黄金週間がスタート。
友人との交流など
有意義な歴史を!
家族の絆を強める
価値ある日々を!
顕謗法抄 P445
『大酒なる者此の地獄の苦免れがたきか』
◇希望の明日へ
音楽は、つねに現代を呼吸するものである。未来へ、また未来へと刻々と移りゆく世相と人心を鋭敏に映し出し、先取りもしながら、時代にマッチした、"新しい音律、音声"を創造していかねばならない。
平4・6・20
☆通信員大会へのメッセージ
世界広布新時代の希望の春を飾る、晴れやかな通信員大会、誠に誠に、おめでとうございます!
おかげさまで、我らの聖教新聞が誇る世界一の通信員制度も、発足60周年という大きな佳節を迎えることができました。
常に広宣流布の新しき大道を、言論の正義の聖火を掲げて、明々と照らしてくださる、尊き尊き全国通信員の皆さん方に、私は最大の感謝と敬愛を込めて、お祝いのメッセージを送らせていただきます。いつもいつも、本当にありがとうございます!
日蓮大聖人は「御義口伝」に、『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は明鏡に万像を浮ぶるが如く知見するなり』(P763)と仰せであります。
この御文を拝されつつ、わが師・戸田城聖先生は断言されました。
「聖教新聞には、幸福への道が書いてある。仏法の眼から、社会の現象を、どうとらえていけばよいのかも書いてある。このような新聞は、他にはないのです」と。
人類の幸福と平和の進路を、明鏡の如く正しく明らかに示し切っていくのが、聖教新聞の大使命であります。その誉れ高き、最前線にして最優秀の「言論の賢者」こそ、最も信頼する、わが通信員の皆さん方なのです。
寒風の日も、炎暑の日も、仕事や家事や活動のスケジュールを必死にやりくりしながら、友のもとへ、同志の集いへと走り、人間勝利の劇を写真に収め、書き留め、記事に仕上げていく——。
その人知れぬ偉大な奮闘を、私は誰よりも分かっていると自負しております。
創刊当時より、私自身が、通信員と一体不二の心で聖教新聞を創り上げてきたからです。
1954年(昭和29年)の1月27日、歴史的な第1回通信員会議の席上、戸田先生は烈々と「本当の闘争人たれ!」と叫ばれました。
60年という節目には「新生」の意義があります。
ゆえに私は、不思議にも今この時を、通信員として迎えられた宿縁深き皆さんと共々に、いやまして「本当の闘争人」の誇りと情熱と勇気を燃え上がらせ、新たな聖教新聞の新生の大前進を開始したいと思うのであります。
御聖訓には、『仏の御心はこの文字に備れり』(P1122、「四条金吾殿御返事」)と記されております。
法華経に、そして御書に漲る民衆救済への仏の熱願は、悪世末法の真っただ中で、広宣流布という大聖業を成しゆく聖教新聞の獅子の文字に、脈々と流れ通っております。
通信員の皆さん方の一本の記事、一枚の写真こそ、まさに「仏の御心」を紙面に刻んでくださっているのであります。
何やかやとご苦労は多いでしょうが、一人一人の生命に『仏を敬うが如く』光を当てていかれる皆さん方の陰徳陽報の大福運は計り知れません。
たとえ通信員の皆さんのことを取材し、宣揚する人はいなくとも、その分、三世十方の仏菩薩が一切を御照覧です。
無量無数の諸天が、皆さんを最大に賞讃し、守りに護ります。
因果の理法の上から、皆さんの生命の日記が、黄金の文字で輝き渡っていくことは、絶対に間違いないのであります。
今、社会では、インターネットなどを通じて膨大な情報があふれているからこそ、実際の現場で何が起こっているのかを把握する「現場力」が、鋭く問われています。地域での活躍や学会活動に徹しながら、取材・執筆を続ける通信員の皆さん方は、戦いながら書き、書きながら戦う、まさに、創価が誇る「現場力」のパイオニアです。
その「現場力」に裏打ちされた確信あふれる「通信員魂」は、あのブラジル文学アタイデ総裁の信念とも重なります。
すなわち、民衆運動を破壊する勢力に抵抗する最も有効な手段は、"言論"であると。
なかんずく、草の根の民衆に根差した通信員の言論ほど強いものはありません。
人類が渇望する生命哲学を実践し、人間主義の正義と平和のペンを揮い続ける私たちは、何ものをも恐れぬ勇気と、何ものにも屈せぬ忍耐があります。
そして、何ものにも壊されぬ同志の不滅の連帯があります。
これからも、私たちは、いかなる嵐にも胸を張り、真実の民衆凱歌の大叙事詩を高らかに謳い上げ、悠然と綴り抜いていこうではありませんか!
最後に、民衆の中で、民衆とともに歩むジャーナリストでもあった、アメリカの大詩人・ホイットマンの言葉を贈ります。
「さらに勇気を、わたしの兄弟、わたしの姉妹よ、歩みを止めるな——何が起ころうと」(酒本雅之訳 『草の葉』)
わが三世永遠の「言論の戦友」、万歳!
誉れの「広宣の宝友」に、栄光あれ!
大切な大切な皆さんのご健康と、ご家族の幸福勝利を祈りつつ。