2018年10月26日金曜日

2018.10.26 わが友に贈る

人間革命のドラマは
「今」「ここ」から始まる。
使命の職場や地域で
「よかりけり」と仰がれる
信頼と勝利の実証を!

顕仏未来記 P509
『天台云く「雨の猛きを見て竜の大なるを知り華の盛なるを見て池の深きを知る」等云云、妙楽の云く「智人は起を知り蛇は自ら蛇を識る」等云云』

【通解】
天台は法華文句に「雨の降り方の激しさから、その雨を降らしている竜の大きいことを知ることができる。蓮華の咲き方の盛んなのを見て、根を下ろしている池の深さを知ることができる」と説いている。妙楽は法華文句記に「智慧のある人は物事の起こりを知り、蛇は自から蛇を知っている」等と述べている。

〈寸鉄〉 2018年10月26日
「法華経の信心を・とをし給へ」御書。持続の二字が勝利の鍵。今日も前進
清華大学で西方絵画展。美を愛する心に国境なし人間を結ぶ文化の大絵巻
一番偉い人は確信のある人—恩師。題目第一で進む勇者にかなうものなし
後輩を自分以上の人材に—これ創価の伝統。広布の流れを大河にする聖業
乾燥する季節。火の元を点検。絶対、火事を起こすな。百千万億倍の用心で

☆第40回全国人間教育実践報告大会への池田先生のメッセージ 2018年10月19日
◇「負けじ魂」育む教育をどんな困難も乗り越える
愛する鹿児島は歴史回天の大舞台であり、日本の黎明の天地です。初めて訪れた60年前より、訪問を重ねるたびに、強く、深く、温かく実感してきたことがあります。
ここには、若き生命の無限の可能性を育む息吹と情熱と人情が満ちあふれている、と。
この大好きな鹿児島で開催される、第40回の記念すべき全国人間教育実践報告大会、誠におめでとうございます。貴重な教育実践を発表してくださる先生方、また陰で支えてくださっている運営役員の方々も、本当にありがとうございます。さらに、鹿児島リベロアンサンブルの素晴らしい歌声が、私の胸にも響いてまいります。
今年も、鹿児島にツルが渡来する季節を迎えました。シベリアから飛来するツルの数と種類の多さにおいて、出水平野は日本一を誇ります。その中に「ヒマラヤ越え」で知られるアネハヅルもいます。
全長1メートル足らずと小柄なアネハヅルは平らな場所では、高く飛べません。にもかかわらず、数百から千羽がV字に並んで、上昇気流を利用して高さ8000メートルものヒマラヤの峰に次々と挑んでいくのです。
激しい逆風に押し戻されても決して諦めず、何度も何度も挑戦を繰り返しながら、遂には越えてみせるのです。
思えば鹿児島で郷土教育の一環として、先人たちに学ぶために制作された教材の名前は「不屈の心」でありました。
誠に人間教育の一つの眼目は、あらゆる困難を知恵と勇気で乗り越えていく「負けじ魂」を育むことにあると言えましょう。
わが創価教育の主眼も、子どもたち一人一人が「不撓不屈の心」を発揮し、「人間生命の底力」を自ら引き出していけるよう、励まし伸ばしていくことにほかなりません。
実は、「創価教育の父」牧口常三郎先生が校長を務めていた小学校には、鹿児島出身の青年教育者がおりました。牧口先生が深く信頼を寄せ、わが恩師・戸田城聖先生も友人として手を携えた方です。
信義に篤き、この鹿児島の先生は、牧口先生の教えを体して、「生徒と共に学び、生徒と共に進歩していく」という教育者の真の道を、一生涯、貫き通していったのであります。
まさしく教育とは、共に学び、共に成長する「共育」であり、学校も家庭も地域も、子どもたちのため、互いに協力し合って、希望の未来へ進みゆく「協育」でありましょう。
そのモデルと輝く、ここ鹿児島の天地から、人間教育の新時代の黎明を、共々に告げようではありませんか! 子どもたちの笑顔のために! 若人の栄光の飛翔のために!
ご列席の皆さまのご多幸とご健康を心よりお祈り申し上げ、私のメッセージとします(大拍手)。