「このやまひは
仏の御はからいか」
苦難があるからこそ
大きく境涯が開ける!
強き一念で挑み抜こう!
妙密上人御消息 P1239
『此の人末法に出現して妙法蓮華経の五字を一閻浮提の中(うち)国ごと人ごとに弘むべし』
【通解】
この上行菩薩(地涌の菩薩の上首)は末法に出現して、妙法蓮華経の五字を世界中の国ごと、人ごとに弘めるのである。
〈寸鉄〉 2019年1月26日
提言を発表。師の叫びに呼応する弟子に。平和と軍縮の新時代へ共に邁進
きょう「東北女性の日」。福光の太陽が輝けば皆が輝く。幸福の絆を地域へ
希望とは青年を鼓舞する眩い光だ—詩人。幹部は確信の声で同志を励ませ
トキの個体数増で「野生絶滅」を21年ぶり見直し。大空舞う日中友好の象徴
空気の乾燥続く。火の元点検をしっかり。「前前の用心」こそ最大の予防策
☆「創立90周年へ 創価勝利の年」開幕 世界広布新時代第40回本部幹部会 原田稔会長指導
◇社会の安寧と自他共の幸福のために立正安国の言論戦を堂々と
一、創立90周年への第一歩をしるす「世界広布新時代第40回本部幹部会」の開催、誠におめでとうございます。
また本日は、14カ国・地域から、123人のSGIの同志も参加されております。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心より歓迎申し上げます(拍手)。
一、はじめに、昨年末の財務につきまして、広布部員の皆さまの尊き赤誠の志に、衷心より感謝し、御礼申し上げます。本当にありがとうございました(拍手)。
いよいよ幕を開けた2019年、マスコミ各社は「荒れる亥年」「亥年の難局」等々、12年に一度の「亥年選挙」を前に、政治の話題で持ちきりです。
学会が支援する公明党も、4月に実施される統一地方選挙に向けて、順次、予定候補を公認。学会としても、党からの支持依頼を受けて、各社会協議会において協議し、支持を決定しているところであります。
大衆の声を政治のど真ん中に反映させつつ、連立政権にあって政治の安定を担う公明党への期待は、ますます高まっております。
作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏は、次のように語っています。
「人間主義の価値観に基づいた政策を創造し、実現できる政党は、日本で公明党だけです。公明党の皆さんには今年、単なる勝利ではなく、大勝利を勝ち取ってもらいたい」と。
55年前に立党の基本理念として掲げた、「大衆福祉の公明党」へと前進するのが統一地方選、「日本の柱 公明党」へと前進するのが参院選であります。私どもも、まずは4月の統一地方選に向け、全力で支援していきたい(拍手)。
◇弟子の"初陣"へ
一、「創立90周年へ 創価勝利の年」の開幕を告げる新年勤行会に当たり、池田先生はメッセージを寄せてくださり、その中で私たちに、お歌を贈ってくださいました。
「師弟して/勝ちて謳わん/春の曲」
このお歌に触れて思い返されますのは、先生が小説『新・人間革命』の執筆を開始されてから20周年の折に詠まれたお歌です。
「師弟して/人間革命/光あれ」
『新・人間革命』が完結し、名実共に弟子の手で、広布の全責任を担いゆく時代に入った、その初陣が本年の戦いであります。
断じて完全勝利をして、師弟勝利の「春の曲」を、うたい上げていきたい。
現在、聖教新聞の新社屋である「創価学会 世界聖教会館」も、本年11月のオープンに向けて順調に建設が進んでおりますが、聖教新聞に「人間革命」という文字が躍ったのは、1951年(昭和26年)4月20日の創刊号でありました。
戸田先生自ら筆を執られた、この連載小説『人間革命』が、一冊の本として編まれたのは57年(同32年)。大阪事件で、羽田空港から大阪へ向かう池田先生に、戸田先生が、「いよいよ本が出たよ。大作、あとで読んでくれ」と渡されたのが、数日前にできたばかりの『人間革命』でした。
池田先生は、これを大阪への飛行機の中で真剣に読まれ、そして、権力の魔性との闘争に、敢然と挑まれたのであります。
◇強盛な祈りを
一、戸田先生は『人間革命』のあとがきを、「人間革命の真髄」と題し、つづられています。
そこでは、家庭革命や経済的な成功は、大聖人の仏法のわずかな一面にすぎないとされ、「真の人間革命はまだまだこれからである」とされています。
そして、戸田先生は続けられております。
「三類の強敵と闘い抜き、三障四魔を断破して、真の大利益・人間革命の真髄を把握されんことを希望する」と。
すなわち、三類の強敵と戦い抜き、三障四魔を打ち破る信心にこそ、真の人間革命があるのです。
そして、日蓮大聖人の御生涯を拝する時、三類の強敵が出来し、三障四魔の嵐が吹き荒れることとなる出発点は、「立正安国論」をもって国主諫暁を断行された瞬間でした。
大聖人は「安国論御勘由来」に「但偏に国の為法の為人の為にして身の為に之を申さず」(御書35ページ)と仰せです。つまりは、自分一身だけの幸福のために語るのではなく、自他共の幸福のために語り広げる言論闘争こそ、立正安国の精神なのであります。そして、そこに真の人間革命への道があると銘記していきたい。
まさに、大阪の戦いから大阪事件へと展開していく歴史の中で、池田先生が身をもって示してくださっている方程式であります。
一、池田先生は、この本年・平成31年の1月5日、聖教新聞に掲載された「池田先生と共に 新時代を築く」で、1956年(昭和31年)の1月5日、先生が関西の出発の地区部長会で拝された御聖訓を、「今再び、心肝に染めたい」と呼び掛けてくださいました。
「何なる世の乱れにも各各をば法華経・十羅刹・助け給へと湿れる木より火を出し乾ける土より水を儲けんが如く強盛に申すなり」(御書1132ページ)
「なにの兵法よりも法華経の兵法をもちひ給うべし」(同1192ページ)
私たちは、この御聖訓を心肝に染め、変化の激しい世相にも右顧左眄することなく、どこまでも信心根本に、「法華経の兵法」をもって戦い抜いていきたい。
そして、わが誓願の天地を痛快に「三変土田」していこうではありませんか(拍手)。