「いかなる病
さはりをなすべきや」
妙法は生命の大良薬。
題目の師子吼で
断じて病魔を打ち破れ!
曾谷殿御返事 P1056
『此法門を日蓮申す故に忠言耳に逆う道理なるが故に流罪せられ命にも及びしなり、然どもいまだこりず候』
◇人生の座標
「学ばずは卑し」という言葉があるが、人間の人間らしさというものは、「学ぶ」ところにある。しかも今は、高度な情報社会です。一生涯、つねに学んでいかなければ、すぐに遅れてしまう。「一生涯、勉強」「一生涯、学ぶ」--これが、これからの指導者の要件です。
☆御書とともに� 第30回 病は信心を深めるチャンス
『まことやらむ・いえの内に・わづらひの候なるは・よも鬼神のそゐには候はじ、十らせち女の信心のぶんざいを御心みぞ候らむ』(上野殿御返事、P1544)
◇通解
あなたの家の内に病人があるということはまことであろうか。もし、そうだとしても、よもや鬼神のせいではないだろう。十羅刹女があなたの信心のほどを試されているのであろう。
◇同志への指針
家族の病気や介護など、現実の生活はさまざまな困難や辛労との戦いである。不安や心配も絶えない。
しかし、仏法の眼で捉えれば、必ず深い意味がある。一つ一つ、永遠に幸福になるための信心の試練である。
「大難」即「成仏」──。絶対に変毒為薬できるのだ。一切を幸福へと転じゆく強盛な信心で、ご一家の福徳の大境涯を開いていただきたい。