2018年11月25日日曜日

2018.11.25 わが友に贈る

「蒼蝿驥尾に附して
万里を渡り」御聖訓。
純真な信心を貫けば
偉大な境界が開かれる。
広布誓願に生き抜こう!

上野殿御返事 P1574
『人のものををしふると申すは車のおもけれども油をぬりてまわりふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ候なり、仏になりやすき事は別のやう候はず、旱魃にかわけるものに水をあたへ寒冰にこごへたるものに火をあたふるがごとし』

【通解】
人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて行きやすくするように教えるのである。
仏に成りやすい道というのは特別なことではない。干ばつの時に喉の渇いた者に水を与え、寒さに凍えた者に火を与えるようにすることである。

〈寸鉄〉 2018年11月25日
人に会い味方にする事が広布だ—恩師。動けば波動が!勇敢に仏縁を拡大
白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえ—御書朝の朗々たる祈りで勝て
勇気は実行する事で増し恐怖は逡巡で増す—作家さあ自身の壁破る一歩を
横断歩道での歩行者優先強化期間。車の減速不十分で事故多発。規則厳守
CO2濃度が過去最高。自然災害の増加に直結。国境を超えて行動する時

☆11月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 生死一大事血脈抄
◇団結こそ学会永遠の黄金則 異体同心で勝利を開け!
11月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「生死一大事血脈抄」を研さん。「異体同心の団結」こそ成仏の直道であり、一切を勝利していく要諦、学会の永遠の黄金則であることを学ぶ。

◇御文
『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』(御書1337ページ)

◇通解
総じて日蓮の弟子檀那らが、自分と他人、彼と此という分け隔ての心をもたず、水と魚のように親密な思いを抱き、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えていくことを生死一大事の血脈というのである。

◇背景と大意
本抄は文永9年(1272年)2月11日に佐渡で認められ、最蓮房に与えられた御書とされる。
もとは天台宗の学僧であった最蓮房から、当時の天台宗の中で奥義とされていた「生死一大事血脈」に関する質問があり、それに対する御返事が本抄である。
「生死一大事」とは、生死を流転する私たちの生命にとって根本の大事、すなわち万人成仏の法を指す。「血脈」とは、親から子へ血筋が受け継がれるように、法が仏から衆生へ伝えられていくことを譬えている。つまり「生死一大事血脈」とは、仏から衆生に伝えられる根本的で重要な成仏の法を意味する。
日蓮大聖人は本抄で、まず「生死一大事血脈」とは妙法蓮華経であることを明らかにされる。
そして、衆生が生死一大事の血脈を受け継ぐには、�仏と法と私たち衆生の生命の三つに差別がないと信じて題目を唱え、�三世にわたって不退転の信心を貫き、�広宣流布を目指し、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えるという、三つの信心の姿勢が大切であると教えられている。拝読御文は、3点目の仰せの中の一節である。

◇解説
"釈尊の十大弟子"の一人・阿難がある日、釈尊に尋ねた。
"善き友を持つことが、仏道修行の半分に相当するのですね"
釈尊は答えた。
"それは違う。善き友を持つことが、仏道修行の全てなのだ"
善知識(善き仲間)と共に進むことは修行の「半ば」ではなく「全て」——釈尊と阿難の対話をつづった初期経典の一節だ。
仏法では、善知識の集まりである「和合僧」を重視する。ゆえに、善知識の団結を乱すことは、仏法上の重罪となる五逆罪のうちの「破和合僧」であると説かれる。
互いの差異を尊重し、それぞれの個性を最大限に輝かせながら、自己中心の心を乗り越え、広宣流布のために心を合わせていく。その「異体同心の信心」こそ成仏の要諦であることを示されているのが、拝読御文である。
「自他彼此の心なく」とは、自分と他人、あれとこれとを分け隔て、差別する心を排していきなさいとの意味である。
「水魚の思を成して」とは、水と魚のように、私たち同志が切っても切り離せない親密な関係であることを自覚していきなさいとの仰せである。互いに尊重し、補い合い、支え合っていくことが重要なのである。
それぞれの見かけ、個性、特質、立場などが異なる「異体」の一人一人が「同心」、すなわち広宣流布という同じ志を持って南無妙法蓮華経と唱えていく中に、根本の大事である成仏の法の継承があると大聖人は結論されている。
他の御書でも大聖人は、「異体同心なれば万事を成じ」(1463ページ)と仰せである。「異体同心」こそ広宣流布を目指す真実の師弟、すなわち仏法者の集いである「和合僧」にとって根本の実践指針であり、成仏の法の継承そのものなのである。
池田先生は、小説『新・人間革命』第30巻〈上〉「雌伏」の章で、拝読御文を通して、次のようにつづられている。
「何があろうが、"広宣流布のために心を合わせ、団結していこう"という一念で、異体同心の信心で進むことこそが私たちの鉄則です。いや、学会の永遠の"黄金則"です」と。
創価学会はこの"黄金則"である「異体同心の団結」で、全てに勝利してきた。
そして今や、太陽の仏法は192カ国・地域に広がり、仏法史上に燦然と輝く壮挙を成し遂げ、学会は世界宗教へと飛翔した。世界の同志と共に目指してきた本年の「11・18」は、「創価勝利の年」の明年に向けた出発でもある。私たちは今一度、この常勝の黄金則を心肝に染め、広布誓願を新たに前進してまいりたい。