法華経の兵法で進むのが
創価の常勝の方程式だ。
「とられじ・うばはん」の
仏と魔との闘争を
強盛な祈りで打ち勝て!
上野殿後家尼御返事 P1506
『逆即是順の法華経なればなりこれ妙の一字の功徳なり。竜樹菩薩の云く「譬えば大薬師の能く毒を変じて薬と為すが如し」云云』
【通解】
逆即是順の法華経だからであり、これが妙の一字の功徳です。
竜樹菩薩は「譬えば大薬師が能く毒を変じて薬となすようなものである」と。
〈寸鉄〉 2019年3月15日
一人の同志に光を!躍進の鍵そこに。励ましの声強め人間革命の輪を拡大
青森・八戸市、山形市の友よ強気で攻め抜け。「師子の大城」に栄光の旗を!
群馬・太田、栃木・小山に闘志満々の民衆の陣列。本領発揮し、勝って輝け
創価班・牙城会・白蓮Gの新時代1期生が大挑戦!鍛えの日々こそ生涯の宝
液体ミルク、災害物資としても期待大と。公明よ生活に根差した政策更に
☆御書と歩む� 第58回 「宿命」を「使命」に!
『一日の命は三千界の財にもすぎて候なり先ず御志をみみへさせ給うべし』(可延定業書、986ページ)
◇通解
一日の命は、この宇宙全ての財宝よりもすぐれている。まず、志を身で示していきなさい。
◇同志への指針
病を抱えながら妙法を唱え生きゆく門下を、御本仏は厳然と御照覧である。ゆえに、断じて臆してはならない。
題目には、「絶望」を「希望」に、「宿命」を「使命」に転じゆける究極の力がある。
宇宙の全ての財宝にも勝る「一日」の命である。その命を「信心の志」で最大に輝き光らせ、きょうも誓願に生き抜こう。無限の価値を創造しようではないか!
☆3月度座談会拝読御書 聖人御難事
◇今こそ不屈の勇気を奮い起こせ
「師子王の心」は自身の生命にある
◇拝読御文
『各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり』(御書全集 1190ページ7行目~9行目)
◇本抄について
本抄は、「熱原の法難」のさなかの弘安2年(1279年)10月1日、日蓮大聖人が身延で認められ、門下一同に与えられたお手紙です。末尾に、四条金吾のもとに留めるように命じられています。
大難の中で不惜身命の信心を体現した熱原の農民信徒の姿が、本抄を著す契機になったとされています。
冒頭、立宗宣言から「二十七年」目にして「出世の本懐」を遂げたと明かされます。
続いて、法華経法師品第10の文を引き、仏滅後の方が難が大きいとあるのに、その通りの大難にあった人はいない。仏説は虚妄になってしまうではないかと述べられます。
それを受けて、立宗以来、27年にわたって自ら受けた法難を挙げ、法華経の予言を現実にしたのは「但日蓮一人なり」と、末法の御本仏である御確信を述べられます。
「過去現在の末法の法華経の行者を軽賤する王臣万民始めは事なきやうにて終にほろびざるは候はず」と、法華経の行者を迫害する者には、必ず罰の現象が現れることを明かします。
そして、大聖人が大難を勝ち越えられてきたように、門下も「師子王の心」を取り出して難に立ち向かい、月々日々に強盛な信心を貫いていくよう励まされます。
さらに、法難に立ち向かう覚悟を促された上で、退転者の先例を挙げ、同じ過ちを繰り返さないよう戒められて、本抄を結ばれています。
◇常に全力を!
「師子王の心」とは、どんな苦難や試練に遭っても、決して負けることのない勇気のことです。「仏界の生命」の異名です。
本抄では「師子王の心を取り出して」と仰せです。
いったいどこから取り出すのでしょう。それは、自分自身の生命からです。
「師子王の心」は本来、だれの生命にも具わっているからこそ、大聖人は"取り出す"と仰せなのです。
たとえいかなる逆境にあっても、今から、ここから、自分の中から、不屈の勇気を奮い起こして、威風堂々と勝ち越えていくことができるのです。
大事なことは、最強の勇気である「師子王の心」を取り出そうとするのか、取り出さないのか、どちらなのかということです。
人生の課題に直面しながら"今は本気を出すまでもない"などと、真剣になり切れない人もいます。"いつか本気を出す"というばかりでは、いざという時に力を出せないものです。
大聖人は、「師子王は前三後一と申して・ありの子を取らんとするにも又たけきものを取らんとする時も・いきをひを出す事は・ただをなじき事なり」(御書1124ページ)と仰せです。どんな敵に対しても、あなどらず、常に全力を出し切って立ち向かうのが師子王の特質です。
ささいなこと、簡単に思えることであったとしても、そこに全力で挑んでいくのが、「師子王の心」を取り出す生き方なのです。
私たちも、一つ一つ具体的な目標を定め、それに向かって、御本尊に真剣に祈り、勇敢に挑戦することによって、「師子王の心」を自由自在に取り出していける境涯を築くことができるのです。
◇師弟不二の道
「師子王の心」を真っすぐ受け継いでこそ、師子王の子です。
大聖人は、自らが大難を勝ち越えてきた姿を通し、「師子王は百獣にをぢず」と仰せです。なんとかして、門下の勇気を奮い起こそう、生命の底力を引き出そうとの、大聖人の熱き思いが込められています。
「熱原の法難」をはじめ、門下に対するさまざまな迫害の嵐は、どこまでも妙法流布のゆえに起こった難です。その時、勇気をもって信仰を貫き通せば、必ず成仏することができる勝負どころだからこそ、「をづる事なかれ」と仰せなのです。
さらに続く部分で、「師子の子・又かくのごとし」と仰せです。"師子王である私と、同じ覚悟で戦うのだ"と、師弟不二の生き方を教えられています。
私たちにとって、そのスタート地点は、広宣流布の大願を共にすることです。師弟不二の道を歩む決意を固めることです。
命に及ぶような大難に直面した時、臆病、嘆き、疑い、瞋りなどに心が支配されるものです。これこそ、不信を起こして退転させようとする魔の働きです。この元品の無明を打ち破った時に涌現する「仏界の生命」こそ「師子王の心」です。
元品の無明を打ち破る根本は、妙法への絶対の確信であることはいうまでもありません。その上で、広布の誓願を常に忘れないことです。大変な時こそ、師弟の誓いの原点を忘れない人が、負けない人なのです。
拝読御文の少し後では、「月月・日日につより給へ」(御書1190ページ)と、常に信心を強くしていく生き方を教えられています。心にすきがあれば、そこから魔がつけ込むからです。
一日一日を、"師匠ならどうされるか"と誓願を深める祈りと、勇気の行動の積み重ねで、完全燃焼していく時、「師子王の心」が現れるのです。
◇熱原の法難
「熱原の法難」は、建治・弘安年間に駿河国の熱原地域(現在の静岡県富士市)で打ち続いた法難です。
当時、駿河方面では、日興上人が中心となって弘教が進み、大聖人の門下が増えていました。こうした動きを恐れた天台宗滝泉寺の院主代・行智らは、大聖人門下への弾圧を企てます。
弘安2年4月、信徒に傷害を加え、8月には別の信徒を斬首し、罪を大聖人門下にきせようとしました。
こうした迫害の渦中の9月21日、熱原の農民信徒20人が、"他人の田の稲を刈り取った"との無実の罪で逮捕され、鎌倉に送られました。当時、権勢を振るった平左衛門尉頼綱は、自らの私邸で、農民信徒に拷問に等しい尋問を行い、念仏を唱えるよう強要します。しかし、一人として退転せず、ついには、神四郎・弥五郎・弥六郎の3人が斬首され殉教しました。残った17人も追放という処分を受けたのです。
大聖人が「出世の本懐」を遂げる契機となった、弟子の戦いによって起こり、弟子が受けた法難です。
池田先生は語っています。
「偉大な民衆、偉大な広宣流布の和合僧が出現しうることを確信されたがゆえに、大聖人は『出世の本懐』を遂げられたと拝したい。広宣流布、すなわち人類の幸福・平和といっても、御本仏の闘争に連なり、戦う民衆が登場しなければ、実現できるものではないからです」(『池田大作全集』第33巻所収、「御書の世界」〈下〉)
★池田先生の指針から 民衆勝利の歴史を開け
臆病は、戦う前から侘しく敗北である。勇気ある行動は、朗らかな勝利の劇だ。
日蓮大聖人は熱原の法難の渦中、鎌倉の四条金吾はじめ門下一同に言われた。
「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし」(御書1190ページ)
我らは、いかなる広宣流布の激戦にも「師子王の心」で勇敢に立ち向かう。
合言葉は「勇気の大前進」「正義の大攻勢」である。
法のため、人びとのため、社会のため、そして未来のために、何ものも恐れず、我らは戦い進む!
「かしこへ・おしかけ・ここへ・おしよせ」(同502ページ)との如説修行の御金言のままに!
この人知れぬ労苦の歩みこそが、黄金の栄光と福運の足跡となる。その道には、未来の逸材たちが力をつけて続いてくれるのだ。(2009年7月29日付本紙「随筆 人間世紀の光」〈「正義」の旗高く!〉)
◇ ◆ ◇
「聖人御難事」にいわく。「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ、師子王は百獣にをぢず・師子の子・又かくのごとし、彼等は野干のほうるなり日蓮が一門は師子の吼るなり」(御書1190ページ)と。
この一節を拝しながら、戸田先生は語られた。
「われら創価学会の折伏は、師子が吼えるのである。邪悪な輩が驚き、恐れおののくのは、当然である。この確信なくして、日蓮大聖人の門下とは、絶対に言えないのである。この確信こそ、いかにも荘厳にして、勇壮なものではないか!」と。
さらに、戸田先生は宣言された。
「いかに学会を憎もうと、いかに学会をおとしいれようと、だれ人が騒ごうとも恐れるな! 彼らは犬、野干のごとき畜生である。われわれは師子王である!」と。
「師子王の心」こそが、永遠の学会精神である。「強気でいけ!」——これが戸田先生の遺言なのである。(中略)
心からの叫びは、だれにも、とめられない。真実を語る。正義を語りぬく。そこにこそ、『民衆が勝利する』歴史の幕は晴れやかに開くであろう。(2001年1月、「東京総区長会」でのスピーチ。『池田大作全集』第92巻所収)
参考文献
…2015年10・11月号「大白蓮華」に掲載の「世界を照らす太陽の仏法」(聖教新聞社)
…『池田大作全集』第32・33巻所収の「御書の世界」上・下(同)