2019年3月2日土曜日

2019.03.02 わが友に贈る

新しい挑戦が
新しい自分をつくる。
生命に限界はない。
いよいよの心意気で
使命の舞台で輝こう!

十法界明因果抄 P435
『二乗は此等の報恩皆欠けたり故に一念も二乗の心を起すは十悪五逆に過ぎたり』

【通解】
二乗は父母・師匠・国主・主君・一切衆生・仏などへの報恩が皆欠けている。ゆえに一念も二乗の心を起こすことは、十悪や五逆罪を犯すよりも過ぎたことである。

〈寸鉄〉 2019年3月2日
朗々と妙法を唱え感激に燃えて進め—戸田先生。共々に人間革命の大道を
埼玉男子部の日。「広布の旗」持つ若人が総立ち!勇気の師子吼で未来開け
「功労と幸福とは一つにつながる」文豪。陰の努力と奮闘に福徳は燦然と
火災の予防へ再点検を。配線の劣化・埃など丁寧に。小事が大事と心して
公明の魅力は身近で具体的な政策を掲げること—識者。庶民の声を政治に

☆大学校生とナットクTALK テーマ:祈りの姿勢
Q 唱題は量より質?
A 真剣な「持続の祈り」こそ肝要
男子部大学校生からの質問に答える連載「大学校生とナットクTALK」。今回のテーマは「祈りの姿勢」。勤行・唱題に挑戦し始めた大学校生の沢田ニュー・リーダーには悩んでいることがあるようで……。

【登場人物】
新井区男子部長 学会3世の38歳。後輩の育成に全力を注ぐ、信頼厚きリーダー。
沢田ニュー・リーダー 24歳。仕事上の悩みを乗り越えたいと大学校に入校した。

沢田ニュー・リーダー 実は年頭から、仕事の営業成績の目標を立てて祈り始めたんですが、なかなか結果が出ないんです……。

新井区男子部長 苦労してるんだね。でも、沢田君がそうやって悩んでること自体、頑張っている証拠だよ。でも、この信心は、「祈ったらすぐに結果が出る」というような魔法みたいなものとは違うよ。

沢田 うーん……。頭では分かるんですけど、題目を唱えて、1週間、2週間と経つと、もうダメなのかなあって、だんだんと気持ちがなえてきちゃって。題目の時間が足りないんですかね?

新井 もちろん、いっぱい題目をあげるに越したことはないけど、祈る時の「真剣さ」も大事なんじゃないかな。

沢田 「量」より「質」ってことですか?

新井 何て言えばいいかなあ……。そうだ! 沢田君は千円札と1万円札、財布に入ってたら、うれしいのは、どっち?

沢田 えっ! そりゃあ1万円札ですよ。

新井 だよね。その上で、1万円札が1枚だけより、たくさん入ってる方が、もっといいよね。

沢田 当たり前じゃないですか。

新井 次元は違うけど、祈りも同じだよ。質も量も、どっちも大事なんだ。大きな買い物をしようと思えば、たくさんお金も必要だよね? 自分にとって大きな目標を達成しようと思うなら……。

沢田 真剣に、いっぱいお題目をあげればいいんですね!

新井 その通り!

沢田 とすると、1日どれくらいあげればいいんでしょう?

新井 「これだけ祈らなければいけない」という決まりはないよ。祈りは幸せになるための道だから、自分が満足できるまで祈ればいい。その上で大事なことは、大学校の実践項目にある「持続の祈り」だよ。

沢田 持続?

新井 御書に「法華経の信心を・とをし給へ・火をきるに・やすみぬれば火をえず」(1117ページ)とある。木をこすって火を起こすのに、途中で休んでしまえば火は得られない。同じように、祈りも絶え間なく続けることが肝要なんだ。

沢田 「質」と「量」と「持続」……祈りの姿勢が明確になりました。

新井 一念を込めて祈り続けていけば、生命力と智慧が無限に湧いて、行動も変わっていく。僕も一緒に祈るよ。沢田君の目標が達成できるまで!