2014年4月30日水曜日

2014.04.30 わが友に贈る

何があっても負けない!
全てを成長のバネに!
我らの信心は
不屈の楽観主義だ。
大生命力で進め!

曾谷殿御返事 P1056
『法華経の敵を見ながら置いてせめずんば師檀ともに無間地獄は疑いなかるべし』

◇希望の明日へ
芸術とは、つきつめていえば、"人間とは何か"という飽くなき探求ともなっていく。その意味で芸術論は人間論である。また人間論は精神の哲学ともなり、その精神論は必然的に文化論への道をたどる。そして文化論は即平和論に結びつく。平和なくして文化はなく、文化の力が平和を支えるからである。こうした意味から、芸術を語ることは人間の平和と幸福を語ることになる。さらに、幸福は価値創造にあり、より高い価値の創造をめざして生きるなかに、人間の魂は"水遠なるもの"に目覚めていく。芸術は人間性の秘奥を開くカギともいえよう。
平1・5・17

☆「無冠の友」へのメッセージ
◇新たな人生の勝利劇へ!
桜花の舞から、風薫る新緑へ——生きとし生けるものが、みずみずしく輝きわたる季節です。青年詩人シェリーは「我が言葉を人類へ!」と高き理想を広めました。
毎日毎朝、仏法の人間主義の「智慧の言葉」「希望の言葉」「勇気の言葉」を、あの家へこの家へと、届けてくださっているのが、「無冠の友」の皆さまです。
皆さま方のおかげで、聖教新聞は、創刊63年の記念日を晴れ晴れと迎えることができました。本年はまた、広宣流布に励む同志の躍動の姿を紙面につづる通信員制度が発足して60周年です。この美事な大発展を、恩師・戸田城聖先生も、どれほどお喜びであられるでしょうか。
ひとえに、無冠の友の皆さまの尊き奮闘ありてこそと、私は最大の敬意と感謝をもって讃えたいのです。
配達には、ご苦労が絶えません。新聞配達の経験を持つ私自身、痛いほど分かります。ことに今年は、山梨県や埼玉県、群馬県など首都圏でも2月に2度も記録的な大雪に見舞われました。どれほど大変な思いをなされたことか。あらためて、雪深き北国をはじめ、敢然と配達に挑み続けてくださる全国各地の無冠の友の皆さま方に、感謝の思いを強くするものであります。
また、3月から4月にかけては年度替わりで、何やかやと多忙な中での配達となり、そのうえに消費税率の変更に伴う料金の改定など、集金の方々にも、ご苦労をおかけします。すべてが無事故で推進されるよう、何とぞ、よろしくお願い申し上げます。

日蓮大聖人は、『かかる所なれば訪(とぶら)う人も希なるに加様に度度音信せさせ給ふ事不思議の中の不思議なり』(P1381、「松野殿御返事」)と仰せになられました。仏法のために、労苦をいとわずに、足を運び続ける志が、いかに偉大であるか。無冠の皆さま方は、山間地の広い配達区域のほか、離島に至るまで、全国の津々浦々で、毎日たゆまず大事な「広宣流布の音信」を届けてくださっています。
御本仏は、必ずや「不思議の中の不思議」と賞讃してくださるでありましょう。
皆さま方は、配達とともに、自らの地域にあって折伏・弘教、聖教拡大にも先駆しておられます。その功徳善根は、永遠に無量無辺であることは、絶対に間違いありません。

聖教新聞は、「平和」と「文化」と「教育」の連帯を広げ、未来の人材を育む言論です。
今春、わが創価大学を最優秀の成績で卒業した俊英がおります。その晴れ姿を笑顔で見守られるご両親が、長年、お二人とも無冠の友として貢献してくださっていることを私は感銘深く伺いました。
ご両親は、配達の際に創価大学の記事を目にするたびに「わが子をここで学ばせたい」と願っておられたようです。ご子息は、その父と母の祈りに応えて、自ら創価大学に進学し、模範の学生として大いに学び抜いてくれました。今、さらに最高峰の学究の道を頼もしくまい進しています。「配達の功徳は計り知れません」と語られるご家族の希望のチームワークが、私は何よりもうれしいのです。
広宣流布のための一切の「陰徳」は、必ずや無限の福徳の「陽報」となって、わが身の一生成仏のみならず、一家眷属までも、晴れ晴れと照らし、包んでいくのであります。

無冠の友の皆さま方の真心のご献身にお応えするためにも、聖教新聞の紙面も、5月8日付から、更なる刷新を予定しています。最終面も毎日カラーになるほか、女性や家庭、そして青年に光を当てたページなど、ますます充実させていきます。
新聞を手に取った方々の喜びを、わが喜びとする——そうした無冠の友の皆さま方に、ますます喜びを広げていただけるよう、私も小説 『新・人間革命』 をはじめ、一段と執筆に力を入れていく決心です。

今、 『赤毛のアン』 の物語に新たな光が当たっております。この名作を著したカナダの作家モンゴメリが引いた、美しい詩があります。
「朝ごとに、ものみな新たにはじまり 朝ごとに、世界は新しくなる」
「一日」の始まりに、誰よりも早く広宣流布を担い立ち、朝日と一緒に力強く行動されゆく皆さまは、日々、新たな人生の勝利劇を誰よりも深く刻んでおられる方々です。
使命深き皆さまなればこそ、断じて無事故の配達であってください。
配達という真剣勝負の戦いに臨むために、夜はできるだけ早く休まれるよう、また疲れをためないよう、強盛な祈りとともに、聡明に油断なく、万全の備えをお願いします。
どうか、これからも永遠に崩れぬ自他共の幸福のため、末法万年にわたる世界広宣流布のため、「無冠の道」という最高無上の「常楽我浄の道」を、健康で朗らかに前進していかれますことを、心からお祈り申し上げ、私のメッセージといたします。
最も大切な無冠の友の皆さまに、私と妻は、ひたぶるに題目を送り続けてまいります。
新時代を開く不二の同志の皆さま、万歳! お元気で!