友の悩みに耳を傾け
仏法を語り切ろう!
真剣なる同苦の祈りに
我ら創価の心が光る!
勇気と慈悲の賢者たれ!
南条殿御返事 P1578
『法妙なるが故に人貴し人貴きが故に所尊しと申すは是なり』
◇希望の明日へ
公正な精神のもち主は、経済活動によって、ともすれば富める国、富める階層がますます富み、貧しい国、貧しい階層がますます貧しくなっていくといった矛盾を決して見逃さないであろう。また公正の人は、地球環境を破壊し、生態系のバランスを崩しながら独走する経済成長が、どんなに危険かをよく知っている。いわんや、規制の緩やかな国への公害の"輸出"などを許すはずはない。このような点は、特に日本が心しなければならないことである。
平3・4・21
2014年7月31日木曜日
2014.07.30 わが友に贈る
「いつも・たいせず
信ずるなり」
持続こそ「力」だ。
清流のごとき信心で
充実と躍動の日々を!
曾谷入道殿許御書 P1033
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し、濁悪の衆生此の大士に遇つて仏種を殖うること例せば水精の月に向つて水を生じ孔雀の雷の声を聞いて懐妊するが如し』
◇希望の明日へ
ビジネスは、その本来の性格から、経済効率を上げ、利潤を追求することを第一義としている。もしビジネス人が事業に左右され、"企業の論理"や"資本の論理"しか眼中にないとするならば、行きつく先は、利潤をめぐる争いであり、それは、しばしば戦争の誘因にさえなってきた歴史がある。ビジネスが平和構築のために貢献をしようとするならば、そうした論理を"人間の論理"のもとにリードしなければならないであろう。そのために何が必要か−−。私は平和を志向するビジネス人の精神的バックボーンとして、端的に公正の精神をあげておきたい。
平3・4・21
信ずるなり」
持続こそ「力」だ。
清流のごとき信心で
充実と躍動の日々を!
曾谷入道殿許御書 P1033
『此等の大菩薩末法の衆生を利益したもうこと猶魚の水に練れ鳥の天に自在なるが如し、濁悪の衆生此の大士に遇つて仏種を殖うること例せば水精の月に向つて水を生じ孔雀の雷の声を聞いて懐妊するが如し』
◇希望の明日へ
ビジネスは、その本来の性格から、経済効率を上げ、利潤を追求することを第一義としている。もしビジネス人が事業に左右され、"企業の論理"や"資本の論理"しか眼中にないとするならば、行きつく先は、利潤をめぐる争いであり、それは、しばしば戦争の誘因にさえなってきた歴史がある。ビジネスが平和構築のために貢献をしようとするならば、そうした論理を"人間の論理"のもとにリードしなければならないであろう。そのために何が必要か−−。私は平和を志向するビジネス人の精神的バックボーンとして、端的に公正の精神をあげておきたい。
平3・4・21
2014年7月29日火曜日
2014.07.29 わが友に贈る
勝負の夏に挑む
受験生、頑張れ!
地道に積み重ねた
努力が必ず実を結ぶ。
自分自身に負けるな!
女人成仏抄 P471
『経文には一人一日の中に八億四千念あり念念の中に作す所皆是れ三途の業なり等云云』
◇希望の明日へ
政治を一部の"特権階級"の独占物にしてはならない。ごく普通の、平凡な市民の手に取り戻さなければならない。ここに創価学会の年来の主張がある。そのために行動してきているのである。
平3・3・19
受験生、頑張れ!
地道に積み重ねた
努力が必ず実を結ぶ。
自分自身に負けるな!
女人成仏抄 P471
『経文には一人一日の中に八億四千念あり念念の中に作す所皆是れ三途の業なり等云云』
◇希望の明日へ
政治を一部の"特権階級"の独占物にしてはならない。ごく普通の、平凡な市民の手に取り戻さなければならない。ここに創価学会の年来の主張がある。そのために行動してきているのである。
平3・3・19
2014年7月28日月曜日
2014.07.27 わが友に贈る
挑戦こそ成長の源泉。
教学試験の受験者に
真心のエールを!
応援する先輩も
鍛えの日々を共に!
異体同心事 P1463
『日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』
◇希望の明日へ
経済は、個人にとっても国家にとっても、幸福の重要な要素である。そのうえで、経済の発展のみでは人の欲望をかぎりなく肥大させ、その結果、かえって不幸感を増す場合がある。また人の精神を弱くする面がある。ゆえに経済の安定した発展と、人間の教育の両輪が大切となる。なかでも、教育の充実が根本となってこそ、社会の健全な発展がある。
平2・7・19
☆世界広布新時代第9回各部代表者会議へのメッセージ
池田名誉会長がメッセージを贈り、各地で行われている創価青年大会の成功を祝福するとともに、婦人部、壮年部の真心の応援に深く感謝。今後の無事故の開催と青年部のさらなる成長を心から念願した。
続いて、全国の女子部の友の清々しい、爽やかな振る舞いに、さまざまな分野の人々から賞讃の声が寄せられていることに言及。
日蓮大聖人が女性の門下に贈られた『此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたり』(P1134、「四条金吾殿女房御返事」)を拝読した。
そして、女子部の友に対し、「この最高の福運と使命に胸を張って、祈りも強く、微笑みながら、朗らかに前進していただきたい。毎日毎日、仕事も学会活動も忙しくて大変だろうけれども、無理をしたり、背伸びをしたりする必要はありません。自分らしく伸び伸びと、ありのままの生命を輝かせ、良き仲間と聡明に守り合い、励まし合って、笑顔と弾む声のあふれるスクラムを広げていってください」と呼び掛けた。
さらに、名誉会長は『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か、剰え日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し』(P1337、「生死一大事血脈抄」)の一節を拝読。
我らの永遠不滅の原点は「異体同心の団結」である。我らは「水魚の思」で結ばれた家族以上の究極の盟友である。どうか、リーダーの皆さん方は、私と同じ心で学会を愛し、会員を大事にし、仏縁を広げ、後継を育てていただきたいと力説した。
最後に「原田会長を中心として断じて油断なく、いかなる魔も勇猛果敢に打ち破り、どんどん前に前に進んでいこう!」「題目の大良薬で、満々と大生命力を湛え、健康第一で夏を乗り切り、大勝利の一年の総仕上げを頼みます。明るく楽しく、一緒に頑張ろう!」と語り、メッセージを結んだ。
教学試験の受験者に
真心のエールを!
応援する先輩も
鍛えの日々を共に!
異体同心事 P1463
『日本国の人人は多人なれども体同異心なれば諸事成ぜん事かたし、日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし』
◇希望の明日へ
経済は、個人にとっても国家にとっても、幸福の重要な要素である。そのうえで、経済の発展のみでは人の欲望をかぎりなく肥大させ、その結果、かえって不幸感を増す場合がある。また人の精神を弱くする面がある。ゆえに経済の安定した発展と、人間の教育の両輪が大切となる。なかでも、教育の充実が根本となってこそ、社会の健全な発展がある。
平2・7・19
☆世界広布新時代第9回各部代表者会議へのメッセージ
池田名誉会長がメッセージを贈り、各地で行われている創価青年大会の成功を祝福するとともに、婦人部、壮年部の真心の応援に深く感謝。今後の無事故の開催と青年部のさらなる成長を心から念願した。
続いて、全国の女子部の友の清々しい、爽やかな振る舞いに、さまざまな分野の人々から賞讃の声が寄せられていることに言及。
日蓮大聖人が女性の門下に贈られた『此の経を持つ女人は一切の女人に・すぎたるのみならず一切の男子に・こえたり』(P1134、「四条金吾殿女房御返事」)を拝読した。
そして、女子部の友に対し、「この最高の福運と使命に胸を張って、祈りも強く、微笑みながら、朗らかに前進していただきたい。毎日毎日、仕事も学会活動も忙しくて大変だろうけれども、無理をしたり、背伸びをしたりする必要はありません。自分らしく伸び伸びと、ありのままの生命を輝かせ、良き仲間と聡明に守り合い、励まし合って、笑顔と弾む声のあふれるスクラムを広げていってください」と呼び掛けた。
さらに、名誉会長は『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か、剰え日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば例せば城者として城を破るが如し』(P1337、「生死一大事血脈抄」)の一節を拝読。
我らの永遠不滅の原点は「異体同心の団結」である。我らは「水魚の思」で結ばれた家族以上の究極の盟友である。どうか、リーダーの皆さん方は、私と同じ心で学会を愛し、会員を大事にし、仏縁を広げ、後継を育てていただきたいと力説した。
最後に「原田会長を中心として断じて油断なく、いかなる魔も勇猛果敢に打ち破り、どんどん前に前に進んでいこう!」「題目の大良薬で、満々と大生命力を湛え、健康第一で夏を乗り切り、大勝利の一年の総仕上げを頼みます。明るく楽しく、一緒に頑張ろう!」と語り、メッセージを結んだ。
2014.07.28 わが友に贈る
◇今週のことば
張りのある勤行こそ
健康と充実の力なり。
聡明な生活のリズムで
価値創造の一日一日を!
明るく楽しく健やかに。
2014年07月28日
立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』
◇希望の明日へ
仏典には"仏法は勝負を第一とし、政治というのは、賞罰を根本とするものである"と説かれている。たたえるべき人をたたえ、人々に"やる気"を起こさせる−−。これは政治の役割として大変に重要である。例えば、夜勤に手当を出すとか、皆勤の人を表彰するとか、きめ細かな工夫が、働くことへの納得を生み、働く意欲を高める。また財産の私有を認めることも、働きがいを与え、経済全体の発展につながるのである。
平2・10・4
☆御書とともに�第20回 自他共に幸福の大輪を
『末法に入て今日蓮が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり』(三大秘法抄、P1022)
◇通解
末法に入って今、日蓮が唱えている(南無妙法蓮華経の)題目は、末法に入る前の時代とは異なって、自行と化他の両方にわたる南無妙法蓮華経である。
◇同志への指針
真に幸福の人とは、人を幸福にできる人だ。題目は、その究極の力である。
広宣流布に挑みゆく我ら学会員の唱題行こそ、御書に仰せの通りの「自行化他にわたる」実践にほかならない。
自他共の仏性を信じる。自他共の生命の可能性を開く。自他共に幸福の大輪を咲かせる。私たちの実践は、御本仏の大願を実現する最高の仏道修行なのだ。
張りのある勤行こそ
健康と充実の力なり。
聡明な生活のリズムで
価値創造の一日一日を!
明るく楽しく健やかに。
2014年07月28日
立正安国論 P21
『悪侶を誡めずんば豈善事を成さんや』
◇希望の明日へ
仏典には"仏法は勝負を第一とし、政治というのは、賞罰を根本とするものである"と説かれている。たたえるべき人をたたえ、人々に"やる気"を起こさせる−−。これは政治の役割として大変に重要である。例えば、夜勤に手当を出すとか、皆勤の人を表彰するとか、きめ細かな工夫が、働くことへの納得を生み、働く意欲を高める。また財産の私有を認めることも、働きがいを与え、経済全体の発展につながるのである。
平2・10・4
☆御書とともに�第20回 自他共に幸福の大輪を
『末法に入て今日蓮が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり』(三大秘法抄、P1022)
◇通解
末法に入って今、日蓮が唱えている(南無妙法蓮華経の)題目は、末法に入る前の時代とは異なって、自行と化他の両方にわたる南無妙法蓮華経である。
◇同志への指針
真に幸福の人とは、人を幸福にできる人だ。題目は、その究極の力である。
広宣流布に挑みゆく我ら学会員の唱題行こそ、御書に仰せの通りの「自行化他にわたる」実践にほかならない。
自他共の仏性を信じる。自他共の生命の可能性を開く。自他共に幸福の大輪を咲かせる。私たちの実践は、御本仏の大願を実現する最高の仏道修行なのだ。
2014.07.26 わが友に贈る
弘教と人材の拡大で
新時代を勝ち開いた
全ての同志に最敬礼!
皆で前進を喜び合い
功徳の花を満開に!
南条殿御返事 P1578
『釈迦仏は我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給いて候』
◇希望の明日へ
ヨーロッパをはじめとして一級の政治家、指導者には、詩心がある人が多い。詩の精神が真の政治には必要であろう。
平2・5・31
☆総東京青年大会へのメッセージ
君たちには、新しい世紀を創る青年の熱と力があります。君たちには、世界一なる生命尊厳の仏法の大哲理があります。君たちには、絶対に信頼し合える創価家族の連帯があります。
君たち創価の青年が世界の友とスクラムを組み、人類の宿命を転換する平和と共生の100年へ、新たな大潮流を起こしていってくれ給え!
新時代を勝ち開いた
全ての同志に最敬礼!
皆で前進を喜び合い
功徳の花を満開に!
南条殿御返事 P1578
『釈迦仏は我を無量の珍宝を以て億劫の間供養せんよりは末代の法華経の行者を一日なりとも供養せん功徳は百千万億倍過ぐべしとこそ説かせ給いて候』
◇希望の明日へ
ヨーロッパをはじめとして一級の政治家、指導者には、詩心がある人が多い。詩の精神が真の政治には必要であろう。
平2・5・31
☆総東京青年大会へのメッセージ
君たちには、新しい世紀を創る青年の熱と力があります。君たちには、世界一なる生命尊厳の仏法の大哲理があります。君たちには、絶対に信頼し合える創価家族の連帯があります。
君たち創価の青年が世界の友とスクラムを組み、人類の宿命を転換する平和と共生の100年へ、新たな大潮流を起こしていってくれ給え!
2014年7月25日金曜日
2014.07.25 わが友に贈る
真心の宝城ありて
広宣流布は大前進!
会場提供者の皆様
いつもありがとう!
福徳の長者、万歳!
御義口伝巻上 P740
『我等が生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは併ら四徳の香を吹くなり』
◇希望の明日へ
真の政治がなければ、民衆はあまりにもかわいそうである。今後、必ずや、この願いの通りに、絶対に民衆を裏切らない、本物の政治家が出てくることを信じたい。また青年が、日本のため、世界のために、この思いを実現していただきたい。
平1・2・14
広宣流布は大前進!
会場提供者の皆様
いつもありがとう!
福徳の長者、万歳!
御義口伝巻上 P740
『我等が生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは併ら四徳の香を吹くなり』
◇希望の明日へ
真の政治がなければ、民衆はあまりにもかわいそうである。今後、必ずや、この願いの通りに、絶対に民衆を裏切らない、本物の政治家が出てくることを信じたい。また青年が、日本のため、世界のために、この思いを実現していただきたい。
平1・2・14
2014.07.24 わが友に贈る
親子の語らいを大切に。
和楽の家庭こそ
信心継承の土台なり。
創立100周年の主役に
良き思い出を送ろう!
持妙法華問答抄 P467
『寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』
◇希望の明日へ
科学も政治も経済も、すべては人間の現実の苦しみを減らし、幸福を増すためにある。徹底して、そのために貢献させていかなければならないのである。
昭63・11・24
和楽の家庭こそ
信心継承の土台なり。
創立100周年の主役に
良き思い出を送ろう!
持妙法華問答抄 P467
『寂光の都ならずは何くも皆苦なるべし本覚の栖を離れて何事か楽みなるべき、願くは「現世安穏後生善処」の妙法を持つのみこそ只今生の名聞後世の弄引なるべけれ須く心を一にして南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき』
◇希望の明日へ
科学も政治も経済も、すべては人間の現実の苦しみを減らし、幸福を増すためにある。徹底して、そのために貢献させていかなければならないのである。
昭63・11・24
2014年7月23日水曜日
2014.07.23 わが友に贈る
夏場の体調管理に
くれぐれも注意を!
熱中症に警戒せよ。
十分な水分と栄養で
価値ある日々を前進!
上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』
◇希望の明日へ
文化・社会環境を構成する科学技術、政治、経済、組織、体制等は、ことごとく自然生態系と共存し、人類を創造的発展に導くためにある。人類が、この地球上に、生物進化の頂点として生を享けている存在論的根拠は、万物の尊厳性を守る"保護者"としての役割にある。
平4・4・15
☆御書とともに�第19回 地湧の青年の陣列は無限
『地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり、地涌の菩薩の数にもや入りなまし、若し日蓮地涌の菩薩の数に入らば豈に日蓮が弟子檀那・地涌の流類に非ずや』
(諸法実相抄、1359�)
◇通解 地涌の菩薩の先駆けは日蓮一人である。地涌の菩薩の数にも入っているかもしれない。もし、日蓮が地涌の菩薩の数に入っているならば、どうして日蓮の弟子檀那が地涌の流類でないことかあろうか。
◇同志への指針
わが愛する青年部の力闘が、何よりも頼もしい。
一番大事な時に、一番大変な所へ、苦難をものともせず、喜び勇んで躍り出る。これこそ、大聖人直系の誉れの地涌の若人にほかならない。
皆、久遠からの誓いと宿縁がある。強盛な祈りと確信の対話で、君たちに連なる地涌の菩薩を一人また一人と呼び起こすのだ。この希望の陣列は未来に尽きることはない。
くれぐれも注意を!
熱中症に警戒せよ。
十分な水分と栄養で
価値ある日々を前進!
上野尼御前御返事 P1580
『法華経と申すは手に取れば其の手やがて仏に成り口に唱ふれば其の口即仏なり』
◇希望の明日へ
文化・社会環境を構成する科学技術、政治、経済、組織、体制等は、ことごとく自然生態系と共存し、人類を創造的発展に導くためにある。人類が、この地球上に、生物進化の頂点として生を享けている存在論的根拠は、万物の尊厳性を守る"保護者"としての役割にある。
平4・4・15
☆御書とともに�第19回 地湧の青年の陣列は無限
『地涌の菩薩のさきがけ日蓮一人なり、地涌の菩薩の数にもや入りなまし、若し日蓮地涌の菩薩の数に入らば豈に日蓮が弟子檀那・地涌の流類に非ずや』
(諸法実相抄、1359�)
◇通解 地涌の菩薩の先駆けは日蓮一人である。地涌の菩薩の数にも入っているかもしれない。もし、日蓮が地涌の菩薩の数に入っているならば、どうして日蓮の弟子檀那が地涌の流類でないことかあろうか。
◇同志への指針
わが愛する青年部の力闘が、何よりも頼もしい。
一番大事な時に、一番大変な所へ、苦難をものともせず、喜び勇んで躍り出る。これこそ、大聖人直系の誉れの地涌の若人にほかならない。
皆、久遠からの誓いと宿縁がある。強盛な祈りと確信の対話で、君たちに連なる地涌の菩薩を一人また一人と呼び起こすのだ。この希望の陣列は未来に尽きることはない。
2014年7月22日火曜日
2014.07.22 わが友に贈る
新たな決意から
新たな建設は始まる!
日蓮仏法は本因妙。
今、ここからが出発だ!
価値創造の人生たれ!
可延定業書 P986
『命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりともこれを延るならば千万両の金にもすぎたり』
◇希望の明日へ
人類は、自らの創出した文化・社会環境を駆使して、さらなる地球価値を創造するべき役割を担っている。つまり、"価値創造者"としての人類の使命である。
平4・4・15
新たな建設は始まる!
日蓮仏法は本因妙。
今、ここからが出発だ!
価値創造の人生たれ!
可延定業書 P986
『命と申す物は一身第一の珍宝なり一日なりともこれを延るならば千万両の金にもすぎたり』
◇希望の明日へ
人類は、自らの創出した文化・社会環境を駆使して、さらなる地球価値を創造するべき役割を担っている。つまり、"価値創造者"としての人類の使命である。
平4・4・15
2014.07.21 わが友に贈る
◇今週のことば
創価後継の躍進の夏だ!
若き生命に火を灯せば
未来は無限に輝き渡る。
真心あふれるエールで
人類の希望を育もう!
2014年07月21日
撰時抄 P260
『正像二千年の大王よりも後世ををもはん人人は末法の今の民にてこそあるべけれ』
◇希望の明日へ
核戦争の脅威が遠のいた今、環境危機が、人類の脅威として大きくのしかかっている。途上国の開発の権利を尊重しつつ、先進国の経済発展もあわせて保証し得る新しいグローバルな共生システムを生み出すために貢献することこそ、日本のあるべき国際貢献策といえよう。
平4・1・26
☆名誉会長と共に新時代を開く 第27回 朗らかに喜びの花の道を
創価の花・女子部の結成記念日、本当におめでとう!
今、日本全国で、また世界中で、朗らかな華陽姉妹が真剣に健闘している。「ここに希望がある」「信じ合える友がいる」「最高に充実した青春の道がある」と喜びが広がっている。本当に嬉しい!
戸田先生は語られていた。
「女子部の皆さんが、若くして信心するということは、一生涯、幸福になるためです。女性の本当の幸福の勝利は、40代からです」
あせる必要はない。永遠の幸福の土台をつくっているのだ。
女子部の皆さんは、妙法を持ち、友のため、家族のために懸命に祈っている。平和のため、社会のために誠実に行動している。何と美しい心か。そのありのままの姿が何より尊い。
女子部が一人いれば、それだけで皆が明るくなる。希望が湧く。女子部こそ光だ。太陽だ。
世界一の生命哲学を学び、悩みと戦いながら、何があっても負けない青春を謳歌している。
御義口伝には『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(P76)と仰せである。大歓喜の花を、わが心に、友の生命に咲かせていくのだ。
時代の変化は激しい。草創期とは違う苦労がある。どうしたら、女子部が自信をもって力を発揮し、伸び伸びと進んでいけるか——皆が心を尽くし、智慧を出すのだ。女子部を守り、皆で応援していきたい。広布の門を開いてくれるのは、この方々しかいない。かけがえのない宝を真心で励ましていくのだ。
女子部は一人も残らず健康で! 幸福に! そう私と妻は来る日も来る日も、真剣に祈っている。
楽しいところ、ほっとするところ、新鮮な感動が生まれるところに、人は集まる。心豊かに友と語り、賢く大らかに思い出を刻みながら、ロマン薫る幸福の大道を前進していただきたい。
創価後継の躍進の夏だ!
若き生命に火を灯せば
未来は無限に輝き渡る。
真心あふれるエールで
人類の希望を育もう!
2014年07月21日
撰時抄 P260
『正像二千年の大王よりも後世ををもはん人人は末法の今の民にてこそあるべけれ』
◇希望の明日へ
核戦争の脅威が遠のいた今、環境危機が、人類の脅威として大きくのしかかっている。途上国の開発の権利を尊重しつつ、先進国の経済発展もあわせて保証し得る新しいグローバルな共生システムを生み出すために貢献することこそ、日本のあるべき国際貢献策といえよう。
平4・1・26
☆名誉会長と共に新時代を開く 第27回 朗らかに喜びの花の道を
創価の花・女子部の結成記念日、本当におめでとう!
今、日本全国で、また世界中で、朗らかな華陽姉妹が真剣に健闘している。「ここに希望がある」「信じ合える友がいる」「最高に充実した青春の道がある」と喜びが広がっている。本当に嬉しい!
戸田先生は語られていた。
「女子部の皆さんが、若くして信心するということは、一生涯、幸福になるためです。女性の本当の幸福の勝利は、40代からです」
あせる必要はない。永遠の幸福の土台をつくっているのだ。
女子部の皆さんは、妙法を持ち、友のため、家族のために懸命に祈っている。平和のため、社会のために誠実に行動している。何と美しい心か。そのありのままの姿が何より尊い。
女子部が一人いれば、それだけで皆が明るくなる。希望が湧く。女子部こそ光だ。太陽だ。
世界一の生命哲学を学び、悩みと戦いながら、何があっても負けない青春を謳歌している。
御義口伝には『自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり』(P76)と仰せである。大歓喜の花を、わが心に、友の生命に咲かせていくのだ。
時代の変化は激しい。草創期とは違う苦労がある。どうしたら、女子部が自信をもって力を発揮し、伸び伸びと進んでいけるか——皆が心を尽くし、智慧を出すのだ。女子部を守り、皆で応援していきたい。広布の門を開いてくれるのは、この方々しかいない。かけがえのない宝を真心で励ましていくのだ。
女子部は一人も残らず健康で! 幸福に! そう私と妻は来る日も来る日も、真剣に祈っている。
楽しいところ、ほっとするところ、新鮮な感動が生まれるところに、人は集まる。心豊かに友と語り、賢く大らかに思い出を刻みながら、ロマン薫る幸福の大道を前進していただきたい。
2014年7月20日日曜日
2014.07.20 わが友に贈る
最前線で奮闘する
男子・女子部の部長に
心からの励ましを!
若き力の躍動が
新時代の扉を開く!
南部六郎殿御書 P1374
『誹謗の者に親近すれば所修の善根悉く滅して倶に地獄に堕落せん』
◇希望の明日へ
倣慢と無慈悲の"つけ"は必ずやってくる。峻厳な因果応報の法則である。自然を破壊する人間は、自分自身を破壊している。自然や民衆を敵に回す者は、厳しい、しっぺ返しを受ける。
平3・6・10
☆創価学園「栄光の日」記念の集いへのメッセージ
暑さにも負けず、本当にご苦労さま!
真剣に努力し、前進している生命からは、おのずと、にじみ出る光があります。
学園生の凛々しい瞳が輝き、学園生の明るい笑顔がはじけ、学園生の力強い歌声が躍動している限り、世界を照らす希望と平和の虹は、未来へ晴れ晴れと、どこまでも広がっていくのです。
ここで皆の健闘を讃え、さらなる青春勝利への勇気の一歩を踏み出す決意を込めて、我ら創価学園の万歳を、声高らかに轟かせよう!
先日、サッカーのワールドカップの舞台となった南米ブラジルから、一冊の貴重な書籍が届きました。
私が忘れ得ぬ出会いを結んだ、ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁が生前に書き遺された随筆集で、愛娘のラウラさんが贈ってくださったものです。
総裁は人間主義の大言論人であり、国連の「世界人権宣言」の起草にも尽力されました。栄光輝く人生を飾られた大偉人です。
きょうは、このアタイデ総裁の人生を通し、第一に「栄光は挑戦から生まれる」と申し上げたい。
私がお会いした時、総裁は94歳。しかし、青年のごとき大情熱で、「戦いましょう。力を合わせて、人類の歴史を変えましょう」と語られました。
そして直ちに、総裁と私は新たな対話に挑み、対談集『21世紀の人権を語る』を発刊したのです。
総裁は青年に「自分自身を超えよ」と呼び掛けておられました。
すなわち、生き生きと何でも挑戦しよう!
挑戦すれば、自分自身の限界にぶつかる。それでも、諦めないで学ぶ。そして挑戦する。
その青春の挑戦によって、今の自分自身を超えて、偉大な力がつく。何があってもたじろがない、大きな心の人格ができるのです。
第二に、「栄光は忍耐によって輝く」と申し上げたい。
アタイデ総裁は、独裁権力と真っ向から戦い、3度の投獄にも、3年間の国外追放にも耐え抜いた勇者です。
「どんなに不正な迫害があろうと、使命をもった人間の勇気を打ちくだくことはできない」とは、総裁の大確信です。だからこそ、総裁は、創価教育の三代の師弟が、民衆の人権を守るため、あらゆる苦難に屈しないで、戦い抜いてきた歴史を、心から信頼されているのです。
使命が大きければ、試練もまた大きい。その試練に断じて負けないこと、それ自体が、人間としての真の栄光なのです。
20年ほど前、私もよく知る素晴らしいご両親を、不慮の交通事故で亡くした学園生の3姉妹がいます。
この時、長女は高校3年、次女は中学2年、三女は小学4年でした。これほど悲しいことはなかったでしょう。しかし3姉妹は負けなかった。父母を胸に抱きしめ、優しい祖母に支えられながら、学園での日々を頑張り通しました。良き学友とスクラムを組んで、明るく朗らかに学び抜きました。
今、三女も社会に出て、学校の先生となるなど、3人とも思いやりの深い、心が強く豊かなリーダーとして大活躍しています。
学園生の負けじ魂は、いかなる闇も打ち晴らす希望の太陽なのです。
そして第三に、「栄光は逆転劇で勝ち取ることができる」と申し上げたい。
もはや、有名になれば偉いとか、富を得れば偉いとか、地位が上がれば偉いとか、そういう時代は終わりを告げ、逆転しました。
どれだけ粘り強く学んで英知を磨き続けていくか。
どれだけ勇敢に正義の信念をもって、社会に貢献していくか。
どれだけ誠実に庶民の味方となって、汗を流し尽くしていくか。
どれだけ深い哲学・思想をもって、世界に友情を広げていくか。
その人が、これからの栄光の勝利者です。これが学園生の未来です。
ともあれ、アタイデ総裁が最も尊敬する、ブラジル文学の巨人マシャード・デ・アシス氏は謳いました。
「人生の芸術とは、最大の悪から最大の善を引き出すことである」と。私も大好きな言葉です。
いかに最悪の逆境にあっても、そこから最善の力を発揮し、見事な栄光の逆転劇を勝ち取っていく。途中がどうであれ、今に見よ、最後は絶対に勝ってみせる。その底力を鍛え上げていくのが、学園時代です。
今は焦らず、じっくりと一日一日、勉学の根を張りながら、やがて仰ぎ見る人間の大樹へと伸びていってください。
私は、いつも皆さんと心で語らい、皆さんの栄光と勝利へ、エールを送り続けています。
結びに、愛する学園生に一首贈り、私のメッセージと致します。
恐れるな
君の生命は
ダイヤなり
学び 磨けや
無敵の光を
ご家族に心配をかけず、元気に有意義な夏休みを送ってください。
男子・女子部の部長に
心からの励ましを!
若き力の躍動が
新時代の扉を開く!
南部六郎殿御書 P1374
『誹謗の者に親近すれば所修の善根悉く滅して倶に地獄に堕落せん』
◇希望の明日へ
倣慢と無慈悲の"つけ"は必ずやってくる。峻厳な因果応報の法則である。自然を破壊する人間は、自分自身を破壊している。自然や民衆を敵に回す者は、厳しい、しっぺ返しを受ける。
平3・6・10
☆創価学園「栄光の日」記念の集いへのメッセージ
暑さにも負けず、本当にご苦労さま!
真剣に努力し、前進している生命からは、おのずと、にじみ出る光があります。
学園生の凛々しい瞳が輝き、学園生の明るい笑顔がはじけ、学園生の力強い歌声が躍動している限り、世界を照らす希望と平和の虹は、未来へ晴れ晴れと、どこまでも広がっていくのです。
ここで皆の健闘を讃え、さらなる青春勝利への勇気の一歩を踏み出す決意を込めて、我ら創価学園の万歳を、声高らかに轟かせよう!
先日、サッカーのワールドカップの舞台となった南米ブラジルから、一冊の貴重な書籍が届きました。
私が忘れ得ぬ出会いを結んだ、ブラジル文学アカデミーのアタイデ総裁が生前に書き遺された随筆集で、愛娘のラウラさんが贈ってくださったものです。
総裁は人間主義の大言論人であり、国連の「世界人権宣言」の起草にも尽力されました。栄光輝く人生を飾られた大偉人です。
きょうは、このアタイデ総裁の人生を通し、第一に「栄光は挑戦から生まれる」と申し上げたい。
私がお会いした時、総裁は94歳。しかし、青年のごとき大情熱で、「戦いましょう。力を合わせて、人類の歴史を変えましょう」と語られました。
そして直ちに、総裁と私は新たな対話に挑み、対談集『21世紀の人権を語る』を発刊したのです。
総裁は青年に「自分自身を超えよ」と呼び掛けておられました。
すなわち、生き生きと何でも挑戦しよう!
挑戦すれば、自分自身の限界にぶつかる。それでも、諦めないで学ぶ。そして挑戦する。
その青春の挑戦によって、今の自分自身を超えて、偉大な力がつく。何があってもたじろがない、大きな心の人格ができるのです。
第二に、「栄光は忍耐によって輝く」と申し上げたい。
アタイデ総裁は、独裁権力と真っ向から戦い、3度の投獄にも、3年間の国外追放にも耐え抜いた勇者です。
「どんなに不正な迫害があろうと、使命をもった人間の勇気を打ちくだくことはできない」とは、総裁の大確信です。だからこそ、総裁は、創価教育の三代の師弟が、民衆の人権を守るため、あらゆる苦難に屈しないで、戦い抜いてきた歴史を、心から信頼されているのです。
使命が大きければ、試練もまた大きい。その試練に断じて負けないこと、それ自体が、人間としての真の栄光なのです。
20年ほど前、私もよく知る素晴らしいご両親を、不慮の交通事故で亡くした学園生の3姉妹がいます。
この時、長女は高校3年、次女は中学2年、三女は小学4年でした。これほど悲しいことはなかったでしょう。しかし3姉妹は負けなかった。父母を胸に抱きしめ、優しい祖母に支えられながら、学園での日々を頑張り通しました。良き学友とスクラムを組んで、明るく朗らかに学び抜きました。
今、三女も社会に出て、学校の先生となるなど、3人とも思いやりの深い、心が強く豊かなリーダーとして大活躍しています。
学園生の負けじ魂は、いかなる闇も打ち晴らす希望の太陽なのです。
そして第三に、「栄光は逆転劇で勝ち取ることができる」と申し上げたい。
もはや、有名になれば偉いとか、富を得れば偉いとか、地位が上がれば偉いとか、そういう時代は終わりを告げ、逆転しました。
どれだけ粘り強く学んで英知を磨き続けていくか。
どれだけ勇敢に正義の信念をもって、社会に貢献していくか。
どれだけ誠実に庶民の味方となって、汗を流し尽くしていくか。
どれだけ深い哲学・思想をもって、世界に友情を広げていくか。
その人が、これからの栄光の勝利者です。これが学園生の未来です。
ともあれ、アタイデ総裁が最も尊敬する、ブラジル文学の巨人マシャード・デ・アシス氏は謳いました。
「人生の芸術とは、最大の悪から最大の善を引き出すことである」と。私も大好きな言葉です。
いかに最悪の逆境にあっても、そこから最善の力を発揮し、見事な栄光の逆転劇を勝ち取っていく。途中がどうであれ、今に見よ、最後は絶対に勝ってみせる。その底力を鍛え上げていくのが、学園時代です。
今は焦らず、じっくりと一日一日、勉学の根を張りながら、やがて仰ぎ見る人間の大樹へと伸びていってください。
私は、いつも皆さんと心で語らい、皆さんの栄光と勝利へ、エールを送り続けています。
結びに、愛する学園生に一首贈り、私のメッセージと致します。
恐れるな
君の生命は
ダイヤなり
学び 磨けや
無敵の光を
ご家族に心配をかけず、元気に有意義な夏休みを送ってください。
2014.07.19 わが友に贈る
真の勝利者とは
諦めない人の異名だ。
何があっても前へ!
負けじ魂を燃やし
わが心の壁を破れ!
日妙聖人御書 P1216
『いまだきかず女人の仏法をもとめて千里の路をわけし事を』
◇希望の明日へ
公害をはじめ、さまざまな課題、難題は、いずこの国でもある。大切なのは、問題解決の"柱"であるリーダーの資質である。どう誠実に、どう着実に、どう希望を与えつつ、現実を、変えていけるか、変えていこうとしているのか−−。その意味でも、恐ろしいのは"心の公害"である。利潤のみを追求する人間のエゴイズムは、弱者の犠牲と社会の危機をもたらすのである。
平3・4・22
諦めない人の異名だ。
何があっても前へ!
負けじ魂を燃やし
わが心の壁を破れ!
日妙聖人御書 P1216
『いまだきかず女人の仏法をもとめて千里の路をわけし事を』
◇希望の明日へ
公害をはじめ、さまざまな課題、難題は、いずこの国でもある。大切なのは、問題解決の"柱"であるリーダーの資質である。どう誠実に、どう着実に、どう希望を与えつつ、現実を、変えていけるか、変えていこうとしているのか−−。その意味でも、恐ろしいのは"心の公害"である。利潤のみを追求する人間のエゴイズムは、弱者の犠牲と社会の危機をもたらすのである。
平3・4・22
2014年7月18日金曜日
2014.07.18 わが友に贈る
「仏になるみちは
善知識にはすぎず」
悩みがあれば
一人で抱え込まず
良き先輩に相談を!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇希望の明日へ
初代牧口会長は、九十年ほど前に『人生地理学』(1903年)という著書を発表した。そこでは人間と環境の相互関連を、さまざまな次元から解明している。人間と環境は別々のものではない。密接にかかわり、深い次元で影響し合っている。仏法でも「依正不二(依報(環境的側面)と正報(主体的側面)との一体性)」と説く。牧口会長は、こうした視点にも通じる「自然との共存・共生・共鳴」のあり方を提示している。
平2・5・22
☆勝利の人間学 第56回 未来部を励ます夏
◇よき友だちとして
さあ、この夏、宝の未来部を育てよう!
わが未来部の一人一人が「学会の未来」であり、「世界の希望」であり、「人類の明日」である。未来部を育てる以上の聖業はない。
とりわけ、青年部の皆さんが、よき兄、よき姉、よき友として、元気で誠実に、温かく接してくれることが、いかに重要か。
『仏になるみちは善知識にはすぎず』(P1468、「三三蔵祈雨事」)である。「善知識」すなわち「よき友」の存在が、若さ生命を強く正しく育む。
何でも話を聞いてくれる、親身に相談にのってくれる、一緒に真剣に祈ってくれる——その真心の励ましこそ、未来部の成長の力だ。
◇まず一人を育てよう
まず「一人」を育てることから始まる。
少子化の時代だからこそ、ますます一人が大事になる。また、丁寧に心を配って、長い目で見守リ、伸ばしていくことができる。
御聖訓には、『一人を手本として一切衆生平等』(P564、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と仰せである。
一人の信心が、家族や眷属など、周囲の皆の成仏の道を広々と開いていくのだ。
一つの太陽が昇れば、一切が明るくなる。
未来部の太陽が昇れば、一家も、地域も、世界まで、希望の光で照らしていける。
◇人材育成の勝負の時
恩師・戸田城聖先生は「後生畏るべし」という『論語』の言葉がお好きだった。そして、私たちに「君たちは『後生』だから、先生である私より偉くなれ! 弟子が偉くなることこそが、師匠の勝利なのである」と励ましてくださった。
「青年畏るべし」「未来部畏るべし」である。
あとに続く人を自分以上の人材にしていく。自分が先輩から激励してもらった以上に、後輩を大切に激励していく——この最も尊い魂の触発が、学会の人材育成の伝統である。
今、どれだけ新しい人材を見つけ、新しい人材を育てるかで、広布の未来は決まる。今が勝負の時である。青年部の皆さんは、私に代わって、未来部を励ましていただきたい。
善知識にはすぎず」
悩みがあれば
一人で抱え込まず
良き先輩に相談を!
弥三郎殿御返事 P1450
『心あらん人人は我等が為にと思食すべし、若し恩を知り心有る人人は二当らん杖には一は替わるべき事ぞかし、さこそ無からめ還って怨をなしなんどせらるる事は心得ず候』
◇希望の明日へ
初代牧口会長は、九十年ほど前に『人生地理学』(1903年)という著書を発表した。そこでは人間と環境の相互関連を、さまざまな次元から解明している。人間と環境は別々のものではない。密接にかかわり、深い次元で影響し合っている。仏法でも「依正不二(依報(環境的側面)と正報(主体的側面)との一体性)」と説く。牧口会長は、こうした視点にも通じる「自然との共存・共生・共鳴」のあり方を提示している。
平2・5・22
☆勝利の人間学 第56回 未来部を励ます夏
◇よき友だちとして
さあ、この夏、宝の未来部を育てよう!
わが未来部の一人一人が「学会の未来」であり、「世界の希望」であり、「人類の明日」である。未来部を育てる以上の聖業はない。
とりわけ、青年部の皆さんが、よき兄、よき姉、よき友として、元気で誠実に、温かく接してくれることが、いかに重要か。
『仏になるみちは善知識にはすぎず』(P1468、「三三蔵祈雨事」)である。「善知識」すなわち「よき友」の存在が、若さ生命を強く正しく育む。
何でも話を聞いてくれる、親身に相談にのってくれる、一緒に真剣に祈ってくれる——その真心の励ましこそ、未来部の成長の力だ。
◇まず一人を育てよう
まず「一人」を育てることから始まる。
少子化の時代だからこそ、ますます一人が大事になる。また、丁寧に心を配って、長い目で見守リ、伸ばしていくことができる。
御聖訓には、『一人を手本として一切衆生平等』(P564、「三世諸仏総勘文教相廃立」)と仰せである。
一人の信心が、家族や眷属など、周囲の皆の成仏の道を広々と開いていくのだ。
一つの太陽が昇れば、一切が明るくなる。
未来部の太陽が昇れば、一家も、地域も、世界まで、希望の光で照らしていける。
◇人材育成の勝負の時
恩師・戸田城聖先生は「後生畏るべし」という『論語』の言葉がお好きだった。そして、私たちに「君たちは『後生』だから、先生である私より偉くなれ! 弟子が偉くなることこそが、師匠の勝利なのである」と励ましてくださった。
「青年畏るべし」「未来部畏るべし」である。
あとに続く人を自分以上の人材にしていく。自分が先輩から激励してもらった以上に、後輩を大切に激励していく——この最も尊い魂の触発が、学会の人材育成の伝統である。
今、どれだけ新しい人材を見つけ、新しい人材を育てるかで、広布の未来は決まる。今が勝負の時である。青年部の皆さんは、私に代わって、未来部を励ましていただきたい。
2014年7月17日木曜日
2014.07.17 わが友に贈る
同志に尽くせば
わが生命が躍動する。
自身が諸天に守られる。
安心と希望を送る
慈愛のリーダーたれ!
法華初心成仏抄 P556
『人に吉と思はれ人の心に随いて貴しと思はれん僧をば法華経のかたき世間の悪知識なりと思うべし』
◇希望の明日へ
環境というグローバル(地球的)な課題に対しては、各国が個別に対応するだけでは不十分である。国を超え、大陸を超えて話し合い、協力していくことが肝要である。その意味から、強い実効力をもつ地球的規模の機関が重要であり、環境問題へのさらに広範な取り組みが重要になってくる。各国の英知が、一堂に集い、人類的見地から論じ合い、解決を図っていくことが、何より肝心なのである。
平1・6・20
◎健康は
�朗々たる勤行
�献身の行動
�適度な睡眠と食事
わが生命が躍動する。
自身が諸天に守られる。
安心と希望を送る
慈愛のリーダーたれ!
法華初心成仏抄 P556
『人に吉と思はれ人の心に随いて貴しと思はれん僧をば法華経のかたき世間の悪知識なりと思うべし』
◇希望の明日へ
環境というグローバル(地球的)な課題に対しては、各国が個別に対応するだけでは不十分である。国を超え、大陸を超えて話し合い、協力していくことが肝要である。その意味から、強い実効力をもつ地球的規模の機関が重要であり、環境問題へのさらに広範な取り組みが重要になってくる。各国の英知が、一堂に集い、人類的見地から論じ合い、解決を図っていくことが、何より肝心なのである。
平1・6・20
◎健康は
�朗々たる勤行
�献身の行動
�適度な睡眠と食事
2014年7月16日水曜日
2014.07.16 わが友に贈る
忙しい時にこそ
題目を唱えることだ。
御書を拝することだ。
信心即生活の実践で
勝利の軌道を進め!
御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』
◇希望の明日へ
国境を超え、信条の違いを超えて、"ともに人間である"という立場で交流し、人間としての信義、人間としての誠実を貫いてきた。だからSGIも、世界に絶大な信頼を得ているのである。
平4・9・11
☆名誉会長と共に新時代を開く 第26回 清き生命で 歓喜の舞を
創価青年大会で、後継の友がぐんぐん伸びている。
君よ負けるな!
貴女らしく輝け!
我らには、大悪をも大善に変えゆく絶対の哲理がある。なんと希望にあふれた青春の道か。
御聖訓には仰せである。
『迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にもあらねども・立ってをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(P1300、「大悪大善御書」)
壁を破った歓喜の舞ほど、人の心を打つものはない。
祈りを込めた歌声ほど、生命を揺さぶるものはない。
今この時に巡り合わせた喜びを胸に、ともどもに人間革命の大叙事詩を綴りゆこう!
青春の鍛えが幸福を築く。清き生命が、社会に希望を送る。
戦後、私が戸田先生と出会ったころ、人の心は荒んでいた。
戦争の悲劇から精神的に立ち上がるのは、文化しかない——私は、この信念を貫いてきた。文化や芸術には、人間を内側から解放する力があるからだ。
法華経には、「清涼の池」との一節がある。いかなる国土であっても、妙法を広げ、妙法の力によって、その社会を、清らかで涼やかな水が流れるような世界に変えていく。一切の渇きを癒やすのが妙法の功力である。
戸田先生は、「平和と安穏の世界を築くのが、仏法の法理なのである。人間が心から願望している光景だ。ゆえに、広宣流布を広げていかねばならない」と力を込めておられた。
創価の大文化運動は、人々の心を豊かに蘇生させ、あらゆる鎖から解き放つ。疲れた心を癒やし、みずみずしい価値創造の生命力を輝かせるのである。
題目を唱えることだ。
御書を拝することだ。
信心即生活の実践で
勝利の軌道を進め!
御義口伝巻上 P725
『今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と信受領納する故に無上宝聚不求自得の大宝珠を得るなり』
◇希望の明日へ
国境を超え、信条の違いを超えて、"ともに人間である"という立場で交流し、人間としての信義、人間としての誠実を貫いてきた。だからSGIも、世界に絶大な信頼を得ているのである。
平4・9・11
☆名誉会長と共に新時代を開く 第26回 清き生命で 歓喜の舞を
創価青年大会で、後継の友がぐんぐん伸びている。
君よ負けるな!
貴女らしく輝け!
我らには、大悪をも大善に変えゆく絶対の哲理がある。なんと希望にあふれた青春の道か。
御聖訓には仰せである。
『迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にもあらねども・立ってをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(P1300、「大悪大善御書」)
壁を破った歓喜の舞ほど、人の心を打つものはない。
祈りを込めた歌声ほど、生命を揺さぶるものはない。
今この時に巡り合わせた喜びを胸に、ともどもに人間革命の大叙事詩を綴りゆこう!
青春の鍛えが幸福を築く。清き生命が、社会に希望を送る。
戦後、私が戸田先生と出会ったころ、人の心は荒んでいた。
戦争の悲劇から精神的に立ち上がるのは、文化しかない——私は、この信念を貫いてきた。文化や芸術には、人間を内側から解放する力があるからだ。
法華経には、「清涼の池」との一節がある。いかなる国土であっても、妙法を広げ、妙法の力によって、その社会を、清らかで涼やかな水が流れるような世界に変えていく。一切の渇きを癒やすのが妙法の功力である。
戸田先生は、「平和と安穏の世界を築くのが、仏法の法理なのである。人間が心から願望している光景だ。ゆえに、広宣流布を広げていかねばならない」と力を込めておられた。
創価の大文化運動は、人々の心を豊かに蘇生させ、あらゆる鎖から解き放つ。疲れた心を癒やし、みずみずしい価値創造の生命力を輝かせるのである。
2014年7月15日火曜日
2014.07.15 わが友に贈る
御請訓「心の思いを
響かして声を顕す」
知の胸を揺さぶる
真実の言葉を!
根本は深き祈りだ。
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
◇希望の明日へ
「文化の交流」「民衆の交流」「人間の交流」−−この新しきシルクロードの往来は、たとえ地味であり、小さな波のように見えたとしても、一波が万波となり、万波が平和の船を運んでいく。人々の心と心を結び、世界を大きく友好へとリードすることになる。SGIの運動は、そうした時代の流れをつくり出している。このことを大きな誇りとしていきたい。
平4・6・2
☆随筆 民衆凱歌の大行進 No.8 �「誓いの青年に贈る」
第2に、嵐を誉れとして正義を語れ!
前進あるところ、風が起こる。挑戦あるところ、波が立つ。試練を誉れとしながら、民衆を苦しめる邪悪とは決然と戦う!
これが革命児であり、「創価の心」である。
戸田先生が、人材グループ「水滸会」の教材として、ユゴーの革命小説『九十三年』を使われたのは、60年前(1954年)の7月であった。
「人間愛の勝利」を願った同書には、高らかに謳われている。「人間が作られているのは、くさりを引きずるためではなくて、つばさをひろげるためなのです」と。
民衆を、宿命や苦悩の鎖から解き放ち、自らの翼で使命の大空に羽ばたかせていく。それを可能ならしめるのは、一人一人への励ましの力だ。
ゆえに、我らは民衆の中に飛び込み、人類を照らす希望と正義の哲理を語っていくのである。
民衆の凱歌を轟かせゆ大ロマンを胸に!
第3に、不二の後継の勝利で未来を開け!
広宣流布とは万年への平和の挑戦であり、魂のバトンを託す後継者がなくてはならない。「誓いの青年よ」の歌詞にも詠った如く、「信ずる後継」ありてこそ、師弟は永遠に勝っていけるのだ。
大聖人は"仏法は勝負なり!"と、歯を食いしばって苦難と戦う弟子を『法華経の命を継ぐ人』(P1169、「四条金吾殿御返事」)と讃えられ、その人生の打開を祈り、激励された。
師匠があらゆる苦難を勝ち越えた如く、不二の弟子ならば、必ず未来を切り開いてみせる!──この希望に燃えて、広布へ勝利へと走る君たち、貴女(あなた)たちも皆、「法華経の命を継ぐ人」であり、共戦の後継者である。
わが青年諸君は、人生の闘争の中で、"自分は勝った!"という日記を綴りながら、その喜びを地域の友と分かち合い、さらに後継の友に受け渡していただきたい。
アルゼンチンの人権の闘士エスキベル博士は、創価の青年に絶大な期待を寄せてくださった。
「皆さんを信じます。偉大な平和闘争を継承し、あらゆる困難を乗り越え、希望の未来を築いてください!」
我らは、世界の友と手を取り合い、未来を創る勇気の連帯を一段と広げながら、「平和の地球」を朗らかに築きゆくのだ。
今回、学会歌「誓いの青年よ」を作曲してくれたのは、今年、結成60周年を迎えた創価の楽雄・音楽隊の有志である。明るく清新な音律は、師弟共戦の息吹から生まれたのだ。
この音楽隊と鼓笛隊の練習施設となる、「創価青年音楽センター」が、併設の新・東大和文化会館と共に、いよいよオープンする。真心で支えてくださる皆様方に感謝は尽きない。
真剣な練習で磨かれた生命が奏でる調べが、大歓喜のマーチとして世界に轟きわたることを、私は信じ見守っている。
快活な乙女「赤毛のアン」を生んだ、作家のモンゴメリは呼び掛ける。
「人間は成長しなくちゃ」「人間は世の中の波にもまれて成長していくんだもの」
私は深く強く信ずる。
艱難に負けず、創価の旗を掲げて成長しゆく、君たち、貴女たちがいれば、この地球は、もっともっと、美しくなると。
誓いの青年よ!
最愛の弟子たちよ!
断じて、勝利また勝利の歴史を飾りゆけ!
誓願に
走る後継らの
晴れ姿
諸仏も讃えむ
諸天も護らむ
◎千葉県半周(市原〜銚子〜勝浦〜館山〜市原)400Kmを会社の人3人で自転車走破!(^^)/
響かして声を顕す」
知の胸を揺さぶる
真実の言葉を!
根本は深き祈りだ。
御義口伝巻上 P712
『今日蓮等の類い聖霊を訪う時法華経を読誦し南無妙法蓮華経と唱え奉る時題目の光無間に至りて即身成仏せしむ、廻向の文此れより事起るなり』
◇希望の明日へ
「文化の交流」「民衆の交流」「人間の交流」−−この新しきシルクロードの往来は、たとえ地味であり、小さな波のように見えたとしても、一波が万波となり、万波が平和の船を運んでいく。人々の心と心を結び、世界を大きく友好へとリードすることになる。SGIの運動は、そうした時代の流れをつくり出している。このことを大きな誇りとしていきたい。
平4・6・2
☆随筆 民衆凱歌の大行進 No.8 �「誓いの青年に贈る」
第2に、嵐を誉れとして正義を語れ!
前進あるところ、風が起こる。挑戦あるところ、波が立つ。試練を誉れとしながら、民衆を苦しめる邪悪とは決然と戦う!
これが革命児であり、「創価の心」である。
戸田先生が、人材グループ「水滸会」の教材として、ユゴーの革命小説『九十三年』を使われたのは、60年前(1954年)の7月であった。
「人間愛の勝利」を願った同書には、高らかに謳われている。「人間が作られているのは、くさりを引きずるためではなくて、つばさをひろげるためなのです」と。
民衆を、宿命や苦悩の鎖から解き放ち、自らの翼で使命の大空に羽ばたかせていく。それを可能ならしめるのは、一人一人への励ましの力だ。
ゆえに、我らは民衆の中に飛び込み、人類を照らす希望と正義の哲理を語っていくのである。
民衆の凱歌を轟かせゆ大ロマンを胸に!
第3に、不二の後継の勝利で未来を開け!
広宣流布とは万年への平和の挑戦であり、魂のバトンを託す後継者がなくてはならない。「誓いの青年よ」の歌詞にも詠った如く、「信ずる後継」ありてこそ、師弟は永遠に勝っていけるのだ。
大聖人は"仏法は勝負なり!"と、歯を食いしばって苦難と戦う弟子を『法華経の命を継ぐ人』(P1169、「四条金吾殿御返事」)と讃えられ、その人生の打開を祈り、激励された。
師匠があらゆる苦難を勝ち越えた如く、不二の弟子ならば、必ず未来を切り開いてみせる!──この希望に燃えて、広布へ勝利へと走る君たち、貴女(あなた)たちも皆、「法華経の命を継ぐ人」であり、共戦の後継者である。
わが青年諸君は、人生の闘争の中で、"自分は勝った!"という日記を綴りながら、その喜びを地域の友と分かち合い、さらに後継の友に受け渡していただきたい。
アルゼンチンの人権の闘士エスキベル博士は、創価の青年に絶大な期待を寄せてくださった。
「皆さんを信じます。偉大な平和闘争を継承し、あらゆる困難を乗り越え、希望の未来を築いてください!」
我らは、世界の友と手を取り合い、未来を創る勇気の連帯を一段と広げながら、「平和の地球」を朗らかに築きゆくのだ。
今回、学会歌「誓いの青年よ」を作曲してくれたのは、今年、結成60周年を迎えた創価の楽雄・音楽隊の有志である。明るく清新な音律は、師弟共戦の息吹から生まれたのだ。
この音楽隊と鼓笛隊の練習施設となる、「創価青年音楽センター」が、併設の新・東大和文化会館と共に、いよいよオープンする。真心で支えてくださる皆様方に感謝は尽きない。
真剣な練習で磨かれた生命が奏でる調べが、大歓喜のマーチとして世界に轟きわたることを、私は信じ見守っている。
快活な乙女「赤毛のアン」を生んだ、作家のモンゴメリは呼び掛ける。
「人間は成長しなくちゃ」「人間は世の中の波にもまれて成長していくんだもの」
私は深く強く信ずる。
艱難に負けず、創価の旗を掲げて成長しゆく、君たち、貴女たちがいれば、この地球は、もっともっと、美しくなると。
誓いの青年よ!
最愛の弟子たちよ!
断じて、勝利また勝利の歴史を飾りゆけ!
誓願に
走る後継らの
晴れ姿
諸仏も讃えむ
諸天も護らむ
◎千葉県半周(市原〜銚子〜勝浦〜館山〜市原)400Kmを会社の人3人で自転車走破!(^^)/
2014.07.14 わが友に贈る
◇今週のことば
「一人」から「一人」へ
勇気と確信の対話を!
この執念の積み重ねこそ
永遠に流れ広がる
広宣流布の方程式だ!
2014年07月14日
富木入道殿御返事 P956
『命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也』
◇希望の明日へ
現代の世界にとって、もっとも焦点となるのは"相互理解"である。そのためには人間同士の理解が必要である。具体的な人との結びつきが大事である。また何か行動すること。そこから次の道が開ける。ゼロからは何も生まれない。
平4・5・8
☆随筆 民衆凱歌の大行進 No.8 �「誓いの青年に贈る」
初めに、台風8号及び大雨のために被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
台風の影響は広範囲にわたっており、関係地域の皆様の無事安全を真剣に祈っております。
青年(きみ)と我
大願誓いし
不二の旅
日蓮大聖人は、青年門下の南条時光に呼び掛けられた。
『願くは我が弟子等・大願ををこせ』(P1561、「上野殿御返事」)
「誓願」──それは、仏法の極意である。
誓いがあるから、祈りは深まり、生命に限りない勇気が湧き立つ。
誓いがあるから、苦難を越えて成長し、人をも幸福にしていける。
初代から2代、2代から3代へ。そして3代から青年ヘ──広布の大願は受け継がれてきた。
今、わが青年部が後継の誓いを漲らせて躍り出で、5月以来、各地で意気軒昂に「創価青年大会」を開催している。
両国国技館で行われる総東京の大会も目前だ。
男子部、女子部が結成された7月、若き生命がいやまして光る。男女学生部と共に、拡大の先頭に立って、誠実に友情を広げる奮闘の姿は、何と神々しいことか。
既に青年大会を飾った沖縄では、尊き"多宝の母"が地元在住の11人のお孫さんと、仲良く参加されたとも伺った。
30年ほど前、私が「沖縄広布を頼みます」と申し上げた母である。病苦など、幾多の艱難を乗り越え、立派な後継の花を咲かせてこられた。
長野の同志は、「いつも歌声の長野」を合言葉に、「創価青年音楽祭」と銘打ち、全国に先駆けて青年大会を開いた。
わが憧れの木曽の天地でも、男女青年部・未来部の成長と活躍が誠に目覚ましい。その原動力は「木曽家族」と呼ばれる壮年部・婦人部の面倒見の良さにある。
この木曽圏の活動の舞台は、有名な良材の里でもある、南北100キロに及ぶ山間地だ。旧習も深く、かつては学会への偏見も根強かった。
弘教に歩けば塩を撒かれた。労苦の日々にあって、木曽広布の父母たちは「理想の郷土をつくるのだ!」と誓い、負けじ魂で忍耐強く地域貢献に奔走されてきたのだ。
何と尊き創価家族よ!
私は、このたびの台風、大雨、土石流等の被害に、重ねてお見舞い申し上げ、題目を送りたい。
関西の各地でも「常勝後継」の若人たちが威風堂々と大結集している。
東北の同志と励まし合いながら前進してきた兵庫の青年大会では、宮城の未来部の友との希望あふれる合同合唱も大きな感動を広げた。
思えば、「大阪の戦い」の指揮を執った時、私も28歳の青年だった。
当時の日記に綴った。
「妙法の青年革命児よ、白馬に乗って、真っしぐらに、進みゆけ。山を越え、川を越え、谷をこえて。"走れメロス"の如くに。厳然と、師は見守っているぞ」
今、師弟の誓いに走りゆく"創価のメロスたち"が澎湃と続いてくれている。
作家・吉川英治が描く大楠公・楠木正成は、わが子・正行に語った。
「人の一生にはたくさんなことができる。誓えばどんな希望でもかけられる」と。
いわんや、広宣流布を誓う青春は、無窮にして永遠なる希望を広げていくことができる。
本年4月の本部幹部会に寄せて、私は、青年部、また全同志に、新たな学会歌「誓いの青年よ」を贈った。
新しい勢いのある歌が響きゆく姿は、師・戸田城聖先生が語られた通り、「学会発展の勝ち戦の瑞相」である。
「青年」と書いて「きみ」と読むようにしたのは、「きみ」と「私」が一対一で結びついた共戦の誓いこそ、師弟の根幹であるからだ。
そして、わが親愛なる同志の「きみ」が、一人も残らず、生涯「青年」の心で戦い続けてほしいと願ったからである。
あらためて、この歌にも込めた3つの指針を確認し合いたい。
第1に、出発は今だ、と勇敢に立ち上がれ!
「開目抄」に引かれた甚深の経文には『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)とある。
現在すなわち「今」がどれほど大切か! この一点を、私たちは生命に深く刻んできた。
それは、仏法は本因妙だからである。クヨクヨと後ろを振り返らない。常に「今」「ここ」を起点として、誓願を起こす。その一念に勇気は満ち、未来の一切の勝利を開く因をつくれるのだ。
非暴力の大英雄マハトマ・ガンジーは「誓願」について「その成就を目指して、不断の誠実な努力をする」ことなりと結論していた。
我らは末法広宣流布を誓い合った地涌の菩薩である。この時代、この場所を、自ら選んで生まれた使命の勇者だ。
その大使命を自覚し、大願に生き抜く青春に、力が出ないわけがない。時代を変えゆく智慧が、湧かないわけがない。
「一人」から「一人」へ
勇気と確信の対話を!
この執念の積み重ねこそ
永遠に流れ広がる
広宣流布の方程式だ!
2014年07月14日
富木入道殿御返事 P956
『命限り有り惜む可からず遂に願う可きは仏国也』
◇希望の明日へ
現代の世界にとって、もっとも焦点となるのは"相互理解"である。そのためには人間同士の理解が必要である。具体的な人との結びつきが大事である。また何か行動すること。そこから次の道が開ける。ゼロからは何も生まれない。
平4・5・8
☆随筆 民衆凱歌の大行進 No.8 �「誓いの青年に贈る」
初めに、台風8号及び大雨のために被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
台風の影響は広範囲にわたっており、関係地域の皆様の無事安全を真剣に祈っております。
青年(きみ)と我
大願誓いし
不二の旅
日蓮大聖人は、青年門下の南条時光に呼び掛けられた。
『願くは我が弟子等・大願ををこせ』(P1561、「上野殿御返事」)
「誓願」──それは、仏法の極意である。
誓いがあるから、祈りは深まり、生命に限りない勇気が湧き立つ。
誓いがあるから、苦難を越えて成長し、人をも幸福にしていける。
初代から2代、2代から3代へ。そして3代から青年ヘ──広布の大願は受け継がれてきた。
今、わが青年部が後継の誓いを漲らせて躍り出で、5月以来、各地で意気軒昂に「創価青年大会」を開催している。
両国国技館で行われる総東京の大会も目前だ。
男子部、女子部が結成された7月、若き生命がいやまして光る。男女学生部と共に、拡大の先頭に立って、誠実に友情を広げる奮闘の姿は、何と神々しいことか。
既に青年大会を飾った沖縄では、尊き"多宝の母"が地元在住の11人のお孫さんと、仲良く参加されたとも伺った。
30年ほど前、私が「沖縄広布を頼みます」と申し上げた母である。病苦など、幾多の艱難を乗り越え、立派な後継の花を咲かせてこられた。
長野の同志は、「いつも歌声の長野」を合言葉に、「創価青年音楽祭」と銘打ち、全国に先駆けて青年大会を開いた。
わが憧れの木曽の天地でも、男女青年部・未来部の成長と活躍が誠に目覚ましい。その原動力は「木曽家族」と呼ばれる壮年部・婦人部の面倒見の良さにある。
この木曽圏の活動の舞台は、有名な良材の里でもある、南北100キロに及ぶ山間地だ。旧習も深く、かつては学会への偏見も根強かった。
弘教に歩けば塩を撒かれた。労苦の日々にあって、木曽広布の父母たちは「理想の郷土をつくるのだ!」と誓い、負けじ魂で忍耐強く地域貢献に奔走されてきたのだ。
何と尊き創価家族よ!
私は、このたびの台風、大雨、土石流等の被害に、重ねてお見舞い申し上げ、題目を送りたい。
関西の各地でも「常勝後継」の若人たちが威風堂々と大結集している。
東北の同志と励まし合いながら前進してきた兵庫の青年大会では、宮城の未来部の友との希望あふれる合同合唱も大きな感動を広げた。
思えば、「大阪の戦い」の指揮を執った時、私も28歳の青年だった。
当時の日記に綴った。
「妙法の青年革命児よ、白馬に乗って、真っしぐらに、進みゆけ。山を越え、川を越え、谷をこえて。"走れメロス"の如くに。厳然と、師は見守っているぞ」
今、師弟の誓いに走りゆく"創価のメロスたち"が澎湃と続いてくれている。
作家・吉川英治が描く大楠公・楠木正成は、わが子・正行に語った。
「人の一生にはたくさんなことができる。誓えばどんな希望でもかけられる」と。
いわんや、広宣流布を誓う青春は、無窮にして永遠なる希望を広げていくことができる。
本年4月の本部幹部会に寄せて、私は、青年部、また全同志に、新たな学会歌「誓いの青年よ」を贈った。
新しい勢いのある歌が響きゆく姿は、師・戸田城聖先生が語られた通り、「学会発展の勝ち戦の瑞相」である。
「青年」と書いて「きみ」と読むようにしたのは、「きみ」と「私」が一対一で結びついた共戦の誓いこそ、師弟の根幹であるからだ。
そして、わが親愛なる同志の「きみ」が、一人も残らず、生涯「青年」の心で戦い続けてほしいと願ったからである。
あらためて、この歌にも込めた3つの指針を確認し合いたい。
第1に、出発は今だ、と勇敢に立ち上がれ!
「開目抄」に引かれた甚深の経文には『過去の因を知らんと欲せば其の現在の果を見よ未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231)とある。
現在すなわち「今」がどれほど大切か! この一点を、私たちは生命に深く刻んできた。
それは、仏法は本因妙だからである。クヨクヨと後ろを振り返らない。常に「今」「ここ」を起点として、誓願を起こす。その一念に勇気は満ち、未来の一切の勝利を開く因をつくれるのだ。
非暴力の大英雄マハトマ・ガンジーは「誓願」について「その成就を目指して、不断の誠実な努力をする」ことなりと結論していた。
我らは末法広宣流布を誓い合った地涌の菩薩である。この時代、この場所を、自ら選んで生まれた使命の勇者だ。
その大使命を自覚し、大願に生き抜く青春に、力が出ないわけがない。時代を変えゆく智慧が、湧かないわけがない。
2014.07.13 わが友に贈る
人生の原点を
持つ人は負けない。
君よ「何のため」を
断じて忘れるな!
わが誓いに生き抜け!
上野殿御返事 P1563
『父母の恩のおもき事は大海のごとし現世をやしなひ後生をたすけざれば一?のごとし』
◇希望の明日へ
教育・文化の往来が、基本にあってこそ、交流は"人間としての交流"になる。それなくして、経済・政治のみの交流では、往々にして一方通行になったり、対等な交流にならない場合が多い。平等の立場で心を通わせることこそ大切である。
平2・11・30
持つ人は負けない。
君よ「何のため」を
断じて忘れるな!
わが誓いに生き抜け!
上野殿御返事 P1563
『父母の恩のおもき事は大海のごとし現世をやしなひ後生をたすけざれば一?のごとし』
◇希望の明日へ
教育・文化の往来が、基本にあってこそ、交流は"人間としての交流"になる。それなくして、経済・政治のみの交流では、往々にして一方通行になったり、対等な交流にならない場合が多い。平等の立場で心を通わせることこそ大切である。
平2・11・30
2014.07.12 わが友に贈る
ヤング男子部の友よ!
青春時代の労苦こそ
生涯に輝く宝だ。
ゆえに自身に挑戦を!
不屈の凱歌の劇を!
御講聞書 P833
『法華経の行者は蓮華の泥水に染まざるが如し、但だ唯一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり』
◇希望の明日へ
教育・文化交流は、人間が人間としての友好と理解を深めるものである。どうしても政治は力の論理、経済は利害の論理になりがちである。それだけでは平和も共栄もない。人間としての平等な付き合いが必要であるし、潤滑油が必要である。それが教育・文化の往来である。人類相互の魂と魂を、心と心を一体に結びつけていく−−この事業の重要性は、いくら強調してもたりない。
平2・11・11
☆香港創価幼稚園卒園式での指針
「元気にあいさつをしよう!」
「よい本をいっぱい読もう!」
「親孝行をしよう!」
青春時代の労苦こそ
生涯に輝く宝だ。
ゆえに自身に挑戦を!
不屈の凱歌の劇を!
御講聞書 P833
『法華経の行者は蓮華の泥水に染まざるが如し、但だ唯一大事の南無妙法蓮華経を弘通するを本とせり』
◇希望の明日へ
教育・文化交流は、人間が人間としての友好と理解を深めるものである。どうしても政治は力の論理、経済は利害の論理になりがちである。それだけでは平和も共栄もない。人間としての平等な付き合いが必要であるし、潤滑油が必要である。それが教育・文化の往来である。人類相互の魂と魂を、心と心を一体に結びつけていく−−この事業の重要性は、いくら強調してもたりない。
平2・11・11
☆香港創価幼稚園卒園式での指針
「元気にあいさつをしよう!」
「よい本をいっぱい読もう!」
「親孝行をしよう!」
2014年7月11日金曜日
2014.07.11 わが友に贈る
多彩な人々の
はつらつたる活躍で
広布の裾野は拡大!
皆の個性を生かし
総合力で道を開け!
経王殿御返事 P1124
『師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり』
◇希望の明日へ
民間外交といっても、単に民間が中心であればよいというのではない。そこにどのような哲学、信念があるか。いかなる世界観、平和観をもっているか。そこに、時代の"焦点"は向けられてきている。
平2・10・10
◎台風の影響が予想よりも少なくて良かったですね!
はつらつたる活躍で
広布の裾野は拡大!
皆の個性を生かし
総合力で道を開け!
経王殿御返事 P1124
『師子王は前三後一と申してありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時もいきをひを出す事はただをなじき事なり』
◇希望の明日へ
民間外交といっても、単に民間が中心であればよいというのではない。そこにどのような哲学、信念があるか。いかなる世界観、平和観をもっているか。そこに、時代の"焦点"は向けられてきている。
平2・10・10
◎台風の影響が予想よりも少なくて良かったですね!
2014年7月10日木曜日
2014.07.10 わが友に贈る
今秋の教学試験に
多くのメンバーが
挑めるよう激励を!
共に学び 語り合う中で
新たな人材は育つ!
椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』
◇希望の明日へ
政治や経済における往来も重要であることは、論を待たない。しかし、より永遠なる友好交流を支えるのは、何より民衆と民衆を結ぶ"心の絆"である。民衆次元の信頼関係を欠いては、政治・経済上のいかなる結びつきも砂上の楼閣になってしまう恐れがある。民衆という"大海"のうえにこそ、政治・経済の"船"は浮かび、進むのである。民衆と民衆の心の絆は、目には見えない。しかし、見えないがゆえに強い。無形であるがゆえに、普遍的・恒久的な紐帯である。それを形成しゆくのは、人間の精神に"永遠""普遍"への飛翔の翼を与えてくれる文化の光彩である。
平2・5・28
☆四国新聞特別寄稿 「瀬戸内海国立公園80周年に寄せて」
金波、銀波が光る瀬戸内海は、地球の宝の海です。
私が対談したイギリスの歴史学者トインビー博士も、月光に照らされた瀬戸内海を「世界で最も美しい景色の一つ」とたたえ、そこから受けた心の啓発に深い感謝を記されていました。
すでに19世紀の半ば、ドイツの地理学者リヒトホーフェンは、瀬戸内海には「至る処に生命と活動があり、幸福と繁栄の象徴がある」と絶賛しています。
この瀬戸内海が、尊き郷土愛の先人たちの熱情によって、日本で最初の国立公園に制定され、今年で80周年。ほぼ同じ年輪を重ね、世界大戦を体験し、環境破壊に直面してきた私たちの世代にとって、瀬戸内海国立公園は、21世紀の人類へ託す、かけがえのない平和と共生の希望の海です。
戦時中、平和の信念を貫いて獄死した私どもの先師も、人間の交流の舞台である瀬戸内海を、地中海とともに、新たな文化・文明の起点と着目していました。
世界の大海原に開かれた瀬戸内海は、たゆまず潮流が交じり合い、また豊かな大地から滋養に富むミネラルも注がれ、多種多彩な生態系を育んでいます。
そして明るい陽光に恵まれた温暖な気候のもと、瀬戸内の人々は、生命の賛歌を謳い上げながら、創意工夫を重ね、活発な農漁業を栄えさせてこられました。伊吹島のいりこ、志度湾のカキ、引田の養殖ハマチ、坂出・観音寺の金時にんじん等々、海の幸、山の幸は枚挙に暇がありません。
私と妻が36年前、小豆島を訪れた折、忘れ得ぬ出会いを結んだ一人の母は、定年直前からオリーブ栽培を始め、挑戦を続けてきました。昨年のオリーブオイルの国際品評会では、見事に金賞を受賞されています。
この母を支えたのは、「自らを育ててくれた故郷に恩返しをしたい。愛する島の名前を世界に広めたい」との気高い志でした。
仏典には「衆生の心が清ければ、国土も清し」とあります。瀬戸の天地の美しさは、まさしく人々の心の美しさと一体不二でしょう。そこには、自然と人間の麗しい共存があり、人間と人間の温かな絆があります。
私の友人である香川漆器の陶芸家は、瀬戸内国際芸術祭など世界との文化交流を広げるとともに、女木島の地域のリーダーとして、励まし合い、支えあう高齢社会のネットワークを粘り強く結んでいます。
「考えているだけでは何もできない。失敗を恐れず実行してみよう」とは、江戸期のイノベーションの先駆者・平賀源内の志です。
「何がでっきょんな」と朗らかに挨拶を交わしてきた讃岐には、共々に新しい開拓へ踏み出していく活力がみなぎっています。
今、香川大学を中心に産学官で研究・生産に取り組んでいる「希少糖」も、健康の世紀を創造する画期的な夢の糖として、世界から注目されています。
四国は志国(志の国)。
「ふるさと教育」にも力を注ぐ宝の郷土から、共生と創造の志を受け継ぐ若き「世界志民」たちが、未来の大海原へ船出していくことを願ってやみません。
瀬戸の海
希望の万波を
世界まで
多くのメンバーが
挑めるよう激励を!
共に学び 語り合う中で
新たな人材は育つ!
椎地四郎殿御書 P1448
『先日御物語の事について彼の人の方へ相尋ね候いし処仰せ候いしが如く少しもちがはず候いき、これにつけてもいよいよはげまして法華経の功徳を得給うべし、師曠が耳離婁が眼のやうに聞見させ給へ』
◇希望の明日へ
政治や経済における往来も重要であることは、論を待たない。しかし、より永遠なる友好交流を支えるのは、何より民衆と民衆を結ぶ"心の絆"である。民衆次元の信頼関係を欠いては、政治・経済上のいかなる結びつきも砂上の楼閣になってしまう恐れがある。民衆という"大海"のうえにこそ、政治・経済の"船"は浮かび、進むのである。民衆と民衆の心の絆は、目には見えない。しかし、見えないがゆえに強い。無形であるがゆえに、普遍的・恒久的な紐帯である。それを形成しゆくのは、人間の精神に"永遠""普遍"への飛翔の翼を与えてくれる文化の光彩である。
平2・5・28
☆四国新聞特別寄稿 「瀬戸内海国立公園80周年に寄せて」
金波、銀波が光る瀬戸内海は、地球の宝の海です。
私が対談したイギリスの歴史学者トインビー博士も、月光に照らされた瀬戸内海を「世界で最も美しい景色の一つ」とたたえ、そこから受けた心の啓発に深い感謝を記されていました。
すでに19世紀の半ば、ドイツの地理学者リヒトホーフェンは、瀬戸内海には「至る処に生命と活動があり、幸福と繁栄の象徴がある」と絶賛しています。
この瀬戸内海が、尊き郷土愛の先人たちの熱情によって、日本で最初の国立公園に制定され、今年で80周年。ほぼ同じ年輪を重ね、世界大戦を体験し、環境破壊に直面してきた私たちの世代にとって、瀬戸内海国立公園は、21世紀の人類へ託す、かけがえのない平和と共生の希望の海です。
戦時中、平和の信念を貫いて獄死した私どもの先師も、人間の交流の舞台である瀬戸内海を、地中海とともに、新たな文化・文明の起点と着目していました。
世界の大海原に開かれた瀬戸内海は、たゆまず潮流が交じり合い、また豊かな大地から滋養に富むミネラルも注がれ、多種多彩な生態系を育んでいます。
そして明るい陽光に恵まれた温暖な気候のもと、瀬戸内の人々は、生命の賛歌を謳い上げながら、創意工夫を重ね、活発な農漁業を栄えさせてこられました。伊吹島のいりこ、志度湾のカキ、引田の養殖ハマチ、坂出・観音寺の金時にんじん等々、海の幸、山の幸は枚挙に暇がありません。
私と妻が36年前、小豆島を訪れた折、忘れ得ぬ出会いを結んだ一人の母は、定年直前からオリーブ栽培を始め、挑戦を続けてきました。昨年のオリーブオイルの国際品評会では、見事に金賞を受賞されています。
この母を支えたのは、「自らを育ててくれた故郷に恩返しをしたい。愛する島の名前を世界に広めたい」との気高い志でした。
仏典には「衆生の心が清ければ、国土も清し」とあります。瀬戸の天地の美しさは、まさしく人々の心の美しさと一体不二でしょう。そこには、自然と人間の麗しい共存があり、人間と人間の温かな絆があります。
私の友人である香川漆器の陶芸家は、瀬戸内国際芸術祭など世界との文化交流を広げるとともに、女木島の地域のリーダーとして、励まし合い、支えあう高齢社会のネットワークを粘り強く結んでいます。
「考えているだけでは何もできない。失敗を恐れず実行してみよう」とは、江戸期のイノベーションの先駆者・平賀源内の志です。
「何がでっきょんな」と朗らかに挨拶を交わしてきた讃岐には、共々に新しい開拓へ踏み出していく活力がみなぎっています。
今、香川大学を中心に産学官で研究・生産に取り組んでいる「希少糖」も、健康の世紀を創造する画期的な夢の糖として、世界から注目されています。
四国は志国(志の国)。
「ふるさと教育」にも力を注ぐ宝の郷土から、共生と創造の志を受け継ぐ若き「世界志民」たちが、未来の大海原へ船出していくことを願ってやみません。
瀬戸の海
希望の万波を
世界まで
2014年7月9日水曜日
2014.07.09 わが友に贈る
苦難と闘う友が
悩みを乗り越えるまで
粘り強い励ましを!
強き同志の絆こそ
勝利を開く原動力だ。
開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』
◇希望の明日へ
真実の人間同士は必ず結びつくことができる。その絆からこそ、じつは平和も文化も生まれてくる。人類の遺産の継承もなされていく。
平1・5・27
☆名誉会長と共に新時代を開く 第25回 幸福は自分でつかむもの
幸福は、他から与えられるものではない。自分でつかむものだ。幸福への扉のカギは、自分自身が持っている。
御義口伝には仰せである。
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』(P716)
信心によって、わが身を仏と開いていける。いかなる波浪に遭おうとも、負けない強さと輝きを、生命それ自体が秘めているのだ。信仰こそ、宿命を転換させる根源の力であ。人生を勝ち抜く土台である。
まだ、妙法を知らない多くの人々に、我らは、希望の種、平和の種を植えていくのである。
人々と親しく交流し、誠実に心を通わせ、縁した人の幸福を祈っていきたい。
創価学会は、いわば、壮大な仏法と人生の"大学校"だ。
共に学べば、希望が湧く。和楽があふれる。自己の可能性を最大限に発揮していける。連帯と向上の場となり、精神の安全地帯が広がっていく。人間と人間の絆を強めながら、有意義な研鑽を重ねようではないか。
仏法は、全人類そして全宇宙の生命を輝かせる「最高の善」である。その根本法則にのっとっていけば、最高に価値ある人生となる。妙法を信じ唱えれば、わが生命が大宇宙のリズムに合致していく。
戸田先生は折伏の要諦を、こう語られた。
「自分自身が南無妙法蓮華経で生きているということです」「ただただ、自分は南無妙法蓮華経以外になにもない! と決めることを末法の折伏というのです」
南無妙法蓮華経の中に「智慧」も「勇気」も「力」も「優しさ」も、全部、含まれている。
生老病死を乗り越える力は、妙法しかない。自他ともに「常楽我浄」の完全勝利の人生の幕を大きく開くのだ。
悩みを乗り越えるまで
粘り強い励ましを!
強き同志の絆こそ
勝利を開く原動力だ。
開目抄上 P192
『仏法を学せん人知恩報恩なかるべしや、仏弟子は必ず四恩をしつて知恩報恩をいたすべし』
◇希望の明日へ
真実の人間同士は必ず結びつくことができる。その絆からこそ、じつは平和も文化も生まれてくる。人類の遺産の継承もなされていく。
平1・5・27
☆名誉会長と共に新時代を開く 第25回 幸福は自分でつかむもの
幸福は、他から与えられるものではない。自分でつかむものだ。幸福への扉のカギは、自分自身が持っている。
御義口伝には仰せである。
『我等が頭は妙なり喉は法なり胸は蓮なり胎は華なり足は経なり此の五尺の身妙法蓮華経の五字なり』(P716)
信心によって、わが身を仏と開いていける。いかなる波浪に遭おうとも、負けない強さと輝きを、生命それ自体が秘めているのだ。信仰こそ、宿命を転換させる根源の力であ。人生を勝ち抜く土台である。
まだ、妙法を知らない多くの人々に、我らは、希望の種、平和の種を植えていくのである。
人々と親しく交流し、誠実に心を通わせ、縁した人の幸福を祈っていきたい。
創価学会は、いわば、壮大な仏法と人生の"大学校"だ。
共に学べば、希望が湧く。和楽があふれる。自己の可能性を最大限に発揮していける。連帯と向上の場となり、精神の安全地帯が広がっていく。人間と人間の絆を強めながら、有意義な研鑽を重ねようではないか。
仏法は、全人類そして全宇宙の生命を輝かせる「最高の善」である。その根本法則にのっとっていけば、最高に価値ある人生となる。妙法を信じ唱えれば、わが生命が大宇宙のリズムに合致していく。
戸田先生は折伏の要諦を、こう語られた。
「自分自身が南無妙法蓮華経で生きているということです」「ただただ、自分は南無妙法蓮華経以外になにもない! と決めることを末法の折伏というのです」
南無妙法蓮華経の中に「智慧」も「勇気」も「力」も「優しさ」も、全部、含まれている。
生老病死を乗り越える力は、妙法しかない。自他ともに「常楽我浄」の完全勝利の人生の幕を大きく開くのだ。
2014.07.08 わが友に贈る
大型台風に警戒せよ!
土砂災害や川の増水への
注意を断じて怠るな!
皆で声を掛け合い
百千万億倍の用心を!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』
◇希望の明日へ
いかなる国においても、民衆レベルの運動が高まっていかなければ、これまでの世界の歴史が示すように、思い上がった国家権力によって民衆が虐げられ、国際的にも孤立してしまいかねない。かねてから真実の平和のためには、国民と国民の問に友好の橋をかけていく"民衆外交"を着実に進めていかねばならないと訴え、またそのために行動してきた。日本はどこまでも諸外国と協調し、謙虚な姿勢で国際社会に貢献していかねばならない−−これが一国民としての願いであり、一貫した信念である。
平1・2・25
土砂災害や川の増水への
注意を断じて怠るな!
皆で声を掛け合い
百千万億倍の用心を!
妙法曼陀羅供養事 P1306
『されば此の良薬を持たん女人等をば此の四人の大菩薩前後左右に立そひて此の女人たたせ給へば此の大菩薩も立たせ給ふ乃至此の女人道を行く時は此の菩薩も道を行き給ふ』
◇希望の明日へ
いかなる国においても、民衆レベルの運動が高まっていかなければ、これまでの世界の歴史が示すように、思い上がった国家権力によって民衆が虐げられ、国際的にも孤立してしまいかねない。かねてから真実の平和のためには、国民と国民の問に友好の橋をかけていく"民衆外交"を着実に進めていかねばならないと訴え、またそのために行動してきた。日本はどこまでも諸外国と協調し、謙虚な姿勢で国際社会に貢献していかねばならない−−これが一国民としての願いであり、一貫した信念である。
平1・2・25
2014年7月7日月曜日
2014.07.07 わが友に贈る
新聞休刊日
富木尼御前御返事 P975
『ときどの(富木殿)の御物がたり候はこのはわのなげきのなかにりんずうのよくをはせしと尼がよくあたりかんびやうせし事のうれしさいつのよにわするべしともをぼえずとよろこばれ候なり』
◇希望の明日へ
政治体制や国情の異なる世界各国にあっては、まず、心と心のつながりこそが大事である。その心と心の懸け橋があって、さまざまな交流が深まり、また仏縁も結んでいけるからである。学会員の日常にあっても、信心の有無にかかわらず友人は大切にしなくてはならない。多くの人々と深い友情の絆を結んでいくことを決しておろそかにしてはならない。
昭63・2・18
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第4回 イギリスの城�
トインビー博士の人生を支えた人たちがいます。母校・オックスフォード大学の学友たちです。といっても、その多くが第1次世界大戦で若くして亡くなられました。博士は、たまたま疫病にかかり、兵役を免れたのです。ご自宅の暖炉の飾り棚には、20枚近い旧友たちの思い出の写真が大切に飾られていました。
「年をとるにつれて、戦争で犠牲となった彼らのことが、一層、強く思い起こされます。私がさまざまな機会に恵まれるたびに、彼らは、そうした機会が奪われ、早世したことを考えてしまうのです……」と、瞳を潤ませておられました。
亡き友の分まで学ぶのだ!
戦争や貧しさで、学びたくても学べない青年たちのために、道を開くのだ!
博士にとって、学問は「友情の証し」でした。そして、「平和への闘争の出発点」だったのです。
ヨーロッパにはフランス語で「ノブレス・オブリージュ」という言葉があります。高貴な者に課せられる高い義務——すなわち、高い地位にあるものは、その分、大きな責任を負うという意味です。
指導的な地位や恵まれた立場にある人は、学問と鍛練によって英知や勇気を磨き、自らが犠牲となってでも民衆に尽くしていくという伝統があります。
そして、こうした精神の源流には、"指導者は、まず人として立派であれ"という「騎士道(ナイトの精神)」が脈打っています。
トインビー博士は、その見事な体現者でした。
私との対談でも、「教育は、人生の意味や目的を理解させ、正しい生き方を見いださせるための探求でなければならない」と強調されていました。
日蓮大聖人は、『持たれる法が第一ならば、持つ人もまた第一なのである』(P465、通解、「持妙法華問答抄」)と教えてくださっています。
最高の生命尊厳の仏法を持ち、親孝行第一、友情第一、勉学第一で、未来に向かって進みゆく皆さんこそ、最高に高貴な青春を飾っているのです。
私は、トインビー博士の人生の原点となった母校オックスフォード大学も、愛妻のベロニカ夫人の母校であるケンブリッジ大学も訪れました。そのことを心から喜ばれる博士ご夫妻の笑顔が、忘れられません。
オックスフォード大学の図書館で、私は芳名録に記しました。
「教育は、書物は、個人の黄金の柱 社会の黄金の柱 人類の黄金の柱なり」
個人のためにも、社会のためにも、そして人類のためにも「黄金の柱」となるのが、真の学問です。学べば学ぶほど、自分自身が輝くのです。
「何のために学ぶのか」——若き創価のナイト、また、未来のレディーとジェントルマンの集いである未来部の皆さんは、この一点を忘れず、勉学に、読書に、青春の挑戦の日々を送ってください。
それは、トインビー博士との対話の前年の夏、静岡県で7,000人の高等部員と夏季講習会を行っている最中の出来事でした。
近くの朝霧高原でキャンプ大会を開催していた世界のボーイスカウトのメンバーが大型台風に襲われ、緊急に避難してくることになりました。私が陣頭指揮を執り、高等部の友と、6,000人の各国の少年たちを迎え入れたのです。
歓迎の演奏をしてくれた音楽隊や鼓笛隊のメンバー、さらに通訳として大活躍してくれた英才たちを、私は誇らしく思いました。
この時、最後に避難してきたのが、イギリス隊の少年たちでした。
「私たちは、最後で結構です。どうか、他の国の仲間をよろしくお願いします」と。
私は、その勇気を讃え、リーダーと固い握手を交わしたのです。
私は、イギリスの創価の青年たちに、一人の騎士の話をしたことがあります。
——捕らえられた騎士が、「汝の城は、いずこにありや」と敵に聞かれました。"全てを失ったではないか"と嘲笑されたのです。
博士は胸に手を当て、毅然と答えました。
「我が城は、我が胸中にあり」と——
皆さんも、タプロー・コートのような、教養と人格光る「知性の城」を、確固たる正義の「信念の大城」を、自身の胸中に築いていただきたい。
君の生命の価値も、あなたの人生の意味も、周囲に左右されるものでは断じてありません。
揺るがぬ哲学で自己を磨き、「何のために」「何をするか」が大事なのです。
世界の友と共に、正義の走者として、平和の大道を進む誇りを胸に、自分自身を大いなる城のごとく、そびえ立たせていこう!
君よ、勇敢なジェントルマンたれ!
貴女よ、聡明なレディーたれ!
富木尼御前御返事 P975
『ときどの(富木殿)の御物がたり候はこのはわのなげきのなかにりんずうのよくをはせしと尼がよくあたりかんびやうせし事のうれしさいつのよにわするべしともをぼえずとよろこばれ候なり』
◇希望の明日へ
政治体制や国情の異なる世界各国にあっては、まず、心と心のつながりこそが大事である。その心と心の懸け橋があって、さまざまな交流が深まり、また仏縁も結んでいけるからである。学会員の日常にあっても、信心の有無にかかわらず友人は大切にしなくてはならない。多くの人々と深い友情の絆を結んでいくことを決しておろそかにしてはならない。
昭63・2・18
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第4回 イギリスの城�
トインビー博士の人生を支えた人たちがいます。母校・オックスフォード大学の学友たちです。といっても、その多くが第1次世界大戦で若くして亡くなられました。博士は、たまたま疫病にかかり、兵役を免れたのです。ご自宅の暖炉の飾り棚には、20枚近い旧友たちの思い出の写真が大切に飾られていました。
「年をとるにつれて、戦争で犠牲となった彼らのことが、一層、強く思い起こされます。私がさまざまな機会に恵まれるたびに、彼らは、そうした機会が奪われ、早世したことを考えてしまうのです……」と、瞳を潤ませておられました。
亡き友の分まで学ぶのだ!
戦争や貧しさで、学びたくても学べない青年たちのために、道を開くのだ!
博士にとって、学問は「友情の証し」でした。そして、「平和への闘争の出発点」だったのです。
ヨーロッパにはフランス語で「ノブレス・オブリージュ」という言葉があります。高貴な者に課せられる高い義務——すなわち、高い地位にあるものは、その分、大きな責任を負うという意味です。
指導的な地位や恵まれた立場にある人は、学問と鍛練によって英知や勇気を磨き、自らが犠牲となってでも民衆に尽くしていくという伝統があります。
そして、こうした精神の源流には、"指導者は、まず人として立派であれ"という「騎士道(ナイトの精神)」が脈打っています。
トインビー博士は、その見事な体現者でした。
私との対談でも、「教育は、人生の意味や目的を理解させ、正しい生き方を見いださせるための探求でなければならない」と強調されていました。
日蓮大聖人は、『持たれる法が第一ならば、持つ人もまた第一なのである』(P465、通解、「持妙法華問答抄」)と教えてくださっています。
最高の生命尊厳の仏法を持ち、親孝行第一、友情第一、勉学第一で、未来に向かって進みゆく皆さんこそ、最高に高貴な青春を飾っているのです。
私は、トインビー博士の人生の原点となった母校オックスフォード大学も、愛妻のベロニカ夫人の母校であるケンブリッジ大学も訪れました。そのことを心から喜ばれる博士ご夫妻の笑顔が、忘れられません。
オックスフォード大学の図書館で、私は芳名録に記しました。
「教育は、書物は、個人の黄金の柱 社会の黄金の柱 人類の黄金の柱なり」
個人のためにも、社会のためにも、そして人類のためにも「黄金の柱」となるのが、真の学問です。学べば学ぶほど、自分自身が輝くのです。
「何のために学ぶのか」——若き創価のナイト、また、未来のレディーとジェントルマンの集いである未来部の皆さんは、この一点を忘れず、勉学に、読書に、青春の挑戦の日々を送ってください。
それは、トインビー博士との対話の前年の夏、静岡県で7,000人の高等部員と夏季講習会を行っている最中の出来事でした。
近くの朝霧高原でキャンプ大会を開催していた世界のボーイスカウトのメンバーが大型台風に襲われ、緊急に避難してくることになりました。私が陣頭指揮を執り、高等部の友と、6,000人の各国の少年たちを迎え入れたのです。
歓迎の演奏をしてくれた音楽隊や鼓笛隊のメンバー、さらに通訳として大活躍してくれた英才たちを、私は誇らしく思いました。
この時、最後に避難してきたのが、イギリス隊の少年たちでした。
「私たちは、最後で結構です。どうか、他の国の仲間をよろしくお願いします」と。
私は、その勇気を讃え、リーダーと固い握手を交わしたのです。
私は、イギリスの創価の青年たちに、一人の騎士の話をしたことがあります。
——捕らえられた騎士が、「汝の城は、いずこにありや」と敵に聞かれました。"全てを失ったではないか"と嘲笑されたのです。
博士は胸に手を当て、毅然と答えました。
「我が城は、我が胸中にあり」と——
皆さんも、タプロー・コートのような、教養と人格光る「知性の城」を、確固たる正義の「信念の大城」を、自身の胸中に築いていただきたい。
君の生命の価値も、あなたの人生の意味も、周囲に左右されるものでは断じてありません。
揺るがぬ哲学で自己を磨き、「何のために」「何をするか」が大事なのです。
世界の友と共に、正義の走者として、平和の大道を進む誇りを胸に、自分自身を大いなる城のごとく、そびえ立たせていこう!
君よ、勇敢なジェントルマンたれ!
貴女よ、聡明なレディーたれ!
2014年7月6日日曜日
2014.07.06 わが友に贈る
◇今週のことば
我らの座談会は
励ましの花園だ。
「妙とは蘇生の義なり」
明るく楽しく
友の心に希望と活力を!
2014年07月06日
御義口伝巻上 P725
『一念三千も信の一字より起り三世の諸仏の成道も信の一字より起るなり、此の信の字元品の無明を切る利剣なり』
◇希望の明日へ
国連の役割は諸国の行動を調和するためのシステムである。そのシステムがよって立つところのルールは、すべての加盟国が紛争を平和的手段で解決することをめざすという国連憲章にも明らかなように、武力の行使とは対極にある。軍事力に代表されるものをハード・パワーとすれば、システム、ルールとしてのソフト・パワーこそ国連の本質といえよう。
平5・1・26
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第4回 イギリスの城�
私の師匠である戸田城聖先生は「城」がお好きでした。ご自身の名前にも、城の字が入っています。
先生が私にくださった雅号(詩歌等で使う別名)も「大城(だいじょう)」です。
第二次世界大戦後、焼け野原に一人立った戸田先生は、民衆の幸福と正義の城を、生命尊厳の哲学の城を敢然と築き始めました。
そして、この城を断固として守り、世界中に平和と文化と教育の大城へと広げていくことを、私たち青年に託されたのです。
今から25年前、1989年5月、ロンドンから西に40Kmほど離れたテムズ川のほとりの小高い丘の上に、その城はオープンしました。
イギリスSGIの「タプロー・コート総合文化センター」です。
みずみずしい緑の木々に包まれて、本館のレンガの赤い色が鮮やかに輝き、とがった屋根の上を仰ぎ見れば、抜けるような青空が広がっていました。
私が到着すると、早速、愉快な語らいが始まりました。
洗練された振る舞いと明るいユーモアが光るジェントルマン(紳士)、レディー(淑女)たちです。
瞳輝く未来部の友もいました。私は、その手を取り、真心で整備された美しい花々の庭を、一緒に楽しく散策しました。
以来、私はイギリスを訪問するたびに、タプロー・コートで、未来部の友と黄金の出会いを重ねてきました。そのメンバーが、今、立派な若きリーダーと成長して、大活躍してくれています。
ここは、まさしく人材を育む「希望の城」であり、「未来の城」なのです。
タプローの丘には湧き水があり、少なくとも2000年前から人々が住んでいたといいます。センターの敷地内には、1400年前の古墳も見つかっています。
19世紀の半ばに、現在見られるビクトリア調のゴシック様式といわれる華麗な建物に改装されました。幾何学模様の庭園や南北に続く杉の並木道も見事です。
イギリス王室の居城であるウィンザー城からほど近いタプロー・コートは、多くの賓客たちが集う社交場として、にぎわいました。
「ウィンザーで馬を借りれば、黙っていてもタプローに向かう」といわれていたほど、タプロー・コートは人々に親しまれ、愛されてきたのです。
イギリス王室や各国の王家の賓客、そしてキップリングやオスカー・ワイルドといった著名な詩人も訪れました。タプロー・コートは、歴史とロマンの薫りあふれる「文化の城」なのです。
いつの日か、皆さんも、お父さん、お母さんを連れていってさしあげてください。
有名なチャーチル首相も、タプロー・コートをこよなく愛した一人です。文化センターには、首相が植樹した杉の木が、その個性的な枝ぶりを誇っています。
「われわれの将来は自らの手の中にある。われわれの選択したものによって人生は作られるのだから」
これは、非道なナチスから、どんなに攻撃されても"ジョンブル魂(イギリス人の不屈の精神)"で戦い、祖国を守り抜いたチャーチルの信念が光る言葉です。
この名宰相の揺るぎない人生の根っことなったのは、何か?
それは、膨大な読書です!
チャーチルの愛読書は、長編の『ローマ帝国衰亡史』(ギボン著)だったといいます。歴史を深く学んだからこそ、大局観に立って悠然と未来を見つめることができたのです。
チャーチルは、語っています。
「持っているすべての本を読むことができないなら せめて手にとってその本に親しもう」
「本を生涯の友としよう。それが無理ならば、せめて知り合いくらいにはなるべきだろう」
まずは、家にある本でも、図書館に行って最初に飛び込んできた本でもいい。大切なのは、絶えず本を手にすることです。それは、新しい世界を手にしたことになります。
何が書いてあるのだろう——そのワクワク、ドキドキする心が、自身の可能性を開き、育んでいきます。本を開くことは、未来の扉を開くことなのです。
イギリスは、人権尊重の歴史を開いてきた国です。国王の権力を制限したマグナ・カルタ(大憲章)が作られたのは13世紀。現在でも、イギリス憲法を構成する法典として残っています。アメリカ合衆国憲法など、世界中に影響を及ぼしました。
また、産業革命の発祥の地であり、近代化を大きくリードしてきた国です。
その首都ロンドンは、世界の中心都市として歴史を刻み、人々を魅了し続けてきました。今、ロンドンに住む人々の3分の1がイギリス以外で生まれた人たちです。伝統と先進性、そして、多様性が輝く世界市民の都なのです。
20世紀最大の歴史家アーノルド・J・トインビー博士からお招きをいただき、私がロンドンのご自宅を訪れたのは、1972年5月のことでした。
博士は83歳、私は44歳でした。人類が挑む諸課題を語り合うために、親子ほど年齢の離れた私を、博士は選んでくださったのです。対話は、翌年も博士のご自宅で行われ、のべ40時間に及びました。
さらに往復書簡を重ねて深めた内容は、対談集『二十一世紀への対話』(英語版『生への選択』)として出版。翻訳も進んで、現在までに世界28言語で発刊され、世界各国の大統領や指導者、文化人の方々が愛読してくださいました。「人類の教科書」とまで、称してくださっている方もいます。
トインビー博士は、一生涯、学問に打ち込み続ける真情を、古代ローマの劇作家テレンティウスの言葉に託されていました。
「私は人間だ。だから人間にかかわることは何一つ私にとって無縁とは思われぬ」と。
苦しんでいる人が一人でもいる限り、働き続けるとの大情熱が、静かに、しかも熱く燃えている博士でした。
大切にしている言葉をお尋ねすると、即座に答えられました。
「ラテン語で『ラボレムス』——『さあ、仕事を続けよう』という意味の言葉です」と。
博士の年齢を超えた私も、日々、自らに呼びかけている言葉です。
我らの座談会は
励ましの花園だ。
「妙とは蘇生の義なり」
明るく楽しく
友の心に希望と活力を!
2014年07月06日
御義口伝巻上 P725
『一念三千も信の一字より起り三世の諸仏の成道も信の一字より起るなり、此の信の字元品の無明を切る利剣なり』
◇希望の明日へ
国連の役割は諸国の行動を調和するためのシステムである。そのシステムがよって立つところのルールは、すべての加盟国が紛争を平和的手段で解決することをめざすという国連憲章にも明らかなように、武力の行使とは対極にある。軍事力に代表されるものをハード・パワーとすれば、システム、ルールとしてのソフト・パワーこそ国連の本質といえよう。
平5・1・26
☆未来の翼〜世界が君を待っている〜 第4回 イギリスの城�
私の師匠である戸田城聖先生は「城」がお好きでした。ご自身の名前にも、城の字が入っています。
先生が私にくださった雅号(詩歌等で使う別名)も「大城(だいじょう)」です。
第二次世界大戦後、焼け野原に一人立った戸田先生は、民衆の幸福と正義の城を、生命尊厳の哲学の城を敢然と築き始めました。
そして、この城を断固として守り、世界中に平和と文化と教育の大城へと広げていくことを、私たち青年に託されたのです。
今から25年前、1989年5月、ロンドンから西に40Kmほど離れたテムズ川のほとりの小高い丘の上に、その城はオープンしました。
イギリスSGIの「タプロー・コート総合文化センター」です。
みずみずしい緑の木々に包まれて、本館のレンガの赤い色が鮮やかに輝き、とがった屋根の上を仰ぎ見れば、抜けるような青空が広がっていました。
私が到着すると、早速、愉快な語らいが始まりました。
洗練された振る舞いと明るいユーモアが光るジェントルマン(紳士)、レディー(淑女)たちです。
瞳輝く未来部の友もいました。私は、その手を取り、真心で整備された美しい花々の庭を、一緒に楽しく散策しました。
以来、私はイギリスを訪問するたびに、タプロー・コートで、未来部の友と黄金の出会いを重ねてきました。そのメンバーが、今、立派な若きリーダーと成長して、大活躍してくれています。
ここは、まさしく人材を育む「希望の城」であり、「未来の城」なのです。
タプローの丘には湧き水があり、少なくとも2000年前から人々が住んでいたといいます。センターの敷地内には、1400年前の古墳も見つかっています。
19世紀の半ばに、現在見られるビクトリア調のゴシック様式といわれる華麗な建物に改装されました。幾何学模様の庭園や南北に続く杉の並木道も見事です。
イギリス王室の居城であるウィンザー城からほど近いタプロー・コートは、多くの賓客たちが集う社交場として、にぎわいました。
「ウィンザーで馬を借りれば、黙っていてもタプローに向かう」といわれていたほど、タプロー・コートは人々に親しまれ、愛されてきたのです。
イギリス王室や各国の王家の賓客、そしてキップリングやオスカー・ワイルドといった著名な詩人も訪れました。タプロー・コートは、歴史とロマンの薫りあふれる「文化の城」なのです。
いつの日か、皆さんも、お父さん、お母さんを連れていってさしあげてください。
有名なチャーチル首相も、タプロー・コートをこよなく愛した一人です。文化センターには、首相が植樹した杉の木が、その個性的な枝ぶりを誇っています。
「われわれの将来は自らの手の中にある。われわれの選択したものによって人生は作られるのだから」
これは、非道なナチスから、どんなに攻撃されても"ジョンブル魂(イギリス人の不屈の精神)"で戦い、祖国を守り抜いたチャーチルの信念が光る言葉です。
この名宰相の揺るぎない人生の根っことなったのは、何か?
それは、膨大な読書です!
チャーチルの愛読書は、長編の『ローマ帝国衰亡史』(ギボン著)だったといいます。歴史を深く学んだからこそ、大局観に立って悠然と未来を見つめることができたのです。
チャーチルは、語っています。
「持っているすべての本を読むことができないなら せめて手にとってその本に親しもう」
「本を生涯の友としよう。それが無理ならば、せめて知り合いくらいにはなるべきだろう」
まずは、家にある本でも、図書館に行って最初に飛び込んできた本でもいい。大切なのは、絶えず本を手にすることです。それは、新しい世界を手にしたことになります。
何が書いてあるのだろう——そのワクワク、ドキドキする心が、自身の可能性を開き、育んでいきます。本を開くことは、未来の扉を開くことなのです。
イギリスは、人権尊重の歴史を開いてきた国です。国王の権力を制限したマグナ・カルタ(大憲章)が作られたのは13世紀。現在でも、イギリス憲法を構成する法典として残っています。アメリカ合衆国憲法など、世界中に影響を及ぼしました。
また、産業革命の発祥の地であり、近代化を大きくリードしてきた国です。
その首都ロンドンは、世界の中心都市として歴史を刻み、人々を魅了し続けてきました。今、ロンドンに住む人々の3分の1がイギリス以外で生まれた人たちです。伝統と先進性、そして、多様性が輝く世界市民の都なのです。
20世紀最大の歴史家アーノルド・J・トインビー博士からお招きをいただき、私がロンドンのご自宅を訪れたのは、1972年5月のことでした。
博士は83歳、私は44歳でした。人類が挑む諸課題を語り合うために、親子ほど年齢の離れた私を、博士は選んでくださったのです。対話は、翌年も博士のご自宅で行われ、のべ40時間に及びました。
さらに往復書簡を重ねて深めた内容は、対談集『二十一世紀への対話』(英語版『生への選択』)として出版。翻訳も進んで、現在までに世界28言語で発刊され、世界各国の大統領や指導者、文化人の方々が愛読してくださいました。「人類の教科書」とまで、称してくださっている方もいます。
トインビー博士は、一生涯、学問に打ち込み続ける真情を、古代ローマの劇作家テレンティウスの言葉に託されていました。
「私は人間だ。だから人間にかかわることは何一つ私にとって無縁とは思われぬ」と。
苦しんでいる人が一人でもいる限り、働き続けるとの大情熱が、静かに、しかも熱く燃えている博士でした。
大切にしている言葉をお尋ねすると、即座に答えられました。
「ラテン語で『ラボレムス』——『さあ、仕事を続けよう』という意味の言葉です」と。
博士の年齢を超えた私も、日々、自らに呼びかけている言葉です。
2014年7月5日土曜日
2014.07.05 わが友に贈る
悪天候の時は
安全第一の行動を!
配達や会合参加は
決して無理せずに!
無事故こそ勝利だ。
祈祷抄 P1347
『されば法華経の行者の祈る祈は響の音に応ずるがごとし影の体にそえるがごとし、すめる水に月のうつるがごとし方諸の水をまねくがごとし磁石の鉄をすうがごとし琥珀の塵をとるがごとし、あきらかなる鏡の物の色をうかぶるがごとし』
◇希望の明日へ
国連の理想は、対話の精神にある。大国、小国の区別なしに各国が話し合いを重ね、人類の平和への意恩を結集するところにある。私は、数十年前から国連中心主義を提唱し、SGIとしても一貫して国連支援の運動を展開してきた。時代は、東西冷戦が終結し、新たな国際秩序(ニュー・ワールド・オーダー)が模索されている。"人類の議会"として、国連の射たすべき役割は、今後、いよいよ大きくなっていくであろう。
平3・9・19
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第4回 発明王エジソン
もうひとがんばりで、楽しい夏休みがやってくるね。
長い休みなので、ふだん、できないことに、じっくり取り組むチャンスです。みな、暑さに負けず、元気に挑戦していこう!
そして、何でもいい、自分らしく、のびのびと、新しい「発見」「発明」の夏にしようよ!
創価大学のとなりにある東京富士美術館(東京都八王子市)では、夏休みの特別企画として、「発明王エジソン展」が開かれます。
エジソンは、19世紀から20世紀にかけて、次から次へ、たくさんの発明をして、この世界を明るく、便利に変えた人です。
「電灯」や「電話」、録音して再生ができる「ちくおんき」、「映画のきかい」などなど……今回のエジソン展でも、その一部が展示されます。
今、私たちのまわりにある「せんぷうき」や「けいたい電話」「音楽プレーヤー」なども、もとをたどればエジソンの発明から始まっています。
エジソンのおかげで、人類は、どれだけ豊に楽しくすごせるようになったことでしょう。
エジソンは、なぜ、すばらしい発明を、こんなにたくさん生み出すことができたのでしょうか?
今回は、このことを、いっしょに考えてみよう。
私の師匠である戸田城聖先生は、1900年の2月11日が誕生日です。エジソンは、その半世紀前の1847年、同じ2月11日に、アメリカで生まれました。
エジソン少年は、川が流れる美しい村にある、赤レンガの小さな家で育ちました。気になったことは何でも、まわりの大人に、どんどん質問する子だったようです。
「なぜ、1たす1は2なの?」「風はなぜ、ふいてくるの?」「にわとりの卵は、なぜヒヨコになるの?」
次々に質問するので、学校の先生でも答えられないことがありました。
「なぜだろう?」と考え、「知りたい」と思って質問してみると、「そうだったのか!」とわかる。
この喜びで、エジソンの心は、いつもいっぱいでした。だから、また質問をしたのです。
知らないことを知るたびに、新しい世界が発見できます。すると、また知らないことが、たくさん出てきます。それを知るたびに、また喜びもふえていく。楽しく、どんどん、かしこくなっていけるのです。
「なぜ?」——これは、みなさんの心の宇宙を限りなく広げる、ふしぎな力を持つ言葉です。
エジソン少年は、小学校のせいせきは、あまりよくありませんでした。
授業中も、別のことを考え始めて、先生に、きびしくしかられたこともあります。でも、エジソンは、それでやる気をなくしたりはしません。学びたいことは、いっぱいあったからです。
そんなエジソンに、お母さんは理科や社会、算数など、たくさんのことを教えてくれました。字をきれいに書くことも教えてくれ、いっしょに声を出しながら本を読んだりもしました。
エジソンは、本が大好きになりました。本には、自分の知らないことが、つきることなく書いてあったからです。町の図書館に通っては、本を読みまくりました。
そして、お母さんに教わったり、本に書いてあったりしたことを自分の目で確かめたくて、理科の実験に夢中になりました。若き「発明王エジソン」の誕生です。
夢中になれるものがあるということは、すばらしいことです。みなさんも、"夢中になってやれるもの"を見つけてみてください。
自分でやってみて、うまくいけばうれしい。たとえ失敗しても、必ず心の中に宝物が残ります。
そうした喜びでワクワクした経験が、みなさんの無限の可能性を開いてくれるのです。
エジソンは、苦しい思いも、たくさんしました。
その一つは、12歳ごろから耳が聞こえにくくなったことです。そのうち、小鳥の鳴き声を聞くこともできなくなりました。
それでも、エジソンは、発明に取り組むことをあきらめませんでした。
——耳の聞こえないことは、決して不幸なこととは思えない。耳が聞こえないから、読書や仕事に集中できる。
エジソンは、ほがらかに前向きに考えていったのです。
こうしてきたえた"あきらめない心"で、エジソンは大発明家として、かつやくしていきました。
エジソンは語っています。
「成功するための最善の(一番の)方法は、もう一度やってみることだ」
「他の発明家の弱点は、ほんの一つか二つの実験でやめてしまうことだ。わたしは自分が求めるものを手に入れるまで決してあきらめない!」
今では世界中で使われている電灯を発明した時も、白熱電球の中で光を出す部分(フィラメント)に、何がいいのかを知るために、植物を使った材料だけでも6000種類をこえるものを、ためしてみました。
その結果、電灯が、世界で初めてつくられたのです。
一生けんめいに発展させてきた、だいじな工場が、火事で焼けてしまうこともありました。それでも、「これからは、今まで以上の成長を続けてみせる。へこたれるものか」と、さっそく、新しい工場を建てるための図面をかき始めたのです。
なぜ、エジソンが、すばらしい発明を生み出すことができたのか?
そうです! それは、どんなことがあっても、「決してあきらめなかったから」です。何回、失敗しても、成功するまで、ねばり強く挑戦し続けたからなのです。
「ねばり強い人」が、りっぱな人です。
「あきらめない人」が、勝利の人です。
エジソンの発明した電灯は、暗い夜を明るく照らしました。
日蓮大聖人は、『百千万年の間、闇にとざされていた所でも、灯りを入れれば明るくなる』(P1403、意味、「妙法尼御前御返事」)と仰せです。
仏法の光は、不幸になやんでいる生命を、希望と勇気の灯りで明るく照らしていくことができます。
みんなのおじいさんやおばあさん、お父さんやお母さんは、この光を一人一人の友におくってきました。
創価学会の初代会長・牧口常三郎先生は「座談会」を、"信心を実験してみて、その正しさを証明した結果を語りあう集まり"(実験証明座談会)と呼んでいました。
学会の活動には、多くの人を楽しく元気にする、すばらしい力があります。世の中にたくさんの笑顔をつくり出している学会の同志の方々は、りっぱな「幸せの発明王」なのだと、私は思います。
21世紀の人類を照らしゆく、みなさんの心の中には、負けずにがんばる力があります。何かを夢中でやりとげようとする時に、眠っていたその力が目をさまし、いくらでも元気がわいてくるのです。
さあ、この夏、まずは何か一つ、全力で取り組むものを決めて、がんばってみよう!
「これをやろう」と決めて、挑戦を始めた時、きっと、みんなの心が宝石のように、強く明るく、かがやき始めるよ!
安全第一の行動を!
配達や会合参加は
決して無理せずに!
無事故こそ勝利だ。
祈祷抄 P1347
『されば法華経の行者の祈る祈は響の音に応ずるがごとし影の体にそえるがごとし、すめる水に月のうつるがごとし方諸の水をまねくがごとし磁石の鉄をすうがごとし琥珀の塵をとるがごとし、あきらかなる鏡の物の色をうかぶるがごとし』
◇希望の明日へ
国連の理想は、対話の精神にある。大国、小国の区別なしに各国が話し合いを重ね、人類の平和への意恩を結集するところにある。私は、数十年前から国連中心主義を提唱し、SGIとしても一貫して国連支援の運動を展開してきた。時代は、東西冷戦が終結し、新たな国際秩序(ニュー・ワールド・オーダー)が模索されている。"人類の議会"として、国連の射たすべき役割は、今後、いよいよ大きくなっていくであろう。
平3・9・19
☆希望の虹〜世界の偉人を語る〜 第4回 発明王エジソン
もうひとがんばりで、楽しい夏休みがやってくるね。
長い休みなので、ふだん、できないことに、じっくり取り組むチャンスです。みな、暑さに負けず、元気に挑戦していこう!
そして、何でもいい、自分らしく、のびのびと、新しい「発見」「発明」の夏にしようよ!
創価大学のとなりにある東京富士美術館(東京都八王子市)では、夏休みの特別企画として、「発明王エジソン展」が開かれます。
エジソンは、19世紀から20世紀にかけて、次から次へ、たくさんの発明をして、この世界を明るく、便利に変えた人です。
「電灯」や「電話」、録音して再生ができる「ちくおんき」、「映画のきかい」などなど……今回のエジソン展でも、その一部が展示されます。
今、私たちのまわりにある「せんぷうき」や「けいたい電話」「音楽プレーヤー」なども、もとをたどればエジソンの発明から始まっています。
エジソンのおかげで、人類は、どれだけ豊に楽しくすごせるようになったことでしょう。
エジソンは、なぜ、すばらしい発明を、こんなにたくさん生み出すことができたのでしょうか?
今回は、このことを、いっしょに考えてみよう。
私の師匠である戸田城聖先生は、1900年の2月11日が誕生日です。エジソンは、その半世紀前の1847年、同じ2月11日に、アメリカで生まれました。
エジソン少年は、川が流れる美しい村にある、赤レンガの小さな家で育ちました。気になったことは何でも、まわりの大人に、どんどん質問する子だったようです。
「なぜ、1たす1は2なの?」「風はなぜ、ふいてくるの?」「にわとりの卵は、なぜヒヨコになるの?」
次々に質問するので、学校の先生でも答えられないことがありました。
「なぜだろう?」と考え、「知りたい」と思って質問してみると、「そうだったのか!」とわかる。
この喜びで、エジソンの心は、いつもいっぱいでした。だから、また質問をしたのです。
知らないことを知るたびに、新しい世界が発見できます。すると、また知らないことが、たくさん出てきます。それを知るたびに、また喜びもふえていく。楽しく、どんどん、かしこくなっていけるのです。
「なぜ?」——これは、みなさんの心の宇宙を限りなく広げる、ふしぎな力を持つ言葉です。
エジソン少年は、小学校のせいせきは、あまりよくありませんでした。
授業中も、別のことを考え始めて、先生に、きびしくしかられたこともあります。でも、エジソンは、それでやる気をなくしたりはしません。学びたいことは、いっぱいあったからです。
そんなエジソンに、お母さんは理科や社会、算数など、たくさんのことを教えてくれました。字をきれいに書くことも教えてくれ、いっしょに声を出しながら本を読んだりもしました。
エジソンは、本が大好きになりました。本には、自分の知らないことが、つきることなく書いてあったからです。町の図書館に通っては、本を読みまくりました。
そして、お母さんに教わったり、本に書いてあったりしたことを自分の目で確かめたくて、理科の実験に夢中になりました。若き「発明王エジソン」の誕生です。
夢中になれるものがあるということは、すばらしいことです。みなさんも、"夢中になってやれるもの"を見つけてみてください。
自分でやってみて、うまくいけばうれしい。たとえ失敗しても、必ず心の中に宝物が残ります。
そうした喜びでワクワクした経験が、みなさんの無限の可能性を開いてくれるのです。
エジソンは、苦しい思いも、たくさんしました。
その一つは、12歳ごろから耳が聞こえにくくなったことです。そのうち、小鳥の鳴き声を聞くこともできなくなりました。
それでも、エジソンは、発明に取り組むことをあきらめませんでした。
——耳の聞こえないことは、決して不幸なこととは思えない。耳が聞こえないから、読書や仕事に集中できる。
エジソンは、ほがらかに前向きに考えていったのです。
こうしてきたえた"あきらめない心"で、エジソンは大発明家として、かつやくしていきました。
エジソンは語っています。
「成功するための最善の(一番の)方法は、もう一度やってみることだ」
「他の発明家の弱点は、ほんの一つか二つの実験でやめてしまうことだ。わたしは自分が求めるものを手に入れるまで決してあきらめない!」
今では世界中で使われている電灯を発明した時も、白熱電球の中で光を出す部分(フィラメント)に、何がいいのかを知るために、植物を使った材料だけでも6000種類をこえるものを、ためしてみました。
その結果、電灯が、世界で初めてつくられたのです。
一生けんめいに発展させてきた、だいじな工場が、火事で焼けてしまうこともありました。それでも、「これからは、今まで以上の成長を続けてみせる。へこたれるものか」と、さっそく、新しい工場を建てるための図面をかき始めたのです。
なぜ、エジソンが、すばらしい発明を生み出すことができたのか?
そうです! それは、どんなことがあっても、「決してあきらめなかったから」です。何回、失敗しても、成功するまで、ねばり強く挑戦し続けたからなのです。
「ねばり強い人」が、りっぱな人です。
「あきらめない人」が、勝利の人です。
エジソンの発明した電灯は、暗い夜を明るく照らしました。
日蓮大聖人は、『百千万年の間、闇にとざされていた所でも、灯りを入れれば明るくなる』(P1403、意味、「妙法尼御前御返事」)と仰せです。
仏法の光は、不幸になやんでいる生命を、希望と勇気の灯りで明るく照らしていくことができます。
みんなのおじいさんやおばあさん、お父さんやお母さんは、この光を一人一人の友におくってきました。
創価学会の初代会長・牧口常三郎先生は「座談会」を、"信心を実験してみて、その正しさを証明した結果を語りあう集まり"(実験証明座談会)と呼んでいました。
学会の活動には、多くの人を楽しく元気にする、すばらしい力があります。世の中にたくさんの笑顔をつくり出している学会の同志の方々は、りっぱな「幸せの発明王」なのだと、私は思います。
21世紀の人類を照らしゆく、みなさんの心の中には、負けずにがんばる力があります。何かを夢中でやりとげようとする時に、眠っていたその力が目をさまし、いくらでも元気がわいてくるのです。
さあ、この夏、まずは何か一つ、全力で取り組むものを決めて、がんばってみよう!
「これをやろう」と決めて、挑戦を始めた時、きっと、みんなの心が宝石のように、強く明るく、かがやき始めるよ!
2014年7月4日金曜日
2014.07.04 わが友に贈る
悩みがあるから
成長できる。
祈りが深まる。
煩悩即菩提の仏法だ。
全てを飛躍の力に!
四条金吾殿御返事 P1170
『真実一切衆生色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり』
◇希望の明日へ
国連中心主義は、数十年前から、訴え続けてきたことである。その間には、この主張は理想論にすぎないという批判も少なくなかった。しかし世界の平和と調和のためには、どうしても"人類の議会"国連を中心にしていかねばならないと確信していた。今ようやく人類が、この道理に対して認識を深めてきたことをうれしく思っている。
平2・10・10
☆勝利の人間学 第55回 獅子の誉れ男子部よ勝て
◇冥の照覧の大確信を
信心は格好ではない。「戦う心」で決まる。
男子がひとたび立つならば、「戦う心」を燃やして、「これだけ道を開いた」「これだけ拡大した」という歴史を創るのだ。
誰が見ていなくとも、誰が褒めなくとも、誇り高く、わが使命の劇を演じていくのだ。
私たちの一念と行動は、御本仏が全て御覧になってくださっている。全宇宙の諸天・諸仏が見守っている。この「冥の照覧」を大確信して戦うのだ。見栄や気取りなど、いらない。勇敢に大胆に、眼前の壁を突破せよ!
◇苦難こそ成長の好機
日蓮大聖人は、父親から信心を猛反対されていた池上兄弟に、『いよいよ・をづる心ねすがた・をはすべからず』(P1084、「兄弟抄」)と、仰せになられた。
広宣流布のために進めば、必ず三障四魔が競い起こる。その時こそ、成長できる。「人間革命」「宿命転換」のチャンスである。
臆病の心に負けてはならない。怯んでしまえば、そこに魔は増長して付け込んでくる。
「師子王の心」を取り出して、恐れなく迎え打てば、魔は退散するのだ。全ての苦難は、偉大な指導者になるための試練である。
◇青年城を築く時は今
御書には『未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231、「開目抄」)と記されている。
「未来」を決するのは、「今」である。
ゆえに今こそ、新たな人材を、一人また一人と、励まし、育てるのだ。その地道にして忍耐強い労作業以外に、学会の永遠の発展も、広宣流布の万代の伸展もない。
一人の「本物の人材」がいれば、全体が栄える。
要領では、人は育たない。わが身をなげうつ真剣勝負の「魂」と「魂」の触発で、「本物の人材」は育つのだ。そのなかで、自分もまた、本物に成長していけるのだ。
さあ、わが信ずる男子部の諸君! 君たちの満々たるエネルギーで、日本そして世界の未来を開く金剛の青年城を築いてくれ給え!
成長できる。
祈りが深まる。
煩悩即菩提の仏法だ。
全てを飛躍の力に!
四条金吾殿御返事 P1170
『真実一切衆生色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり』
◇希望の明日へ
国連中心主義は、数十年前から、訴え続けてきたことである。その間には、この主張は理想論にすぎないという批判も少なくなかった。しかし世界の平和と調和のためには、どうしても"人類の議会"国連を中心にしていかねばならないと確信していた。今ようやく人類が、この道理に対して認識を深めてきたことをうれしく思っている。
平2・10・10
☆勝利の人間学 第55回 獅子の誉れ男子部よ勝て
◇冥の照覧の大確信を
信心は格好ではない。「戦う心」で決まる。
男子がひとたび立つならば、「戦う心」を燃やして、「これだけ道を開いた」「これだけ拡大した」という歴史を創るのだ。
誰が見ていなくとも、誰が褒めなくとも、誇り高く、わが使命の劇を演じていくのだ。
私たちの一念と行動は、御本仏が全て御覧になってくださっている。全宇宙の諸天・諸仏が見守っている。この「冥の照覧」を大確信して戦うのだ。見栄や気取りなど、いらない。勇敢に大胆に、眼前の壁を突破せよ!
◇苦難こそ成長の好機
日蓮大聖人は、父親から信心を猛反対されていた池上兄弟に、『いよいよ・をづる心ねすがた・をはすべからず』(P1084、「兄弟抄」)と、仰せになられた。
広宣流布のために進めば、必ず三障四魔が競い起こる。その時こそ、成長できる。「人間革命」「宿命転換」のチャンスである。
臆病の心に負けてはならない。怯んでしまえば、そこに魔は増長して付け込んでくる。
「師子王の心」を取り出して、恐れなく迎え打てば、魔は退散するのだ。全ての苦難は、偉大な指導者になるための試練である。
◇青年城を築く時は今
御書には『未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ』(P231、「開目抄」)と記されている。
「未来」を決するのは、「今」である。
ゆえに今こそ、新たな人材を、一人また一人と、励まし、育てるのだ。その地道にして忍耐強い労作業以外に、学会の永遠の発展も、広宣流布の万代の伸展もない。
一人の「本物の人材」がいれば、全体が栄える。
要領では、人は育たない。わが身をなげうつ真剣勝負の「魂」と「魂」の触発で、「本物の人材」は育つのだ。そのなかで、自分もまた、本物に成長していけるのだ。
さあ、わが信ずる男子部の諸君! 君たちの満々たるエネルギーで、日本そして世界の未来を開く金剛の青年城を築いてくれ給え!
2014年7月3日木曜日
2014.07.03 わが友に贈る
1人が突破口を開き
2人3人と続く。
これが勝利の方程式!
わが地域で光る
新時代の開拓者たれ!
四条金吾殿御返事 P1143
『法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし現世安穏後生善処とは是なり、ただ世間の留難来るともとりあへ給うべからず』
◇希望の明日へ
各国の指導者も、国連という、より幅広い枠組みのなかの一員である。ここに意味がある。人類という次元に立っての平和と安定のためには、第一にも第二にも、国連を支援していかねばならない。これが一貫して変わらない、心情である。
平2・9・7
☆名誉会長と共に新時代を開く 第24回 君よ世界一の勝利の歴史を
出獄と
入獄の日に
師弟あり
七月の
三日忘れじ
富士仰ぐ
関西はじめ、苦楽を共にしてくれださった全国の同志の皆様に、必ず恩返しをするのだと決意して、私は戦い、そして勝った。
嵐の時こそ、同志愛が光る。師弟不二の魂が燃え上がる。
御聖訓には仰せである。
『難来るを以って安楽と意得可きなり』(P750、「御義口伝」)
人生の逆境にあって、断じて信心だけは一歩たりとも引かない。そこに、最高の信頼と栄光が築かれる。必ずや、永遠の誉れと功徳が輝く。
一番、苦しい日々が、一番の思い出になる。一番の宝の日々なのだ。苦難と戦う中にこそ、大いなる希望の夜明けは来る。
志が人間をつくる。
青年の挑戦の汗ほど、尊く美しいものはない。
わが友よ、同じ生きるならば、勝利の歴史を残すのだ。
使命の大舞台で世界一になってもらいたい。
そう私は祈りに祈り、皆の成長を見守っている。
戸田先生は、誰よりも青年を愛し、青年を信じた。
「学会も、中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と、絶大なる期待を込めて語られた。
今や後継の陣列は、日本だけではない。アジアでも、オセアニアでも、そしてアフリカ、ヨーロッパ、北中南米でも、平和と幸福のバトンを継いで、力強く友は走る。
時代は大きく変わり始めた。世界中で絢爛たる広布の人材群が躍り出ている。
さあ、晴れ晴れと、希望の歌を、勇気の歌を、我らの民衆上から轟かせるのだ。
2人3人と続く。
これが勝利の方程式!
わが地域で光る
新時代の開拓者たれ!
四条金吾殿御返事 P1143
『法華経を持ち奉るより外に遊楽はなし現世安穏後生善処とは是なり、ただ世間の留難来るともとりあへ給うべからず』
◇希望の明日へ
各国の指導者も、国連という、より幅広い枠組みのなかの一員である。ここに意味がある。人類という次元に立っての平和と安定のためには、第一にも第二にも、国連を支援していかねばならない。これが一貫して変わらない、心情である。
平2・9・7
☆名誉会長と共に新時代を開く 第24回 君よ世界一の勝利の歴史を
出獄と
入獄の日に
師弟あり
七月の
三日忘れじ
富士仰ぐ
関西はじめ、苦楽を共にしてくれださった全国の同志の皆様に、必ず恩返しをするのだと決意して、私は戦い、そして勝った。
嵐の時こそ、同志愛が光る。師弟不二の魂が燃え上がる。
御聖訓には仰せである。
『難来るを以って安楽と意得可きなり』(P750、「御義口伝」)
人生の逆境にあって、断じて信心だけは一歩たりとも引かない。そこに、最高の信頼と栄光が築かれる。必ずや、永遠の誉れと功徳が輝く。
一番、苦しい日々が、一番の思い出になる。一番の宝の日々なのだ。苦難と戦う中にこそ、大いなる希望の夜明けは来る。
志が人間をつくる。
青年の挑戦の汗ほど、尊く美しいものはない。
わが友よ、同じ生きるならば、勝利の歴史を残すのだ。
使命の大舞台で世界一になってもらいたい。
そう私は祈りに祈り、皆の成長を見守っている。
戸田先生は、誰よりも青年を愛し、青年を信じた。
「学会も、中核の青年がいれば、いな、一人の本物の弟子がいれば、広宣流布は断じてできる」と、絶大なる期待を込めて語られた。
今や後継の陣列は、日本だけではない。アジアでも、オセアニアでも、そしてアフリカ、ヨーロッパ、北中南米でも、平和と幸福のバトンを継いで、力強く友は走る。
時代は大きく変わり始めた。世界中で絢爛たる広布の人材群が躍り出ている。
さあ、晴れ晴れと、希望の歌を、勇気の歌を、我らの民衆上から轟かせるのだ。
2014年7月2日水曜日
2014.07.02 わが友に贈る
報告や相談など
互いの連携を綿密に!
心を合わせれば
豊かな智慧が!
前進の勢いは倍加する!
御義口伝巻上 P747
『南無妙法蓮華経は自行化他に亘るなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を勧めて持たしむるなり』
◇希望の明日へ
平和、平等、慈悲を説く仏法の理念は、国連のめざす道にも通じている。その国連への支援は、創価学会にとって、いわば"必然"なのである。また、そうでなくては、仏法者としての自身の使命を偽ることにもなる。
平1・12・5
☆随筆 民衆凱歌の大行進No.7 創価教育の大道
教育の
聖業 貫く
師弟かな
英才勝利の
道は楽しく
6・30「学生部結成記念日」を期して、若き智勇の俊英たち、福智の才媛たちが、はつらつと躍動している。
向学の炎を燃やしながら、希望と正義の対話に挑む男女学生部の頼もしき活躍を、私は、いつも嬉しく伺っている。
諸君は若いのだ。遠慮はいらない。積極果敢に学び、自由闊達に語るのだ。瑞々しい生命にみなぎる熱意と誠実には、何ものも敵わない。
若人の勇気の対話、探究の対話、友情の対話が快活に交わされるところ、必ず、新しき未来が輝き始めるのだ。
私も、その白熱の輪に飛び込んでいくような思いで見守っている。
◇創大の構想50年
学生こそ、明日の世界を照らす灯台である。そう信ずるゆえに、私は、日中国交正常化提言など、未来の展望を学生諸君に語ってきた。
創価大学の設立構想を正式に発表したのも、50年前の1964年(昭和39年)の6月30日——第7回学生部総会の席上である。
私は設立の目的を訴えた。「世界の平和に寄与すべき大人材をつくりあげたい」と。
この7年後の71年(同46年)、先師・牧口常三郎先生の生誕100周年を祝しつつ、東京・八王子の丹木の丘に、創価大学が開学したのである。
私は、教育こそ、わが総仕上げの事業と定め、恩師・戸田城聖先生から託された悲願を、弟子の誓願とし、創価教育の発展に心血を注いできた。
命と引き換えにしても、学生たちの栄光の道を開くのだ。壮大な人材の流れを創るのだ。ただただ、そのために走り抜いてきた半世紀である。
◇隆々と伸びゆく
今、創価大学は看護学部が2年目を迎え、国際教養学部も新設されて、生命尊厳の英知を輝かせゆく世界市民のスクラムが一段と拡充している。
昨年、「中央教育棟」の大城も完成し、21世紀を開拓する価値創造の学舎は、いやまして隆々と大発展している。
また、創価女子短期大学でも、東西の創価学園でも、凜々しき後継の友が若竹のように伸びている。札幌創価幼稚園の王子・王女たちも元気で頼もしい。
さらに、人間主義を根幹とする創価教育の大道は、アメリカ創価大学(SUA)をはじめ、香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国にと、世界規模の広がりを遂げてきた。
今や壮麗な人材の緑野と輝く創価教育同窓の連帯──。全世界で活躍するSUAの卒業生たちの集い「創宝会」「創誓会」も、約1000人の錚々たる陣列となった。
◇人材育む「土」に
私が共に対談集を発刊したアメリカの平和研究の母・ボールディング博士は語られた。
「『教育』とは各個人から独自の能力を『導き出し』、そこから地球上での『人間の旅路』にどう参画すべきかを学ばせることだ」
本来、教育は"教室"の中だけに収まるものではない。もっと広大で豊かな信頼と励ましの大地に支えられている。
"創価三代"が切り開いた教育事業に連なり、あふれる愛情で子どもたちの無限の可能性を導き出されている共戦の友の存在が、どんなに大切か。誰よりも子どもたちの成長に尽くす、使命深き教育本部の諸先生方!
地域の後継を温かく育まれる、壮年・婦人部の未来本部長の皆様方!
全国各地で行われている創価青年大会に際し、一人一人の若人を励まし続けている先輩方!
感謝は尽きない。
中国の大文豪・魯迅は、可能性を秘めた青少年が才能の「花」を吹かせるため、我々は「土」になろうと訴えた。
私も、わが不二の人間教育の盟友たちも、同じ決心で進んできた。
わが生命であり、わが宝の若者たち、未来からの使者たちの成長こそ、桜梅桃李の花の如き勝利の晴れ姿こそが、私たちの何よりの喜びであり、誇りなのである。
かつて「貧乏人と病人の集まり」と揶揄された庶民の大地から、どれほど偉大な知性と生命力と福徳を併せ持った、民衆奉仕の人材群が躍り出ていることか。世界が驚嘆する時代は、すでに始まっているのだ。
「創価教育は、人類の平和のための道標です」とは、韓国・国立済州大学の趙文富元総長のエールである。
◇輝く人格価値を
若者が希望を持てない時代だといわれる。
2014年版『子ども・若者白書』によると、世界7カ国の若者の意識調査で、日本は、将来に希望を持っている人が、どの国よりも少ないとの結果が出たという。
日蓮大聖人は、『闇なれども灯入りぬれば明かなり』(P1109、「四条金吾女房御書」)と仰せになられた。
時代が暗ければ暗いほど、若き生命に、希望の灯りを赫々と点していかねばならない。
牧口先生は、『創価教育学体系』で断言された。「人格の価値を高めんとするのが教育の目的」と。
人間生命の中には、絶望を希望へと転じゆく知恵がある。不幸を幸福へと変えゆく勇気がある。憎悪を慈愛に変える包容力がある。それを限りなく解き放っていくところに教育の真髄があろう。
戸田先生も宣言されていた。
全人類が「最高の人格価値」を顕現したならば、「世界に戦争もなければ飢餓もありませぬ。疾病もなければ、貧困もありませぬ」と。
大事なことは、自らがその「人格価値」を体現した一人になると決めることだ。その一人を育てゆくことだ。
混沌とした時代の暗闇も、一つの希望の灯があれば、打ち破っていける。人びとの心が不安や無力感で濁っていたとしても、温かな光があれば、大きく包むことができる。創価の青年は、その一人、また一人と輝いてもらいたい。
そのためにも、徹して学び、力をつけるのだ。
私が学生部の友と学んできた「御義口伝」には、『不変真如の理』と『隨縁真如の智』が説かれている(P709など)。
わかりやすく言えば、「不変真如の理」とは、時代や状況によっても不変の真理である。「随縁真如の智」とは、その不変の真理に基づいた上で、刻々と変化する現実に応じて発揮される智慧のことである。
ハーバード大学のモンゴメリー教授と、宗教が社会の進歩に果たす役割について語り合った折、この仏法の法理を紹介すると、会心の笑顔で、「その智慧が創価(価値創造)ですね」と応じてくださったことが、懐かしく思い起こされる。
道理なき力ずくの反知性主義でも、硬直した教条主義でもない。理性の営みを光らせ、聡明に現実の課題に挑むのだ。
不屈の忍耐と人間愛をもって、民衆の幸福のため、世界の平和のため、希望の活路を開き、多彩なる地球民族の連帯を創り広げていく。ここに、時代が切望してやまない人間主義の道がある。
わが愛する新時代の学徒たちは、今こそ、勉学即実践、実践即勉学の鍛錬の中で、人類を照らす創価の英知を磨き上げていただきたい。
◇共に未来へ前進
私の心は、いつも創価の学友と共に、先駆の学生部と共にある。
君たちの勝利こそ、私の勝利だ!
成長しゆく後継の若人の乱舞する英姿を思い浮かべながら、私は妻と強盛に祈り続けている。
教育は「共育」だ。共に成長、共に前進、共に勝利である。
ゆえに私も戦う。いな戦い続ける。100年先、1000年先の未来を見つめて!
君よ! 貴女よ!
共々に学び、成長し、未来の後輩たちに栄光の歴史を残しゆくのだ!
皆が人生の勝利者に!
世界の希望の灯台に!
私は、今日も祈る。
私が贈ったSUAの歌の如く、君たちが必ず新たな夜明けを開いてくれると信じつつ。
♪希望の光よ/この天地より生まれ出でよ/千年を超えて/輝き続けるのだ
…… ……
君たちに捧げる/いかなる苦難も乗り越え/夢を実現する希望の光を!
互いの連携を綿密に!
心を合わせれば
豊かな智慧が!
前進の勢いは倍加する!
御義口伝巻上 P747
『南無妙法蓮華経は自行化他に亘るなり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経を勧めて持たしむるなり』
◇希望の明日へ
平和、平等、慈悲を説く仏法の理念は、国連のめざす道にも通じている。その国連への支援は、創価学会にとって、いわば"必然"なのである。また、そうでなくては、仏法者としての自身の使命を偽ることにもなる。
平1・12・5
☆随筆 民衆凱歌の大行進No.7 創価教育の大道
教育の
聖業 貫く
師弟かな
英才勝利の
道は楽しく
6・30「学生部結成記念日」を期して、若き智勇の俊英たち、福智の才媛たちが、はつらつと躍動している。
向学の炎を燃やしながら、希望と正義の対話に挑む男女学生部の頼もしき活躍を、私は、いつも嬉しく伺っている。
諸君は若いのだ。遠慮はいらない。積極果敢に学び、自由闊達に語るのだ。瑞々しい生命にみなぎる熱意と誠実には、何ものも敵わない。
若人の勇気の対話、探究の対話、友情の対話が快活に交わされるところ、必ず、新しき未来が輝き始めるのだ。
私も、その白熱の輪に飛び込んでいくような思いで見守っている。
◇創大の構想50年
学生こそ、明日の世界を照らす灯台である。そう信ずるゆえに、私は、日中国交正常化提言など、未来の展望を学生諸君に語ってきた。
創価大学の設立構想を正式に発表したのも、50年前の1964年(昭和39年)の6月30日——第7回学生部総会の席上である。
私は設立の目的を訴えた。「世界の平和に寄与すべき大人材をつくりあげたい」と。
この7年後の71年(同46年)、先師・牧口常三郎先生の生誕100周年を祝しつつ、東京・八王子の丹木の丘に、創価大学が開学したのである。
私は、教育こそ、わが総仕上げの事業と定め、恩師・戸田城聖先生から託された悲願を、弟子の誓願とし、創価教育の発展に心血を注いできた。
命と引き換えにしても、学生たちの栄光の道を開くのだ。壮大な人材の流れを創るのだ。ただただ、そのために走り抜いてきた半世紀である。
◇隆々と伸びゆく
今、創価大学は看護学部が2年目を迎え、国際教養学部も新設されて、生命尊厳の英知を輝かせゆく世界市民のスクラムが一段と拡充している。
昨年、「中央教育棟」の大城も完成し、21世紀を開拓する価値創造の学舎は、いやまして隆々と大発展している。
また、創価女子短期大学でも、東西の創価学園でも、凜々しき後継の友が若竹のように伸びている。札幌創価幼稚園の王子・王女たちも元気で頼もしい。
さらに、人間主義を根幹とする創価教育の大道は、アメリカ創価大学(SUA)をはじめ、香港、シンガポール、マレーシア、ブラジル、韓国にと、世界規模の広がりを遂げてきた。
今や壮麗な人材の緑野と輝く創価教育同窓の連帯──。全世界で活躍するSUAの卒業生たちの集い「創宝会」「創誓会」も、約1000人の錚々たる陣列となった。
◇人材育む「土」に
私が共に対談集を発刊したアメリカの平和研究の母・ボールディング博士は語られた。
「『教育』とは各個人から独自の能力を『導き出し』、そこから地球上での『人間の旅路』にどう参画すべきかを学ばせることだ」
本来、教育は"教室"の中だけに収まるものではない。もっと広大で豊かな信頼と励ましの大地に支えられている。
"創価三代"が切り開いた教育事業に連なり、あふれる愛情で子どもたちの無限の可能性を導き出されている共戦の友の存在が、どんなに大切か。誰よりも子どもたちの成長に尽くす、使命深き教育本部の諸先生方!
地域の後継を温かく育まれる、壮年・婦人部の未来本部長の皆様方!
全国各地で行われている創価青年大会に際し、一人一人の若人を励まし続けている先輩方!
感謝は尽きない。
中国の大文豪・魯迅は、可能性を秘めた青少年が才能の「花」を吹かせるため、我々は「土」になろうと訴えた。
私も、わが不二の人間教育の盟友たちも、同じ決心で進んできた。
わが生命であり、わが宝の若者たち、未来からの使者たちの成長こそ、桜梅桃李の花の如き勝利の晴れ姿こそが、私たちの何よりの喜びであり、誇りなのである。
かつて「貧乏人と病人の集まり」と揶揄された庶民の大地から、どれほど偉大な知性と生命力と福徳を併せ持った、民衆奉仕の人材群が躍り出ていることか。世界が驚嘆する時代は、すでに始まっているのだ。
「創価教育は、人類の平和のための道標です」とは、韓国・国立済州大学の趙文富元総長のエールである。
◇輝く人格価値を
若者が希望を持てない時代だといわれる。
2014年版『子ども・若者白書』によると、世界7カ国の若者の意識調査で、日本は、将来に希望を持っている人が、どの国よりも少ないとの結果が出たという。
日蓮大聖人は、『闇なれども灯入りぬれば明かなり』(P1109、「四条金吾女房御書」)と仰せになられた。
時代が暗ければ暗いほど、若き生命に、希望の灯りを赫々と点していかねばならない。
牧口先生は、『創価教育学体系』で断言された。「人格の価値を高めんとするのが教育の目的」と。
人間生命の中には、絶望を希望へと転じゆく知恵がある。不幸を幸福へと変えゆく勇気がある。憎悪を慈愛に変える包容力がある。それを限りなく解き放っていくところに教育の真髄があろう。
戸田先生も宣言されていた。
全人類が「最高の人格価値」を顕現したならば、「世界に戦争もなければ飢餓もありませぬ。疾病もなければ、貧困もありませぬ」と。
大事なことは、自らがその「人格価値」を体現した一人になると決めることだ。その一人を育てゆくことだ。
混沌とした時代の暗闇も、一つの希望の灯があれば、打ち破っていける。人びとの心が不安や無力感で濁っていたとしても、温かな光があれば、大きく包むことができる。創価の青年は、その一人、また一人と輝いてもらいたい。
そのためにも、徹して学び、力をつけるのだ。
私が学生部の友と学んできた「御義口伝」には、『不変真如の理』と『隨縁真如の智』が説かれている(P709など)。
わかりやすく言えば、「不変真如の理」とは、時代や状況によっても不変の真理である。「随縁真如の智」とは、その不変の真理に基づいた上で、刻々と変化する現実に応じて発揮される智慧のことである。
ハーバード大学のモンゴメリー教授と、宗教が社会の進歩に果たす役割について語り合った折、この仏法の法理を紹介すると、会心の笑顔で、「その智慧が創価(価値創造)ですね」と応じてくださったことが、懐かしく思い起こされる。
道理なき力ずくの反知性主義でも、硬直した教条主義でもない。理性の営みを光らせ、聡明に現実の課題に挑むのだ。
不屈の忍耐と人間愛をもって、民衆の幸福のため、世界の平和のため、希望の活路を開き、多彩なる地球民族の連帯を創り広げていく。ここに、時代が切望してやまない人間主義の道がある。
わが愛する新時代の学徒たちは、今こそ、勉学即実践、実践即勉学の鍛錬の中で、人類を照らす創価の英知を磨き上げていただきたい。
◇共に未来へ前進
私の心は、いつも創価の学友と共に、先駆の学生部と共にある。
君たちの勝利こそ、私の勝利だ!
成長しゆく後継の若人の乱舞する英姿を思い浮かべながら、私は妻と強盛に祈り続けている。
教育は「共育」だ。共に成長、共に前進、共に勝利である。
ゆえに私も戦う。いな戦い続ける。100年先、1000年先の未来を見つめて!
君よ! 貴女よ!
共々に学び、成長し、未来の後輩たちに栄光の歴史を残しゆくのだ!
皆が人生の勝利者に!
世界の希望の灯台に!
私は、今日も祈る。
私が贈ったSUAの歌の如く、君たちが必ず新たな夜明けを開いてくれると信じつつ。
♪希望の光よ/この天地より生まれ出でよ/千年を超えて/輝き続けるのだ
…… ……
君たちに捧げる/いかなる苦難も乗り越え/夢を実現する希望の光を!
2014年7月1日火曜日
2014.07.01 わが友に贈る
広布の永遠の発展へ
若き力の育成と
弘教・拡大に全力を!
各部一体の行進で
栄光の歴史を築け!
法蓮抄 P1046
『教主釈尊は此の功徳を法華経の文字となして一切衆生の口になめさせ給う、赤子の水火をわきまへず毒薬を知らざれざも乳を含めば身命をつぐが如し』
◇希望の明日へ
"人類の議会"ともいうべき国連を支援していくことこそ、もっとも現実的な平和への道である。この思いは、対談した心ある多くの有識者、平和研究者らに共通しており、英知の支援の輪が広がっでいることを確信している。
平1・3・13
☆大白蓮華巻頭言2014年7月「御書とともに!大聖人と同心で!」
人間は、皆、幸福に輝くために生まれてきた。人生は、本来、不幸の闇を打ち晴らす劇である。その光の源を、民衆はどれほど久しく追い求めてきたことだろうか。
宿福深厚も、我らは大仏法に巡りあうことができた。この生命尊厳の極理があますところなく説かれた「太陽の宝典」こそ、御書に他ならない。
日蓮大聖人は、『仏の御意あらはれて法華の文字となれり、文字変じて又仏の御意となる、されば法華経をよませ給はむ人は文字と思食事なかれすなわち仏の御意なり』(P469)と仰せになられた。
御書を拝読することは、御本仏の御意を直接伺い、大聖人の大生命にそのまま触れることなのである。
大聖人ご自身が、ありとあらゆる三障四魔、三類の強敵と戦われ、命に及ぶ大難を勝ち越えゆかれる渦中に、一切衆生を断じて救わんとの迸る大慈大悲で綴り残された一文また一文こそ、御書である。拝する我らの心も、赫々たる元初の朝日を浴びたように蘇る。勇気が希望が、力が智慧が、燃え上がる炎の如く、生命に湧き起こってくるではないか。
わが師・戸田城聖先生は、厳然と語られた。「どんな難事にぶつかっても、御聖訓の通り戦い、すべてを乗り切っていく。御書を通じて、大聖人と直結して勝つのだ。これが学会精神だよ」と。この御書根本の「絶対勝利」の大光で、我ら創価の師弟は、悩める友の心を照らし続けてきたのだ。
嵐にも
断じて負けぬ
信念を
御書をひもとく
喜びあふれて
病と闘う女性門下への御手紙には、『設い業病なりとも法華経の御力たのもし』『いかでか病も失せ寿ものびざるべきと強盛にをぼしめし身を持し心に物をなげかざれ』(P975)と激励なされている。誰人も避けられない「生老病死」という苦悩を、根源的に打開する道が、御書には明かされている。その仰せのままに励まし合い、支え合って、1人1人が変毒為薬し、宿命転換の実証を打ち立てつつ、学会は「常楽我浄」の連帯を創り広げてきたのだ。
さらに御書は、戦乱や災害にも断固として屈することなく、平和と繁栄の社会を建設しゆく「立正安国」の法理を留めてくださっている。それは、人類を結び、新たな地球社会を導く羅針盤となろう。
紛争の悲劇から立ち上がった、東欧のクロアチアでも、待望の支部が結成され、尊き同志たちは真剣に御書を学び合い、希望の対話の花を咲かせている。支部のリーダーたちは胸を張る。「苦しんだ人が仏の力を最大に顕現でき、その国土が世界広布の模範を示せる。私たちは、この使命を自ら選び取った地涌の菩薩です。1人の人間革命から皆の幸福を開く、一念三千の仏法に諦めも後退もありません」と。
「行学の二道」に励むスクラムは、今や全世界を包み、教学試験も日本はもとより各国で行われている。受験する友も、応援する先輩も、溌刺と求道の心で学び合い、実践に打って出よう!今日も、御書とともに、大聖人と同心で、我らは勝ち光るのだ。
若き力の育成と
弘教・拡大に全力を!
各部一体の行進で
栄光の歴史を築け!
法蓮抄 P1046
『教主釈尊は此の功徳を法華経の文字となして一切衆生の口になめさせ給う、赤子の水火をわきまへず毒薬を知らざれざも乳を含めば身命をつぐが如し』
◇希望の明日へ
"人類の議会"ともいうべき国連を支援していくことこそ、もっとも現実的な平和への道である。この思いは、対談した心ある多くの有識者、平和研究者らに共通しており、英知の支援の輪が広がっでいることを確信している。
平1・3・13
☆大白蓮華巻頭言2014年7月「御書とともに!大聖人と同心で!」
人間は、皆、幸福に輝くために生まれてきた。人生は、本来、不幸の闇を打ち晴らす劇である。その光の源を、民衆はどれほど久しく追い求めてきたことだろうか。
宿福深厚も、我らは大仏法に巡りあうことができた。この生命尊厳の極理があますところなく説かれた「太陽の宝典」こそ、御書に他ならない。
日蓮大聖人は、『仏の御意あらはれて法華の文字となれり、文字変じて又仏の御意となる、されば法華経をよませ給はむ人は文字と思食事なかれすなわち仏の御意なり』(P469)と仰せになられた。
御書を拝読することは、御本仏の御意を直接伺い、大聖人の大生命にそのまま触れることなのである。
大聖人ご自身が、ありとあらゆる三障四魔、三類の強敵と戦われ、命に及ぶ大難を勝ち越えゆかれる渦中に、一切衆生を断じて救わんとの迸る大慈大悲で綴り残された一文また一文こそ、御書である。拝する我らの心も、赫々たる元初の朝日を浴びたように蘇る。勇気が希望が、力が智慧が、燃え上がる炎の如く、生命に湧き起こってくるではないか。
わが師・戸田城聖先生は、厳然と語られた。「どんな難事にぶつかっても、御聖訓の通り戦い、すべてを乗り切っていく。御書を通じて、大聖人と直結して勝つのだ。これが学会精神だよ」と。この御書根本の「絶対勝利」の大光で、我ら創価の師弟は、悩める友の心を照らし続けてきたのだ。
嵐にも
断じて負けぬ
信念を
御書をひもとく
喜びあふれて
病と闘う女性門下への御手紙には、『設い業病なりとも法華経の御力たのもし』『いかでか病も失せ寿ものびざるべきと強盛にをぼしめし身を持し心に物をなげかざれ』(P975)と激励なされている。誰人も避けられない「生老病死」という苦悩を、根源的に打開する道が、御書には明かされている。その仰せのままに励まし合い、支え合って、1人1人が変毒為薬し、宿命転換の実証を打ち立てつつ、学会は「常楽我浄」の連帯を創り広げてきたのだ。
さらに御書は、戦乱や災害にも断固として屈することなく、平和と繁栄の社会を建設しゆく「立正安国」の法理を留めてくださっている。それは、人類を結び、新たな地球社会を導く羅針盤となろう。
紛争の悲劇から立ち上がった、東欧のクロアチアでも、待望の支部が結成され、尊き同志たちは真剣に御書を学び合い、希望の対話の花を咲かせている。支部のリーダーたちは胸を張る。「苦しんだ人が仏の力を最大に顕現でき、その国土が世界広布の模範を示せる。私たちは、この使命を自ら選び取った地涌の菩薩です。1人の人間革命から皆の幸福を開く、一念三千の仏法に諦めも後退もありません」と。
「行学の二道」に励むスクラムは、今や全世界を包み、教学試験も日本はもとより各国で行われている。受験する友も、応援する先輩も、溌刺と求道の心で学び合い、実践に打って出よう!今日も、御書とともに、大聖人と同心で、我らは勝ち光るのだ。
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