題目は無限の力!
勇気と智慧の源!
「祈りとして
叶わざるなし」だ。
揺るがぬ信心で進め!
十字御書 P1492
『法華経を信ずる人はさいわいを万里の外よりあつむべし』
◇希望の明日へ
人間にとって、信用ほど大切なものはない。信用こそ最高の財産である。これは私の人生の実感である。信用されない人は、いつしかわびしい孤独の敗北者となっていく。そのような人を、たくさん見てきている。私もずいぶん、信頼している人に、裏切られたことがある。しかし、その人は、一時は勝ったつもりでいながら、また上手に人生を生きているつもりでいながら、最後は、必ずといっていいほど、わびしい孤独の姿を残している。学識も、才知も、信用を土壌としてこそ、真実の力となる。社会の荒波の中に出ていけばいくほど、青年たちはそのことを実感するに違いない。信用は、その意味で、人生勝利への最大の要因である。
昭63・3・15
☆女性に贈ることば 一月三十日
「限界を破ろう」−−そう決めたとき、実は自分の心の限界を、すでに一歩、破っている。その時点で、理想や目標も、半ば達成されているとさえ言ってよい。
☆今日のことば 一月三十日
冬来たりなば、春遠からじ。
極寒の冬なれど、春近しと思えば、胸はときめく。
いかなる苦難に遭っても、希望を決して捨ててはならぬ。
☆100文字の幸福抄
一人の人生にはそれぞれ
自分を育んでくれた大地の存在がある。
人は大地の恩恵を受け、人生の花を咲かせる。
恩を忘れない人は、美しい。
自分を育ててくれた
大地の恩に報いていける人こそ、
豊かな人生を歩んでいける。
☆未来対話 第10回「祈りは青春勝利の力」
◇唱題と努力が不可能を可能に
池田名誉会長 寒い日が続いているね。皆さんが風邪をひかないように、「健康第一」で元気に勉学に励めるように、いつもいつも、題目を送っています。
−−ありがとうございます!
受験生も、いよいよ勝負の時を迎えています。私たち担当者も、全力で応援していきます。
受験や、日ごろの勉強、クラブ活動での目標を立て、また、さまざまな悩みなどを機に、勤行・唱題に挑戦し始めたメンバーも数多くいます。
名誉会長 目標を掲げて、祈る。祈って、悩みに立ち向かう−−素晴らしいことじゃないか。ここに、生命の真の輝きがあります。
そもそも、祈ることは、人間にしかできない「特権」です。また、人間として最も崇高な行動です。
ましてや、宇宙の大法則である妙法を、若くして持った皆さんです。この題目を唱えられることが、どれだけ偉大なことか−−。
今はまだ分からないかもしれない。でも、必ず深く実感できる時が来ます。
−−読者からも、多くの質問が寄せられています。「『祈りは必ずかなう』と親に言われましたが、なかなか信じられません」
「なぜ、祈りはかなうのでしょうか?」という声がありました。
名誉会長 日蓮大聖人は、率直に質問を寄せてきた門下を、最大に讃嘆されました。
『仏法について疑問を持ち、その意味をお尋ねになったことは、尊い大善の行いです』(P1402、趣意)と。
ですから、みんなが、信心について考え、質問すること自体に、実は大きな功徳があるんです。
では、なぜ祈りはかなうのだろうか。それは、君自身に、もともと祈りをかなえる力があるからです。あなた自身が、本来、無限の可能性を秘めた存在だからです。
仏法では、すべての人々に、一人ももれなく、「仏界」すなわち仏の生命が厳然と具わっていると説かれています。
−−はい。「仏界」については、教学部の任用試験で「十界論」を学んだメンバーもいます。
私たちには、10種類の境涯(地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界)があり、それぞれの「縁」に触れることで、その生命が現れてくる、という教えですね。
名誉会長 その通りです。
みんな、一日の生活を見ただけでも、いろんな境涯が現れていることが分かるよね。
『一人一日の中に八億四千念あり』(P471)とされるくらい、
人の心は縁によって目まぐるしく変化します。では、一番、力強い「仏界」を引き出していくためには、どうすればいいのだろうか。
結論からいえば、「南無妙法蓮華経」と御本尊に題目を唱えること。この祈りから始まるのです。