2014年12月1日月曜日

2014.12.01 わが友に贈る

◇今週のことば
法華経の兵法の神髄は
「勇気ある信心」だ。
自信満々と語り切れば
佛縁は大きく広がる。
常勝破竹の勢いで進め!
2014年12月01日

富木尼御前御返事 P976
『我れ等は仏に疑いなしとをぼせばなにのなげきか有るべき、きさきになりてもなにかせん天に生れてもようしなし、竜女があとをつぎ摩訶波舎波堤比丘尼のれちにつらなるべし、あらうれしあらうれし』

◇人生の座標
冬の寒さを知る人こそが、春の暖かさを実感できる。苦しみの闇が深かった分だけ、大きな幸福の朝が光るのである。どんな「運命」も「価値」に転換していく人--それが、人間としての勝利者であり、王者であろう。

☆大白蓮華巻頭言 2014年12月 「陰徳陽報」の誉れの友に感謝!
私は何よりも誇りとする。
陰の労苦をいとわず、誰が見ていようがいまいが、広宣流布の「陰徳」に徹し抜いてくれる尊き同志を!
私は何よりも喜びとする。
健気な同志と巻属が、いかなる毀誉褒貶も超え、所願満足の勝利の「陽報」に包まれゆく晴れ姿を!

日蓮大聖人は、四条金吾の夫人である日限女の人知れぬ「陰徳」を『心ざし大地よりも・あっし地神定めてしりぬらん・虚空よりも・たかし梵天帝釈もしらせ給いぬらん』(P1115)と賞讃なされた。
とともに、夫である金吾の大城実の信心を讃え、『かくれたる事のあらはれたる徳となり候なり』(P1171)と約束しておられる。
濁り乱れた娑婆世界にあっては、真面目な庶民が積み重ねてきた努力が報われずに、校賢い小才子が幅を利かすという矛盾が渦巻いている。
人類の歴史を振り返ると、正義の善人が、非道の悪人に陥れられてきた悲劇も、あまりにも多い。
しかし、仏法の透徹した三世永遠の因果の理法に照らすならば、善と悪、正と邪の賞罰は厳然だ。
邪悪の徒は『終にほろびざるは候はず』(P1190)の末路をたどる。
妙法を唱え、広宣流布の誓願に、善知識の同志と共に生き抜く人生は、絶対に最後は勝ち栄える。
勇気と希望の大逆転劇を、いずこにあっても、晴れ晴れと示し切ってきたのが、我ら創価学会である。

黙々と
 陰の労苦に
  徹したる
 妙の照覧
  三世に薫らむ

幼き日に両親を亡くし、言い尽くせぬ苦労を重ねた京都の友がいる。何10年と広布の会場を提供され、夫妻で青年をわが子の如く慈しみ、育成してくれた。
「今日も、わが家に地涌の菩薩の同志が来るよ。仏様が来られる。嬉しいね。感謝せなあかん。大切にせなあかん。一緒に戦い、勝っていくんや!」と。
この宝城から、どれほど人間革命のドラマが生まれ、常勝を担い立つ人材が躍り出てきたことか。
功労の父母の福徳を受け継ぎ、お子さん方も、お孫さん方も、輝き光るりリーダーと活躍している。
「法」と言っても所詮、弘めるのは「人」である。ゆえに人を育てることこそ、究極の「陰徳」といってよい。その「陽報」は、まさに計り知れないのだ。
「焦らず進むのだ。自分が人一倍、苦労し、人一倍、後輩を伸ばし、人一倍、功徳を受け切っていくんだよ!」とは、恩師・戸田城聖先生の激励である。
来る年も来る年も、創価家族は一丸となって、若き地涌の友を呼び出し、育み続けている。
「あなたの真剣な祈りと、慈愛あふれる励ましがあればこそ、こんなにも幸せになれました!」との感謝に包まれることほど、尊貴な生命の栄光はあるまい。
『陰徳陽報』の誉れの友に最敬礼し、私は19世紀シルクロードの詩人ベルダフの一節を捧げたい。
「人間の幸福のために汗を流せば、汝の誠実なる労苦は無駄にはならぬ。いつの日か、民衆が、汝の労苦と汗に讃嘆を贈りゆくのだ」