苦難に直面する友よ
断じて負けるな!
今こそ不屈の祈りで
宿命転換の劇を!
最後に勝つのが信心だ。
兄弟抄 P1083
『各各随分に法華経を信ぜられつるゆへに過去の重罪をせめいだし給いて候、たとへばくろがねをよくよくきたへばきずのあらわるるがごとし、石はやけばはいとなる金はやけば真金となる』
◇人生の座標
ある意味で、人生は"出会い"によって綴られているといってよい。いつしか忘れ去られていく出会いもあるかもしれないが、一瞬が人生を変える出会いもある。ゆえに、一つ一つの出会いを大事にしていきたい。
☆随筆民衆凱歌の大行進No.11� 創価家族は威風堂々と
SGIの各国・各地域の壮年部も、世界広布新時代の暁鐘を鳴らすが如く、勢いよく活動を展開している。
我らは、目の覚めるような「人間革命」の息吹をもって、平和への連帯を広げていくのだ。
この8月、世界では、アメリカ、カナダ、ニュージーランド、メキシコ、パラグアイ、ボリビア、ベネズエラ、エクアドル、ウルグアイ、フランス、香港、マカオ、フィリピン、タイ、マレーシア、シンガポール、インド等の壮年部が意気高く集った。チリでも勇躍の会合を行う。
あの地この地に林立する民衆の黄金柱は、何と壮観であることか。
見よ! この創価の大将軍たちの躍進する陣列を! 私は全世界に向かって、こう叫びたい気持ちでいっぱいである。
私が初訪問して以来、50周年の節目を迎えたオーストラリアでも、今月、壮年部が記念の総会を開催し、次の50年へ異体同心で新出発した。
先日、発刊された『平和の哲学と詩心を語る』は、オーストラリア・シドニー平和財団のスチュアート・リース前理事長と私の対談集である。
その中でリース前理事長は、社会的格差等の解決の必要性を訴えた上で、今、苦しんでいる人びとが新しい生き方に踏み出し、人生を主体的に歩むための三つの段階を示されている。
第一段階は、あきらめを克服すること。「何をしてもだめ」という心を排することから始めよ、と。
第二段階は、仲間との信頼の構築。共に努力していく同志こそ大切にしなければならない。
第三段階として、自立のための手段や技術を身につけることである。
前理事長は言われた。
「『小さな勝利』の積み重ねこそが重要であり、一つ一つの段階に到達して、次に進むこと自体が『小さな勝利』であるというのが、私の信念なのです」
眼前の「小さな勝利」を一つ一つ確実につかみ取る執念が次の勝利を生む。いわば"勝利の中の勝利"なのである。
そこで大切な急所は、根本目的を見失わないことだ。我らにおいては、『大願とは法華弘通なり』(P736、「御義口伝」)と仰せの大誓願である。この一点から、仏に等しい「力」と「智慧」が、滾々と湧現するのだ。
広布への誓いに燃え、我らは「常勝の道」を、「誓願の道」「師弟の道」を、朗らかに進むのだ!
今日の「聖教新聞」が私たちの手元に届いているのも、偉大な無冠の友の皆様のお蔭である。
雨の日も、暑い日も、寒い日も、本当に、本当にありがとう!
8月24日は、「聖教新聞創刊原点の日」。
1950年(昭和25年)のこの日、戸田先生は新聞の大きな力への深い洞察から、"学会も近い将来、独自の新聞を創るべきだ、よく考えておいてくれ"と、私に展望を語ってくださった。
先生の事業が窮地に追いやられていく渦中のことであった。その嵐をはね返すような師弟の対話から、"人間の機関紙"は生まれたのだ。
全国の読者、配達員、通信員、また新聞長の皆様をはじめ、全ての関係者の方々と共に、平和と正義の言論紙を携えて前進していきたい。
大聖人は南条時光に、『生生世世に皆恩ある衆生なれば皆仏になれと思ふべきなり』(P1527、「上野殿御消息」)と仰せになられた。
三世永遠の生命観の上から、縁する人びとを誠実に大切にし、「一生成仏」の希望の哲理を語り伝え抜いていくのだ。
「世界広布新時代 開幕の年」も、はつらつと後半戦をスタートした。
「平和の連帯」拡大月間を駆ける青年部を先頭に、婦人部と壮年部が力を合わせ、一段と目覚ましい広布推進と人材の育成を成し遂げていこう!
我ら創価家族は、団結固く、威風も堂々と!
壮んなる
力を出して
共々に
悔いなく生き抜け
この世 雄々しく