「願くは我が弟子等・
大願を をこせ」
大いなる決意が
大いなる歓喜を生む!
人間革命の一年たれ!
王舎城事 P1138
『御いのりの叶い候はざらんは弓のつよくしてつるよはく太刀つるぎにてつかう人の臆病なるやうにて候べし』
◇希望の明日へ
ドクター部と女子部白樺グループ(看護者の集い)の方と懇談した折のこと。私は、人生を健康で生きぬいていくための、四つのモットーを提案した。仏法の限、信心の眼から見て、わかりやすく申し上げたものだが、"医学・看護のうえからも、納得できる"と賛同をいただいた。すなわち、
�張りのある勤行
�無理と無駄のない生活
�献身の行動
�教養のある食生活
の四項目である。健康の基本要素として、医学的には「食生活」「連動」「睦眠」「ストレスの排除」などがあげられているが、私が述べた四モットーのなかには、この基本要素はすべて含まれているのである。
平2・9・28
☆女性に贈ることば 一月四日
恩師・戸田城聖先生は言われた。
「今年こそは、と決心した時、われわれは、その証拠を、その年の自分の生活に必ず出すことができる」
新しい挑戦を開始することは、それ自体、勝利の姿である。
☆今日のことば 一月四日
私は青年をだれよりも尊ぶ。
なぜなら、それは現在において世界を支えているのは青年であり、
未来において、理想を指さし、世界を動かしていくのも青年だからである。
☆100文字の幸福抄
音楽は、国境も、言語も、民族も超えて、
人々の心の奥深くまで届く。
それは、音楽が、
直接「生命」に語りかけるからである。
音楽は、「人類普遍の言語」であり、
宇宙にも融合しゆく
生命と生命の共鳴だ。
☆未来対話 君と歩む勝利の道 第9回「世界が君の本舞台」
−−ヘンダーソン博士は、もともと無名の一主婦でありながら、大気汚染などの環境の改善に立ち上がった女性リーダーですね。
名誉会長 そうです。今から50年ほど前のアメリカ・ニューヨークは、人の肌がススで汚れてしまうほど、大気汚染がひどかった。博士は、子どもたちの未来を守るために、立ち上がりました。
まず、広場に集まる母親たちに声をかけ、少しずつ仲間を増やし、小さなグループをつくりました。そして、市長やテレビ局に手紙を書き、庶民の苦しみを訴えました。環境を破壊する企業にも強く抗議します。しかし、"主婦に何が分かる"とあざ笑われました。
しかし、博士は負けなかった。自らが猛勉強していくとともに、市民の声を高めながら、ねぱり強く、公害を規制する法律を成立させる流れをつくっていきました。
−−一人の勇気ある行動が、社会を変え、世界を変革していったのですね。
名誉会長 その通りです。
ヘンダーソン博士の勇気の原点は、偉大なお母さんの姿でした。
博士が6歳の時、第二次世界大戦が起こり、当時住んでいたイギリスも空爆を受けました。博士のお母さんは、焼け出された人たちのために自宅の部屋を開放し、多くの人々を助けたのです。
自分も苦しい、それでも、苦しんでいる人を救わずにいられない−−この崇高な母の魂こそ、「世界市民」の原点です。
実は「世界市民」の最も良い模範が、皆さんのすぐ側にいる。それは、みんなのお父さん、お母さんであり、近所の学会員さんです。
毎日毎日、地域のため、あの人この人のために、一生懸命、行動を積み重ねながら、しかも「世界広宣流布」という、大きな大きな理想に燃えています。
時には「トインビー博士は……」とか、「ゴルバチョフ元大統領も……」などと、まるで自分の友だちのようにしゃべる。
悩む人がいれば、生命の希望の哲学を語り、宇宙の大法則を語り、人間蘇生の体験を語る。共に涙を流し、共に祈り、励ましを送る。
これほど地道に、着実に、人類の幸福のため、世界の平和のために貢献している人が、どこにいるだろうか。この素晴らしき創価の父母の連帯を、ヘンダーソン博士も心から称賛されています。
−−あるメンバーから、「池田先生のように、文化や言葉、宗教も違う人と語り合い、世界に友情を結ぶには、何が大切ですか」という質問がありました。
名誉会長 「世界」と言っても、根本は「人間」対「人間」です。
同じ「人間」という視点に立てば、共通点はたくさん見つかります。
特に「生老病死」という万人の課題を、心ある知性は真剣に思索しています。ですから、仏法を学び、実践しているということは「生命」という最も奥深い次元で心が通う対話を進めることができるのです。
ともあれ、外国の方々と友情を結ぶと言っても、何も特別なことではありません。
人間として尊敬するのです。
人間として率直に語るのです。
人間として理解し合うのです。
ゆえに、人間としての振る舞いが重要です。
例えば、自分からあいさつができる人、自分から声を掛けられる人は、世界市民です。朗らかなあいさつ一つ、明るい声一つで、"ああ、この人は、いい人だな"と、相手が安心し、打ち解け合うことができるからです。
また、「約束は必ず守る」ことも世界の指導者に共通しています。
戸田先生は、「青年の最高の修行は、約束を守ることだ」と、いつも教えてくださった。
偉大な人は、信義を貫きます。友との約束、そして、自分自身との約束を、絶対に破りません。誓ったことを必ずやり通す−−この人間としての「信念」が、君を、あなたを、世界市民へと育ててくれるんだよ。