2017年4月5日水曜日

2017.04.05 わが友に贈る

白馬が駆けるような
清々しい勤行・唱題から
一日をスタートしよう!
朝に勝つことが
勝利のリズムをつくる。

同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず』

☆女性に贈ることば 四月五日
過去にとらわれるのではなく、「これから」「今から」「今日
から」−−と、つねに前に進んでいく強き一念を忘れまい。

☆今日のことば365 四月五日
戦災に 残りて咲きし桜花
空は蒼空 落花紛々

その背景は 現実の廃墟
花仰がずして 民憐れなり

流浪の彼方 厳しや
親子の道

群居の波に開花あり
夜明けの彩色か 桜花

ああ複写あり この存在
権力人と 平和人

散る桜 残る桜も 散る桜 と
謳いし人あり

青春桜 幾百万
なぜ 散りゆくか 散りゆくか

南海遠しや 仇桜
爛漫未熟に 枝痛し

残りし友も いつの日か
心傷あり 理念界

諸行は無常か 常住か
それも知らずに 散りゆくか

散る桜 残る桜よ 永遠に
春に 嵐と 咲き薫れ

☆4月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 諸法実相抄 2017年3月25日
「行学の二道」こそ"創価の魂"
確信の声で勝利の突破口を!

『行学の二道をはげみ候べし、行学たへなば仏法はあるべからず、我もいたし人をも教化候へ、行学は信心よりをこるべく候、力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし』(御書1361ページ)

◇通解
行学の二道を励んでいきなさい。行学が絶えてしまえば仏法はない。自分も行い、人をも教化していきなさい。行学は信心から起こる。力があるならば一文一句であっても人に語っていきなさい。

◇背景と大意
本抄は、文永10年(1273年)5月、流罪地・佐渡で著され、最蓮房に与えられたお手紙とされている。
最蓮房については、日蓮大聖人と同じ時期に佐渡に流されていた天台宗の学僧で、大聖人と出会い、弟子になったと伝えられている。
本抄では、はじめに、法華経方便品に説かれる「諸法実相」について、諸法がそのまま実相であること、すなわち地獄界から仏界までの十界の衆生およびその住む世界(諸法)が、全て妙法蓮華経(実相)の姿であることが示されている。
次に、地涌の菩薩の上首(最高のリーダー)である上行菩薩こそが、末法に妙法を弘通して御本尊を顕す人であることを明かされ、「二人・三人」と妙法が広まっていく「地涌の義」によって、広宣流布が成就することは間違いないとの確信を示される。
最後に「行学の二道」に励んでいくように促され、本抄を結ばれている。

◇解説
本年の4月28日、『日蓮大聖人御書全集』(御書)発刊から65周年の佳節を刻む。
第2代会長の戸田城聖先生は、会長就任直後に御書の発刊を発願。わずか10カ月という短期間で未聞の大事業は成し遂げられた。
戸田先生は、御書の「発刊の辞」で今回の拝読御文を引用され、「剣豪の修行」を思わせる「行学の二道」の厳格なる鍛錬が、学会の伝統と名誉ある特徴であると述べている。そして、「この貴重なる大経典が全東洋へ、全世界へ、と流布して行く事をひたすら祈念して止まぬものである」と念願した。
学会は、この言葉通りに「実践の教学」を貫き、世界広布を進めてきた。現在、御書は10言語以上に翻訳され、SGI各国で、教学の研さんが活発に行われている。教学の研さんは広布拡大の原動力となり、各地で"地涌の菩薩の連帯"が広がっている。
今回学ぶ「諸法実相抄」では、この地涌の菩薩の出現が示されており、大聖人は「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(御書1360ページ)と仰せである。拝読御文は、本抄の結論部分に当たり、末法広宣流布の使命を担う地涌の菩薩の信心のあり方を示されている。
「行学」の「行」は生命を変革し、開拓していく具体的な実践であり、「学」は御書拝読や教学研さんを示す。「行学たへなば仏法はあるべからず」との御文からも分かるように、「行学の二道」こそが仏道修行の両輪なのである。
「行」については、勤行・唱題によって自身の仏界の生命を開き、人間革命を目指す「自行」とともに、縁する人々にも仏法を語り、勧めていく「化他行」の重要性を訴えられている。
また、大聖人は「行学」の根本が信心にあることを示された上で、「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」と説かれている。「力あらば」とは、私たちの信心の姿勢から捉えれば「力の限り」と拝していくべきである。対話にあっては、全力を尽くしていくことが大切なのである。
かつて池田先生は、この御文を通して、次のようにつづった。
「教学が苦手だからと、臆する必要もない。自分が御書を拝し感動したこと、仏法を実践して学んだことでよいのです。『信心は楽しい』『願いは絶対に叶う信心です』等と、一言でもいいから、語っていくことです」
御書を学んだ喜びと確信に満ちた声は、必ず相手の心に届く。その研さんと行動の積み重ねによって、自らの人間革命も進み、地域広布の突破口も開かれる。
「行学の二道」こそ、"創価の魂"である。私たち男子部も、たゆまぬ研さんと実践で信心を磨き、一人一人が創価後継の真の人材に成長していきたい。