2019年2月9日土曜日

2019.02.09 わが友に贈る

仏法は「以信代慧」。
強盛な信心に立てば
勝利の智慧が湧く。
広布拡大に向け
価値創造の一日を1

三三蔵祈雨事 P1468
『されば仏になるみちは善知識にはすぎず、わが智慧なににかせん、ただあつきつめたきばかりの智慧だにも候ならば善知識たいせちなり』

【通解】
仏になる道は善知識に勝るものはない。わが智慧は何の役に立とう。ただ暑さ寒さを知るだけの智慧さえあるならば、善知識が大切なのである。

〈寸鉄〉 2019年2月9日
青年の支持がなければ、何もできない—戸田先生後継の若人と動き語ろう
民音の日。文化の力は人の生命を潤し、結ぶ。推進委員の皆様は平和の旗手
懸命に働く人は決して歳をとるという事はない—発明王。多宝の友が模範
厳寒の季節。無冠の友の尊き配達に感謝!使命の道を無事故で。皆が祈る
公明党こそ教育や福祉の大切さを知る国民政党—識者。立党精神貫き進め

☆2月度男子部「御書活動者会」研さんのために 兵衛志殿御返事(三障四魔事)
◇試練こそ成長の好機 「勇敢なる信心」で勝て
2月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「兵衛志殿御返事(三障四魔事)」を研さん。三障四魔と戦う意義を学ぶ。

◇御文
『しをのひると・みつと月の出づると・いると・夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』(御書1091ページ)

◇通解
潮が干る時と満ちる時、月の出る時と入る時、夏・秋・冬・春という四季の変わり目には、必ずそれまでと異なることがある。
凡夫が仏になる時も、また同じである。必ず三障四魔という障害が現れるので、賢者は喜び、愚者は退くのである。

◇背景と大意
本抄は、日蓮大聖人が身延で認められ、武蔵国・池上(東京都大田区)に住む池上兄弟の弟・宗長(兵衛志)に送られたお手紙である。
これまで建治元年(1275年)の御執筆とされていたが、内容から最近では、建治3年(1277年)と考えられている。
池上家は、鎌倉幕府に仕えていた武士で、有力な工匠であったとされる。宗長は兄・宗仲と共に、立宗宣言から間もない頃、大聖人に帰依したと伝えられている。
だが、真言律宗の極楽寺良観を信奉していた父・康光に信心を反対されていた。兄の宗仲が2度目の勘当を受けた直後に認められたのが、本抄である。
2度目の勘当で、兄の決意は揺るがなかったものの、弟・宗長の心には動揺が生じた。大聖人は、宗長が退転することを心配され、厳愛の励ましを送られている。
そして、凡夫が仏になる時は、必ず三障四魔が競い起こることを示され、難が起こった今こそ、「賢者」の信心を貫いていくよう教えられている。

◇解説
凡夫が仏になる境目には、必ず三障四魔が競い起こる。つまり、三障四魔が現れるということは、正しい信仰をしている証しであり、常楽我浄の幸福境涯を開く好機なのだ。ゆえに、三障四魔の出現を、賢者は「喜ぶ」と仰せである。
拝読御文の後段で、大聖人は、この度の勘当の本質を、「とによせ・かくによせて・わどのばらを持斎・念仏者等が・つくり・をとさんために・をやを・すすめをとすなり」(御書1093ページ)と鋭く喝破されている。兄が勘当されれば、家督の相続権は弟・宗長に移る。兄の勘当には、兄弟の仲を引き裂き、弟の信心を破ろうとする狙いがあったのである。
こうした魔の働きに対し、大聖人は、「すこしも・をそるる心なかれ」(同1091ページ)と、宗長を鼓舞されている。そして、法華経から離れなければ、「我が身・仏になるのみならず・そむきしをやをもみちびきなん」(同1092ページ)と励まされた。
大聖人の教えのままに、勇敢なる信心を奮い起こした池上兄弟は苦境を勝ち越え、ついには父を入信に導くのである。
困難に遭うと、障魔から「攻め込まれている」と感じることがあるかもしれない。だが本質は逆だ。成仏の峰へ到達するために、自ら望んで、障魔を「呼び起こしている」のである。
池上兄弟ゆかりの地・東京都大田区には、若き日の池田先生が、広布拡大の突破口を開いた「二月闘争」の足跡が刻まれている。
蒲田支部が、1カ月で201世帯の弘教を達成したのは、1952年(昭和27年)2月。巡り来る2月は、弟子が師恩に報いんと立ち上がり、広布の誓願を果たす時だ。
広宣流布のために、私たちが正義を語れば語るほど、負けじと魔の働きも強くなる。
思わぬ試練が立ちはだかることもあろう。しかし、臆してはいけない。信心のギアを一段と加速させ、魔を打ち破るのである。
池田先生は語られている。「広宣流布に進めば、三類の強敵、三障四魔が競い起こるのは当たり前である。そのときこそ、青年は、わが正義を叫ぶべきである。堂々と師子吼すべきである。『勇猛精進』こそ、学会青年部の魂でなければならない」
各地で、男子部大学校の入卒式が行われている。創価班、牙城会など、新たなステージに進む友。新たに大学校の門をたたいた友。清新な決意にあふれる1期生、2期生と共に、師弟の精神を深め合いながら、未来に語り継がれるような、新しい「二月闘争」の歴史を勝ち開いてまいりたい。