に心を開いて共鳴されるという。
無名にして偉大な信心一筋の庶民の英雄がいてこそ、広布の拡大があり、勝利があることを、ゆめゆめ忘れまい。
私は、一緒に幾度も風雪を越え来った不二の同志が、一人ももれなく大福運に包まれ、常楽我浄の生命の軌道を悠然と進みゆかれるよう、真剣に題目を送っている。

宿縁深き共戦の友どちが勝ち栄え、その使命の宝土が輝き光る晴れ姿ほど、嬉しいものはない。
今月初旬、私は、懐かしき横浜の鶴見に堂々と聳え立つ神奈川の記念講堂を視察した。その時、会館警備の任にあたっていたのは、壮年部の人材グループ「王城会」の7人の友である。
キャップを務める地区部長は、青年時代を牙城会一筋。19歳だった40年ほど前の三崎カーニバルの折には、応援任務で凛々しく着任してくれていた丈夫であった。
わが盟友たる壮年部の信念の陰徳は頼もしい。
ともあれ、全国各地で、会館警備や会合運営など広布の活動を、男女青年部の創価班、牙城会、白蓮グループ、壮年部王城会、婦人部香城会、また白樺会・白樺グループなどの方々が真剣に支えてくださっている。

今、千客万来の総本部が365日、無事故の運営ができているのも、陰の戦いに徹する尊き労苦があればこそだ。
とともに、今年、開業120年を迎えた、JR信濃町駅をはじめ、地域の皆様方にもお世話になり、感謝に堪えない。
また、座談会等の会場を提供してくださるご一家をはじめ、全ての陰の功労者の方々に、私は駿河(静岡県中央部)の門下への御聖訓を贈りたい。
『かくれての信あれば・あらはれての徳あるなり』(P1527、「上野殿御消息」)と。

◇轟け歓喜の歌
本年は、楽聖ベートーベンの交響曲「第九」の初稿完成と初演から190年に当たる。
そして、わが九州の友5万人による、忘れ得ぬ「第九」の大合唱からは20周年であった。
九州青年部は、その心を受け継ぎ、「歓喜の歌」を誇り高く歌いながら、父母たちと共に、歓喜の勝利を走り広げてきた。
時あたかも結成60周年を迎えた広布の楽友・音楽隊からも、また、平和の天使・鼓笛隊からも朗報が相次いでいる。
この秋には、創価グロリア吹奏楽団、関西吹奏楽団、しなの合唱団が全日本のコンクールで金賞を獲得。鼓笛隊の創価グランエスペランサも全国大会で優勝を飾った。
そして今月、創価ルネサンスバンガード、鼓笛隊の創価中部ブリリアンス・オブ・ピースが美事に日本一の栄冠を勝ち取ったのである。
自身の課題、勉学や仕事、広布の拡大に挑み、支え合いながらの猛練習の連続だ。人の何倍も忙しく苦労も多い青春である。だからこそ、生命練磨で奏でられる妙音は、人びとの心を強く打たずにはおかないのだ。
今や世界の30以上の国々と地域で、音楽隊・鼓笛隊が活躍する。
ブラジルの「タイヨウ音楽隊」が、全国吹奏楽コンクールで初優勝したという嬉しいニュースも飛び込んできた。
ブラジル青年部の音楽運動を支援してくださっている世界的音楽家のビエイラ氏は言われた。
「私の音楽に対する誓いとは、人びとに希望をもたらすことです」と。
東北各地での「希望の絆」コンサートでも、また民音が取り組む東北希望コンサートでも、音楽の真髄の力が光っている。
宮城の友も、全国からの真心の励ましに応えて希望と勇気の歌声をと、"無冠の真実の英雄"との意義ある「無名合唱団」を新出発させた。
日蓮大聖人は、『梵音声と申すは仏の第一の相なり』(P1122、「四条金吾殿御返事」)と仰せである。
仏の生命に具わる力用の中でも、声こそが、友に希望を贈り、自他共に勝利の人生を開きゆく力となっていくのだ。

◎2014年「世界広布新時代 開幕の年」のご愛読に感謝、感謝! 明年も宜しく、お願い致しま〜す(^_-)-☆