2013年1月10日木曜日

2013.01.10 わが友に贈る

人生の正しい軌道は
正しい哲学から生まれる。
一節でも一行でもいい。
日々、御書を拝そう!
確かな一歩一歩を!

開目抄下 P232
『善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし』

◇希望の明日へ
リーダーが健康で、はつらつとしていれば、組織は前進する。喜びと張りが生まれ、活気がみなぎる。学会伝統の研修会は、みずみずしく信心を錬磨し、生命の健康を培い、つねに新しく出発しゆくための集いである。
平3・7・25

☆女性に贈ることば 一月十日
苦労さえも美しさに変えるような生き方とは何か。それは世界でたったひとつしかない自分の人生を愛おしみ、一日一日をていねいに生き、一生を自分らしく仕上げていくことではないか。その人には愚痴がないし、いつまでも若々しい心の張りがある。心の張りは健康もつくつていくのである。

☆今日のことば 一月十日
正義感、勇気、誠実、思いやりなど、人間らしい人間としての要件も、源をたどれば、生命、人格を尊重する考え方が確立されたとき、本当に人間らしい人間として、人格の完成もあるといえましょう。

☆100文字の幸福抄
「知識」と「お金」は、
どちらも手段であり目的ではない。
知識があるから
幸せになれるのではない。
知識を善のために活かしていく
「強い心」と「他者への愛情」を育てることだ。
教育は、人生に勝利するためにある。

☆東奥日報特別寄稿 夢は始まる 全ては"青い森"から
歌は希望の響きです。心を結び、命に勇気を贈ってくれます。
青森の友人からい県民の歌「青い森のメッセージ」(作詞・山内美空、補作・伊藤アキラ)を教えてもらいました。この歌には、人と人が集まって森となり、「青い森」という輝く社会を創りゆく願いが込められていると何っています
私白身、青森への初訪問より五十五年−−折々に「青森の『青』は青年の青、『森』は人材の森』と語り合ってきました。
それは。この県民の歌の心にも通じます。
詩情豊かな歌詞には、『この森から』−−
「夢は始まる」
「人はかがやく」
「道はぴろがる」
と歌われています。
ここではこの三つの言葉を案内役に、敬愛する青森が、日本そして世界へ発信する宝のメッセージを学んでいきたいと思います。

第一回は、「夢は始まる」です。
この冬もまた、青森は大雪と伺いました。雪かきや雪下ろしのご苦労が偲ばれます。
私にも大切にしている雪の青森の思い出があります。一九七九年の一月に訪れた青森市で一面の銀世界の中、高校生の有志が、オオハクチョウの雪像を作ってくれたのです。
大雪をものともせず羽ばたく姿に、未来の夢へ朗らかに飛翔しゆく青森の若人たちの大いなる心の翼を私は見る思いがしました。
三年前、六十億キロもの宇宙の旅から探査機「はやぶさ」が奇跡の帰還を果たし、小惑星の微粒子を持ち返りました。この時、「夢を超えた」と語られたのは、プロジェクトブマネージャーである弘前市出身の宇宙科学研究所・川口淳一郎教授です。
幾多のアクシデントを乗り越え、大偉業を成し遂げた「夢をあきらめない心」の真ん中には"青い森"の不屈の魂があっだのです。
津軽弁で頑固者を「じょっぱり」といいますが、川口教授はこう言われています。
「一つのことに固執してずっと頑張るというよりは、独自性、オリジナリティーへのこだわり。それが本物のジョツパリだと思うんです」
たしかに「わだばゴッホになる」と夢を描き、「世界のムナカタ」へと大成された棟方志功先生も、そうです。親や友との約束を胸に貧苦に耐えながら、独創の力を磨き、次々と新たな作品を生み出して、版画に大革命を起こしていかれました。
まさしく「じょっぱり精神」とは、地吹雪で一歩先すら見えない日々でも、夢を手放さず、自分らしく新たな創造と開拓の努力を貫く一念といえるのではないでしょうか。

鶴田町に、私が知る津軽三味線奏者の青年がいます。
次代を担う演奏家として期待を集める中、突然原因不明の血行障害に襲われました。奏者として命に等しい左手指の切断さえ心配される試練でした。
しかし、周囲の温かな励ましに奮い立ち、「負けてたまるか」と挑戦を開始しました。痛みをこらえて猛練習を重ね、絶望視された全国大会で優勝を飾り、病気も劇的に克服していったのです。
彼は「逆境こそ自分を磨き、高めてくれる。さらに苦労し、人の心を打つ演奏家に成長していきたい」とすがすがしく語っています。
困難が行く手をはぱむとも、負けじ魂を燃やして挑む限り、何度でも、夢は始まります。
今、経済をけじめ、青年を取り巻く環境は厳しい。だからこそ、夢に向かって「じょっぱり精神」で戦う青年たちを、皆で応援し、豊かな森のように育んでいきたい。そこには、勝利の春が必ず来るからです。