「あの人に会うと
ホッとする」と慕われる
誠実と真心の人に!
友の心を軽くするのが
仏法者の振る舞いだ。
三大秘法禀承事 P1022
『末法に入て今日連が唱る所の題目は前代に異り自行化他に亘りて南無妙法蓮華経なり』
【通解】
末法の時代に入った今、日連が唱える題目とは、前代の題目(天親、竜樹、南岳、天台が唱えた自行のみの題目)とは異なり、自行と化他にわたる南無妙法蓮華経なのである。
〈寸鉄〉 2018年6月30日
仏法で学んだ事は、どしどし口に出せ—戸田先生創価の伝統は実践の教学
学生部結成記念日。俊英よ徹して学びゆけ!民衆凱歌の世紀を開く主役よ
奉仕する事が私の宗教—偉人。我らは「菩薩行」に邁進。最極の人間の行為
読書習慣のある子供は好成績の傾向—学力調査。親子で良書を繙く機会を
30年以内の大地震発生の確率、各地で増大と。日頃の備えを点検。油断なく
☆新時代を進む 第30回 人間革命の勇気の舞を
大阪北部の地震から1週間。不自由な生活を余儀なくされている方々に心よりお見舞いを申し上げたい。
世界の希望の錦州城なればこそ、「わざはひも転じて」(御書1124ページ)との御聖訓のままに「変毒為薬」の勇気の行進を、どうか、お願いします。
— ◇ —
あの大阪の戦いで、同志と命に刻んだ御金言がある。
「一念に億劫の辛労を尽せば本来無作の三身念念に起るなり」(同790ページ)
広布と人生の途上に辛労は絶えない。現実は常に悪戦苦闘の連続である。
しかし、臆さず、嘆かず、題目を唱え抜いて、自行化他にわたる実践に励んでいくならば、本来わが身に具わる仏の生命が、必ず瞬間瞬間に現れてくるのだ。
— ◇ —
日蓮大聖人は、流罪の佐渡まで駆け付けてきた健気な母を讃えられた。
「あなたの信心がどれほど素晴らしいか。私が佐渡に流されたことで、あなたのその素晴らしい信心が現れた」(同1222ページ、趣意)
いざという時に、まことの信心が発揮される。
大阪事件の渦中、戸田先生は私に言われた。
「関西の同志は、大作と一緒に難に立ち向かった。何ものも恐れずに大悪と戦った。これで関西は、ますます強くなるぞ」
そして関西同志の、福運に満ち満ちた、大境涯への飛躍を断言くださったのだ。
この「負けたらあかん」の関西魂は、常勝の母たちから新時代の若人へも、脈々と受け継がれている。これほど頼もしいことはない。
— ◇ —
真心の祈りに包まれて、小説『新・人間革命』第30巻(上巻)を上梓することができた。出版・書店などの関係者の方々にも、心からの感謝を捧げたい。
小説『人間革命』『新・人間革命』の主題は、「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」である。
立ちはだかる苦難は、全て自らを人間革命させてくれる試練だ。一つ一つ勇敢に勝ち越えていく中で、家族・地域・社会の宿命転換も成し遂げていけるのだ。
そして、その勇気の舞が、未来の友の希望となる。人間革命の限りなき大道を、いざや前進、恐れなく!
2018年6月30日土曜日
2018年6月29日金曜日
2018.06.29 わが友に贈る
地区の勝利を支える
「副役職」の皆さまこそ
広布前進の要なり!
豊かな経験を生かす
励ましの達人に感謝!
如説修行抄 P503
『鷄の暁に鳴くは用なり宵に鳴くは物怪なり、権実雑乱の時法華経の御敵を責めずして山林に閉じ篭り摂受を修行せんは豈法華経修行の時を失う物怪にあらずや』
【通解】
鶏が暁に鳴くのは当然のことであるが、宵に鳴くのは物怪である。
権教と実教の立て分けが乱れているときに、法華経の敵を折伏しないで、世間を離れ山林の中にとじこもって摂受を修行するものは、まさしく法華経修行の時を失った物怪ではないか。
〈寸鉄〉 2018年6月29日
SGIは青年に非暴力の精神が発現するよう活動—博士。平和への潮更に
良き友に守られた人生は絶対に負けない—戸田先生。異体同心の絆は無敵
「はやぶさ2」が3億キロ離れた小惑星に到達。我らは生命の大宇宙を探究
気温の上下による「寒暖差疲労」に注意。充実の睡眠・適度な運動を心掛け
小学校で水害学習を推進—国交省。非常時の行動は平時の備えあればこそ
☆歌声高く 誕生40周年の学会歌�1 広布に走れ 2018年6月23日
◇「我と我が友よ」と心一つに
広布の前進には、歌がある。歌うたび、金の思い出がよみがえり、未来への限りない希望を湧き立たせる歌が、同志の胸に響いている。連載「歌声高く」では、本年、誕生40周年を迎える学会歌を紹介する。
♪ ♭ ♯
若人たちがスクラムを組み、右に左に、大きく揺れた。清新な歌声を響かせながら。
♪広き曠野に
我等は立てり
万里めざして
白馬も堂々……
今月2日、千葉で行われた本部幹部会。男女学生部の代表が歌い上げたのは、「広布に走れ」であった。それに和する会場の壮年・婦人たちの声も、次第に力強さを増していく。
40年前に「学生部歌」として誕生して以来、学生部のみならず学会の全同志に愛唱されてきた。「永遠に歌い継がれる歌を」との思いで、歌詞を幾たびも推敲し、自ら作曲まで手掛けた池田先生の魂が、凝縮した一曲である。
先のスクラムと合唱は、「広布に走れ」が発表された40年前の光景とそのまま重なる。
1978年(昭和53年)6月30日、東京・荒川文化会館で行われた学生部結成21周年記念幹部会で、「新学生部歌」誕生の喜びに湧く創価の学徒が肩を組み、声の限りに合唱したのだ。
♪我と我が友よ
広布に走れ……
——当時のある学生部リーダーは、こう振り返る。
「『我と我が友よ』との一節に胸が震えました。その場にいた誰もが同じ感動と決意を分かち合い、心を一つにしたのです。池田先生から『私と君よ!』と呼び掛けていただいた。師は走る。ならば弟子も、力の限り広布に走ろう!と」
第1次宗門事件の渦中である。重苦しい空気が学会を包む中、それを決然と吹き飛ばす熱と力が、ほとばしった。「広布に走れ」の合唱が轟きわたること、実に12回。「歴史を創るは この船たしか」と、創価の師弟の大船は、嵐の海へ敢然と船出したのだ。
なぜこの時、池田先生は歌を作ったのか——その真情が小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜」の章に、つづられている。
「大事なことは、どんな事態になろうとも、広布の使命に生き抜く本当の師子を育てることだ。そのために、皆の心を鼓舞できる魂の歌を作りたいんだ」
今、6・30「学生部結成記念日」を目指し、全国のあの地この地で創価の英才たちが躍動している。
「知勇の師子よ、福智の乙女よ、使命の舞台で広布に走れ!」との師の心を胸に、誓いの歌声も高く。
「副役職」の皆さまこそ
広布前進の要なり!
豊かな経験を生かす
励ましの達人に感謝!
如説修行抄 P503
『鷄の暁に鳴くは用なり宵に鳴くは物怪なり、権実雑乱の時法華経の御敵を責めずして山林に閉じ篭り摂受を修行せんは豈法華経修行の時を失う物怪にあらずや』
【通解】
鶏が暁に鳴くのは当然のことであるが、宵に鳴くのは物怪である。
権教と実教の立て分けが乱れているときに、法華経の敵を折伏しないで、世間を離れ山林の中にとじこもって摂受を修行するものは、まさしく法華経修行の時を失った物怪ではないか。
〈寸鉄〉 2018年6月29日
SGIは青年に非暴力の精神が発現するよう活動—博士。平和への潮更に
良き友に守られた人生は絶対に負けない—戸田先生。異体同心の絆は無敵
「はやぶさ2」が3億キロ離れた小惑星に到達。我らは生命の大宇宙を探究
気温の上下による「寒暖差疲労」に注意。充実の睡眠・適度な運動を心掛け
小学校で水害学習を推進—国交省。非常時の行動は平時の備えあればこそ
☆歌声高く 誕生40周年の学会歌�1 広布に走れ 2018年6月23日
◇「我と我が友よ」と心一つに
広布の前進には、歌がある。歌うたび、金の思い出がよみがえり、未来への限りない希望を湧き立たせる歌が、同志の胸に響いている。連載「歌声高く」では、本年、誕生40周年を迎える学会歌を紹介する。
♪ ♭ ♯
若人たちがスクラムを組み、右に左に、大きく揺れた。清新な歌声を響かせながら。
♪広き曠野に
我等は立てり
万里めざして
白馬も堂々……
今月2日、千葉で行われた本部幹部会。男女学生部の代表が歌い上げたのは、「広布に走れ」であった。それに和する会場の壮年・婦人たちの声も、次第に力強さを増していく。
40年前に「学生部歌」として誕生して以来、学生部のみならず学会の全同志に愛唱されてきた。「永遠に歌い継がれる歌を」との思いで、歌詞を幾たびも推敲し、自ら作曲まで手掛けた池田先生の魂が、凝縮した一曲である。
先のスクラムと合唱は、「広布に走れ」が発表された40年前の光景とそのまま重なる。
1978年(昭和53年)6月30日、東京・荒川文化会館で行われた学生部結成21周年記念幹部会で、「新学生部歌」誕生の喜びに湧く創価の学徒が肩を組み、声の限りに合唱したのだ。
♪我と我が友よ
広布に走れ……
——当時のある学生部リーダーは、こう振り返る。
「『我と我が友よ』との一節に胸が震えました。その場にいた誰もが同じ感動と決意を分かち合い、心を一つにしたのです。池田先生から『私と君よ!』と呼び掛けていただいた。師は走る。ならば弟子も、力の限り広布に走ろう!と」
第1次宗門事件の渦中である。重苦しい空気が学会を包む中、それを決然と吹き飛ばす熱と力が、ほとばしった。「広布に走れ」の合唱が轟きわたること、実に12回。「歴史を創るは この船たしか」と、創価の師弟の大船は、嵐の海へ敢然と船出したのだ。
なぜこの時、池田先生は歌を作ったのか——その真情が小説『新・人間革命』第28巻「広宣譜」の章に、つづられている。
「大事なことは、どんな事態になろうとも、広布の使命に生き抜く本当の師子を育てることだ。そのために、皆の心を鼓舞できる魂の歌を作りたいんだ」
今、6・30「学生部結成記念日」を目指し、全国のあの地この地で創価の英才たちが躍動している。
「知勇の師子よ、福智の乙女よ、使命の舞台で広布に走れ!」との師の心を胸に、誓いの歌声も高く。
2018年6月28日木曜日
2018.06.28 わが友に贈る
疲れた時そこ
一節でも一行でも
御書を拝していこう!
実践の教学の中でこそ
生命は強く鍛えられる。
御義口伝巻上 P718
『疵を蔵くし徳を揚ぐは上慢を釈す、自ら省ること能わざるは我慢を釈す』
【通解】
自らの疵(きず)をかくし、外面には徳のあるがごとき姿を示すのは上慢の姿であり、自ら省みることができないというのは我慢の姿である。
〈寸鉄〉 2018年6月28日
御書「法華経を弘通せん者は如来の使」。さあ勇み語れ。その人に福徳厳然
真剣さなくしては何事も成し遂げられない—文豪幹部よ最前線に飛び込め
策で解決した場合、また同じ問題で悩む—戸田先生。題目の剣で突き破れ
夏は全国的に厳しい暑さ—3カ月予報。熱中症に注意。小まめに水分補給
防災対策は自助で7割が決まる—識者。各家庭の備え確認。教訓を生かせ
☆地域を歩く 北九州市若松区 2018年6月20日
◇郷土愛が梅雨を彩る
辺り一面に、みずみずしい青葉の香りが漂っていた——。北九州市若松区にある高塔山公園。高塔山は標高124メートルの小山だが、山頂の展望台からは区内をはじめ、洞海湾、隣接する戸畑区や八幡東区の街並みなどを見渡せる。
この一大パノラマを目当てに訪れる人も多いが、梅雨の時季には、もう一つの楽しみがある。それは、満開に咲き薫るアジサイだ。
若松区は、県内でも有数のアジサイの名所。6月に入ると、高塔山の至るところでアジサイが見頃を迎え、彩りを加える。今月16・17日には「若松あじさい祭り」が開かれ、多くの人でにぎわった。
祭りは、高塔山に自生するアジサイを通して郷土愛を育てようと、1999年(平成11年)から始まり、今年で20回目を迎えた。
長年、あじさい祭りに携わってきたのが、松本正己さん(副支部長)。現在は、祭りの「挿し木教室」で責任者を担う。「たまたま祭りに立ち寄った時、地域の方に誘われたんです。気付けば、もう15年以上、手伝っています(笑い)」
アジサイは、一部を土に植えて発根させる「挿し木」という方法で数を増やす。挿し木教室では、アジサイのせん定の仕方や育て方などを紹介した後、参加者に挿し木した苗を2鉢、渡す。
なぜ2鉢なのか——。 「一つは参加者の個人用で、もう一つの鉢は"里親"としてアジサイを育てていただいて、1年後に高塔山に植樹してもらうためなんです」
◇笑顔を増やすため寄り添い続ける。
高塔山を彩るアジサイは、こうして地域住民の手によって年々、数を増やし、7万株を超えるまでになったという。
「愛する町に、アジサイも笑顔も増やしたい」と松本さん。地元自治会の育成部長、郷土芸能の「五平太ばやし保存会」の理事なども務め、地域活動に駆けている。
アジサイは青や紫、白やピンクなど、多彩な色に加え、同じ株でも土壌によって、さまざまな色になることから"七変化"の異名をもつ。北九州総県・若松区(中西一太区長、土井田広子婦人部長)には、アジサイのように多彩な人材が躍動している。
熱田涼さん(女子部副本部長)は柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の四つの国家資格を持つ。市内の整骨院で働く一方、視野が徐々に狭まり、視力が低下していく「網膜色素変性症」と闘う。
病気への不安や人間関係に悩んだ時、支えてくれたのが女子部の先輩だった。「親身になって話を聞き、時には涙をためて励ましてくださる姿に、自分も人のために行動できる人間になりたいと思いました」
学会活動に取り組み、女子部の部長を務めた。「家庭訪問する時は、いつも先輩が、そっと私の手を引いてくれました」
熱田さんに長年、関わってきた金田美幸さん(県女子部主任部長)は「ハンディをものともせず、朗らかに進む涼ちゃんの姿に、私たちの方が励まされています」と。
熱田さんは昨年、本年と友人に弘教を実らせた。「自分のことで精いっぱいだった私が、人のために祈れるようになりました。自分の姿を通して、学会の素晴らしさを伝えていきたい」
1963年(昭和38年)3月10日、池田先生は若松を初訪問。行事を終え、高塔山へ。同志と散策し、懇談のひとときを過ごした。
この日は後に「若松区の日」となり、本年は55周年の佳節を刻んだ。
「今年は、広宣流布大誓堂完成5周年とも重なります。意義深いこの年に、広布拡大の実証を示したい」と立石隆信さん(副区長)は語る。本年、すでに3世帯の御本尊流布を達成した。
食肉会社の代表取締役社長を務めつつ、区内の商店街で唐揚げ店を営む。一番人気はピリ辛の手羽中。むね肉やもも肉の唐揚げも大好評だ。
24歳で結婚し、1男2女の子宝に恵まれたが、離婚を余儀なくされた。3人の子どもの世話をしながら、父の経営する食肉会社で働いた。
十数年前、商店街にあった大型スーパーが移転し、客足が激減。会社の売り上げが減少し、多額の負債を抱えた。
立石さんは同志の激励を受け、池田先生の弟子として苦境を乗り越えようと真剣に唱題を重ねた。顧客が多い週末に割引をしたり、インターネット販売を始めたりするなど、努力と工夫を続ける中、10年で負債を完済。現在は、県内に3店舗を構えるまでになった。
商店街を抱える浜・市場連合組合では、10年以上にわたり理事長を務めている。「店が減れば、商店街の魅力が欠けてしまう。一つ一つのお店が大切です。皆で協力し合い、地域を元気にしていきたい」
北九州市は2011年(平成23年)12月、国から「環境未来都市」に選定され、エコ事業が盛んだ。「中でも環境保全活動の先駆的存在が、若松区なんです」——福岡県地球温暖化防止活動推進員、ふくおか環境マイスターとして活躍する久永惠美子さん(区副婦人部長)が声を弾ませる。
区内北部の「北九州エコタウン」には、リサイクル工場や風力発電施設などが立ち並ぶ。
自分も何かでこの町に貢献したいと、久永さんは24年前、環境ボランティアグループ「若松秋桜会」を発足。同会の代表として、コスモスの植樹運動をはじめ、環境家計簿の推進、リサイクル工作の指導、廃棄傘を再利用したエコバッグ作りなど、"家庭から地球環境を守る運動"を展開してきた。
こうした取り組みに対し、県知事や環境大臣から同会に環境保全功労者表彰が贈られている。
「学会で培った"一人を大切にする精神"を胸に、さまざまな団体や行政の方と協働してきました。これからも地域の方々と手を携え、輝く未来を開いていきたい」
アジサイの花言葉の一つに「団結」と。若松区の創価家族もまた、仲良きスクラムで進む。
市内の病院で看護師として働く慶田正志さん(区男子部書記長)。昨年8月、転落事故に遭い、左膝蓋骨を折る大けがを負った。職場の上司や同僚、学会の同志が何度も見舞いに訪れた。
香原靖博さん(支部長)と妻・智子さん(婦人部副本部長)も入院した翌日、駆け付けた。慶田さんとは、もう30年ほどの付き合いになる。
"歩けるようになるのか。社会復帰できるのか"——不安に駆られる慶田さんを、香原さん夫妻は「焦らないでいいからね。みんな、祈っているよ」と励ました。
慶田さんの妻・恵子さん(白ゆり長)は「手術の時など、多くの同志の皆さんが祈ってくれて。本当に創価家族は温かい」と感謝する。
池田先生からも真心の伝言とともに書籍の激励が。慶田さんは振り返る。「先生をはじめ、たくさんの皆さんの激励に、"自分は一人じゃない"と気付きました」
その後、感染症の併発や、つらいリハビリも乗り越え、歩行ができるように。本年2月、職場に復帰することができた。
これまで以上に真剣に仕事に臨んだ。信頼は深まり、一つの病棟の看護師長に抜てきされた。「骨折して不自由な中で、患者さんの気持ちを知ることができました。感謝の心を忘れず、もっと患者さんに寄り添える自分になっていきたい」
そう語る慶田さんの言葉に、香原さん夫妻は笑顔でうなずいた。「私たちには、子どもがおりません。だからこそ、慶田君をはじめ、地域の青年部を"わが子"だと思って接しています」
◇
若松文化会館のロビーには、大きな模造紙が飾られている。そこには、今年入会した友との記念写真が、たくさん貼られていた。まるで一朶のアジサイのように——。
一節でも一行でも
御書を拝していこう!
実践の教学の中でこそ
生命は強く鍛えられる。
御義口伝巻上 P718
『疵を蔵くし徳を揚ぐは上慢を釈す、自ら省ること能わざるは我慢を釈す』
【通解】
自らの疵(きず)をかくし、外面には徳のあるがごとき姿を示すのは上慢の姿であり、自ら省みることができないというのは我慢の姿である。
〈寸鉄〉 2018年6月28日
御書「法華経を弘通せん者は如来の使」。さあ勇み語れ。その人に福徳厳然
真剣さなくしては何事も成し遂げられない—文豪幹部よ最前線に飛び込め
策で解決した場合、また同じ問題で悩む—戸田先生。題目の剣で突き破れ
夏は全国的に厳しい暑さ—3カ月予報。熱中症に注意。小まめに水分補給
防災対策は自助で7割が決まる—識者。各家庭の備え確認。教訓を生かせ
☆地域を歩く 北九州市若松区 2018年6月20日
◇郷土愛が梅雨を彩る
辺り一面に、みずみずしい青葉の香りが漂っていた——。北九州市若松区にある高塔山公園。高塔山は標高124メートルの小山だが、山頂の展望台からは区内をはじめ、洞海湾、隣接する戸畑区や八幡東区の街並みなどを見渡せる。
この一大パノラマを目当てに訪れる人も多いが、梅雨の時季には、もう一つの楽しみがある。それは、満開に咲き薫るアジサイだ。
若松区は、県内でも有数のアジサイの名所。6月に入ると、高塔山の至るところでアジサイが見頃を迎え、彩りを加える。今月16・17日には「若松あじさい祭り」が開かれ、多くの人でにぎわった。
祭りは、高塔山に自生するアジサイを通して郷土愛を育てようと、1999年(平成11年)から始まり、今年で20回目を迎えた。
長年、あじさい祭りに携わってきたのが、松本正己さん(副支部長)。現在は、祭りの「挿し木教室」で責任者を担う。「たまたま祭りに立ち寄った時、地域の方に誘われたんです。気付けば、もう15年以上、手伝っています(笑い)」
アジサイは、一部を土に植えて発根させる「挿し木」という方法で数を増やす。挿し木教室では、アジサイのせん定の仕方や育て方などを紹介した後、参加者に挿し木した苗を2鉢、渡す。
なぜ2鉢なのか——。 「一つは参加者の個人用で、もう一つの鉢は"里親"としてアジサイを育てていただいて、1年後に高塔山に植樹してもらうためなんです」
◇笑顔を増やすため寄り添い続ける。
高塔山を彩るアジサイは、こうして地域住民の手によって年々、数を増やし、7万株を超えるまでになったという。
「愛する町に、アジサイも笑顔も増やしたい」と松本さん。地元自治会の育成部長、郷土芸能の「五平太ばやし保存会」の理事なども務め、地域活動に駆けている。
アジサイは青や紫、白やピンクなど、多彩な色に加え、同じ株でも土壌によって、さまざまな色になることから"七変化"の異名をもつ。北九州総県・若松区(中西一太区長、土井田広子婦人部長)には、アジサイのように多彩な人材が躍動している。
熱田涼さん(女子部副本部長)は柔道整復師、はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師の四つの国家資格を持つ。市内の整骨院で働く一方、視野が徐々に狭まり、視力が低下していく「網膜色素変性症」と闘う。
病気への不安や人間関係に悩んだ時、支えてくれたのが女子部の先輩だった。「親身になって話を聞き、時には涙をためて励ましてくださる姿に、自分も人のために行動できる人間になりたいと思いました」
学会活動に取り組み、女子部の部長を務めた。「家庭訪問する時は、いつも先輩が、そっと私の手を引いてくれました」
熱田さんに長年、関わってきた金田美幸さん(県女子部主任部長)は「ハンディをものともせず、朗らかに進む涼ちゃんの姿に、私たちの方が励まされています」と。
熱田さんは昨年、本年と友人に弘教を実らせた。「自分のことで精いっぱいだった私が、人のために祈れるようになりました。自分の姿を通して、学会の素晴らしさを伝えていきたい」
1963年(昭和38年)3月10日、池田先生は若松を初訪問。行事を終え、高塔山へ。同志と散策し、懇談のひとときを過ごした。
この日は後に「若松区の日」となり、本年は55周年の佳節を刻んだ。
「今年は、広宣流布大誓堂完成5周年とも重なります。意義深いこの年に、広布拡大の実証を示したい」と立石隆信さん(副区長)は語る。本年、すでに3世帯の御本尊流布を達成した。
食肉会社の代表取締役社長を務めつつ、区内の商店街で唐揚げ店を営む。一番人気はピリ辛の手羽中。むね肉やもも肉の唐揚げも大好評だ。
24歳で結婚し、1男2女の子宝に恵まれたが、離婚を余儀なくされた。3人の子どもの世話をしながら、父の経営する食肉会社で働いた。
十数年前、商店街にあった大型スーパーが移転し、客足が激減。会社の売り上げが減少し、多額の負債を抱えた。
立石さんは同志の激励を受け、池田先生の弟子として苦境を乗り越えようと真剣に唱題を重ねた。顧客が多い週末に割引をしたり、インターネット販売を始めたりするなど、努力と工夫を続ける中、10年で負債を完済。現在は、県内に3店舗を構えるまでになった。
商店街を抱える浜・市場連合組合では、10年以上にわたり理事長を務めている。「店が減れば、商店街の魅力が欠けてしまう。一つ一つのお店が大切です。皆で協力し合い、地域を元気にしていきたい」
北九州市は2011年(平成23年)12月、国から「環境未来都市」に選定され、エコ事業が盛んだ。「中でも環境保全活動の先駆的存在が、若松区なんです」——福岡県地球温暖化防止活動推進員、ふくおか環境マイスターとして活躍する久永惠美子さん(区副婦人部長)が声を弾ませる。
区内北部の「北九州エコタウン」には、リサイクル工場や風力発電施設などが立ち並ぶ。
自分も何かでこの町に貢献したいと、久永さんは24年前、環境ボランティアグループ「若松秋桜会」を発足。同会の代表として、コスモスの植樹運動をはじめ、環境家計簿の推進、リサイクル工作の指導、廃棄傘を再利用したエコバッグ作りなど、"家庭から地球環境を守る運動"を展開してきた。
こうした取り組みに対し、県知事や環境大臣から同会に環境保全功労者表彰が贈られている。
「学会で培った"一人を大切にする精神"を胸に、さまざまな団体や行政の方と協働してきました。これからも地域の方々と手を携え、輝く未来を開いていきたい」
アジサイの花言葉の一つに「団結」と。若松区の創価家族もまた、仲良きスクラムで進む。
市内の病院で看護師として働く慶田正志さん(区男子部書記長)。昨年8月、転落事故に遭い、左膝蓋骨を折る大けがを負った。職場の上司や同僚、学会の同志が何度も見舞いに訪れた。
香原靖博さん(支部長)と妻・智子さん(婦人部副本部長)も入院した翌日、駆け付けた。慶田さんとは、もう30年ほどの付き合いになる。
"歩けるようになるのか。社会復帰できるのか"——不安に駆られる慶田さんを、香原さん夫妻は「焦らないでいいからね。みんな、祈っているよ」と励ました。
慶田さんの妻・恵子さん(白ゆり長)は「手術の時など、多くの同志の皆さんが祈ってくれて。本当に創価家族は温かい」と感謝する。
池田先生からも真心の伝言とともに書籍の激励が。慶田さんは振り返る。「先生をはじめ、たくさんの皆さんの激励に、"自分は一人じゃない"と気付きました」
その後、感染症の併発や、つらいリハビリも乗り越え、歩行ができるように。本年2月、職場に復帰することができた。
これまで以上に真剣に仕事に臨んだ。信頼は深まり、一つの病棟の看護師長に抜てきされた。「骨折して不自由な中で、患者さんの気持ちを知ることができました。感謝の心を忘れず、もっと患者さんに寄り添える自分になっていきたい」
そう語る慶田さんの言葉に、香原さん夫妻は笑顔でうなずいた。「私たちには、子どもがおりません。だからこそ、慶田君をはじめ、地域の青年部を"わが子"だと思って接しています」
◇
若松文化会館のロビーには、大きな模造紙が飾られている。そこには、今年入会した友との記念写真が、たくさん貼られていた。まるで一朶のアジサイのように——。
2018年6月27日水曜日
2018.06.27 わが友に贈る
広布のリーダーは
粘り強く包容力豊かに
友の話に耳を傾けよう!
皆を幸の光で照らす
励ましの太陽たれ!
日女御前御返事 P1244
『南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす』
【通解】
南無妙法蓮華経とだけ唱えて、成仏することが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は、信をもって源とする。
〈寸鉄〉 2018年6月27日
関西が「栄光勝利月間」。常勝不屈の魂は赤々と!変毒為薬の実証を今こそ
未来会の日。誓いを貫く人生は尊し。次代担う後輩を育て総仕上げの道を
地涌の菩薩は「同時に涌出せり」と法華経に。世界広布を進める学会が証明
夏の車中、エアコン停止15分後に熱中症の危険水域。子や高齢者は要注意
会館・個人会場で節電の取り組みを。室温設定・小まめな消灯などを徹底
☆学生部代表者大会への池田先生のメッセージ 2018年6月24日
◇前進! 歴史を創るこの大船で
◇我と我が友とが励まし合い 大歓喜のスクラムをさらに
青春の凱歌を轟かせゆく学生部の結成記念の大会、誠におめでとう! 21世紀の広宣流布の命運を担い立つ知勇兼備の若人が、地涌の菩薩の涌出さながらに、全国各地から師弟の殿堂に、よくぞ集ってくれました。
新しい人材が澎湃と躍り出て、勇気の対話に挑戦を繰り広げてきたことも、嬉しく伺っています。学生部と共に発表した日中国交正常化の提言50年に、両国の友好、さらには世界の平和の未来を開く、若き英知のスクラムを大きく広げてくれたことも、頼もしい限りです。牧口先生も戸田先生も、どれほどお喜びであることか。
ありがとう! 本当にありがとう!
日蓮大聖人は「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず」(御書793ページ)と御断言です。
君たちが、決然と正義の仏法を語り、仏縁を結んだ努力は、自分にとっても友人にとっても、不滅の大福運の種となって、必ず花開くことを深く確信していただきたい。
牧口先生の生誕の日の前日、"永遠の都"ローマで発表した共同声明で、私は世界の青年へ呼びかけました。「植えたものは、必ず収穫される。自分たちの一つ一つの行動が未来に必ず実を結ぶことを信じ、『民衆と共に人生を歩む』という責任を勇んで担おうではないか」と。
その意味において、きょうは、愛する諸君に、「世界の先頭に立って、行動する青年の連帯を広げゆく走者たれ!」と託したい。
我らが共に心肝に染めてきた「御義口伝」には、「喜とは自他共に喜ぶ事なり」「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(同761ページ)と仰せである。
友のため、社会のため、未来のために、徹して祈り、徹して学び、徹して行動するなかに、究極の青春の大歓喜が躍動する。我と我が友とが励まし合い、智慧と慈悲を限りなく湧き出しながら、この大歓喜の連帯に、地涌の世界市民を、一人また一人と糾合してくれ給え!
大聖人は「真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり」(同1170ページ)と言明されている。
人生と社会と世界のあらゆる艱難を打開する秘術を、若くして持った君たちよ!
歴史を創る創価の大船のいよいよの大前進を頼む!
我が愛弟子の学生部、万歳! 明朗闊達に、そして不撓不屈の負けじ魂で、すべてを勝ち切れ! 共々に「広布に走れ」を高らかに歌いつつ。
粘り強く包容力豊かに
友の話に耳を傾けよう!
皆を幸の光で照らす
励ましの太陽たれ!
日女御前御返事 P1244
『南無妙法蓮華経とばかり唱へて仏になるべき事尤も大切なり、信心の厚薄によるべきなり仏法の根本は信を以て源とす』
【通解】
南無妙法蓮華経とだけ唱えて、成仏することが最も大切である。ひとえに信心の厚薄によるのである。仏法の根本は、信をもって源とする。
〈寸鉄〉 2018年6月27日
関西が「栄光勝利月間」。常勝不屈の魂は赤々と!変毒為薬の実証を今こそ
未来会の日。誓いを貫く人生は尊し。次代担う後輩を育て総仕上げの道を
地涌の菩薩は「同時に涌出せり」と法華経に。世界広布を進める学会が証明
夏の車中、エアコン停止15分後に熱中症の危険水域。子や高齢者は要注意
会館・個人会場で節電の取り組みを。室温設定・小まめな消灯などを徹底
☆学生部代表者大会への池田先生のメッセージ 2018年6月24日
◇前進! 歴史を創るこの大船で
◇我と我が友とが励まし合い 大歓喜のスクラムをさらに
青春の凱歌を轟かせゆく学生部の結成記念の大会、誠におめでとう! 21世紀の広宣流布の命運を担い立つ知勇兼備の若人が、地涌の菩薩の涌出さながらに、全国各地から師弟の殿堂に、よくぞ集ってくれました。
新しい人材が澎湃と躍り出て、勇気の対話に挑戦を繰り広げてきたことも、嬉しく伺っています。学生部と共に発表した日中国交正常化の提言50年に、両国の友好、さらには世界の平和の未来を開く、若き英知のスクラムを大きく広げてくれたことも、頼もしい限りです。牧口先生も戸田先生も、どれほどお喜びであることか。
ありがとう! 本当にありがとう!
日蓮大聖人は「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず」(御書793ページ)と御断言です。
君たちが、決然と正義の仏法を語り、仏縁を結んだ努力は、自分にとっても友人にとっても、不滅の大福運の種となって、必ず花開くことを深く確信していただきたい。
牧口先生の生誕の日の前日、"永遠の都"ローマで発表した共同声明で、私は世界の青年へ呼びかけました。「植えたものは、必ず収穫される。自分たちの一つ一つの行動が未来に必ず実を結ぶことを信じ、『民衆と共に人生を歩む』という責任を勇んで担おうではないか」と。
その意味において、きょうは、愛する諸君に、「世界の先頭に立って、行動する青年の連帯を広げゆく走者たれ!」と託したい。
我らが共に心肝に染めてきた「御義口伝」には、「喜とは自他共に喜ぶ事なり」「自他共に智慧と慈悲と有るを喜とは云うなり」(同761ページ)と仰せである。
友のため、社会のため、未来のために、徹して祈り、徹して学び、徹して行動するなかに、究極の青春の大歓喜が躍動する。我と我が友とが励まし合い、智慧と慈悲を限りなく湧き出しながら、この大歓喜の連帯に、地涌の世界市民を、一人また一人と糾合してくれ給え!
大聖人は「真実一切衆生・色心の留難を止むる秘術は唯南無妙法蓮華経なり」(同1170ページ)と言明されている。
人生と社会と世界のあらゆる艱難を打開する秘術を、若くして持った君たちよ!
歴史を創る創価の大船のいよいよの大前進を頼む!
我が愛弟子の学生部、万歳! 明朗闊達に、そして不撓不屈の負けじ魂で、すべてを勝ち切れ! 共々に「広布に走れ」を高らかに歌いつつ。
2018年6月26日火曜日
2018.06.26 わが友に贈る
「健康」は幸せの土台。
バランスの取れた食事
適度な運動を習慣に。
健やかな生活リズムで
一日一日をはつらつと!
開目抄 P232
『我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』
【通解】
「私は日本の柱となろう。私は日本の眼目となろう。私は日本の大船となろう」と誓った願いは断じて破る事はない。
〈寸鉄〉 2018年6月26日
SGIが掲げる人間革命の哲学こそ良き世界の鍵—市議。民衆世紀の指標
「言は紙上に尽し難し」御書。直接会って語る!歓喜の連鎖をわが地域に
仏法は逆境の人が必ず幸福になる信仰—戸田先生励ましの光を苦闘の友へ
国連憲章の調印記念日。市民の声で人類の議会は充実。学会は力強く支援
国際麻薬乱用撲滅デー。社会に広がる魔の誘い。皆で若者守れ!断固根絶
☆フィリピン国立カガヤン大学「名誉人文学博士号」授与式から 池田先生の謝辞 2018年6月22日
◇未来照らす世界市民の連帯を
一、敬愛してやまない、貴フィリピン共和国からの高潔な大教育者の先生方を、私は万感の思いでお迎えしております。
あの第2次世界大戦中、日本の軍国主義が計り知れない災禍をもたらしてしまった貴国と、平和の象徴たる教育交流を結ぶことは、先師・牧口常三郎先生と恩師・戸田城聖先生から託された悲願だからであります。
来月6日は、両先生が、軍部政府から弾圧され、投獄されてより満75年となります。
本日、光栄にも、フィリピンを代表する名門・国立カガヤン大学より名誉人文学博士号を賜りました。
この最高の栄誉を、良き世界市民として、貴国と地球社会の平和・文化・教育に貢献しゆくフィリピンの宝友たちと分かち合うとともに、正義に殉難した2人の師匠に、私は捧げさせていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。
◇三つの「光線」
一、貴大学の校章には、「知識」と「知恵」を象徴する書籍と松明が描かれ、そこから放たれる光線が、麗しき貴カガヤン州を、そして世界を照らしていくという意義が込められていると伺いました。
きょうは、フィリピンからの最優秀の留学生の皆さんも、わが創大生、わが短大生と共に参加してくれております。
皆さんと一緒に、貴大学の精神に学びながら、三つの「光線」を確認し合いたいと思います。
第一に、「平和を広げる人間性の光線」であります。
貴大学は「最高の価値を目指す教育」とのモットーを掲げ、一人一人の人生に大いなる価値を創造しながら、地域に社会に世界に、貢献を果たしてこられました。
テハダ学長の卓越した指揮のもと、とりわけ農業や環境分野での革新的な研究プロジェクト、また、生涯教育の充実なども高く評価されております。
さらに医療技術をはじめ、工学、会計学、教育学などの国家試験で全国最高峰の合格者を勝ち取り、目覚ましい躍進を遂げておられます。
貴大学の輝かしい実績は、まさしく人間性の光線に包まれています。
私が感銘を禁じ得ないのは、テハダ学長の学生への励ましであります。
すなわち——人生における本当に意味のある成功とは、何か。それは、単なる地位や名声ではない。自身を育んでくれた人々や社会に、どう恩返しできるかにかかっている、と。
わが創価の人間教育とも、深く強く共鳴します。
牧口先生は、青年たちに「報恩」の大切さとともに、「貢献的人生たれ」と教えられていました。
何よりも、テハダ学長ご自身が、郷土と民衆への報恩の貢献の模範を示されております。
苦学に徹して力をつけ、「全ての人々の食卓に十分な食べ物を!」との断固たる信念から農業科学の道へ進まれた学長は、科学技術省の高官として、地域産業の発展にも尽力されました。
学生たちに、学長は力強く呼び掛けておられます。
——弱い立場の人々の重荷を担い、貧困と不正義によって奪われた人々の声を取り戻そう! そして、分断された世界に進歩と団結の絆ができるよう、一人また一人と、手を取り合っていこうではないか、と。
国連が推進するSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も置き去りにしない」との理念にも一致する、誠に崇高な精神であります。
カガヤン州の知恵の格言に、「善き種を蒔く人は、感謝の実りを得る」とあります。
その通りの平和貢献の道を歩み抜かれている学長と貴大学の学友たちに、私たちは心からの敬意と連帯の大拍手を送りたいと思うが、どうでしょうか(大拍手)。
◇自らが学び動け
一、第二は、「世界市民と輝くセルフ・リーダーシップの光線」であります。
「セルフ・リーダーシップ」とは、私たちの大切な友人であり、貴大学のアドバイザーであられるドゥムラオ博士(ヌエバ・ビスカヤ大学元学長)が、創価学園生に贈ってくださったメッセージです。
それは——誰が見ていようがいまいが、正しいことを為す。常に最良な自分であり、常にプラスの方向に進むよう、自らを導ける人に、との激励です。
この折、ドゥムラオ博士が、いずこの分野であれ、その道の達人になるには、約1万時間という努力の持続が必要であるという指標を語られたことも、学園生たちの心に深く刻まれています。
世の混迷や停滞の多くは、リーダーたちが自らを謙虚に律することを忘れ、学ぶ努力を怠るところから生ずるといっても、過言ではないでしょう。
この点、テハダ学長も常々、「根気」「忍耐」「謙虚さ」そして「勤勉さ」を学生に訴えられており、私も全く同感です。
自ら生き生きと学び、粘り強く努力し続ける「セルフ・リーダーシップ」の若き世界市民こそが、未来を照らす希望の光線を発することができると、銘記したいのであります。
◇清流のごとく!
一、第三に申し上げたいのは、「困難を勝ち越えゆく不撓不屈の光線」です。
貴大学のメインキャンパスの校門には、ラテン語の箴言が誇り高く刻まれています。
「困難を乗り越えて、大いなる星の高みへ」と。
貴カガヤン州は、一昨年の秋、スーパー台風で大きな被害を受けられました。
しかし、学長を中心に、貴大学の皆さんが団結し、卒業生や地域の方々も一体となって、復興を成し遂げてこられたことを、私は胸を熱くして伺いました。
——人生には、数え切れないほどの試練がある。勝つこともあれば、負けることもある。しかし最後の戦いに勝てばよい。
この学長のエールは、学生たちの心に、どれほど温かく染み入っていることでしょう。
今、私の青春の故郷である関西では、先日の震度6の地震からの復旧・復興に、わが友人たちが奮闘しております。この宝友と心一つに私は「困難を乗り越えて、大いなる星の高みへ」との貴大学の不撓不屈の負けじ魂を命に刻みたいのであります。
この6月は、貴国フィリピンが生んだ、先駆の世界市民ホセ・リサール博士の誕生月でもあります(博士は1861年6月19日生まれ)。奇しくも、牧口先生の誕生の10年前の6月となります。
リサール博士は叫びました。「山頂の高みから、迸る清流が湧き出るように、教育はたゆみなく、惜しみなく、その天地に恒久的な平和をもたらす」と。
さあ、ともどもに、いやまして世界市民教育の清流を迸らせながら、平和と人道の緑野を潤し、開きゆこうではありませんか!
最後に——麗しき憧れのカガヤン州、そしてフィリピン共和国に永遠の安穏あれ! 繁栄あれ! 栄光あれ! と申し上げ、私の御礼とさせていただきます。
マラミン・サラマッポ!(フィリピノ語で「誠にありがとうございました!」)
バランスの取れた食事
適度な運動を習慣に。
健やかな生活リズムで
一日一日をはつらつと!
開目抄 P232
『我日本の柱とならむ我日本の眼目とならむ我日本の大船とならむ等とちかいし願やぶるべからず』
【通解】
「私は日本の柱となろう。私は日本の眼目となろう。私は日本の大船となろう」と誓った願いは断じて破る事はない。
〈寸鉄〉 2018年6月26日
SGIが掲げる人間革命の哲学こそ良き世界の鍵—市議。民衆世紀の指標
「言は紙上に尽し難し」御書。直接会って語る!歓喜の連鎖をわが地域に
仏法は逆境の人が必ず幸福になる信仰—戸田先生励ましの光を苦闘の友へ
国連憲章の調印記念日。市民の声で人類の議会は充実。学会は力強く支援
国際麻薬乱用撲滅デー。社会に広がる魔の誘い。皆で若者守れ!断固根絶
☆フィリピン国立カガヤン大学「名誉人文学博士号」授与式から 池田先生の謝辞 2018年6月22日
◇未来照らす世界市民の連帯を
一、敬愛してやまない、貴フィリピン共和国からの高潔な大教育者の先生方を、私は万感の思いでお迎えしております。
あの第2次世界大戦中、日本の軍国主義が計り知れない災禍をもたらしてしまった貴国と、平和の象徴たる教育交流を結ぶことは、先師・牧口常三郎先生と恩師・戸田城聖先生から託された悲願だからであります。
来月6日は、両先生が、軍部政府から弾圧され、投獄されてより満75年となります。
本日、光栄にも、フィリピンを代表する名門・国立カガヤン大学より名誉人文学博士号を賜りました。
この最高の栄誉を、良き世界市民として、貴国と地球社会の平和・文化・教育に貢献しゆくフィリピンの宝友たちと分かち合うとともに、正義に殉難した2人の師匠に、私は捧げさせていただきます。
誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。
◇三つの「光線」
一、貴大学の校章には、「知識」と「知恵」を象徴する書籍と松明が描かれ、そこから放たれる光線が、麗しき貴カガヤン州を、そして世界を照らしていくという意義が込められていると伺いました。
きょうは、フィリピンからの最優秀の留学生の皆さんも、わが創大生、わが短大生と共に参加してくれております。
皆さんと一緒に、貴大学の精神に学びながら、三つの「光線」を確認し合いたいと思います。
第一に、「平和を広げる人間性の光線」であります。
貴大学は「最高の価値を目指す教育」とのモットーを掲げ、一人一人の人生に大いなる価値を創造しながら、地域に社会に世界に、貢献を果たしてこられました。
テハダ学長の卓越した指揮のもと、とりわけ農業や環境分野での革新的な研究プロジェクト、また、生涯教育の充実なども高く評価されております。
さらに医療技術をはじめ、工学、会計学、教育学などの国家試験で全国最高峰の合格者を勝ち取り、目覚ましい躍進を遂げておられます。
貴大学の輝かしい実績は、まさしく人間性の光線に包まれています。
私が感銘を禁じ得ないのは、テハダ学長の学生への励ましであります。
すなわち——人生における本当に意味のある成功とは、何か。それは、単なる地位や名声ではない。自身を育んでくれた人々や社会に、どう恩返しできるかにかかっている、と。
わが創価の人間教育とも、深く強く共鳴します。
牧口先生は、青年たちに「報恩」の大切さとともに、「貢献的人生たれ」と教えられていました。
何よりも、テハダ学長ご自身が、郷土と民衆への報恩の貢献の模範を示されております。
苦学に徹して力をつけ、「全ての人々の食卓に十分な食べ物を!」との断固たる信念から農業科学の道へ進まれた学長は、科学技術省の高官として、地域産業の発展にも尽力されました。
学生たちに、学長は力強く呼び掛けておられます。
——弱い立場の人々の重荷を担い、貧困と不正義によって奪われた人々の声を取り戻そう! そして、分断された世界に進歩と団結の絆ができるよう、一人また一人と、手を取り合っていこうではないか、と。
国連が推進するSDGs(持続可能な開発目標)の「誰も置き去りにしない」との理念にも一致する、誠に崇高な精神であります。
カガヤン州の知恵の格言に、「善き種を蒔く人は、感謝の実りを得る」とあります。
その通りの平和貢献の道を歩み抜かれている学長と貴大学の学友たちに、私たちは心からの敬意と連帯の大拍手を送りたいと思うが、どうでしょうか(大拍手)。
◇自らが学び動け
一、第二は、「世界市民と輝くセルフ・リーダーシップの光線」であります。
「セルフ・リーダーシップ」とは、私たちの大切な友人であり、貴大学のアドバイザーであられるドゥムラオ博士(ヌエバ・ビスカヤ大学元学長)が、創価学園生に贈ってくださったメッセージです。
それは——誰が見ていようがいまいが、正しいことを為す。常に最良な自分であり、常にプラスの方向に進むよう、自らを導ける人に、との激励です。
この折、ドゥムラオ博士が、いずこの分野であれ、その道の達人になるには、約1万時間という努力の持続が必要であるという指標を語られたことも、学園生たちの心に深く刻まれています。
世の混迷や停滞の多くは、リーダーたちが自らを謙虚に律することを忘れ、学ぶ努力を怠るところから生ずるといっても、過言ではないでしょう。
この点、テハダ学長も常々、「根気」「忍耐」「謙虚さ」そして「勤勉さ」を学生に訴えられており、私も全く同感です。
自ら生き生きと学び、粘り強く努力し続ける「セルフ・リーダーシップ」の若き世界市民こそが、未来を照らす希望の光線を発することができると、銘記したいのであります。
◇清流のごとく!
一、第三に申し上げたいのは、「困難を勝ち越えゆく不撓不屈の光線」です。
貴大学のメインキャンパスの校門には、ラテン語の箴言が誇り高く刻まれています。
「困難を乗り越えて、大いなる星の高みへ」と。
貴カガヤン州は、一昨年の秋、スーパー台風で大きな被害を受けられました。
しかし、学長を中心に、貴大学の皆さんが団結し、卒業生や地域の方々も一体となって、復興を成し遂げてこられたことを、私は胸を熱くして伺いました。
——人生には、数え切れないほどの試練がある。勝つこともあれば、負けることもある。しかし最後の戦いに勝てばよい。
この学長のエールは、学生たちの心に、どれほど温かく染み入っていることでしょう。
今、私の青春の故郷である関西では、先日の震度6の地震からの復旧・復興に、わが友人たちが奮闘しております。この宝友と心一つに私は「困難を乗り越えて、大いなる星の高みへ」との貴大学の不撓不屈の負けじ魂を命に刻みたいのであります。
この6月は、貴国フィリピンが生んだ、先駆の世界市民ホセ・リサール博士の誕生月でもあります(博士は1861年6月19日生まれ)。奇しくも、牧口先生の誕生の10年前の6月となります。
リサール博士は叫びました。「山頂の高みから、迸る清流が湧き出るように、教育はたゆみなく、惜しみなく、その天地に恒久的な平和をもたらす」と。
さあ、ともどもに、いやまして世界市民教育の清流を迸らせながら、平和と人道の緑野を潤し、開きゆこうではありませんか!
最後に——麗しき憧れのカガヤン州、そしてフィリピン共和国に永遠の安穏あれ! 繁栄あれ! 栄光あれ! と申し上げ、私の御礼とさせていただきます。
マラミン・サラマッポ!(フィリピノ語で「誠にありがとうございました!」)
2018年6月25日月曜日
2018.06.25 わが友に贈る
◇今週のことば
地域貢献の宝友こそ
創価の尊き大使だ。
「陰徳あれば陽報あり」
広く大きな心で
愛する郷土の福光を!
2018年6月25日
兵衛志殿御返事 P1091
『すこしもをそるる心なかれ過去遠遠劫より法華経を信ぜしかども仏にならぬ事これなり、しをのひるとみつと月の出づるといると夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』
【通解】
少しも恐れる心があってはなりません。過去遠遠劫という果てしなく遠い過去より法華経を信じたけれど、仏になれなかったのは、これによるのです。
潮が干る時と満ちる時と、月の出る時と入る時、また、夏と秋と冬と春の四季が変わる時には、必ず普段と異なることがあります。凡夫が仏になる時も、また同じことです。必ず三障四魔という障害が出てくるので、賢者は喜び、愚者はひるんで退くとは、まさにこのことなのです。
〈寸鉄〉 2018年6月25日
青年が会長の平和の業績をどう継承するかに期待—識者。世界が君を待つ
「団地部の日」40周年。皆様は人間共和の都築く幸福責任者。栄光勝利を
連載続く『新・人間革命』。宗門と別れて良かったと読者。共々に歴史忘れず
生活習慣病に伴う医療費は年々増加。食事・睡眠が予防の基本。賢く見直し
携帯使用が少ない子ほど学力向上と。規則決めが鍵。親子の話し合いから
☆御書と歩む� 第24回 創価の祈りの絆で変毒為薬を
『古への御心ざし申す計りなし・其よりも今一重強盛に御志あるべし、其の時は弥弥十羅刹女の御まほりも・つよかるべしと・おぼすべし』(乙御前御消息、1220ページ)
◇通解
これまでのあなたの信心の深さは、言い表すことができない。しかし、それよりもなお一層の強盛な信心をしていきなさい。その時は、ますます十羅刹女の守護も強くなると思いなさい。
◇同志への指針
大阪北部地震の被災に、重ねてお見舞い申し上げます。
御本仏が、関西家族の尊い「御心ざし」を全て御照覧であられる。大変な時こそ「今一重強盛に」燃え上がるのが、常勝不屈の信心だ。ゆえに諸天も、いよいよ護りに護る。絶対に一切を変毒為薬できないわけがない。愛する関西、断じて負けるな!
「常勝の空」を胸に響かせ、不二の友に題目を送ります。
地域貢献の宝友こそ
創価の尊き大使だ。
「陰徳あれば陽報あり」
広く大きな心で
愛する郷土の福光を!
2018年6月25日
兵衛志殿御返事 P1091
『すこしもをそるる心なかれ過去遠遠劫より法華経を信ぜしかども仏にならぬ事これなり、しをのひるとみつと月の出づるといると夏と秋と冬と春とのさかひには必ず相違する事あり凡夫の仏になる又かくのごとし、必ず三障四魔と申す障いできたれば賢者はよろこび愚者は退くこれなり』
【通解】
少しも恐れる心があってはなりません。過去遠遠劫という果てしなく遠い過去より法華経を信じたけれど、仏になれなかったのは、これによるのです。
潮が干る時と満ちる時と、月の出る時と入る時、また、夏と秋と冬と春の四季が変わる時には、必ず普段と異なることがあります。凡夫が仏になる時も、また同じことです。必ず三障四魔という障害が出てくるので、賢者は喜び、愚者はひるんで退くとは、まさにこのことなのです。
〈寸鉄〉 2018年6月25日
青年が会長の平和の業績をどう継承するかに期待—識者。世界が君を待つ
「団地部の日」40周年。皆様は人間共和の都築く幸福責任者。栄光勝利を
連載続く『新・人間革命』。宗門と別れて良かったと読者。共々に歴史忘れず
生活習慣病に伴う医療費は年々増加。食事・睡眠が予防の基本。賢く見直し
携帯使用が少ない子ほど学力向上と。規則決めが鍵。親子の話し合いから
☆御書と歩む� 第24回 創価の祈りの絆で変毒為薬を
『古への御心ざし申す計りなし・其よりも今一重強盛に御志あるべし、其の時は弥弥十羅刹女の御まほりも・つよかるべしと・おぼすべし』(乙御前御消息、1220ページ)
◇通解
これまでのあなたの信心の深さは、言い表すことができない。しかし、それよりもなお一層の強盛な信心をしていきなさい。その時は、ますます十羅刹女の守護も強くなると思いなさい。
◇同志への指針
大阪北部地震の被災に、重ねてお見舞い申し上げます。
御本仏が、関西家族の尊い「御心ざし」を全て御照覧であられる。大変な時こそ「今一重強盛に」燃え上がるのが、常勝不屈の信心だ。ゆえに諸天も、いよいよ護りに護る。絶対に一切を変毒為薬できないわけがない。愛する関西、断じて負けるな!
「常勝の空」を胸に響かせ、不二の友に題目を送ります。
2018年6月24日日曜日
2018.06.24 わが友に贈る
「病によりて
道心はをこり候なり」
今こそ宿命転換の好機!
題目の師子吼を轟かせ
断じて病魔に負けるな!
聖人等御返事 P1455
『各にはおづる事なかれ、つよりもてゆかば定めて子細いできぬとおぼふるなり』
【通解】
あなた方は、恐れてはならない。いよいよ強く進んでいくならば、必ず、正しい経緯が明らかになると思います。
〈寸鉄〉 2018年6月24日
学会には差異を乗り越え共生社会を築く実例が—博士。希望の連帯を拡大
学生部が結成記念大会。未来は君の双肩に。知性を磨け。正義の言論放て
東京「世田谷女性の日」30周年。地域に励ましの花を!模範の婦女の前進
下種にこそ功徳がある—恩師。自信満々と語れ!勇気の数だけ境涯も開く
新入社員「苦労避けたい」が34%で過去最高。鍛錬なき人生に真の喜びなし
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ�=完 2018年6月15日
◇私は信じる 縁深き君たちを
パナマ——
おお パナマ——
我が愛する天地よ
大陸の北と南を
オセアノ(大海)の
東と西を
そして
アステカ文明と
アンデス文明を
一つに
結び通わせゆく
十字路の
要衝の地・パナマ
今 エメラルドの
カリブ海の
静謐の水平はるかに
元初の太陽は
赫々と昇りゆく
1987年、池田先生が3度目の訪問の折につづった長編詩「パナマの国の花」。パナマの全同志が大切にする永遠の指針である。
「この87年の先生の指導や励ましは、当時の青年部に地涌の使命を強く自覚させるものでした」
現在、パナマSGIの副理事長を務めるセルビス・ストッセルさんは振り返る。
入会は69年。父の胃がんを家族一丸の祈りで克服したことが、信心の確信となった。
先生が同国に第一歩をしるした74年、パナマSGIは本部体制に発展。父は支部長の一人として、広布に走り抜いてきた。
そして、2度目の訪問(81年)から6年がたった87年、パナマには、草創の父母たちによって育まれた若人たちが、陸続と立ち上がっていた。
2月17日。先生の到着を前に、空港のロビーは喜びに沸き立つ人波であふれていた。
20歳の男子部員だったストッセルさんは、創価班として整理誘導の役員に就いていた。
そのストッセルさんの目の前での出来事だった。先生は両手を高く掲げ、「Vサイン」で真心の歓迎に応えたのである。
「先生のお姿は、メンバーの奮闘をたたえる慈愛に満ちたものでした。その瞬間を捉えた写真はパナマSGIの機関誌の表紙を飾るなど、皆の心に深く焼き付いています」
この出会いを生涯の原点とするストッセルさんに、苦難が襲い掛かったのは3年後。父が突然のリストラに遭い、経済苦に陥ったのである。
だが、ストッセルさん親子は、一歩も退くことはなかった。生活は困窮を極めたが、"信心で越えられない壁はない"と訴え、同じく宿命と戦う同志を鼓舞し続けた。それから2年がたち、ストッセルさんは大学を卒業。父と共に就職を勝ち取り、生活は一気に好転した。
「いかなる状況にあっても、私たちの勝利を確信し、励ましを送ってくださる師匠の存在が、前に進み続ける勇気をくれました」
一昨年には、自身の大病も乗り越えた。その胸には、先生の"勝利のVサイン"が、鮮やかに刻まれている。
◇指導者で決まる
87年、滞在3日目となる2月19日には、世界平和への貢献をたたえ、池田先生にパナマ国家の最高勲章である「バスコ・ヌニェス・デ・バルボア勲章グラン・オフィシアル章」が叙勲された。同日午後には、国立パナマ大学から「大学教育功労大賞」「平和行動栄誉賞」が贈られている。
その夜、先生はパナマ代表者会議に出席。これらの栄誉に触れ、「愛するパナマの皆さま方が、仏法を基調としながら、良き市民、良き国民として社会に貢献されてきた証しにほかなりません」と同志をたたえつつ、その名が勲章に冠せられた探検家バルボアの生涯を通してスピーチした。
——パナマ地峡を横断し、ヨーロッパ人として初めて太平洋に到達したバルボア。先住民と友好的な関係を築き、仲間たちと団結して偉業を成し遂げた彼は、「大胆」かつ「慎重」であり、「才能」と「不屈の精神」の両方を備えていた——
「私どもの広布の活動は、末法万年にわたる人類のための戦いです。それはバルボアの偉業よりも、はるかに優れた崇高なる戦いです。しかも、その進展は、指導者いかんによって決まるといっても過言ではありません。どうかパナマ広布を担う、先駆のリーダーである皆さま方には、人格を磨き、自分自身を深めながら、大リーダーとしての見事な指揮をとることをお願いしたいのです」
またこの日、先生は諸行事を陰で支える男性役員を「バルボア・グループ」と命名した。
「先生と握手を交わした時の手のぬくもりは、生涯忘れません」。エドウィン・セデーニョさんは、その場に居合わせ、同グループの一員となった。
これまで本部長などを歴任。常に最前線で広布を拡大してきた。何事にも率先して取り組む姿勢に、同志からの信頼も厚い。
「娘の交通事故も、妻の乳がんも、全て信心で勝ち越えることができました。負けない人生を教えてくれた先生に、心から感謝しています」
60歳を過ぎた今も、バルボア・グループの誇りを胸に、パナマ広布に駆ける日々だ。
◇己が道を走れ
カルロス・マイレス理事長も、バルボア・グループ命名時のメンバーである。
「池田先生は野外で歓迎する幼稚園児に飲み物を贈るなど、次代を託す一人一人をどこまでも大切にされていました。あの日の先生の振る舞いは、私の規範になっています」
先に信心を始めた家族から折伏されたマイレスさん。あら探しをするつもりで教学を学んでみたところ、かえって道理にかなった教義や主張に魅了され、84年に御本尊を受持した。
これまで家庭不和や経営する会社の倒産、家族の病など、幾度となく苦難に直面してきた。「一時は絶望の淵に立たされました。しかし、御書や先生の指導をむさぼるように学び、実践することで、宿命転換の法理を、わが身で知ることができました」
そのマイレス理事長を励ましてきたのが、前理事長のガブリエル・マルティネスさん(故人)である。
アメリカ軍のパナマ侵攻や宗門事件などが巻き起こった時、動揺するメンバーを支え抜き、師弟の精神を叫び続けた人である。
「彼は私に、『同志を守る大切さ』『師弟に生きる素晴らしさ』を教えてくれました」
87年2月20日——先生はパナマから旅立つその日、冒頭の長編詩を、マルティネスさん(当時、青年部長)をはじめとする青年部の友に詠み贈った。
バルボアと
コロンブスが
見果てぬ夢を賭けた
冒険の天地・パナマ
冒険とは
信念の異名だ
茨の彼方に
大いなる
幸福の約束が
あることを信じて
到達のその日まで
己が道を走り抜こう
ああ 縁深き
地涌の君たちよ
私は信ずる
その先駆の
労作業をば
平和の架橋作業をば
諸仏・諸天は
四花もて讃嘆し
後世の史家もまた
青史にその名を
連ねんことを
以来、三十余星霜。
"世界の十字路"パナマには今、広宣流布という未到の大事業に挑む創価のスクラムが洋々と広がっている。
道心はをこり候なり」
今こそ宿命転換の好機!
題目の師子吼を轟かせ
断じて病魔に負けるな!
聖人等御返事 P1455
『各にはおづる事なかれ、つよりもてゆかば定めて子細いできぬとおぼふるなり』
【通解】
あなた方は、恐れてはならない。いよいよ強く進んでいくならば、必ず、正しい経緯が明らかになると思います。
〈寸鉄〉 2018年6月24日
学会には差異を乗り越え共生社会を築く実例が—博士。希望の連帯を拡大
学生部が結成記念大会。未来は君の双肩に。知性を磨け。正義の言論放て
東京「世田谷女性の日」30周年。地域に励ましの花を!模範の婦女の前進
下種にこそ功徳がある—恩師。自信満々と語れ!勇気の数だけ境涯も開く
新入社員「苦労避けたい」が34%で過去最高。鍛錬なき人生に真の喜びなし
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ�=完 2018年6月15日
◇私は信じる 縁深き君たちを
パナマ——
おお パナマ——
我が愛する天地よ
大陸の北と南を
オセアノ(大海)の
東と西を
そして
アステカ文明と
アンデス文明を
一つに
結び通わせゆく
十字路の
要衝の地・パナマ
今 エメラルドの
カリブ海の
静謐の水平はるかに
元初の太陽は
赫々と昇りゆく
1987年、池田先生が3度目の訪問の折につづった長編詩「パナマの国の花」。パナマの全同志が大切にする永遠の指針である。
「この87年の先生の指導や励ましは、当時の青年部に地涌の使命を強く自覚させるものでした」
現在、パナマSGIの副理事長を務めるセルビス・ストッセルさんは振り返る。
入会は69年。父の胃がんを家族一丸の祈りで克服したことが、信心の確信となった。
先生が同国に第一歩をしるした74年、パナマSGIは本部体制に発展。父は支部長の一人として、広布に走り抜いてきた。
そして、2度目の訪問(81年)から6年がたった87年、パナマには、草創の父母たちによって育まれた若人たちが、陸続と立ち上がっていた。
2月17日。先生の到着を前に、空港のロビーは喜びに沸き立つ人波であふれていた。
20歳の男子部員だったストッセルさんは、創価班として整理誘導の役員に就いていた。
そのストッセルさんの目の前での出来事だった。先生は両手を高く掲げ、「Vサイン」で真心の歓迎に応えたのである。
「先生のお姿は、メンバーの奮闘をたたえる慈愛に満ちたものでした。その瞬間を捉えた写真はパナマSGIの機関誌の表紙を飾るなど、皆の心に深く焼き付いています」
この出会いを生涯の原点とするストッセルさんに、苦難が襲い掛かったのは3年後。父が突然のリストラに遭い、経済苦に陥ったのである。
だが、ストッセルさん親子は、一歩も退くことはなかった。生活は困窮を極めたが、"信心で越えられない壁はない"と訴え、同じく宿命と戦う同志を鼓舞し続けた。それから2年がたち、ストッセルさんは大学を卒業。父と共に就職を勝ち取り、生活は一気に好転した。
「いかなる状況にあっても、私たちの勝利を確信し、励ましを送ってくださる師匠の存在が、前に進み続ける勇気をくれました」
一昨年には、自身の大病も乗り越えた。その胸には、先生の"勝利のVサイン"が、鮮やかに刻まれている。
◇指導者で決まる
87年、滞在3日目となる2月19日には、世界平和への貢献をたたえ、池田先生にパナマ国家の最高勲章である「バスコ・ヌニェス・デ・バルボア勲章グラン・オフィシアル章」が叙勲された。同日午後には、国立パナマ大学から「大学教育功労大賞」「平和行動栄誉賞」が贈られている。
その夜、先生はパナマ代表者会議に出席。これらの栄誉に触れ、「愛するパナマの皆さま方が、仏法を基調としながら、良き市民、良き国民として社会に貢献されてきた証しにほかなりません」と同志をたたえつつ、その名が勲章に冠せられた探検家バルボアの生涯を通してスピーチした。
——パナマ地峡を横断し、ヨーロッパ人として初めて太平洋に到達したバルボア。先住民と友好的な関係を築き、仲間たちと団結して偉業を成し遂げた彼は、「大胆」かつ「慎重」であり、「才能」と「不屈の精神」の両方を備えていた——
「私どもの広布の活動は、末法万年にわたる人類のための戦いです。それはバルボアの偉業よりも、はるかに優れた崇高なる戦いです。しかも、その進展は、指導者いかんによって決まるといっても過言ではありません。どうかパナマ広布を担う、先駆のリーダーである皆さま方には、人格を磨き、自分自身を深めながら、大リーダーとしての見事な指揮をとることをお願いしたいのです」
またこの日、先生は諸行事を陰で支える男性役員を「バルボア・グループ」と命名した。
「先生と握手を交わした時の手のぬくもりは、生涯忘れません」。エドウィン・セデーニョさんは、その場に居合わせ、同グループの一員となった。
これまで本部長などを歴任。常に最前線で広布を拡大してきた。何事にも率先して取り組む姿勢に、同志からの信頼も厚い。
「娘の交通事故も、妻の乳がんも、全て信心で勝ち越えることができました。負けない人生を教えてくれた先生に、心から感謝しています」
60歳を過ぎた今も、バルボア・グループの誇りを胸に、パナマ広布に駆ける日々だ。
◇己が道を走れ
カルロス・マイレス理事長も、バルボア・グループ命名時のメンバーである。
「池田先生は野外で歓迎する幼稚園児に飲み物を贈るなど、次代を託す一人一人をどこまでも大切にされていました。あの日の先生の振る舞いは、私の規範になっています」
先に信心を始めた家族から折伏されたマイレスさん。あら探しをするつもりで教学を学んでみたところ、かえって道理にかなった教義や主張に魅了され、84年に御本尊を受持した。
これまで家庭不和や経営する会社の倒産、家族の病など、幾度となく苦難に直面してきた。「一時は絶望の淵に立たされました。しかし、御書や先生の指導をむさぼるように学び、実践することで、宿命転換の法理を、わが身で知ることができました」
そのマイレス理事長を励ましてきたのが、前理事長のガブリエル・マルティネスさん(故人)である。
アメリカ軍のパナマ侵攻や宗門事件などが巻き起こった時、動揺するメンバーを支え抜き、師弟の精神を叫び続けた人である。
「彼は私に、『同志を守る大切さ』『師弟に生きる素晴らしさ』を教えてくれました」
87年2月20日——先生はパナマから旅立つその日、冒頭の長編詩を、マルティネスさん(当時、青年部長)をはじめとする青年部の友に詠み贈った。
バルボアと
コロンブスが
見果てぬ夢を賭けた
冒険の天地・パナマ
冒険とは
信念の異名だ
茨の彼方に
大いなる
幸福の約束が
あることを信じて
到達のその日まで
己が道を走り抜こう
ああ 縁深き
地涌の君たちよ
私は信ずる
その先駆の
労作業をば
平和の架橋作業をば
諸仏・諸天は
四花もて讃嘆し
後世の史家もまた
青史にその名を
連ねんことを
以来、三十余星霜。
"世界の十字路"パナマには今、広宣流布という未到の大事業に挑む創価のスクラムが洋々と広がっている。
2018.06.23 わが友に贈る
学会は苦楽を共にする
励まし合いの世界だ。
一緒に悩み 祈り抜き
全てを勝ち超えよう!
我らには信心がある!
御義口伝巻下 P765
『所詮今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る行者は末法の不軽菩薩なり』
【通解】
所詮、いま、日蓮大聖人およびその門下として南無妙法蓮華経と唱える者が、末法の不軽菩薩であり(而強毒之の折伏を行ずることにより、増上慢の四衆が信伏随従していくことは、絶対に間違いない)
〈寸鉄〉 2018年6月23日
きょう「沖縄慰霊の日」。人々の心に崩れぬ平和の砦を。不戦への誓い新た
「大将軍よはければ・したがうものも・かひなし」御書。率先垂範の将たれ
哲学者「苦しんだことのないものは軽い」。広布の為の労苦こそ生涯の土台
登山ブームの裏で遭難が過去最多。9割が中高年。綿密な計画と準備怠るな
災害後の義援金・修繕等、便乗詐欺に注意。不審な電話・訪問は慌てず相談
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 種種御振舞御書(上) 2018年6月9日
◇師弟不二で広布へ二陣三陣と
◇妙法流布に生き抜く尊い人生
今月は、「種種御振舞御書」の前半を学びます。
池田先生は、本抄の一節を拝してつづっています。
「二十一世紀の日本、そして世界各国で、広宣流布へ進みゆく地涌の大行進——この創価の大連帯を、いよいよ勇敢に『二陣三陣』と広げていこう。偉大な『さきがけ』の勝利を、人類の栄光の歴史に残していこうではありませんか」
いかなる大難にも負けない日蓮大聖人の悠然たる御境涯を拝し、広宣流布の誉れの青春を歩んでいきましょう。(拝読範囲は、御書909ページ冒頭〜916ページ3行目です)
◇本抄について
本抄は、日蓮大聖人が建治2年(1276年)に身延で認められ、光日房に与えられたとされていましたが、詳細は不明です。大聖人御自身のお振る舞いがつづられた本抄は、文永5年(1268年)、蒙古から国書が届き、大聖人が「立正安国論」で述べられた「他国侵逼難」の予言が現実のものとなったことから書き起こされます。
そして、文永8年(1271年)の竜の口の法難、佐渡流罪。佐渡での塚原問答、「開目抄」の御執筆。さらに文永11年(1274年)、佐渡流罪を許され鎌倉に戻られてからの国主諫暁、身延入山へと至る不惜身命の闘争が記されています。
◇御文
『仏滅後・二千二百二十余年が間・迦葉・阿難等・馬鳴・竜樹等・南岳・天台等・妙楽・伝教等だにも・いまだひろめ給わぬ法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし、わづかの小島のぬしらがをどさんを・をぢては閻魔王のせめをばいかんがすべき、仏の御使と・なのりながら・をくせんは無下の人人なりと申しふくめぬ』(御書910ページ17行目〜911ページ3行目)
◇通解
釈尊が亡くなられた後、二千二百二十年あまりの間、迦葉・阿難ら、馬鳴・竜樹ら、南岳・天台ら、妙楽・伝教らでさえ、弘めることがなかった法華経の肝心であり、仏たちの眼目である妙法蓮華経の五字が、末法の初めに全世界に広まっていく瑞相として、日蓮が先駆けしたのである。わが一門のものたちは、二陣、三陣と続いて、迦葉・阿難にも勝れ、天台・伝教にも超えていくのだ。わずかばかりの小島である日本の国主などが脅すのにおじけづいては、閻魔王の責めをどうするというのか。仏のお使いであると名乗りをあげておきながら臆するのは、話にもならない人々である。このように弟子たちに申し含めたのである。
◇解説
掲げた御文で日蓮大聖人は、自ら先陣を切り、世界広宣流布の道を開かれた心情を「日蓮さきがけしたり」と宣言されています。
すなわち、"これまで誰も弘めたことのない南無妙法蓮華経の大法を弘めゆく先陣を、私が切ったのだ"と仰せです。
「法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字」と述べられているように、南無妙法蓮華経は万人成仏を説いた法華経の真髄であり、あらゆる仏を成仏させた根源の法です。
大聖人は、この大法を、命に及ぶ大難にも屈することなく、不惜身命で弘め抜かれました。
続く御文では、弟子たちに対し、"この私の闘争に「二陣三陣」と続け!"と呼び掛けられています。
師と同じ広宣流布の大願に立って後を受け継ぐ"後継"の弟子が陸続と躍り出てこそ、広宣流布の未来が開かれるのです。
続いて、大聖人に連なり、末法の時に妙法を弘めゆく門下は、釈尊の直弟子である迦葉・阿難にも勝れ、像法時代の正師である天台・伝教をも超えていくよう述べられています。大聖人は、師と共に妙法に生き抜く人生がどれほど偉大であるかを、弟子たちに教えられているのです。
さらに続く御文では、"わずかばかりの小島である日本の国主などの迫害に、断じて臆してはならない"と叱咤され、大難に遭っても勇気を奮い起こして乗り越えていくよう励まされています。
いかなる悩みや苦難があろうと、広宣流布の師に連なり、南無妙法蓮華経の題目を朗々と唱えて信心を貫く時、何があっても負けない最高の幸福境涯を開くことができるのです。
池田先生はつづっています。
「三代の師弟は『さきがけ』の勇気で勝ちました。そして、これからも、『二陣三陣』の後継の闘魂で永遠に勝ち続けていくのです。師弟不二なる創価の師子吼の前には、いかなる誹謗・中傷も、『風の前の塵』にすぎません」
「世界池田華陽会の月」6月から7・19「女子部結成記念日」へ、師と共に広布に生きる喜びを胸に幸福のスクラムを広げ、「世界の姉妹と! 絆拡大月間」を大勝利していきましょう!
◇池田先生の講義から
大聖人の御在世と同じく、今、時代は乱気流の中に入っている。
しかし、いかに社会が動揺していても、いな社会が動揺しているからこそ、自分の信心だけは微動だにしてはならない。
"広布のため""学会のため"という心の操縦桿を握りしめていけば、必ず打開できる、勝利できる。こう確信して、師子奮迅の力を出し切っていくことです。(『御書と師弟』第2巻)
◇ ◆ ◇
わが直系の青年に私は呼びかけたい。
君たちよ、広宣流布の最先頭を走れ! 勝利の人生の頂上に駆け登れ! 仕事も、闘争も、自分らしく、トップを目指せ! 青年ならば、何かで第一になれ——と。
何もせず、何も残せない青春は侘びしい。広布の歴史に何かを残す。それは永遠の栄光であり、福運です。そのための学会活動である。思う存分、活躍できる使命の舞台があるということが、どれほど幸せな充実した人生か。学会ほど、ありがたい世界はありません。
御聖訓には「勝ぐれ」「こへよ」と仰せです。先人の築いた歴史を超えて、新たな金字塔を打ち立ててこそ、真正の弟子であります。(同)
研さんのために
○…2012年4・5月号「大白蓮華」、「勝利の経典『御書』に学ぶ」(聖教新聞社)
○…『御書と師弟』第2巻(同)
励まし合いの世界だ。
一緒に悩み 祈り抜き
全てを勝ち超えよう!
我らには信心がある!
御義口伝巻下 P765
『所詮今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る行者は末法の不軽菩薩なり』
【通解】
所詮、いま、日蓮大聖人およびその門下として南無妙法蓮華経と唱える者が、末法の不軽菩薩であり(而強毒之の折伏を行ずることにより、増上慢の四衆が信伏随従していくことは、絶対に間違いない)
〈寸鉄〉 2018年6月23日
きょう「沖縄慰霊の日」。人々の心に崩れぬ平和の砦を。不戦への誓い新た
「大将軍よはければ・したがうものも・かひなし」御書。率先垂範の将たれ
哲学者「苦しんだことのないものは軽い」。広布の為の労苦こそ生涯の土台
登山ブームの裏で遭難が過去最多。9割が中高年。綿密な計画と準備怠るな
災害後の義援金・修繕等、便乗詐欺に注意。不審な電話・訪問は慌てず相談
☆池田華陽会御書30編に学ぶ 種種御振舞御書(上) 2018年6月9日
◇師弟不二で広布へ二陣三陣と
◇妙法流布に生き抜く尊い人生
今月は、「種種御振舞御書」の前半を学びます。
池田先生は、本抄の一節を拝してつづっています。
「二十一世紀の日本、そして世界各国で、広宣流布へ進みゆく地涌の大行進——この創価の大連帯を、いよいよ勇敢に『二陣三陣』と広げていこう。偉大な『さきがけ』の勝利を、人類の栄光の歴史に残していこうではありませんか」
いかなる大難にも負けない日蓮大聖人の悠然たる御境涯を拝し、広宣流布の誉れの青春を歩んでいきましょう。(拝読範囲は、御書909ページ冒頭〜916ページ3行目です)
◇本抄について
本抄は、日蓮大聖人が建治2年(1276年)に身延で認められ、光日房に与えられたとされていましたが、詳細は不明です。大聖人御自身のお振る舞いがつづられた本抄は、文永5年(1268年)、蒙古から国書が届き、大聖人が「立正安国論」で述べられた「他国侵逼難」の予言が現実のものとなったことから書き起こされます。
そして、文永8年(1271年)の竜の口の法難、佐渡流罪。佐渡での塚原問答、「開目抄」の御執筆。さらに文永11年(1274年)、佐渡流罪を許され鎌倉に戻られてからの国主諫暁、身延入山へと至る不惜身命の闘争が記されています。
◇御文
『仏滅後・二千二百二十余年が間・迦葉・阿難等・馬鳴・竜樹等・南岳・天台等・妙楽・伝教等だにも・いまだひろめ給わぬ法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし、わづかの小島のぬしらがをどさんを・をぢては閻魔王のせめをばいかんがすべき、仏の御使と・なのりながら・をくせんは無下の人人なりと申しふくめぬ』(御書910ページ17行目〜911ページ3行目)
◇通解
釈尊が亡くなられた後、二千二百二十年あまりの間、迦葉・阿難ら、馬鳴・竜樹ら、南岳・天台ら、妙楽・伝教らでさえ、弘めることがなかった法華経の肝心であり、仏たちの眼目である妙法蓮華経の五字が、末法の初めに全世界に広まっていく瑞相として、日蓮が先駆けしたのである。わが一門のものたちは、二陣、三陣と続いて、迦葉・阿難にも勝れ、天台・伝教にも超えていくのだ。わずかばかりの小島である日本の国主などが脅すのにおじけづいては、閻魔王の責めをどうするというのか。仏のお使いであると名乗りをあげておきながら臆するのは、話にもならない人々である。このように弟子たちに申し含めたのである。
◇解説
掲げた御文で日蓮大聖人は、自ら先陣を切り、世界広宣流布の道を開かれた心情を「日蓮さきがけしたり」と宣言されています。
すなわち、"これまで誰も弘めたことのない南無妙法蓮華経の大法を弘めゆく先陣を、私が切ったのだ"と仰せです。
「法華経の肝心・諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字」と述べられているように、南無妙法蓮華経は万人成仏を説いた法華経の真髄であり、あらゆる仏を成仏させた根源の法です。
大聖人は、この大法を、命に及ぶ大難にも屈することなく、不惜身命で弘め抜かれました。
続く御文では、弟子たちに対し、"この私の闘争に「二陣三陣」と続け!"と呼び掛けられています。
師と同じ広宣流布の大願に立って後を受け継ぐ"後継"の弟子が陸続と躍り出てこそ、広宣流布の未来が開かれるのです。
続いて、大聖人に連なり、末法の時に妙法を弘めゆく門下は、釈尊の直弟子である迦葉・阿難にも勝れ、像法時代の正師である天台・伝教をも超えていくよう述べられています。大聖人は、師と共に妙法に生き抜く人生がどれほど偉大であるかを、弟子たちに教えられているのです。
さらに続く御文では、"わずかばかりの小島である日本の国主などの迫害に、断じて臆してはならない"と叱咤され、大難に遭っても勇気を奮い起こして乗り越えていくよう励まされています。
いかなる悩みや苦難があろうと、広宣流布の師に連なり、南無妙法蓮華経の題目を朗々と唱えて信心を貫く時、何があっても負けない最高の幸福境涯を開くことができるのです。
池田先生はつづっています。
「三代の師弟は『さきがけ』の勇気で勝ちました。そして、これからも、『二陣三陣』の後継の闘魂で永遠に勝ち続けていくのです。師弟不二なる創価の師子吼の前には、いかなる誹謗・中傷も、『風の前の塵』にすぎません」
「世界池田華陽会の月」6月から7・19「女子部結成記念日」へ、師と共に広布に生きる喜びを胸に幸福のスクラムを広げ、「世界の姉妹と! 絆拡大月間」を大勝利していきましょう!
◇池田先生の講義から
大聖人の御在世と同じく、今、時代は乱気流の中に入っている。
しかし、いかに社会が動揺していても、いな社会が動揺しているからこそ、自分の信心だけは微動だにしてはならない。
"広布のため""学会のため"という心の操縦桿を握りしめていけば、必ず打開できる、勝利できる。こう確信して、師子奮迅の力を出し切っていくことです。(『御書と師弟』第2巻)
◇ ◆ ◇
わが直系の青年に私は呼びかけたい。
君たちよ、広宣流布の最先頭を走れ! 勝利の人生の頂上に駆け登れ! 仕事も、闘争も、自分らしく、トップを目指せ! 青年ならば、何かで第一になれ——と。
何もせず、何も残せない青春は侘びしい。広布の歴史に何かを残す。それは永遠の栄光であり、福運です。そのための学会活動である。思う存分、活躍できる使命の舞台があるということが、どれほど幸せな充実した人生か。学会ほど、ありがたい世界はありません。
御聖訓には「勝ぐれ」「こへよ」と仰せです。先人の築いた歴史を超えて、新たな金字塔を打ち立ててこそ、真正の弟子であります。(同)
研さんのために
○…2012年4・5月号「大白蓮華」、「勝利の経典『御書』に学ぶ」(聖教新聞社)
○…『御書と師弟』第2巻(同)
2018年6月22日金曜日
2018.06.22 わが友に贈る
祈りとは
智恵と勇気を開く鍵だ。
諦めを叩き出す挑戦だ。
「現状を変えてみせる」と
強く深き大確信で!
生死一大事血脈抄 P1337
『総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』
【通解】
総じて、日蓮の弟子・檀那らが、「自分と他人」「あちらとこちら」と差別する心がなく、水と魚のような(一体の)思いになって、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えたてまつる、そこにこそ生死一大事の血脈があるのである。
しかも今、日蓮が弘めていることの肝要は、このことなのである。もし、この通りに実践するならば、広宣流布の大願も叶うにちがいない。
〈寸鉄〉 2018年6月22日
人を育てるには君自身が戦い立派になることだ—戸田先生。共に成長勝利
「奄美の日」。民衆が輝く模範の理想郷がここに。歓喜の拡大へ勇躍前進!
健康な高齢者の9割が毎日、家族や友人と会話と。幸の軌道歩む多宝会こそ
ゲーム含むネット依存の中高生52万人。社会全体で対策を。若き命を守れ
各地で大雨。土砂災害、河川氾濫に警戒。危険箇所に近づくな。声掛けを
☆6月度座談会拝読御書 単衣抄
仏法の魂は民衆救済の実践に
御自身の大闘争で経文の正しさを証明
◇本抄について
「単衣抄」は、建治元年(1275年)8月、日蓮大聖人が54歳の時、身延でしたためられた御消息です。
対告衆は不明ですが、南条家ゆかりの夫妻に宛てられたものと考えられています。
本抄では、はじめに単衣(裏地のない着物)1枚の御供養を頂いたことへの御礼を述べられた後、大聖人が立宗の時から今年54歳に至るまで、二十余年の間、斬首されようとしたり、2度も流罪に処せられたりするなどの大難に遭われてきたことを述べられています。
また、仏法の上から、大聖人の戦いには天台大師・伝教大師も及ばないと言われています。
大聖人の闘争は、法華経の「如来(=釈尊)の現に在すすら猶怨嫉多し」(法華経362ページ)などの経文を身をもって証明したものであり、大聖人が出現されなかったならば、仏の言葉も、"法華経は真実である"と述べた"多宝如来の証明"も虚妄となったと仰せです。
さらに大聖人に衣を供養することは、法華経の六万九千三百八十四の文字の一つ一つの仏に供養することであり、その仏が、夫妻を「わが檀那である」と言って守ると仰せです。
その供養の功徳は今世だけでなく、死後にまで及ぶことを示され、本抄を結ばれています。
◇拝読御文
『日蓮・日本国に出現せずば如来の金言も虚くなり・多宝の証明も・なにかせん・十方の諸仏の御語も妄語となりなん、仏滅後二千二百二十余年・月氏・漢土・日本に一切世間多怨難信の人なし、日蓮なくば仏語既に絶えなん』
◇法華経の身読
御書を拝すると、日蓮大聖人は御自身が受けられた難について「少少の難は・かずしらず大事の難・四度なり」(御書200ページ)と言われています。"四度の大事の難"とは、�松葉ケ谷の法難、�伊豆流罪、�小松原の法難、�竜の口の法難・佐渡流罪の四つです。
大聖人は権力によって2度にわたり流罪に処せられたほか、斬罪や襲撃などの命に及ぶ難を受け、また、あらゆる階層の人々から憎まれ、悪口を浴びせられたのです。
法華経には、末法の法華経の行者に対して三類の強敵が現われ、「刀杖瓦石」(刀や杖で打たれ、土くれや石を投げつけられる)、「数数見擯出」(権力によって何度も追放される)、「悪口罵詈」(悪口を言われ、罵られる)などの難を受けると説かれています。
大聖人の遭われた難の様相は、まさにこれら法華経の文と一致しています。すなわち、大聖人が身をもって法華経を読まれていることを如実に示しているのです。このことを"法華経の身読"といいます。
大聖人による法華経身読は、大聖人が末法の法華経の行者であることを、事実と経文の一致をもって証明する実践でした。
◇世界広宣流布
法華経に「我(=釈尊)滅度して後、後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布して、断絶して悪魔・魔民・諸天・竜・夜叉・鳩槃荼等に其の便を得しむること無かれ」(法華経601ページ)と説かれています。この経文は、「後の五百歳」すなわち末法に妙法が全世界(一閻浮提)に広宣流布していくことを予言したものです。
日蓮大聖人は、この法華経の予言通り、命に及ぶ幾多の大難を忍ばれて、法華経の真髄である南無妙法蓮華経の大法を弘通されました。
「大願とは法華弘通なり」(御書736ページ)と示されている通り、まさに広宣流布こそ大聖人の大誓願であり根本精神です。
大聖人は、南無妙法蓮華経の大仏法が日本だけではなく全世界に広宣流布していくことを次のように説かれています。
「法華経の肝心たる南無妙法蓮華経の大白法の一閻浮提の内・八万の国あり其の国国に八万の王あり王王ごとに臣下並びに万民までも今日本国に弥陀称名を四衆の口口に唱うるがごとく広宣流布せさせ給うべきなり」(同258ページ)
この大聖人の御精神を受け継いで、世界に妙法を弘通し、広宣流布を進めてきた和合僧(=仏法実践者の集い)が創価学会です。
創価学会が大聖人の御精神を正しく継承する和合僧であるからこそ、世界中に妙法を弘め、大聖人が願われた世界広宣流布を現実のものとすることができたのです。
◇身延での御生活
日蓮大聖人は、文永11年(1274年)5月に身延に入られました。
大聖人は本抄で、身延における当時の御生活を次のようにつづられています。
「蘇武が幽閉された時のように雪を食として命を継ぎ、李陵のように簑を着て世を過ごしています。山林に入って木の実のない時は、空腹のまま2、3日を過ごします。鹿の皮が破れれば、裸のまま3、4月も過ごしました」(御書1514ページ、通解)
蘇武や李陵は、中国の古代の武将です。彼らのように、雪を食べ、簑を着、小さな庵室で大聖人は広宣流布の指揮を執っておられました。
食べるものも十分になく、味噌や塩も足りない中です。大聖人自ら木の実を集め、芹を摘み、薪を取るなど炊事の用もされたと伝えられています。衣も、自然死した鹿の皮を着ておられたといいます。
こうして衣食住ともに大変に厳しい状況下にあった大聖人の御生活を支えたのが、多くの門下の真心の御供養でした。
大聖人は御入滅の直前まで、8年間以上を身延で過ごされます。大聖人は身延において「撰時抄」「報恩抄」を著されるなど、末法のあらゆる人々を救う仏法の確立へ、その歩みを進められました。
★池田先生の指針から 真心に真心で応えられた大聖人
まだ面識のない信徒の夫妻から、一枚の「単衣」が届けられました。(中略)
大聖人は、夫妻の使いの者が帰途につくまでの、わずかな時間を使われたのかもしれません。自ら筆をとり、御礼の返書をしたためてくださった。それが本抄です。
この御手紙をいただいた夫妻の名前は分かりません。(中略)しかし、本抄の内容から、夫妻で地道に信心を貫いていたことが分かります。
無名の人こそ大切なのです。地道な信心即生活にこそ仏法の真髄が光っているのです。大聖人は、この夫妻の「真心」に「真心」で応えられました。その御心が、御手紙から、ひしひしと伝わってきます。その大聖人の御心を、かみしめていただきたいのです。
"あなたの真心は、必ず諸仏に通じていますよ""成仏は間違いありませんよ"と激励される大聖人の御慈愛が御手紙に、にじみ出ています。単衣の衣は、大聖人にとって、衣であって衣ではなかった。門下の心であり、命であったのです。(『永遠の経典「御書」に学ぶ』第1巻)
◇ ◆ ◇
「我ありて、仏法あり」。日蓮大聖人の大確信です。大聖人が一身に大難を受けきってくださったからこそ、仏の言葉は「真実」になったのです。
「仏法は真実なり」と証明するために、大聖人は自ら魔を駆り出して戦われたのです。
その大闘争がなければ、どんな立派な経典も、結局は、ただの本にすぎません。どんな深遠な経文も、ただの言葉にすぎません。
その言葉に、命を吹き込んでこそ仏法です。本当の宗教です。
今年も「四月二日」を迎えました。永遠に忘れ得ぬ我が恩師・戸田城聖先生の一生は、日蓮大聖人の御金言を虚妄にしないための一生であられた。
七百年間、言葉だけだった「広宣流布」を事実のうえで証明した一生であられた。
「日蓮なくば仏語既に絶えなん」とありますが、御本仏・日蓮大聖人の御言葉を絶対に嘘にしないというのが、創価学会の根本精神です。(同)
参考文献
〇…『永遠の経典「御書」に学ぶ』第1巻、「単衣抄」(聖教新聞社)
智恵と勇気を開く鍵だ。
諦めを叩き出す挑戦だ。
「現状を変えてみせる」と
強く深き大確信で!
生死一大事血脈抄 P1337
『総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり、若し然らば広宣流布の大願も叶うべき者か』
【通解】
総じて、日蓮の弟子・檀那らが、「自分と他人」「あちらとこちら」と差別する心がなく、水と魚のような(一体の)思いになって、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えたてまつる、そこにこそ生死一大事の血脈があるのである。
しかも今、日蓮が弘めていることの肝要は、このことなのである。もし、この通りに実践するならば、広宣流布の大願も叶うにちがいない。
〈寸鉄〉 2018年6月22日
人を育てるには君自身が戦い立派になることだ—戸田先生。共に成長勝利
「奄美の日」。民衆が輝く模範の理想郷がここに。歓喜の拡大へ勇躍前進!
健康な高齢者の9割が毎日、家族や友人と会話と。幸の軌道歩む多宝会こそ
ゲーム含むネット依存の中高生52万人。社会全体で対策を。若き命を守れ
各地で大雨。土砂災害、河川氾濫に警戒。危険箇所に近づくな。声掛けを
☆6月度座談会拝読御書 単衣抄
仏法の魂は民衆救済の実践に
御自身の大闘争で経文の正しさを証明
◇本抄について
「単衣抄」は、建治元年(1275年)8月、日蓮大聖人が54歳の時、身延でしたためられた御消息です。
対告衆は不明ですが、南条家ゆかりの夫妻に宛てられたものと考えられています。
本抄では、はじめに単衣(裏地のない着物)1枚の御供養を頂いたことへの御礼を述べられた後、大聖人が立宗の時から今年54歳に至るまで、二十余年の間、斬首されようとしたり、2度も流罪に処せられたりするなどの大難に遭われてきたことを述べられています。
また、仏法の上から、大聖人の戦いには天台大師・伝教大師も及ばないと言われています。
大聖人の闘争は、法華経の「如来(=釈尊)の現に在すすら猶怨嫉多し」(法華経362ページ)などの経文を身をもって証明したものであり、大聖人が出現されなかったならば、仏の言葉も、"法華経は真実である"と述べた"多宝如来の証明"も虚妄となったと仰せです。
さらに大聖人に衣を供養することは、法華経の六万九千三百八十四の文字の一つ一つの仏に供養することであり、その仏が、夫妻を「わが檀那である」と言って守ると仰せです。
その供養の功徳は今世だけでなく、死後にまで及ぶことを示され、本抄を結ばれています。
◇拝読御文
『日蓮・日本国に出現せずば如来の金言も虚くなり・多宝の証明も・なにかせん・十方の諸仏の御語も妄語となりなん、仏滅後二千二百二十余年・月氏・漢土・日本に一切世間多怨難信の人なし、日蓮なくば仏語既に絶えなん』
◇法華経の身読
御書を拝すると、日蓮大聖人は御自身が受けられた難について「少少の難は・かずしらず大事の難・四度なり」(御書200ページ)と言われています。"四度の大事の難"とは、�松葉ケ谷の法難、�伊豆流罪、�小松原の法難、�竜の口の法難・佐渡流罪の四つです。
大聖人は権力によって2度にわたり流罪に処せられたほか、斬罪や襲撃などの命に及ぶ難を受け、また、あらゆる階層の人々から憎まれ、悪口を浴びせられたのです。
法華経には、末法の法華経の行者に対して三類の強敵が現われ、「刀杖瓦石」(刀や杖で打たれ、土くれや石を投げつけられる)、「数数見擯出」(権力によって何度も追放される)、「悪口罵詈」(悪口を言われ、罵られる)などの難を受けると説かれています。
大聖人の遭われた難の様相は、まさにこれら法華経の文と一致しています。すなわち、大聖人が身をもって法華経を読まれていることを如実に示しているのです。このことを"法華経の身読"といいます。
大聖人による法華経身読は、大聖人が末法の法華経の行者であることを、事実と経文の一致をもって証明する実践でした。
◇世界広宣流布
法華経に「我(=釈尊)滅度して後、後の五百歳の中、閻浮提に広宣流布して、断絶して悪魔・魔民・諸天・竜・夜叉・鳩槃荼等に其の便を得しむること無かれ」(法華経601ページ)と説かれています。この経文は、「後の五百歳」すなわち末法に妙法が全世界(一閻浮提)に広宣流布していくことを予言したものです。
日蓮大聖人は、この法華経の予言通り、命に及ぶ幾多の大難を忍ばれて、法華経の真髄である南無妙法蓮華経の大法を弘通されました。
「大願とは法華弘通なり」(御書736ページ)と示されている通り、まさに広宣流布こそ大聖人の大誓願であり根本精神です。
大聖人は、南無妙法蓮華経の大仏法が日本だけではなく全世界に広宣流布していくことを次のように説かれています。
「法華経の肝心たる南無妙法蓮華経の大白法の一閻浮提の内・八万の国あり其の国国に八万の王あり王王ごとに臣下並びに万民までも今日本国に弥陀称名を四衆の口口に唱うるがごとく広宣流布せさせ給うべきなり」(同258ページ)
この大聖人の御精神を受け継いで、世界に妙法を弘通し、広宣流布を進めてきた和合僧(=仏法実践者の集い)が創価学会です。
創価学会が大聖人の御精神を正しく継承する和合僧であるからこそ、世界中に妙法を弘め、大聖人が願われた世界広宣流布を現実のものとすることができたのです。
◇身延での御生活
日蓮大聖人は、文永11年(1274年)5月に身延に入られました。
大聖人は本抄で、身延における当時の御生活を次のようにつづられています。
「蘇武が幽閉された時のように雪を食として命を継ぎ、李陵のように簑を着て世を過ごしています。山林に入って木の実のない時は、空腹のまま2、3日を過ごします。鹿の皮が破れれば、裸のまま3、4月も過ごしました」(御書1514ページ、通解)
蘇武や李陵は、中国の古代の武将です。彼らのように、雪を食べ、簑を着、小さな庵室で大聖人は広宣流布の指揮を執っておられました。
食べるものも十分になく、味噌や塩も足りない中です。大聖人自ら木の実を集め、芹を摘み、薪を取るなど炊事の用もされたと伝えられています。衣も、自然死した鹿の皮を着ておられたといいます。
こうして衣食住ともに大変に厳しい状況下にあった大聖人の御生活を支えたのが、多くの門下の真心の御供養でした。
大聖人は御入滅の直前まで、8年間以上を身延で過ごされます。大聖人は身延において「撰時抄」「報恩抄」を著されるなど、末法のあらゆる人々を救う仏法の確立へ、その歩みを進められました。
★池田先生の指針から 真心に真心で応えられた大聖人
まだ面識のない信徒の夫妻から、一枚の「単衣」が届けられました。(中略)
大聖人は、夫妻の使いの者が帰途につくまでの、わずかな時間を使われたのかもしれません。自ら筆をとり、御礼の返書をしたためてくださった。それが本抄です。
この御手紙をいただいた夫妻の名前は分かりません。(中略)しかし、本抄の内容から、夫妻で地道に信心を貫いていたことが分かります。
無名の人こそ大切なのです。地道な信心即生活にこそ仏法の真髄が光っているのです。大聖人は、この夫妻の「真心」に「真心」で応えられました。その御心が、御手紙から、ひしひしと伝わってきます。その大聖人の御心を、かみしめていただきたいのです。
"あなたの真心は、必ず諸仏に通じていますよ""成仏は間違いありませんよ"と激励される大聖人の御慈愛が御手紙に、にじみ出ています。単衣の衣は、大聖人にとって、衣であって衣ではなかった。門下の心であり、命であったのです。(『永遠の経典「御書」に学ぶ』第1巻)
◇ ◆ ◇
「我ありて、仏法あり」。日蓮大聖人の大確信です。大聖人が一身に大難を受けきってくださったからこそ、仏の言葉は「真実」になったのです。
「仏法は真実なり」と証明するために、大聖人は自ら魔を駆り出して戦われたのです。
その大闘争がなければ、どんな立派な経典も、結局は、ただの本にすぎません。どんな深遠な経文も、ただの言葉にすぎません。
その言葉に、命を吹き込んでこそ仏法です。本当の宗教です。
今年も「四月二日」を迎えました。永遠に忘れ得ぬ我が恩師・戸田城聖先生の一生は、日蓮大聖人の御金言を虚妄にしないための一生であられた。
七百年間、言葉だけだった「広宣流布」を事実のうえで証明した一生であられた。
「日蓮なくば仏語既に絶えなん」とありますが、御本仏・日蓮大聖人の御言葉を絶対に嘘にしないというのが、創価学会の根本精神です。(同)
参考文献
〇…『永遠の経典「御書」に学ぶ』第1巻、「単衣抄」(聖教新聞社)
2018年6月21日木曜日
2018.06.21 わが友に贈る
会場提供の皆さま
いつもありがとう!
その福徳は無量無辺!
ご一家の健康と長寿
幸福と勝利を祈る。
兄弟抄 P1083
『各各随分に法華経を信ぜられつるゆへに過去の重罪をせめいだし給いて候、たとへばくろがねをよくよくきたへばきずのあらわるるがごとし、石はやけばはいとなる金はやけば真金となる』
【通解】
各々(池上兄弟)は、随分と法華経を信ぜられたために、現世において、過去世の重罪を招き出した。譬えてみれば、鉄をよくよく鍛えると、その疵が顕れるようなものである。石は焼けば灰となるが、金は焼けば(不純物が取り除かれて)真金となる。
〈寸鉄〉 2018年6月21日
『新・人間革命』第30巻の上巻が発刊。さあ正義の対話を!師の闘魂に学び
九州が地涌の拡大月間を力走。広布前進は我らの手で!燃える先駆の誇り
皆に功徳を受けさせたいから私は戦う—戸田先生これ幹部の心。祈り深く
大阪北部地震、引き続き余震に注意。家具の転倒防止、自助の備え等確認
世界の核弾頭1万4千発超。減少ペース遅く。市民社会の声更に強く廃絶へ
☆池田先生の指導・励ましから 第5回 宿命転換—負けない自分をつくる
連載「世界宗教の仏法を学ぶ」では、池田先生の指導や励ましを教学のテーマ別に掲載。併せて、それらに関する仏法用語や日蓮大聖人の御書などを紹介します。第5回のテーマは「宿命転換」です。
小説「新・人間革命」第13巻「楽土」の章
【あらすじ】1961年(昭和36年)12月、沖縄・名護の地区担当員・岸山富士子は、火災で2人の娘を亡くす。その報告を聞いた山本伸一会長は、自身の思いを沖縄の幹部に語っていく。
◇
「岸山さんは、さぞかし辛いだろう。悔しいだろう。胸が痛みます」
伸一の目には、涙さえにじんでいた。
「私たち凡夫には、自分が、どんな宿業をもっているかわかりません。大聖人は、御自身が大難に遭ったことについて、過去の『謗法の重罪』によると仰せです。
ましてや私たちは、過去遠遠劫以来、いかに多くの重罪を犯してきたか計り知れない。そして、大聖人は、本来なら、その罪の報いを未来永遠にわたって一つずつ受けるべきところを、法華経の敵を強く責めたので、大難となって一時に集まり起こったのだと言われている。
それは、今世で成仏するためです。しかも、その難は、仏法の功徳の力によって、過去の重罪の報いを現世で軽く受けているのだと、断言なされている。これが、転重軽受ということです。
つまり、信心をして苦しみを受けるということは、一生成仏への道を進んでいる証拠です。それは、絶対に間違いない。
岸山さんは、地区担当員として、名護の広宣流布に決然と立ち上がったから、過去世の罪障が一気に出て来たんです。信心の旗を掲げ持ったがゆえに、魔も激しく競い起こった。彼女が倒れれば、名護の広宣流布は大きく後退するからです。仏法の視座に立って考えるならば、大苦悩を受ける意味も、明らかになります」
◇ ◆ ◇
「娘さんたちは御本尊に巡り合い、お題目も唱え、広宣流布のためのお母さんの活動に協力して亡くなった。それは、三世の生命観に立つならば、今世で罪障を消滅し、永遠の幸福の軌道に入るために、生まれて来たということなんです。来世は、必ず、幸せになって生まれてきます。
大聖人は『無一不成仏と申して南無妙法蓮華経を只一度申せる人・一人として仏にならざるはなし』(御書1573ページ)と仰せです。
岸山さんが、さらに強盛な信心を貫き通していくならば、いつか、きっと、心の底から"そうなんだ!"と、確信できる日がきます。
人間は苦悩を離れて生きることはできない。人は病気もするし、老いもする。そして、遅かれ早かれ、いつか、誰もが死を迎える。
病気が治る。事業が成功するといったことも、信心の力であり、功徳ですが、まだまだ小さな利益です。本当の大功徳は、どんな大苦悩に直面しても、決して負けない自分自身をつくり、何があっても、揺るがない大境涯を築いていけるということなんです。それが、絶対的な幸福境涯です。
もし、岸山さんが、今回の問題を乗り越えていったら、どんなに大きな苦しみを抱えた人にも、勇気を与えることができるでしょう。万人を奮い立たせる力をもつことになるでしょう。大変な宿命を背負っているということは、同時に大使命を担っていることになる。
どうか、『負けるな。断じて、負けるな。あなたが元気であり続けることが、信心の力の証明です』と伝えてください。私も、日々、真剣にお子さんの追善の唱題をしていきます」
◇理解を深めるために
●罪業も霜露のように消える
日蓮大聖人の仏法は、今世における「宿命の転換」を説きます。
大聖人は「佐渡御書」の中で、御自身が大難を受けているのは、仏教で一般に言われている通常の因果によるものではなく、過去において法華経を誹謗した故であると述べられています(御書960ページ)。
これは万人成仏、人間尊敬を説いた正法である法華経を誹謗すること、すなわち謗法こそが根本的罪業であり、あらゆる悪業を生む根源的な悪であるということを教えられているのです。
この正法に対する、不信・謗法という根本的な悪業を、正法を信じ、守り、弘めていくという実践によって、今世のうちに転換していくのが、大聖人の仏法における宿命転換です。そして、その核心こそ南無妙法蓮華経の題目なのです。
大聖人は「衆罪は霜露の如く 慧日は能く消除す」(法華経724ページ)という、普賢経の文を引き、自身の生命に降り積もった罪障も、南無妙法蓮華経の題目の慧日(智慧の太陽)にあえば、たちまちのうちに消し去ることができると言われています(御書786ページ)。
御本尊を信受して、自行化他にわたる唱題に励み、自分自身の胸中に太陽のような仏界の生命が現れれば、さまざまな罪業も霜露のように消えていくのです。
◇日蓮大聖人の御書から 「転重軽受法門」について
●苦難をはね返す真髄の力
日蓮大聖人は「転重軽受法門」で、「先業の重き今生につきずして未来に地獄の苦を受くべきが今生にかかる重苦に値い候へば地獄の苦みぱっときへて」(御書1000ページ)と仰せです。
私たちは信心に励んでいても、人生の苦難や試練に直面することがあります。また、広布のために戦う中で、それを妨げようとする障魔が競い起こり、難にあうことがあります。
大聖人は、このような苦難に出あって宿命転換できるのは、むしろ「転重軽受」の功徳であると教えられています。
転重軽受とは、「重きを転じて軽く受く」と読みます。過去世の重い罪業によって、今世だけでなく、未来世にわたって、重い苦しみの報いを受けていかなくてはならないところを、現世に正法を信じ、弘めると、その実践の功徳力によって重罪の報いを一時に軽く受けて、罪業を全て消滅させていくことができるのです。
池田先生は、つづられています。
「『転重軽受』は、苦難をはね返す真髄の力を明かした希望の法理だ。太陽が昇れば、闇は消え去る。強盛なる信心を貫く中で、苦悩が『ぱっ』と消える時が必ずある。一番、自らを悩ませる難問が、一番、境涯を躍進させゆく転機となるのだ」
いつもありがとう!
その福徳は無量無辺!
ご一家の健康と長寿
幸福と勝利を祈る。
兄弟抄 P1083
『各各随分に法華経を信ぜられつるゆへに過去の重罪をせめいだし給いて候、たとへばくろがねをよくよくきたへばきずのあらわるるがごとし、石はやけばはいとなる金はやけば真金となる』
【通解】
各々(池上兄弟)は、随分と法華経を信ぜられたために、現世において、過去世の重罪を招き出した。譬えてみれば、鉄をよくよく鍛えると、その疵が顕れるようなものである。石は焼けば灰となるが、金は焼けば(不純物が取り除かれて)真金となる。
〈寸鉄〉 2018年6月21日
『新・人間革命』第30巻の上巻が発刊。さあ正義の対話を!師の闘魂に学び
九州が地涌の拡大月間を力走。広布前進は我らの手で!燃える先駆の誇り
皆に功徳を受けさせたいから私は戦う—戸田先生これ幹部の心。祈り深く
大阪北部地震、引き続き余震に注意。家具の転倒防止、自助の備え等確認
世界の核弾頭1万4千発超。減少ペース遅く。市民社会の声更に強く廃絶へ
☆池田先生の指導・励ましから 第5回 宿命転換—負けない自分をつくる
連載「世界宗教の仏法を学ぶ」では、池田先生の指導や励ましを教学のテーマ別に掲載。併せて、それらに関する仏法用語や日蓮大聖人の御書などを紹介します。第5回のテーマは「宿命転換」です。
小説「新・人間革命」第13巻「楽土」の章
【あらすじ】1961年(昭和36年)12月、沖縄・名護の地区担当員・岸山富士子は、火災で2人の娘を亡くす。その報告を聞いた山本伸一会長は、自身の思いを沖縄の幹部に語っていく。
◇
「岸山さんは、さぞかし辛いだろう。悔しいだろう。胸が痛みます」
伸一の目には、涙さえにじんでいた。
「私たち凡夫には、自分が、どんな宿業をもっているかわかりません。大聖人は、御自身が大難に遭ったことについて、過去の『謗法の重罪』によると仰せです。
ましてや私たちは、過去遠遠劫以来、いかに多くの重罪を犯してきたか計り知れない。そして、大聖人は、本来なら、その罪の報いを未来永遠にわたって一つずつ受けるべきところを、法華経の敵を強く責めたので、大難となって一時に集まり起こったのだと言われている。
それは、今世で成仏するためです。しかも、その難は、仏法の功徳の力によって、過去の重罪の報いを現世で軽く受けているのだと、断言なされている。これが、転重軽受ということです。
つまり、信心をして苦しみを受けるということは、一生成仏への道を進んでいる証拠です。それは、絶対に間違いない。
岸山さんは、地区担当員として、名護の広宣流布に決然と立ち上がったから、過去世の罪障が一気に出て来たんです。信心の旗を掲げ持ったがゆえに、魔も激しく競い起こった。彼女が倒れれば、名護の広宣流布は大きく後退するからです。仏法の視座に立って考えるならば、大苦悩を受ける意味も、明らかになります」
◇ ◆ ◇
「娘さんたちは御本尊に巡り合い、お題目も唱え、広宣流布のためのお母さんの活動に協力して亡くなった。それは、三世の生命観に立つならば、今世で罪障を消滅し、永遠の幸福の軌道に入るために、生まれて来たということなんです。来世は、必ず、幸せになって生まれてきます。
大聖人は『無一不成仏と申して南無妙法蓮華経を只一度申せる人・一人として仏にならざるはなし』(御書1573ページ)と仰せです。
岸山さんが、さらに強盛な信心を貫き通していくならば、いつか、きっと、心の底から"そうなんだ!"と、確信できる日がきます。
人間は苦悩を離れて生きることはできない。人は病気もするし、老いもする。そして、遅かれ早かれ、いつか、誰もが死を迎える。
病気が治る。事業が成功するといったことも、信心の力であり、功徳ですが、まだまだ小さな利益です。本当の大功徳は、どんな大苦悩に直面しても、決して負けない自分自身をつくり、何があっても、揺るがない大境涯を築いていけるということなんです。それが、絶対的な幸福境涯です。
もし、岸山さんが、今回の問題を乗り越えていったら、どんなに大きな苦しみを抱えた人にも、勇気を与えることができるでしょう。万人を奮い立たせる力をもつことになるでしょう。大変な宿命を背負っているということは、同時に大使命を担っていることになる。
どうか、『負けるな。断じて、負けるな。あなたが元気であり続けることが、信心の力の証明です』と伝えてください。私も、日々、真剣にお子さんの追善の唱題をしていきます」
◇理解を深めるために
●罪業も霜露のように消える
日蓮大聖人の仏法は、今世における「宿命の転換」を説きます。
大聖人は「佐渡御書」の中で、御自身が大難を受けているのは、仏教で一般に言われている通常の因果によるものではなく、過去において法華経を誹謗した故であると述べられています(御書960ページ)。
これは万人成仏、人間尊敬を説いた正法である法華経を誹謗すること、すなわち謗法こそが根本的罪業であり、あらゆる悪業を生む根源的な悪であるということを教えられているのです。
この正法に対する、不信・謗法という根本的な悪業を、正法を信じ、守り、弘めていくという実践によって、今世のうちに転換していくのが、大聖人の仏法における宿命転換です。そして、その核心こそ南無妙法蓮華経の題目なのです。
大聖人は「衆罪は霜露の如く 慧日は能く消除す」(法華経724ページ)という、普賢経の文を引き、自身の生命に降り積もった罪障も、南無妙法蓮華経の題目の慧日(智慧の太陽)にあえば、たちまちのうちに消し去ることができると言われています(御書786ページ)。
御本尊を信受して、自行化他にわたる唱題に励み、自分自身の胸中に太陽のような仏界の生命が現れれば、さまざまな罪業も霜露のように消えていくのです。
◇日蓮大聖人の御書から 「転重軽受法門」について
●苦難をはね返す真髄の力
日蓮大聖人は「転重軽受法門」で、「先業の重き今生につきずして未来に地獄の苦を受くべきが今生にかかる重苦に値い候へば地獄の苦みぱっときへて」(御書1000ページ)と仰せです。
私たちは信心に励んでいても、人生の苦難や試練に直面することがあります。また、広布のために戦う中で、それを妨げようとする障魔が競い起こり、難にあうことがあります。
大聖人は、このような苦難に出あって宿命転換できるのは、むしろ「転重軽受」の功徳であると教えられています。
転重軽受とは、「重きを転じて軽く受く」と読みます。過去世の重い罪業によって、今世だけでなく、未来世にわたって、重い苦しみの報いを受けていかなくてはならないところを、現世に正法を信じ、弘めると、その実践の功徳力によって重罪の報いを一時に軽く受けて、罪業を全て消滅させていくことができるのです。
池田先生は、つづられています。
「『転重軽受』は、苦難をはね返す真髄の力を明かした希望の法理だ。太陽が昇れば、闇は消え去る。強盛なる信心を貫く中で、苦悩が『ぱっ』と消える時が必ずある。一番、自らを悩ませる難問が、一番、境涯を躍進させゆく転機となるのだ」
2018年6月20日水曜日
2018.06.19 わが友に贈る
自分だけの幸福も
他人だけの不幸もない。
仏法は平和建設の礎だ。
自他共に喜びゆく
共生の社会を築こう!
祈祷抄 P1345
『天は必ず戒を持ち善を修する者を守る』
【通解】
天は必ず戒を持ち善事を行う者を守る。
〈寸鉄〉 2018年6月20日
列島で座談会。皆が「来てよかった」という歓喜の集いに。入念な準備が鍵
個人指導は持続が重要。友が悩みを克服するまで祈り励ましを!粘り強く
「行学の二道をはげみ候べし」御書。実践の教学が我らの誇り。勇み語ろう
「仏法は生活法」牧口先生。地道な振る舞いで信頼広げよ。身近な所から
世界難民の日。子どもの教育確保を急げ。希望灯す取り組みを国際社会で
☆御書と歩む� 第23回 「創価の父」を御本仏も賛嘆
『竜の口にて頸切られんとせし時にも殿は馬の口に付いて足歩赤足にて泣き悲み給いし事実にならば腹きらんとの気色なりしをば・いつの世にか思い忘るべき』(四条金吾殿御返事、1193ページ)
◇通解
竜の口で私(日蓮大聖人)の頸が切られようとした時に、あなたは馬の口にとりすがり、はだしで供をし、泣き悲しまれた。そして、私が頸を切られることが現実となってしまうならば、自分の腹を切ろうとの様子であったことを、いかなる世にも思い忘れることができようか。
◇同志への指針
丈夫の真価は、いざという時に現れる。身命を賭して日蓮大聖人にお供した四条金吾は、創価の壮年の鑑だ。
いずこにも、厳しき圧迫や苦難を越えて信頼を勝ち開く黄金柱の奮闘が光る。御本仏は全て御照覧であろう。
会館厳護の王城会の宝友にも感謝は尽きない。
創価の父たちよ、「師子王の心」で、共に凱歌の人生を飾ろうではないか!
☆世界広布新時代第35回本部幹部会 関東総会から 活動体験 千葉 朝倉禎史柏総県総合長
◇36歳で医師免許を取得 2人の子も医療の道に
◇信心根本に勝利の人生開く
一、私はいわゆる"学会3世"です。小学生までは、"転勤族"だった父の仕事の影響で、数年ごとに転校を繰り返していました。
1973年4月、小学5年生の時に住んでいた東京・大田区では、池田先生との記念撮影会に参加する機会に恵まれました。
その数日前、担当のお兄さんが、参加者で提出する少年部員カードを、わが家に持ってきました。「将来の志望」の欄に、私は「医師」と書きました。とはいえ、当時は、それほど真剣には考えていませんでした。大学卒業後は、予備校の講師になりました。
働き始めて約1カ月後の早朝、突然、息苦しくなり、そのまま意識を失いました。気が付いた時は病院のベッドの上。倒れてから何日も経過していました。病名は「急性気管支ぜんそくの重積発作」。5分以上の心肺停止に陥り、まさに生死の境を、さまよいました。
"家族や同志の祈りに守られた"と心から感じた私は、それからは男子部の活動にも、折伏にも全力で挑戦しました。当時、対話していたある友人は、会館に来るだけで体調が悪くなるほど、学会に拒絶反応を示していましたが、諦めずに祈り、対話を続けました。
350万遍の題目をあげ抜いた時、彼女の方から「信心をやってみる」と言ってくれ、ついに入会に導くことができました(拍手)。その女性は今では分県婦人部長を務め、さらに私の妻も"兼任"しています(笑い)。
妻とは89年に結婚し、その翌年には長男が誕生しました。
仕事に活動に張り切っていたところ、再び重篤な発作に襲われました。幸いにも再び一命を取り留めることができましたが、乳児を抱える妻を不安にさせた申し訳なさとともに、助かった命の使い方を決めたいと御本尊に向かいました。すると、脳裏に、あの小学生の時の先生への誓いがよみがえりました。
思い切って妻に打ち明けたところ、「夢があるなら応援する」と後押しをしてくれ、28歳で医学部受験への挑戦を開始しました。
必ず1年で結果を出すと決め、猛勉強を開始。学会活動にも、一歩も引かずに取り組みました。誓いと祈りと執念、予備校講師としての受験ノウハウ、全てがかみ合い、目標通り、1年で医学部に合格することができました(拍手)。
しかし、それから6年間の学生生活が大変でした。実習などもあるため、アルバイトすら満足にできず、蓄えていた貯金も底をつきました。
生活に見合った家賃で、かつ男子部の会合に使える広さの住まいを探して8度も引っ越しを繰り返し、あるアパートでは雨もりにも悩まされました。それでも愚痴を言わず、明るく支えてくれた妻には本当に感謝しています。
組織でも部長、本部長、圏男子部長を、全てやり抜き、36歳の時、晴れて医師免許を取得することができました(拍手)。
一、医師となってからも信心根本の姿勢を貫こうと、皆が深夜まで大学に残るのを尻目に研究を切り上げ、学会活動に向かいました。仕事も活動も一切、手を抜かずに取り組むと腹を決めると、手掛けた研究でも不思議と守られ、同期の中で最も早く医学博士号を取得することができました(拍手)。
診察の現場でも、インフォームドコンセント——患者さんへの十分な説明と同意が求められる場面で、多くの医師がコミュニケーションに四苦八苦している中、学会活動で身に付けた同苦の実践が大いに役立っています。
青年部時代は、創価班でも戦わせていただきました。2001年9月、池田先生が出席された「第1回千葉青年部総会」に壇上役員として任務に就かせていただいたことは生涯の原点となっています。
実は、この前日の役員会で、先生の体調が優れないことを伺いました。役員として会合を成功させたい思いと、医師として先生のお体を心配する思いが交錯し、複雑な思いで当日を迎えました。ところが、壇上の先生は体調のことなど全く感じさせない気迫で、アメリカの同時多発テロ直後で動揺する世界の同志に向けて、師子吼されました。
「平和を願うならば、平和の準備をせよ! すなわち、断固として広宣流布せよ!」と。先生の平和への闘争心に触れ、生涯、先生に続こうと誓いました。
壮年部に移行してからも、ブロック長、地区部長、支部長と、不規則な仕事をやり繰りし、頂いた使命に全身全霊で臨んできました。総県長を経て、総合長となった今も、病気で悩む友がいると聞けば、訪問・激励に向かい、「抜苦与楽」こそわが使命と、一人への励ましに徹しています。
一、本年は、池田先生が柏文化会館を訪問されてから30周年。この佳節を勝利の実証で飾ろうと柏総県の同志は総立ちとなって戦い、この関東総会に向けた戦いでも、総県でブロック1の拡大を達成。私自身も本尊流布を達成して、本日を迎えることができました(拍手)。
私が医学生だった頃、机を並べて小学校の宿題をしていた息子も、学ぶこと、挑戦することの喜びを感じ取ってくれたのか、自ら医師を志し、現在は埼玉の大学病院で若手医師として奮闘しています。
女子地区リーダーの娘も、兄に続き、現在は医学部6年生。2人とも広布の庭で育ってくれたことが、何よりの喜びです。
明年には、地元に待望の我孫子文化会館が完成します。この建設のつち音に合わせ、同志と共に、人生の幸福と、地域広布の盤石な基盤を必ずや築いていく決意です(拍手)。
他人だけの不幸もない。
仏法は平和建設の礎だ。
自他共に喜びゆく
共生の社会を築こう!
祈祷抄 P1345
『天は必ず戒を持ち善を修する者を守る』
【通解】
天は必ず戒を持ち善事を行う者を守る。
〈寸鉄〉 2018年6月20日
列島で座談会。皆が「来てよかった」という歓喜の集いに。入念な準備が鍵
個人指導は持続が重要。友が悩みを克服するまで祈り励ましを!粘り強く
「行学の二道をはげみ候べし」御書。実践の教学が我らの誇り。勇み語ろう
「仏法は生活法」牧口先生。地道な振る舞いで信頼広げよ。身近な所から
世界難民の日。子どもの教育確保を急げ。希望灯す取り組みを国際社会で
☆御書と歩む� 第23回 「創価の父」を御本仏も賛嘆
『竜の口にて頸切られんとせし時にも殿は馬の口に付いて足歩赤足にて泣き悲み給いし事実にならば腹きらんとの気色なりしをば・いつの世にか思い忘るべき』(四条金吾殿御返事、1193ページ)
◇通解
竜の口で私(日蓮大聖人)の頸が切られようとした時に、あなたは馬の口にとりすがり、はだしで供をし、泣き悲しまれた。そして、私が頸を切られることが現実となってしまうならば、自分の腹を切ろうとの様子であったことを、いかなる世にも思い忘れることができようか。
◇同志への指針
丈夫の真価は、いざという時に現れる。身命を賭して日蓮大聖人にお供した四条金吾は、創価の壮年の鑑だ。
いずこにも、厳しき圧迫や苦難を越えて信頼を勝ち開く黄金柱の奮闘が光る。御本仏は全て御照覧であろう。
会館厳護の王城会の宝友にも感謝は尽きない。
創価の父たちよ、「師子王の心」で、共に凱歌の人生を飾ろうではないか!
☆世界広布新時代第35回本部幹部会 関東総会から 活動体験 千葉 朝倉禎史柏総県総合長
◇36歳で医師免許を取得 2人の子も医療の道に
◇信心根本に勝利の人生開く
一、私はいわゆる"学会3世"です。小学生までは、"転勤族"だった父の仕事の影響で、数年ごとに転校を繰り返していました。
1973年4月、小学5年生の時に住んでいた東京・大田区では、池田先生との記念撮影会に参加する機会に恵まれました。
その数日前、担当のお兄さんが、参加者で提出する少年部員カードを、わが家に持ってきました。「将来の志望」の欄に、私は「医師」と書きました。とはいえ、当時は、それほど真剣には考えていませんでした。大学卒業後は、予備校の講師になりました。
働き始めて約1カ月後の早朝、突然、息苦しくなり、そのまま意識を失いました。気が付いた時は病院のベッドの上。倒れてから何日も経過していました。病名は「急性気管支ぜんそくの重積発作」。5分以上の心肺停止に陥り、まさに生死の境を、さまよいました。
"家族や同志の祈りに守られた"と心から感じた私は、それからは男子部の活動にも、折伏にも全力で挑戦しました。当時、対話していたある友人は、会館に来るだけで体調が悪くなるほど、学会に拒絶反応を示していましたが、諦めずに祈り、対話を続けました。
350万遍の題目をあげ抜いた時、彼女の方から「信心をやってみる」と言ってくれ、ついに入会に導くことができました(拍手)。その女性は今では分県婦人部長を務め、さらに私の妻も"兼任"しています(笑い)。
妻とは89年に結婚し、その翌年には長男が誕生しました。
仕事に活動に張り切っていたところ、再び重篤な発作に襲われました。幸いにも再び一命を取り留めることができましたが、乳児を抱える妻を不安にさせた申し訳なさとともに、助かった命の使い方を決めたいと御本尊に向かいました。すると、脳裏に、あの小学生の時の先生への誓いがよみがえりました。
思い切って妻に打ち明けたところ、「夢があるなら応援する」と後押しをしてくれ、28歳で医学部受験への挑戦を開始しました。
必ず1年で結果を出すと決め、猛勉強を開始。学会活動にも、一歩も引かずに取り組みました。誓いと祈りと執念、予備校講師としての受験ノウハウ、全てがかみ合い、目標通り、1年で医学部に合格することができました(拍手)。
しかし、それから6年間の学生生活が大変でした。実習などもあるため、アルバイトすら満足にできず、蓄えていた貯金も底をつきました。
生活に見合った家賃で、かつ男子部の会合に使える広さの住まいを探して8度も引っ越しを繰り返し、あるアパートでは雨もりにも悩まされました。それでも愚痴を言わず、明るく支えてくれた妻には本当に感謝しています。
組織でも部長、本部長、圏男子部長を、全てやり抜き、36歳の時、晴れて医師免許を取得することができました(拍手)。
一、医師となってからも信心根本の姿勢を貫こうと、皆が深夜まで大学に残るのを尻目に研究を切り上げ、学会活動に向かいました。仕事も活動も一切、手を抜かずに取り組むと腹を決めると、手掛けた研究でも不思議と守られ、同期の中で最も早く医学博士号を取得することができました(拍手)。
診察の現場でも、インフォームドコンセント——患者さんへの十分な説明と同意が求められる場面で、多くの医師がコミュニケーションに四苦八苦している中、学会活動で身に付けた同苦の実践が大いに役立っています。
青年部時代は、創価班でも戦わせていただきました。2001年9月、池田先生が出席された「第1回千葉青年部総会」に壇上役員として任務に就かせていただいたことは生涯の原点となっています。
実は、この前日の役員会で、先生の体調が優れないことを伺いました。役員として会合を成功させたい思いと、医師として先生のお体を心配する思いが交錯し、複雑な思いで当日を迎えました。ところが、壇上の先生は体調のことなど全く感じさせない気迫で、アメリカの同時多発テロ直後で動揺する世界の同志に向けて、師子吼されました。
「平和を願うならば、平和の準備をせよ! すなわち、断固として広宣流布せよ!」と。先生の平和への闘争心に触れ、生涯、先生に続こうと誓いました。
壮年部に移行してからも、ブロック長、地区部長、支部長と、不規則な仕事をやり繰りし、頂いた使命に全身全霊で臨んできました。総県長を経て、総合長となった今も、病気で悩む友がいると聞けば、訪問・激励に向かい、「抜苦与楽」こそわが使命と、一人への励ましに徹しています。
一、本年は、池田先生が柏文化会館を訪問されてから30周年。この佳節を勝利の実証で飾ろうと柏総県の同志は総立ちとなって戦い、この関東総会に向けた戦いでも、総県でブロック1の拡大を達成。私自身も本尊流布を達成して、本日を迎えることができました(拍手)。
私が医学生だった頃、机を並べて小学校の宿題をしていた息子も、学ぶこと、挑戦することの喜びを感じ取ってくれたのか、自ら医師を志し、現在は埼玉の大学病院で若手医師として奮闘しています。
女子地区リーダーの娘も、兄に続き、現在は医学部6年生。2人とも広布の庭で育ってくれたことが、何よりの喜びです。
明年には、地元に待望の我孫子文化会館が完成します。この建設のつち音に合わせ、同志と共に、人生の幸福と、地域広布の盤石な基盤を必ずや築いていく決意です(拍手)。
2018年6月19日火曜日
2018.06.20 わが友に贈る
地震への注意怠らず
安全確認を万全に!
賢明に情報を収集し
高齢の方や周囲に
安心送る声掛けを!
諌暁八幡抄 P588
『法華経の第五に云く諸天昼夜に常に法の為の故に而も之を衛護す、経文の如くんば南無妙法蓮華経と申す人をば大梵天帝釈日月四天等昼夜に守護すべしと見えたり』
【通解】
法華経の第五の巻、安楽行品第十四に「諸天は昼夜に常に法のためのゆえに、これを衛護する」と説かれている。この経文のとおりであれば、南無妙法蓮華経と唱える人を大梵天・帝釈天・日月・四天等が昼夜にこれを守護されるのである。
〈寸鉄〉 2018年6月19日
各地で『新・人間革命』研鑽運動広がる。勝利の道指し示す人生の羅針盤
愛知女性勝利の日。堅塁の地に輝く模範の婦女の連帯。弾む勢いで対話へ
未入会家族の理解に感謝を。心の思いは声に出してこそ。幹部は大誠実で
アジア太平洋は島嶼など多く温暖化に"最弱"の地域と。国超えた対策急げ
高齢運転者の死亡事故、31%が操作ミス。焦らず油断せず無事故の日々を
☆四季の励まし きょう父の日 人生の勝利王たれ 2018年6月17日
社会的には、
どういう立場であれ、
父は父である。
父それ自体が偉大なのである。
父であるならば、
父としての責務と、
皆を守り包容していく
偉大な心であれ!
妻にも、子どもにも、
幸福と安穏を贈り、
人生の深き道を教えていくのが、
偉大な父としての使命である。
親は子どもにとって、
最も身近な人生の先輩ともいえる。
平凡であってよい。
地味であってもよい。
失敗があってよい。
しかし、
人間としての確かなる完成、
また虚栄ではない、
真実の栄光を見つめた
自らの生き方の軌跡を、
子どもに
示しゆける存在でありたい。
健気に広宣流布を
進めてくださっている女性に、
心から感謝し、
敬意を表しながら進む。
そして、女性を守り、
先頭に立って戦う。
男性は、そうした紳士でありたい。
「女性を大事に」
——これが創価学会の伝統である。
人生は航海の如し。
ゆえに、荒れ狂う怒濤を
ものともせぬ巌の如き信念で、
わが航路を切り開いていくことだ。
嵐になればなるほど、
「さあ来い」と
激しい闘志を燃え上がらせて、
雄渾の名指揮を執りゆくことだ。
その悪戦苦闘のなかでこそ、
常勝不敗の熟練の智慧が磨かれる。
そして、
勝利王の歴史が刻まれていくのだ。
ほとばしる清冽な流れ。ごう音を響かせながら、激しく水しぶきを上げていた。青森県十和田市の奥入瀬渓流にある「銚子大滝」。高さ7メートル、幅20メートルの威容を誇る。
1994年(平成6年)8月、池田大作先生が東北の同志と渓流を散策しながら、シャッターを切った。
かつて先生は、奥入瀬の滝を思いつつ、詩を詠んだ。
「滝の如く 激しく/滝の如く 撓まず/滝の如く 恐れず/滝の如く 朗らかに/滝の如く 堂々と/男は 王者の風格を持て」
きょう17日は「父の日」。家庭や社会に安心と信頼を広げながら、王者の風格で前進する父たちに、真心からの感謝とねぎらいの言葉を贈りたい。
安全確認を万全に!
賢明に情報を収集し
高齢の方や周囲に
安心送る声掛けを!
諌暁八幡抄 P588
『法華経の第五に云く諸天昼夜に常に法の為の故に而も之を衛護す、経文の如くんば南無妙法蓮華経と申す人をば大梵天帝釈日月四天等昼夜に守護すべしと見えたり』
【通解】
法華経の第五の巻、安楽行品第十四に「諸天は昼夜に常に法のためのゆえに、これを衛護する」と説かれている。この経文のとおりであれば、南無妙法蓮華経と唱える人を大梵天・帝釈天・日月・四天等が昼夜にこれを守護されるのである。
〈寸鉄〉 2018年6月19日
各地で『新・人間革命』研鑽運動広がる。勝利の道指し示す人生の羅針盤
愛知女性勝利の日。堅塁の地に輝く模範の婦女の連帯。弾む勢いで対話へ
未入会家族の理解に感謝を。心の思いは声に出してこそ。幹部は大誠実で
アジア太平洋は島嶼など多く温暖化に"最弱"の地域と。国超えた対策急げ
高齢運転者の死亡事故、31%が操作ミス。焦らず油断せず無事故の日々を
☆四季の励まし きょう父の日 人生の勝利王たれ 2018年6月17日
社会的には、
どういう立場であれ、
父は父である。
父それ自体が偉大なのである。
父であるならば、
父としての責務と、
皆を守り包容していく
偉大な心であれ!
妻にも、子どもにも、
幸福と安穏を贈り、
人生の深き道を教えていくのが、
偉大な父としての使命である。
親は子どもにとって、
最も身近な人生の先輩ともいえる。
平凡であってよい。
地味であってもよい。
失敗があってよい。
しかし、
人間としての確かなる完成、
また虚栄ではない、
真実の栄光を見つめた
自らの生き方の軌跡を、
子どもに
示しゆける存在でありたい。
健気に広宣流布を
進めてくださっている女性に、
心から感謝し、
敬意を表しながら進む。
そして、女性を守り、
先頭に立って戦う。
男性は、そうした紳士でありたい。
「女性を大事に」
——これが創価学会の伝統である。
人生は航海の如し。
ゆえに、荒れ狂う怒濤を
ものともせぬ巌の如き信念で、
わが航路を切り開いていくことだ。
嵐になればなるほど、
「さあ来い」と
激しい闘志を燃え上がらせて、
雄渾の名指揮を執りゆくことだ。
その悪戦苦闘のなかでこそ、
常勝不敗の熟練の智慧が磨かれる。
そして、
勝利王の歴史が刻まれていくのだ。
ほとばしる清冽な流れ。ごう音を響かせながら、激しく水しぶきを上げていた。青森県十和田市の奥入瀬渓流にある「銚子大滝」。高さ7メートル、幅20メートルの威容を誇る。
1994年(平成6年)8月、池田大作先生が東北の同志と渓流を散策しながら、シャッターを切った。
かつて先生は、奥入瀬の滝を思いつつ、詩を詠んだ。
「滝の如く 激しく/滝の如く 撓まず/滝の如く 恐れず/滝の如く 朗らかに/滝の如く 堂々と/男は 王者の風格を持て」
きょう17日は「父の日」。家庭や社会に安心と信頼を広げながら、王者の風格で前進する父たちに、真心からの感謝とねぎらいの言葉を贈りたい。
2018年6月18日月曜日
2018.06.18 わが友に贈る
◇今週のことば
地涌の学徒の声こそ
時代を動かす力なり。
わが男女学生部よ
勇気凛々と広布に走れ!
平和の連帯を広げゆけ!
2018年6月18日
下山御消息 P349
『余法華経の第五の巻の勧持品を拝見したてまつれば末代に入りて法華経の大怨敵三類あるべし其の第三の強敵は此の者かと見畢んぬ、便宜あらば国敵をせめて彼れが大慢を倒して仏法の威験をあらはさんと思う』
【通解】
私が法華経第五の巻の勧持品を拝見するに、末法に入って法華経の大怨敵である三類の強敵が必ず現れるであろうとあるが、その中の第三の強敵・僣聖増上慢こそは、この者(極楽寺良観)であると見定めたのである。折あらば、この国敵を責めて、その大慢の心を倒して、仏法の威力を現そうと思っていた。
〈寸鉄〉 2018年6月18日
会長は対話の力で西洋と東洋結んだ—総長。人類融和の大闘争に続く誉れ
任用試験、12万人が受験。民衆の哲学運動は仏法史に燦たり。時代の大光と
北海道婦人部の日。地域に希望の励まし!太陽の連帯ありて三代城は盤石
幹部に新鮮な息吹がなくなると組織は弱く—戸田先生。率先の拡大に挑戦
孤立した高齢者ほど死亡や介護のリスク高いと。声掛け等、近隣の絆強く
☆世界広布新時代第35回本部幹部会で紹介された池田先生の指針
「黄金の日々」を勝ち取れ!
広布は「一人」から始まる
永遠に輝く「今生人界の思出」を
学会は「日蓮と同意」の団体
究極の幸福の軌道を邁進」
「世界広布新時代第35回本部幹部会」(2日、千葉の船橋池田講堂)の席上、1997年1月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。行学の二道に励む友への指針として掲載する。
一、思えば牧口先生は、昇りゆく旭日のような勢いで、「価値創造」の青春を生き抜かれた。そして真っ赤な太陽が黄金の光を放ちゆくように、荘厳な人生の総仕上げを飾られた。
素晴らしき夕日は、素晴らしき明日を約束する。西空を黄金に染めて沈む夕日は、明日の晴天を約束する。同じように今世の偉大なる安祥の「死」は、「永遠の幸福」を約束する。
悔いなく広宣流布に生ききった一生は、三世永遠に仏界の大境涯へと輝きわたっていく。
ゆえに「一生成仏」の大道を進め! 今世を広宣流布に生き抜け! そう日蓮大聖人は、厳しく教えられているのである。
◇「毅然たる信心」で
一、戸田先生は、大確信をもって語られた。
「大聖人のおことばを信じて、この(法華経の)鏡に照らしてみるならば、(牧口)先生は法華経流布の国のなかの、もっとも徳清らかな王家に、王子として再誕せらるべきこと、堅く信じられるべきで、先生の死後の幸福は、吾人(=私)に何千、何万倍のことか、ただただ、おしあわせをことほぐ(=祝福する)ばかりである」と。
生命が存在する天体にしても、この地球だけではない。数多く存在するとされる。そこには、多くの「法華経流布の国」があると考えられる。
ゆえに戸田先生は、御書に照らし、法華経に照らして明言された。
——牧口先生は素晴らしき「法華経流布の国」の、素晴らしき王家に、王子としてお生まれになられることだろう。それほど牧口先生の幸福は計り知れない。われわれの何千何万倍である、と。
一、牧口先生、戸田先生に連なる学会員も、この一生を広宣流布に生ききったとき、皆、こうした永遠の勝利と栄光に包まれゆくことは、絶対に間違いない。ゆえに、負けてはならない。何があろうと「毅然たる信心」を貫くことである。
御書に「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」(1143ページ)とある。
また、「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき」(467ページ)と。
はかない、夢のような一生である。「一生はゆめの上・明日をごせず」(1163ページ)である。明日がどうなるかさえ、だれもわからない。いわんや永遠はわからない。
いかなる富も地位も名声も、はかなき夢のごときものである。死後に持って行けるわけでもない。そのなかで、私どもは永遠の妙法を唱え、弘め、広宣流布に命を燃焼させている。これ以上の崇高な生き方はない。学会活動にこそ、人生の無上道がある。
◇太陽はわが胸中に
一、また、大宇宙の一切は、「南無妙法蓮華経」の力用である。その「南無妙法蓮華経」という根本の法は、私どもの胸中にある。何と素晴らしいことか。
太陽は今日も昇る。私どもも、題目を今日も唱え、胸中に太陽を昇らせていく。ひとたび太陽が昇れば、すべてが照らされていく。
わが「生命の太陽」を赫々と燃やしながら、今日も祈っていこう、戦っていこう、生き抜いていこう、人生の福運をつくっていこう。ここに究極の幸福の軌道がある。
どうか、「黄金の一日一日」を信心で勝ち取っていただきたい。この現実の「娑婆世界」「忍耐の世界」で、晴れ晴れと勝っていただきたい。
一、牧口先生は、千葉で立宗された大聖人の御姿を通して、学会員を励まされた。1939年(昭和14年)、折伏のために九州に足を運ばれたときのことである。
当時は、列車の長旅である。今のように飛行機はない。高齢(67歳)のお体には、相当こたえたはずである。しかし、先生は、法のためならば、いかなる労もいとわれなかった。
その折、初対面のある婦人も、牧口先生の青年のようなすがすがしい音声、絶対の確信、誠実と慈愛の姿に感動して入会を決意する。
声が大事である。確信が大事である。姿が大事である。すべて諸法実相である。
牧口先生は、その発心した婦人に、こう語りかけ、心にクサビを打ち込まれた。
「あなたが御本尊をいただくということは、仏法の原理に照らして、九州の全民衆が不幸という悩みから救われることになるのです!」
「一人立て!」である。どの地でも、広宣流布は常に「一人」から始まる。
◇妙法の種は必ず花開く
一、牧口先生は、その時、「諸法実相抄」の一節を拝された。
「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(1360ページ)
そして先生は、しみじみと語られたのである。
「大聖人も千葉の嵩が森で第一声を放たれたときは、お一人でした。今、あなたが九州で一人、この最高の御本尊に向かって南無妙法蓮華経と唱えるということは、地涌の義によって、九州にも必ず、二人、三人、百人と御本尊を持つ人があらわれるということなのです」
この言葉の通り、牧口先生が自ら蒔かれた妙法の種は、見事に花開いている。
一、大聖人は、「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(同ページ)と仰せである。
ただ「拝んでいる」だけでは、「日蓮と同意」にはならない。折伏をやろう! 広宣流布をやろう!——この心の炎が燃えている人が「日蓮と同意」なのである。その意味で、まさしく「日蓮と同意」で戦い抜かれた象徴が牧口先生である。
「日蓮と同意」の団体は、現在も、未来においても、断じて創価学会しかない、と申し上げておきたい。
本当に「日蓮と同意」の心をもった、本当の「学会の同志」で一緒に邁進しましょう!
どうか、健康第一で、朗らかに、何ものをも乗り越えて、一日一日、福運を積んでいっていただきたい。
私も、皆さまの健康、長寿、幸福、裕福を祈り続けたいと思っている。
本日、お会いできなかった方にも、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。
長時間、ありがとう!
地涌の学徒の声こそ
時代を動かす力なり。
わが男女学生部よ
勇気凛々と広布に走れ!
平和の連帯を広げゆけ!
2018年6月18日
下山御消息 P349
『余法華経の第五の巻の勧持品を拝見したてまつれば末代に入りて法華経の大怨敵三類あるべし其の第三の強敵は此の者かと見畢んぬ、便宜あらば国敵をせめて彼れが大慢を倒して仏法の威験をあらはさんと思う』
【通解】
私が法華経第五の巻の勧持品を拝見するに、末法に入って法華経の大怨敵である三類の強敵が必ず現れるであろうとあるが、その中の第三の強敵・僣聖増上慢こそは、この者(極楽寺良観)であると見定めたのである。折あらば、この国敵を責めて、その大慢の心を倒して、仏法の威力を現そうと思っていた。
〈寸鉄〉 2018年6月18日
会長は対話の力で西洋と東洋結んだ—総長。人類融和の大闘争に続く誉れ
任用試験、12万人が受験。民衆の哲学運動は仏法史に燦たり。時代の大光と
北海道婦人部の日。地域に希望の励まし!太陽の連帯ありて三代城は盤石
幹部に新鮮な息吹がなくなると組織は弱く—戸田先生。率先の拡大に挑戦
孤立した高齢者ほど死亡や介護のリスク高いと。声掛け等、近隣の絆強く
☆世界広布新時代第35回本部幹部会で紹介された池田先生の指針
「黄金の日々」を勝ち取れ!
広布は「一人」から始まる
永遠に輝く「今生人界の思出」を
学会は「日蓮と同意」の団体
究極の幸福の軌道を邁進」
「世界広布新時代第35回本部幹部会」(2日、千葉の船橋池田講堂)の席上、1997年1月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像が上映された。行学の二道に励む友への指針として掲載する。
一、思えば牧口先生は、昇りゆく旭日のような勢いで、「価値創造」の青春を生き抜かれた。そして真っ赤な太陽が黄金の光を放ちゆくように、荘厳な人生の総仕上げを飾られた。
素晴らしき夕日は、素晴らしき明日を約束する。西空を黄金に染めて沈む夕日は、明日の晴天を約束する。同じように今世の偉大なる安祥の「死」は、「永遠の幸福」を約束する。
悔いなく広宣流布に生ききった一生は、三世永遠に仏界の大境涯へと輝きわたっていく。
ゆえに「一生成仏」の大道を進め! 今世を広宣流布に生き抜け! そう日蓮大聖人は、厳しく教えられているのである。
◇「毅然たる信心」で
一、戸田先生は、大確信をもって語られた。
「大聖人のおことばを信じて、この(法華経の)鏡に照らしてみるならば、(牧口)先生は法華経流布の国のなかの、もっとも徳清らかな王家に、王子として再誕せらるべきこと、堅く信じられるべきで、先生の死後の幸福は、吾人(=私)に何千、何万倍のことか、ただただ、おしあわせをことほぐ(=祝福する)ばかりである」と。
生命が存在する天体にしても、この地球だけではない。数多く存在するとされる。そこには、多くの「法華経流布の国」があると考えられる。
ゆえに戸田先生は、御書に照らし、法華経に照らして明言された。
——牧口先生は素晴らしき「法華経流布の国」の、素晴らしき王家に、王子としてお生まれになられることだろう。それほど牧口先生の幸福は計り知れない。われわれの何千何万倍である、と。
一、牧口先生、戸田先生に連なる学会員も、この一生を広宣流布に生ききったとき、皆、こうした永遠の勝利と栄光に包まれゆくことは、絶対に間違いない。ゆえに、負けてはならない。何があろうと「毅然たる信心」を貫くことである。
御書に「一切衆生・南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり」(1143ページ)とある。
また、「南無妙法蓮華経と我も唱へ他をも勧んのみこそ今生人界の思出なるべき」(467ページ)と。
はかない、夢のような一生である。「一生はゆめの上・明日をごせず」(1163ページ)である。明日がどうなるかさえ、だれもわからない。いわんや永遠はわからない。
いかなる富も地位も名声も、はかなき夢のごときものである。死後に持って行けるわけでもない。そのなかで、私どもは永遠の妙法を唱え、弘め、広宣流布に命を燃焼させている。これ以上の崇高な生き方はない。学会活動にこそ、人生の無上道がある。
◇太陽はわが胸中に
一、また、大宇宙の一切は、「南無妙法蓮華経」の力用である。その「南無妙法蓮華経」という根本の法は、私どもの胸中にある。何と素晴らしいことか。
太陽は今日も昇る。私どもも、題目を今日も唱え、胸中に太陽を昇らせていく。ひとたび太陽が昇れば、すべてが照らされていく。
わが「生命の太陽」を赫々と燃やしながら、今日も祈っていこう、戦っていこう、生き抜いていこう、人生の福運をつくっていこう。ここに究極の幸福の軌道がある。
どうか、「黄金の一日一日」を信心で勝ち取っていただきたい。この現実の「娑婆世界」「忍耐の世界」で、晴れ晴れと勝っていただきたい。
一、牧口先生は、千葉で立宗された大聖人の御姿を通して、学会員を励まされた。1939年(昭和14年)、折伏のために九州に足を運ばれたときのことである。
当時は、列車の長旅である。今のように飛行機はない。高齢(67歳)のお体には、相当こたえたはずである。しかし、先生は、法のためならば、いかなる労もいとわれなかった。
その折、初対面のある婦人も、牧口先生の青年のようなすがすがしい音声、絶対の確信、誠実と慈愛の姿に感動して入会を決意する。
声が大事である。確信が大事である。姿が大事である。すべて諸法実相である。
牧口先生は、その発心した婦人に、こう語りかけ、心にクサビを打ち込まれた。
「あなたが御本尊をいただくということは、仏法の原理に照らして、九州の全民衆が不幸という悩みから救われることになるのです!」
「一人立て!」である。どの地でも、広宣流布は常に「一人」から始まる。
◇妙法の種は必ず花開く
一、牧口先生は、その時、「諸法実相抄」の一節を拝された。
「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人・三人・百人と次第に唱へつたふるなり、未来も又しかるべし」(1360ページ)
そして先生は、しみじみと語られたのである。
「大聖人も千葉の嵩が森で第一声を放たれたときは、お一人でした。今、あなたが九州で一人、この最高の御本尊に向かって南無妙法蓮華経と唱えるということは、地涌の義によって、九州にも必ず、二人、三人、百人と御本尊を持つ人があらわれるということなのです」
この言葉の通り、牧口先生が自ら蒔かれた妙法の種は、見事に花開いている。
一、大聖人は、「日蓮と同意ならば地涌の菩薩たらんか」(同ページ)と仰せである。
ただ「拝んでいる」だけでは、「日蓮と同意」にはならない。折伏をやろう! 広宣流布をやろう!——この心の炎が燃えている人が「日蓮と同意」なのである。その意味で、まさしく「日蓮と同意」で戦い抜かれた象徴が牧口先生である。
「日蓮と同意」の団体は、現在も、未来においても、断じて創価学会しかない、と申し上げておきたい。
本当に「日蓮と同意」の心をもった、本当の「学会の同志」で一緒に邁進しましょう!
どうか、健康第一で、朗らかに、何ものをも乗り越えて、一日一日、福運を積んでいっていただきたい。
私も、皆さまの健康、長寿、幸福、裕福を祈り続けたいと思っている。
本日、お会いできなかった方にも、くれぐれもよろしくお伝えいただきたい。
長時間、ありがとう!
2018年6月17日日曜日
2018.06.17 わが友に贈る
仏法は価値創造の哲学。
宿命を使命に変え
何ものにも揺るがぬ
自身を築いていける。
絶対的幸福の大道を!
撰時抄 P273
『大海は広けれども死骸をとどめず大地は厚けれども不孝の者をば載せず、仏法には五逆をたすけ不孝をばすくう但し誹謗一闡提の者持戒にして第一なるをばゆるされず』
【通解】
大海は広いけれども死骸はとどめない。大地は厚いけれども、不孝の者はのせない。
仏法では五逆の罪を犯した者でも、不孝の者でも救うことができる。ただし正法を誹謗する一闡提の者と、表面だけ持戒第一の姿をした徒は許さないのである。
〈寸鉄〉 2018年6月17日
全国で任用試験。求道の心で挑んだ日々に功徳は燦然。受験者の健闘祈る
常勝の旭日「茨城の日」。信頼と友情の花は地域に爛漫!凱歌の人生を闊歩
魔を打ち破るための信心だ—戸田先生。苦しい時こそ祈り強く。大確信で
父親が喜ぶこと、1位は子どもからの感謝の言葉と。行動で示す父の日に
認知症の行方不明者が増加の一途。心配な家庭は役所に相談。抱え込まず
☆世界広布新時代第35回本部幹部会 関東総会から(要旨) 原田稔会長
◇大誠実の振る舞いが友好拡大の根本
◇「自他共の幸福」の連帯を地域へ
一、「世界広布新時代第35回本部幹部会」ならびに「関東総会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
本日は、6カ国・地域から、81人のSGIメンバーも参加されております。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
一、さて、ロシア連邦の新たな駐日大使として本年3月に着任したミハイル・ガルージン大使が、先月、総本部に来訪されました。
会見の冒頭、就任に対する池田先生の祝意をお伝えすると、大使は「創立者を深く尊敬しています。ますますのご健勝を祈っています」と語っておられました。
終始、池田先生を「創立者」と、敬愛の念を込めて呼ぶガルージン大使は、かつて約1年間、創価大学に留学。自ら「創価大学は私の第二の母校です」と語る"創大生"です。
先生と2007年に再会した際も、親子のごとく、ざっくばらんに語り合っておられました。
このガルージン氏が、池田先生を深く知ることになったのは、1981年、先生の第3次訪ソの折です。この時、学会代表団の通訳を務めてくださったのが、当時、地元モスクワ大学の4年生だったガルージン氏でありました。
氏は、池田先生の人間外交を目の当たりにする中で、先生に深く魅了されていきました。とりわけ、先生が無名戦士の碑に花をたむけ、平和への祈りをささげる姿に、「わが国の戦争の痛みをも深く理解してくださるのか」と大感動したそうです。そして翌82年、ガルージン氏は創価の学びやの門を、たたいたのであります。
ガルージン大使は語っています。
「世界平和に尽くされる池田先生の姿が、私の外交官としての原点です」
「創価大学で学んだ日本の、またロシアの青年が現在、露日関係のさまざまな分野で活躍しています。その人材を育てられたのは、事実上、池田先生です。『人材育成』こそが、池田先生の露日関係への最大の貢献であると私は思います」と。
思えば、同じく先月、中国・李克強首相の歓迎レセプションにおいて同席されていた程永華駐日中国大使も75年、日中国交正常化後、初めての日本への国費留学生として、創価大学に学びました。その受け入れは、池田先生ご自身が身元保証人になってのものでありました。
以来、約半世紀を経て、日露関係、日中関係が共に重大な局面にある今日、その中核中の中核を、共に創大出身者が担っているのです。
この動かしがたい事実こそ、池田先生の類いまれなる先見の明、そして創価の人間主義の普遍性を、何よりも物語っていると確信します(拍手)。
一、実は、中国やソ連からの留学生を創価大学に受け入れた際、関係者の一部から"マルクス・レーニン主義が学内に、まん延するのではないか"と心配の声が上がりました。
しかし池田先生は、そのような懸念など歯牙にもかけず、こう語られました。
「留学生を大使だと思って、誠意を尽くしていこう」
そして先生は、有言実行で食事や生活環境まで細心の注意を払われていました。例えば、このようなこともありました。
程永華氏をはじめとする留学生を受け入れた当時、私は学会の学生部長を務めていました。留学生は全員が日本人学生と共に寮生活を送るのですが、ある日のこと、私は先生から、同室になる学生部員に伝えるようにと、ご伝言をお預かりしました。
そのご伝言とは、「標準語で話すように」というものでした。この時代、創大の寮には関西弁を話す学生が多くいました。そこで先生は、"必ずや将来、日中外交の大舞台で働くであろう留学生たちが、標準語を早く覚えられるように"との真心から、このご伝言を託されたのです。私自身、"ここまで先生は心を砕いておられるのか"と驚きました。
どこまでも相手を尊敬する。そして「これほどまで」というぐらいに、こまやかな配慮をめぐらし、具体的な行動で、その心を示していく。そうした大誠実の振る舞いこそ、人間外交の根本であります。誠実さによって、いかなる相手も心を開くのです。
御書には「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(552ページ)と明確に仰せです。
池田先生が若き留学生たちを「大使」と思って厚く遇されたように、私どもは縁する全ての友を「仏」と確信して、その無限の可能性を信じ抜き、その幸福を祈り抜き、そして粘り強く仏法を語り抜いていきたい。
その労苦は、友人のためであるのはもちろん、そのまま自身の福運と光り輝きます。
それは、戸田先生が「広宣流布のために会い、勇敢に、誠実に仏縁を結んだ人は、未来において、その人が必ず自分の眷属となり、諸天となって、自分を護り支えてくれるようになるのだ」とご指導されている通りです。
私どもは、「自他共に喜ぶ」幸福の連帯を、ますます広く地域に広げていきたい。
一、いよいよ上半期も、残り1カ月あまり。教学部任用試験(仏法入門)も目前に迫りました。
ここで今一度、一人一人が、「広宣流布大誓堂完成5周年」を迎える本年に掲げた目標や決意を、新たにしていきたい。
そしてともどもに、最後まで諦めることなく戦い切り、大前進、大成長、大勝利の、悔いなき上半期にしていこうではありませんか(拍手)。
宿命を使命に変え
何ものにも揺るがぬ
自身を築いていける。
絶対的幸福の大道を!
撰時抄 P273
『大海は広けれども死骸をとどめず大地は厚けれども不孝の者をば載せず、仏法には五逆をたすけ不孝をばすくう但し誹謗一闡提の者持戒にして第一なるをばゆるされず』
【通解】
大海は広いけれども死骸はとどめない。大地は厚いけれども、不孝の者はのせない。
仏法では五逆の罪を犯した者でも、不孝の者でも救うことができる。ただし正法を誹謗する一闡提の者と、表面だけ持戒第一の姿をした徒は許さないのである。
〈寸鉄〉 2018年6月17日
全国で任用試験。求道の心で挑んだ日々に功徳は燦然。受験者の健闘祈る
常勝の旭日「茨城の日」。信頼と友情の花は地域に爛漫!凱歌の人生を闊歩
魔を打ち破るための信心だ—戸田先生。苦しい時こそ祈り強く。大確信で
父親が喜ぶこと、1位は子どもからの感謝の言葉と。行動で示す父の日に
認知症の行方不明者が増加の一途。心配な家庭は役所に相談。抱え込まず
☆世界広布新時代第35回本部幹部会 関東総会から(要旨) 原田稔会長
◇大誠実の振る舞いが友好拡大の根本
◇「自他共の幸福」の連帯を地域へ
一、「世界広布新時代第35回本部幹部会」ならびに「関東総会」の開催、誠におめでとうございます(拍手)。
本日は、6カ国・地域から、81人のSGIメンバーも参加されております。遠いところ、ようこそお越しくださいました。心から歓迎申し上げます。
一、さて、ロシア連邦の新たな駐日大使として本年3月に着任したミハイル・ガルージン大使が、先月、総本部に来訪されました。
会見の冒頭、就任に対する池田先生の祝意をお伝えすると、大使は「創立者を深く尊敬しています。ますますのご健勝を祈っています」と語っておられました。
終始、池田先生を「創立者」と、敬愛の念を込めて呼ぶガルージン大使は、かつて約1年間、創価大学に留学。自ら「創価大学は私の第二の母校です」と語る"創大生"です。
先生と2007年に再会した際も、親子のごとく、ざっくばらんに語り合っておられました。
このガルージン氏が、池田先生を深く知ることになったのは、1981年、先生の第3次訪ソの折です。この時、学会代表団の通訳を務めてくださったのが、当時、地元モスクワ大学の4年生だったガルージン氏でありました。
氏は、池田先生の人間外交を目の当たりにする中で、先生に深く魅了されていきました。とりわけ、先生が無名戦士の碑に花をたむけ、平和への祈りをささげる姿に、「わが国の戦争の痛みをも深く理解してくださるのか」と大感動したそうです。そして翌82年、ガルージン氏は創価の学びやの門を、たたいたのであります。
ガルージン大使は語っています。
「世界平和に尽くされる池田先生の姿が、私の外交官としての原点です」
「創価大学で学んだ日本の、またロシアの青年が現在、露日関係のさまざまな分野で活躍しています。その人材を育てられたのは、事実上、池田先生です。『人材育成』こそが、池田先生の露日関係への最大の貢献であると私は思います」と。
思えば、同じく先月、中国・李克強首相の歓迎レセプションにおいて同席されていた程永華駐日中国大使も75年、日中国交正常化後、初めての日本への国費留学生として、創価大学に学びました。その受け入れは、池田先生ご自身が身元保証人になってのものでありました。
以来、約半世紀を経て、日露関係、日中関係が共に重大な局面にある今日、その中核中の中核を、共に創大出身者が担っているのです。
この動かしがたい事実こそ、池田先生の類いまれなる先見の明、そして創価の人間主義の普遍性を、何よりも物語っていると確信します(拍手)。
一、実は、中国やソ連からの留学生を創価大学に受け入れた際、関係者の一部から"マルクス・レーニン主義が学内に、まん延するのではないか"と心配の声が上がりました。
しかし池田先生は、そのような懸念など歯牙にもかけず、こう語られました。
「留学生を大使だと思って、誠意を尽くしていこう」
そして先生は、有言実行で食事や生活環境まで細心の注意を払われていました。例えば、このようなこともありました。
程永華氏をはじめとする留学生を受け入れた当時、私は学会の学生部長を務めていました。留学生は全員が日本人学生と共に寮生活を送るのですが、ある日のこと、私は先生から、同室になる学生部員に伝えるようにと、ご伝言をお預かりしました。
そのご伝言とは、「標準語で話すように」というものでした。この時代、創大の寮には関西弁を話す学生が多くいました。そこで先生は、"必ずや将来、日中外交の大舞台で働くであろう留学生たちが、標準語を早く覚えられるように"との真心から、このご伝言を託されたのです。私自身、"ここまで先生は心を砕いておられるのか"と驚きました。
どこまでも相手を尊敬する。そして「これほどまで」というぐらいに、こまやかな配慮をめぐらし、具体的な行動で、その心を示していく。そうした大誠実の振る舞いこそ、人間外交の根本であります。誠実さによって、いかなる相手も心を開くのです。
御書には「法華経を耳にふれぬれば是を種として必ず仏になるなり」(552ページ)と明確に仰せです。
池田先生が若き留学生たちを「大使」と思って厚く遇されたように、私どもは縁する全ての友を「仏」と確信して、その無限の可能性を信じ抜き、その幸福を祈り抜き、そして粘り強く仏法を語り抜いていきたい。
その労苦は、友人のためであるのはもちろん、そのまま自身の福運と光り輝きます。
それは、戸田先生が「広宣流布のために会い、勇敢に、誠実に仏縁を結んだ人は、未来において、その人が必ず自分の眷属となり、諸天となって、自分を護り支えてくれるようになるのだ」とご指導されている通りです。
私どもは、「自他共に喜ぶ」幸福の連帯を、ますます広く地域に広げていきたい。
一、いよいよ上半期も、残り1カ月あまり。教学部任用試験(仏法入門)も目前に迫りました。
ここで今一度、一人一人が、「広宣流布大誓堂完成5周年」を迎える本年に掲げた目標や決意を、新たにしていきたい。
そしてともどもに、最後まで諦めることなく戦い切り、大前進、大成長、大勝利の、悔いなき上半期にしていこうではありませんか(拍手)。
2018年6月16日土曜日
2018.06.16 わが友に贈る
転倒事故を防ごう!
雨で濡れた道路や
家庭・会館の段差など
安全確認を万全に。
皆で声を掛け合おう!
月水御書 P1202
『此の戒の心はいたう事かけざる事をば少少仏教にたがふとも其の国の風俗に違うべからざるよし』
【通解】
この戒(随方毘尼)の心は、甚だしい過ちでないことなら、少々仏教と違うことがあっても、その国の風俗に背くべきではないということである。
〈寸鉄〉 2018年6月16日
「鉄は炎打てば剣となる」御聖訓。魂と魂の触発で人材は成長。共々に飛躍
福島女性の日。婦女一体で前進する美しき福光の太陽。今日も幸の対話を
「副役職」の友に光を当てよ。全員が「桜梅桃李」で輝けば組織の勢いが倍加
睡眠不足は認知症もがんもリスク増加と。朝夕の勤行で生活リズム正しく
梅雨時は食中毒に注意。予防は加熱・殺菌・手洗いが基本。油断せず健康で
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ� 2018年6月7日
◇弘教の実践が大樹の如き自分をつくる
「良き市民たれ」
これは、社会の繁栄と幸福に尽くすSGIの同志に贈られた、不滅の指針である。
中米・パナマにも、各分野の第一線で活躍しながら、地域の人々に寄り添い続ける多くのメンバーがいる。
マイラ・ボタシオさん(支部婦人部長)は、同国の保健省で女性初の環境衛生局長として奮闘する。「病気のリスクを減らし、国民が健康でいられるように祈りながら、仕事に取り組んでいます」
ボタシオさんが信心を始めるきっかけを得たのは1974年。
池田先生が初めてパナマを訪問した折、知人に誘われてSGIの集いに参加したのだ。
「当時、先生のことをよく知りませんでしたが、素晴らしい方であることは、すぐに分かりました。"誰もが人間として大きく成長し、人生を切り開いていける信心です"との確信に満ちた言葉が胸に刺さりました」
以来、ボタシオさんは唱題を実践し、翌年に一家で御本尊を受持する。悩みだった母親との関係が改善し、親子で仲良く学会活動に励むようになった。
忘れ得ぬ原点は、先生が再びパナマを訪問した81年、女子部の白蓮グループとして迎えたことである。
滞在4日目の2月22日の夕方、野外のオマール公園で日本から来た交流団とパナマのメンバー、そして中南米各国の代表による親善交友会が予定されていた。ところが、開始時刻が迫る中、空は今にも雨が降りだしそうな雲に覆われていた。
「運営役員の誰もが胸中で必死に題目をあげていました。"先生が会場に向けて出発された"との知らせが届いた途端、不思議にも雲が少しずつ晴れていったことを覚えています」
先生は会場に到着するや、参加者の中へ。開会前のわずかな時間を使い、子どもたちに手品を見せるなど居合わせた友を激励した。
舞台では、各国の民族舞踊が披露され、国籍を超えて会場が一つに。終了する頃には、空は晴れ、満天の星が輝いていた。
最後にマイクを握った先生は「きょうはなんと素晴らしい日でありましょう。お題目を唱えて、唱えて、唱え抜いて、最高の人生を歩んでいきましょう」とあいさつ。美しいハーモニーを響かせたパナマの合唱団には、この日の星空にちなんで「北斗七星合唱団」との名前を贈った。
運営役員として、こうした先生の振る舞いを目にしたボタシオさん。「先生はこの時、"願っている通りの人生になるよ"と参加者にエールを送ってくださいました」
学生だったボタシオさんは、やりたいことを見つけられずに悩んでいた。だが、先生の励ましを胸に真剣に祈り抜く中で、環境衛生の分野に進むことを決意。やがて、現在の職場に就職が決まった。
これまで、パナマの女子部長やヤング・ミセス委員長を歴任。5人のきょうだいをはじめ、親戚を次々と入会に導き、自身の病も乗り越えた笑顔には、信心への揺るぎない確信が光る。
「先生が"広布の労苦は、全て将来の勝利の因になります"と言われた通りの人生になりました」
◇価値ある人生を
2月24日には、パナマ広布13周年記念勤行会が開催された。
池田先生は、前日に会見したアリスティデス・ロヨ大統領からのSGIに対する期待の声を紹介。平和・文化・教育運動を推進する友を心からたたえた。
さらには、題目と折伏の功力について、次のように述べている。
——例えば、樹木は大地に根を張り、大きく育つ。"根を張る"ことが題目である。また、太陽や風雨に当たり、たくましい大樹になるのと同じく、社会の中で、人々の中で、折伏・弘教に励む実践が、大樹のように雄々しい自己をつくりゆく、不可欠の条件であるといってよい——
そして、こう結んだ。「確固たる生活力をもち、立派な社会への貢献をなしゆくために、みんなで励ましあい、助けあい、楽しくも価値ある人生の凱歌をあげていただきたい」
この指導のままに、対話拡大をリードするのが、パナマ婦人部長のビエルカ・デ・バルガスさん。国立パナマ大学で先生を間近で歓迎した81年の出会いを、心に深く刻む。
バルガスさんは家族と共に、5年ほど前から会友を対象とした「折伏座談会」を毎週開催。参加者のうち、これまで25人が御本尊を受持している。この歓喜の渦は、パナマ全土へと広がり、現在は各地の支部や地区で、折伏座談会が活発に行われるようになった。
そんなバルガスさんを苦難が襲ったのは、昨年のこと。喉に見つかったのう胞を切除する手術の結果、一時的に声を失ったのだ。
しかし、大樹のごとき不動の信心を築いてきたバルガスさんは、決してくじけることはなかった。地道にリハビリを重ね、わずかに声が出るようになってからは、訪問・激励に奔走。会うごとに回復していく姿そのものが、同志にとって最大の励ましとなっている。
「息子が、これまで以上に真剣に祈るようになりました」と喜ぶバルガスさん。「信心の確信が、不安に打ち勝つ勇気に変わりました。日常で起こる全ての出来事が功徳だと感じます」
◇異体同心の団結
8日間にわたる2度目のパナマ訪問。出国前夜には、各部の代表が参加して交歓会が催された(2月25日)。会場には、陰で諸行事を支えた多くの役員も集っていた。
池田先生は、一人一人に感謝とねぎらいの言葉を。メンバーも歌や踊りを披露した。
この日、創価班のメンバーは、先生へのプレゼントを用意していた。それは、広布への決意を込めた愛唱歌の合唱と、野球チームのTシャツだった。
Tシャツは、あるメンバーが先生に感謝の気持ちを伝えたいと発案。パナマらしいもので、"人間王者"である先生にふさわしいもの、という点から、前年に国内リーグを制した野球チームのTシャツを選んだのである。
交歓会の席上、創価班の代表がTシャツを手渡すと、先生はそれを着用。両手を上げて、メンバーの気持ちに応えた。
「あの時の光景は、今も鮮明に残っています。思い返すたびに、先生との誓いがよみがえり、師弟の絆を感じずにはいられません」
創価班の一員として役員に就いていたホセ・ピンソンさん(地区部長)は振り返る。
「私自身、場外の誘導などを担当していましたので、会合での先生の指導を聞く機会はありませんでした。でも、Tシャツを着てくださった先生のあの日の姿が、いつも私を奮い立たせてくれます」
音楽隊員でもあったピンソンさんは、教育省主催の独立記念パレードへの出演などを通して、文化運動にも携わってきた。
入会から50年。毎日1人の友人に仏法を語る挑戦を続けるなど、広布への情熱は今も変わらない。
◇ ◆ ◇
パナマ市内に立つパナマ文化会館の一室に、一枚の絵が掲げられている。
81年の池田先生の訪問時に、贈られたものである。
そこには、3人の青年が、ごつごつした岩場の上に素足で立ち、乗り上げた小舟を懸命に海に戻す様子が描かれている。
この絵を前にしてパナマの友は言う。
「いかなる困難も力を合わせれば必ず乗り越えていけるという、異体同心の団結と不屈の信心の大切さを、この絵は私たちに教えてくれています」
同国に刻まれた先生の足跡は、同志を永遠に鼓舞し続ける。
雨で濡れた道路や
家庭・会館の段差など
安全確認を万全に。
皆で声を掛け合おう!
月水御書 P1202
『此の戒の心はいたう事かけざる事をば少少仏教にたがふとも其の国の風俗に違うべからざるよし』
【通解】
この戒(随方毘尼)の心は、甚だしい過ちでないことなら、少々仏教と違うことがあっても、その国の風俗に背くべきではないということである。
〈寸鉄〉 2018年6月16日
「鉄は炎打てば剣となる」御聖訓。魂と魂の触発で人材は成長。共々に飛躍
福島女性の日。婦女一体で前進する美しき福光の太陽。今日も幸の対話を
「副役職」の友に光を当てよ。全員が「桜梅桃李」で輝けば組織の勢いが倍加
睡眠不足は認知症もがんもリスク増加と。朝夕の勤行で生活リズム正しく
梅雨時は食中毒に注意。予防は加熱・殺菌・手洗いが基本。油断せず健康で
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ� 2018年6月7日
◇弘教の実践が大樹の如き自分をつくる
「良き市民たれ」
これは、社会の繁栄と幸福に尽くすSGIの同志に贈られた、不滅の指針である。
中米・パナマにも、各分野の第一線で活躍しながら、地域の人々に寄り添い続ける多くのメンバーがいる。
マイラ・ボタシオさん(支部婦人部長)は、同国の保健省で女性初の環境衛生局長として奮闘する。「病気のリスクを減らし、国民が健康でいられるように祈りながら、仕事に取り組んでいます」
ボタシオさんが信心を始めるきっかけを得たのは1974年。
池田先生が初めてパナマを訪問した折、知人に誘われてSGIの集いに参加したのだ。
「当時、先生のことをよく知りませんでしたが、素晴らしい方であることは、すぐに分かりました。"誰もが人間として大きく成長し、人生を切り開いていける信心です"との確信に満ちた言葉が胸に刺さりました」
以来、ボタシオさんは唱題を実践し、翌年に一家で御本尊を受持する。悩みだった母親との関係が改善し、親子で仲良く学会活動に励むようになった。
忘れ得ぬ原点は、先生が再びパナマを訪問した81年、女子部の白蓮グループとして迎えたことである。
滞在4日目の2月22日の夕方、野外のオマール公園で日本から来た交流団とパナマのメンバー、そして中南米各国の代表による親善交友会が予定されていた。ところが、開始時刻が迫る中、空は今にも雨が降りだしそうな雲に覆われていた。
「運営役員の誰もが胸中で必死に題目をあげていました。"先生が会場に向けて出発された"との知らせが届いた途端、不思議にも雲が少しずつ晴れていったことを覚えています」
先生は会場に到着するや、参加者の中へ。開会前のわずかな時間を使い、子どもたちに手品を見せるなど居合わせた友を激励した。
舞台では、各国の民族舞踊が披露され、国籍を超えて会場が一つに。終了する頃には、空は晴れ、満天の星が輝いていた。
最後にマイクを握った先生は「きょうはなんと素晴らしい日でありましょう。お題目を唱えて、唱えて、唱え抜いて、最高の人生を歩んでいきましょう」とあいさつ。美しいハーモニーを響かせたパナマの合唱団には、この日の星空にちなんで「北斗七星合唱団」との名前を贈った。
運営役員として、こうした先生の振る舞いを目にしたボタシオさん。「先生はこの時、"願っている通りの人生になるよ"と参加者にエールを送ってくださいました」
学生だったボタシオさんは、やりたいことを見つけられずに悩んでいた。だが、先生の励ましを胸に真剣に祈り抜く中で、環境衛生の分野に進むことを決意。やがて、現在の職場に就職が決まった。
これまで、パナマの女子部長やヤング・ミセス委員長を歴任。5人のきょうだいをはじめ、親戚を次々と入会に導き、自身の病も乗り越えた笑顔には、信心への揺るぎない確信が光る。
「先生が"広布の労苦は、全て将来の勝利の因になります"と言われた通りの人生になりました」
◇価値ある人生を
2月24日には、パナマ広布13周年記念勤行会が開催された。
池田先生は、前日に会見したアリスティデス・ロヨ大統領からのSGIに対する期待の声を紹介。平和・文化・教育運動を推進する友を心からたたえた。
さらには、題目と折伏の功力について、次のように述べている。
——例えば、樹木は大地に根を張り、大きく育つ。"根を張る"ことが題目である。また、太陽や風雨に当たり、たくましい大樹になるのと同じく、社会の中で、人々の中で、折伏・弘教に励む実践が、大樹のように雄々しい自己をつくりゆく、不可欠の条件であるといってよい——
そして、こう結んだ。「確固たる生活力をもち、立派な社会への貢献をなしゆくために、みんなで励ましあい、助けあい、楽しくも価値ある人生の凱歌をあげていただきたい」
この指導のままに、対話拡大をリードするのが、パナマ婦人部長のビエルカ・デ・バルガスさん。国立パナマ大学で先生を間近で歓迎した81年の出会いを、心に深く刻む。
バルガスさんは家族と共に、5年ほど前から会友を対象とした「折伏座談会」を毎週開催。参加者のうち、これまで25人が御本尊を受持している。この歓喜の渦は、パナマ全土へと広がり、現在は各地の支部や地区で、折伏座談会が活発に行われるようになった。
そんなバルガスさんを苦難が襲ったのは、昨年のこと。喉に見つかったのう胞を切除する手術の結果、一時的に声を失ったのだ。
しかし、大樹のごとき不動の信心を築いてきたバルガスさんは、決してくじけることはなかった。地道にリハビリを重ね、わずかに声が出るようになってからは、訪問・激励に奔走。会うごとに回復していく姿そのものが、同志にとって最大の励ましとなっている。
「息子が、これまで以上に真剣に祈るようになりました」と喜ぶバルガスさん。「信心の確信が、不安に打ち勝つ勇気に変わりました。日常で起こる全ての出来事が功徳だと感じます」
◇異体同心の団結
8日間にわたる2度目のパナマ訪問。出国前夜には、各部の代表が参加して交歓会が催された(2月25日)。会場には、陰で諸行事を支えた多くの役員も集っていた。
池田先生は、一人一人に感謝とねぎらいの言葉を。メンバーも歌や踊りを披露した。
この日、創価班のメンバーは、先生へのプレゼントを用意していた。それは、広布への決意を込めた愛唱歌の合唱と、野球チームのTシャツだった。
Tシャツは、あるメンバーが先生に感謝の気持ちを伝えたいと発案。パナマらしいもので、"人間王者"である先生にふさわしいもの、という点から、前年に国内リーグを制した野球チームのTシャツを選んだのである。
交歓会の席上、創価班の代表がTシャツを手渡すと、先生はそれを着用。両手を上げて、メンバーの気持ちに応えた。
「あの時の光景は、今も鮮明に残っています。思い返すたびに、先生との誓いがよみがえり、師弟の絆を感じずにはいられません」
創価班の一員として役員に就いていたホセ・ピンソンさん(地区部長)は振り返る。
「私自身、場外の誘導などを担当していましたので、会合での先生の指導を聞く機会はありませんでした。でも、Tシャツを着てくださった先生のあの日の姿が、いつも私を奮い立たせてくれます」
音楽隊員でもあったピンソンさんは、教育省主催の独立記念パレードへの出演などを通して、文化運動にも携わってきた。
入会から50年。毎日1人の友人に仏法を語る挑戦を続けるなど、広布への情熱は今も変わらない。
◇ ◆ ◇
パナマ市内に立つパナマ文化会館の一室に、一枚の絵が掲げられている。
81年の池田先生の訪問時に、贈られたものである。
そこには、3人の青年が、ごつごつした岩場の上に素足で立ち、乗り上げた小舟を懸命に海に戻す様子が描かれている。
この絵を前にしてパナマの友は言う。
「いかなる困難も力を合わせれば必ず乗り越えていけるという、異体同心の団結と不屈の信心の大切さを、この絵は私たちに教えてくれています」
同国に刻まれた先生の足跡は、同志を永遠に鼓舞し続ける。
2018年6月15日金曜日
2018.06.15 わが友に贈る
学び続ける人には
無限の成長がある。
求道の心を燃やし
自分自身を高めよう!
向上の人生を共に!
種種御振舞御書 P910
『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず、をやををもひめこををもひ所領をかへりみることなかれ、無量劫よりこのかたをやこのため所領のために命すてたる事は大地微塵よりもをほし、法華経のゆへにはいまだ一度もすてず、法華経をばそこばく行ぜしかどもかかる事出来せしかば退転してやみにき』
【通解】
各々、日蓮の弟子と名乗る人々は、一人も、臆する心を起こしてはなりません。法華経のためには、親を思い、妻子を思い、所領を顧みるようなことがあってはなりません。無量劫の昔から現在に至るまで、親子のため・所領のために命を捨てた事は、大地微塵の数より多くても、法華経のために命を捨てた事は、未だに一度もありません。若干、法華経を行じたことがあっても、このような大難が出来してきたために退転して、信仰を止めてしまったのであります。
〈寸鉄〉 2018年6月15日
会長の対話は「聞く行為」に満ちている—博士。相手を知る事が友情の一歩
栃木婦人部の日。創価の女性の連帯は地域の太陽朗らかに!今日も前進を
「一切は現証には如かず」御書。勝利の体験は百万言にまさる。堂々語ろう
法務省騙るはがき等を使った架空請求の相談件数が倍増と。声掛けで撃退
駐車した車、夏には50度以上になる時も。短時間でも子どもの放置は厳禁
☆誓いの天地 東京・板橋区 2018年6月6日
◇愛する地域の発展のために
板橋区は、東京23区の北西部に位置し、埼玉県とも隣接する。区内には、中山道、川越街道をはじめ、環状6・7・8号線や首都高速などが通り、東京の交通・物流の要衝として発展している。
多い時には1日3万人が訪れる「ハッピーロード大山商店街」があるほか、精密・光学機器や印刷関連産業の工場なども集まり、都内有数の工業都市として栄えてきた。
土信田賢一さんが暮らすのは、準工業地域と呼ばれる一帯。近隣には町工場も多い。土信田さんは父が営む水道設備の会社で働く。
高校を中退し、18歳から働き始めた。その時、男子部の先輩から励ましを受け、創価班大学校に入校。御本尊の功力を実感することができたが、願いがかなうと学会活動から離れ、困ったら再び信心するという状態が続いた。ある時、先輩から言われた。
「そんな信心では、いつまでたっても宿命転換できないよ。この信心は師弟の信心だ。池田先生の指導を学び、実践していこう」
猛省した土信田さんは、決意新たに学会活動に励み、弘教も実らせた。
2006年(平成18年)、池田先生が出席した本部幹部会で、創価班の任務に就いた。両手を掲げ"Vサイン"で入場する先生を見た瞬間、「"この人を師匠として生き抜く"と決めました」。
以来、部長、本部長として広布拡大に奔走。日々、御書の研さんに挑み、人材育成に徹してきた。その中で見つかったてんかんも、投薬治療で乗り越えることができた。
16年(同28年)に発表された、創価班の「着任の誓い」に、「地域の発展と勝利のために尽くす」と。土信田さんは、この一節を実践しようと決め、地域の消防団に入団した。防災訓練や毎年の操法大会をはじめ、地域の祭りなどにも積極的に関わっている。
本年4月、板橋太陽区男子部長に就任。「信心しているからこそ、地域に尽くす自分に成長していきます」
◇
庄司陽子さん(板橋戸田区、女子部本部長)は板橋生まれの板橋育ち。大手弁当チェーン店に勤務する。
3年前、現在の区内の店舗に店長として赴任。当初は経験不足から、仕事を任せてもらえず、歯がゆい思いをすることもあった。加えて不規則な勤務形態で、なかなか会合に参加できない日が続いた。
その時、女子部の先輩が温かく励まし続けてくれた。池田先生が後継の友に贈った「私は絶対に負けない! 父母のために わが友人のために そして 恩師のために」との指針を胸に、歯を食いしばった。
従業員に積極的に声を掛け、一つ一つの業務に真剣に取り組んだ。誠実な仕事ぶりで、次第に信頼が広がり、皆が生き生きと仕事に励むように。それと比例するように業績も向上した。
一昨年、庄司さんの店舗は、関東500店舗の中から上位20店舗に贈られる優秀店舗賞を受賞した。
学会活動では、訪問・激励に力を入れ、新しい人材が立ち上がっている。「一人でも多くの友と、最高の青春を歩みたい」と華陽のスクラムを拡大する。
◇栄光の共戦譜
●広布の盤石なる錦州城たれ
「真実の板橋!/それは金の橋である。/それは/心が金であるからだ」
池田先生が詠んだ長編詩「勇敢なる勝利の金の橋——板橋」の一節である。
この長編詩を先生が贈ったのは、2007年(平成19年)6月11日。1953年(昭和28年)のこの日、先生は板橋に第一歩をしるした。「板橋師弟の日」の淵源である。
先生は文京支部長代理として、区内の支部員宅を訪れ、集った青年を抱きかかえるように励ました。
今年で65周年。その佳節を荘厳しようと、友は対話拡大に先駆する。
◇
71年(同46年)10月17日、池田先生が出席して、区内の私立城北高校の体育館で、記念撮影が行われた。後にこの日が「板橋の日」となった。
4000人の同志が、17のグループに分かれての撮影。先生は合間を縫って友に励ましの言葉を贈った。
壮年・婦人に対しては、「不動の幸福境涯を築いていく根源の法が信仰であり、皆さん方一人一人が功徳に満ちあふれ、子孫末代まで栄え、幸福であることが最大の喜びである」と。
青年部には「現在はどのような境遇であっても、10年、20年と純粋な信仰を全うしていくならば、想像を絶する栄光の人生を切り開いていけることは間違いない」と強調した。
立澤洋子さん(板橋錦州区、婦人部副本部長)は、この記念撮影の折、婦人部の一員として板橋音頭を踊ったことが原点だ。
56年(同31年)の入会。同郷の修さん(同、副区長)を折伏して結婚した。
師との出会いを胸に、広布に駆けてきた。修さんが経営する贈答品の卸店の商売に夫婦で励んだ。
全国で「広布第2章」の支部制がスタートした78年(同53年)、修さんが支部長に。洋子さんは夫を支えつつ、同志と折伏にまい進。支部で100世帯以上の拡大を達成したことは、夫婦の金の思い出だ。
洋子さんは、押し花教室やフラダンスを通して近隣に友情を拡大。修さんもPTA会長、保護司、町会役員、志村警察署協議会の会長など、地域の要職を歴任してきた。
2014年(平成26年)、修さんが厚生労働省指定の難病を発症した。その直後、先生から温かな激励が届いた。
師の真心を胸に、夫婦で必死に祈り続けた。その後、治療が功を奏し、現在では、日常生活に支障がないまでに回復した。
立澤さん夫妻は誓う。
「先生のおかげで、所願満足の人生を送ることができました。これからも何があっても、一歩も退かず、報恩の道を歩みます」
◇
♪幼子抱きて 汗流し 尊き元初の 使いをば……
婦人部の白ゆり合唱団の美しい歌声。4月に開催された「5・3」を記念する本部幹部会で、誕生から40周年となる婦人部歌「母の曲」が披露された。
池田先生が作詞した歌詞が発表されたのは1978年(昭和53年)10月21日、板橋文化会館(当時)での本部幹部会の席上である。
幹部会に参加した小菅典子さん(板橋太陽区、婦人部副本部長)。板橋婦人部の「天舞合唱団」1期生として、師の前で「ああ感激の同志あり」などを歌い上げた。
「当時は子育てに奮闘しながら、必死に折伏に挑戦しました。先生が優しい笑顔で拍手を送ってくださったことが忘れられません」
94年(平成6年)、小菅さんを宿命の嵐が襲う。リウマチを患い、一時は車いすでの生活を余儀なくされた。しかし、家族一丸で病魔に立ち向かい、手術も無事に成功した。
夫の昭夫さん(同、副本部長)は、地元の老人会で会長を務めるなど地域貢献に率先。自宅は広布の会場だけでなく、コーラスの練習場所など、地域交流の場としても提供してきた。
両親の姿を見て育った長女の智巳さん(同、婦人部本部長)は、板橋の少年少女部の合唱団に入団。次女の有子さん(佐賀王者圏、支部副婦人部長)も、富士少年希望少女合唱団で、宝の原点を築いた。
智巳さんは80年(昭和55年)の少年部合唱祭の折、師との出会いを結んだ。
先生は、板橋の合唱団の輪の中に入り、未来っ子たちを温かく激励し、智巳さんとも握手を。中心者の要望に応え、「板橋王子王女合唱団」と命名した。
智巳さんは現在、白ゆり合唱団に所属し、先日の本部幹部会で「母の曲」を合唱した。
智巳さんの長女・美子さんは、板橋王子王女合唱団で薫陶を受け、創価中学に進学した現在は、鼓笛隊で鍛えの青春を。次女・美智子さんも同合唱団で成長の日々を送る。親子3代で幸の調べを歌い継いでいる。
◇
先生はかつて板橋の友に呼び掛けた。
"板橋は、関東、東京の広宣流布の盤石なる錦州城たれ"
栄光の65周年から、板橋広布新時代へ——難攻不落の「錦州城」たる誇りに燃え、友は威風堂々の前進を続ける。
無限の成長がある。
求道の心を燃やし
自分自身を高めよう!
向上の人生を共に!
種種御振舞御書 P910
『各各我が弟子となのらん人人は一人もをくしをもはるべからず、をやををもひめこををもひ所領をかへりみることなかれ、無量劫よりこのかたをやこのため所領のために命すてたる事は大地微塵よりもをほし、法華経のゆへにはいまだ一度もすてず、法華経をばそこばく行ぜしかどもかかる事出来せしかば退転してやみにき』
【通解】
各々、日蓮の弟子と名乗る人々は、一人も、臆する心を起こしてはなりません。法華経のためには、親を思い、妻子を思い、所領を顧みるようなことがあってはなりません。無量劫の昔から現在に至るまで、親子のため・所領のために命を捨てた事は、大地微塵の数より多くても、法華経のために命を捨てた事は、未だに一度もありません。若干、法華経を行じたことがあっても、このような大難が出来してきたために退転して、信仰を止めてしまったのであります。
〈寸鉄〉 2018年6月15日
会長の対話は「聞く行為」に満ちている—博士。相手を知る事が友情の一歩
栃木婦人部の日。創価の女性の連帯は地域の太陽朗らかに!今日も前進を
「一切は現証には如かず」御書。勝利の体験は百万言にまさる。堂々語ろう
法務省騙るはがき等を使った架空請求の相談件数が倍増と。声掛けで撃退
駐車した車、夏には50度以上になる時も。短時間でも子どもの放置は厳禁
☆誓いの天地 東京・板橋区 2018年6月6日
◇愛する地域の発展のために
板橋区は、東京23区の北西部に位置し、埼玉県とも隣接する。区内には、中山道、川越街道をはじめ、環状6・7・8号線や首都高速などが通り、東京の交通・物流の要衝として発展している。
多い時には1日3万人が訪れる「ハッピーロード大山商店街」があるほか、精密・光学機器や印刷関連産業の工場なども集まり、都内有数の工業都市として栄えてきた。
土信田賢一さんが暮らすのは、準工業地域と呼ばれる一帯。近隣には町工場も多い。土信田さんは父が営む水道設備の会社で働く。
高校を中退し、18歳から働き始めた。その時、男子部の先輩から励ましを受け、創価班大学校に入校。御本尊の功力を実感することができたが、願いがかなうと学会活動から離れ、困ったら再び信心するという状態が続いた。ある時、先輩から言われた。
「そんな信心では、いつまでたっても宿命転換できないよ。この信心は師弟の信心だ。池田先生の指導を学び、実践していこう」
猛省した土信田さんは、決意新たに学会活動に励み、弘教も実らせた。
2006年(平成18年)、池田先生が出席した本部幹部会で、創価班の任務に就いた。両手を掲げ"Vサイン"で入場する先生を見た瞬間、「"この人を師匠として生き抜く"と決めました」。
以来、部長、本部長として広布拡大に奔走。日々、御書の研さんに挑み、人材育成に徹してきた。その中で見つかったてんかんも、投薬治療で乗り越えることができた。
16年(同28年)に発表された、創価班の「着任の誓い」に、「地域の発展と勝利のために尽くす」と。土信田さんは、この一節を実践しようと決め、地域の消防団に入団した。防災訓練や毎年の操法大会をはじめ、地域の祭りなどにも積極的に関わっている。
本年4月、板橋太陽区男子部長に就任。「信心しているからこそ、地域に尽くす自分に成長していきます」
◇
庄司陽子さん(板橋戸田区、女子部本部長)は板橋生まれの板橋育ち。大手弁当チェーン店に勤務する。
3年前、現在の区内の店舗に店長として赴任。当初は経験不足から、仕事を任せてもらえず、歯がゆい思いをすることもあった。加えて不規則な勤務形態で、なかなか会合に参加できない日が続いた。
その時、女子部の先輩が温かく励まし続けてくれた。池田先生が後継の友に贈った「私は絶対に負けない! 父母のために わが友人のために そして 恩師のために」との指針を胸に、歯を食いしばった。
従業員に積極的に声を掛け、一つ一つの業務に真剣に取り組んだ。誠実な仕事ぶりで、次第に信頼が広がり、皆が生き生きと仕事に励むように。それと比例するように業績も向上した。
一昨年、庄司さんの店舗は、関東500店舗の中から上位20店舗に贈られる優秀店舗賞を受賞した。
学会活動では、訪問・激励に力を入れ、新しい人材が立ち上がっている。「一人でも多くの友と、最高の青春を歩みたい」と華陽のスクラムを拡大する。
◇栄光の共戦譜
●広布の盤石なる錦州城たれ
「真実の板橋!/それは金の橋である。/それは/心が金であるからだ」
池田先生が詠んだ長編詩「勇敢なる勝利の金の橋——板橋」の一節である。
この長編詩を先生が贈ったのは、2007年(平成19年)6月11日。1953年(昭和28年)のこの日、先生は板橋に第一歩をしるした。「板橋師弟の日」の淵源である。
先生は文京支部長代理として、区内の支部員宅を訪れ、集った青年を抱きかかえるように励ました。
今年で65周年。その佳節を荘厳しようと、友は対話拡大に先駆する。
◇
71年(同46年)10月17日、池田先生が出席して、区内の私立城北高校の体育館で、記念撮影が行われた。後にこの日が「板橋の日」となった。
4000人の同志が、17のグループに分かれての撮影。先生は合間を縫って友に励ましの言葉を贈った。
壮年・婦人に対しては、「不動の幸福境涯を築いていく根源の法が信仰であり、皆さん方一人一人が功徳に満ちあふれ、子孫末代まで栄え、幸福であることが最大の喜びである」と。
青年部には「現在はどのような境遇であっても、10年、20年と純粋な信仰を全うしていくならば、想像を絶する栄光の人生を切り開いていけることは間違いない」と強調した。
立澤洋子さん(板橋錦州区、婦人部副本部長)は、この記念撮影の折、婦人部の一員として板橋音頭を踊ったことが原点だ。
56年(同31年)の入会。同郷の修さん(同、副区長)を折伏して結婚した。
師との出会いを胸に、広布に駆けてきた。修さんが経営する贈答品の卸店の商売に夫婦で励んだ。
全国で「広布第2章」の支部制がスタートした78年(同53年)、修さんが支部長に。洋子さんは夫を支えつつ、同志と折伏にまい進。支部で100世帯以上の拡大を達成したことは、夫婦の金の思い出だ。
洋子さんは、押し花教室やフラダンスを通して近隣に友情を拡大。修さんもPTA会長、保護司、町会役員、志村警察署協議会の会長など、地域の要職を歴任してきた。
2014年(平成26年)、修さんが厚生労働省指定の難病を発症した。その直後、先生から温かな激励が届いた。
師の真心を胸に、夫婦で必死に祈り続けた。その後、治療が功を奏し、現在では、日常生活に支障がないまでに回復した。
立澤さん夫妻は誓う。
「先生のおかげで、所願満足の人生を送ることができました。これからも何があっても、一歩も退かず、報恩の道を歩みます」
◇
♪幼子抱きて 汗流し 尊き元初の 使いをば……
婦人部の白ゆり合唱団の美しい歌声。4月に開催された「5・3」を記念する本部幹部会で、誕生から40周年となる婦人部歌「母の曲」が披露された。
池田先生が作詞した歌詞が発表されたのは1978年(昭和53年)10月21日、板橋文化会館(当時)での本部幹部会の席上である。
幹部会に参加した小菅典子さん(板橋太陽区、婦人部副本部長)。板橋婦人部の「天舞合唱団」1期生として、師の前で「ああ感激の同志あり」などを歌い上げた。
「当時は子育てに奮闘しながら、必死に折伏に挑戦しました。先生が優しい笑顔で拍手を送ってくださったことが忘れられません」
94年(平成6年)、小菅さんを宿命の嵐が襲う。リウマチを患い、一時は車いすでの生活を余儀なくされた。しかし、家族一丸で病魔に立ち向かい、手術も無事に成功した。
夫の昭夫さん(同、副本部長)は、地元の老人会で会長を務めるなど地域貢献に率先。自宅は広布の会場だけでなく、コーラスの練習場所など、地域交流の場としても提供してきた。
両親の姿を見て育った長女の智巳さん(同、婦人部本部長)は、板橋の少年少女部の合唱団に入団。次女の有子さん(佐賀王者圏、支部副婦人部長)も、富士少年希望少女合唱団で、宝の原点を築いた。
智巳さんは80年(昭和55年)の少年部合唱祭の折、師との出会いを結んだ。
先生は、板橋の合唱団の輪の中に入り、未来っ子たちを温かく激励し、智巳さんとも握手を。中心者の要望に応え、「板橋王子王女合唱団」と命名した。
智巳さんは現在、白ゆり合唱団に所属し、先日の本部幹部会で「母の曲」を合唱した。
智巳さんの長女・美子さんは、板橋王子王女合唱団で薫陶を受け、創価中学に進学した現在は、鼓笛隊で鍛えの青春を。次女・美智子さんも同合唱団で成長の日々を送る。親子3代で幸の調べを歌い継いでいる。
◇
先生はかつて板橋の友に呼び掛けた。
"板橋は、関東、東京の広宣流布の盤石なる錦州城たれ"
栄光の65周年から、板橋広布新時代へ——難攻不落の「錦州城」たる誇りに燃え、友は威風堂々の前進を続ける。
2018.06.14 わが友に贈る
近隣を大切にしよう!
爽やかな挨拶が
友好の第一歩だ。
広布と平和の拡大も
自身の足元から!
日女御前御返事 P1244
『此の御本尊全く余所に求る事なかれ只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり』
【通解】
この御本尊を決して他の所に求めてはならない。ただわれら衆生が法華経(御本尊)を持って南無妙法蓮華経と唱える、胸中の肉団におられるのである。
〈寸鉄〉 2018年6月14日
南米の大学が名誉博士号「平和建設には会長の人間主義思想が必要」総長
「持たるる法だに第一ならば持つ人随って第一」御書。自信満々と語れ!
何でも話せる先輩を持て—恩師。共に祈れば力も倍加。悩みを抱え込まず
女子部「華冠G」結成記念日。周囲を輝かせる美の創造者。皆が幸の青春を
「あおり運転」1週間で1000件摘発。危険な行為の撲滅へ。対策更に
☆随筆永遠なれ創価の大城 第32回 行学錬磨の大道
◇楽しく学び語れ世界最高の哲学
◇全人類の幸福と平和の実現のために!
梅雨の晴れ間となった昨日(九日)の午前、新宿の紀伊國屋書店の前を車で通った。
そこで目に飛び込んできたのは、近日発刊となる小説『新・人間革命』第三十巻(上巻)の懸垂幕であった。ご支援くださる皆様方への感謝は尽きない。最終章の連載に、さらに全力を尽くそうと決意した。
◇先師の誕生日に
六月は、"創価の父"牧口常三郎初代会長のご生誕の月である。
先生は、こよなく青年を愛され、一生涯、青年の気概で戦い抜かれた。
軍部政府による投獄の前年(昭和十七年)には"広宣流布は青年のリードによらねばならない"と語り残されている。
牧口先生のお誕生日の六月六日、私は、この偉大な先師の闘魂を胸に、青春の広宣拡大の大地・江戸川区へと走った。
初訪問となった"国際講堂"は、同志の真心で美しく光り、館内の記念展示には、"江戸川は「信心の横綱」なり"との誇りが漲っており、本当に嬉しかった。
江戸川家族は聖教新聞の拡大でも、任用試験の受験推進でも、模範の実証を示してくれている。
講堂で勤行をし、六十五年前、男子部の第一部隊で共に歴史を創った、江戸川をはじめ墨田や江東などの忘れ得ぬ宝友たちにも題目を送った。
当時、町工場で深夜まで働く友が多かった。十分に学校に行けなかった友もいる。皆、悩みを抱えながら懸命に奮闘する若者たちだった。
二十五歳の私自身も、病気との闘いが続いていたが、意気は高かった。——世界の民衆を牽引するのは、ひとえに我ら青年だ。その指導原理となる生命尊厳の大哲理を、今こそ学び語り、広げようではないか——と。
私は同志と集まるたびに、声に出して御書を拝読することから始めた。
「着実に、あきらめず、コツコツやろうよ」
粘り強く教学を学ぶ中で、一人ひとりが自らの尊い使命に目覚め、胸を張って立ち上がっていった。それぞれの新たな可能性を引き出しながら、自信と確信をもって対話に打って出たのだ。
皆が「行学の二道」に励む中で、第一級の青年リーダーの力をつけていった。わが陣営は三百三十七人から出発し、一年間で目標の千人を優に超す地涌の丈夫のスクラムを築き上げた。
これが、"青年学会"の大いなる推進力となったのである。
◇
六日の帰途、雨の中、旧江戸川を渡って、浦安平和会館へ向かった。
牧口先生が市川で行われた座談会や鎌ケ谷での講演会などに臨まれ、千葉に転教された率先の足跡が偲ばれた。
会館では、婦人部の方の紹介で二組の入会記念勤行会が行われていると伺い、車中から合掌し、いよいよ、ご多幸の人生を、と祈った。
女子部の時代に千葉へ幾たびとなく通った妻が、微笑んで言った。
「今日は『関東婦人部の日』ですね」と。
先日の「関東総会」の大成功を重ねて祝福するとともに、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の「敢闘精神」の大行進を讃えたい。
◇仏法求道の喜び
私たちが勤行で読誦する法華経の方便品には、「諸仏の智慧は甚深無量なり。其の智慧の門は難解難入なり」(創価学会版法華経一〇六ページ)とある。
この仏の難解にして深遠なる智慧も、「南無妙法蓮華経」の一法に納まっている。その大法を末法の一切衆生——全人類に開き示してくださったのが、御本仏・日蓮大聖人であられる。
この日蓮仏法を学ぼうと、全世界で求道の友が研鑽の汗を流している。
特に今月十七日、日本全国で行われる「仏法入門」の任用試験を目指して、新入会の友や会友の方々をはじめ、多くの友が真摯に学ばれている。何と尊いことか。
受験する方はもちろん、共に学び、応援してくれる全ての同志に、心から感謝を申し上げたい。
法華経の随喜功徳品には、法華経を聞いて随喜する功徳の大きさが説かれている。有名な「五十展転」である。
歓喜の信心に立ち上がった一人が、その喜びを友に伝え、その友がまた歓喜して別の友に教え、また次の人へと伝わり、やがて喜びの波動は五十人目に至る。
この最後の人の功徳でさえ、無量無辺であると示されている。
妙法を「語る功徳」「聞く功徳」が、いかに偉大であることか。その意味からも、教学試験の研鑽を通して、仏法を語り、教える人の功徳も、それを聞き、学ぶ人の功徳も、どれほど大きいか計り知れない。
仕事や家庭など、多忙な生活の中で時間を工面しての学び合いである。どうか、その一分一秒に、大いなる随喜あれ、絶大なる福徳あれと願わずにはいられない。
◇希望の門を開く
今や平和と人道の哲学の連帯は、地球社会に希望を広げている。
牧口先生の誕生日前日の五日には、「世界の青年へ」と呼びかける声明を、アルゼンチンの人権運動家でノーベル平和賞受賞者のエスキベル博士と共同で発表した。その舞台は、「永遠の都」ローマである。声明に呼応して溌剌たる青年たちの集いも行われ、私は胸を熱くして見守った。
「欧州師弟の日」にあたる六日、小説『新・人間革命』の挿絵は、奇しくも、そのローマの街並みであった。
声明で光を当てた通り、国際社会が取り組んでいる「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進にあって、根幹をなす指針は「誰も置き去りにしない」との一点である。そのための行動を力強く支える哲学が、今こそ求められている。
なかでも注目されているのがFBO(信仰を基盤とした団体)の役割である。「誰も置き去りにしない」精神とは、まさしく宗教者にとって日常的な信仰実践そのものであるからだ。
大聖人は「一切衆生皆成仏道の法華経」(御書九九ページ)と仰せになられた。牧口先生も御書に線を引かれていた一節である。
釈尊が法華経を説いた究極の目的は、万人成仏である。全ての人に尊極の生命が具わり、それを開き、顕すことができることを教えたのだ。
今回、同志が「冬は必ず春となる」(同一二五三ページ)の一節と共に学ぶ御抄には、法華経方便品の「若有聞法者無一不成仏(若し法を聞くこと有らば 一りとして成仏せざること無けん)」(同ページ)との文がある。
一人ももれなく幸福にするのだ!——世界の人びとが求めてやまない、万人の尊厳性と可能性を解き放つ「希望の門」が、ここにある。
「仏法入門」の研鑽は、「世界市民」の精神性の錬磨へ、そして人類のレジリエンス(困難を乗り越える力)の拡大へ連動しているといってよい。
◇行者とは何ぞや
牧口先生が使用されていた御書には、「行者とは何ぞや」との書き込みが残されている。
思索を重ねられた一つの結論として、先生は「自分ばかり御利益を得て、他人に施さないような個人主義の仏はないはずである。菩薩行をせねば仏にはなれないのである」と語られている。
御書を繙くと、「法華経の行者」という言葉が、優に三百カ所以上、確認できる。大聖人がいかに「行」(修行・行動・実践)を重んじられているかが拝されよう。
今、嬉しいことに、四日が記念の日である華の女子部は華陽姉妹の「御書三十編」を学びつつ、信頼と友情の対話を朗らかに広げてくれている。 牧口先生の誕生日の翌日(七日)が結成記念日の高等部も、教学に挑み、成長する姿が凜々しい。
結成の日(三十日)を目指す英知の男女学生部も、いやまして御書を拝しながら、人材の育成に、弘教の拡大にと、にぎやかだ。
「行学の二道」に徹するのが、創価の伝統である。
◇
恩師・戸田城聖先生は、御書の研鑽を"剣豪の修行の如き鍛錬"と譬えられた。
その峻厳さと共に、「楽しく信心して、楽しく折伏して、楽しく教学の勉強をしていってもらいたい」と、温かく励ましてやまなかった。
——我々は何のために生まれてきたのか。それは、法華経に「衆生所遊楽(衆生が遊楽する所)」とあるように、遊びに来たのだ。御本尊を信じきった時に、生きていること自体が楽しいという人生になるのだ、と。
悩みや困難が何もない人生などない。そうではなく、いかなる困難も逆境も、全てを悠々と乗り越えゆく「勇気」「智慧」「生命力」を無限に湧き立たせていく。そのための信仰である。「人間いかに生くべきか」という根本の道を学び、自らの最高の人格を輝かせていくための教学である。
その一番の体現者こそ、婦人部総会を笑顔爛漫の大成功で終えた"太陽の母たち"である。
今日(十日)は、白ゆりの香りも高き「婦人部の日」。皆で最大の尊敬と感謝を捧げたい。
文豪ゲーテは、「いま大事なのは、ほめられるとか、けなされるとかいうことではなく、学ぶことなのだ」と言った。
毀誉褒貶の世を見下ろし、不退の先師・恩師に連なる我らは、学び、進もう! 行動しよう!
行学錬磨の大道——人間として最高に誉れある青春と人生が、ここにあると確信しながら!
(随時、掲載いたします)
爽やかな挨拶が
友好の第一歩だ。
広布と平和の拡大も
自身の足元から!
日女御前御返事 P1244
『此の御本尊全く余所に求る事なかれ只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり』
【通解】
この御本尊を決して他の所に求めてはならない。ただわれら衆生が法華経(御本尊)を持って南無妙法蓮華経と唱える、胸中の肉団におられるのである。
〈寸鉄〉 2018年6月14日
南米の大学が名誉博士号「平和建設には会長の人間主義思想が必要」総長
「持たるる法だに第一ならば持つ人随って第一」御書。自信満々と語れ!
何でも話せる先輩を持て—恩師。共に祈れば力も倍加。悩みを抱え込まず
女子部「華冠G」結成記念日。周囲を輝かせる美の創造者。皆が幸の青春を
「あおり運転」1週間で1000件摘発。危険な行為の撲滅へ。対策更に
☆随筆永遠なれ創価の大城 第32回 行学錬磨の大道
◇楽しく学び語れ世界最高の哲学
◇全人類の幸福と平和の実現のために!
梅雨の晴れ間となった昨日(九日)の午前、新宿の紀伊國屋書店の前を車で通った。
そこで目に飛び込んできたのは、近日発刊となる小説『新・人間革命』第三十巻(上巻)の懸垂幕であった。ご支援くださる皆様方への感謝は尽きない。最終章の連載に、さらに全力を尽くそうと決意した。
◇先師の誕生日に
六月は、"創価の父"牧口常三郎初代会長のご生誕の月である。
先生は、こよなく青年を愛され、一生涯、青年の気概で戦い抜かれた。
軍部政府による投獄の前年(昭和十七年)には"広宣流布は青年のリードによらねばならない"と語り残されている。
牧口先生のお誕生日の六月六日、私は、この偉大な先師の闘魂を胸に、青春の広宣拡大の大地・江戸川区へと走った。
初訪問となった"国際講堂"は、同志の真心で美しく光り、館内の記念展示には、"江戸川は「信心の横綱」なり"との誇りが漲っており、本当に嬉しかった。
江戸川家族は聖教新聞の拡大でも、任用試験の受験推進でも、模範の実証を示してくれている。
講堂で勤行をし、六十五年前、男子部の第一部隊で共に歴史を創った、江戸川をはじめ墨田や江東などの忘れ得ぬ宝友たちにも題目を送った。
当時、町工場で深夜まで働く友が多かった。十分に学校に行けなかった友もいる。皆、悩みを抱えながら懸命に奮闘する若者たちだった。
二十五歳の私自身も、病気との闘いが続いていたが、意気は高かった。——世界の民衆を牽引するのは、ひとえに我ら青年だ。その指導原理となる生命尊厳の大哲理を、今こそ学び語り、広げようではないか——と。
私は同志と集まるたびに、声に出して御書を拝読することから始めた。
「着実に、あきらめず、コツコツやろうよ」
粘り強く教学を学ぶ中で、一人ひとりが自らの尊い使命に目覚め、胸を張って立ち上がっていった。それぞれの新たな可能性を引き出しながら、自信と確信をもって対話に打って出たのだ。
皆が「行学の二道」に励む中で、第一級の青年リーダーの力をつけていった。わが陣営は三百三十七人から出発し、一年間で目標の千人を優に超す地涌の丈夫のスクラムを築き上げた。
これが、"青年学会"の大いなる推進力となったのである。
◇
六日の帰途、雨の中、旧江戸川を渡って、浦安平和会館へ向かった。
牧口先生が市川で行われた座談会や鎌ケ谷での講演会などに臨まれ、千葉に転教された率先の足跡が偲ばれた。
会館では、婦人部の方の紹介で二組の入会記念勤行会が行われていると伺い、車中から合掌し、いよいよ、ご多幸の人生を、と祈った。
女子部の時代に千葉へ幾たびとなく通った妻が、微笑んで言った。
「今日は『関東婦人部の日』ですね」と。
先日の「関東総会」の大成功を重ねて祝福するとともに、埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の「敢闘精神」の大行進を讃えたい。
◇仏法求道の喜び
私たちが勤行で読誦する法華経の方便品には、「諸仏の智慧は甚深無量なり。其の智慧の門は難解難入なり」(創価学会版法華経一〇六ページ)とある。
この仏の難解にして深遠なる智慧も、「南無妙法蓮華経」の一法に納まっている。その大法を末法の一切衆生——全人類に開き示してくださったのが、御本仏・日蓮大聖人であられる。
この日蓮仏法を学ぼうと、全世界で求道の友が研鑽の汗を流している。
特に今月十七日、日本全国で行われる「仏法入門」の任用試験を目指して、新入会の友や会友の方々をはじめ、多くの友が真摯に学ばれている。何と尊いことか。
受験する方はもちろん、共に学び、応援してくれる全ての同志に、心から感謝を申し上げたい。
法華経の随喜功徳品には、法華経を聞いて随喜する功徳の大きさが説かれている。有名な「五十展転」である。
歓喜の信心に立ち上がった一人が、その喜びを友に伝え、その友がまた歓喜して別の友に教え、また次の人へと伝わり、やがて喜びの波動は五十人目に至る。
この最後の人の功徳でさえ、無量無辺であると示されている。
妙法を「語る功徳」「聞く功徳」が、いかに偉大であることか。その意味からも、教学試験の研鑽を通して、仏法を語り、教える人の功徳も、それを聞き、学ぶ人の功徳も、どれほど大きいか計り知れない。
仕事や家庭など、多忙な生活の中で時間を工面しての学び合いである。どうか、その一分一秒に、大いなる随喜あれ、絶大なる福徳あれと願わずにはいられない。
◇希望の門を開く
今や平和と人道の哲学の連帯は、地球社会に希望を広げている。
牧口先生の誕生日前日の五日には、「世界の青年へ」と呼びかける声明を、アルゼンチンの人権運動家でノーベル平和賞受賞者のエスキベル博士と共同で発表した。その舞台は、「永遠の都」ローマである。声明に呼応して溌剌たる青年たちの集いも行われ、私は胸を熱くして見守った。
「欧州師弟の日」にあたる六日、小説『新・人間革命』の挿絵は、奇しくも、そのローマの街並みであった。
声明で光を当てた通り、国際社会が取り組んでいる「SDGs(持続可能な開発目標)」の推進にあって、根幹をなす指針は「誰も置き去りにしない」との一点である。そのための行動を力強く支える哲学が、今こそ求められている。
なかでも注目されているのがFBO(信仰を基盤とした団体)の役割である。「誰も置き去りにしない」精神とは、まさしく宗教者にとって日常的な信仰実践そのものであるからだ。
大聖人は「一切衆生皆成仏道の法華経」(御書九九ページ)と仰せになられた。牧口先生も御書に線を引かれていた一節である。
釈尊が法華経を説いた究極の目的は、万人成仏である。全ての人に尊極の生命が具わり、それを開き、顕すことができることを教えたのだ。
今回、同志が「冬は必ず春となる」(同一二五三ページ)の一節と共に学ぶ御抄には、法華経方便品の「若有聞法者無一不成仏(若し法を聞くこと有らば 一りとして成仏せざること無けん)」(同ページ)との文がある。
一人ももれなく幸福にするのだ!——世界の人びとが求めてやまない、万人の尊厳性と可能性を解き放つ「希望の門」が、ここにある。
「仏法入門」の研鑽は、「世界市民」の精神性の錬磨へ、そして人類のレジリエンス(困難を乗り越える力)の拡大へ連動しているといってよい。
◇行者とは何ぞや
牧口先生が使用されていた御書には、「行者とは何ぞや」との書き込みが残されている。
思索を重ねられた一つの結論として、先生は「自分ばかり御利益を得て、他人に施さないような個人主義の仏はないはずである。菩薩行をせねば仏にはなれないのである」と語られている。
御書を繙くと、「法華経の行者」という言葉が、優に三百カ所以上、確認できる。大聖人がいかに「行」(修行・行動・実践)を重んじられているかが拝されよう。
今、嬉しいことに、四日が記念の日である華の女子部は華陽姉妹の「御書三十編」を学びつつ、信頼と友情の対話を朗らかに広げてくれている。 牧口先生の誕生日の翌日(七日)が結成記念日の高等部も、教学に挑み、成長する姿が凜々しい。
結成の日(三十日)を目指す英知の男女学生部も、いやまして御書を拝しながら、人材の育成に、弘教の拡大にと、にぎやかだ。
「行学の二道」に徹するのが、創価の伝統である。
◇
恩師・戸田城聖先生は、御書の研鑽を"剣豪の修行の如き鍛錬"と譬えられた。
その峻厳さと共に、「楽しく信心して、楽しく折伏して、楽しく教学の勉強をしていってもらいたい」と、温かく励ましてやまなかった。
——我々は何のために生まれてきたのか。それは、法華経に「衆生所遊楽(衆生が遊楽する所)」とあるように、遊びに来たのだ。御本尊を信じきった時に、生きていること自体が楽しいという人生になるのだ、と。
悩みや困難が何もない人生などない。そうではなく、いかなる困難も逆境も、全てを悠々と乗り越えゆく「勇気」「智慧」「生命力」を無限に湧き立たせていく。そのための信仰である。「人間いかに生くべきか」という根本の道を学び、自らの最高の人格を輝かせていくための教学である。
その一番の体現者こそ、婦人部総会を笑顔爛漫の大成功で終えた"太陽の母たち"である。
今日(十日)は、白ゆりの香りも高き「婦人部の日」。皆で最大の尊敬と感謝を捧げたい。
文豪ゲーテは、「いま大事なのは、ほめられるとか、けなされるとかいうことではなく、学ぶことなのだ」と言った。
毀誉褒貶の世を見下ろし、不退の先師・恩師に連なる我らは、学び、進もう! 行動しよう!
行学錬磨の大道——人間として最高に誉れある青春と人生が、ここにあると確信しながら!
(随時、掲載いたします)
2018年6月13日水曜日
2018.06.13 わが友に贈る
「行学の二道を
はげみ候べし」
任用試験に挑む皆様は
偉大な幸福博士!
最後まで真心の応援を!
大白牛車御消息 P1584
『法性の空に自在にとびゆく車をこそ大白牛車とは申すなれ、我より後に来り給はん人人は此の車にめされて霊山へ御出で有るべく候、日蓮も同じ車に乗りて御迎いにまかり向ふべく候』
【通解】
仏界の空に自在に飛びゆく車を、大白牛車というのである。私より後に来られる人々は、この車に乗せられて霊山浄土へおいでになることであろう。そのときは日蓮も同じ車に乗って、必ずお迎えに向かおう。
〈寸鉄〉 2018年6月13日
全幹部が訪問・激励へ!励ましは真摯に耳を傾ける事から。対話の名手に
きょう青森の日。福徳輝く「青年と人材の森」。さあ栄え光る拡大の劇を!
自分の長所言えない—小中高生の4割。若き心に自信を。褒めて伸ばそう
偏食は心の健康に悪影響と。バランス良い食事を。多忙な時こそ賢く工夫し
雨天時の自転車運転に注意。傘差し運転は厳禁だ。互いを守る規則順守せよ
☆御書と歩む� 第22回 仏法研鑽の鍛えの日々を
『設い一眼の亀の浮木には値うとも・はちすのいとをもって須弥山をば虚空にかくとも法華経を経のごとく説く人にあひがたし』(兄弟抄、1080ページ)
◇通解
たとえ一眼の亀が浮き木に巡り合うことがあっても、蓮の糸で須弥山を大空に吊すことができたとしても、法華経を経文の通りに説く人に巡り合うことは難しいのである。
◇同志への指針
仏法を誰から学ぶのか。難を恐れず、民衆救済のために戦い続ける人からこそ学ぶのだ。そこに、魔を打ち破る生命力が涌現する。一生成仏の大直道が開かれるのだ。
創価学会は「御書根本」「如説修行」の教団である。今、世界でも「仏法入門」に挑戦する会友の方々がいる。生命哲学の真髄を究める大教学運動は、人類を結び、平和の連帯を広げゆく源泉である。
はげみ候べし」
任用試験に挑む皆様は
偉大な幸福博士!
最後まで真心の応援を!
大白牛車御消息 P1584
『法性の空に自在にとびゆく車をこそ大白牛車とは申すなれ、我より後に来り給はん人人は此の車にめされて霊山へ御出で有るべく候、日蓮も同じ車に乗りて御迎いにまかり向ふべく候』
【通解】
仏界の空に自在に飛びゆく車を、大白牛車というのである。私より後に来られる人々は、この車に乗せられて霊山浄土へおいでになることであろう。そのときは日蓮も同じ車に乗って、必ずお迎えに向かおう。
〈寸鉄〉 2018年6月13日
全幹部が訪問・激励へ!励ましは真摯に耳を傾ける事から。対話の名手に
きょう青森の日。福徳輝く「青年と人材の森」。さあ栄え光る拡大の劇を!
自分の長所言えない—小中高生の4割。若き心に自信を。褒めて伸ばそう
偏食は心の健康に悪影響と。バランス良い食事を。多忙な時こそ賢く工夫し
雨天時の自転車運転に注意。傘差し運転は厳禁だ。互いを守る規則順守せよ
☆御書と歩む� 第22回 仏法研鑽の鍛えの日々を
『設い一眼の亀の浮木には値うとも・はちすのいとをもって須弥山をば虚空にかくとも法華経を経のごとく説く人にあひがたし』(兄弟抄、1080ページ)
◇通解
たとえ一眼の亀が浮き木に巡り合うことがあっても、蓮の糸で須弥山を大空に吊すことができたとしても、法華経を経文の通りに説く人に巡り合うことは難しいのである。
◇同志への指針
仏法を誰から学ぶのか。難を恐れず、民衆救済のために戦い続ける人からこそ学ぶのだ。そこに、魔を打ち破る生命力が涌現する。一生成仏の大直道が開かれるのだ。
創価学会は「御書根本」「如説修行」の教団である。今、世界でも「仏法入門」に挑戦する会友の方々がいる。生命哲学の真髄を究める大教学運動は、人類を結び、平和の連帯を広げゆく源泉である。
2018年6月12日火曜日
2018.06.12 わが友に贈る
失敗からも学ぶのが
成功への確実な一歩。
ゆえに負けじ魂で
何度でも挑戦しよう!
勇敢に鍛えの道を!
佐渡御書 P957
『畜生の心は弱きをおどし強きをおそる当世の学者等は畜生の如し』
【通解】
畜生の心は、弱い者を脅し、強い者を恐れる。いまの世の諸宗の学者どもは畜生のようである。
〈寸鉄〉 2018年6月12日
いつも人々を温かく包む学会員の姿こそ生きる力—識者。民衆蘇生の大光
「人を救いたい」との祈りが通じないわけがない—戸田先生。大確信で語れ
味方を励まし助ける事を常とせよ—大王。これが将の将。さあ励まし週間
偽報道を見分ける基本は発信元の確認。噂話に騙されるな。冷静に見抜け
梅雨でも熱中症の危険大—研究。自分は大丈夫と油断せず。水分・塩分補給
☆未来部部長研修会への池田先生のメッセージ 2018年6月4日
◇信心の根を強く深く張り、偉大な人材の大樹と育て
愛する高等部のリーダーの皆さん、世界市民の平和の城・創価大学へ、ようこそ! 宝の人材の皆さん一人一人と、私は心の握手を固く交わしながら、すべてを見守っております。
お世話になる担当者の皆さん、また役員の方々も、本当にありがとうございます。
この会場はディスカバリーホール、すなわち「発見」という名前を冠しています。「Discovery」には、"覆いを取る"という意義があります。
どうか、皆さんは、今日の研修会で、弱気や遠慮などの覆いを取り払って、自分自身の秘められた無限の可能性を大いに発見していってください。そして、新しい人間革命の挑戦のドラマを開始していただきたいのであります。
わが創大にお迎えした私たちの友人に、ワンガリ・マータイ博士がいます。
博士は、アフリカの大地に木々を植樹する運動を始め、アフリカ人の女性として初のノーベル平和賞を受賞しました。環境破壊で傷ついた故郷の大地に、一本また一本と木を植え、やがてそれは、4000万本にも達したのです。
博士は語られています。「木は、土の中で根っこを伸ばすとともに、空高く向かって成長する」「『どんなに高いところまで行こうと、根を張っているからこそ養分を得られる』ということを私たちに教えてくれる」(小池百合子訳『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』小学館)と。
皆さんは、大空高く、偉大な人材の大樹に育ちゆく一人一人です。
ゆえに、夢と希望を掲げながら、信心という「根っこ」を、強く深く張っていってください。日々、勇気凜々と題目を唱える青年の生命には、どんな雨や風にもへこたれない、不屈の「負けじ魂」が鍛え上げられていくのです。
日蓮大聖人は、「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)と仰せになられました。今、目の前の課題に全力を尽くす中に、未来の勝利の因が厳然と刻まれます。
さあ、今から、ここから、勉強でも、読書でも、スポーツでも、自分が決めた挑戦を、一日また一日、粘り強く積み重ねていこう!
最も信頼する皆さんの健康と成長を、これからも私は強盛に祈っていきます。
親孝行をよろしくお願いします。大切な大切な不二の皆さん、お元気で!(大拍手)
成功への確実な一歩。
ゆえに負けじ魂で
何度でも挑戦しよう!
勇敢に鍛えの道を!
佐渡御書 P957
『畜生の心は弱きをおどし強きをおそる当世の学者等は畜生の如し』
【通解】
畜生の心は、弱い者を脅し、強い者を恐れる。いまの世の諸宗の学者どもは畜生のようである。
〈寸鉄〉 2018年6月12日
いつも人々を温かく包む学会員の姿こそ生きる力—識者。民衆蘇生の大光
「人を救いたい」との祈りが通じないわけがない—戸田先生。大確信で語れ
味方を励まし助ける事を常とせよ—大王。これが将の将。さあ励まし週間
偽報道を見分ける基本は発信元の確認。噂話に騙されるな。冷静に見抜け
梅雨でも熱中症の危険大—研究。自分は大丈夫と油断せず。水分・塩分補給
☆未来部部長研修会への池田先生のメッセージ 2018年6月4日
◇信心の根を強く深く張り、偉大な人材の大樹と育て
愛する高等部のリーダーの皆さん、世界市民の平和の城・創価大学へ、ようこそ! 宝の人材の皆さん一人一人と、私は心の握手を固く交わしながら、すべてを見守っております。
お世話になる担当者の皆さん、また役員の方々も、本当にありがとうございます。
この会場はディスカバリーホール、すなわち「発見」という名前を冠しています。「Discovery」には、"覆いを取る"という意義があります。
どうか、皆さんは、今日の研修会で、弱気や遠慮などの覆いを取り払って、自分自身の秘められた無限の可能性を大いに発見していってください。そして、新しい人間革命の挑戦のドラマを開始していただきたいのであります。
わが創大にお迎えした私たちの友人に、ワンガリ・マータイ博士がいます。
博士は、アフリカの大地に木々を植樹する運動を始め、アフリカ人の女性として初のノーベル平和賞を受賞しました。環境破壊で傷ついた故郷の大地に、一本また一本と木を植え、やがてそれは、4000万本にも達したのです。
博士は語られています。「木は、土の中で根っこを伸ばすとともに、空高く向かって成長する」「『どんなに高いところまで行こうと、根を張っているからこそ養分を得られる』ということを私たちに教えてくれる」(小池百合子訳『UNBOWED へこたれない ワンガリ・マータイ自伝』小学館)と。
皆さんは、大空高く、偉大な人材の大樹に育ちゆく一人一人です。
ゆえに、夢と希望を掲げながら、信心という「根っこ」を、強く深く張っていってください。日々、勇気凜々と題目を唱える青年の生命には、どんな雨や風にもへこたれない、不屈の「負けじ魂」が鍛え上げられていくのです。
日蓮大聖人は、「未来の果を知らんと欲せば其の現在の因を見よ」(御書231ページ)と仰せになられました。今、目の前の課題に全力を尽くす中に、未来の勝利の因が厳然と刻まれます。
さあ、今から、ここから、勉強でも、読書でも、スポーツでも、自分が決めた挑戦を、一日また一日、粘り強く積み重ねていこう!
最も信頼する皆さんの健康と成長を、これからも私は強盛に祈っていきます。
親孝行をよろしくお願いします。大切な大切な不二の皆さん、お元気で!(大拍手)
2018年6月11日月曜日
2018.06.11 わが友に贈る
新聞休刊日
新池御書 P1443
『南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり』
【通解】
ただ南無妙法蓮華経とほかのことをさしおいてひたすら唱えていくならば、自然に生命に仏の相である三十二相八十種好をそなえていけるのです。法華経方便品に「我が如く等しくして異なること無からしめん」とあるように、釈尊のような仏にやすやすとなっていけるのです。
☆昭和30年3月大白蓮華巻頭言 「指導者」
学会は指導主義である。指導と教授は違う。教授とは教えることであり、指導とは導くことである。創価学会は、最初から、御本尊を信ずることに導くのである。
したがって、御本尊を教えることは、第二次的なのである。しこうして、信じた後には、信心のあり方を進んで指導するのである。また、信仰即生活であることを指導して幸福へと導くのであって、指導者とは、一日も早く会員一同が、幸福であらんことを願うべきである。
人生は険難であり、その行路は多難である。なかなか、普通の生命力では押し切っていけない。ゆえに、大指導者として、偉大なる御本尊の功徳を受けさせ、強き生命力を得させるように指導するのである。
されば、学会の指導者は、大御本尊のお姿を心の奥に刻みつけて、一般民衆の指導に当たらなくてはならない。
学会の指導者とは、なにをもって一般より高しとしうるのだ有ろうか。いうまでもなく信心の力である。その人自身の持っている才能、財力、社会的位置等ではない。ただただ信仰の道においてのみであることを深く自覚しなければならぬ。
されば、大御本尊のこと以外においては、けんそんであって、決して傲慢(ごうまん)な姿であってはならない。また、上長の位置を誇ることなく、なにごとも命令的であってはならぬ。指導である以上、相手の納得いくようにしてやらねばならぬ。そうして、御本尊の尊さ、功徳の偉大さを十分に納得させねばならぬ。
要するに御本尊を信ずる力と、慈悲とに満ちて、友として指導するものこそ指導者の自覚を得たものというべきではないか。
☆四季の励まし 成長と幸福は「挑戦」の中に 2018年6月2日
大宇宙の万物が、挑戦を続ける。
花は、
懸命に深雪を割いて新芽を出し、
波は、
体当たりを重ねて巌を削り、
太陽は、
日々、暁闇を破って躍り出る。
人が見ようが、見まいが、
己が使命を果たさんと、
黙々と、忍耐強く、
労作業を繰り返す。
挑戦! 挑戦! 挑戦!
それが、
"生きる"ということなのだ。
まず一歩を踏み出すのだ。
うまくいかないことがあっても、
「よし!」と思い直して、
何度でも挑戦すればいい。
その連続の中に
成長があり、幸福もある。
人生には、挫折もあれば
行き詰まりもある。
そうした時に、
何ものにも負けない強さをもち、
それを堂々と
乗り越えていけるかどうかに、
幸・不幸の鍵がある。
そこに、
仏法を求めざるをえない
理由がある。
信心ある限り、
人生の不遇も、失敗も、
すべて
生かし切っていくことができる。
ゆえに、
仏法者に行き詰まりはない。
「ただ唱題」「ただ、ただ広布」
——その炎のごとき一念と実践が、
暗夜を開いていくのだ。
大事なのは
「今から」の決意だ。
「これから」の行動だ。
その連続闘争が、
大きな歴史を築く原動力となる。
凜として咲く大賀ハス。千葉・茂原文化会館の「会館守る会」の友が、丹精込めて育てたものである。2007年(平成19年)7月、池田大作先生が都内でカメラに収めた。さらに「美事なる/蓮華の花の/大勝利」との句などを贈り、不屈の敢闘精神で前進する同志をたたえた。
泥沼から美しい花を咲かせるハスのように、負けじ魂を燃やし、現実変革への挑戦を続ける中に"幸福の花"は咲き薫る。さあ、きょうも挑戦の一歩を踏み出そう。
新池御書 P1443
『南無妙法蓮華経と他事なく唱へ申して候へば天然と三十二相八十種好を備うるなり、如我等無異と申して釈尊程の仏にやすやすと成り候なり』
【通解】
ただ南無妙法蓮華経とほかのことをさしおいてひたすら唱えていくならば、自然に生命に仏の相である三十二相八十種好をそなえていけるのです。法華経方便品に「我が如く等しくして異なること無からしめん」とあるように、釈尊のような仏にやすやすとなっていけるのです。
☆昭和30年3月大白蓮華巻頭言 「指導者」
学会は指導主義である。指導と教授は違う。教授とは教えることであり、指導とは導くことである。創価学会は、最初から、御本尊を信ずることに導くのである。
したがって、御本尊を教えることは、第二次的なのである。しこうして、信じた後には、信心のあり方を進んで指導するのである。また、信仰即生活であることを指導して幸福へと導くのであって、指導者とは、一日も早く会員一同が、幸福であらんことを願うべきである。
人生は険難であり、その行路は多難である。なかなか、普通の生命力では押し切っていけない。ゆえに、大指導者として、偉大なる御本尊の功徳を受けさせ、強き生命力を得させるように指導するのである。
されば、学会の指導者は、大御本尊のお姿を心の奥に刻みつけて、一般民衆の指導に当たらなくてはならない。
学会の指導者とは、なにをもって一般より高しとしうるのだ有ろうか。いうまでもなく信心の力である。その人自身の持っている才能、財力、社会的位置等ではない。ただただ信仰の道においてのみであることを深く自覚しなければならぬ。
されば、大御本尊のこと以外においては、けんそんであって、決して傲慢(ごうまん)な姿であってはならない。また、上長の位置を誇ることなく、なにごとも命令的であってはならぬ。指導である以上、相手の納得いくようにしてやらねばならぬ。そうして、御本尊の尊さ、功徳の偉大さを十分に納得させねばならぬ。
要するに御本尊を信ずる力と、慈悲とに満ちて、友として指導するものこそ指導者の自覚を得たものというべきではないか。
☆四季の励まし 成長と幸福は「挑戦」の中に 2018年6月2日
大宇宙の万物が、挑戦を続ける。
花は、
懸命に深雪を割いて新芽を出し、
波は、
体当たりを重ねて巌を削り、
太陽は、
日々、暁闇を破って躍り出る。
人が見ようが、見まいが、
己が使命を果たさんと、
黙々と、忍耐強く、
労作業を繰り返す。
挑戦! 挑戦! 挑戦!
それが、
"生きる"ということなのだ。
まず一歩を踏み出すのだ。
うまくいかないことがあっても、
「よし!」と思い直して、
何度でも挑戦すればいい。
その連続の中に
成長があり、幸福もある。
人生には、挫折もあれば
行き詰まりもある。
そうした時に、
何ものにも負けない強さをもち、
それを堂々と
乗り越えていけるかどうかに、
幸・不幸の鍵がある。
そこに、
仏法を求めざるをえない
理由がある。
信心ある限り、
人生の不遇も、失敗も、
すべて
生かし切っていくことができる。
ゆえに、
仏法者に行き詰まりはない。
「ただ唱題」「ただ、ただ広布」
——その炎のごとき一念と実践が、
暗夜を開いていくのだ。
大事なのは
「今から」の決意だ。
「これから」の行動だ。
その連続闘争が、
大きな歴史を築く原動力となる。
凜として咲く大賀ハス。千葉・茂原文化会館の「会館守る会」の友が、丹精込めて育てたものである。2007年(平成19年)7月、池田大作先生が都内でカメラに収めた。さらに「美事なる/蓮華の花の/大勝利」との句などを贈り、不屈の敢闘精神で前進する同志をたたえた。
泥沼から美しい花を咲かせるハスのように、負けじ魂を燃やし、現実変革への挑戦を続ける中に"幸福の花"は咲き薫る。さあ、きょうも挑戦の一歩を踏み出そう。
2018年6月10日日曜日
2018.06.10 わが友に贈る
◇今週のことば
「我心本来の仏なり」
無限の力は我が心に!
何があっても題目だ。
「歓喜の中の大歓喜」で
創価の母たちと共に!
2018年6月10日
四条金吾殿御書 P1112
『定めて釈迦多宝仏十方の諸仏の御宝前にましまさん、是こそ四条金吾殿の母よ母よと同心に頭をなで悦びほめ給うらめ、あはれいみじき子を我はもちたりと釈迦仏とかたらせ給うらん』
【通解】
きっと釈迦仏・多宝仏・十方の諸仏の御宝前におられるであろう。そして、これらの仏は「これこそ四条金吾殿の母よ母よ」と皆同じ慈愛の心を込めて頭をなで、悦びほめられることであろう。
妙法聖霊は「ああなんとすばらしい子を私は持ったことでしょう」と釈迦仏と語られているであろう。
〈寸鉄〉 2018年6月10日
婦人部の日。確信の祈りと希望の励まし。広布を開く創価の太陽に幸あれ
御書「ただ一えんにおもい切れ」。不退の信心こそ壁を破る力。腹を決めよ
「群馬の日」45周年。堂々たる正義の拡大!関東の一騎当千の師子は陸続と
任用試験まで残り1週間学んだ分、人生の勝利の因に。教える側も全力で
家具・家電、危険と思うが固定せず—5割。後悔先に立たずだ。教訓忘るな
☆御書と歩む� 第21回 「希望の門」を開きゆけ
『女人の御身としてかかる濁世末代に法華経を供養しましませば、梵王も天眼を以て御覧じ帝釈は掌を合わせてをがませ給ひ地神は御足をいただきて喜び釈迦仏は霊山より御手をのべて御頂をなでさせ給うらん』(松野殿女房御返事、1394ページ)
◇通解
女性の御身として、このような末法の濁った世にありながら法華経を供養なされたのであるから、大梵天王も天眼をもってご覧になり、帝釈天は合掌して(あなたを)礼拝され、地神は御足を大切に押しいただいて喜び、釈迦仏は霊山浄土から御手をさしのべて、あなたの頭をなでられるであろう。
◇同志への指針
広布に生きる女性を、諸仏も諸天も最大に寿ぎ、讃え、護る。これが御本仏の絶対のお約束である。
妙法を持つ乙女が一人立てば、周囲はどれほど明るく輝くか。「希望の門」「福徳の門」「平和の門」が広々と開かれるのだ。
尊き華陽姉妹のスクラムを大空も大地も喜び見つめる。仲良く健やかに、世界へ未来へ、福智の光を送りゆけ!
☆総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2018年6月2日
◇率先の実践こそ人材育成の要
◇任用試験・SOKAキッズフェスタに全力
一、「7・3」へ、そして上半期の総仕上げに向けて、弘教・拡大を勢いよく進めていただき、本当にありがとうございます。
本年は年頭より「学会活動で功徳を受けた方が増えたかどうか」「拡大に挑戦する人が増えたかどうか」を確認しながら前進しています。
いよいよ教学部任用試験(仏法入門)が近づいてきました。
今月の「励まし週間」は、試験直前の11日から17日になります。受験される方はもちろん、改めて、一人でも多くの方が勤行・唱題や学会活動に励み、信心の確信をつかめるよう、訪問・激励に全力で当たっていくことを確認したい。
試験まで残りわずかですが、受験に挑む皆さんと共に学び、関わることが、広宣流布の大きな流れとなり、互いの福徳と輝くことは間違いありません。新入会者をはじめ新たな活動者が信心の確信をつかみ、また未来部が大きく成長し、さらには会友の学会理解が進むよう、研さんと励ましをお願いいたします。
◇VODを積極活用
一、併せて本年は、STB視聴運動も積極的に進めております。1日付の聖教新聞4面には、「今月のオススメVOD」も掲載されており、今後も毎月掲載される予定です。
番組の中には、内容は素晴らしいものの、あまり視聴されていない、いわば「もったいない」作品もあります。
VOD作品は、友人の学会理解を深めることはもとより、会員・同志が確信と自信を深める最高の"武器"でもあります。座談会はもちろん、地区協議会や少人数の懇談会などでも、積極的に活用していきたい。
小説『新・人間革命』第10巻「言論城」には、次のようにあります。
「後輩に対しても、自分以上の力をつけさせていける、雅量のあるリーダーでなければならない。それには、まず率先垂範だ。その姿、行動が、真実の触発をもたらしていくことは間違いない。ただ命令したり文句を言うだけの、権威主義の人物の下では、人は決して育たない」と。
人材育成といっても、その肝要はリーダー自身の率先の実践であり、自らの境涯革命への挑戦です。それがなければ、人材も見えてこないし、増えてこない。
さまざまな戦いの一つ一つを通して、人材を見つけ、人材が育っているのか。そのためにも、毎月、自分自身が、励ましを増やせたのか。そして、皆の模範となり、師匠にお応えできる率先の活動ができたのか。リーダーは、この点を肝に銘じて、戦い抜いてまいりたい。
一、夏は、未来部育成の大事な季節です。本年は、初の試みとして7月1日を中心に「SOKAキッズフェスタ」を行います。
ここ数年来、広宣流布の将来を展望し、子どもを持つ家族への激励、また未来部・未就学世代の入会の応援に力を入れてきました。その一助となるように、少年少女部員ならびに未就学児童や未入会の子どもを対象に、父母や祖父母と一緒に家族で参加できる行事が「SOKAキッズフェスタ」です。
池田先生は「創価学会の組織は安全地帯である。子どもは、学会の庭で育てていきなさい」との戸田先生のご指導を繰り返し教えてくださり、さらに「学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚をもつことができる哲理がある」と教えてくださいました。
広宣流布の未来を見据えた時、未来部・未就学世代に信心が受け継がれていくか。これこそ最重要課題です。私たちには、学会にしかない励ましの世界を、また最高峰の創価の哲理を、後継に伝えていく責務があります。「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」との指針を再確認して、これまで以上に、信心の継承に力を入れてまいりたい。
「SOKAキッズフェスタ」や「創価ファミリー大会」などに参加する中で、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらうのはもちろんのこと、未入会の父母や家族にも、学会への印象を変え、理解を深めるきっかけになるよう、取り組みを進めたい。各家庭の状況には十分に配慮しながら、丁寧な激励を進めていきたいと思います。
◇仏の種を勇気凜々と
一、小説『新・人間革命』の最終章「誓願」には、第2次宗門事件が描かれております。
池田先生が烈風の中を、どれほどの思いで会員を守り、学会を守り、そして死身弘法の戦いで世界広布を進めてこられたか。私たちは、『新・人間革命』を学ぶ中で、改めて報恩感謝の決意に立ってまいりたい。そして『新・人間革命』の連載とともに、広布に走れる毎日を最高の誇りとして、拡大にまい進したい。
池田先生は、「大白蓮華」6月号の巻頭言「我らは『種を蒔く人』なり」の中で、大聖人御聖誕の天地・千葉で約2000年前の遺跡から蓮華の種が発見されたことを、日蓮仏法大興隆の瑞相であると、戸田先生が喜ばれたエピソードを紹介されながら、「我らの祈りと行動、対話と振る舞いで、楽しく伸び伸びと『仏種』を蒔きゆこうではないか!」と呼び掛けてくださいました。
まもなく発刊される小説『新・人間革命』第30巻・上巻に収められた「雌伏」の章の冒頭も、「さあ、対話をしよう!」と始まる詩からスタートします。
「われらは、 対話をもって 人びとの心田に幸福の種子を植え、 この世の尊き使命を呼び覚ます。 対話をもって 心をつなぎ、世界を結び、 難攻不落の 恒久平和の城塞を築く。 さあ、今日も、対話を進めよう!」と。
壮大な対話編ともいうべき小説『新・人間革命』で、先生が対話の範を示し、幸福への種を蒔き続けてくださっている今こそ、池田門下の弟子も総立ちとなって、創価の大興隆の礎を築く時であります。
ひとたび蒔いた種は永久に失われない。必ず芽を出す。この大確信で、師弟の月・7月、友好の月・8月へ勇気凜々と仏の種を植え、対話の花を咲かせゆこうではありませんか!
「我心本来の仏なり」
無限の力は我が心に!
何があっても題目だ。
「歓喜の中の大歓喜」で
創価の母たちと共に!
2018年6月10日
四条金吾殿御書 P1112
『定めて釈迦多宝仏十方の諸仏の御宝前にましまさん、是こそ四条金吾殿の母よ母よと同心に頭をなで悦びほめ給うらめ、あはれいみじき子を我はもちたりと釈迦仏とかたらせ給うらん』
【通解】
きっと釈迦仏・多宝仏・十方の諸仏の御宝前におられるであろう。そして、これらの仏は「これこそ四条金吾殿の母よ母よ」と皆同じ慈愛の心を込めて頭をなで、悦びほめられることであろう。
妙法聖霊は「ああなんとすばらしい子を私は持ったことでしょう」と釈迦仏と語られているであろう。
〈寸鉄〉 2018年6月10日
婦人部の日。確信の祈りと希望の励まし。広布を開く創価の太陽に幸あれ
御書「ただ一えんにおもい切れ」。不退の信心こそ壁を破る力。腹を決めよ
「群馬の日」45周年。堂々たる正義の拡大!関東の一騎当千の師子は陸続と
任用試験まで残り1週間学んだ分、人生の勝利の因に。教える側も全力で
家具・家電、危険と思うが固定せず—5割。後悔先に立たずだ。教訓忘るな
☆御書と歩む� 第21回 「希望の門」を開きゆけ
『女人の御身としてかかる濁世末代に法華経を供養しましませば、梵王も天眼を以て御覧じ帝釈は掌を合わせてをがませ給ひ地神は御足をいただきて喜び釈迦仏は霊山より御手をのべて御頂をなでさせ給うらん』(松野殿女房御返事、1394ページ)
◇通解
女性の御身として、このような末法の濁った世にありながら法華経を供養なされたのであるから、大梵天王も天眼をもってご覧になり、帝釈天は合掌して(あなたを)礼拝され、地神は御足を大切に押しいただいて喜び、釈迦仏は霊山浄土から御手をさしのべて、あなたの頭をなでられるであろう。
◇同志への指針
広布に生きる女性を、諸仏も諸天も最大に寿ぎ、讃え、護る。これが御本仏の絶対のお約束である。
妙法を持つ乙女が一人立てば、周囲はどれほど明るく輝くか。「希望の門」「福徳の門」「平和の門」が広々と開かれるのだ。
尊き華陽姉妹のスクラムを大空も大地も喜び見つめる。仲良く健やかに、世界へ未来へ、福智の光を送りゆけ!
☆総県長会議での原田会長の指導(要旨) 2018年6月2日
◇率先の実践こそ人材育成の要
◇任用試験・SOKAキッズフェスタに全力
一、「7・3」へ、そして上半期の総仕上げに向けて、弘教・拡大を勢いよく進めていただき、本当にありがとうございます。
本年は年頭より「学会活動で功徳を受けた方が増えたかどうか」「拡大に挑戦する人が増えたかどうか」を確認しながら前進しています。
いよいよ教学部任用試験(仏法入門)が近づいてきました。
今月の「励まし週間」は、試験直前の11日から17日になります。受験される方はもちろん、改めて、一人でも多くの方が勤行・唱題や学会活動に励み、信心の確信をつかめるよう、訪問・激励に全力で当たっていくことを確認したい。
試験まで残りわずかですが、受験に挑む皆さんと共に学び、関わることが、広宣流布の大きな流れとなり、互いの福徳と輝くことは間違いありません。新入会者をはじめ新たな活動者が信心の確信をつかみ、また未来部が大きく成長し、さらには会友の学会理解が進むよう、研さんと励ましをお願いいたします。
◇VODを積極活用
一、併せて本年は、STB視聴運動も積極的に進めております。1日付の聖教新聞4面には、「今月のオススメVOD」も掲載されており、今後も毎月掲載される予定です。
番組の中には、内容は素晴らしいものの、あまり視聴されていない、いわば「もったいない」作品もあります。
VOD作品は、友人の学会理解を深めることはもとより、会員・同志が確信と自信を深める最高の"武器"でもあります。座談会はもちろん、地区協議会や少人数の懇談会などでも、積極的に活用していきたい。
小説『新・人間革命』第10巻「言論城」には、次のようにあります。
「後輩に対しても、自分以上の力をつけさせていける、雅量のあるリーダーでなければならない。それには、まず率先垂範だ。その姿、行動が、真実の触発をもたらしていくことは間違いない。ただ命令したり文句を言うだけの、権威主義の人物の下では、人は決して育たない」と。
人材育成といっても、その肝要はリーダー自身の率先の実践であり、自らの境涯革命への挑戦です。それがなければ、人材も見えてこないし、増えてこない。
さまざまな戦いの一つ一つを通して、人材を見つけ、人材が育っているのか。そのためにも、毎月、自分自身が、励ましを増やせたのか。そして、皆の模範となり、師匠にお応えできる率先の活動ができたのか。リーダーは、この点を肝に銘じて、戦い抜いてまいりたい。
一、夏は、未来部育成の大事な季節です。本年は、初の試みとして7月1日を中心に「SOKAキッズフェスタ」を行います。
ここ数年来、広宣流布の将来を展望し、子どもを持つ家族への激励、また未来部・未就学世代の入会の応援に力を入れてきました。その一助となるように、少年少女部員ならびに未就学児童や未入会の子どもを対象に、父母や祖父母と一緒に家族で参加できる行事が「SOKAキッズフェスタ」です。
池田先生は「創価学会の組織は安全地帯である。子どもは、学会の庭で育てていきなさい」との戸田先生のご指導を繰り返し教えてくださり、さらに「学会には、一人ひとりが自身の可能性に目を開き、確かな自信と安心と希望を得ていくための豊かな励ましがある。そして、人間として生きていく上で、最高の誇りと自覚をもつことができる哲理がある」と教えてくださいました。
広宣流布の未来を見据えた時、未来部・未就学世代に信心が受け継がれていくか。これこそ最重要課題です。私たちには、学会にしかない励ましの世界を、また最高峰の創価の哲理を、後継に伝えていく責務があります。「子どもは、学会の庭で育てていきなさい」との指針を再確認して、これまで以上に、信心の継承に力を入れてまいりたい。
「SOKAキッズフェスタ」や「創価ファミリー大会」などに参加する中で、子どもたちに楽しい思い出をつくってもらうのはもちろんのこと、未入会の父母や家族にも、学会への印象を変え、理解を深めるきっかけになるよう、取り組みを進めたい。各家庭の状況には十分に配慮しながら、丁寧な激励を進めていきたいと思います。
◇仏の種を勇気凜々と
一、小説『新・人間革命』の最終章「誓願」には、第2次宗門事件が描かれております。
池田先生が烈風の中を、どれほどの思いで会員を守り、学会を守り、そして死身弘法の戦いで世界広布を進めてこられたか。私たちは、『新・人間革命』を学ぶ中で、改めて報恩感謝の決意に立ってまいりたい。そして『新・人間革命』の連載とともに、広布に走れる毎日を最高の誇りとして、拡大にまい進したい。
池田先生は、「大白蓮華」6月号の巻頭言「我らは『種を蒔く人』なり」の中で、大聖人御聖誕の天地・千葉で約2000年前の遺跡から蓮華の種が発見されたことを、日蓮仏法大興隆の瑞相であると、戸田先生が喜ばれたエピソードを紹介されながら、「我らの祈りと行動、対話と振る舞いで、楽しく伸び伸びと『仏種』を蒔きゆこうではないか!」と呼び掛けてくださいました。
まもなく発刊される小説『新・人間革命』第30巻・上巻に収められた「雌伏」の章の冒頭も、「さあ、対話をしよう!」と始まる詩からスタートします。
「われらは、 対話をもって 人びとの心田に幸福の種子を植え、 この世の尊き使命を呼び覚ます。 対話をもって 心をつなぎ、世界を結び、 難攻不落の 恒久平和の城塞を築く。 さあ、今日も、対話を進めよう!」と。
壮大な対話編ともいうべき小説『新・人間革命』で、先生が対話の範を示し、幸福への種を蒔き続けてくださっている今こそ、池田門下の弟子も総立ちとなって、創価の大興隆の礎を築く時であります。
ひとたび蒔いた種は永久に失われない。必ず芽を出す。この大確信で、師弟の月・7月、友好の月・8月へ勇気凜々と仏の種を植え、対話の花を咲かせゆこうではありませんか!
2018年6月9日土曜日
2018.06.09 わが友に贈る
中継行事に参加する
未来部を皆で励まそう!
温かい学会家族との
楽しい思い出が
若芽を育む滋養となる。
崇峻天皇御書 P1174
『一代の肝心は法華経法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ、穴賢穴賢、賢きを人と云いはかなきを畜といふ』
【通解】
釈迦一代の説法の肝心は法華経である。そして、法華経の修行という点で、その肝心をいえば、それは不軽品である。不軽菩薩が人ごとに敬ったということは、どういうことをいうのであろうか。教主釈尊の出世の本懐は、人として振る舞う道を説くことであった。穴賢穴賢。振舞いにおいて、賢いものを人といい、愚かなものを畜生というのである。
〈寸鉄〉 2018年6月9日
「報恩をもて前とす」御書感謝の人は誠実の人、成長の人。師恩胸に前進!
人生に価値を与えるのは結果ではなく闘争の過程—首相。故に今を真剣に
乱れた世の中を創価学会が変えていくのだ—戸田先生。青年よ果敢に叫べ
振り込め詐欺は巧妙化。知らない番号からの電話は要注意。警戒を緩めず
世界の子供の半数以上が紛争や貧困等に直面と。輝く未来、大人の責任で
☆新時代第35回本部幹部会・関東総会への池田先生のメッセージ
◇世界平和の大航路を進め
◇トインビー博士「日蓮の遺命を創価学会が実行」
一、かの釈尊は、世界最高峰のヒマラヤのふもとに王子として生まれ、大宇宙の究極の法則と合致しゆく、生命の最高峰の境涯を示されました。
末法の御本仏・日蓮大聖人は、世界最大の太平洋のほとりに「民の子」として聖誕なされ、釈尊の遺命を受け継がれつつ、全人類の幸福と平和の道を広大無辺に開いてくださったのです。
小説『人間革命』の英語版が発刊された折、トインビー博士から寄せていただいた真心あふるる序文には、こう記されていました。
「日蓮の地平と関心は、日本の海岸線に限定されるものではなかった。日蓮は、自分の思い描く仏教は、全ての場所の人間の仲間を救済する手段であると考えた」
そして、「創価学会は、人間革命の活動を通し、その日蓮の遺命を実行しているのである」と——。
トインビー博士も見つめておられた、壮大に全地球を潤しゆく、誉れ高き民衆仏法の源流こそ、ここ千葉であり、我らの大関東であります。
大聖人直結の「敢闘精神」に燃える創価家族、すなわち埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の異体同心の皆さん、堂々たる大拡大、そして大勝利の関東総会、誠におめでとう!(大拍手)
さらに、海で結ばれた各国の宝友を迎えて、世界広布の息吹にみなぎる本部幹部会を、大聖人がどれほど喜んでくださっていることでしょうか!
海外の尊きリーダーの皆さん方、本当にありがとう!(大拍手)
◇未来部は人類の希望
一、思えば、第3代に就任して最初の夏、私は千葉の犬吠埼と富津海岸で男女青年部の精鋭と錬磨の研修を行いました。その折、健気な地元・銚子の友と、大漁節を歌いながらの野外座談会を開いたことも、忘れ得ぬ思い出です。
今、わが不二の誓願の青年部は、大関東をはじめ日本全国そして全世界で、地涌のスクラムを一段と大きく広げながら、目覚ましい勝利の前進を続けてくれています。
その溌剌たる敢闘精神を、私は讃えたい。
そこで今日は、1982年(昭和57年)——若き正義の連帯で「反転攻勢」の波を起こした「青年の年」に、後継の友へ認めた四つの揮毫を通して、今の真情を伝えたいと思います。
一、まず「若人鯱之力」。これは、戸田先生の和歌「荒海の 鯱にも似たる 若人の 広布の集い 頼もしくぞある」を胸に、先駆の学生部へ綴った書です。
海の王者たる鯱は、群を抜いたスピードと無敵の強さ、さらに仲間との優れたコミュニケーション能力、そして団結力でも知られます。
それは、まさしく躍動する英才たちの群像にも通じます。だからこそ、50年前の日中国交正常化の提言をはじめ、平和のビジョンを、私は男女学生部に語り託してきました。
どうか、いやまして躍動する、普く賢い「普賢」の力で、歴史を創る「広宣流布」即「世界平和」の大航路を進んでいただきたい。
一、次に、「栄光天使空」。希望輝く未来部への書です。
妙法受持の家に生まれ育つ宿縁が、どれほど深いか。法華経を拝すれば、過去世に十万億の仏を供養してきた大功労の方々であり、未来へ計り知れない福徳をもたらす大使命の方々です。
ゆえに、わが未来部の成長こそ、全人類の希望であり、喜びなのです。
気高き担当者の方々に最敬礼して感謝するとともに、正義の宝の天使たち一人一人が健やかに栄光の大空へ羽ばたきゆけるよう、皆で一段と祈り、励ましていきたい。任用試験に挑戦する未来部の友も、本当にご苦労さま!
◇「心の財」を積みゆけ
一、さらに、華陽の女子部に贈る書は「福運無限詩」です。
実は、ここ船橋は蒲田支部の縁で、私の妻も女子部時代、幾度も足を運んで同志と学会活動に励んだ天地であり、今日の大発展を何より喜んでいます。
大聖人は、「南無妙法蓮華経は、自他共の生命にも、周囲の環境にも、無量の福運と智慧を広げゆける福智の法である」(御書792ページ、趣意)と明かされています。
小さな、また地道な「心の財」の積み重ねこそが、無限の福運と広がります。
華陽姉妹の皆さんは、仲良く朗らかに支え合いながら、最も美しく、最も価値ある青春勝利のロマンの詩を、春夏秋冬、織り成していってください。
一、最後に、「勇者共戦」。若師子の男子部への記別です。
1973年(同48年)の早春、学会が仏法を基調とした本格的な社会建設へ挑み始めた時に、関東の男子部と心肝に染めた御聖訓があります。
それは、「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」(同1282ページ)と。
闘諍言訟の末法は、臆病では何事も成就できない時代である。ゆえに、創価の丈夫は「師子王の心」を持てる勇者として断固と共戦してもらいたい。
結びに、関東の在家の門下である富木常忍に授けられた「観心本尊抄」の一節「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(同254ページ)を共々に拝したい。そして、「太陽の仏法」の大光で、家庭も地域も、社会も世界も、いよいよ明るく照らし晴らそうではないか! と申し上げ、私のメッセージといたします(大拍手)。
未来部を皆で励まそう!
温かい学会家族との
楽しい思い出が
若芽を育む滋養となる。
崇峻天皇御書 P1174
『一代の肝心は法華経法華経の修行の肝心は不軽品にて候なり、不軽菩薩の人を敬いしはいかなる事ぞ教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ、穴賢穴賢、賢きを人と云いはかなきを畜といふ』
【通解】
釈迦一代の説法の肝心は法華経である。そして、法華経の修行という点で、その肝心をいえば、それは不軽品である。不軽菩薩が人ごとに敬ったということは、どういうことをいうのであろうか。教主釈尊の出世の本懐は、人として振る舞う道を説くことであった。穴賢穴賢。振舞いにおいて、賢いものを人といい、愚かなものを畜生というのである。
〈寸鉄〉 2018年6月9日
「報恩をもて前とす」御書感謝の人は誠実の人、成長の人。師恩胸に前進!
人生に価値を与えるのは結果ではなく闘争の過程—首相。故に今を真剣に
乱れた世の中を創価学会が変えていくのだ—戸田先生。青年よ果敢に叫べ
振り込め詐欺は巧妙化。知らない番号からの電話は要注意。警戒を緩めず
世界の子供の半数以上が紛争や貧困等に直面と。輝く未来、大人の責任で
☆新時代第35回本部幹部会・関東総会への池田先生のメッセージ
◇世界平和の大航路を進め
◇トインビー博士「日蓮の遺命を創価学会が実行」
一、かの釈尊は、世界最高峰のヒマラヤのふもとに王子として生まれ、大宇宙の究極の法則と合致しゆく、生命の最高峰の境涯を示されました。
末法の御本仏・日蓮大聖人は、世界最大の太平洋のほとりに「民の子」として聖誕なされ、釈尊の遺命を受け継がれつつ、全人類の幸福と平和の道を広大無辺に開いてくださったのです。
小説『人間革命』の英語版が発刊された折、トインビー博士から寄せていただいた真心あふるる序文には、こう記されていました。
「日蓮の地平と関心は、日本の海岸線に限定されるものではなかった。日蓮は、自分の思い描く仏教は、全ての場所の人間の仲間を救済する手段であると考えた」
そして、「創価学会は、人間革命の活動を通し、その日蓮の遺命を実行しているのである」と——。
トインビー博士も見つめておられた、壮大に全地球を潤しゆく、誉れ高き民衆仏法の源流こそ、ここ千葉であり、我らの大関東であります。
大聖人直結の「敢闘精神」に燃える創価家族、すなわち埼玉、千葉、茨城、群馬、栃木の異体同心の皆さん、堂々たる大拡大、そして大勝利の関東総会、誠におめでとう!(大拍手)
さらに、海で結ばれた各国の宝友を迎えて、世界広布の息吹にみなぎる本部幹部会を、大聖人がどれほど喜んでくださっていることでしょうか!
海外の尊きリーダーの皆さん方、本当にありがとう!(大拍手)
◇未来部は人類の希望
一、思えば、第3代に就任して最初の夏、私は千葉の犬吠埼と富津海岸で男女青年部の精鋭と錬磨の研修を行いました。その折、健気な地元・銚子の友と、大漁節を歌いながらの野外座談会を開いたことも、忘れ得ぬ思い出です。
今、わが不二の誓願の青年部は、大関東をはじめ日本全国そして全世界で、地涌のスクラムを一段と大きく広げながら、目覚ましい勝利の前進を続けてくれています。
その溌剌たる敢闘精神を、私は讃えたい。
そこで今日は、1982年(昭和57年)——若き正義の連帯で「反転攻勢」の波を起こした「青年の年」に、後継の友へ認めた四つの揮毫を通して、今の真情を伝えたいと思います。
一、まず「若人鯱之力」。これは、戸田先生の和歌「荒海の 鯱にも似たる 若人の 広布の集い 頼もしくぞある」を胸に、先駆の学生部へ綴った書です。
海の王者たる鯱は、群を抜いたスピードと無敵の強さ、さらに仲間との優れたコミュニケーション能力、そして団結力でも知られます。
それは、まさしく躍動する英才たちの群像にも通じます。だからこそ、50年前の日中国交正常化の提言をはじめ、平和のビジョンを、私は男女学生部に語り託してきました。
どうか、いやまして躍動する、普く賢い「普賢」の力で、歴史を創る「広宣流布」即「世界平和」の大航路を進んでいただきたい。
一、次に、「栄光天使空」。希望輝く未来部への書です。
妙法受持の家に生まれ育つ宿縁が、どれほど深いか。法華経を拝すれば、過去世に十万億の仏を供養してきた大功労の方々であり、未来へ計り知れない福徳をもたらす大使命の方々です。
ゆえに、わが未来部の成長こそ、全人類の希望であり、喜びなのです。
気高き担当者の方々に最敬礼して感謝するとともに、正義の宝の天使たち一人一人が健やかに栄光の大空へ羽ばたきゆけるよう、皆で一段と祈り、励ましていきたい。任用試験に挑戦する未来部の友も、本当にご苦労さま!
◇「心の財」を積みゆけ
一、さらに、華陽の女子部に贈る書は「福運無限詩」です。
実は、ここ船橋は蒲田支部の縁で、私の妻も女子部時代、幾度も足を運んで同志と学会活動に励んだ天地であり、今日の大発展を何より喜んでいます。
大聖人は、「南無妙法蓮華経は、自他共の生命にも、周囲の環境にも、無量の福運と智慧を広げゆける福智の法である」(御書792ページ、趣意)と明かされています。
小さな、また地道な「心の財」の積み重ねこそが、無限の福運と広がります。
華陽姉妹の皆さんは、仲良く朗らかに支え合いながら、最も美しく、最も価値ある青春勝利のロマンの詩を、春夏秋冬、織り成していってください。
一、最後に、「勇者共戦」。若師子の男子部への記別です。
1973年(同48年)の早春、学会が仏法を基調とした本格的な社会建設へ挑み始めた時に、関東の男子部と心肝に染めた御聖訓があります。
それは、「日蓮が弟子等は臆病にては叶うべからず」(同1282ページ)と。
闘諍言訟の末法は、臆病では何事も成就できない時代である。ゆえに、創価の丈夫は「師子王の心」を持てる勇者として断固と共戦してもらいたい。
結びに、関東の在家の門下である富木常忍に授けられた「観心本尊抄」の一節「天晴れぬれば地明かなり法華を識る者は世法を得可きか」(同254ページ)を共々に拝したい。そして、「太陽の仏法」の大光で、家庭も地域も、社会も世界も、いよいよ明るく照らし晴らそうではないか! と申し上げ、私のメッセージといたします(大拍手)。
2018年6月8日金曜日
2018.06.08 わが友に贈る
就職活動に挑む
君代貴方よ 頑張れ!
真剣な祈りを根本に
誠実に自分らしく
桜梅桃李の勝利劇を!
閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』
【通解】
仏法を信じて、今度生死を離れようとする人が少し心が弛んでいるのを見て、仏は信心を促すために疫病を与えられている。信心を励まし勧めるという心である。
〈寸鉄〉 2018年6月8日
広布伸展は強盛な信心の"一人"の力による—戸田先生。後継よ、その一人に
「一筋に信じ給ふならば・現世安穏」御書。悩んだら題目。ここに常勝の軌道
統監部に深謝。カードは同志の尊き命。真心の陰の献身ありて組織は繁栄
各地で梅雨入り。聡明な体調管理で健康生活を。無冠の友も絶対無事故で
歩きスマホはひったくり被害等に遭う危険大と。「ついつい」の油断排して
☆第39回「全国人間教育実践報告大会」への池田先生のメッセージ 2018年5月30日
◇若き生命を支え育てる心の「ふるさと」の存在に
天も光り、地も光り、人の心も輝き光る、大好きな岐阜で、全国人間教育実践報告大会の開催、誠におめでとうございます! 尊き労苦の結晶たる実践記録を発表される先生方、また役員の先生方の献身も本当にありがとうございます。
私が初めて岐阜を訪れてより65星霜になります。以来、20回に及ぶ訪問では、いつも温かく誠実な友人たちの笑顔と、その心を映す美しい花々が迎えてくれました。とりわけ、1972年の春と翌73年の初夏、岐阜県民体育館(当時)での会合の折に、県花のレンゲ草と、季節の花のアジサイが会場を彩ってくれた光景は、鮮やかに蘇ります。
実は、この72年と73年は、私が大歴史学者トインビー博士と2年越しの対談を重ねていた時でありました。博士と21世紀の教育を展望しつつ、「自然と共存しながら、人間相互の信頼関係を築いていくこと」、また「郷土愛を土台として世界全体を『わが祖国』とする人類愛、世界愛を広げていくこと」等についても深く一致を見たのです。
翻って、岐阜の教育界で掲げられているビジョンには、目指すべき人間像として、「高い志とグローバルな視野をもって夢に挑戦し」「地域社会の一員として考え行動できる『地域社会人』」であると高らかに謳われています。「地域社会人」とは、何と素晴らしい表現でしょうか。トインビー博士も理想とした人材像が、ここには凝縮されております。
それは、わが創価教育の父・牧口常三郎先生が提唱した、郷土に根を張りつつ、グローバルな視点を併せ持って、地域社会と地球社会に貢献しゆく「世界市民教育」とも響き合います。牧口先生は、日本の偏狭な軍国主義教育の暴走に対峙し、「子どもたちの幸福」を最大の目的に掲げ、一人一人の価値創造の力を引き出すことに主眼を置いたのです。
この「地域社会人」即「世界市民」と育ちゆく若き生命には、心の支えとなり、常に立ち返ることのできる、かけがえのない「ふるさと」の存在があると、私は思ってきた一人です。それこそ、忘れ得ぬ学校や地域の先生方との出会いではないでしょうか。
岐阜ゆかりの文豪・島崎藤村翁も、「青年時代に受けた感化や影響には、殆んど、人の一生を支配する力がある」と語り、「よい教師に対するほがらかな心持は永い事忘れられません」と追憶しておりました(『藤村全集第9巻』筑摩書房、現代表記に改めた)。今日の実践記録に象徴されるように、まさしく、よき教育者こそ若人の命に刻まれ、永遠に慕われ、感謝されゆく「ふるさと」なのであります。
岐阜の県花レンゲ草の花言葉は、「私は幸福」「あなたは幸福」といわれます。教育こそ、「自他共の幸福」を実現しゆく、最も尊き聖業にほかなりません。私たちは、ここ麗しき日本の故郷・岐阜から、人間教育の滔々たる大河を日本へ世界へ未来へ流れ通わせ、「希望の花」「人材の花」「平和の花」を、馥郁と咲き薫らせていこうではありませんか!
結びに、本日、ご参加くださった先生方のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。陰徳光る教育者の皆様に、無量無辺の陽報あれ!(大拍手)
君代貴方よ 頑張れ!
真剣な祈りを根本に
誠実に自分らしく
桜梅桃李の勝利劇を!
閻浮提中御書 P1589
『仏法を信じて今度生死をはなるる人のすこし心のゆるなるをすすめむがために疫病を仏のあたへ給うはげます心なりすすむる心なり』
【通解】
仏法を信じて、今度生死を離れようとする人が少し心が弛んでいるのを見て、仏は信心を促すために疫病を与えられている。信心を励まし勧めるという心である。
〈寸鉄〉 2018年6月8日
広布伸展は強盛な信心の"一人"の力による—戸田先生。後継よ、その一人に
「一筋に信じ給ふならば・現世安穏」御書。悩んだら題目。ここに常勝の軌道
統監部に深謝。カードは同志の尊き命。真心の陰の献身ありて組織は繁栄
各地で梅雨入り。聡明な体調管理で健康生活を。無冠の友も絶対無事故で
歩きスマホはひったくり被害等に遭う危険大と。「ついつい」の油断排して
☆第39回「全国人間教育実践報告大会」への池田先生のメッセージ 2018年5月30日
◇若き生命を支え育てる心の「ふるさと」の存在に
天も光り、地も光り、人の心も輝き光る、大好きな岐阜で、全国人間教育実践報告大会の開催、誠におめでとうございます! 尊き労苦の結晶たる実践記録を発表される先生方、また役員の先生方の献身も本当にありがとうございます。
私が初めて岐阜を訪れてより65星霜になります。以来、20回に及ぶ訪問では、いつも温かく誠実な友人たちの笑顔と、その心を映す美しい花々が迎えてくれました。とりわけ、1972年の春と翌73年の初夏、岐阜県民体育館(当時)での会合の折に、県花のレンゲ草と、季節の花のアジサイが会場を彩ってくれた光景は、鮮やかに蘇ります。
実は、この72年と73年は、私が大歴史学者トインビー博士と2年越しの対談を重ねていた時でありました。博士と21世紀の教育を展望しつつ、「自然と共存しながら、人間相互の信頼関係を築いていくこと」、また「郷土愛を土台として世界全体を『わが祖国』とする人類愛、世界愛を広げていくこと」等についても深く一致を見たのです。
翻って、岐阜の教育界で掲げられているビジョンには、目指すべき人間像として、「高い志とグローバルな視野をもって夢に挑戦し」「地域社会の一員として考え行動できる『地域社会人』」であると高らかに謳われています。「地域社会人」とは、何と素晴らしい表現でしょうか。トインビー博士も理想とした人材像が、ここには凝縮されております。
それは、わが創価教育の父・牧口常三郎先生が提唱した、郷土に根を張りつつ、グローバルな視点を併せ持って、地域社会と地球社会に貢献しゆく「世界市民教育」とも響き合います。牧口先生は、日本の偏狭な軍国主義教育の暴走に対峙し、「子どもたちの幸福」を最大の目的に掲げ、一人一人の価値創造の力を引き出すことに主眼を置いたのです。
この「地域社会人」即「世界市民」と育ちゆく若き生命には、心の支えとなり、常に立ち返ることのできる、かけがえのない「ふるさと」の存在があると、私は思ってきた一人です。それこそ、忘れ得ぬ学校や地域の先生方との出会いではないでしょうか。
岐阜ゆかりの文豪・島崎藤村翁も、「青年時代に受けた感化や影響には、殆んど、人の一生を支配する力がある」と語り、「よい教師に対するほがらかな心持は永い事忘れられません」と追憶しておりました(『藤村全集第9巻』筑摩書房、現代表記に改めた)。今日の実践記録に象徴されるように、まさしく、よき教育者こそ若人の命に刻まれ、永遠に慕われ、感謝されゆく「ふるさと」なのであります。
岐阜の県花レンゲ草の花言葉は、「私は幸福」「あなたは幸福」といわれます。教育こそ、「自他共の幸福」を実現しゆく、最も尊き聖業にほかなりません。私たちは、ここ麗しき日本の故郷・岐阜から、人間教育の滔々たる大河を日本へ世界へ未来へ流れ通わせ、「希望の花」「人材の花」「平和の花」を、馥郁と咲き薫らせていこうではありませんか!
結びに、本日、ご参加くださった先生方のご健康とご多幸を、心よりお祈り申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。陰徳光る教育者の皆様に、無量無辺の陽報あれ!(大拍手)
2018年6月7日木曜日
2018.06.07 わが友に贈る
人との出会いは
自身を変える力となる。
ゆえに互いを尊敬し
人格を磨き 高め合う
善の友情を結び9ゆこう!
法華経題目抄 P940
『問うて云く法華経の意をもしらず只南無妙法蓮華経と計り五字七字に限りて一日に一遍一月乃至一年十年一期生の間に只一遍なんど唱えても軽重の悪に引かれずして四悪趣におもむかずついに不退の位にいたるべしや、答えて云くしかるべきなり』
【通解】
問うて言う。法華経の意味も知らず、ただ南無妙法蓮華経とだけ五字七字の題目のみを、一日に一遍、一月あるいは一年、十年、一生の間に只一遍だけ唱えたとしても、軽重の悪業に引かれずに、四悪趣に堕ちないで、ついには不退転の位に到達することができるのか。
答えて言う。いかにもそのとおりである。
〈寸鉄〉 2018年6月7日
SGIに若者が多いのは時代が求める哲学だから—識者。自信満々と語れ
高等部結成の日。後継の君こそ創価の宝。不屈の負けじ魂胸に大樹と育て
陰で尽くす友ありて広布は伸展。中継行事支える役員に感謝。福徳は無量
各地で軽装化の取り組み広がる。皆ができる地球温暖化対策。地道に賢く
大麻使用の経緯—好奇心が55%と。軽い気持ちで人生は破滅。甘く見るな
☆四季の励まし 人間の心が緑を輝かせる 2018年5月27日
美しき自然を、
守り、育むものは、
人間の豊かなる精神の沃野である。
人の心の浄化が、
鳥を、緑を輝かせるのだ。
人間と自然環境は、
相互に依存する関係にあり、
環境への暴力が、
やがて
人間に跳ね返ってくることを、
私たちは青年や子どもたちに、
教えていくべきである。
一切の問題は、
根本的には「人間」の問題だ。
自然環境を蹂躙する暴力も、
社会に紛争や
貧困をもたらす暴力も、
その根底には、
生命の尊厳を踏みにじり、
他者の犠牲の上に
自分の幸福を築こうとする
利己的な欲望が渦巻いている。
優れた科学技術も、
「慈悲」の精神がなければ、
人間を搾取し破壊する
危険な凶器に
変わってしまいかねない。
人類の平和と発展のためには、
「緑の革命」とともに、
「心の革命」が不可欠である。
人間を離れて、社会はない。
経済も、政治も、宗教も、
思想も、科学もない。
いな、すべての営みは
「人間の幸福のために」存在する。
仏教でも、「人間(正報)」と、
それを取り囲む
「環境(依報)」との
一体性を明快に説いている。
人間によって、社会は変わる。
世界は変わる。生態系は変わる。
ゆえに、
すべては「人間」を
向上させることから始まる。
新緑に包まれ、憩いのひとときを過ごす人々。木々の葉が、初夏の陽光に照らされていた。1983年(昭和58年)6月、池田大作先生がスイスのチューリヒを訪れた折、撮影した。
6月5日は「世界環境デー」。72年(同47年)のこの日に開かれた「国連人間環境会議」が淵源である。日本では6月5日を「環境の日」、6月を「環境月間」として、環境の保全に関するさまざまな行事が各地で行われる。
環境保全といっても、どこか"遠い世界の話"ではない。省エネに取り組む、ごみを減らす、買い物袋を持参する——こうした身近な行動から、変革は始まる。緑輝く6月、自らの生活を見つめ直す機会としたい。
自身を変える力となる。
ゆえに互いを尊敬し
人格を磨き 高め合う
善の友情を結び9ゆこう!
法華経題目抄 P940
『問うて云く法華経の意をもしらず只南無妙法蓮華経と計り五字七字に限りて一日に一遍一月乃至一年十年一期生の間に只一遍なんど唱えても軽重の悪に引かれずして四悪趣におもむかずついに不退の位にいたるべしや、答えて云くしかるべきなり』
【通解】
問うて言う。法華経の意味も知らず、ただ南無妙法蓮華経とだけ五字七字の題目のみを、一日に一遍、一月あるいは一年、十年、一生の間に只一遍だけ唱えたとしても、軽重の悪業に引かれずに、四悪趣に堕ちないで、ついには不退転の位に到達することができるのか。
答えて言う。いかにもそのとおりである。
〈寸鉄〉 2018年6月7日
SGIに若者が多いのは時代が求める哲学だから—識者。自信満々と語れ
高等部結成の日。後継の君こそ創価の宝。不屈の負けじ魂胸に大樹と育て
陰で尽くす友ありて広布は伸展。中継行事支える役員に感謝。福徳は無量
各地で軽装化の取り組み広がる。皆ができる地球温暖化対策。地道に賢く
大麻使用の経緯—好奇心が55%と。軽い気持ちで人生は破滅。甘く見るな
☆四季の励まし 人間の心が緑を輝かせる 2018年5月27日
美しき自然を、
守り、育むものは、
人間の豊かなる精神の沃野である。
人の心の浄化が、
鳥を、緑を輝かせるのだ。
人間と自然環境は、
相互に依存する関係にあり、
環境への暴力が、
やがて
人間に跳ね返ってくることを、
私たちは青年や子どもたちに、
教えていくべきである。
一切の問題は、
根本的には「人間」の問題だ。
自然環境を蹂躙する暴力も、
社会に紛争や
貧困をもたらす暴力も、
その根底には、
生命の尊厳を踏みにじり、
他者の犠牲の上に
自分の幸福を築こうとする
利己的な欲望が渦巻いている。
優れた科学技術も、
「慈悲」の精神がなければ、
人間を搾取し破壊する
危険な凶器に
変わってしまいかねない。
人類の平和と発展のためには、
「緑の革命」とともに、
「心の革命」が不可欠である。
人間を離れて、社会はない。
経済も、政治も、宗教も、
思想も、科学もない。
いな、すべての営みは
「人間の幸福のために」存在する。
仏教でも、「人間(正報)」と、
それを取り囲む
「環境(依報)」との
一体性を明快に説いている。
人間によって、社会は変わる。
世界は変わる。生態系は変わる。
ゆえに、
すべては「人間」を
向上させることから始まる。
新緑に包まれ、憩いのひとときを過ごす人々。木々の葉が、初夏の陽光に照らされていた。1983年(昭和58年)6月、池田大作先生がスイスのチューリヒを訪れた折、撮影した。
6月5日は「世界環境デー」。72年(同47年)のこの日に開かれた「国連人間環境会議」が淵源である。日本では6月5日を「環境の日」、6月を「環境月間」として、環境の保全に関するさまざまな行事が各地で行われる。
環境保全といっても、どこか"遠い世界の話"ではない。省エネに取り組む、ごみを減らす、買い物袋を持参する——こうした身近な行動から、変革は始まる。緑輝く6月、自らの生活を見つめ直す機会としたい。
2018年6月6日水曜日
2018.06.06 わが友に贈る
行き詰ったら
原点に立ち返ろう!
「何のため」が明確なら
絶対に負けない。
共々に誓願の人生を!
十如是事 P411
『秋のいねには早と中と晩との三のいね有れども一年が内に収むるが如く、此れも上中下の差別ある人なれども同じく一生の内に諸仏如来と一体不二に思い合せてあるべき事なり』
【通解】
秋の稲には早稲と中手と晩稲と、実りの時期が異なる三種の稲があっても、いずれも一年のうちに収穫できる。それと同じように、この仏法においても、衆生の機根に上・中・下の違いがあっても、皆、平等にこの一生の内に、諸仏如来と一体不二の仏となることができると思い合わせていくべきである。
〈寸鉄〉 2018年6月6日
「開かれた青年たれ」戸田先生。どんどん人と会い、心を結べ。味方をつくれ
牧口先生の生誕日。故郷・新潟の友が対話に先駆。正義と勇気の炎は脈々と
関東婦人部の日。地域に笑顔の花は満開!広布を支える最強の平和連帯よ
会員間の金銭貸借や共同事業は厳禁。これ学会の伝統。断固、隙を与えるな
高齢者の学びは健康面でプラスに働く可能性と。生涯求道の多宝会こそ鑑
☆アメリカ創価大学第14回卒業式 池田先生のメッセージ
◇世界市民の連帯広げる英才たれ
一、私の生命であり、人類の宝である卒業生の皆さん、誠におめでとう!
今、私の瞼には、大いなる理想と誇りを胸に、アリソビエホの丘から新たな飛翔を開始する、アメリカ創価大学(SUA)14期生、そして大学院新教育プログラム3期生の英姿が鮮明に映じております。
喜びを共にされるご家族の方々、ご友人の方々にも、心より感謝とお祝いを申し上げます。昼夜を分かたず英才を温かく育んでくださった教員・職員の方々、本当にありがとうございます。
そして、本日の式典には、ノーベル平和賞を受賞された「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の国際運営委員で、オランダの平和団体「PAX」の核軍縮プログラムマネジャーであるスージー・スナイダー氏をはじめ、多くのご来賓方をお迎えすることができました。創立者として、厚く厚く御礼を申し上げます。
◇黄金の日々を胸に
一、大好きなSUAの愛唱歌「平和の大道」が誕生して10年。今日も、この歌と「希望の光」の歌を妻と聴きながら、式典を見守っております。
愛する皆さんの晴れの門出にあたり、私は、これまでSUAにお迎えした宝の友との交流を振り返りつつ、「平和の大道」を開きゆく、三つの「一歩」について語らせていただきたい。
第一に、「日々、若き命を蘇生させゆく希望の一歩」です。
「アメリカの良心」と讃えられたノーマン・カズンズ博士を、私はSUAの旧ロサンゼルス・キャンパスに、2度お迎えし、幅広いテーマを巡って対話を重ねました。
博士は、49歳の時に膠原病を患い、医師から「500分の1」しか回復の見込みはないと宣告されました。さらに65歳で心筋梗塞を発症しながらも、驚異的な意志の力と生命力で、見事な回復を勝ちとり、平和と人道の不滅の貢献を果たし抜かれた信念の闘士です。
その博士が語られていました。
「この世で最も偉大な力は、生命の再生能力です。人間は肉体、精神両面において、苦痛や試練を克服し、病を治癒する本然の能力を持っている。しかし、それ以上に素晴らしいものは希望の力です」と。
人生は、どこまでも戦いです。目指す理想が高ければ高いほど、困難の峰も険しくなる。失意や落胆の時もあるでしょう。
しかし、若き命には、限りない蘇生の力が秘められている。苦しい時こそ、SUAでの黄金の日々に、わが胸に灯した大いなる希望の火を明々と燃え上がらせ、負けじ魂の一歩を踏み出していただきたい。そして、またもう一歩と挑戦する。そこから必ず、新たな希望の大回転が始まるからであります。
◇麗しい人間交流
一、第二は、「世界市民の友情を広げゆく誠実の一歩」です。
去る3月、SUAの学生主催の第1回「平和の文化」シンポジウムで、広島出身の被爆者シゲコ・ササモリさんが「核兵器廃絶における青年の役割」のテーマのもと、基調講演を行ってくださいました。
ササモリさんは、13歳の時に被爆し、10年後、後遺症のケロイドの治療のためにアメリカに渡られた方です。この手術のために奔走したのがカズンズ博士であり、ササモリさんは後に博士の養女となります。
ササモリさんは、麗しい人間の交流を幾重にも結び広げてこられました。カズンズ博士の友人で、精神医学者のジョエル・エルキース博士も、ご夫人が体調の不良を訴えた折、ササモリさんが指圧を買って出てくれた時の思い出を、感謝を込めて紹介されています。
目の前の人を、ただただ癒してあげたいと、被爆の痕跡を残す痛々しい指で、真心こめて指圧してくれる姿を見て、エルキース博士は涙を禁じ得なかった。この経験が、ご自身の研究に、重大なヒントを与えてくれたといいます。
それは、"文化の相違を超え、しかも憎しみの歴史さえも超えた、生命と生命の触れあいにこそ、一切の病、一切の痛みを回復する重要なカギがある"との確信につながったのであります。
博士は「価値あるもの、美しいものとの心の交流が、すべての人間自身に内在する美しい調和力を引き出す源となると信ずる」と論じておられます。
わがSUAは、地域においても、そして世界にあっても、一人一人との闊達にして誠実な交流を通して、人間共和を創造しゆくスクラムです。「平和の大道」で高らかに謳いあげられているように、皆さんには「生命の絆 輝く」学友がいます。皆さんに熱い期待を寄せ、活躍を心待ちにしている世界中の父母たちがいます。
その誇りも高く、民衆の心と心を結びゆく世界市民の友情と信頼のネットワークを、誠実にまた快活に広げていっていただきたいのです。
◇善性を信じ抜く
一、第三に、「生命の善性を引き出す不屈の一歩」であります。
2001年10月、核兵器廃絶へ人生を捧げられたジョセフ・ロートブラット博士が、SUAを訪問し、記念講演をしてくださったことは、永遠に忘れ得ぬ歴史であります。
博士は、私との対談集で、ご自身が「なぜ、60年もの間、平和運動を続けることができたのか」について語られました。
それは、「何よりも、人間の善良さを信じているからです」と。すなわち、人間は内在的に善であると信ずる哲学があればこそ、楽観主義を手放さず、戦い抜くことができたといわれるのです。
この信念を託されたのが、我らSUAであります。博士をはじめ、偉大な先人に続き、そしてまた、今日お迎えした来賓の先生方とご一緒に、我々は生命の善性を信じ、自他共に引き出す不屈の一歩を、生涯、逞しく賢く朗らかに、踏み出していこうではありませんか!
私の幸福は、皆さんが幸福になることです。私の勝利は、皆さんが勝利することです。
愛する卒業生全員に、健康あれ! 福徳あれ! 勝利あれ! と心から叫び、祝福のメッセージとさせていただきます。
誉れの卒業生、万歳! 本日は、本当におめでとう!(大拍手)
原点に立ち返ろう!
「何のため」が明確なら
絶対に負けない。
共々に誓願の人生を!
十如是事 P411
『秋のいねには早と中と晩との三のいね有れども一年が内に収むるが如く、此れも上中下の差別ある人なれども同じく一生の内に諸仏如来と一体不二に思い合せてあるべき事なり』
【通解】
秋の稲には早稲と中手と晩稲と、実りの時期が異なる三種の稲があっても、いずれも一年のうちに収穫できる。それと同じように、この仏法においても、衆生の機根に上・中・下の違いがあっても、皆、平等にこの一生の内に、諸仏如来と一体不二の仏となることができると思い合わせていくべきである。
〈寸鉄〉 2018年6月6日
「開かれた青年たれ」戸田先生。どんどん人と会い、心を結べ。味方をつくれ
牧口先生の生誕日。故郷・新潟の友が対話に先駆。正義と勇気の炎は脈々と
関東婦人部の日。地域に笑顔の花は満開!広布を支える最強の平和連帯よ
会員間の金銭貸借や共同事業は厳禁。これ学会の伝統。断固、隙を与えるな
高齢者の学びは健康面でプラスに働く可能性と。生涯求道の多宝会こそ鑑
☆アメリカ創価大学第14回卒業式 池田先生のメッセージ
◇世界市民の連帯広げる英才たれ
一、私の生命であり、人類の宝である卒業生の皆さん、誠におめでとう!
今、私の瞼には、大いなる理想と誇りを胸に、アリソビエホの丘から新たな飛翔を開始する、アメリカ創価大学(SUA)14期生、そして大学院新教育プログラム3期生の英姿が鮮明に映じております。
喜びを共にされるご家族の方々、ご友人の方々にも、心より感謝とお祝いを申し上げます。昼夜を分かたず英才を温かく育んでくださった教員・職員の方々、本当にありがとうございます。
そして、本日の式典には、ノーベル平和賞を受賞された「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」の国際運営委員で、オランダの平和団体「PAX」の核軍縮プログラムマネジャーであるスージー・スナイダー氏をはじめ、多くのご来賓方をお迎えすることができました。創立者として、厚く厚く御礼を申し上げます。
◇黄金の日々を胸に
一、大好きなSUAの愛唱歌「平和の大道」が誕生して10年。今日も、この歌と「希望の光」の歌を妻と聴きながら、式典を見守っております。
愛する皆さんの晴れの門出にあたり、私は、これまでSUAにお迎えした宝の友との交流を振り返りつつ、「平和の大道」を開きゆく、三つの「一歩」について語らせていただきたい。
第一に、「日々、若き命を蘇生させゆく希望の一歩」です。
「アメリカの良心」と讃えられたノーマン・カズンズ博士を、私はSUAの旧ロサンゼルス・キャンパスに、2度お迎えし、幅広いテーマを巡って対話を重ねました。
博士は、49歳の時に膠原病を患い、医師から「500分の1」しか回復の見込みはないと宣告されました。さらに65歳で心筋梗塞を発症しながらも、驚異的な意志の力と生命力で、見事な回復を勝ちとり、平和と人道の不滅の貢献を果たし抜かれた信念の闘士です。
その博士が語られていました。
「この世で最も偉大な力は、生命の再生能力です。人間は肉体、精神両面において、苦痛や試練を克服し、病を治癒する本然の能力を持っている。しかし、それ以上に素晴らしいものは希望の力です」と。
人生は、どこまでも戦いです。目指す理想が高ければ高いほど、困難の峰も険しくなる。失意や落胆の時もあるでしょう。
しかし、若き命には、限りない蘇生の力が秘められている。苦しい時こそ、SUAでの黄金の日々に、わが胸に灯した大いなる希望の火を明々と燃え上がらせ、負けじ魂の一歩を踏み出していただきたい。そして、またもう一歩と挑戦する。そこから必ず、新たな希望の大回転が始まるからであります。
◇麗しい人間交流
一、第二は、「世界市民の友情を広げゆく誠実の一歩」です。
去る3月、SUAの学生主催の第1回「平和の文化」シンポジウムで、広島出身の被爆者シゲコ・ササモリさんが「核兵器廃絶における青年の役割」のテーマのもと、基調講演を行ってくださいました。
ササモリさんは、13歳の時に被爆し、10年後、後遺症のケロイドの治療のためにアメリカに渡られた方です。この手術のために奔走したのがカズンズ博士であり、ササモリさんは後に博士の養女となります。
ササモリさんは、麗しい人間の交流を幾重にも結び広げてこられました。カズンズ博士の友人で、精神医学者のジョエル・エルキース博士も、ご夫人が体調の不良を訴えた折、ササモリさんが指圧を買って出てくれた時の思い出を、感謝を込めて紹介されています。
目の前の人を、ただただ癒してあげたいと、被爆の痕跡を残す痛々しい指で、真心こめて指圧してくれる姿を見て、エルキース博士は涙を禁じ得なかった。この経験が、ご自身の研究に、重大なヒントを与えてくれたといいます。
それは、"文化の相違を超え、しかも憎しみの歴史さえも超えた、生命と生命の触れあいにこそ、一切の病、一切の痛みを回復する重要なカギがある"との確信につながったのであります。
博士は「価値あるもの、美しいものとの心の交流が、すべての人間自身に内在する美しい調和力を引き出す源となると信ずる」と論じておられます。
わがSUAは、地域においても、そして世界にあっても、一人一人との闊達にして誠実な交流を通して、人間共和を創造しゆくスクラムです。「平和の大道」で高らかに謳いあげられているように、皆さんには「生命の絆 輝く」学友がいます。皆さんに熱い期待を寄せ、活躍を心待ちにしている世界中の父母たちがいます。
その誇りも高く、民衆の心と心を結びゆく世界市民の友情と信頼のネットワークを、誠実にまた快活に広げていっていただきたいのです。
◇善性を信じ抜く
一、第三に、「生命の善性を引き出す不屈の一歩」であります。
2001年10月、核兵器廃絶へ人生を捧げられたジョセフ・ロートブラット博士が、SUAを訪問し、記念講演をしてくださったことは、永遠に忘れ得ぬ歴史であります。
博士は、私との対談集で、ご自身が「なぜ、60年もの間、平和運動を続けることができたのか」について語られました。
それは、「何よりも、人間の善良さを信じているからです」と。すなわち、人間は内在的に善であると信ずる哲学があればこそ、楽観主義を手放さず、戦い抜くことができたといわれるのです。
この信念を託されたのが、我らSUAであります。博士をはじめ、偉大な先人に続き、そしてまた、今日お迎えした来賓の先生方とご一緒に、我々は生命の善性を信じ、自他共に引き出す不屈の一歩を、生涯、逞しく賢く朗らかに、踏み出していこうではありませんか!
私の幸福は、皆さんが幸福になることです。私の勝利は、皆さんが勝利することです。
愛する卒業生全員に、健康あれ! 福徳あれ! 勝利あれ! と心から叫び、祝福のメッセージとさせていただきます。
誉れの卒業生、万歳! 本日は、本当におめでとう!(大拍手)
2018年6月5日火曜日
2018.06.05 わが友に贈る
自分自身に生きよ!
人と比べる必要はない。
昨日より今日
今日より明日と
一歩ずつ前へ前へ!
四菩薩造立抄 P988
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり』
【通解】
日蓮は、世間から見れば日本第一の貧しい者であるけれども、仏法をもって論ずれば世界第一の富める者である。
〈寸鉄〉 2018年6月5日
「仏法は皆師より習ひ伝へ給へり」御書。偉大な広布の師のもとで進む誉れ
仏法は「国を救い、人を救うもの」牧口先生。我らは勇敢に対話拡大で勝利!
福井の日。誇りに燃えて幸の緑野を開拓!青年を先頭に郷土ルネサンスを
友は第二の自己—哲人。尽くした分、自分の境涯も広がる。今日も心込め
社会との繋がりは人間の健康に好影響と。地域に絆結ぶ学会活動こそ王道
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ� 2018年5月26日
◇わが生命に"幸福の宮殿"を
「パナマ」と聞いて、パナマ運河、野球強豪国、パナマ帽を挙げる人は多いだろう。
しかし、パナマ国民がどんな料理を食べ、どんな音楽を聴き、休日には何をして過ごすのかといった現地の暮らしぶりは、空路で20時間以上かかる日本では、ほとんど知られていないのではないか。
日本との外交関係が樹立されたのは、パナマがコロンビアから独立した翌年の1904年。すでに100年以上が経過している。
貿易大国・日本にとって、パナマ運河の存在は欠かせない。
運河を利用する国々の中でも、その物流量は世界屈指である。パナマは距離は遠いが、実は私たちの生活に深く関わっているのである。
池田先生の2度目の同国訪問(81年)は、両国の文化・教育交流を通じて、友情と平和の橋を架けるものとなった。
2月19日。7年ぶりとなる先生の到着を待っていたのは、日本とパナマの国旗を手にした大勢の人々だった。その数は約1500人である。
先生の再訪は、メンバーだけでなく、パナマ社会からも大きな注目を浴びていた。
空港の貴賓室には、国営テレビの取材の席が用意されていた。
「今回の訪問の目的は何でしょうか?」
「創価学会はどういった団体ですか?」
「パナマの国民に一言お願いします」
インタビュアーからマイクを向けられた先生は、その一つ一つに丁寧に答えていく。
「日本の理解、パナマ文化の理解を深めることです」
「仏教を基調として、世界の平和・文化・教育を推進する団体です」
「もっともっと日本に来てもらいたい」
その様子は、テレビのニュース番組や新聞紙上で報じられた。
インタビューを担当したのは、マヌエル・サンタマリアさん(故人)。SGIのメンバーだった。
記者としての実力を買われ、職場で選ばれたのである。
「主人はあの日、家に帰ってくるなり、興奮した面持ちで『最高に幸運なひとときだった』と言い、長い時間、御本尊の前に座っていました」と、妻のイダリアさんは振り返る。
サンタマリアさんはこの出会いを生涯の誇りとして、広布一筋の人生を駆け抜けた。
生まれつき、赤血球が壊れやすい遺伝性の病気を抱え、体が弱かった。しかし、学会活動に励む中で少しずつ健康になり、普通の生活ができるようになっていった。
何度か発作を起こし、入院を余儀なくされたこともあったが、そのたび、心配そうに見つめる家族へ「大丈夫。仏法の素晴らしさを証明してくるよ」と語り、励ました。
テレビ局を退職した後は、国立パナマ大学の教授となり、後進の育成にも努めた。SGIでは、支部長や本部長を歴任。2008年に息を引き取るまで、真実を伝える報道マンらしく、無理解や偏見の人にも誠実に仏法の素晴らしさや師の偉大さを訴え続けた。
「父は、自分のこと以上に、友人や同志の幸福を祈る人でした。いつも、"お前たちに遺してやれるレガシー(遺産)は、この信心だけだ"と言っていました」(次男のジャセール・サンタマリアさん)
今、その志を継ぐ友が、パナマ各地で奮闘している。
◇生活を大切に
81年の池田先生の滞在は8日間。3日目の21日朝には、5年前(76年)に完成した新・パナマ会館に足を運んでいる。
「ブエノス・ディアス(スペイン語で「おはようございます」)! お世話になります」
先生は居合わせた同志に声を掛けると、次々と記念撮影を。その後、メンバーと勤行・唱題。中南米各国から駆け付けた代表も交えて、3点にわたり懇談的に指導した。
——まず一つ目に、題目を唱えることは、自身の生命の中に"幸福の宮殿"を築くことです。たとえ現在が不幸であっても、最高の境涯が開いていくことを確信してください。
二つ目に、「仲良く」を合言葉に進んでください。
三つ目は、体を大切にすること。生活を大切にすること。職場を大切にすること。家庭を大切にすること。これが功徳を開いていく正しい法理です——
そして、こう結んだ。「苦しい時、悩みがある時、お題目をあげることが、人生勝利の根本である」と。
この日、エディルダ・デ・ロビンソンさんは、会館の2階に設けられた運営役員の部屋で、交流団を受け入れる準備を進めていた。先生は、その部屋にも顔を出した。
「突然の出会いに、とても驚きました。先生は、私たち役員とも記念撮影をして、『広宣流布の労苦は、全てが福運となっていきますよ』と激励してくださったのです」
ロビンソンさんは90年代、パナマ婦人部長として活躍する。
就任直後、アメリカによるパナマ侵攻、夫の病、宗門事件と、社会にも組織にも自身にも試練の嵐が吹き荒れた。しかし、"先生から託されたパナマ広布の灯を消してはならない"と、個人指導に徹し、「信仰即生活」の大切さを訴えていった。
日本の多宝会に当たる「パナマ 信心の王者・王女グループ」となった現在も、師と共に生きる喜びを語り伝えている。
◇平和と文化の力
"両国の友好関係に永続性をもたらし、実りあるものとするためには、教育と文化の交流以外にない"
池田先生はパナマ初訪問(74年)の折、こう信条を述べた。
81年の訪問では、この言葉の通り、日本とパナマの教育・文化交流の促進が図られた。
その一環として、栃木や大分等の同志による交流団が結成され、パナマの各地で交歓の集いが開催された。
21日には、そのメイン行事である「日パ親善文化祭」が、歴史あるパナマ市のパナマ国立劇場で昼夜2回に分けて行われた。
テーマは「人間蘇生の歓喜舞」。
第1部では、パナマのメンバーが各地方の伝統舞踊などを、第2部では、日本のメンバーがソーラン節などを披露した。
フィナーレでは、全出演者が舞台に上がり、愛唱歌とパナマ国歌を大合唱した。
夜の文化祭に出席した先生は、メンバーの熱演に喝采。「どこの国においても、どこの地域においても、きょうのこの日のように文化の華を咲かせ、民衆と民衆が合流し、融合していくところに、真実の恒久平和の華が咲くことを確信します」と、麗しい友情のステージをたたえた。
当時、15歳だったルベン・ロドリゲスさんは、民族衣装を身にまとい、伝統舞踊を踊った。
「立ち上がって惜しみない拍手を送ってくださった先生の姿は、この目に焼き付いています。81年の舞台は、私に"師匠を求める人生に限界はない"ことを教えてくれました」
6歳で信心を始めたロドリゲスさん。これまで、15人以上の友に弘教を実らせた。
腎臓の病を克服した体験を持ち、失業した時も、題目根本により良い条件で再就職を勝ち取った。何より、内向的な性格だったが、どんな困難にも自信を持って臨めるようになった。
「文化活動を通じて社会に貢献したい」と力を込めるロドリゲスさんは、これまでパナマSGIの文化祭などで演出指導を担当。現在は、コーラスグループの団長を務める。
平和と文化を愛する心は、パナマのメンバーの中に、生き生きと脈打っている。
人と比べる必要はない。
昨日より今日
今日より明日と
一歩ずつ前へ前へ!
四菩薩造立抄 P988
『日蓮は世間には日本第一の貧しき者なれども仏法を以て論ずれば一閻浮提第一の富る者なり』
【通解】
日蓮は、世間から見れば日本第一の貧しい者であるけれども、仏法をもって論ずれば世界第一の富める者である。
〈寸鉄〉 2018年6月5日
「仏法は皆師より習ひ伝へ給へり」御書。偉大な広布の師のもとで進む誉れ
仏法は「国を救い、人を救うもの」牧口先生。我らは勇敢に対話拡大で勝利!
福井の日。誇りに燃えて幸の緑野を開拓!青年を先頭に郷土ルネサンスを
友は第二の自己—哲人。尽くした分、自分の境涯も広がる。今日も心込め
社会との繋がりは人間の健康に好影響と。地域に絆結ぶ学会活動こそ王道
☆虹を懸ける 池田先生とパナマ� 2018年5月26日
◇わが生命に"幸福の宮殿"を
「パナマ」と聞いて、パナマ運河、野球強豪国、パナマ帽を挙げる人は多いだろう。
しかし、パナマ国民がどんな料理を食べ、どんな音楽を聴き、休日には何をして過ごすのかといった現地の暮らしぶりは、空路で20時間以上かかる日本では、ほとんど知られていないのではないか。
日本との外交関係が樹立されたのは、パナマがコロンビアから独立した翌年の1904年。すでに100年以上が経過している。
貿易大国・日本にとって、パナマ運河の存在は欠かせない。
運河を利用する国々の中でも、その物流量は世界屈指である。パナマは距離は遠いが、実は私たちの生活に深く関わっているのである。
池田先生の2度目の同国訪問(81年)は、両国の文化・教育交流を通じて、友情と平和の橋を架けるものとなった。
2月19日。7年ぶりとなる先生の到着を待っていたのは、日本とパナマの国旗を手にした大勢の人々だった。その数は約1500人である。
先生の再訪は、メンバーだけでなく、パナマ社会からも大きな注目を浴びていた。
空港の貴賓室には、国営テレビの取材の席が用意されていた。
「今回の訪問の目的は何でしょうか?」
「創価学会はどういった団体ですか?」
「パナマの国民に一言お願いします」
インタビュアーからマイクを向けられた先生は、その一つ一つに丁寧に答えていく。
「日本の理解、パナマ文化の理解を深めることです」
「仏教を基調として、世界の平和・文化・教育を推進する団体です」
「もっともっと日本に来てもらいたい」
その様子は、テレビのニュース番組や新聞紙上で報じられた。
インタビューを担当したのは、マヌエル・サンタマリアさん(故人)。SGIのメンバーだった。
記者としての実力を買われ、職場で選ばれたのである。
「主人はあの日、家に帰ってくるなり、興奮した面持ちで『最高に幸運なひとときだった』と言い、長い時間、御本尊の前に座っていました」と、妻のイダリアさんは振り返る。
サンタマリアさんはこの出会いを生涯の誇りとして、広布一筋の人生を駆け抜けた。
生まれつき、赤血球が壊れやすい遺伝性の病気を抱え、体が弱かった。しかし、学会活動に励む中で少しずつ健康になり、普通の生活ができるようになっていった。
何度か発作を起こし、入院を余儀なくされたこともあったが、そのたび、心配そうに見つめる家族へ「大丈夫。仏法の素晴らしさを証明してくるよ」と語り、励ました。
テレビ局を退職した後は、国立パナマ大学の教授となり、後進の育成にも努めた。SGIでは、支部長や本部長を歴任。2008年に息を引き取るまで、真実を伝える報道マンらしく、無理解や偏見の人にも誠実に仏法の素晴らしさや師の偉大さを訴え続けた。
「父は、自分のこと以上に、友人や同志の幸福を祈る人でした。いつも、"お前たちに遺してやれるレガシー(遺産)は、この信心だけだ"と言っていました」(次男のジャセール・サンタマリアさん)
今、その志を継ぐ友が、パナマ各地で奮闘している。
◇生活を大切に
81年の池田先生の滞在は8日間。3日目の21日朝には、5年前(76年)に完成した新・パナマ会館に足を運んでいる。
「ブエノス・ディアス(スペイン語で「おはようございます」)! お世話になります」
先生は居合わせた同志に声を掛けると、次々と記念撮影を。その後、メンバーと勤行・唱題。中南米各国から駆け付けた代表も交えて、3点にわたり懇談的に指導した。
——まず一つ目に、題目を唱えることは、自身の生命の中に"幸福の宮殿"を築くことです。たとえ現在が不幸であっても、最高の境涯が開いていくことを確信してください。
二つ目に、「仲良く」を合言葉に進んでください。
三つ目は、体を大切にすること。生活を大切にすること。職場を大切にすること。家庭を大切にすること。これが功徳を開いていく正しい法理です——
そして、こう結んだ。「苦しい時、悩みがある時、お題目をあげることが、人生勝利の根本である」と。
この日、エディルダ・デ・ロビンソンさんは、会館の2階に設けられた運営役員の部屋で、交流団を受け入れる準備を進めていた。先生は、その部屋にも顔を出した。
「突然の出会いに、とても驚きました。先生は、私たち役員とも記念撮影をして、『広宣流布の労苦は、全てが福運となっていきますよ』と激励してくださったのです」
ロビンソンさんは90年代、パナマ婦人部長として活躍する。
就任直後、アメリカによるパナマ侵攻、夫の病、宗門事件と、社会にも組織にも自身にも試練の嵐が吹き荒れた。しかし、"先生から託されたパナマ広布の灯を消してはならない"と、個人指導に徹し、「信仰即生活」の大切さを訴えていった。
日本の多宝会に当たる「パナマ 信心の王者・王女グループ」となった現在も、師と共に生きる喜びを語り伝えている。
◇平和と文化の力
"両国の友好関係に永続性をもたらし、実りあるものとするためには、教育と文化の交流以外にない"
池田先生はパナマ初訪問(74年)の折、こう信条を述べた。
81年の訪問では、この言葉の通り、日本とパナマの教育・文化交流の促進が図られた。
その一環として、栃木や大分等の同志による交流団が結成され、パナマの各地で交歓の集いが開催された。
21日には、そのメイン行事である「日パ親善文化祭」が、歴史あるパナマ市のパナマ国立劇場で昼夜2回に分けて行われた。
テーマは「人間蘇生の歓喜舞」。
第1部では、パナマのメンバーが各地方の伝統舞踊などを、第2部では、日本のメンバーがソーラン節などを披露した。
フィナーレでは、全出演者が舞台に上がり、愛唱歌とパナマ国歌を大合唱した。
夜の文化祭に出席した先生は、メンバーの熱演に喝采。「どこの国においても、どこの地域においても、きょうのこの日のように文化の華を咲かせ、民衆と民衆が合流し、融合していくところに、真実の恒久平和の華が咲くことを確信します」と、麗しい友情のステージをたたえた。
当時、15歳だったルベン・ロドリゲスさんは、民族衣装を身にまとい、伝統舞踊を踊った。
「立ち上がって惜しみない拍手を送ってくださった先生の姿は、この目に焼き付いています。81年の舞台は、私に"師匠を求める人生に限界はない"ことを教えてくれました」
6歳で信心を始めたロドリゲスさん。これまで、15人以上の友に弘教を実らせた。
腎臓の病を克服した体験を持ち、失業した時も、題目根本により良い条件で再就職を勝ち取った。何より、内向的な性格だったが、どんな困難にも自信を持って臨めるようになった。
「文化活動を通じて社会に貢献したい」と力を込めるロドリゲスさんは、これまでパナマSGIの文化祭などで演出指導を担当。現在は、コーラスグループの団長を務める。
平和と文化を愛する心は、パナマのメンバーの中に、生き生きと脈打っている。
2018年6月4日月曜日
2018.06.04 わが友に贈る
◇今週のことば
色心不二なれば
張りのある勤行で
健やかに聡明な生活を!
「朝朝・仏と共に」
満々たる生命力で出発!
2018年6月4日
四条金吾殿御返事 P1143
『一切衆生南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く「衆生所遊楽」云云』
【通解】
一切衆生にとって南無妙法蓮華経と唱える以外の遊楽はない。法華経如来受量品第十六に「衆生の遊楽する所なり」とある。
〈寸鉄〉 2018年6月4日
「世界池田華陽会の日」。女子部の勝利こそ地域の光。悔いなき青春一筋に
関東各地で交流交歓会。広宣流布は地球同時の大運動。海外の友と心一つ
明快な指導、明確な目標が最前線の勢いに。皆がすっきり進める指揮頼む
出生率の低下で人口減少に拍車。全員を必ず人材に。そこに次代開くカギ
来春卒業の大学生、内定は既に4割と。学生部よ栄冠掴め!情熱と努力で
☆世界写真紀行 第33回 ロシア・モスクワ クレムリン
◇実り豊かな友情の劇を
激動の歴史を象徴するように、さまざまな建築様式の宮殿や塔が競い立っていた。
ロシアの首都モスクワの中心にあるクレムリン。
ロシア語で「城塞」という意味。その原型が築かれた12世紀以来、歴代の指導者たちが政務を行ってきた場所だ。
池田先生が初めてクレムリンを訪れたのは、ロシアがまだソビエト連邦だった頃の1974年9月。当時のコスイギン首相らと会見した。
東西冷戦の真っただ中。ソ連と中国の関係も緊張状態にあった。
コスイギン首相との会見で、先生は、首相から中ソ関係改善への言葉を引き出す。さらに、永続的な日ソ友好のために、政治・経済の次元を超えた文化・教育の交流こそ不可欠であり、その実現へ誠意をもって尽力したいと決意を述べた。
この訪問から、創価大学とモスクワ大学の交流も始まった。先生はモスクワ大学を訪れ、学術交流に関する議定書に調印。同年11月には、モスクワ大学のホフロフ総長が創大を訪れている。
そして翌75年5月、先生は再びソ連へ向かった。
この時の訪問団には、民主音楽協会や富士美術館の代表などが新たに加わった。先生は教育だけでなく、多角的・重層的な交流を目指したのである。
2度目の訪ソに当たっての先生の決意が、小説『新・人間革命』第21巻「宝冠」の章につづられている。
「二回目というのは極めて重要です。今後の流れが決まってしまうからです。対話だって、二の句が継げなければ、それで終わってしまう。この二の句に対話の進展がかかっている。二回目を成功させるには、どうすればよいか。それには、前回と同じことを、ただ繰り返すのではなく、一つ一つの物事を、すべて前進、発展させていくことです」
「創価大学も、民音も、富士美術館も、また婦人部も、青年部も、"今こそ日ソ友好の新しい歴史を開くぞ!"と決めて、情熱を燃やし、真剣勝負で臨むことです。形式的、儀礼的な交流は惰性です。それでは失敗です」
こうして第2次訪ソでは、議定書を具体化した創大とモスクワ大学の学術交流協定が締結された。また、前年に訪れたソ連対外友好文化交流団体連合会や文化省を再び訪問し、文化交流の実現へ具体的に話し合った。
そして先生は、クレムリンに赴き、コスイギン首相と2度目の会見に臨んだ。席上、首相は、教育・文化交流を実際に推進した先生の行動を高く評価し、今後の両国の交流に大きな期待を寄せた。
その後、冷戦の終結とソ連邦の解体など、ロシアは激動の時代に。しかし、創価大学との教育交流や、民音、東京富士美術館を通した文化交流は活発に行われ、日ロ友好の一翼を担っている。
対話の根本は、どこまでも「誠実」である。その上で"どうしたら真心が伝わるだろうか"と努力と工夫を重ねていくことである。
会うたびに、対話するたびに、互いの心が深まる。視野が大きく広がっていく——そうした実り豊かな友情のドラマをつづりたい。
色心不二なれば
張りのある勤行で
健やかに聡明な生活を!
「朝朝・仏と共に」
満々たる生命力で出発!
2018年6月4日
四条金吾殿御返事 P1143
『一切衆生南無妙法蓮華経と唱うるより外の遊楽なきなり経に云く「衆生所遊楽」云云』
【通解】
一切衆生にとって南無妙法蓮華経と唱える以外の遊楽はない。法華経如来受量品第十六に「衆生の遊楽する所なり」とある。
〈寸鉄〉 2018年6月4日
「世界池田華陽会の日」。女子部の勝利こそ地域の光。悔いなき青春一筋に
関東各地で交流交歓会。広宣流布は地球同時の大運動。海外の友と心一つ
明快な指導、明確な目標が最前線の勢いに。皆がすっきり進める指揮頼む
出生率の低下で人口減少に拍車。全員を必ず人材に。そこに次代開くカギ
来春卒業の大学生、内定は既に4割と。学生部よ栄冠掴め!情熱と努力で
☆世界写真紀行 第33回 ロシア・モスクワ クレムリン
◇実り豊かな友情の劇を
激動の歴史を象徴するように、さまざまな建築様式の宮殿や塔が競い立っていた。
ロシアの首都モスクワの中心にあるクレムリン。
ロシア語で「城塞」という意味。その原型が築かれた12世紀以来、歴代の指導者たちが政務を行ってきた場所だ。
池田先生が初めてクレムリンを訪れたのは、ロシアがまだソビエト連邦だった頃の1974年9月。当時のコスイギン首相らと会見した。
東西冷戦の真っただ中。ソ連と中国の関係も緊張状態にあった。
コスイギン首相との会見で、先生は、首相から中ソ関係改善への言葉を引き出す。さらに、永続的な日ソ友好のために、政治・経済の次元を超えた文化・教育の交流こそ不可欠であり、その実現へ誠意をもって尽力したいと決意を述べた。
この訪問から、創価大学とモスクワ大学の交流も始まった。先生はモスクワ大学を訪れ、学術交流に関する議定書に調印。同年11月には、モスクワ大学のホフロフ総長が創大を訪れている。
そして翌75年5月、先生は再びソ連へ向かった。
この時の訪問団には、民主音楽協会や富士美術館の代表などが新たに加わった。先生は教育だけでなく、多角的・重層的な交流を目指したのである。
2度目の訪ソに当たっての先生の決意が、小説『新・人間革命』第21巻「宝冠」の章につづられている。
「二回目というのは極めて重要です。今後の流れが決まってしまうからです。対話だって、二の句が継げなければ、それで終わってしまう。この二の句に対話の進展がかかっている。二回目を成功させるには、どうすればよいか。それには、前回と同じことを、ただ繰り返すのではなく、一つ一つの物事を、すべて前進、発展させていくことです」
「創価大学も、民音も、富士美術館も、また婦人部も、青年部も、"今こそ日ソ友好の新しい歴史を開くぞ!"と決めて、情熱を燃やし、真剣勝負で臨むことです。形式的、儀礼的な交流は惰性です。それでは失敗です」
こうして第2次訪ソでは、議定書を具体化した創大とモスクワ大学の学術交流協定が締結された。また、前年に訪れたソ連対外友好文化交流団体連合会や文化省を再び訪問し、文化交流の実現へ具体的に話し合った。
そして先生は、クレムリンに赴き、コスイギン首相と2度目の会見に臨んだ。席上、首相は、教育・文化交流を実際に推進した先生の行動を高く評価し、今後の両国の交流に大きな期待を寄せた。
その後、冷戦の終結とソ連邦の解体など、ロシアは激動の時代に。しかし、創価大学との教育交流や、民音、東京富士美術館を通した文化交流は活発に行われ、日ロ友好の一翼を担っている。
対話の根本は、どこまでも「誠実」である。その上で"どうしたら真心が伝わるだろうか"と努力と工夫を重ねていくことである。
会うたびに、対話するたびに、互いの心が深まる。視野が大きく広がっていく——そうした実り豊かな友情のドラマをつづりたい。
2018年6月3日日曜日
2018.06.03 わが友に贈る
使命深き未来部よ
自信と希望を持とう!
「創価家族」という
世界一の応援団もいる。
君の可能性は無限大!
四条金吾殿御返事 P1192
『いよいよ強盛に大信力をいだし給へ、我が運命つきて諸天守護なしとうらむる事あるべからず』
【通解】
いよいよ妙法に対する強盛なる大信力を出していきなさい。自分の福運が尽きてしまったのに、諸天善神の守護がないといって恨むようなことがあってはいけない。
〈寸鉄〉 2018年6月3日
創価の柱・大関東が総会。あの地この地に拡大勝利の旗。敢闘精神は脈々と
「仏種は縁に従って起る」御書。一つ一つの出会いを大切に。誠実に絆結べ
人材をつくる人が人材—戸田先生。共に祈り動け。同志を鼓舞する名将たれ
車の運転中、9割がイライラ経験。心次第で走る凶器に。冷静さを忘れず
6月は環境月間。空調の温度調節等、節電へ工夫。扇風機等も使い無理なく
☆忘れ得ぬ瞬間 創立者の語らい 第2回 創価女子短期大学 1985年4月入学式
◇「理想」「鍛え」「教養」の女性に
「女性教育の殿堂」たる創価女子短期大学の第1回入学式が行われたのは、1985年4月9日。スピーチに立った創立者・池田先生は、高貴にして崩れざる道を後輩のためにつくりゆこうと語り、短大生に万感の期待を寄せた。
短期大学に学ぶ2年間という歳月は、短いといえば短い。しかし、もっとも大切な人生の節目であると考えるならば、もっとも深く長い2年間と申し上げたい。この2年間に教授と学生が一体となって、4年制大学の卒業生以上の実力をつけることを、私は願望いたします。
◇土台を築く2年間
この日、池田先生は1期生に三つの指針を示している。一つ目は「理想」である。青春時代は、魂の奥深くに「理想」の苗を植え付けていかねばならない。自分らしく、理想を高く掲げ、着実な日々の研さんをと望んだ。
ある大作家の作品に「理想のあるものは歩く可き道を知っている。大なる理想のあるものは、大なる道を歩く……どうあっても、この道を歩かねば已まぬ。魂がこちらこちらと教えるからである」という私の大好きな一節があります。自分の生きるべき「理想」をつかんだ人は強い。それは、どんな迷路に踏みこもうとも、暗夜の灯のように、皆さんを前へ前へと確実に導いてくれると、私は思うからであります。
二つ目は「鍛え」である。先生は、フランスの思想家モンテーニュの言葉「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ。それを、それよりも強いわれわれの心が好きなように変えたり、用いたりする。われわれの心がそれを幸福にも不幸にもする唯一の原因であり、支配者なのである」(『エセー〈一〉』原二郎訳、岩波文庫)を紹介。2年間の「心の鍛え」が土台となり、40代、50代になって、見事な人生の花を咲かせていけることを強調した。
「鍛え」ということは、若い時代の特権です。脆弱な土台の上に建てられた建物は、すぐに崩れてしまう。と同じように、身体を鍛え、頭脳を鍛え、心を鍛える「鍛え」の青春なくしては、真実の幸福も、真実の満足もありえないと思うからであります。
これから、若き皆さん方は、それぞれの運命を背負って生きていかねばならない。つまずいたり、絶望したり、挫折したりすることもあるにちがいない。しかし、それはたんなる「素材」であり、「種子」にすぎないのであります。
それを、不幸と感じて人生の敗北者となるか、反対に、幸福への発条として生き抜いていくかは、いつに、モンテーニュの言う「それよりも強いわれわれの心」にかかっているのであります。
◇清き心を磨け
三つ目は「教養」である。教養とは、たんなる知識や技能の習得だけではない。自分らしい人間性と人格の輝きであり、見識の母体である。また、よりよい人間関係を築きゆく潤滑油であり、人間にのみ与えられた清き心の昇華の姿と行動であると述べ、先生はこう言葉を継いだ。
教養とは「高度な教養」また「一般的な教養」等々、さまざまに論じられていますが、端的に「洗練された常識」と、言えるのではないかと思います。正しいものを正しく見、美しいものを美しいと見ていける、清らかな広々とした健全なる心が、第一義となってくるのは理の当然でありましょう。
名著を数多く読み、接することも大切であろうし、よき友やよき先輩と、語り交わることも大切ではないかと思うのであります。
最後に、皆さん方が、本学のモットーである「知性と福徳ゆたかな女性」「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」、そして「社会性と国際性に富む女性」に成長されんことを心から祈って、私のあいさつとさせていただきます。
自信と希望を持とう!
「創価家族」という
世界一の応援団もいる。
君の可能性は無限大!
四条金吾殿御返事 P1192
『いよいよ強盛に大信力をいだし給へ、我が運命つきて諸天守護なしとうらむる事あるべからず』
【通解】
いよいよ妙法に対する強盛なる大信力を出していきなさい。自分の福運が尽きてしまったのに、諸天善神の守護がないといって恨むようなことがあってはいけない。
〈寸鉄〉 2018年6月3日
創価の柱・大関東が総会。あの地この地に拡大勝利の旗。敢闘精神は脈々と
「仏種は縁に従って起る」御書。一つ一つの出会いを大切に。誠実に絆結べ
人材をつくる人が人材—戸田先生。共に祈り動け。同志を鼓舞する名将たれ
車の運転中、9割がイライラ経験。心次第で走る凶器に。冷静さを忘れず
6月は環境月間。空調の温度調節等、節電へ工夫。扇風機等も使い無理なく
☆忘れ得ぬ瞬間 創立者の語らい 第2回 創価女子短期大学 1985年4月入学式
◇「理想」「鍛え」「教養」の女性に
「女性教育の殿堂」たる創価女子短期大学の第1回入学式が行われたのは、1985年4月9日。スピーチに立った創立者・池田先生は、高貴にして崩れざる道を後輩のためにつくりゆこうと語り、短大生に万感の期待を寄せた。
短期大学に学ぶ2年間という歳月は、短いといえば短い。しかし、もっとも大切な人生の節目であると考えるならば、もっとも深く長い2年間と申し上げたい。この2年間に教授と学生が一体となって、4年制大学の卒業生以上の実力をつけることを、私は願望いたします。
◇土台を築く2年間
この日、池田先生は1期生に三つの指針を示している。一つ目は「理想」である。青春時代は、魂の奥深くに「理想」の苗を植え付けていかねばならない。自分らしく、理想を高く掲げ、着実な日々の研さんをと望んだ。
ある大作家の作品に「理想のあるものは歩く可き道を知っている。大なる理想のあるものは、大なる道を歩く……どうあっても、この道を歩かねば已まぬ。魂がこちらこちらと教えるからである」という私の大好きな一節があります。自分の生きるべき「理想」をつかんだ人は強い。それは、どんな迷路に踏みこもうとも、暗夜の灯のように、皆さんを前へ前へと確実に導いてくれると、私は思うからであります。
二つ目は「鍛え」である。先生は、フランスの思想家モンテーニュの言葉「運命はわれわれに幸福も不幸も与えない。ただその素材と種子を提供するだけだ。それを、それよりも強いわれわれの心が好きなように変えたり、用いたりする。われわれの心がそれを幸福にも不幸にもする唯一の原因であり、支配者なのである」(『エセー〈一〉』原二郎訳、岩波文庫)を紹介。2年間の「心の鍛え」が土台となり、40代、50代になって、見事な人生の花を咲かせていけることを強調した。
「鍛え」ということは、若い時代の特権です。脆弱な土台の上に建てられた建物は、すぐに崩れてしまう。と同じように、身体を鍛え、頭脳を鍛え、心を鍛える「鍛え」の青春なくしては、真実の幸福も、真実の満足もありえないと思うからであります。
これから、若き皆さん方は、それぞれの運命を背負って生きていかねばならない。つまずいたり、絶望したり、挫折したりすることもあるにちがいない。しかし、それはたんなる「素材」であり、「種子」にすぎないのであります。
それを、不幸と感じて人生の敗北者となるか、反対に、幸福への発条として生き抜いていくかは、いつに、モンテーニュの言う「それよりも強いわれわれの心」にかかっているのであります。
◇清き心を磨け
三つ目は「教養」である。教養とは、たんなる知識や技能の習得だけではない。自分らしい人間性と人格の輝きであり、見識の母体である。また、よりよい人間関係を築きゆく潤滑油であり、人間にのみ与えられた清き心の昇華の姿と行動であると述べ、先生はこう言葉を継いだ。
教養とは「高度な教養」また「一般的な教養」等々、さまざまに論じられていますが、端的に「洗練された常識」と、言えるのではないかと思います。正しいものを正しく見、美しいものを美しいと見ていける、清らかな広々とした健全なる心が、第一義となってくるのは理の当然でありましょう。
名著を数多く読み、接することも大切であろうし、よき友やよき先輩と、語り交わることも大切ではないかと思うのであります。
最後に、皆さん方が、本学のモットーである「知性と福徳ゆたかな女性」「自己の信条をもち人間共和をめざす女性」、そして「社会性と国際性に富む女性」に成長されんことを心から祈って、私のあいさつとさせていただきます。
2018年6月2日土曜日
2018.06.02 わが友に贈る
一言でも仏縁を結べば
絶対に崩れぬ成仏の種が
友の生命に植えられる。
勇気の語らいを広げ
自他共の幸福の花園を!
千日尼御前御返事 P1316
『人は臨終の時地獄に堕つる者は黒色となる上其の身重き事千引の石の如し善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども臨終に色変じて白色となる』
【通解】
人は臨終の時に地獄に堕ちる者は色が黒くなるうえ、その身体の重いことは千引の石のようなものである。善人はたとえ七尺・八尺の女人であっても、色の黒い者であっても、臨終には色が変わって白くなる。
〈寸鉄〉 2018年6月2日
池田先生の哲学は宗教的人間主義の模範—博士。希有の師と共に勇躍前進
東京・豊島女性の日。地域を照らす婦女の希望の連帯。励ましの対話を拡大
小さな夢は見るな。人を動かす力がないからだ—文豪。大願に生きる誉れ
同志を励ます中で本当の信心を肌身で知る—戸田先生。故に一人を大切に
CO2濃度、史上最高を更新—気象庁。国境なき最重要課題。まず私から
☆6月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 上野殿御返事(竜門御書) 2018年5月26日
◇師弟不二の大願に立て 広布に生き抜く人生を
6月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「上野殿御返事(竜門御書)」を研さん。師弟不二の「大願」に生き抜く重要性を学ぶ。
◇御文
『かりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ』(御書1561ページ)
◇通解
かりにも法華経のために命を捨てなさい。露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものと思いなさい。
◇背景と大意
本抄は、弘安2年(1279年)11月6日、日蓮大聖人が身延の地で認められ、駿河国(静岡県中央部)の門下・南条時光に送られたお手紙である。別名を「竜門御書」という。
本抄の御執筆当時は、大聖人の門下が激しい弾圧を受けた「熱原の法難」の渦中だった。
時光は、迫害に遭った人々を自邸にかくまうなどして、同志を守り抜いた。それゆえ、時光自身も幕府から不当な重税を課せられるなどの迫害を受けたが、不退の信心を貫いた。大聖人は本抄で、時光を「上野賢人」と呼んで、最大に称賛されている。
本抄で大聖人は、凡夫が成仏するためには、数々の難を乗り越えなければならないことを教えられ、弟子たちに、今こそ大願を起こして法華経のために身命をなげうっていくよう呼び掛けられている。
◇解説
拝読御文の前段で大聖人は、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)と、迫害の渦中にいる弟子たちに力強く呼び掛けられている。
当時の世相は、疫病の流行や蒙古が再襲来するかもしれないという状況にあり、誰もが「死」を身近に感じていた。さらに、大聖人門下には命に及ぶ大難が降りかかっていた。大聖人は、そうした状況を捉えて、「ともかく死は避けることができない」(同ページ、通解)と述べられ、拝読御文で、同じく死ぬのであれば、「法華経のゆへに命をすてよ」と示されたのである。
無論、生命は守るべき尊極の宝である。「命をすてよ」との仰せは、決して自己犠牲を強いるものではなく、"広宣流布のために生き抜け"との呼び掛けであると拝したい。
人間は誰しも、死を避けることができない。であればこそ、限りある時間をどう使うのか——。その選択が人生の価値を決める。
続く御文で「つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ」と仰せである。大宇宙から見れば、私たちの一生は、「つゆ」のようにはかなく、その存在は「ちり」のように些細なものであるかもしれない。
しかし、「大願」を起こし、広布に生き抜くならば、露が大海に溶け込み、塵が大地と一体となるように、妙法という生命を貫く法と一体となり、崩れざる幸福境涯を確立していけるのだ。
池田先生はつづっている。
「勇んで広宣流布に生涯を捧げる覚悟を定める時、わが生命は、御本仏である日蓮大聖人に連なり、何ものをも恐れぬ大力が涌現し、仏の大歓喜の生命が脈打つのである」
まさしく、この不惜身命の決意に立ち、大聖人直結の慈折広宣流布の道を歩んできたのが、三代会長であり、創価の師弟なのである。
6月は、牧口先生の生誕の月(1871年6月6日)である。また今年は、牧口先生と戸田先生が入信してから90年の節目でもある。
牧口先生、戸田先生は戦時中、死身弘法の精神で軍部政府の弾圧と戦い、大聖人の仏法の正法正義を守り抜いた。
両先生の精神を継いだ第3代会長の池田先生もまた、あらゆる三障四魔、三類の強敵と戦い抜き、隆々たる創価学会、SGIを築き上げた。
師と同じ「大願」に立つ不二の弟子の生命には、いかなる試練にも負けない力が涌現するのである。
拝読御文の後で大聖人は、法華経化城喩品の「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」(同ページ)の文を引かれている。
広布に生きる功徳は、その人自身にとどまることなく、あらゆる人々を成仏に導いていける。だからこそ大切なことは、いかなる環境にあっても、「広宣流布のために戦う」との闘争心をたやさぬことだ。
仕事などで、思う存分、学会活動ができない日もあるだろう。だが、心に「広布の炎」が燃えていれば、一言でも同志を励まし、悩める友人に仏法の偉大さを伝えることができる。
私たち男子部は、日々、大願に生き抜くとの決意で、折伏に、人材育成に、勇んで挑戦していきたい。
絶対に崩れぬ成仏の種が
友の生命に植えられる。
勇気の語らいを広げ
自他共の幸福の花園を!
千日尼御前御返事 P1316
『人は臨終の時地獄に堕つる者は黒色となる上其の身重き事千引の石の如し善人は設ひ七尺八尺の女人なれども色黒き者なれども臨終に色変じて白色となる』
【通解】
人は臨終の時に地獄に堕ちる者は色が黒くなるうえ、その身体の重いことは千引の石のようなものである。善人はたとえ七尺・八尺の女人であっても、色の黒い者であっても、臨終には色が変わって白くなる。
〈寸鉄〉 2018年6月2日
池田先生の哲学は宗教的人間主義の模範—博士。希有の師と共に勇躍前進
東京・豊島女性の日。地域を照らす婦女の希望の連帯。励ましの対話を拡大
小さな夢は見るな。人を動かす力がないからだ—文豪。大願に生きる誉れ
同志を励ます中で本当の信心を肌身で知る—戸田先生。故に一人を大切に
CO2濃度、史上最高を更新—気象庁。国境なき最重要課題。まず私から
☆6月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 上野殿御返事(竜門御書) 2018年5月26日
◇師弟不二の大願に立て 広布に生き抜く人生を
6月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「上野殿御返事(竜門御書)」を研さん。師弟不二の「大願」に生き抜く重要性を学ぶ。
◇御文
『かりにも法華経のゆへに命をすてよ、つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ』(御書1561ページ)
◇通解
かりにも法華経のために命を捨てなさい。露を大海に入れ、塵を大地に埋めるようなものと思いなさい。
◇背景と大意
本抄は、弘安2年(1279年)11月6日、日蓮大聖人が身延の地で認められ、駿河国(静岡県中央部)の門下・南条時光に送られたお手紙である。別名を「竜門御書」という。
本抄の御執筆当時は、大聖人の門下が激しい弾圧を受けた「熱原の法難」の渦中だった。
時光は、迫害に遭った人々を自邸にかくまうなどして、同志を守り抜いた。それゆえ、時光自身も幕府から不当な重税を課せられるなどの迫害を受けたが、不退の信心を貫いた。大聖人は本抄で、時光を「上野賢人」と呼んで、最大に称賛されている。
本抄で大聖人は、凡夫が成仏するためには、数々の難を乗り越えなければならないことを教えられ、弟子たちに、今こそ大願を起こして法華経のために身命をなげうっていくよう呼び掛けられている。
◇解説
拝読御文の前段で大聖人は、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)と、迫害の渦中にいる弟子たちに力強く呼び掛けられている。
当時の世相は、疫病の流行や蒙古が再襲来するかもしれないという状況にあり、誰もが「死」を身近に感じていた。さらに、大聖人門下には命に及ぶ大難が降りかかっていた。大聖人は、そうした状況を捉えて、「ともかく死は避けることができない」(同ページ、通解)と述べられ、拝読御文で、同じく死ぬのであれば、「法華経のゆへに命をすてよ」と示されたのである。
無論、生命は守るべき尊極の宝である。「命をすてよ」との仰せは、決して自己犠牲を強いるものではなく、"広宣流布のために生き抜け"との呼び掛けであると拝したい。
人間は誰しも、死を避けることができない。であればこそ、限りある時間をどう使うのか——。その選択が人生の価値を決める。
続く御文で「つゆを大海にあつらへ・ちりを大地にうづむとをもへ」と仰せである。大宇宙から見れば、私たちの一生は、「つゆ」のようにはかなく、その存在は「ちり」のように些細なものであるかもしれない。
しかし、「大願」を起こし、広布に生き抜くならば、露が大海に溶け込み、塵が大地と一体となるように、妙法という生命を貫く法と一体となり、崩れざる幸福境涯を確立していけるのだ。
池田先生はつづっている。
「勇んで広宣流布に生涯を捧げる覚悟を定める時、わが生命は、御本仏である日蓮大聖人に連なり、何ものをも恐れぬ大力が涌現し、仏の大歓喜の生命が脈打つのである」
まさしく、この不惜身命の決意に立ち、大聖人直結の慈折広宣流布の道を歩んできたのが、三代会長であり、創価の師弟なのである。
6月は、牧口先生の生誕の月(1871年6月6日)である。また今年は、牧口先生と戸田先生が入信してから90年の節目でもある。
牧口先生、戸田先生は戦時中、死身弘法の精神で軍部政府の弾圧と戦い、大聖人の仏法の正法正義を守り抜いた。
両先生の精神を継いだ第3代会長の池田先生もまた、あらゆる三障四魔、三類の強敵と戦い抜き、隆々たる創価学会、SGIを築き上げた。
師と同じ「大願」に立つ不二の弟子の生命には、いかなる試練にも負けない力が涌現するのである。
拝読御文の後で大聖人は、法華経化城喩品の「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」(同ページ)の文を引かれている。
広布に生きる功徳は、その人自身にとどまることなく、あらゆる人々を成仏に導いていける。だからこそ大切なことは、いかなる環境にあっても、「広宣流布のために戦う」との闘争心をたやさぬことだ。
仕事などで、思う存分、学会活動ができない日もあるだろう。だが、心に「広布の炎」が燃えていれば、一言でも同志を励まし、悩める友人に仏法の偉大さを伝えることができる。
私たち男子部は、日々、大願に生き抜くとの決意で、折伏に、人材育成に、勇んで挑戦していきたい。
2018年6月1日金曜日
2018.06.01 わが友に贈る
負けないことが
勝つことだ。
常に前へ前へと
歩み抜く勇者が
人生の栄冠をつかむ!
松野殿御返事 P1389
『四の巻には仏を一中劫罵るよりも末代の法華経の行者を悪む罪深しと説かれたり、七の巻には行者を軽しめし人人千劫阿鼻地獄に入ると説き給へり』
【通解】
法華経の第四の巻・法師品第十には、仏を一中劫の長い間罵る罪よりも、末代の法華経の行者を悪み敵対する罪はなお深いと説かれている。第七の巻・不軽品第二十には、法華経の行者を軽んじた人々は、千劫という長い間阿鼻地獄に入ると説かれている。
〈寸鉄〉 2018年6月1日
SGIの思想と行動は人間の精神性向上に貢献—元大学総長。希望の連帯
学生部の記念月間開始。最高の哲学持つ君の未来は前途洋々。学び、挑め!
自身が深く偉大な信心に立てば全てが開ける—戸田先生。誓願の人は強し
週半分以上、食事を一人で取る「孤食」増加。人々の絆結ぶ我らの使命は大
EUで使い捨てプラ容器禁止へ。海洋汚染対策で。先進の取組に遅れるな!
☆大白蓮華巻頭言2018年6月号 我らは「「種を蒔く人」なり
我ら創価家族は「種を蒔く人」である。
妙法という、最極の「幸福の種」を、「平和の種」を蒔いて、蒔いて、蒔き広げていくのである。
御本仏・日蓮大聖人は、「三世十方の仏は必ず妙法蓮華経の五時を種として仏になり給へり」(P1072)と仰せになられた。
我らが唱え、弘めゆく南無妙法蓮華経の題目は、人ももれなく絶対に「仏」になれる種である。
それは、地球上はもとより、はるか大宇宙にまで遍満する「仏界」という生命の蓮華の花を、爛漫と咲かせゆける根源の「仏種」なのである。
泥沼の如き濁世に、この種を忍耐強く蒔き続け、幸と平和の花園を創るのが、広宣流布といってよい。
大聖人は、厳しき現実社会の真っ只中で悪戦苦闘する在家の門下を最大に信頼し、激励なされた。
「其の国の仏法は、貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従って起る」(P1467)と。
使命の国土を離れて、仏法はない。
自らが誓願して躍り出た宿縁の現場を駈けずり回って、悩める友を励まし続けていくリーダーこそ、地涌の菩薩である。
わが地域の妙法流布を真剣に祈り抜き、積極果敢に一人一人と会い、智慧を尽くして社会に貢献する。この「仏縁」を誠実に、また大胆に結びゆくことが、信仰している、していないを問わず、人々の心田(心の大地)へ「仏種」を蒔くことになるのだ。
励ましは
仏縁 広げる
幸の声
不退の笑顔で
勝利の種を
植物の種には、長い長い歳月を耐え抜く力がある。
戸田先生が第2代会長に就任された1951年(昭和26年)、大聖人御聖誕の天地・千葉で約1,000年前の遺跡から蓮華の種が発見された。翌年、見事に開花した「大賀ハス」である。時を同じくして、アメリカでも数万年を経た蓮華の種が花開いた。
戸田先生は、まさしく日蓮仏法が大興隆する瑞相なりと、それはそれは喜ばれたのである。
「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず」(P793)と仰せのように、ひとたび蒔いた「仏種」は永久に失われない。ゆえに仏法を語った相手が、すぐに信心を始めなくとも、落胆する必要などない。おおらかな心で、その種を育んでいけばよいのだ。
団地部、地域部、農漁光部、勝利島部をはじめ、誠心誠意、地域に献身して、内外を問わず慕われている創価の長者の方々が、いずこにも光っている。
皆、分厚い偏見や反発にも怯まず、仏縁を結び続けてきた。自分が苦しい時こそ、人を励まし抜いた。そして、「現在に眼前の証拠あらんずる人・此の経を説かん時は信ずる人もありやせん」(P1045)との御聖訓のままに、勝利の実証を示してきたのだ。
きょうも、尊き「無冠の友」が聖教新聞を褐げて、打ち鳴らしてくれる暁鐘とともに、地涌の「仏縁」の拡大は始まる。我らの祈りと行動、対話と振る舞いで、楽しく伸び伸びと「仏種」を蒔きゆこうではないか! 人類の心田を豊かに耕しながら!
勝つことだ。
常に前へ前へと
歩み抜く勇者が
人生の栄冠をつかむ!
松野殿御返事 P1389
『四の巻には仏を一中劫罵るよりも末代の法華経の行者を悪む罪深しと説かれたり、七の巻には行者を軽しめし人人千劫阿鼻地獄に入ると説き給へり』
【通解】
法華経の第四の巻・法師品第十には、仏を一中劫の長い間罵る罪よりも、末代の法華経の行者を悪み敵対する罪はなお深いと説かれている。第七の巻・不軽品第二十には、法華経の行者を軽んじた人々は、千劫という長い間阿鼻地獄に入ると説かれている。
〈寸鉄〉 2018年6月1日
SGIの思想と行動は人間の精神性向上に貢献—元大学総長。希望の連帯
学生部の記念月間開始。最高の哲学持つ君の未来は前途洋々。学び、挑め!
自身が深く偉大な信心に立てば全てが開ける—戸田先生。誓願の人は強し
週半分以上、食事を一人で取る「孤食」増加。人々の絆結ぶ我らの使命は大
EUで使い捨てプラ容器禁止へ。海洋汚染対策で。先進の取組に遅れるな!
☆大白蓮華巻頭言2018年6月号 我らは「「種を蒔く人」なり
我ら創価家族は「種を蒔く人」である。
妙法という、最極の「幸福の種」を、「平和の種」を蒔いて、蒔いて、蒔き広げていくのである。
御本仏・日蓮大聖人は、「三世十方の仏は必ず妙法蓮華経の五時を種として仏になり給へり」(P1072)と仰せになられた。
我らが唱え、弘めゆく南無妙法蓮華経の題目は、人ももれなく絶対に「仏」になれる種である。
それは、地球上はもとより、はるか大宇宙にまで遍満する「仏界」という生命の蓮華の花を、爛漫と咲かせゆける根源の「仏種」なのである。
泥沼の如き濁世に、この種を忍耐強く蒔き続け、幸と平和の花園を創るのが、広宣流布といってよい。
大聖人は、厳しき現実社会の真っ只中で悪戦苦闘する在家の門下を最大に信頼し、激励なされた。
「其の国の仏法は、貴辺にまかせたてまつり候ぞ、仏種は縁に従って起る」(P1467)と。
使命の国土を離れて、仏法はない。
自らが誓願して躍り出た宿縁の現場を駈けずり回って、悩める友を励まし続けていくリーダーこそ、地涌の菩薩である。
わが地域の妙法流布を真剣に祈り抜き、積極果敢に一人一人と会い、智慧を尽くして社会に貢献する。この「仏縁」を誠実に、また大胆に結びゆくことが、信仰している、していないを問わず、人々の心田(心の大地)へ「仏種」を蒔くことになるのだ。
励ましは
仏縁 広げる
幸の声
不退の笑顔で
勝利の種を
植物の種には、長い長い歳月を耐え抜く力がある。
戸田先生が第2代会長に就任された1951年(昭和26年)、大聖人御聖誕の天地・千葉で約1,000年前の遺跡から蓮華の種が発見された。翌年、見事に開花した「大賀ハス」である。時を同じくして、アメリカでも数万年を経た蓮華の種が花開いた。
戸田先生は、まさしく日蓮仏法が大興隆する瑞相なりと、それはそれは喜ばれたのである。
「一句妙法に結縁すれば億劫にも失せず」(P793)と仰せのように、ひとたび蒔いた「仏種」は永久に失われない。ゆえに仏法を語った相手が、すぐに信心を始めなくとも、落胆する必要などない。おおらかな心で、その種を育んでいけばよいのだ。
団地部、地域部、農漁光部、勝利島部をはじめ、誠心誠意、地域に献身して、内外を問わず慕われている創価の長者の方々が、いずこにも光っている。
皆、分厚い偏見や反発にも怯まず、仏縁を結び続けてきた。自分が苦しい時こそ、人を励まし抜いた。そして、「現在に眼前の証拠あらんずる人・此の経を説かん時は信ずる人もありやせん」(P1045)との御聖訓のままに、勝利の実証を示してきたのだ。
きょうも、尊き「無冠の友」が聖教新聞を褐げて、打ち鳴らしてくれる暁鐘とともに、地涌の「仏縁」の拡大は始まる。我らの祈りと行動、対話と振る舞いで、楽しく伸び伸びと「仏種」を蒔きゆこうではないか! 人類の心田を豊かに耕しながら!
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