万代の礎を築く一年。
創価の励ましの光を
一人から一人へと
勇んで広げゆこう!
地涌の使命に燃えて!
法華初心成仏抄 P550
『人既にひがみ法も実にしるしなく仏神の威験もましまさず今生後生の祈りも叶はず、かからん時はたよりを得て天魔波旬乱れ入り国土常に飢渇して天下も疫癘し他国侵逼難自界叛逆難とて我が国に軍合戦常にありて、後には他国より兵どもをそひ来りて此の国を責むべしと見えたり』
☆女性に贈ることば 一月四日
恩師・戸田城聖先生は言われた。
「今年こそは、と決心した時、われわれは、その証拠を、その年の自分の生活に必ず出すことができる」
新しい挑戦を開始することは、それ自体、勝利の姿である。
☆今日のことば365 一月四日
私は青年をだれよりも尊ぶ。
なぜなら、それは現在において世界を支えているのは青年であり、
未来において、理想を指さし、世界を動かしていくのも青年だからである。
☆新春メッセージ (2017年1月号「無冠」)
皆さまは幸福勝利のアンカー(最終走者)
さあ、生命凱歌の栄光のゴールへ
全国の「無冠の友」の皆さま! あけましておめでとうございます。
「世界広布新時代 青年拡大の年」の晴れやかな新春を、皆さまと共に迎えることができ、これに過ぎる喜びはありません。
さらにうれしいことに、1月2日には、わが創価大学が2年ぶり2度目の箱根駅伝に出場となりました。この日を目指して、努力また努力を重ねてきた若人たちが、多くの温かな声援を受けて、私の故郷・大田や聖教新聞の創刊号を飾った鶴見も駆け抜け、箱根路へ、そして栄光のゴールヘとひた走る光景を、私は皆さまとご一緒に、快哉を叫ぶ思いで見守っております。
駅伝競走は、各チームが襷をリレーしてゴールを目指します。前の走者は全力を尽くして自分が任された区間を走り抜き、「あとは頼むぞ!」と次の走者に襷を託していくのです。
勝利への熱き心の襷を受け取った次の走者はまた、その心を燃え上がらせて走り切る。誰一人、どの区間も欠けることなく襷をつないだ先に、完走のゴールがあるのです。
新聞づくりもまた、駅伝に例えられるかもしれません。広宣流布への熱き心が込められた聖教新聞は、通信員の方々や記者による取材から、編集・広告、紙面制作、校閲、印刷、輸送、そして販売店ヘとつなげられ、最後に「無冠の友」の皆さま方が、一軒また一軒への無事故の配達というゴールを、毎日毎日、積み重ねてくださっているのです。
最終区間のランナーが、ゴールして初めて駅伝のドラマが完結するように、「無冠の友」の渾身の力走あればこそ、聖教新聞の真心のリレーも実を結ぶのです。
皆さま方こそ、信心の息吹と感動を伝える"人間機関紙"を、「日本中、世界中の人に読ませたい」という恩師・戸田生の熱願を、全国の同意に届けてくださる、最強の幸福勝利のアンカーなのです
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この「無冠」の襷が、時を超え、先輩から後輩へ、次の世代へと受け継がれ、各地で喜びを広げていることもありがたい限りです。
広島・尾道市街の対岸に位置する向島(むかいしま)で、約30年前に自ら志願して「無冠の友」になったお母さんは、聖教新聞の配達という「朝一番の言論戦」に徹し抜いてこられました。
4年ほど前、職場の人間関係に悩む女子部の娘さんに、配達をする中で苦難を乗り越てきた自身の体験を語りました。すると、娘さんもまたら志願して母の心を受け継ぎ、「無冠の友」になってくれたのです。娘さんは配達中、出会う人に進んで朝のあいさつをし、終えると心ゆくまで唱題するリズムができました。やがて、白蓮グループの一員となって対話拡大にも挑戦する中、より条件のいい職場への転職も勝ち取ることができたのです。
近隣の読者からは、「聖教新聞は、前向きで、生きる希望が湧いてくるね」との声が寄せられます。母から子へと「幸福の襷」をつなぐ姿は地域にも信頼の輸を広げているのです。
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中国作家協会・中華文学基金会の先生方より、詩聖・杜甫の像を頂いたことがあります。像には、「ひとたび筆を揮(ふる)えば、風や雨さえも驚かせ、詩歌を作れば、鬼神をも泣かせる力がある」と、私も青年時代から愛誦してきた詩の一節が刻まれていました。
これは杜甫が、敬愛する友人で詩仙と謳われた李白を励ましたものです。李白は、嫉妬の讒言によって追放され、さらには投獄され、流罪されました。その苦難の時に、杜甫は詩に託して、友に万感のエールを送ったのです。
言葉は心を動かします。友の幸福への願いを込めて、生命尊厳の希望と正義の言論を、あの家にも、この家にもと、勇んで届けてくださる「無冠の友」の皆さまこそ、新たな人間世紀を照らす太陽なのです。
本年は、私が拡大の初陣の指揮を執った「2月闘争」から65年になります。師の心をわが心として、本陣・東京から広布の大潮流を起こし、世界を駆け巡って192カ国・地域に妙法を広げてきました。
私の言論戦は、これからが総仕上げです。まだまだ書きたいことがあり、もっと励まし、もっと光を当てたい多くの同志がいます。
私のライフワークである小説『新・人間革命』も、いいよ30巻に入り、学会の正義の闘争を綴っていきます。
法のため、友のため、社会のため、未来のための言論戦を戦う聖教新聞です。その共戦の「無冠の友」の皆さまの姿を心に浮かべる時、私のペンを持つ手には一段と力がこもります。
長年にわたり、新聞のコラムで人々を励まし続けた、アメリカの人権の母エレノア・ルーズベルトは「新たな一日の始まりと共に、新しい力と考えが生まれる」と綴っています。
新たな一日を、誰よりも早く出発される「無冠の友」の皆さまと一緒に、私もまた、生命力を漲らせながらペンを走らせていきます。
一年で最も寒い時期を迎えます。細心の注意と祈りで絶対無事故の配達をお願いします。
皆さまの無事故・安穏と健康長寿、そしてご一家の人間革命の勝利劇を、私と妻は真剣に祈り抜いてまいります。
さあ、生命凱歌の栄光のゴールヘ、一歩また一歩と踏み出していきましょう!
◎箱根駅伝 創価大学が抜群のチームワークと執念のタスキリレーで大躍進の総合12位。