「畏れ無きこと
師子王の如く」御聖訓。
いかなる逆境にあろうと
勇敢な実践をつらぬこう!
そこに成長と勝利がある。
開目抄上 P200
『いはずば今生は事なくとも後生は必ず無間地獄に堕べし、いうならば三障四魔必ず競い起るべしとしりぬ、二辺の中にはいうべし』
【通解】
言わないならば今生では何事も起らないにしても、後生は必ず無間地獄へ堕ちるであろう。言うならば三障四魔が必ず競い起るという事がわかった。二辺のなかでは言うべきである。
〈寸鉄〉 2019年2月24日
会長は一人の人間が世界を変える模範を示した—識者。人間革命の劇、共に
「悪知識を捨てて善友に親近せよ」御書。同志と団結固く。励まし合い前進
苦労した人を信用せよ—恩師。幹部は最も大変な所に飛び込め。姿で光れ
環境に配慮した商品買う倫理的消費が脱プラ推進の力と。意識変革を皆で
はやぶさ2、惑星に着陸。人類史に一頁。不屈の心で我らは友情開拓の一歩
☆3月度男子部「御書活動者会」研さんのために 御義口伝
◇忍耐・智慧・慈悲で勝て! 歓喜の信心に燃え立つ
3月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「御義口伝」を研さん。対話拡大の要諦を学ぶ。
◇御文
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は此の三軌を一念に成就するなり、衣とは柔和忍辱の衣・当著忍辱鎧是なり座とは不惜身命の修行なれば空座に居するなり室とは慈悲に住して弘むる故なり母の子を思うが如くなり』(御書737ページ)
◇通解
いま日蓮と門下が南無妙法蓮華経と唱える時、この(衣座室の)三軌を一念に成就するのである。衣とは、柔和忍辱の衣であり、(法華経勧持品第13の)「当に忍辱の鎧を著るべし」のことである。座とは、不惜身命の修行で空の座にいるということである。室とは、慈悲の心を持って弘めることであり、母が子を思うようなものである。
◇背景と大意
「御義口伝」は、日蓮大聖人が身延で法華経の要文を講義された内容を、日興上人が筆録し、大聖人の許可を得て、完成したものと伝えられている。各項目では、経文の一節を挙げ、関連する天台大師、妙楽大師等の釈を引用するなどした上で、「御義口伝に云く……」と、末法の御本仏・日蓮大聖人のお立場からの法華経解釈が展開されている。
今回の研さん範囲は「法師品十六箇の大事」の「第七衣座室の事」。ここでは、法師品第10に説かれる経文を挙げ、釈尊滅後の弘教の在り方を示されている。
◇解説
昨年9月8日に池田先生の小説『新・人間革命』が完結してから、私たちは、初めての3・16「広宣流布記念の日」を迎える。
「創価の三代の師弟の魂」を受け継ぐ使命を胸に刻み、仏縁を一段と拡大し、後継の証しを打ち立てていきたい。
対話の実践においては、相手に真心で語っても、時に反発されることもあるだろう。それでも諦めず、友の幸福を願い、粘り強く語り抜いていくことこそが、地涌の使命にほかならない。
法華経法師品には、末法において仏法を語り広げていく上で、相手の仏性を薫発するための三つの「方軌」(=のっとるべき基準)が説かれている。それが「衣座室の三軌」である。
「三軌」とは、�柔和な気持ちで忍耐強い「柔和忍辱」の心を持つこと、�あらゆる事物・事象(=一切法)には固定的な不変の実体がなく、その本質は「空」であるとの真理に基づくこと、�「大慈悲心」を起こすこと、である。「柔和忍辱」が「如来の衣」、「一切法空」が「如来の座」、「大慈悲心」が「如来の室」であると説かれるため、「衣座室の三軌」と呼ばれる。
この「衣座室の三軌」について御指南されているのが、今回の拝読御文である。ここでは、「三軌」の一つずつに解釈を加えられている。
�「衣」とは、柔和忍辱の衣・忍辱の鎧を着ること——すなわち、どんな反発や非難の風にも紛動されず、穏やかで悠然たる態度を貫く、忍耐の心の大切さを示されている。
�「座」とは、何ものにも執着しない不惜身命の修行で空の座に座るということ——すなわち、広布のために人生をささげていこうという不惜身命の信心によって、自在の智慧を開いていけるとの仰せである。
�「室」とは、母が子を思うように、慈悲を持って妙法を弘めること——すなわち、どこまでも相手を尊敬して大切にし、一緒に幸福になっていこうという慈悲の心こそ肝要であるとの仰せと拝せよう。
拝読御文の前半では、自行化他にわたって南無妙法蓮華経と唱える私たちは、この「衣座室の三軌」を一念(=一瞬の命)に成就すると仰せである。題目を唱え弘める修行によって、忍耐と智慧と慈悲という「仏の徳」が具わると示されているのである。
池田先生はこの御文を拝して語られている。
「信心の『一念』に、徳が成就するのです。特別な力などなくともよい、妙法を唱える歓喜、妙法を語れる歓喜に燃えていることが、いちばん大事なことです。その歓喜の信心に『衣座室の三軌』は含まれるのです。慈悲・忍耐・智慧の徳が含まれているのです」
師が世界広布の方程式を示された『新・人間革命』が完結し、いよいよ弟子が全責任を担って立ち上がる「新時代」を迎えた。創価班・牙城会の「新時代1期生」も全国各地で誕生し、歓喜の前進を開始している。
弟子が後継の誓いを新たにする3月。私たちは"新しい力"と共に、使命に生きる喜びに心を弾ませながら、自他共の幸福のため、立正安国のため、勢いよく対話に打って出ようではないか!