未入会の家族に
感謝の言葉を伝えよう!
思いは声に出してこそ。
こまやかな配慮こそ
一家和楽を築く要諦だ!
四条金吾殿御返事 P1122
『法華経の文字を拝見せさせ給うは生身の釈迦如来にあひ進らせたりとおぼしめすべし』
【通解】
法華経の文字を拝見されるという事は、生身の釈迦如来にお会いになる事と思うべきです。
〈寸鉄〉 2018年11月10日
折伏は広布を誓った人間の必須条件—恩師。青年よ語れ。創立の日を飾れ
静岡県太陽の日。皆様が輝いた分だけ創価の正義は燦然。尊き使命の友よ
香川の日。我らは永遠に師匠と共に!共戦の志に燃えて歓喜の拡大に先駆
3人以上の会話は脳の鍛えに有効。物忘れ対策に効果と。座談会に勇んで
児童虐待防止推進月間。日頃からの地域の関わりがカギ。兆候を見逃すな
☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 国際総局長 寺崎広嗣さん 2018年10月18日
◇日中友好の「金の橋」を未来まで
平和友好の道もまた"長征"である。風雨の吹き荒れる時も、未来に向かって、信義の歩みを運び続けてこそ、栄光の踏破がある。
〈第28巻「革心」の章〉
◇時代背景
1978年(昭和53年)8月12日、日中両国は平和友好条約を締結する。翌9月、山本伸一は3年5カ月ぶりとなる第4次訪中へ出発。万代にわたる平和の礎を築くべく、文化・教育交流に力を注ぐ。
北京の人民大会堂で行われた歓迎宴の席で伸一は、日中平和友好条約に込められた平和の精神を構築していく根本は「信義」であると訴える。
順風の時も、風雨の時も信義を貫く——池田先生は、常にその信念で日中友好に尽くし、その道に続く重要性を私たちに教えてくださいました。
先生が北京大学や復旦大学等で講演された折には、中国の「尚文(文を尊ぶ)」の伝統や民衆に息づく歴史観をはじめ、信義を築くための土台となる"中国をどのように見るか"という視点を紹介されています。そこには、中国に脈打つ豊かな人間性に対するまなざしとともに、日中両国は単に"隣国だから仲良くすべき"という次元を超えて、その友好は必ずアジアと世界の平和に寄与できる、むしろ寄与していかなければならないという深い決意を感じます。
そうした先生の大局観からは、"関係の良い時は付き合い、悪くなれば離れる"といった発想など生まれません。
私自身、1990年の第7次訪中に同行させていただきました。当時、中国は国際的に孤立していましたが、先生は訪中前、来日した要人に「友情は、不変であってこそ友情です。いな苦難の時ほど、本物かどうかがわかるものです」と語り、総勢約300人の団員と訪中されたのです。
先月は、原田会長を総団長とする創価学会代表訪中団の一員として中国を訪問しました。先生に寄せられる絶大な信頼を改めて目の当たりにし、それらは、どんな時も信義を貫き、「金の橋」を築いたことへの感謝の表れなのだと思いました。
この章のタイトルである「革心」は、若き日の周恩来総理がつづられた一節で、社会の「革新」のためには、心を改める「革心」が不可欠であるとの意味です。日中友好の未来を開くために、人間的な交流によって一人一人の心を変えてきた先生の地道な行動こそ「革心」の要であり、それはまた、一人の人間の変革が世界をも変えていくとの「人間革命」の主題を教えてくださっているように感じてなりません。
本年は、先生の「日中国交正常化提言」から50周年。『新・人間革命』で教えてくださった友好の心を深く学びながら、さらに平和の哲学を語り広げていく決意です。
☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 創価大学学長 馬場善久さん 2018年10月20日
◇"創立の志"胸に人間教育の大道を
人間の一生は、あまりにも短い。その人間が未来のためになせる最も尊い作業は、次代を創造する人を育て、人を残すことである。
〈第15巻「創価大学」の章〉
◇時代背景
1971年(昭和46年)4月2日、東京・八王子市に創価大学が開学。山本伸一の手によって、牧口常三郎先生、戸田城聖先生の念願だった創価教育の大城が誕生した。
伸一は誉れの1期生に"全員が創立者たれ"と語り、学生中心の大学建設を託す。そして第1回創大祭に出席するなど、学生たちの中に飛び込み、励ましを重ねていく。
創大は学生中心の大学であり、全員が創立者の気概で進むのだ——「創価大学」の章には、こうした指針と共に、創立者・池田先生が創大に寄せる万感の思いを、開学から1期生の卒業までの歩みや、その後の発展を通してつづってくださっております。
この建学の精神のままに、創価大学は進んできました。この心は、今も伝統として脈々と受け継がれており、多くの学生が"私の勝利こそ創大の勝利、創立者の勝利"との決意で勉学やクラブ活動に励み、「世界一」「日本一」の輝かしい結果を残しています。
私は1期生として創大に入学し、アメリカの大学院を経て、1985年に母校に奉職。学生・教員時代を合わせ、実に40年以上、創大と歩みを共にしてきました。その中で感じるのは、"皆が社会貢献の人材に、人生の勝利者に"との創立者の心が、キャンパスの至る所に脈打っているということです。最新の施設・設備も、多彩なカリキュラムも、その創立者の熱い思いと期待が具現化されたものなのです。
また何より、創立者は大学からの報告を耳にされ、今も温かな励ましを送り続けてくださっています。多くの学生が、そうした原点を胸に、勝利の人生を開きゆくことを誓っています。
私も大学1年生の夏、大学で創立者と出会った際に、勉学や生活のことなどを聞いていただきました。それが縁となり、幾多の苦難を乗り越え、大学教授の使命をいただくことができました。
この章の中で、創立者は大学創立の目的を「人類益のために貢献し、世界の平和を創造する、人間主義のリーダーを育成する」ためと記し、「創大出身者がどうなるか。創価大学がどうなっていくか——それこそが自身の人生の総決算である」とつづられました。
開学50周年となる2021年に向けて、創大は今、人間教育の大道をさらに広げゆくための、さまざまな協議を進めています。創立の志を胸に、グローバル化、多様化の時代を勝ち抜く人材の輩出に、一段と力を入れていきます。