◇今週のことば
友の幸福を願う祈りは
仏と同じ境涯なり。
声も惜しまず
最極の法理を語れ!
生命の宮殿を共々に。
2014年09月29日
祈祷抄 P1349
『名聞利養深かりし人なれば仏の人にもてなされしをそねみて我が身には五法を行じて仏よりも尊げになし』
◇人生の座標
人間は一生涯、自分自身の宝石を掘り出し、磨いていくべきです。学校時代にはあまりばっとしなかった人が、社会に出てからいろんな経験をするうちに、今まで掘り当てていなかった自分の鉱脈を発見する例は、無数にある。
☆随筆民衆凱歌の大行進No.12� 「行学の二道」を励みゆけ
今月、新出発の"関西家族"が御聖訓を命に刻みながら、「折伏」「人材」そして「団結」を合言葉に、今再びの大前進を開始している。
あの昭和31年の「大阪の戦い」の渦中、私は関西の友と、常に御書を拝して勝ち進んだ。
『各各なにをかなげかせ給うべき、迦葉尊者にあらずとも・まいをも・まいぬべし、舎利弗にあらねども・立ってをどりぬべし、上行菩薩の大地よりいで給いしには・をどりてこそいで給いしか』(P1300)
ある時は、この「大悪大善御書」の一節を通し、同志に呼び掛けた。
「不可能を可能にする戦いを信心で勝ち取り、世間をアッと言わせようではないか」
「御書根本」とは、わが大関西に脈々と流れ通う「常勝の鉄則」である。
大阪の激戦の中、一人の女子部の友に、「決して忘れてはいけないよ」と贈った御文がある。
それは、『我並びに我が弟子・諸難ありとも疑う心なくば自然に仏界にいたるべし』『つたなき者のならひは約束せし事を・まことの時はわするるなるべし』(P234)との「開目抄」の一節であった。
「まことの信心」は、苦難の時に試される。
「まことの師弟」は、一人の時に試される。
その後、彼女は使命の宝土ブラジルヘ移り住んだ。婦人部のリーダーとして、この御文を抱きしめながら、生涯、戦い抜き、南米広布の盤石なる礎を築いてくれた。
御書に照らし、妙法に生き抜き、結ばれた絆は三世永遠である。
彼岸に当たり、亡くなられた全功労者の方々、また、わが同志の先祖代々の諸精霊の追善回向を、私は懇ろに行わせていただいている。
仏法研鑽の波は、世界に大きく広がっている。
中南米は4月と8月、欧州は7月、北米・オセアニアは8月に教学研修会を開催。今月はSGI青年研修会のため、海外50カ国・地域から250人の若きリーダーが意気高く集った。
さらにアジアの各国・各地域で教学の研修会が活発に行われ、アフリカ各地でも地道な教学運動が続けられている。
また教学試験は、近年、世界の50前後の国々や地域で実施されている。男女青年部をはじめ皆、仏法の人間主義の智慧を求めて真剣だ。
"宗教革命とは、人類の幸福への直道なり。
そのためには、自らが、この大哲理をば実践し、会得しゆくことだ"
私が若き日の日記に記した信条である。
人類の平和と幸福の大道を開くため、「異体同心」の法理を学び、実践する創価の世界市民は、時代の激流の中で、調和と共生の模範を地球社会に示しているのだ。
この創価の大運動に、インド文化国際アカデミーのロケッシュ・チャンドラ理事長は、期待を寄せてくださった。
「人類が何千年もの間、抱き続けてきた夢──その夢の中から生まれ、今、聞こえてくる歌声。それが創価学会なのです」
我らには、「慈悲と哲理」の地涌の誇りがある。
さあ、御書を繙こう!
君よ、貴女よ、「行学の二道」を励みゆけ!
今日も、共に最高峰の大哲学を学ぶ喜びに燃えて躍進だ! 「世界広布」即「人類平和」の偉大な夢に向かって!
辛くとも
今日も御書を
拝しつつ
誇りも高く
笑顔で飾れや