2018年7月2日月曜日

2018.07.02 わが友に贈る

◇今週のことば
さあ、「青年の月」だ。
皆が青春の心で
希望と確信の対話を!
「二人・三人・百人」と
地涌の若人を呼び出せ!
2018年7月2日

御義口伝巻下 P757
『霊山とは御本尊並びに日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者の住所を説くなり』

【通解】
霊山とは、また日蓮大聖人およびその門下が南無妙法蓮華経と唱える、その人の住所が霊山である。

〈寸鉄〉 2018年7月2日
学会に民衆を幸福にする先導役を担ってほしい—元大統領。我ら平和の柱
堅塁・中部が記念月間。圧倒的な拡大を今こそ!広布の「この道」を大前進
御書「仏と申すは正直を本とす」。誠実な振る舞いを。挨拶一つも真心込め
全国各地で猛暑と大雨。無冠の友よ呉々も無事故第一で。皆様の健康祈る
親が何度も声を掛ける—いじめを見抜く方法と。家庭の対話に一家和楽も

☆忘れ得ぬ瞬間 第3回 創価大学 2005年6月 中国・華中師範大学「名誉教授」称号授与式
◇学び、そして戦う人生たれ
本年は、創立者・池田先生の「日中国交正常化提言」発表から50周年。日中平和友好条約締結からは40周年に当たる。半世紀に及ぶ両国友好への貢献をたたえ、中国各界から先生に贈られた顕彰は、枚挙にいとまがない。百年以上の伝統を誇る名門・華中師範大学から「名誉教授」称号が授与されたのは、2005年6月17日。式典で謝辞を述べた先生は、同大学が時代に先駆けて「学生奉仕」に徹してきた事実に言及。創大の学生中心の精神を確認するとともに、人生も学問も、あらゆる戦いは「執念」で決まると訴えた。

学生のためにこそ、大学はある。教育はある。ゆえに、教員は心から学生を大切にすることです。学生を尊重していくことです。「わが子」以上に、「学生」に愛情を! 「わが親」以上に、「学生」に尊敬を! ここに徹した人が本当の教員です。

教員の誠実な心に包まれて育った学生は、どこか違う。その真価は、すぐには発揮されないかもしれない。しかし、社会に出てから分かる。良い教員と出会ったかどうかが、学生の人生を決めると言ってもいい。それほどに、教員の存在は大事なのです。

私も、19歳で戸田城聖先生の弟子となり、先生の「戦う執念」を、すべて身につけました。先生と学会が絶体絶命の苦境の時も、「断じて負けない!」「最後に勝ってみせる!」と決めて戦い、勝ってきた。そうして、今日の世界的な創価の連帯が築かれたのです。
一時の名声や肩書で、勝負は決まりません。スポーツであれ、実社会であれ、どんな分野であれ、執念を持った人間が最後には勝っている。執念の人間には、かなわないのです。では「執念」とは何でしょうか。「忍耐強く耐え抜くこと」は、重要であるけれども、まだ受け身です。
さらにもう一重、強く深く「執拗なまでに攻め抜くこと」——これを執念と言うのです。ここにこそ、勝利の活路は、必ず開けるのです。

◇大きな歴史を
辛亥革命の電源地となった武漢に立つ華中師範大学。馬敏学長(当時)は、「人間」に光を当て、激動の中国近代史を研究してきた著名な歴史学者であった。先生は、自身も小説に民衆史をつづってきた事実に触れ、歴史を動かすのは「人間の力」であると強調。また同大学の卒業生で、若き日の周恩来総理と共に革命闘争に身を投じたうん代英氏の言葉「山が高くとも、登っていく限り、必ず頂上を極めることができる。道が遠くとも、進んでいく限り、必ず到達できる」等を紹介し、「信念」と「勇気」に生き抜く人生をと語った。

どんなに人がいても、烏合の衆では力にならない。偉大な人間がいるかどうかです。偉大な人間がいれば、平和な社会も、豊かな社会も、実現できる。

学び、そして戦う。それでこそ、学生です。"学び、そして遊ぶ"が今の風潮かもしれないが、どうか皆さんは、「学び、そして戦う」「探究し、そして行動する」という、誉れの青春の道を歩み抜いてください。
学問に励むことは、もちろん重要です。しかし、勉学に専念していれば、それで十分というわけではない。
社会のため、人々のために、何か行動を起こしていくのです。勇敢に闘争していくのです。そこで得られた経験は、必ずや自らの学問と結びつき、自身の貴重な力となっていきます。その青春にこそ、英知と正義が光り、快活と充実がみなぎっていくことを知ってください。

現実社会を見れば、人を苦しめ、悩ませ、不幸にさせゆく悪が満ちています。この世は、善と悪の戦いです。その悪を滅しゆく善の戦いを教えていくのが、教育の役割なのです。
小さな、つまらない人生を生きてはならない。どうか皆さんは、大きな使命のために、大きな悩みを持ちながら、大きな自分をつくり、大きな歴史を残してください!
これが創価大学の精神だと思うが、どうでしょうか!