深い納得と共感から
広布の勢いは生まれる。
「よし、頑張ろう!」と
皆が決意できるよう
リーダーは心配りを!
顕謗法抄 P453
『夫れ仏法をひろめんとをもはんものは必ず五義を存して正法をひろむべし、五義とは一には教二には機三には時四には国五には仏法流布の前後なり』
【通解】
いったい、仏法を弘めようと思う者は必ず五義を心得て正法を弘めるべきである。
五義とは、一には教・二には機・三には時・四には国・五には仏法流布の前後である。
〈寸鉄〉 2018年11月9日
「創立の月」飾る座談会。創価勝利の年へ!体験と決意を語り合い勇躍出発
「大願とは法華弘通」御書師と共に万年の広布へと進む誉れ。共戦譜は不朽
個人会場周辺での立ち話・喫煙・違法駐車は厳禁。良識ある振舞が信頼の基
寝不足が続く睡眠負債は"体と心"を崩すと。健康勝ち取るのも大事な戦い
IT技術等を持つ人材の不足、日本が最低水準。育成拡充へ公明が旗振れ
☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 ブラジル婦人部長 メイリ・ヒラノさん 2018年10月13日
◇"広布のパイオニア"の誇り胸に
幹部として大切なことは、自分が花となり、実となろうとするのではなく、後に続く同志のために、ブラジルの土になるのだという決意です。そして、学会とともに、広布とともに生きる人生のすばらしさを、皆に伝え切っていくことです。
〈第1巻「開拓者」の章〉
◇時代背景
1960年(昭和35年)10月に始まった平和旅の舞台はブラジルへ。19日の午前1時過ぎ、サンパウロの空港に到着した山本伸一をブラジルの同志が出迎えた。翌日には座談会へ。過酷な生活を送る日系移住者らの話に耳を傾けた伸一は、信心の重要性を語る。席上、ブラジルに海外初の支部を結成することを発表。嵐のような拍手に包まれた。
「行く、絶対に行く。もし、倒れるなら、倒れてもよいではないか!」——体調を著しく崩す中にあって、周囲の反対を押してアメリカからブラジルに入った山本伸一。「開拓者」の章には、このブラジルを舞台に、渾身の励ましを重ねる模様が描かれています。
当時、ブラジルの会員は100世帯ほど。入会して年月が浅いメンバーばかりでした。過酷な生活環境の中でも、妙法を抱き締めて苦闘する同志に、伸一は大確信で語っています。
「皆さんは、それぞれの事情から、たまたまこのブラジルにやって来たと思っているかもしれない。しかし、そうではありません。地涌の菩薩として、ブラジルの広宣流布のために、この国の人びとを幸せにし、ここに永遠の楽土を築くために生まれてきたんです。いや、日蓮大聖人に召し出された方々なんです」
失意に沈んでいた友の胸に、使命と勇気の炎がともった瞬間でした。
また、この章には"後に続く同志のため"というリーダーが持つべき心構えや、宿命を使命に変える願兼於業の生き方、さらには、"地涌の菩薩の使命に目覚める時に、幸福の人生が開かれる"といった勝利の方程式が示されています。
小説に描かれている通り、池田先生は58年前、ブラジルを初訪問され、不惜身命の決意でブラジル広布の未来を大きく開いてくださいました。
この時、先生が教えてくださった心のままに、ブラジルの同志は"世界広布のパイオニア"の誇りで信頼を広げ、良き市民の連帯を拡大。その中で、先生に150以上の名誉州民・市民証などが贈られていることは、私たちの最高の誉れです。
先生が開かれた広布の大道を、さらに開いていくのは、青年部・未来部にほかなりません。今こそ、私たちリーダーが、「信心に不可能はない」との絶対の確信を「ブラジルの土」となって、後継の友に伝え残していく時だと感じています。
どこまでも師弟の道を歩み、未来の宝を育てながら、広布開拓の新たなドラマをつづりゆくことをお誓いします。
☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 未来部長 赤須清志さん 2018年10月16日
◇次代の宝と「正義の道」を
世界の指導者を見ると、多くは、十代、二十代で、人生の哲学、思想、信念をもち、それを貫いて、三十代、四十代で、偉大な仕事を成し遂げております。
青春時代に、生き方の骨格をつくり、さらに完成させていくところに、確かな人生の道があります。
(第9巻「鳳雛」の章)
◇時代背景
1964年(昭和39年)6月、高等部と中等部の設置が発表された。まず高等部が各地に順次結成。続いて、翌年1月に中等部、同年9月には少年部(後の少年少女部)も誕生した。次代を担う若き力の育成に心血を注ぐ山本伸一。その魂に触れ、鳳雛たちは尊き使命に奮い立っていく。ここから、後継の大河の流れは一段と開かれていった。
「苗を植えなければ、木は育たない。大樹が必要な時になって苗を植えても、手遅れだ。手を打つべき時を逃してはならない。そして、最も心を砕き、力を注がなくてはならないのは、苗を植えた時です。枯れずに、ちゃんと根を張って伸びていけるのか、太陽の光が当たるのか、水や肥料は十分に行き渡っているのか、よく見ていく必要がある」——高等部結成の意義について山本伸一が語った言葉ですが、この「鳳雛」の章には、未来部育成の要諦が随所にちりばめられています。
未来部は、池田先生が第3代会長に就任後、最初に結成された部です。創価学会の将来、そして世界の希望の未来を開くために、次代を担う未来部員の成長に常に心を砕かれ、命を削って励ましを送り続けてくださいました。その師の心は、今も全く変わらないと実感します。
今年8月、47都道府県から男女高等部員の代表800人が創価大学に集い、「全国未来部夏季研修会」が盛大に開催されました。台風の影響で1泊2日に短縮されたものの、先生はメッセージで「夢に挑む勇気のバトン」「恩に報いる誓いのバトン」「平和を創る友情のバトン」を手渡したいと呼び掛けてくださるなど、常に師の心を感じる研修会となりました。
また、2日目に行われた未来部大会では「鳳雛飛翔」という先生が認められた書が披露されました。「鳳雛」は「鳳凰の雛」の意味で、先生が後継の友に"次代の大指導者に育ちゆけ"と期待を込めた呼称です。参加したメンバーは皆、そうした師の心を命に刻み、「先生の期待を思うと、頑張ろうとする勇気が湧きます」「勉強や勤行・唱題に挑戦したり、親孝行をしたり、自分を変えていく努力をしようと思いました」と、口々に決意を語っていました。
本年は、未来部歌「正義の走者」発表から40周年。今こそ、宝の未来部に先生の心を伝え、励ましの光を送りながら、2020年、そして学会創立100周年の2030年に向かって、共に「正義の道」を走り抜いていく決意です。