2018年9月4日火曜日

2018.09.04 わが友に贈る

黄金柱の壮年部よ
地域・社会の最前線で
実証示す奮闘に感謝!
皆に安心を与える
威風堂々の丈夫たれ!

崇峻天皇御書 P1174
『蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり、此の御文を御覧あらんよりは心の財つませ給うべし』

【通解】
蔵に蓄える財宝よりも、身の財がすぐれ、身の財よりも、心に積んだ財が第一である。この手紙をご覧になってから以後は、心の財を積んでいきなさい。

〈寸鉄〉 2018年9月4日
仏教の英知を異なる文明に広げたSGIに敬服—識者。皆が歴史開く旗手
「師子王の子となりて群狐に笑わるる事なかれ」御書。青年よ猛然と進め
やりにくいところで苦労してこそ人間は偉大に—恩師。苦闘こそ青春の宝
水の備蓄、8割の人が不足と。3日で1人9リットルが必要。防災への意識更に
非常に強い台風、列島へ。早めの避難などを心掛けて。まず命守る「自助」を

☆歌声高く 第15回 ああ陽は昇る/静岡健児の歌
◇東海道に「太陽の仏法」は厳然
「天晴れぬれば地明かなり」(御書254ページ)とは「観心本尊抄」の一節である。「太陽」がひとたび昇れば、夜は去り、大地はみるみる明るくなる。同様に「太陽の仏法」を受持するならば、人間の生命と時代を覆う闇を照らし晴らす、智慧と希望の陽光を放っていける。
日蓮大聖人が妙法流布の主戦場と定められたのは、当時、権力の魔性の闇が最も深い地であった。鎌倉幕府の本営があった神奈川。そして、かの執権・北条得宗家の本領があった静岡。この東海道の天地において大聖人は1260年7月、「立正安国論」をもって時の権力者・北条時頼を烈々と諫暁されたのである。
池田先生は東海道を「広宣流布の最重要地域」と定めた。仏法流布の歴史に照らし、世界広布の未来を見据え、「正義」と「共戦」の旗を託すべき友がここにいると固く信じたからだ。
今から40年前、あの第1次宗門事件の渦中にあってもそうだった。1978年(昭和53年)の8月8日、創価文化会館(当時)で行われた県長会議。先生は北陸の歌と共に、神奈川の歌「ああ陽は昇る」の歌詞を発表したのである。
「『ああ陽は昇る』——ここに私は、万感の思いを込めました。神奈川の皆さんは、常に、何があろうが、わが胸に生命の太陽を輝かせ続けていただきたい」
烈風の中、苦難と戦い、必死に活路を開こうとしている同志の胸に、希望の旭日よ昇れ!——そう訴えるかのような師の力強い声だった。「日蓮仏法は太陽の法門です。ゆえに、私たちも太陽の存在であらねばならない」
闇を晴らす仏の生命は、わが胸中に! この確信は歌声となり、神奈川の全同志へと広がっていった。
同年11月、静岡の同志にも朗報が届く。池田先生から、県歌「静岡健児の歌」が贈られたのだ。同月29日には県幹部会が開かれ、歓喜の歌声が初披露された。
堂々として揺るがぬ「富士」、法難に屈せず偉大な歴史を刻んだ「熱原の三烈士」の殉難。歌詞には"静岡の心"が刻まれていた。
「地涌の我等も、かくあれ!」と、静岡の友は、悪僧の"衣の権威"と対峙しながら、大前進を開始した。
県歌発表から30年後の2008年11月、池田先生はこの歌に加筆した。2番の「世界の友は」を「正義の同志は」に、3番の「世紀の功徳と」を「師弟の陣列」に、最後の「いざや舞え」を「いざや勝て」と。
さらに第2次宗門事件での"魂の独立"から25周年となる16年11月には静岡に愛称が誕生する。その名も「太陽の静岡」。先生は断言した。「『太陽の静岡』が栄え昇るならば、世界広布の地平は明るい」
太陽は万物を育む源だ。神奈川、そして静岡の地に今、陸続と育つ青年部・未来部の若き生命が「東海道に太陽の仏法あり!」と、その実証を示している。

MEMO
神奈川の歌「ああ陽は昇る」の誕生の経緯は、小説『新・人間革命』第28巻「大道」の章、静岡の歌「静岡健児の歌」発表の模様は第29巻「力走」の章に描かれている。SOKAチャンネルVOD(ビデオ・オン・デマンド)では、それぞれの歌のコーラス入り映像を配信。VODが利用できる会館等のほか、「SOKAチャンネル モバイルSTB」で視聴できる。

〈ああ陽は昇る〉
一、世紀の海に こだまする
  清き祈りは 舞い舞いて
  神奈川天地に 慈雨の羽
  生きとし生きる 歓喜あり
  ああ陽は昇る 我等の胸にも
二、尊き歴史の 我が舞台
  無限の光は 消えまじき
  その松明を 地涌こそ
  かかげん弘めん 久遠まで
  ああ陽は昇る 我等の城にも
三、この世悔いなく 暁鐘を
  広布の友は 雲と涌く
  このリズムをば 誰人も
  讃え仰がん 限りなく
  ああ陽は昇る 我等の同志にも
  ああ陽は昇る 我等の同志にも

〈静岡健児の歌〉
一、ああ誉れなり 我が富士を
  朝な夕なに 仰ぎ見む
  地涌の我等も かくあれと
  静岡健児よ
  いざや立て いざや立て
二、朝日に輝く この大地
  正義の同志は 集いくる
  この地楽土に 勇み立て
  静岡健児よ
  今ここに 今ここに
三、この地の広布が 満々と
  師弟の陣列 雲と涌く
  烈士に続かん この我は
  静岡健児よ いざや勝て
  静岡健児よ いざや勝て