2019年6月20日木曜日

2019.06.20 わが友に贈る

模範の楽土を築きゆく
気高き沖縄の友よ。
誠実な対話に勇み舞え!
世界が憧れる幸福島から
歓喜の波動を広げよう!

崇峻天皇御書 P1174
『周公旦と申せし人は沐する時は三度握り食する時は三度はき給いき、たしかにきこしめせ我ばし恨みさせ給うな仏法と申すは是にて候ぞ』

【通解】
周公旦という人は(客人が来れば)沐浴して髪を洗っている時でも三度、水を絞り落とした。また食事中でも三度、吐いて食事を中断した(客人を待たせなかった)。しっかりお聞きなさい。(日蓮の言うことを聞かずに失敗しても)私を恨まないようにしなさい。仏法というのは、このことをいうのである。

〈寸鉄〉 2019年6月20日
会長の哲学には誰も置き去りにせぬ慈悲が—学長社会を照らす希望の大光
激戦の埼玉が気迫と執念の大攻勢。鉄桶の団結で壁破れ!勝利の旗を断固
神奈川よ一気呵成に攻め上がれ。勝ってこそ正義。共戦の友と歴史を創れ!
不得意なものに挑む中で自分の価値が発揮—先師勇敢に語り敵をも味方に
地球上の核弾頭数4%減「絶対悪」との思潮を時代精神に。民衆の連帯拡大

☆みんなで学ぶ教学 第25回 仏法西還
◇創価学会が世界広布を実現
創価の励ましの連帯は、今や世界各地に広がり、題目の声が途切れることなく地球を包む時代を迎えました。今回の「みんなで学ぶ教学」では、日蓮大聖人の未来記(未来を予見して記したもの)である「仏法西還」をテーマに学びます。

◇人類を救う道を開く
——聖教新聞を読むと、世界各地で学会員が活躍していることを実感します。

そうですね。現在、192カ国・地域に大聖人の仏法は広がりました。
世界広宣流布については、釈尊が説いた最高峰の経典である法華経に、次の呼び掛けがあります。
「私(=釈尊)が亡くなって後、『後の五百歳』に正法を全世界に広宣流布して、断絶させてはならない」(法華経601ページ、趣意)
広宣流布、つまり正法である法華経を全世界に弘めていくことが、釈尊の未来記(=予言)でした。その実現のために戦い抜かれたのが、日蓮大聖人です。
大聖人は、末法の御本仏として、万人の成仏を実現する正法、つまり法華経の肝心である南無妙法蓮華経を弘められることで、全人類の救済の道を開かれたのです。

——大聖人お一人から世界へ。すごい広がりですね。

大聖人は、世界広宣流布について「顕仏未来記」などで示されています。「顕仏未来記」とは「仏の未来記を顕す」という意味です。
「月は西から出て東を照らし、太陽は東から出て西を照らします。仏法も同じです。正法・像法時代には西から東に伝わり、末法には東から西へ伝わるのです」(御書508ページ、通解)
この御文では、釈尊の仏法が「月」に、大聖人の仏法が「太陽」に譬えられています。
末法以前は、インドで誕生した釈尊の仏法が、中国、韓・朝鮮半島、そして日本へと、次第に東方へと伝えられてきました。これを「仏法東漸」といいます。
それに対して、"末法には、東国・日本で誕生した大聖人の仏法が、やがてはインドに還り、全世界を照らしていくであろう"——。この大聖人の予言が「仏法西還」です。

◇闇を照らす"太陽"
——「月」と「太陽」に譬えられた意味は何でしょうか?

大聖人は「諫暁八幡抄」で、「太陽の仏法」は、「月の仏法」に比べて、"明るく""長い期間にわたって""法華経を誹謗する人(より生命が濁っている人)さえも"照らしていくと仰せになっています(同589ページ)。
生命根源の深い闇をも破る明るさをもつ大聖人の「太陽の仏法」は、未来永遠にわたってあらゆる人を救済できる教えなのです。
池田先生は語っています。
「太陽の仏法は、万人の生命を等しく照らし、一人一人の生命を妙法の福田に変えていくのです。そして社会に、世界に、妙法の人華を爛漫と咲き薫らせていくのです。人間革命、立正安国、世界広宣流布こそ、太陽の仏法が目指すものです。
法華経の心を説く太陽の仏法は、一人一人が自発・能動で開く宗教です。一人一人が太陽になる仏法です」

◇仏の未来記が現実に
——「太陽の仏法」に込められた、深い意義が分かりました。

妙法が弘まっていく様相について、大聖人は「諸法実相抄」の中で次のように仰せです。
「はじめは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第に唱え伝えてきたのです。未来もまたそうでしょう。これが地涌の義ではないでしょうか。そればかりか広宣流布のときには、日本中が一同に南無妙法蓮華経と唱えることは、大地を的とするように確かなことです」(同1360ページ、通解)
大聖人が示された「地涌の義」を実践してきたのが創価学会です。
第2代会長・戸田先生は「雲の井に 月こそ見んと 願いてし アジアの民に 日をぞ送らん」と詠まれました。
この恩師の心を受け継いだ池田先生は、1961年(昭和36年)、アジアを歴訪。香港、インドをはじめ、アジア各地に広宣流布の第一歩をしるしたのです。ここから東洋広布の歴史は始まり、今日、インドでは、20万人を超える地涌の陣列が広がっています。

——まさに、「未来記」が実現したのですね。

「仏法西還」は、大聖人が末法の弟子たちに与えられた御遺命でもあります。
大聖人の時代から700年、誰も成すことができなかった「仏法西還」を創価学会が現実のものとし、世界広布の時代を開いた——この厳然たる事実こそ、学会が大聖人直結の仏意仏勅の教団である証しにほかならないのです。

◇放課後メモ
「仏法西還」については、次の書籍の中でも言及されています。
○…小説『新・人間革命』第3巻「仏法西還」の章(聖教新聞社)
○…『御書と師弟』第1巻60ページ(同)
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第1巻121ページ(同)