2019年1月6日日曜日

2019.01.06 わが友に贈る

我らの対話の根幹は
相手への尊敬だ。
互いの境涯を高め
皆が幸せになる道を
堂々と歩み抜こう!

諸法実相抄 P1360
『日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人三人百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし、是あに地涌の義に非ずや、剰へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的とするなるべし』

【通解】
初めは日蓮一人が南無妙法蓮華経と唱えたが、二人・三人・百人と次第に唱え伝えたのである。未来もまた同じであろう。これこそ、まさしく、地涌の義ではないだろうか。そればかりか、広宣流布の時には、日本国一同に南無妙法蓮華経と唱えることは、大地を的として弓を射ることのように、確かなことであろう。

〈寸鉄〉 2019年1月6日
「心の一法より国土世間も出来」御書。地域の変革へ。強盛な祈りから出発
創価班「師弟誓願の日」。広布の全責任を担う弟子よ!誇り胸に歴史を開け
おれは剣だ、おれは炎だ—詩人。燃える一人から時代は変わる。さあ率先
無冠の友の皆様、寒風の中をありがとう!無事故・健康・勝利の年にと祈る
乾燥する冬はかくれ脱水に注意。脳梗塞等の危険高めると。意識的に給水

☆創価新報 新年の歌

若獅子よ
 正義の眼目
  研ぎ澄ませ
 邪義を正して
  民衆を護れや

幸福と
 平和の門を
  開きゆけ
 華陽の金声を
  世界に響かせ

誓願の
 不二の伸一
  君なれば
 勝利の旗を
  いざ打ち立てよ

2019年 元旦

☆信仰体験 新春企画 勝利劇の幕を上げよう ものまね芸人 君島遼さん
◇ものまね王座決定戦で優勝
◇自分を開拓した先に感動がある
人生は劇に例えられる。新たな年、自分を一新する勢いで、わが使命の舞台で演じきっていきたい。心が変わった瞬間、今ここから、勝利の劇は幕を上げる——。

「さあ次は、君島遼による、ものまねメドレーです!」
暗転すると「ワンツー! ワンツー!」。まさに水前寺清子の掛け声。着物姿の君島さんが現れ、会場が沸く。歌い終えるや、後ろを向いて衣装を脱いだ。カツラをかぶって振り返れば、ちあきなおみの登場。続いて八代亜紀に都はるみに……。
大阪のショーパブ「ものまね・アラジン」を拠点に全国へ。今や、ものまね番組でも常連だ。この世界を席巻する27歳。悩みの中で芸を磨いてきた。
——アニメやゲームより、歌謡曲が大好きな少年だった。家族の影響で、美空ひばりなど昭和の歌手が心をとりこにした。
中学生のある日、家で小林幸子の曲を流しながら、まねて歌ってみた。"似てるかも"。以来、カラオケ店に通い、他の歌手の声もまねるように。
"動画を撮影し、インターネットに投稿しようか"。そう考えていた20歳の時。知り合いから、「ものまね・アラジン」に誘われた。初舞台に立つと、笑いが起こった。快感だった。
大学の通信教育で学び、回転ずし店でアルバイト。そこに、ものまねが加わった。のめり込む半面、迷いもあった。
5歳で日本舞踊の飛鳥流に入門し、芸を磨いて15年。全国での公演や愛・地球博などで舞踊を披露してきた。「飛鳥綾」として伝統芸能に身を置きつつも、ものまねの世界に足を踏み入れたことが後ろめたかった。
"ものまねが好きやからって、一生やっていけへんよな"
2012年(平成24年)、意を決し、芸術部員でもある3代目家元・飛鳥左近さんに意見を仰いだ。「ええと思うよ」
ただし、「仕事を頂けるなら、感謝をして働くこと」「悩みと苦労を芸の土台にすること」。そして、「題目の染み込んだ声で、思わず涙する歌を歌いなさい」。
この日が、君島遼の本当の出発となる。

ものまね人口は、ある意味全ての人。誰でも、その場でできる。そこで、どう違いを生み出すのか——。同じ曲でも、歌い手のデビューから現在に至るまでの歌い方を研究し尽くした。一瞬の目のやり場、足の運びや指先の動きまで、体にたたき込む。
小林幸子のヒット曲「おもいで酒」など、歌には、ワンフレーズに本人の特徴が凝縮される。その"らしさ"をものにするため、移動中の自転車や車の中、学会活動の帰り道はよく歌った。
13年は、飛躍の年となる。小林幸子さんと共演を果たし、テレビ番組でも活躍できた。
芸に生きる上で目標を決めた。それが、年に一度の伝統ある番組「ものまね王座決定戦」。だが、同年の初参戦は1回戦敗退、翌年は準決勝敗退、15年は出場さえかなわなかった。
この間、苦悩の連続だった。方向性の模索、人間関係の行き詰まり、自身の慢心に気付いて姿勢を恥じたことも。ある時、思い至った。
"心の片隅で、ものまねを軽んじていたんじゃないか"
この芸は単なる、まね事ではなく、「真剣になればなるほど、一人の人に成り代わる醍醐味がある」。
悩むたび、池田先生の指導を学び、努力を重ねた。昨年夏、本紙に連載中の小説『新・人間革命』第30巻下〈誓願〉の章に、こうあった。
「もし、こんな悩みがなければ——と現実を離れ、夢を見ているだけの生き方は、敗北です。どうすれば、今の課題を乗り越え、価値と勝利に変えていけるか——常に、その前向きな努力をなす人が『勝つ人』なんです。自分の一念が、そのまま人生となる——この真理を、見事なる勝利の劇で証明する『名優』であっていただきたい」 
昨年秋の「ものまね王座決定戦」。頂点だけを見つめ、まず祈りから出発した。舞踊と同じく、常に立ち返るのは「心を磨き、人格で表現すること」。
迎えた本番。1回戦、準決勝を突破できた。7人で得点を競う決勝では、最後の最後に舞台に上がる。結果、並み居る強豪を抜き去り、王座をつかんだ。
一つの目標をかなえ、次への挑戦は始まっている。極限まで本物に迫り、「似ている」という言葉で終わらせたくない。届けたいのは、本物に負けない"感動"だ。

◇謹賀新年
「創価勝利の年」は、誰もやったことのないものまねを開拓します。今までも、自分の声と近い人ではなく、声質が違う方に挑戦してきました。まず、"絶対無理やろな"っていう思いを越えるんです。
いつも二人の自分が心にいます。"これでええやろ"って満足する僕と、"いや、まだまだ全然やで"っていう僕。まず自分が感動すること。それには、稽古は当然として、第一に題目。同志と励まし合う中で生まれるネタほど強いものはない。この確信で、絶対に結果を出します!

きみしま・りょう
本名 柳元綾。1991年(平成3年)生まれ、入会。大阪府枚方市在住。日本舞踊飛鳥流の名取を取得した後、ものまねの世界へ。往年の演歌歌手を中心に、レパートリーは30人も。「ものまね界の超新星」と評されている。男子部副部長、芸術部員。