2019年3月23日土曜日

2019.03.23 わが友に贈る

「一度もしりぞく心なし」
これが学会精神だ。
諦めの心を打ち破り
"もう一回""もう一人"と
仏縁を広げる語らいを!

三世諸仏総勘文教相廃立 p563
『言(ことば)と云うは心の思いを響かして声を顕すを云うなり』

【通解】
言葉というのは心の思いを響かせて声に表したものをいうのである。


※一度発せられた言葉は、相手に届いてしまったらもうもとへ戻すことはできません。心豊かに、相手を思いやって言葉をかけるようになりたいものです。

〈寸鉄〉 2019年3月23日
信心とは必ず勝つと腹を決める事だ—戸田先生。三代の闘魂を我らが継承
大阪の吹田・茨木市、都島・北区が怒濤の大攻勢!常勝の"底力"を満天下に
愛知・春日井、西区が激戦突破へ猛進。堅塁の魂を燃やして進め!粘り勝て
20歳前後の若者、3割が自殺考えた過去。後継よ広げよ。生命尊厳の哲学
近年、車のパンクが大幅に増。無事故こそ第一だ。点検を忘れず安全運転で

☆第45回創価大学・第33回創価女子短期大学卒業式への池田先生のメッセージ 2019年3月19日
◇人間性の花咲く未来へ! 負けじ魂で連帯築け
一、天も地も、花々までも祝賀する晴れの卒業式、誠におめでとう!
創立者として私が、いつも思いを巡らせることがあります。それは、わが創価の学位記授与を、日本中、世界中、どれほど多くの尊い庶民の方々が祝福してくれているか、ということです。大学に行けなかった方々をはじめ健気な民衆の期待と信頼が、これほど託された学位記はないと私は自負しております。建学の志を分かち合う教員の先生方、また職員の方々もきっと賛同してくれることでしょう。
創価大学45期生の皆さん、創価女子短期大学33期生の皆さん、また通信教育部の皆さん、さらに大学院の皆さん、そして最優秀の留学生の皆さん! 私は一人ひとりの奮闘を労い、たたえつつ、学位記を直接、手渡しする思いで、きょうの門出を全て見守っております。
私の願いは、皆さんを育み、送り出してくださったお父さん方、お母さん方に、後ほど感謝を込めて学位記を捧げ、ご一家の喜びあふれる飛躍への劇を刻んでいただきたいということです。皆さん、どうでしょうか(大拍手)。

◇グローバルに考え地域で行動せよ!
一、30年近く前、信念の獄中闘争を勝ち越えたアフリカの人権の大英雄・マンデラ大統領を、私は創大生の歌声と共に熱烈に歓迎しました。大統領と私は展望しました。——大地に色とりどりの花が個性豊かに、そして平等に花咲き、実を育んでいくように、「人華」という「人間性の花」が多彩に繚乱と咲き誇る平和と共生の未来を創り開こう!と。
わが創大の名誉ある一員でもあるマンデラ大統領の笑顔を胸に浮かべつつ、若き希望の人華の皆さんに3点のエールを送ります。
第一は「不屈の根を張れ! 誇り高き使命の大樹たれ」ということです。
本日は、崇高な慈愛と勇気の看護師のクレア・バーチンガー先生を迎え、生命尊厳を掲げた本学に意義深き歴史を刻むことができました。
クレア先生は、戦乱や飢餓の想像を絶する苦難の最前線に身を投じ、まさしく命を賭して、医療に救援活動に、奔走してこられた方です。
断崖絶壁の逆境にも断じて一歩も退かないと一念を定めて、他者に尽くし、命を救い抜く行動が、どれほど偉大な力を発揮するか。
1984年のアフリカの大飢餓の際には、難民の子どもたちに全身全霊で手を差し伸べ続ける若きクレア先生の姿が、英国のBBCで放映されました。番組は感動の反響を広げ、それがきっかけとなって、翌年、20世紀最大のチャリティーコンサート「ライブ・エイド」が開催され、難民救済の飛躍的な大前進を遂げたのであります。
クレア先生は淡々と語られています。「グローバルに考え、地域で行動することによって、私たち一人ひとりが変化を生み出すことができます。誰もが山々を動かし、世界を変革する力を持っているのです」と。
これは、創大・短大を支えてくれる創価の民衆の実践とも一致します。
どうか卒業生の皆さんは「何のために」「誰がために」と己が使命を問いかけつつ、たくましく朗らかに不屈の根を張っていってください。

◇挨拶・振る舞いが信頼を広げる基本
一、第二に「誠実の幹を太く! 信頼の花を咲かせよ」と呼びかけたい。
私が恩師・戸田城聖先生にお仕えして社会人としての新たな一歩を踏み出したのは、70年前。悪戦苦闘の連続でしたが、私が心がけていたことは、「自分に与えられた課題に真正面から取り組もう。そうすれば意義ある仕事になる。苦しくとも実に楽しい」ということです。
看護の母・ナイチンゲールは、「ゆるぎのない基礎を固めるためには、根強い、熱意のこもった数年間が必要」(湯槇ます監修・薄井坦子他編訳『ナイチンゲール著作集 第一巻』現代社)と語りました。
ともあれ、「元気な挨拶」「礼儀正しい振る舞い」「約束を守る誠実」等の基本を大切に、焦らず忍耐強く努力を重ねることです。
私は恩師から徹底して「青年の一番の宝は信頼である」「信用されることが、最大の誇りであり、勝利である」と打ち込まれました。
この誠実一路の道を、わが不二の創価のフレッシュマンに託します。

◇心の交流こそ国家超えて友情結ぶ力
一、第三に「世界市民の林立を! 平和の種を蒔きゆけ」と申し上げたい。
本日は、英国のバッキンガム大学、エチオピアのインジバラ大学とバハルダール大学、さらにハワイ大学の先生方にもご来学いただきました。
懐かしきハワイ大学のマノア校の「創立者の門」に「人間は国家を超える」とのモットーが刻まれていたことが、私には思い起こされます。
まさに大学を機軸とした世界市民の交流こそ、国家を超えて人類を結ぶ力でありましょう。今年の平和提言でも、私は国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指し、世界の大学が協力を促進することを訴えました。
我らの平和のフォートレスから羽ばたく皆さんは、いずこにあっても開かれた創価の心で友情を結び、世界市民の連帯を築いてください。縁する一人ひとりの幸福を祈り、励ましと希望の対話を広げ、何があっても負けじ魂で、未来へ平和の種を蒔いていただきたいのです。
マンデラ大統領も語っておりました。
「成功によって、我を評価することなかれ! 幾たび失敗しようとも、また立ち上がる我こそを評価してくれ給え!」と。
最後に、わが生命であり、わが宝であり、わが希望である卒業生に、

風雪に
 創価の人華は
  胸を張り
 民衆の勝利の
   春を告げゆけ

と贈り、私のメッセージとします。
一人ももれなく、健康と福徳、充実と栄光の人生であれと祈りつつ(大拍手)。