2014年12月17日水曜日

2014.12.17 わが友に贈る

地域や職場でお世話に
なっている方々に
感謝を伝えよう!
友情と信頼こそ宝だ。
心通わせる年末を!

船守弥三郎許御書 P1446
『夫婦二人は教主大覚世尊の生れかわり給いて日蓮をたすけ給うか』

◇人生の座標
とにかく「直接会って、語り合うこと」である。
とくに児童は上辺だけのお愛想や、ごまかしなど通用しない。接する大人の態度、振る舞いの底にある真意が、そのまま心の鏡に映じてしまう。ゆえに小学生に対しても、どこまでも「ひとりの人間」として過していく。率直に、また真剣に語り合っていくことである。

☆未来の翼〜世界が君を待っている〜第9回 ドイツの大河�
ヴァイツゼッカー大統領は戦争で、お兄さん(次兄)を亡くしました。自らも18歳で従軍し、戦争の悲惨さを胸に刻みました。
終戦から40年が経過した85年、ナチスの犠牲になった全ての人々に思いを馳せて、大統領は演説を行いました。「過去に目を閉ざす者は結局のところ現在にも盲目となります」との叫びは、今もなお、世界に不滅の光を放っています。
川が流れるように、時は流れる。
人にも、国にも、目をそむけたい過去があります。
しかし、勇気を奮って「これまで」と向き合えば、「今」何をなすべきかが分かる。「これから」に希望がもてる。
未来は、断じて変えられる。
青年には、その勇気があります。
私の恩師・戸田城聖先生は、私たち青年に言いました。
「指導者は、歴史に学ばねばならない。謙虚に歴史に学んでいってこそ、真実の平和主義の道があるのだ。歴史を蔑ろにする人間は道を誤る」と。
なかんずく、平和の世界を築くために、青春時代に正しい歴史観を身につけていくことは、極めて重要です
哲人大統領が期待してやまなかったのもまた、青年でした。
「若い人は何でも積極的に取り組み、解決していく力がある」「若い人々は控えめにならず、どしどしものを言ってほしい」
正しいことをするためには、遠慮などいりません。自らが信じる道を、堂々と歩み抜いていくことが、青春の特権です。
統一から四半世紀——。今やドイツは、欧州連合(EU)統合の要として、世界から尊敬される大国と輝いています。わがドイツSGIの友も、「欧州は一つ!」を合言葉に、生き生きと社会に貢献してくれています。
ドイツを訪れると、私は心がほっとします。日本とドイツの国民性に、どこか似ているところがあるからかもしれません。日本が明治維新以降、近代化のモデルにしたのはドイツでした。日本にとってドイツは「大恩の国」なのです。
さらにドイツは——
ゲーテやシラーを生んだ「詩心の大国」です。
ヘーゲルやカントを生んだ「哲学の大国」です。
バッハやベートーベンを生んだ「音楽の大国」です。
レントゲンやアインシュタインを生んだ「科学の大国」です。
人々が無限の可能性を発揮し、偉大な歴史を開いてきた「人間の大国」なのです。
私は敬愛してやまないドイツの青年たちに、長編詩「君に『王者の月桂冠』を」を贈りました。

「君は 君が思っているよりも
大きい 深い 広い そして
君が 君自身となるためには
内なる生命の大地に
深く根ざさねばならぬ
そして 星々の森厳なる
調和の軌道を仰ぎ
永遠にして『妙』なる宇宙の法を
生涯かけて 探求することだ」

青春そして人生は、自分自身の生命を大きく開きゆく旅です。一粒一粒の努力の汗によって偉大な勝利の流れを創りゆく冒険です。
大河は、太陽の光をたっぷりと浴びて輝きながら、人々を癒やし、大地を潤し、堂々と大海へと注ぎ込んでいきます。
その流れのように、たゆみなき向上の日々を送りゆこう!