2018年11月30日金曜日

2018.11.30 わが友に贈る

詐欺に厳重な注意を!
"変だな"と思ったら
周囲に確認・相談を。
皆で声を掛け合い
事故を未然に防ごう!

富木殿御返事 P978
『尼ごぜんの御所労の御事我身一身の上とをもひ候へば昼夜に天に申し候なり』

【通解】
夫人のご病気のことは、私自身の身の上のことと思っておりますから、昼も夜も諸天に祈っております。

〈寸鉄〉 2018年11月30日
最初の一撃が戦の半分—格言。青年が"勝利の年"へ先駆。堂々、対話拡大を
21世紀型リーダーの要件は話をよく聴く姿勢と。現場の声に耳傾け心結べ
感染性胃腸炎が流行の兆し。石鹸で30秒超の手洗いが予防の要。皆で撃退
自転車の「ながら運転」は厳禁。携帯やイヤホン等。一瞬の油断が尊き命奪う
寒さが増す季節。全国の同志が被災地の皆さまの健康・無事祈る。共に前へ

☆地域を歩く 東京・豊洲本部 2018年11月20日
◇生まれ変わる街で
先月、東京・江東区豊洲に開場した「豊洲市場」は今、話題のスポット。その周辺はどんな所なのだろう。
海に突き出た市場から、内陸の方へ歩いてみた。
まず目の前に現れたのが、林立する高層マンション。たくさんの小・中学生、高校生たちを見掛ける。なるほど、市場のほど近くに学校がある。この十数年で、豊洲の公立小学校は1校から3校に増えたという。さらに進むと、海辺の公園と巨大なショッピングモールが。豊洲駅付近は親子連れや若者でにぎわい、すぐ近くで「ガッシャン、ガッシャン」と、つち音が響く。至る所で大型の建物が建設中だ。

豊洲は、大正後期から昭和初期にかけて、東京湾の埋め立て事業で生まれた。かつては造船などの工業地帯だったが、十数年前から、工場の跡地にマンションや商業施設が次々と建ち、人口が急増した。
越中島に面する豊洲1丁目の一角に、都営アパートがある。「昔は、富士山がよく見えましたよ」。44年前からここで暮らす、桜井けい子さん(区婦人部主事)が教えてくれた。
防火防災女性部会の一員として、つい先ほどまで消防車に乗り、火災予防を呼び掛けて町内を回っていたそうだ。自治会での長年の奮闘に対して、最近、区から功労賞が贈られた。
「この湾岸地域には今、日本中、世界中から人が集まってきています。学会員も、それぞれの立場で頑張っていますよ」

◇「豊かさ」とは心の輝き新たなモデルを示す
豊洲をはじめ、東雲、有明の3地域を広布の舞台とする豊洲本部。有明では、高層マンションのみならず、東京五輪の競技会場の建設・整備も進む。
この"生まれ変わる街"で暮らす学会員には、先端的な分野で働くメンバーも多い。
矢島裕至さん(地区幹事)は、空間音響デザイナー。人間が一番心地よく音を感じる空間を、総合的にデザインするスペシャリストだ。
会議をはかどらせたい。集客を上げたい。ストレスを和らげたい……。そんな空間をつくるには、「"目に見えない音"が大事です」と語る。これまで、国内外の一流ホテルやレストラン、病院や美容施設を手掛けてきた。
かつては音響関係の企業に勤めていたが、2002年に独立。きっかけは、学会活動で得た「一人の人を大切に」との思いだった。"音が主役"でなく"人が主役"の空間をつくろうと決めた。
男子部時代、行事の運営を担う創価班で、光の当たらない所にこそ、物事を支える本質があると学んだ。"陰で働く人が心地よいデザイン"を目指し、豊洲をはじめ各地で物件の設計に関わっている。
「目標は、誰もが楽しくて、安心できる場」
それを仕事と学会活動の両方で創るのが夢だ。

"健康博士"の愛称で周囲から親しまれる鈴木誠二さん(地区部長)は、予防医療のコンサルティング会社の代表取締役。農学博士でもある。各地で講演会を開き、国への政策提言も行ってきた。
「過去の健診結果から未来の健康状態を予測し、病気の発症を未然に防ぐための行動支援をする。それが私の仕事です」
仕事は主に、健康保険組合の医療費・健診結果の分析。健康管理の指導員も育てている。
かつて妻が3番目の子を妊娠した時、子宮口がふさがる全前置胎盤と診断された。「信心で必ず乗り越えられる」と婦人部の先輩が親身に寄り添ってくれた。母子共に生命に及ぶ危険もあったが、無事に出産することができた。「今の家族があるのは、学会の皆さんのおかげ」と、鈴木さん夫妻は振り返る。
信仰体験を語り合う毎月の地区座談会。鈴木さんは地区部長として、事前に、式次第やテーマ、自身の体験などを記したチラシを作って配る。会合当日は、パワーポイントを駆使して仏法哲理の講義を行う。
一つの出会いに心を込めずして、波動は生まれない——それが鈴木さんのモットーだ。

豊洲の一帯はファミリー層が目立ち、未就学児を育てる若い夫婦も多い。
マンションの公共スペースを活用し、3年前から毎月、子育て支援サークルを開いている高木啓子さん(地区婦人部長)。他の4人の婦人部員と運営し、手遊び歌、工作、絵本の読み聞かせなどを実施している。
高木さんは4年前、夫の転職で豊洲へ転居した。女子部時代から心に刻む「女子は門をひらく」(御書1566ページ)との一節を胸に、"この地で、地域の繁栄と、子どもたちの未来を開いていこう"と深く誓った。
サークルを立ち上げた当初は、自分たちで作ったチラシを手に、地域の住民に語り歩くところから始めた。初めて参加した親子が、次に他の親子を連れて来てくれた時、「やって良かった」と喜びを分かち合った。今では毎回、30人ほどの親子が参加するまでになっている。
一緒に暮らす母親の田島ヒロ子さん(地区婦人部長)も、長年、民生委員や消防団の副分団長を務めるなど、親子で地域に尽くす。

あるマンションの最上階にあるラウンジ。「あそこが市場、向こうがオリンピックの競技場、こっちはマンションが建ちます」
てきぱきと案内してくれたのは、中島さおりさん(白ゆり長)。マンションに暮らす有志からなる自治組織の中心的メンバーとして、マンションの日照権の課題や、近隣の安全対策などに取り組む。
中島さんは、かつてパニック障害を発症。そんな中、夫との結婚を機に有明に来た。「夫と選んだ有明の地。広布の使命を果たせる自分になりたい」と祈り続ける中、病気を克服した。
体調も安定し、娘を出産。その1年半後、今度は乳がんと宣告される。夫は「これでまた、信仰で苦難を乗り越えた体験を語れるね」と。感謝と決意の涙があふれ出た。
「私、がんなの。でも負けないから見てて!」。そう友人たちに語っては、マンションに暮らす人たちのために尽力。そんな中島さんの姿に、住民の信頼は厚い。 
今年、がんは経過観察を続けて7年目を迎える。仲良しのママ友たちと励まし合い、これからも理想の街を目指す。

豊洲本部では、人の出入りが激しく、青年世代では特に顕著だという。その大半が豊洲以外の地域の出身だ。海外出張などで多忙な友も多い。
マンションは何重ものオートロック。どう"横のつながり"をつくるかは課題だ。
本部のリーダーたちに思いを聞いた。
学生時代から豊洲に暮らす、保育士の西島幸子さん(女子部副本部長)。かつて自信を失った時、「悩んだ時こそ、人は変われる」と先輩に励まされ、成長できた。信仰を共にする仲間の存在ほど、心強いものはないと学んだ。「今まで受けてきた励ましを、今度は私がみんなに送っていきます」
繊維関係の企業に勤め、海外出張も多い城取和明さん(男子部本部長)は、東京・江戸川区の出身。生まれ育った下町と、豊洲の街並みは全く違う。「でも」と、力を込める。
「時代や暮らしは変わっても、一人を大切にする学会精神は変わりません。祈ると、不思議と会いたい人に会えますし、出会えた喜びもひとしおです」
祈りとは、相手のことを本気で思う心。だからこそ、会うための知恵が湧く。そして一度の出会いから交流の輪が広がる。

豊洲・東雲・有明を含む、豊洲地区町会自治会連合会会長の小安勤さん。豊洲で育ち、今も晴海通りで布団店を営む。
「新しく越してこられる方々とも、一緒になって良い街づくりがしたい。そのためには、"自分の今"だけでなく、"みんなと、子どもたちの未来"という大きな視野に立って物事を考えていくことが、とても大事だと思います。学会の皆さんに、どんどん活躍していただきたい」
戦後、日本の復興を支えた「豊洲」。その名には、「将来の発展を期す豊かな州」という意味がある。
仏法では「三つの財」が説かれる。すなわち「蔵の財(金銭やモノなどの財産)」「身の財(肉体的な健康や技能など)」そして「心の財」。それぞれ人生の「豊かさ」を表す尺度といえよう。
いずれも欠かせないものだが、人生の幸不幸を決定づけていくのは「心の財」であり、その「心の財」の輝きが、「蔵」と「身」の豊かさにもつながっていく。
豊洲本部の友は、家庭も仕事も十人十色。だが心には、同じ決意がみなぎっている。
"私たちの街に、豊かさの新しいモデルを創ろう!"と。
その心の輝きが、わが街の未来を明るく照らしていく。

2018年11月29日木曜日

2018.11.29 わが友に贈る

広布を支える真心は
全てが無量の福徳に。
「功徳は父母・祖父母・
乃至無辺の衆生にも」
共々に幸福の大道を!

御義口伝巻下 P789
『我等が一念の妄心の外に仏心無し九界の生死が真如なれば即ち自在なり所謂南無妙法蓮華経と唱え奉る即ち自在なり』

【通解】
我々の凡夫の迷いの生命を離れて、他のどこにも仏の生命はない。煩悩や宿業、苦悩に縛られた九界の生死も、妙法に照らされるとき、本来ありのままの真実の姿を顕し、自在の生死となる。すなわち、南無妙法蓮華経と唱え奉ることによって、自由自在の生命活動となる。

〈寸鉄〉 2018年11月29日
『新・人間革命』30巻〈下〉が発売。師弟の劇を継ぐ時は今!学び成長の糧に
岡山が拡大月間。我らの対話で地域に希望の光を創価勝利の旭日は燦然と
立派な信心とは後輩を心から大事にする事—戸田先生。共に動き、共に成長
反射材の着用は交通事故防止に効果大—警視庁。無事故の備えをしっかり
参院議員の歳費削減、公明が主導し与党で合意。庶民目線忘れず戦い抜け

☆広宣流布大誓堂完成5周年、「学会創立の日」を記念し、世界広布新時代第39回本部幹部会 SGI総会
◇分断を和楽へ 希望の鐘を鳴らせ
◇池田先生が祝福の和歌贈る 人間革命 勝利の光を
◇東京戸田記念講堂で開催
◇全国の会館に同時中継 「人間革命の歌」を合唱
さあ、学会創立90周年へ、広布の希望の鐘を高らかに打ち鳴らそう!——広宣流布大誓堂完成5周年と11・18「創価学会創立記念日」を祝賀する「世界広布新時代第39回本部幹部会」が18日午後、「SGI(創価学会インタナショナル)総会」の意義を込め、リニューアルオープンした巣鴨の東京戸田記念講堂で盛大に開催された。これには、原田会長、長谷川理事長、永石婦人部長が各部の代表、来日した70カ国・地域300人のリーダーと出席。全国の各会館を同時中継で結び、参加者全員で「人間革命の歌」を厳粛に大合唱した。池田大作先生は、全同志の大福運と大勝利を祈りつつ、記念の3首の和歌(3面に掲載)を贈った。(2・3面に関連記事。全国中継は23日から26日〈中継の会場と時間は各県・区で決定〉)

巣鴨駅から東京戸田記念講堂へ続く道に、赤・黄・青の三色の旗がなびいていた。
地元の商店街振興組合が、学会創立の日に本部幹部会の会場となった同講堂のリニューアルオープンを祝賀し、掲げたものだ。
巣鴨は、初代会長・牧口常三郎先生と第2代会長・戸田城聖先生が軍国主義との獄中闘争を貫いた師弟共戦の地である。1943年(昭和18年)7月6日、両先生は治安維持法違反、不敬罪の容疑で逮捕・投獄。後に巣鴨の東京拘置所に収監され、翌44年(同19年)11月18日に、牧口先生は獄中で殉教した。
戸田先生はその後、移送された中野の獄舎から、45年(同20年)7月3日に出獄。敗戦間近の焼け野原に一人立ち、「旗持つ若人 何処にか」「競うて来たれ 速やかに」と願いつつ、「妙法流布の大願」を高く掲げて学会の再建に着手した。
池田先生の小説『人間革命』は、"戸田先生の出獄"の描写から始まる。そして、本年9月8日に連載が完結した小説『新・人間革命』は、"2001年(平成13年)の「11・18」を祝賀する東京戸田記念講堂での本部幹部会"で結ばれる。

◇地よりか涌きたる我なれば この世で果たさん使命あり
聳え立つ
 嵐に揺るがぬ
  創価山
 世界が仰ぐ
  哲理の王者よ

人類の
 生命の宝を
  結び合い
 分断こえて
  和楽の海へ

後継の
 地涌の旭日
  勝ち昇れ
 人間革命
  勝利の光を

弟子が「新たな人間革命の物語」へ旅立つ今回の本部幹部会が、新生なった東京戸田記念講堂で開かれた意義を、一人一人がかみ締めていた。
講堂内の壇上には整然と並ぶ万国旗が。それぞれの国で地域で、"正義と勇気の旗"を掲げて戦い抜いてきた同志たちの瞳に、後継の誓いが力強く光る。
その姿を、会場の後方に掲げられた牧口・戸田両先生の肖像画がじっと見守っていた。
「一人の人間における偉大な人間革命は、やがて一国の宿命の転換をも成し遂げ、さらに全人類の宿命の転換をも可能にする」——この哲学は池田先生の不惜身命の闘争によって、世界五大州へと広がったのである。
◆◇◆
日本全国の会館を、同時中継で結んだ幹部会。オープニング映像の後、四つの会場が順々に映し出された。
広宣流布大誓堂の北側広場に立つ「人間革命の歌」の碑の前で、創立100周年を担いゆく"未来っ子"たちが元気に抱負を。
小説『人間革命』執筆開始の地・沖縄の同志は、軽快な三線と太鼓の音に合わせてカチャーシーを披露。
『新・人間革命』起稿と脱稿の地である長野研修道場の「新・人間革命の碑」の前からは、信越青年部の代表が広布拡大の波動を起こす誓いを力強く。
池田先生が作詞・作曲した「人間革命の歌」の完成直後、いち早く同歌が歌われた大阪・豊中市の関西戸田記念講堂では、"常勝不敗の関西魂"を継ぐ若人らが師弟誓願の決意を述べた。
創価の三代会長の共戦の歴史を伝える写真映像に合わせて、"日本一"の音楽隊・創価グロリア吹奏楽団と関西吹奏楽団が学会歌メドレーを熱演。
続いて、日本と海外の代表が、それぞれ活動体験を発表した。
長野の峯村郁子さん(圏副婦人部長)は、本紙に掲載された『新・人間革命』の切り抜きと、自身の心境をつづった"師との心の往復書簡"を力に変えて難病の治療に当たり、見事に打開。今月初旬に、弘教を実らせた喜びを報告した。
インドのゴーラブ・サブー男子部長は、学友から手渡された小説『人間革命』に感動して入会。以来、同小説を"人生の教科書"と定め、成長の節を刻んできた。『人間革命』『新・人間革命』の研さんを軸に、広布拡大に尽くすインド創価学会が20万の陣列を構築できた喜びとともに、後継の決意を語った。
2000年12月の本部幹部会での池田先生のスピーチ映像を全員で視聴した後、イタリア創価学会のアルベルト・アプレア会長が登壇。イタリア共和国とのインテーサ(宗教協約)が発効して2年がたち、社会から期待と信頼が一層高まる様子を語った。
永石婦人部長は「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(御書1561ページ)の御聖訓のままに、師弟誓願の題目を響かせながら「平和と幸福の世紀」を勝ち開こうと強調。
原田会長は、冒頭、広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を、部員増・世帯増の結果で荘厳できたことに触れ、全同志の奮闘に心から感謝した。
また池田先生への顕彰が世界各地で相次いでいる模様に言及しつつ、先月、自らが訪問したフィリピンで、青年部の友が小説『人間革命』『新・人間革命』を学びながら「師弟の精神」を深めている姿を紹介。私たち一人一人もまた、日々、新たな「人間革命の凱歌」をうたい上げていこうと呼び掛けた。
——ここで、参加者全員が立ち上がる。学会歌「人間革命の歌」の大合唱が始まった。

♪君も立て
 我も立つ
 広布の天地に
 一人立て……

常勝関西の"不敗の原点"である「大阪大会」から20年目の1976年(昭和51年)、「7・17」を記念して同歌は誕生した。池田先生は、「われ地涌の菩薩なり」と獄中で悟達した戸田先生の魂を、いかに表現するかに最も心を砕いた。地涌の菩薩の使命に生き抜く中に、人間革命の大道が開かれるからだ。

♪地よりか涌きたる
 我なれば
 我なれば
 この世で果たさん
 使命あり……

歌い終わると、会場は誓いの大拍手に包まれた。鳴りやむのを待って、池田主任副会長が池田先生からの伝言を紹介した。
「全て見守っていました。牧口先生も、戸田先生も、どれほど喜んでおられることか。みんな、ありがとう! わが全同志のますますの大福運と大勝利を祈って、3首の和歌を贈り、私からの感謝と祝福といたします」
我らの人間革命の挑戦に、終わりはない。
一人一人が、「私が山本伸一」との自覚で立ち上がり、師弟の誓願に生き抜こう。わが「人間革命の物語」を使命の天地でつづりゆこう! 「人間革命 光あれ」と、高らかに歌いながら——。

2018年11月28日水曜日

2018.11.28 わが友に贈る

日蓮仏法は
生命の尊厳を開く
人類普遍の宗教だ。
世界の友と心を一つに
和楽と平和の創出へ!

開目抄下 P232
『善に付け悪につけ法華経をすつるは地獄の業なるべし』

【通解】
善きにつけ悪しきにつけ、法華経を捨てるのは地獄の業因となるのである。

〈寸鉄〉 2018年11月28日
「仏の説法をば師子吼と申す」御書。自信満々に語り抜け。真剣さが扉開く
信越婦人部「誓いの日」。絶対勝利の祈りで前進!心結ぶ希望対話で波動を
学会の役職は責任職だ。同志を必ず幸福に!尽くした分、全てわが福徳と
魂の独立記念日。「宗門との決別で学会は輝かしく発展」博士。正邪は厳然
還付金詐欺被害は60代が半数。甘い話には罠あり。ATMへの誘導に要注意

☆新時代第14回全国男子部幹部会への池田先生のメッセージ 2018年11月26日
◇勇気・慈悲・智慧で歓喜と平和のスクラムを
天高く創価の革命児の凱歌を轟かせゆく男子部幹部会、誠におめでとう!
愛する京都の若き広布の闘士が、断固、日本一の折伏を成し遂げ、「京都革命」の旗を打ち立ててくれた。みんな、よく頑張った! 本当にありがとう!
忍耐強く挑戦に挑戦を重ねてきた全員と、一人一人、固い心の握手を交わして最大にねぎらい、たたえたい。陰で一切を支えてくれている役員の諸君にも、心から感謝します。
そして、21世紀の「関西広布」即「世界広布」を託す、凜々しき諸君と共に、大好きな「威風堂々の歌」を歌い、指揮を執りゆく思いで、全てを見守っています。
「威風堂々」とは、何ものも恐れぬ、地涌の菩薩の大生命であり、「師子王の心」です。不屈の折伏精神であり、常勝関西の負けじ魂です。
私と一緒に、京都広布のけなげな父母たちが燃え上がらせてきた、この破邪顕正の学会精神の炎が、明々と後継の青年に受け継がれている。これほどうれしく、これほど頼もしいことはない。
御本仏・日蓮大聖人は、「此の御本尊全く余所に求る事なかれ・只我れ等衆生の法華経を持ちて南無妙法蓮華経と唱うる胸中の肉団におはしますなり、是を九識心王真如の都とは申すなり」(御書1244ページ)と仰せになられました。
すなわち、自行化他の題目の師子吼によって、万人の胸中に具わる「九識心王真如の都」という最極の生命を光らせていけるのです。
この都は、いかなる邪悪にも苦難にも打ち勝つ「勇気」の源泉です。
この都は、一人一人を幸福へと励まし導く「慈悲」の光源です。
この都は、自分が今いる使命の職場や地域で、自在に価値を創造し、歓喜と平和のスクラムを築き広げていける「智慧」の本源なのです。
今、分断と混乱に苦しむ人類は、共生と安定の世界を求めています。
我と我が友の心の都を輝かせながら、民衆の和楽と平安の「永遠の都」を建設する。これこそ「京都革命」です。
ともあれ、京都は、大いなる哲学と文化の都として、ますます世界に注目される。この日本が誇る「千年の都」に、人間主義の「青年の都」「正義の都」を勝ち栄えさせることは、地球社会にとって、どれほどの希望となることか。
ゆえに、京都よ、大関西よ、断じて世界広布の「常勝の都」たれ!
大関西、そして、全国男子部の栄光の一年、万歳!
創価勝利の年へ、一人も残らず、威風堂々と人間革命の勝利者であれ!(大拍手)

2018年11月27日火曜日

2018.11.27 わが友に贈る

広布の使命に生きる
歓喜の共鳴によって
生命の躍動は広がる!
一人立つ勇者から
団結と勢いが生まれる!

諸法実相抄 P1359
『能く竊かに一人の為めに法華経の乃至一句を説かば当に知るべし是の人は則ち如来の使如来の所遣として如来の事を行ずるなり』

【通解】
(法華経法師品第10)よくひそかに一人のためにでも、法華経、乃至はその一句だけでも説くならば、まさに知るべきである。この人は如来の使いであり、如来から遣わされて、如来の振る舞いを行じているのである。

〈寸鉄〉 2018年11月27日
「仏は一一の文字を金色の釈尊と御覧ある」御書。行学の二道で境涯革命を
広宣流布の大事業は新しい熱と力が不可欠—戸田先生。若師子よ乱舞せよ
法務省騙る架空請求詐欺に注意。身に覚えのない書面なら警察に。焦らず
微細なプラごみ、河川の9割で検出。生態系破壊の因。皆の努力で削減へ
25年に大阪万博。主題は健康・医療の技術。我らは活力与える哲学で後押し

☆四季の励まし わが地域に勇気の一歩を 2018年11月25日
大地に深く根を張ってこそ
大樹となる。
人も組織も同じである。
根無し草では、
時代の激流に押し流されるだけだ。
いかなる嵐にも揺るがぬ根——
それは地域という
最も身近な大地に張られる。

現代は、無縁社会と言われる。
それは、地縁や血縁が
なくなったというより、
縁を維持し、作り、
育めていないという
側面があるのではないだろうか。
故郷は「自分たちで作るもの」だ。
今、暮らす地域を新たな故郷とし、
今、縁する人を同郷の友として、
友情を広げていきたい。
そこに喜びも広がる。

近隣の方々との交流というのは、
自分の心を豊かにしてくれる。
生活に温かみが出てくるし、
何ともいえない安心感も生まれる。
信頼を勝ち得ていく上でも、
さわやかな挨拶が基本である。
また、声をかけることからも、
対話は深まる。
他人のいいところは、
「素晴らしい!」と
率直に伝えることで、
自分の心が相手の心に届いていく。
さらに、相手を尊重し、
その人から学んでいこうと
質問していくことからも、
対話は弾む。
こちらが良い聞き手になれば、
相手自身が気づいていない力まで
引き出していけるものだ。

まず、わが地域に
勇気の一歩を踏み出すことだ。
まず、わが近隣の一人と
誠実に対話することだ。
「世界の平和」と
「人類の幸福」への確かな貢献は、
今ここから始めることができる。

街を潤す木々の緑。秋空のはるか向こうから、白雪の富士が見守っていた——1999年(平成11年)11月、池田大作先生が八王子市の東京牧口記念会館から撮影した。
創価学会は、広宣流布大誓堂完成5周年の創立記念日を勝利で飾り、次なる"広布の峰"である創立90周年の2020年へ、新たなスタートを切った。
かつて池田先生は訴えた。「私たちは、学会にあって、一人の人を大切にすることや、自他共の幸せを創造する生き方を学んできました。それを糧に、地域のために働いていくんです」。さあ、広布と人生の最高峰を目指し、地域の発展へまい進しよう。

2018年11月26日月曜日

2018.11.26 わが友に贈る

◇今週のことば
人生は強気でいけ!
題目は無敵の師子吼だ。
勝つと決めて祈り切れ。
「栄光」そして「勝利」へ
「師子王の心」で前進!
2018年11月26日

御義口伝巻下 P784
『桜梅桃李の己己の当体を改めずして無作三身と開見すれば是れ即ち量の義なり』

【通解】
桜は桜、梅は梅、桃は桃、李は李と、おのおのの当体を改めずに、そのままで無作三身と開きあらわしていくことが即ち無量義の「量」の意義である。

〈寸鉄〉 2018年11月26日
京都で全国男子部幹部会日本一の大拡大!常勝の未来へ威風堂々の金字塔
山口女性の日。幸と信頼広げる婦女一体の連帯。新時代の開拓劇ここから
大きな仕事は目前の機会を捉えてこそ—文人。今を全力!ここに広宣の道
寒暖差激しい季節。体調管理に呉々も注意。唱題根本に健康リズムを整え
暖房器具の火災での死亡事故多し。可燃物近くでの使用、消し忘れは厳禁

☆御書と歩む� 第44回 創価の真金の賢人に最敬礼
『金は大火にも焼けず大水にも漂わず朽ちず・鉄は水火共に堪えず・賢人は金の如く愚人は鉄の如し・貴辺豈真金に非ずや・法華経の金を持つ故か』(生死一大事血脈抄、1337ページ)

◇通解
金は大火にも焼けず、大水にも流されず、朽ちることがない。鉄は水にも火にも、ともに耐えることができない。賢人は金のようであり、愚人は鉄のようである。あなたが、どうして真金でないことがあろうか。法華経の金を持つゆえであろう。

◇同志への指針
広宣流布の険しき幾山河を勝ち越えてきた、功労の皆さまこそ、真金の賢人である。御本仏・日蓮大聖人は、いかばかり御賞讃か。
使命の闘争で積み上げた福運は無量である。鍛え抜いた一生成仏の境涯は、何ものにも侵されず、三世に黄金の輝きを放つのだ。
共々に「生死不退の心」で前進を! 無二の宝友に題目を送っております。

2018年11月25日日曜日

2018.11.25 わが友に贈る

「蒼蝿驥尾に附して
万里を渡り」御聖訓。
純真な信心を貫けば
偉大な境界が開かれる。
広布誓願に生き抜こう!

上野殿御返事 P1574
『人のものををしふると申すは車のおもけれども油をぬりてまわりふねを水にうかべてゆきやすきやうにをしへ候なり、仏になりやすき事は別のやう候はず、旱魃にかわけるものに水をあたへ寒冰にこごへたるものに火をあたふるがごとし』

【通解】
人がものを教えるというのは、車が重かったとしても油を塗ることによって回り、船を水に浮かべて行きやすくするように教えるのである。
仏に成りやすい道というのは特別なことではない。干ばつの時に喉の渇いた者に水を与え、寒さに凍えた者に火を与えるようにすることである。

〈寸鉄〉 2018年11月25日
人に会い味方にする事が広布だ—恩師。動けば波動が!勇敢に仏縁を拡大
白馬のなくは我等が南無妙法蓮華経のこえ—御書朝の朗々たる祈りで勝て
勇気は実行する事で増し恐怖は逡巡で増す—作家さあ自身の壁破る一歩を
横断歩道での歩行者優先強化期間。車の減速不十分で事故多発。規則厳守
CO2濃度が過去最高。自然災害の増加に直結。国境を超えて行動する時

☆11月度 男子部「御書活動者会」研さんのために 生死一大事血脈抄
◇団結こそ学会永遠の黄金則 異体同心で勝利を開け!
11月度の男子部「御書活動者会(御書活)」では、「生死一大事血脈抄」を研さん。「異体同心の団結」こそ成仏の直道であり、一切を勝利していく要諦、学会の永遠の黄金則であることを学ぶ。

◇御文
『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』(御書1337ページ)

◇通解
総じて日蓮の弟子檀那らが、自分と他人、彼と此という分け隔ての心をもたず、水と魚のように親密な思いを抱き、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えていくことを生死一大事の血脈というのである。

◇背景と大意
本抄は文永9年(1272年)2月11日に佐渡で認められ、最蓮房に与えられた御書とされる。
もとは天台宗の学僧であった最蓮房から、当時の天台宗の中で奥義とされていた「生死一大事血脈」に関する質問があり、それに対する御返事が本抄である。
「生死一大事」とは、生死を流転する私たちの生命にとって根本の大事、すなわち万人成仏の法を指す。「血脈」とは、親から子へ血筋が受け継がれるように、法が仏から衆生へ伝えられていくことを譬えている。つまり「生死一大事血脈」とは、仏から衆生に伝えられる根本的で重要な成仏の法を意味する。
日蓮大聖人は本抄で、まず「生死一大事血脈」とは妙法蓮華経であることを明らかにされる。
そして、衆生が生死一大事の血脈を受け継ぐには、�仏と法と私たち衆生の生命の三つに差別がないと信じて題目を唱え、�三世にわたって不退転の信心を貫き、�広宣流布を目指し、異体同心で南無妙法蓮華経と唱えるという、三つの信心の姿勢が大切であると教えられている。拝読御文は、3点目の仰せの中の一節である。

◇解説
"釈尊の十大弟子"の一人・阿難がある日、釈尊に尋ねた。
"善き友を持つことが、仏道修行の半分に相当するのですね"
釈尊は答えた。
"それは違う。善き友を持つことが、仏道修行の全てなのだ"
善知識(善き仲間)と共に進むことは修行の「半ば」ではなく「全て」——釈尊と阿難の対話をつづった初期経典の一節だ。
仏法では、善知識の集まりである「和合僧」を重視する。ゆえに、善知識の団結を乱すことは、仏法上の重罪となる五逆罪のうちの「破和合僧」であると説かれる。
互いの差異を尊重し、それぞれの個性を最大限に輝かせながら、自己中心の心を乗り越え、広宣流布のために心を合わせていく。その「異体同心の信心」こそ成仏の要諦であることを示されているのが、拝読御文である。
「自他彼此の心なく」とは、自分と他人、あれとこれとを分け隔て、差別する心を排していきなさいとの意味である。
「水魚の思を成して」とは、水と魚のように、私たち同志が切っても切り離せない親密な関係であることを自覚していきなさいとの仰せである。互いに尊重し、補い合い、支え合っていくことが重要なのである。
それぞれの見かけ、個性、特質、立場などが異なる「異体」の一人一人が「同心」、すなわち広宣流布という同じ志を持って南無妙法蓮華経と唱えていく中に、根本の大事である成仏の法の継承があると大聖人は結論されている。
他の御書でも大聖人は、「異体同心なれば万事を成じ」(1463ページ)と仰せである。「異体同心」こそ広宣流布を目指す真実の師弟、すなわち仏法者の集いである「和合僧」にとって根本の実践指針であり、成仏の法の継承そのものなのである。
池田先生は、小説『新・人間革命』第30巻〈上〉「雌伏」の章で、拝読御文を通して、次のようにつづられている。
「何があろうが、"広宣流布のために心を合わせ、団結していこう"という一念で、異体同心の信心で進むことこそが私たちの鉄則です。いや、学会の永遠の"黄金則"です」と。
創価学会はこの"黄金則"である「異体同心の団結」で、全てに勝利してきた。
そして今や、太陽の仏法は192カ国・地域に広がり、仏法史上に燦然と輝く壮挙を成し遂げ、学会は世界宗教へと飛翔した。世界の同志と共に目指してきた本年の「11・18」は、「創価勝利の年」の明年に向けた出発でもある。私たちは今一度、この常勝の黄金則を心肝に染め、広布誓願を新たに前進してまいりたい。

2018年11月24日土曜日

2018.11.24 わが友に贈る

広宣流布の戦いは
間断なき飛翔だ!
清新な決意と題目で
力強く出発しよう!
未来の大空に向かって!

松野殿御返事 P1389
『野辺に捨てられなば一夜の中にはだかになるべき身をかざらんがために、いとまを入れ衣を重ねんとはげむ』

【通解】
死んで野辺に捨てられたならば一夜のうちに裸になってしまう身を飾るために、時間をかけて、美しい衣服を重ね着ようと励んでいる。

〈寸鉄〉 2018年11月24日
人ではない。自分自身だ。自分の信心だ—恩師。深き祈りと行動で道は開く
御書「小事つもりて大事となる」。地道な訪問・激励、指導が組織発展の要
「魂は良き同志なしでは枯渇する」偉人。学会活動こそ人格錬磨の宝の会座
リンゴ病、流行拡大。妊婦の感染は、胎児に影響大。手洗い・嗽・マスクで予防
高校生、携帯1時間超の利用で学力が低下傾向。賢明な活用をまず大人が

☆池田華陽会御書30編に学ぶ 報恩抄(下)
◇万年にわたる広宣流布の大法を確立 妙法を弘める功徳は厳然と
今月は、「報恩抄」の後半を学びます。
池田先生は、本抄の講義の中で述べています。
「自己の使命に目覚めた民衆による『慈悲曠大』への行動が、必ず人類の境涯をも変えていく。そして、燃え盛る火宅のような世界を変革し、人が人を殺戮することのない、平和と不戦の世界を創っていく——それが、私たち創価の悲願です。SGIの使命です」
全民衆の幸福を願い、妙法を弘め抜かれた日蓮大聖人の崇高な御精神を命に刻んでいきましょう。(拝読範囲は、御書310ページ2行目「法華経・天台」〜本抄末尾です)

◇本抄について
本抄は、旧師・道善房の逝去の報を聞かれた日蓮大聖人が、建治2年(1276年)7月、身延で認められた御書です。修学時代の兄弟子であった、浄顕房と義浄房に送られました。
道善房は、大聖人が安房国(千葉県南部)清澄寺で仏教を学んだ若き日、師匠となった人物です。大聖人は、その恩に報いるため、浄顕房と義浄房に、本抄を道善房の墓前で読むよう伝言を添え、託されました。
本抄で大聖人は、師恩に報いるために、御自身の求道と弘教の御生涯を示されます。そして、「三大秘法の南無妙法蓮華経」の無量の功徳を明かされ、人類の未来を救う道を開いたことを宣言されます。
最後に、妙法流布の功徳は、旧師・道善房の身に集まると述べ、本抄を結ばれます。

◇御文
日蓮が慈悲曠大ならば南無妙法蓮華経は万年の外・未来までもながるべし、日本国の一切衆生の盲目をひらける功徳あり、無間地獄の道をふさぎぬ、此の功徳は伝教・天台にも超へ竜樹・迦葉にもすぐれたり、極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか、是れひとへに日蓮が智のかしこきには・あらず時のしからしむる耳、春は花さき秋は菓なる夏は・あたたかに冬は・つめたし時のしからしむるに有らずや(329ページ3行目〜7行目)

◇通解
日蓮の慈悲が広大であるならば、南無妙法蓮華経は、万年のほか、永遠の未来までも流布するであろう。
日本国の一切衆生の盲目を開く功徳がある。無間地獄の道をふさいだのである。この功徳は伝教大師・天台大師も超え、竜樹・迦葉よりも勝れている。
極楽における百年の修行は、穢土(穢れた国土=現実世界)における一日の修行の功徳に及ばない。正法・像法二千年の弘通は、末法の一時の弘通に劣るのである。これは、ひとえに日蓮の智慧が勝れているからではなく、時がきたからである。
春には花が咲き、秋は果実がなる。夏は暖かく、冬は冷たい。すべて時がそのようにさせているものではないか。

◇解説
掲げた御文の直前で大聖人は、天台大師が「根ふかければ枝しげし源遠ければ流ながし」との譬えをもって、"教えが深ければ深いほど、長い期間にわたって、多くの人々を救っていくことができる"という道理を示されたことを挙げられます。
この道理を踏まえ、掲げた御文では、御自身の不惜身命の闘争によって、妙法が永遠に流布し、全ての民衆を救っていくことは間違いないとの御確信を述べられます。
大聖人が弘められた南無妙法蓮華経は、宇宙と生命の根源の法です。ゆえに、未来永遠にわたり人々を救っていくことができるのです。
大聖人は、あらゆる大難を乗り越えて妙法を弘通されました。その大慈悲の闘争によって、「一切衆生の盲目」、すなわち人々の生命の根源的な迷いである「元品の無明」を打ち破り、民衆が不幸へ転落する「無間地獄の道」をふさいでくださったのです。
続く御文では、恵まれた環境である「極楽」で100年修行するよりも、苦難が絶えないこの現実世界である「穢土」で1日修行する方が、はるかに功徳が大きいと仰せです。人々の生命が濁り、乱れた末法で、妙法を弘める功徳は計り知れないとの意です。
私たちが縁する友の幸福を祈り、勇気を奮い起こして仏法を語っていく中に、功徳と福運が厳然と積まれているのです。
さらに大聖人は、御自身が末法万年にわたる広宣流布の大法を確立されたことについて、"時がそうさせるのである"と、仏法における「時」の重要性を強調されています。
現代にあって、大聖人の精神を受け継ぎ、世界広宣流布の「時」を創ったのが、創価学会であり、なかんずく創価三代の師弟です。池田先生は本抄の講義で「師弟勝利の新たな歴史を築きゆく『時』が到来しました。私は愛弟子の絶対の勝利を信じています」と述べています。
学会創立90周年の2020年へ、新たな前進を開始していきましょう!

★池田先生の講義から
大聖人の広宣流布の不惜の精神を、そのまま受け継ぎ、現実社会の中で実現しようとして立ち上がられたのが、創価の父・牧口先生であり、恩師・戸田先生であります。
仏勅の創価学会が出現したことによって、大聖人を源流と仰ぐ「広宣流布の大河」が、21世紀の世界へ滔々と流れていることは、厳然たる事実です。
世界広宣流布の基盤は、完璧に確立しました。
いよいよ、この大河を、広宣流布の大海として世界中に広げる時が到来しました。(『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻)
◇ ◆ ◇
「慈悲」の精神が社会のすみずみに浸透し、脈動していく時、どんなに世界は明るく変わることでしょう。
「人間主義の時代」「生命尊厳の時代」へ——私たち創価の民衆のスクラムと前進が、その夜明けを創り開いていくことは、絶対に間違いありません。(中略)
広宣流布とは、人類の苦を抜き去り、「慈悲の行業」を世界に広げる戦いです。平和と幸福の種を蒔き続ける永遠の挑戦です。我ら創価の連帯は、この「慈悲」の精神で、人類を結びゆくのです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第22巻)

研さんのために
○…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第22巻(聖教新聞社)
○…『希望の経典「御書」に学ぶ』第3巻(同)
○…『御書と師弟』第3巻(同)

2018年11月23日金曜日

2018.11.23 わが友に贈る

「創立の月」祝す中継行事
運営を担う役員の皆様
いつもありがとう!
明年への歓喜の船出を
健康・無事故第一で!

上野殿御返事 P1544
『今の時法華経を信ずる人あり或は火のごとく信ずる人もあり或は水のごとく信ずる人もあり、聴聞する時はもへたつばかりをもへどもとをざかりぬればすつる心あり、
水のごとくと申すはいつもたいせず信ずるなり』

【通解】
今の時代に、法華経を信ずる人がいる。あるいは火の燃えるように信ずる人もあり、あるいは水が流れるように信ずる人もいる。教えを聴いた時は燃え立つばかりに思うが、遠ざかると、信心を捨てる心が起きてしまう。水のように信ずるとは、常に後退することなく信ずることをいう。

〈寸鉄〉 2018年11月23日
「ちかいし願やぶるべからず」御書。若獅子よ師弟誓願貫き勝利の青春刻め
東京「品川の日」45周年。創価の源流の誉れ高く!対話の旋風を巻き起こせ
江戸川の日。信心の横綱が本領発揮。広宣拡大の大地から民衆の凱歌を!
統監の担当者に感謝。地域広布の生命線。万年の礎築く陰徳に陽報は厳然
寒暖差の関連死は交通事故死の4倍。浴室の保温、外出時の防寒等、隙なく

☆11月度座談会拝読御書 崇峻天皇御書(三種財宝御書)
◇拝読御文
『中務三郎左衛門尉は主の御ためにも仏法の御ためにも世間の心ねもよかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ、穴賢・穴賢、蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり』(1173ページ14行目〜16行目)

◇本抄について
本抄は、建治3年(1277年)9月11日、日蓮大聖人が56歳の時、身延の地で認められ、鎌倉の四条金吾に与えられたお手紙です。別名を「三種財宝御書」といいます。
金吾は、主君の江間氏を折伏したことで、主君から疎まれるようになっていきます。
本抄を頂く直前には、桑ケ谷問答を巡る讒言を信じた主君から"法華経の信心を捨てるとの起請文(誓約書)を書かなければ、所領を没収する"と迫られ、人生最大の窮地に追い込まれていました。
ところが主君が疫病に倒れたことで、医術の心得のある金吾が治療に当たることになり、信頼回復の好機を得ました。その報告に対する返信が本抄です。
初めに、金吾が信心に励むことができるのも、主君の恩によるものである。ゆえに金吾が積んだ功徳は、主君にまで及んでいくと述べられます。
さらに、周囲の激しい嫉妬にさらされ、命も危ぶまれる状況の金吾に、「内薫外護」の法理を通し、強盛な信心に諸天の加護が現れることを教え、仏法の正邪は峻厳であり、必ず明確になると述べられます。
さらに、「短気ではならない」等と、身の処し方についても、こと細かに戒められます。
続いて、竜の口の法難の際に、生死を共にしようとした金吾の信心を称賛。
周囲に信頼を広げるとともに、「心の財」を積んでいくことが大事であり、人の振る舞いこそ釈尊の出世の本懐であると教えられています。

◇仏法即社会
日蓮大聖人の仏法は、開かれた宗教です。
大聖人は、「まことの・みちは世間の事法にて候」「世間の法が仏法の全体と釈せられて候」(御書1597ページ)と仰せです。世間の法を離れて仏法はなく、世間の法がそのまま仏法の全体であることを「仏法即社会」といいます。
私たちの信心は、社会との間に壁を作り、特別な世界に閉じこもるような信仰ではありません。むしろ信仰で培った人格と振る舞いで、地域に仏縁と信頼を広げていくことが大切です。
本抄で大聖人は、四条金吾に「よかりけり・よかりけりと鎌倉の人人の口にうたはれ給へ」(同1173ページ)と述べられています。現実社会で実証を勝ち得ていくことは、そのまま仏法を行じていることにほかなりません。
また、大聖人は別の御書で、「智者とは世間の法より外に仏法を行ず、世間の治世の法を能く能く心へて候を智者とは申すなり」(同1466ページ)とも仰せです。
仏法の智慧は、社会から遊離したものではありません。ゆえに、妙法を持った一人一人が智者となって、家庭、地域、職場、そして政治や経済、文化などの多方面で、なくてはならない存在として光り輝いていくことが大切になります。
今回学ぶ「崇峻天皇御書」の末尾では、「教主釈尊の出世の本懐は人の振舞にて候けるぞ」(同1174ページ)と、賢者の行動を教えられています。
仏法の偉大さは、社会の中で、人の振る舞いとなって現れるものです。
私たちにとっては、状況がどうあれ、自分が生活している場で、創価の誇りを胸に人間革命に挑戦し、どこまでも誠実に、信頼を広げていくことが「仏法即社会」の実践にほかならないのです。

◇金吾と江間氏
四条金吾は、父子2代にわたって江間家に仕え、厚い信頼を得ていたと思われます。
ところが、金吾が主君の江間氏を折伏したことで、主君から疎まれるようになっていきます。
同僚たちの激しい嫉妬もあり、大難が「雨の如く」(御書1136ページ)押し寄せます。
領地替えの沙汰が出るなど、理不尽な命令が続き、金吾は主君を訴えようとまで思い詰めます。直情的な性格の金吾に大聖人は、「大恩ある主君である」(同1150ページ、通解)、「これから一分の恩を受けなくとも、恨むべき主君ではない」(同1151ページ、通解)と、軽率な行動を起こさないよう、戒められています。
それは、どんな不条理な仕打ちをする主君であっても、金吾が信心に励めることの根底には、主君の恩があるからです。
一時の感情で主君を恨んだりすれば、それは不知恩となってしまいます。
本抄で大聖人は「内薫外護」の法理を通し、強盛な信心によって、諸天の加護は厳然と現れることを教えられています。
行き詰まった時こそ、不屈の信心で道を開くことが大切です。
さらに別の御書では、「仏法と申すは道理なり道理と申すは主に勝つ物なり」(同1169ページ)と、信心に徹すれば、必ず主君の権力にも勝っていくことができると御断言です。
大聖人の仰せの通り、誠実に振る舞った金吾は、主君の信頼を回復するだけでなく、かつての3倍の所領を賜ったのです。

◇3種の財
日蓮大聖人は、「蔵の財」「身の財」「心の財」の3種の財を通し、最善の生き方を教えています。
蔵の財は、物質的な財産のことで、具体的には、金銭や土地、広く言えば装飾品なども含まれます。
身の財は、身に付いた財産のことで、健康や才能、身に付けた技術、地位もここに当てはまります。
一方、心の財は、自身の生命に積んだ福運です。目に見えないかもしれませんが、誰も奪い去ったり、壊したりすることのできない最高の財です。
本抄で大聖人は、決して蔵の財や身の財を否定しているわけではありません。しかし、蔵の財も身の財も、今世限りのものであり、移ろいやすいものです。それらを求める生き方は、相対的幸福を実感することができたとしても、"生きていること自体が楽しい"との絶対的幸福境涯の確立にはなりません。
根本的に求めていくべき生き方は、心の財を積む人生であると教えられているのです。
また、蔵の財も身の財も、心の財があってこそ、自他共の幸福に生かしていくことができます。
私たちで言えば、「広宣流布のため」と一念を定めることで、「自分だけの幸福」から、「自他共の幸福」へと、人生と境涯を大きく開き、幸福の正道を歩むことができるのです。
広布の誓願に生き抜くことが、心の財を積む最上の道であり、何があっても揺るぎない絶対的幸福境涯を確立する実践なのです。

★池田先生の指針から 「心」こそ人生最高の財宝
「主の御ため」「仏法の御ため」「世間の心ね」とは、今日で言えば、"仕事のため""広宣流布のため""社会生活のため"という意味で、信仰と生活の全般を指すと言えます。
法性を根本とするがゆえに何があっても善に向かう心は、このすべての場合に通じて、価値創造の原動力となる。
決して独善的な振る舞いではなく、人々から称賛され、信頼されるようになっていきなさいということです。周囲の評価が定着してこそ本物です。
「善に向かう心」は、必ず振る舞いや生き方に現れ、そして必ず世間の人々にも理解されていくのです。(中略)
創価学会は「信心即生活」「社会即仏法」の正道を歩んでいるから、世間から信頼されている。生活と社会から遊離すれば、宗教は必ず独善となっていく。
大聖人が、四条金吾に一貫して「賢人たれ」「社会や地域の勝利者たれ」と示されているのも、まったく同じ意義だと拝される。(『池田大作全集』第33巻「御書の世界」)
◇ ◆ ◇
「心の財第一なり」(御書1173ページ)
「心の財をつませ給うべし」(同ページ)
この一節は、日蓮大聖人が、苦境のさなかにいる門下・四条金吾に贈られた、勝利への最大の指針です。
「心」こそ、人生の最高の「財宝」です。それは、「心」の中に、偉大な可能性と無上の尊極性が具わっているからです。
「心」は、いくらでも広がります。また、いくらでも深められます。そして、いくらでも強くなります。(中略)
本抄(=「崇峻天皇御書」)をいただく2カ月前、四条金吾は主君・江間氏からの所領没収という最大の危機に直面し、そのときに金吾は、所領を捨てても法華経の信心を貫くとの決意に立ちました。それを受けて、大聖人が御指導された内容が、「いかなる乞食になろうとも絶対に法華経に傷をつけてはならない」(同1163ページ、通解)との仰せでした。
実は、この御指導こそ、所領(蔵の財)よりも、武士としての立場(身の財)よりも、信心という「心の財」こそ第一——一番大切であるとの信仰者の根本規範を教えられているのです。(『勝利の経典「御書」に学ぶ』第4巻)

参考文献
○…『池田大作全集』第33巻「御書の世界」(聖教新聞社)
○…『勝利の経典「御書」に学ぶ』第4巻(同)

2018年11月22日木曜日

2018.11.22 わが友に贈る

寒さが本格化する時季。
手洗い・うがいの励行や
賢明な食事・睡眠など
感染症対策を万全に!
健康こそ一切の基盤だ。

妙密上人御消息 P1242
『金はやけば弥色まさり剣はとげば弥利くなる法華経の功徳はほむれば弥功徳まさる』

【通解】
金は焼けば、いよいよ色がよくなり、剣は研げば、いよいよ鋭くなる。法華経の功徳は、讃嘆すればするほど、ますます増していくのである。

〈寸鉄〉 2018年11月22日
「微塵つもりて須弥山となれり」御書。今日も地道な激励。ここに人材山脈
山形支部結成の日。広布の理想郷の構築へ!勇気の対話で見事な拡大劇を
信心は智慧の宝蔵—戸田先生。故に祈りから出発。最高の作戦と行動で進め
消費電力量、増加傾向と。冬は首・手首・足首を温かくが節電の鍵。賢く工夫
「いい夫婦の日」。円満の秘訣は互いの信頼と尊敬と。感謝の言葉、自分から

☆総県長会議での原田会長の指導 2018年11月18日
◇我らは永遠に三代会長と共に進む 「広布拡大の旗」を掲げて
一、私たちが目標としてきた広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を、お元気な池田先生と共に、折伏の大いなる上げ潮で、晴れやかに迎えることができました。
全国の同志の皆さまの大奮闘に、心からの御礼を申し上げます。本当にありがとうございます!(拍手)
本年は、多くの地域が世帯増・部員増を成し遂げるなど、全国で、近年まれに見る折伏を推進してくださいました。全国の同志の大奮闘に、重ねて感謝申し上げますとともに、大誓堂完成5周年から創立90周年に向けて、出発を切っていきたい。

◇誓願勤行会の意義
一、ここで、意義深き大誓堂完成5周年に当たり、改めて「広宣流布誓願勤行会」について確認したい。
「大白蓮華」11月号の企画「師弟誓願の大殿堂『広宣流布大誓堂』」にも掲載されましたが、池田先生は大誓堂の「落慶記念勤行会」に際し、「『広宣流布の大願』と『仏界の生命』とは一体です。だからこそ——この誓いに生き抜く時、人は最も尊く、最も強く、最も大きくなれる」と指導されました。
大誓堂に集う意義を「全世界から地涌の菩薩が勇み来り、広宣流布の御本尊と境智冥合して、久遠元初の大誓願の生命を、昇りゆく旭日のように光らせ、生まれ変わった息吹で出発する黄金の会座であります」と教えてくださっています。
広宣流布大誓堂に御安置されている「大法弘通慈折広宣流布大願成就」の学会常住の御本尊は、戸田先生が学会前進の「金剛不壊の大車軸」として発願され、池田先生が「広宣流布の希望の道を無限に開かせたまえ」と祈り抜かれてきた御本尊です。その強き祈りを根本に、池田先生は、世界広布への雄渾の指揮を執ってきてくださいました。
「ちかいし願やぶるべからず」(御書232ページ)、「願くは我が弟子等・大願ををこせ」(同1561ページ)と仰せの通り、大聖人仏法の根幹は「誓願」です。
「師弟相違せばなに事も成べからず」(同900ページ)、「『在在諸仏土常与師倶生』よも虚事候はじ」(同1338ページ)と仰せの通り、創価学会の魂は「師弟」です。
そして、広宣流布誓願勤行会は、広布大願の御本尊のもと、永遠の師匠である三代会長と同じく、広宣流布を断行する誓いを打ち立て、さらに、その誓いを行動へ、実践へと移すべく出発を切る——その「師弟誓願の会座」であります。
晴れやかに迎えた大誓堂完成5周年の創立記念日に当たり、私たちは改めて、世界広布を現実のものとされた池田先生に最大の感謝をささげたい。そして師匠の戦いを範として、「創価の旗」「広布拡大の旗」を生涯、掲げ通す勇者の道を歩み抜いてまいりたい。
「我らは、永遠に三代会長と共に進む」
「我らは、断じて広宣流布を成し遂げる」
この強き誓願のもと、新たなる前進を開始したい。
一、私たちが目指す次なる目標は、2020年の創立90周年です。明年は、創立90周年を目前にして、広布の山を連続して勝ち越えなければならない重要な年であり、創立90周年の勝因を築く年となります。
明年の活動の第1項目に「創価の勝利を開く『対話拡大』『友好交流』に全力!」と掲げた通り、一人一人が自身の殻を破る対話・拡大に挑戦してまいりたい。
明年は、社会的にも、「平成」の時代が終わりを告げ新元号となり、それと前後して、統一地方選・参院選が連続して行われます。
きょう11月17日は、1964年に公明党が結党された日であります。そして、その翌月の12月2日、先生は沖縄の地で小説『人間革命』の執筆を開始されます。その様子は、小説『新・人間革命』第9巻「衆望」の章に描かれています。
「多様な大衆に深く根を下ろし、大衆の味方となり、仏法の慈悲の精神を政治に反映させゆく政党が、今こそ躍り出るべきであろう。それが衆望ではないか——山本伸一は、こう結論したのである。彼は、日本の政治の現状を検証していくなかで、公明党の結成の意志を固め、あえて嵐に向かって、船出しようとしていたのである」と。
さらに、こうもつづられています。
「山本伸一は、公明党の結成大会が開会される時刻になると、学会本部の広間の御本尊に向かい、深い祈りを捧げた。彼は、立正安国の実現のために、政治の分野に、いよいよ、本格的な開拓の道が刻まれたことが、何よりも嬉しかった。しかし、公明党のめざす政治がいかなるものかを、人びとに正しく理解してもらうのは、決して、容易ではないはずである。公明党という政党も、その理念も、過去に類例を見ない、全く新しいものであるからだ」
非難や中傷、無理解の嵐は覚悟の上での、公明党の船出でありました。公明党には、今こそ立党精神に立ち返っての奮闘を、強く願うものであります。
一、ともあれ、勇んで広布拡大に走り抜いた方に福徳は絶大です。戦いが大変であればあるほど、真剣に、丁寧に取り組めば、必ず人材が出る。組織も強くなる。
「創価の勝利」も「一人の勝利」「私の勝利」なくしてはありえません。この点を肝に銘じて、どこまでも「一人を大切に」「皆を人材に」と、励ましを広げていきたい。そして異体同心の団結で、断固として完全勝利・連続勝利を開いていきたい。

◇STBを活用
一、来月から、モバイルSTBが拡充されます。各地区に2台、さらに支部にも2台、また本部以上の組織には各部の分として4台の新たなモバイルSTBが配布されます。
先月の聖教紙上に、「『会合型』から『訪問型』に」と題し、少子高齢化が著しく進む地域にあって、3年前から「訪問・激励中心の活動」に力を注いでいる福岡・八幡東大勝区の取り組みが掲載されました。
「声掛けの重要性」「正・副役職の団結・連携」など、参考になる内容がふんだんに盛り込まれていましたが、その中に「モバイルSTBを持参し、全員に見せる」という工夫例もありました。
「活動から遠ざかっていた壮年宅でモバイルSTBの番組を見ると、その壮年は数年ぶりに先生の姿を見て涙を流し、"私なりに頑張ります"と決意した」とのエピソードも紹介されています。
「2019年の活動」にも「座談会や地区協議会などの『会合の充実』はもとより、『訪問・激励』に、さらには『仏法対話』にも有効利用しよう」とある通り、いまやモバイルSTBは、会合はもちろんのこと、持ち運んで激励や対話に使える、最高の武器であります。
本年は「励まし週間」を設定し、訪問・激励の強化を図ってきました。明年は、連続闘争を勝ち越えるためにも、さらに未来に向けて盤石な人材城をつくるためにも、本年にも増して訪問・激励に力を注ぎ、人材を、活動者を増やしていきたい。
毎月、聖教紙面には「オススメVOD」の記事が掲載されています。感動と確信を分かち合いながら、勝利へ前進していきたい。
一、これから、財務納金が始まります。創価学会が世界宗教へと飛翔する中、広布の前進を支えてくださる真心からの財務に、福徳が燦然と輝くことは間違いありません。
広布部員お一人お一人に幸福の花が満開となるよう、また詐欺などに断固注意し、絶対無事故で終わることができるよう、私たちは真剣に祈り、丁寧に進めてまいりたい。
また、聖教新聞にも大きく報道された通り、関西創価高校が高校駅伝・大阪府予選で見事、優勝を飾り、全国大会初出場を勝ち取りました。おめでとうございます!(拍手)
いよいよ、小説『新・人間革命』の最終巻となる第30巻(下巻)があす18日に発刊、11月29日に発売となります。毎週掲載されている研さん紙面も活用しながら、私たちは小説『新・人間革命』を生命に刻み、自分自身の人間革命に挑戦し、人間革命の精神を大きく広げてまいりたい。
さあ、大誓堂完成5周年から創立90周年へ、「人間革命 光あれ」の大前進を開始しようではありませんか!

2018年11月21日水曜日

2018.11.21 わが友に贈る

女性の活躍をたたえ
意見を最大に生かそう!
それが発展の鍵だ。
生活に根ざした智恵が
より良き社会をつくる!

法華初心成仏抄 P557
『譬えば篭の中の鳥なけば空とぶ鳥のよばれて集まるが如し、空とぶ鳥の集まれば篭の中の鳥も出でんとするが如し口に妙法をよび奉れば我が身の仏性もよばれて必ず顕れ給ふ、梵王帝釈の仏性はよばれて我等を守り給ふ、仏菩薩の仏性はよばれて悦び給ふ』

【通解】
たとえば籠の中の鳥が鳴けば、空を飛ぶ鳥が呼ばれて集まるようなものである。空を飛ぶ鳥が集まれば、籠の中の鳥も出ようとするようなものである。口に妙法を呼びたてまつれば、わが身の仏性も呼ばれて、必ず、顕れられる。梵天や帝釈の仏性は、呼ばれて我らを守ってくださる。仏・菩薩の仏性は、呼ばれてお喜びになる。

〈寸鉄〉 2018年11月21日
「広宣流布のさきがけをしようではないか」恩師。青年が創価勝利の先陣を
打ち合わせや会議は価値的に。準備が肝要。目標を明確にし、弾む心で前進
宝の未来部励ます21世紀使命会の友。未来の大樹育む労苦尊し。福徳光れ
防災・減災への第一歩は自助にあり。家具の転倒防止、備蓄品等の確認を
「読み聞かせ」は親子関係の構築に効果大—専門家短時間でも継続が滋養に

☆2019年の活動 テーマ「創立90周年へ 創価勝利の年」
広宣流布大誓堂の完成が「世界広布新時代」の開幕を告げて以降、創価学会は世界宗教へと大きな飛躍を遂げ、文字通り世界広布の上げ潮が築かれてきた。
小説『新・人間革命』が完結し、池田門下の力で新たな歴史を開く今この時、私たちの次なる決勝点は、2020年11月18日の「学会創立90周年」である。明2019年は、その創立90周年を目前にして、広布の山を連続して勝ち越えなければならない重要な年であり、まさに創立90周年への"勝因"を築く年である。
2019年の「11・18」には、「創価学会 世界聖教会館」が完成を迎える。この日を目指して、さらには2020年を目指して、今こそ一人一人が創価の旗を高く掲げ、広布拡大・立正安国の言論戦に挑むなかで、大きく境涯を開き、福徳を積み、勝利の人生を歩んでいきたい。
そこで明年のテーマは、創立90周年に向け、断じて連続勝利しゆく強き決意を込めて、「創立90周年へ 創価勝利の年」と掲げ、前進していく。
池田大作先生は、小説『新・人間革命』完結後の初めての随筆で、「さあ、人類が待望してやまぬ『世界広布』即『世界平和』へ、新たな決意で、新たな出発だ。(中略)我らは、共々に『人間革命』の大光を放ちながら、新鮮なる創価の師弟の大叙事詩を綴りゆくのだ! 君と我との誓願の旅を、永遠に!」(「随筆 永遠なれ創価の大城」〈「人間革命」の大光〉)と力強く呼び掛けられた。
「創価の勝利」も、一人一人の「私の勝利」なくしては、あり得ない。
私たちは、小説『新・人間革命』の研さん・熟読を根本に、三代会長が示された「一人立つ精神」「折伏精神」を赤々と燃やし、「自分自身の人間革命」で地域・社会を変えゆく決意で、新たなる連続勝利の歴史をつづりゆこうではないか。

1、創価の勝利を開く「対話拡大」「友好交流」に全力!
「われらは、誇らかに胸を張り、現実の大地をしっかと踏みしめ、一人、また一人と、対話の渦を起こし、平和をめざして、漸進的に立正安国の前進を続ける。そこに、真実の"民衆勝利"の道がある」
(小説『新・人間革命』第30巻〈下〉「誓願」の章)

○立正安国の前進へ、皆で対話拡大・友好交流に果敢に動き、仏縁と友情を大きく広げ、創価勝利の歴史を開こう。
○近隣友好や地域貢献に積極的に取り組み、職場でも信頼を勝ち取るとともに、家族・親族との交流にも力を入れよう。

2、創立90周年へ、「青年を先頭」に広布の上げ潮!
「青年部の諸君は、峻厳なる『創価の三代の師弟の魂』を、断じて受け継いでいってもらいたい。その人こそ、『最終の勝利者』です。また、それこそが、創価学会が二十一世紀を勝ち抜いていく『根本の道』であり、広宣流布の大誓願を果たす道であり、世界平和創造の大道なんです」(同)

○2020年の「創立90周年」を目指し、青年を先頭に折伏・弘教に挑み、広布拡大の上げ潮を築こう。
○後継の青年部・未来部を育成して新しい力を拡大するとともに、「SOKAキッズフェスタ」「七五三記念勤行会」なども活用しながら、未来部・未就学世代の未入会メンバーの入会を応援しよう。
○拡充された「モバイルSTB」を積極的に活用しよう。座談会や地区協議会などの「会合の充実」はもとより、「訪問・激励」に、さらには「仏法対話」にも有効利用しよう。

3、世界聖教会館の完成を「聖教新聞の拡大」で祝賀!
「広宣流布と社会の未来を思えば思うほど、伸一は、聖教新聞の使命の重大さを痛感するのであった。(中略)伸一は、聖教の新社屋が完成し、この新しき言論城を舞台に、いよいよ本格的な人間主義の大思想運動が巻き起こるのだと思うと、胸が高鳴るのを覚えた」
(同第14巻「大河」の章)

○「世界聖教会館」の完成を目指して、皆で聖教新聞の拡大に挑戦しよう。特に下半期は、聖教拡大に挑戦するメンバーを増やしながら、「新規購読」「長期購読」の輪を広げていこう。

4、信心の歓喜あふれる「座談会の充実」で、人材を拡大!
「学会の座談会は、まさに、人間の勇気と希望と歓喜と、そして、向上の意欲を引き出す"人間触発"の海である。(中略)活気にあふれ、企画も創意工夫に富み、充実した座談会が、全国各地で活発に開催されるようになった。民衆の蘇生の人間広場である、『座談会革命』がなされたのである」
(同第13巻「北斗」の章)

○「皆が信心を深める」「皆が主役」の歓喜あふれる座談会を開催しよう。「友人や未入会家族の参加」、また「家族皆での参加」も推進しよう。
○「励まし週間」をはじめとして、リーダーは徹底して「訪問・激励」に動き、一人一人の声に耳を傾け、全力で励ましを送ろう。
○「教学の日」などを通して人間主義の仏法の研さんにも力を入れ、「行学の二道」に挑戦する人材の増加を目指そう。破邪顕正の教宣活動も着実に進めよう。

5、小説『新・人間革命』の研さんで、「自身の人間革命」に挑戦!
「広宣流布という民衆勝利の大叙事詩たる『人間革命』『新・人間革命』は、わが全宝友と分かち合う黄金の日記文書なり、との思いで、私は綴ってきた。(中略)我らは、これからも、未来永遠に、師弟共戦の『誓願』という主題を貫徹しながら、自他共の生命に栄光凱歌の日記文書を厳然と刻みゆくのだ! 『人間革命 光あれ』と」
(「随筆 永遠なれ創価の大城」〈「誓願」の共戦譜〉)

○各人が小説『新・人間革命』の研さん・熟読に取り組み、師弟の道を学び、自ら実践しながら、自分自身の人間革命に挑戦していこう。

2019年の年間主要行事
<<本部行事>>
�「創価学会の日」記念行事
 5・3「創価学会の日」を記念する行事を、会館を使用して開催する。
�「創価学会創立記念日」の行事
 11・18「創価学会創立記念日」の行事を、会館を使用して開催する。

<<記念行事>>
 以下の記念日に、意義をとどめて行事を行う。
 1・26「SGI(創価学会インタナショナル)の日」
 3・16「広宣流布記念の日」
 4・2「第2代会長戸田城聖先生命日」
 5・19「創価学会常住御本尊記念日」
 7・3「第2代会長戸田城聖先生出獄記念日」
 8・24「第3代会長池田大作先生入信記念日」
 9・8「原水爆禁止宣言の日」
 10・2「世界平和の日」
 11・18「初代会長牧口常三郎先生命日」

<<各種行事>>
�支部・地区総会の開催
 「支部・地区総会」の開催の有無、開催期間、開催単位、内容等は、方面・県に一任する。
�女子部訪問ロマン総会の開催
 2018年12月から1月末日まで女子部「訪問ロマン総会」を行う。
�教学試験・教学講座の実施
 9月に「青年部教学試験2級」を実施する。
 11月から「教学部教授登用講座」(全国中継行事)を開催する。
 「教学部任用試験(仏法入門)」「教学部教授講座」(全国中継行事)は、実施しない。

<<勤行法要諸行事>>
�「日蓮大聖人御聖誕の日」を記念して、方面または県・分県の中心会館で勤行会を開催する。(2月16日)
�「立宗の日」を記念して、方面または県・分県の中心会館で勤行会を開催する。(4月28日)
�「竜の口の法難の日」の意義をとどめ、記念勤行会を開催する。(9月12日)
�「日蓮大聖人御入滅の日」に滅不滅の意義から勤行会を開催する。(10月13日)

�3月21日を中心に「春季彼岸勤行法要」、9月23日を中心に「秋季彼岸勤行法要」を県・分県の中心会館で実施する。
(3月21日、9月23日)
�「諸精霊追善勤行法要」を県・分県の中心会館で実施する。(7月15日または8月15日)
�「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」を方面または県・分県の中心会館で実施する。
(8月15日)

�「新年勤行会」を全国の会館で開催する。
(1月1日、2日)
�「成人の日」の記念勤行会を県・分県の中心会館で開催する。(1月14日)
�「七五三」の記念勤行会を県・分県の中心会館で開催する。(11月15日)
※阪神・淡路大震災「『阪神ルネサンスの日』勤行会」を関西で会館を使用して開催する。
(1月17日)
※東日本大震災「福光勤行会」を東北で会館を使用して開催する。(3月11日)

<<墓園での勤行法要>>
・全国の墓園・納骨堂では、「日蓮大聖人御入滅の日」である13日に、毎月、勤行法要を実施する。また、牧口常三郎先生の命日(18日)、戸田城聖先生の命日(2日)に勤行法要を行う。
・春季・秋季彼岸勤行法要を行うとともに、「諸精霊追善勤行法要」(7月15日または8月15日)を実施する。

平和・文化・教育運動
創価学会は、日蓮大聖人の仏法の理念を基調に平和・文化・教育の運動を多角的かつ広範に展開するとともに、人類普遍のヒューマニズムの哲学を探究し、平和のための善の連帯を世界に広げてきた。今後も、人類的諸課題解決のため、公共的役割を果たしていく。2019年は以下の取り組みを、女性や青年によるリーダーシップを最大に尊重しながら、SGI国連事務所(ニューヨーク、ジュネーブ)や関連団体をはじめ、国連諸機関、非政府組織(NGO)、信仰を基盤とした団体(FBO)等とも連携・協力して力強く推進する。

1、「平和の文化」構築に幅広く貢献
「平和の文化」を構築する取り組みを引き続き幅広く展開する。そのために、「対話」を通した啓発、人と人とのネットワークの拡大、「誰も置き去りにしない」(後出)社会的包摂への貢献など、一人一人の平和への取り組みを支援する。
�国連の「平和の文化」ハイレベルフォーラム(年次会合)に貢献
�AI兵器(キラーロボット)や、合成生物学の軍事転用などの問題に倫理面から警鐘
�女性平和委員会は、"私がつくる「平和の文化」"をテーマに、フォーラムや講演会を開催
�高齢社会の世界的先例である日本の課題を踏まえ、高齢者や子どもの権利と希望ある生活について考える「平和の文化と希望展」を各地で開催
�日本・アジアをはじめ全世界の戦争犠牲者を追悼し、平和への誓いを新たにする「世界平和祈念 戦没者追善勤行法要」を実施
�戦争・被爆体験の継承活動を推進
�青年部「SOKAグローバルアクション」キャンペーンの一環として、広島・長崎・沖縄の青年部を中心とした「青年不戦サミット」を開催。同キャンペーンの一環として、各種平和意識調査を実施
�戸田平和記念館(横浜市)、沖縄研修道場などで平和意識の啓発活動を実施
�日中友好の女性交流と青年交流を促進
�平和構築に女性の参画を求める国連安保理1325決議、同じく青年の参画を求める2250決議および2419決議の普及を支援
�21世紀の国際社会に即した平和倫理、生命倫理の構築のための研究を推進
�東洋哲学研究所、池田国際対話センターとも協力し、宗教間・文明間対話や相互理解を促進
�民音研究所による「平和構築の音楽」を探求する研究活動を支援

2、核兵器の廃絶に向け連帯を拡大
2017年に国連で採択された、核兵器を法的に禁止する初の多国間条約である「核兵器禁止条約」の署名開放により、核兵器廃絶への挑戦は新たなステージに入った。核兵器が「絶対悪」であることを一貫して訴えてきた池田先生の平和理念を基調に、引き続き核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)と協力し、「核兵器禁止条約」の普及を通じて同条約の早期発効を支援する。また、平和・軍縮教育を草の根レベルで推進する。
�核兵器に関する各種国際会議に参加し議論に貢献
�核兵器の禁止と廃絶を訴える宗教コミュニティーの取り組みを推進
�「核兵器禁止条約」の普及を推進する啓発ツールを制作
�ICANと共同制作した「核兵器なき世界への連帯」展を各地で開催
�女性平和委員会は、ヒロシマ・ナガサキの被爆体験の映写会を草の根で展開
�ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える「ヒバクシャ国際署名」に協力
�核兵器廃絶を求める青年の国際ネットワーク「アンプリファイ」の取り組みを支援
�戸田記念国際平和研究所による核兵器廃絶へ向けた研究を支援

3、多様性を尊重する共生社会を建設
世界各地で、ヘイトスピーチ(憎悪表現)や移民排斥など、少数者を非寛容に差別する事例が多発している。人権について学び、理解を深め、人権尊重の価値観を育むとともに、必要な行動を促す人権教育は、いっそう重要性を増している。
特に、「女性差別撤廃条約」採択40周年、「子どもの権利条約」採択30周年の2019年は、国際人権の前進に貢献するとともに、幅広い教育・啓発活動に注力する。
�「変革の一歩——人権教育の力」展を国際巡回
�「人権教育ウェブサイト」の普及、活用
�人権教育の促進のため、国連人権理事会の討議に貢献
�ジェンダーの多様性と平等促進のため、国連女性の地位委員会などへの貢献を継続
�人権教育映画「尊厳への道」の上映会を開催
�「勇気の証言——ホロコースト展」巡回を支援
�青年平和会議を中心に、人権や難民問題について考えるための連続セミナー等を開催
�生命尊厳の立場から、死刑廃止に関する意識を啓発

4、SDGs(持続可能な開発目標)の達成を支援
国際社会の2030年に向けての指標である「SDGs(持続可能な開発目標)」では、「誰も置き去りにしない」との、仏法の生命尊厳・平等観にも通ずる誓いが掲げられている。この精神性をいっそう高めながら、SDGsの普及と推進に貢献する。
�「持続可能な開発のための教育(ESD)」の活動として、「わたしと地球の環境展」「希望の種子」展を引き続き開催
�SDGsに関する啓発ツールの制作
�国内外のFBO(信仰を基盤とした団体)等と連携して、SDGs達成に向けての宗教の役割に関する議論に貢献
�地球憲章インタナショナル等と連携し、SDGs啓発アプリ「マプティング」を用いての意識啓発活動を展開
�女性平和文化会議はSDGsに関するセミナーや意識調査を実施
�ブラジルの「創価研究所——アマゾン環境研究センター」の活動を支援

5、地域のネットワークを生かし、人道活動を展開
自然災害の頻度や被害が増大する中、信仰を基盤とした地域のネットワークが緊急時に大きな力を発揮することが、国際的に注目されている。復興地への支援を一層推進するために、多様な組織との連携を図る。
また、深刻化する難民問題について意識を啓発するとともに、難民支援に取り組む。
�東日本をはじめ各地での被災体験の聞き取り活動を推進。復興支援のため、「生命のかがやき」展や「希望の絆」コンサートを開催。「東北福光みらい館」での情報発信を強化
�創価学会による災害救援や復興支援の経験を生かし、国連機関等の防災の取り組みの議論に貢献
�自然災害等の緊急時における支援のあり方をさらに効果的なものにする研究を推進
�難民問題に関する意識啓発のため、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連UNHCR協会と協力し、難民映画の上映会や、難民の子どもたちによる絵画展を開催
�他のNGOと協力し、難民の子どもたちの教育を支援
�社会本部各部、地域本部各部は、個人の活動を通じて、地域社会の発展と向上に貢献

6、市民社会における多角的な文化活動を促進
グローバル化が進展する現代にあって、各国・各地域の多様な文化を守り育む活動や、それらを共有するための多角的な活動を推進する。また、それを担う人材の育成にも継続して取り組む。
�多彩な展示を開催
・宇宙との関わりを通じて「地球人」としてのあり方を問い直す「わたしと宇宙展」
・子どもから高齢者まで「読んで」「語って」「参加」できる「絵本とわたしの物語展」
・社会に広く「活字文化」の重要性を伝える「世界の書籍展」
・写真文化の普及、向上を目的とする「自然との対話」写真展
�全国主要会館の「創価ライブラリー」の充実と多彩なイベントで、良書との出合いを促進
�民主音楽協会による、多角的な音楽文化活動と各国との文化交流を支援
�東京富士美術館による、国内外における文化の相互交流の活動を支援
�東洋思想、なかんずく仏教の思想・哲学の研究および関連の学際的研究を推進する東洋哲学研究所を支援
�文化本部各部、国際本部各部は、個人の活動を通じて文化・学術の振興に貢献
�各地の音楽隊、鼓笛隊、合唱団は、演奏活動を通じて地域社会の活性化に貢献

7、「教育のための社会」実現へ 人間主義の教育運動を推進
社会全体の教育力向上のために、「教育のための社会」への転換を図るべく、幅広い運動を推進する。
�教育本部は「人間主義」の教育運動を展開
・教育者と地域社会の教育力向上のために、人間教育実践報告大会、教育フォーラム等を開催
・各地で家庭教育セミナーや家庭教育懇談会等を開催して、家庭教育の向上に貢献
�辺地や離島などへの図書贈呈を推進
�世界市民の育成を目指す創価大学、アメリカ創価大学、創価学園を支援
�創価教育学に関する国際学術交流を支援
�世界各地の学術機関に設置されている池田思想研究機関と連携
�教育の振興を通して青少年の健全な育成を図る牧口記念教育基金会の活動を支援
�平和、人権、SDGs、人道等に関する展示やワークショップなどの教育ツールを通し、世界市民教育を展開
�各地で任意に活用できる平和教育の学習教材を、SOKAチャンネルVOD等を通じて提供

2018年11月20日火曜日

2018.11.20 わが友に贈る

異体同心の団結こそ
一切の勝利の要諦だ。
「自他被此の心なく
水魚の思を成して」
広布の凱歌を共々に!

三三蔵祈雨事 P1471
『仏出世せさせ給いてありしかば、九十五種の外道十六大国の王臣諸民をかたらひて或はのり或はうち或は弟子或はだんな等無量無辺ころせしかども仏たゆむ心なし、我此の法門を諸人にをどされていゐやむほどならば一切衆生地獄に堕つべしとつよくなげかせ給いしゆへに退する心なし』

【通解】
仏が世に出られると、九十五種の外道は十六大国の王臣や万民を味方にして、あるいは罵りあるいは打ち、あるいは弟子・檀那等の無量無辺の人を殺した。けれども仏には怯む心はなかった。もしも自分が、諸人におどされて、この法門を説くのをやめるならば、一切衆生は地獄に堕ちるであろうと強く嘆かれたゆえに、退く心はなかった。

〈寸鉄〉 2018年11月20日
会長の哲学には万人が傾聴すべき人間主義がある—博士。弟子の手で拡大
苦難の中で偉大なものは生まれる—恩師。今日の激闘は全て黄金の歴史に
宮城が「県の日」。青葉の誓い貫く不屈の人材城!みちのく魂光る大行進を
国連「世界子どもの日」皆が未来の宝。社会全体で虐待、貧困、いじめ撲滅
大卒内定率が過去最高。景気上向きで求人増と。実感ある回復を公明更に

☆忘れ得ぬ瞬間 第7回 創価大学・女子短大 1993年11月 創大祭・白鳥祭
◇青年の勇気が時代を開く
開学の年(1971年)から始まった、創価大学伝統の「創大祭」は、今年で48回を数えた。88年からは、創価女子短大の白鳥祭と合同で、記念の「創価栄光の集い」を開催。創立者・池田先生は、折々に海外の来賓らと共に出席し、学生の熱演をたたえてきた。93年の集いでは、「この知性の祭典の姿自体が、皆さんの『勝利』を表している」と称賛。米・ハーバード大学の著名な経済学者ガルブレイス博士が指摘した「教養ある人」の条件を踏まえ、次のようにスピーチした。

ガルブレイス博士は「いわゆる『教養ある人(よく教育された人)』とは、どういう人をさすのか」との「ボストン・グローブ」紙のインタビューに答えて、次の2点をあげられている。
第一に、広い範囲にわたって、さまざまな文化にふれていかねばならない。そのためにも、語学が大切である——と。自国の文化だけにとらわれるのではなく、世界の文化を学び、吸収していく。これが教養の第一条件である。狭い自分をつねに超えていける人でなければならない。

諸君はあらゆる面で語学を身につけられる環境にある。あとは自分の努力である。

博士があげる、教養ある人の第二の条件——。それは、自分の専門分野を超えて、たとえば科学者であっても、哲学や道徳上の価値観をもち、政治や経済などについても、自分なりの立場をはっきりとさせていること。これが必要であると語られている。

借りものではない自分自身の意見、自分の価値観をはっきりもっていく。人まねでなく、確固たる信念に生きる。周囲に紛動されない。幅広い知識とともに、人生や社会の本質を見ぬく見識をもつ。それが「教養ある人」である。
その点、多くの日本人は世間体を気遣い、その場の空気や流行に従う傾向が強い。「本当にそうなのか」「これで正しいのか」と、事実を確認しようともしない場合も多いようだ。哲学もなければ信念もないのでは、世界に通用する論理性も、説得力ある言論も生まれないであろう。

何があっても微動だにしない。厳然と正しく判断し、断固として正しき道を開いていく。そうした真の「教養の人」「人格の人」になっていただきたい。

◇断じて為す
フランスの英雄ナポレオンが挑んだ「アルプス越え」。イタリア遠征に臨んだ30歳の青年将軍は、敵の戦略の裏をかき、あえて困難な道を選んだ。先生は「不可能とは、臆病者の言いわけなり」との信念で繰り広げられた不屈の闘争を紹介しつつ、使命深き友の勝利を望んだ。

戦いは知恵である。知恵を実行するところに勝利がある。ゆえに勝つためには頭脳を鍛えねばならない。そして「断じて為す」勇者にこそ、知恵がわき、栄光への道が開けるのである。

若さの力は偉大である。
恩師戸田先生は、一切を青年に託された。そして晩年には"俺はもう、全部お前に教えた。今度は、お前が俺に教えてくれ"とまで言われていた。偉大な先生であられた——。
今もまた青年が立つ時である。青年が「責任」を担って大活躍すべき時である。そうでなければ新しい時代を開くことはできない。青年で一切が決まる。

あるとき、ナポレオンは、10万の敵と戦った。味方はわずか5万たらず。"これでは、かなうはずがない"。だれもがそう思った。
だが、ナポレオンは高らかに叫ぶ。「わが兵五万。これにナポレオンの名を合算せよ。総計十五万!」(鶴見祐輔『ナポレオン』潮文庫)と。
この確信が軍の士気を一変させた。
確信が大切である。明確な声が大切である。"無表情、無感動の若者"であってはならない。
たとえば、ご両親に心配をかけないよう、「しっかり勉強します!」と、はっきり言ってあげ、安心させてあげることである。現実はともあれ、言いきっていくことが自分自身を励ます場合も多い。

創価教育の父・牧口先生は、「羊千匹よりも獅子一匹」と言われた。本物の「獅子」を育てる。強き強き「人間」を育てる。それが「創価教育」である。
私も、この「創価の魂」のままに一人、戦ってきた。
だれにも頼らない。何も恐れない。ただ一人、「戸田先生と一体」で進む。それが私である。
諸君もまた、「本物の一人」に育ってほしい。何ものにも屈せず、紛動されず、21世紀の精神闘争の先頭に毅然と立つ「青年学者」「青年将軍」であっていただきたい。

◇使命に生き抜け
最後に先生は、「シルクロードの宝石」と呼ばれる中国の敦煌を厳然と守り抜いてきた敦煌研究院の歩みを通し、21世紀を生きゆく創大生に万感の期待を寄せた。

敦煌——それは、いにしえの無名の庶民がつくりあげた「民衆の宝の城」である。また、壮大なる人間の交流によって花開いた「文化の華の城」である。
——権威でも権力でもない。地位や名声でもない。もっとも偉大なのは「民衆」であり、「人間」である。その他は、すべて幻にすぎない。蛍火のようなものである。

移ろいゆく、一時の流行など見向きもせず、悠久の歴史を見つめ、「わが使命」に生きぬいていく——その人こそ尊い。私も百年、二百年、五百年、千年の先を見つめて進んでいる。

諸君が、豊かなロマンに輝くシルクロードのごとく、敦煌のごとく、「これほどすばらしい人生はなかった」という一生をつづっていかれんことを念願し、私のスピーチとさせていただく。きょうは、ありがとう!

2018年11月19日月曜日

2018.11.19 わが友に贈る

◇今週のことば
仏法は「本因妙」だ。
「いよいよ強盛に」
「いよいよ・はげまして」
広布と人生の勝利へ。
昇りゆく太陽の如く!
2018年11月19日

蒙古使御書 P1473
『程の御悦びまいりても悦びまいらせ度く候へども人聞つつましく候いてとどめ候い畢んぬ』

【通解】
これほどの、うれしいことなので、あなたのところに親しくおうかがいして、お喜びを申し上げたいと思うが、人聞きもあるので、やめることにした。

〈寸鉄〉 2018年11月19日
全国と結んで創立記念の幹部会。君も我も征こう。広宣の大長征へ誓い新た
山梨青年部の日。王者の富士仰ぐ若人よ!日本一の友情拡大の歴史を築け
善人の団結ほど強いものはなし—牧口先生。祈り合わせ本年の総仕上げへ
ネット購入の食品・化粧品による健康被害多し。契約や安全面の確認必ず
家族の週間。思いやりの心が和楽の礎。日頃の感謝をありがとうの一言に

☆創価学園「英知の日」への池田先生のメッセージ 2018年11月18日
◇栄光へ走れ!創価のメロスの君よ
◇学びに読書に負けじ魂の力走を
一、今、私の手元に一冊の本があります。
『創価教育学体系』との題名と、著者である牧口常三郎先生のお名前が美しい金の文字で記されております。その金文字にも、師匠の本を立派に飾りたいという戸田城聖先生の深き真心が光っています。発行の日付は昭和5年、つまり1930年の11月18日。この日が、我らの「創価教育」の出発の日であります。
『創価教育学体系』の表紙には、灯火が輝きわたるランプの絵が刻まれています。そこには、「創価教育の英知の光が人類の未来を明るく照らし晴らす」との両先生の夢が込められているのです。
この夢を実現しゆくために、私が創立したのが、わが創価学園であります。きょうの晴れの創立記念式典も、私は両先生にご報告する思いで、全てを見守っております。
誉れ高き「英知の日」、誠におめでとう!

◇創立100周年へ
勉強に、読書に、クラブ活動に、わが学園生の奮闘は実に目覚ましい。一人一人の尊い挑戦と努力に、私は心から大拍手を送ります。
関西創価高校の駅伝チームの初の「全国高校駅伝」出場も、本当にうれしい。
「駅伝」の最初の大会は、101年前、関西と東京を結んで、3日間にわたり、走者から走者へ、たすきをつないだリレーであったといいます。
わが学園は、今年が創立51周年。先輩方が受け継ぎ、走り抜いてきた尊い創価の伝統のたすきは、今、ここに集った皆さんに託されています。
皆さん方こそ、新たな50年、すなわち創立100周年への栄光の第一走者といってよいでしょう。
不思議な縁と使命の皆さんに、きょうは三つのエールを送ります。
一、第一に、「我らの学びの力走が人類の前進につながる」ということです。
私が対談集を発刊した、中国を代表する世界的知性の季羨林博士は言われました。「先人の創造と智慧を継承し、またそれを発揚し(大いに高め)、さらに光り輝かせていく。そして後世に伝えていく。このようにして人類はたえず進歩し、精神境涯もたえず高まっていくことができる」と。
英知の光は、師から弟子へ、先生から生徒へ、世代から世代へと伝えられていく中で、より輝きを増し、新たな創造の力となって、人類を前進させていくのです。人間教育の確かなリレーがある限り、行き詰まりはありません。
今、学園生の学びの力走は本当に頼もしい。日本中、世界中の創価家族が、学園生の成長と活躍を、わがことと喜び、見つめています。
どうか、この大声援を力に変えて、胸を張って、皆で励まし合いながら、平和を創る学びの一歩また一歩を、日々、根気強く踏み出してください。
一、第二に、「我らの読書の力走から困難に勝つ力が生まれる」ということです。
季羨林博士が、とりわけ21世紀の青年に望まれたことは「読書」です。
書物は人類の智慧が貯蔵された宝庫であり、その宝は読書によって限りなく譲り受けることができるのです。なかんずく、博士は勇んで良書にふれることによって、何があっても楽観的に前進する智慧や、困難に打ち勝つ力が生まれると強調されています。
私も戸田先生から、お会いするたびに、「今、何の本を読んでいるか?」と聞かれる薫陶を受けました。その若き日の読書が、世界の知性との対話の力となっているのです。
皆さんも学園の誇り高き読書教育の息吹のもと、一人一人が人類の英知の宝で楽しく、たくましく青春の魂を満たしていってください。

◇何度転ぼうとも
第三に、「我らの負けじ魂の力走が世界に希望を広げる」ということです。
駅伝の先駆者として有名な金栗四三という青年は、1912年、ストックホルム・オリンピックのマラソンに日本人として初めて出場しました。残念ながら、この時、金栗青年は体調を崩し、途中で倒れてしまいました。どれほど悔しく、無念であったか。
しかしそこから、「失敗は成功の基」「人笑わば笑え」と負けじ魂を燃やしました。そして、さらに自分が力をつけ、より多くの選手を育て上げて、今日に至る駅伝の礎、また日本のマラソン界の礎を築き上げたのです(佐山和夫著『金栗四三——消えたオリンピック走者』潮出版社を参照)。
青春の試練の道は長く険しい。立ちすくむこともある。大きく深呼吸して、思い切って、また挑戦だ。
転ぶことだってある。何度転んでも、また立ち上がる若人こそ勝利者だ。
創価の不屈の負けじ魂は、自分だけではなく、一緒に走る仲間や、あとに続く後輩たちを励まし、明日へ希望を広げていける。
ゆえに、目先のことに一喜一憂することなく、苦しい時ほど勇気に燃えて、前へ前へ進むことです。
良き学友と朗らかに支え合い、友情と信頼のたすきをつなぎながら、未来の勝利に向かい、創価のメロスとなって走りゆこう! そう申し上げて、私のお祝いのメッセージといたします。
皆、風邪などひかないように。元気で!
ご家族にも、くれぐれも、よろしくお伝えください(大拍手)。

◎松戸市議選、公明党10名全員当選。ご支援頂き、有難うございます(^^♪

2018年11月18日日曜日

2018.11.18 わが友に贈る

友のため社会のため
労苦をいとわず献身する
尊き庶民の大英雄ありて
広宣の城は磐石なり!
その福徳も厳然たり!

撰時抄 P283
『漢土日本に智慧すぐれ才能いみじき聖人は度度ありしかどもいまだ日蓮ほど法華経のかたうどして国土に強敵多くまうけたる者なきなり、まづ眼前の事をもつて日蓮は閻浮提第一の者としるべし』

【通解】
中国や日本に、智慧が勝れ、才能も素晴らしい聖人は、たびたび出現したけれども、いまだ日蓮ほど法華経の味方をして、国土に強敵を多く呼び起こした者はいない。まず、この眼前の事実をもって、「日蓮は一閻浮提第一の者である」と知るべきである。

〈寸鉄〉 2018年11月18日
皆で勝ち飾った「11・18」万歳!さあ創立100周年へ192カ国の友と快活に出発
『新・人間革命』30巻〈下〉発刊。新たな黄金の日記文書ここから。研鑽重ね
悲惨をなくすことが師の仇討ち—恩師。殉教の魂忘れず。平和の連帯更に
新会員が自行化他に励むようになるまでが折伏。地道に励まし、共に行動
生きる目的がある人ほど死亡リスクは減少—研究広布の人生は健康と直結

☆「創立の日」記念誓願勤行会への池田先生のメッセージ
◇平和と人道の大連帯を「広宣流布の大願」「師子王の心」「異体同心の団結」で
一、晴れやかな広宣流布大誓堂の完成5周年、そして創価学会の創立88周年、誠におめでとう!
「八」とは「開く義」と説かれるように、この88周年、わが宝の同志は、一人ひとりが「人間革命」の境涯を開き、「広宣流布」の見事な拡大を勝ち開くことができました。
「世界広布」即「世界平和」の連帯も、一段と大きく広々と開かれました。今日は、70カ国・地域からSGIのトップ・リーダーの皆さん方が心一つに参列してくれております。
この大誓堂は「当起遠迎、当如敬仏」の八文字の精神で、法華経の行者をお迎えする殿堂です。偉大な世界広布の指導者を、日本の私たちは当に起って万雷の大拍手で讃え包みたいと思うが、どうだろうか!(大拍手)
一、さて「創立の日」は、創立の父・牧口常三郎先生の「殉教の日」でもあります。今年が75回忌に当たります。常に「従藍而青」と言われていた牧口先生ですから、こうして創価の地球家族が「藍より青く」の息吹で前進しゆく姿こそを、何よりも喜ばれていることでしょう。
御本仏・日蓮大聖人と「同意」で不惜身命、死身弘法を貫き通された牧口先生・戸田先生を、私たちは永遠の師匠と仰いでいます。どれほど深き宿縁であり、どれほど大きな福運でありましょうか。
牧口・戸田両先生は、「熱原の法難」の折の諸御書を格別に大切に拝読されていました。いな、まさしく身読されたのであります。
実は、創価学会が創立以来の第一の「七つの鐘」を打ち鳴らし終えた1979年(昭和54年)は、奇しくも「熱原の法難」から満700年の年でありました。〈編集部注=1279年(弘安2年)、熱原の農民門下の捕縛・平左衛門尉の取り調べから満700年を迎えた〉
悪僧らの猶多怨嫉が渦巻く、この時、私が熱原の三烈士たちに思いを馳せ、牧口・戸田両先生を偲びつつ心肝に刻みつけた御金言があります。
第一に、若き南条時光への御聖訓です。
「願くは我が弟子等・大願ををこせ」「かり(仮)にも法華経のゆへに命をすてよ、つゆ(露)を大海にあつらへ・ちり(塵)を大地にうづ(埋)むとをもへ」(御書1561ページ)
「広宣流布の大願」を起こし、妙法に、わが命を捧げ抜いていく誓願の人生であります。
第二に、「聖人御難事」の一節です。
「各各師子王の心を取り出して・いかに人をどすともをづる事なかれ」「彼等は野干(=キツネの類)のほう(吼)るなり日蓮が一門は師子の吼るなり」(同1190ページ)
一人ひとりが自分自身の生命から「師子王の心」を取り出し、何ものをも恐れず、正義を師子吼していく師弟不二の勇気であります。
第三に、「異体同心事」の仰せです。
「日蓮が一類は異体同心なれば人人すくなく候へども大事を成じて・一定法華経ひろまりなんと覚へ候、悪は多けれども一善にかつ事なし」(同1463ページ)
いかなる悪も打ち破り、大法弘通を成し遂げ、慈折広宣流布を成就していく異体同心の団結であります。
すなわち、「広宣流布の大願」「師子王の心」そして「異体同心の団結」——ここに、まさしく大聖人が本懐とされた「民衆仏法」の根幹の柱が示されているのであります。
一、1979年、真の民衆仏法へ迫害が吹き荒れる中、私は大聖人正統の創価学会を護り抜き、さらに人間主義の世界宗教として大いなる飛翔を果たしゆくために、第3代会長を辞任いたしました。
——いかなる法難があろうと、尊い学会員からは断じて犠牲者を出さない。もしも殉難を余儀なくされるならば、私が一身に受ける。これは、第3代の一貫した祈りであり、覚悟でありました。
私は、かけがえのない一人ひとりを、いやまして大切に励まし、育てながら、じっくりと時を創り、21世紀の第二の「七つの鐘」を絢爛と打ち鳴らしゆくのだと、新たな闘争を開始したのであります。
時は満ちて、今、この大誓堂を中心として、日本中、世界中に、「広宣流布の大願」を掲げた青年が澎湃と躍り出ております。そして「師子王の心」で結ばれた「異体同心の団結」は、ますます揺るぎなく、桜梅桃李の人華を爛漫と咲かせ、平和と人道の世界市民の大連帯を広げているではありませんか!
我ら創価の師弟は、勝ちに勝ったのであります。
一、明年は、熱原の法難から満740年の節目となります。
大聖人は熱原の法難の渦中、南条時光に法華経の一文を贈られました。
「願くは此の功徳を以て普く一切に及ぼし我等と衆生と皆共に仏道を成ぜん」(同1561ページ)と。
我らは、妙法の尽きることのない「一生成仏」「万人成仏」「立正安国」の大功徳を、家族に友人に、地域に社会に、国土に地球に、限りなく及ぼしながら、この世から不幸と悲惨をなくし、人類の境涯を高めゆくために、一歩も退かずに戦い進んでまいりたい。
一、最後に、「聖人御難事」の御金言を、共々に拝したい。
「月月・日日につよ(強)り給へ・すこしもたゆ(撓)む心あらば魔たよりをうべし」(同1190ページ)
さあ、「創価勝利の年」へ、いよいよ「月月・日日につよる心」で、「人間革命」即「広宣流布」に、たゆまず挑戦しようではありませんか!(大拍手)

2018年11月17日土曜日

2018.11.17 わが友に贈る

人生の喜びも悲しみも
分かち合っていく。
それが創価の同志だ。
「今生人界の思出」を
共々に築き残そう!

祈祷抄 P1351
『大地はささばはづるるとも虚空をつなぐ者はありとも潮のみちひぬ事はありとも日は西より出づるとも法華経の行者の祈りのかなはぬ事はあるべからず』

【通解】
大地をさして外れることがあっても、大空をつないで結ぶ者があっても、潮の満ち干がなくなっても、日が西から出ることがあっても、
法華経の行者の祈りがかなわないことは絶対にない。

〈寸鉄〉 2018年11月17日
会長は世界平和と友情の創出者—識者。人類結ぶ偉大な闘争。我らも続く
個人が広布へ力を発揮すれば団結も深く—恩師。正副幹部、皆が主役なり
「人・法を弘むる故に人法ともに尊し」御書。対話に挑む勇者を地域で応援!
交通事故の半数以上が高齢者と。慣れた道でも用心を。常に余裕を持って
共生社会実現へ声なき声に耳傾ける公明に期待—識者。きょう党結成の日

☆御書と歩む� 第43回 わが地域を幸福の楽土に
『我が身又三身即一の本覚の如来なり、かく信じ給いて南無妙法蓮華経と唱え給へ、ここさながら宝塔の住処なり』(阿仏房御書、1304ページ)

◇通解
わが身がまた三身即一身の本覚の如来である。このように信じて南無妙法蓮華経と唱えていきなさい。そう信じ、唱題する所がそのまま宝塔のおられる場所なのである。

◇同志への指針
妙法に生きる私たち自身が宝塔であり、今いる場所が「宝塔の住処」となる。
わが愛する天地を「幸福の楽土」へ——この誓願で友好と信頼を誠実に広げゆく宝友が、地域本部の方々である。創価の阿仏房・千日尼だ。
地域に団地に、農漁村に勝利島に、希望と励ましを送る、創価家族の勇気と忍耐の行動こそ、寂光の宝土を築きゆく光源なのだ。

☆青春勝利の大道 第49回 声を惜しまず 行学の二道を
◇誓願の一念は変革の力
創立の日を目指し広布の拡大に挑む、若人の躍動が頼もしい。各地の青年大会のスクラムも、うれしく見つめている。
青年リーダーの皆が教学試験一級で、尊き研鑽を重ねてきた 「観心本尊抄」には、「一身一念法界に遏し」(御書247ページ)と示されている。我らの一念が全宇宙に遏く広がりゆく、深遠にしてロマン溢れる法理である。
なかんずく、誓願の題目から、大なる変革は始まる。因果倶時の法なれば、透徹した祈りは必ず成就するのだ。
使命の舞台で必ず勝つ!
縁する友を断じて幸福に!
月月・日日に、「行学の二道」に励み、朗らかに人間革命を!

◇励ませば自他共に元気が
言葉には不思議な力がある。
「声を聞いて心を知る」(同469ページ)とある通る、真心から発した一言は、相手の生命に響く。
励ましとは、声をかけることである。友が大変な時にこそ、 友情の手を差し伸べるのだ。
励ましとは、聞くことである。寄り添って耳を傾けることが、どれほど大きな力になるか。
御聖訓に、「友の喜び友の歎き一つなり」(同934ページ〕と仰せである。その通りに、麗しい人間共和の連帯を広げるのが、創価の励まし運動なのである。
誠実に友に語りかければ、鏡の如く自分の心も元気に豊かになる。声を惜しまず、希望の言葉、勇気の言葉を広げよう!

2018年11月16日金曜日

2018.11.16 わが友に贈る

「明るい挨拶」から
笑顔の語らいが始まる。
「直接会う」ことで
信頼と友情は深まる。
創価の全権大使たれ!

開目抄下 P235
『我が弟子に朝夕教えしかども疑いををこして皆すてけんつたなき者のならひは約束せし事をまことの時はわするるなるべし』

【通解】
わが弟子に朝に夕に教えてきたが、難にあって疑いを起こし、みな退転してしまったようである。愚かな者の習いは、約束したことをまことの時には忘れてしまうという事であろう。

〈寸鉄〉 2018年11月16日
アフリカで統一教学試験「21世紀の大陸」に地涌の菩薩が陸続。希望の大光
人材養成の基本は自分を養成すること—戸田先生共に学び、動き、共に成長
我らの魂の炎を更新せよ—文豪。日々、生まれ変わった心で進む人こそ青年
男子部大学校生が弘教に奔走。限界突破の勝利劇を!青春飾り大原点築け
飲酒運転は犯罪。小さな隙が人生を破壊。しない、させない—声掛けを強く

☆四季の励まし 創立の月 誓願掲げて一人立つ 2018年11月11日
創立の月だ。
創価学会の「創立の精神」とは
「師弟の精神」である。
牧口常三郎先生、戸田城聖先生の
不惜身命の大闘争の中に、
永遠の学会精神が輝いている。
この精神を忘れれば、
大切な和合のスクラムが、
魔に分断されてしまう。
どこまでも、
師弟不二の大道を歩み抜くのだ。
いかなる時も、私の心の中には、
戸田先生がおられる。
師弟とは、人間の究極の道である。
 
名誉も、肩書も私財も眼中にない。
ただ民衆のため、
ただ皆の幸せのために
叫びきっていく、戦い抜いていく、
命をかけて走り抜いていく。
これが学会の根本精神である。
 
今、自分がいるその場所で、
誓願を掲げて、一人立つのである。
広布の大願を果たすために、
断固と、新たな戦いを起こすのだ。
その勇者の胸中にこそ、
「創立」の精神は
生き生きと脈動していく。
その創価の同志の行動が、
一人また一人と
波動していくところに、
日蓮大聖人の御振る舞いに直結した
「法華経の行者」の群像が
林立するのである。
 
愛する青年たちよ!
青年の魂を持てる
地涌の同志たちよ!
たゆまず朗らかに、
広布拡大の大誓願に
勇んで躍り立て!
不思議なる縁に結ばれた我らは、
「世界広布」即「世界平和」という
人類のロマンに生き抜く旅を
決意新たに始めよう。
栄光輝く
創立百周年の大海原を目指して!

抜けるような青空のもと、創価の三色旗が勢いよくはためいていた——1990年(平成2年)8月、池田大作先生が長野研修道場でシャッターを切った。
30年前、池田先生の提案で誕生した三色旗。創価学会では、赤は「勝利」、黄は「栄光」、青は「平和」を表す。今やこの旗は、SGI(創価学会インタナショナル)のシンボルとなり、世界各地で翻っている。
間もなく、学会創立記念日の11月18日を迎える。広宣流布大誓堂の完成から5周年を刻む意義深き本年。今再び創立の精神に立ち返り、新たな広布の峰へ、意気揚々と出発しよう。勝利・栄光・平和の旗を高らかに掲げながら——。

2018年11月15日木曜日

2018.11.15 わが友に贈る

「根ふかければ枝さかへ」
人知れぬ努力や祈りが
未来の勝利を決する。
一日一日を悔いなく
自らが誇れる闘争を!

法華経題目抄 P940
『提婆達多は六万八万の宝蔵をおぼへ十八変を現ぜしかども此等は有解無信の者今に阿鼻大城にありと聞く、迦葉舎利弗等は無解有信の者なり仏に授記を蒙りて華光如来光明如来といはれき』

【通解】
提婆達多は外道の六万蔵・仏法の八万宝蔵の教典を理解し、身に十八神通を現じさせたけれども、これらは有解無信の者であるために、今なお阿鼻大城にあると聞いている。
一方、迦葉、舎利弗等は無解有信の者であるが、仏より授記されて華光如来、光明如来といわれたのである。

〈寸鉄〉 2018年11月15日
学会は師子の集まりだ—戸田先生。青年よ勇敢に正義を語れ。歴史を開け
地域部の日。さあ希望の楽土を建設。友情と信頼の連帯広げる模範の友よ
「大難に値うを以て後生善処の成仏は決定せり」御書。断じて負けじ魂で
読書量の多い子ほど学力向上—調査。親子で良書を繙く習慣を。心豊かに
感染性胃腸炎が増加する季節。しっかりと食品の加熱を。手洗いの徹底も

☆中国・復旦大学 第10回池田思想シンポジウムへの池田先生のメッセージ 2018年11月8日
◇教育交流こそ平和の確かな軌道
一、「日中平和友好条約」40周年の金の秋に、世界をけん引しゆく国際都市・上海で開催される意義深きシンポジウムに、最大の敬意を込めて、メッセージを送らせていただきます。
この「国際学術シンポジウム」も、2005年の第1回より、今回で10回目となりました。
目まぐるしく変化する国際情勢にも、不動の信念と透徹した知性、そして信義光る連帯を貫いて、未来を展望し、希望の潮流を起こしてこられた、ご列席の諸先生方に、私は満腔の感謝を捧げたいのであります。
本シンポジウムでは、「人類運命共同体のビジョンと実践」をテーマに掲げられていると伺いました。
気候変動や難民問題、核兵器の脅威など、地球規模の課題が深刻の度を増し、不信と分断が深まりつつある現代世界にあって、まさに核心を突いた命題でありましょう。
私も、先生方の啓発に富む議論の場に連なる思いで、3点の所感を送らせていただきます。

◇「人が本位」
一、第一に「人類運命共同体の眼目は、人間教育の拡充にあり」ということであります。
懐かしい復旦大学は、私も3度、訪問させていただいた栄光の名門学府です。
この復旦大学の創立に奔走された清朝末の大文化人・于右任先生は、「中国文化の基本の重点は『人が本位』である」と喝破しておりました。そして、社会や世界を治めるには、まず自分を治めよ、自身を正せと叫ばれ、特に、人間の「利他」と「向上」こそ、中国が誇る王道の精神であると強調されたのであります(西出義心著『于右任傳 金銭糞土の如し』書道芸術社)。
「人類運命共同体」の原点も、「人間」であり、「人づくり」でありましょう。人間教育の拡充にこそ、最も地道でありながら、人類平和への最も確かな軌道があるのではないでしょうか。
私は、復旦大学の源流に秘められた、于右任先生と、その恩師・馬相伯先生の崇高な師弟の絆を思い起こすのであります。
それは、馬先生が、自ら創立した「震旦学院」の学長を、外国勢力の不当な干渉で辞任した際のことです。馬先生から師恩を受けた于青年は学友たちと立ち上がり、やがて新しい学校を創立しました。そして「震旦学院」の名と祖国復興の願いを込め、校名を「復旦公学」として、馬先生を学長に迎えたのです。
この師弟の歴史については、于右任先生のご親族である、高名な経済学者・劉遵義博士との対談集でも話題になりました。劉博士は、于先生の「偉大な教育者である師匠を宣揚してみせる」との真情を示してくださり、私は深い共鳴を禁じ得ませんでした。
わが創価大学の原点も、戦時中、日本の軍部政府と対峙して獄死した牧口常三郎先生の平和と人道の信念を受け継ぎ、その大学創立の悲願を何としても実現してみせるとの後継の戸田城聖先生と弟子の私との誓願であったからであります。
人間教育の真ん中には信頼の絆があります。向学の志を分かち合う師匠から弟子への薫陶、先達から後進への継承、友と友との触発は、新たな価値を創造しゆく、かけがえのない宝であります。この宝を、国を超え、民族を超え、文明さえも超えて、結び強めていけるのが、大学の力でありましょう。
敬愛する復旦大学の学長であられた蘇歩青先生から、日本留学の思い出を伺ったことも、忘れ得ぬ思い出であります。
この蘇先生が慈父の如く、いまだ歴史の浅い創価大学との学術・教育交流の道を広々と開いてくださったのであります。
私は、そのお心をしのびつつ、復旦大学をはじめ、中国さらに世界の諸大学との人間教育の絆をいやまして強め、広げていきたいと願ってやみません。

◇画一化の克服を
一、第二に「人類運命共同体の大船は、世界市民の交流で進む」ということです。
折しも、9月の国連総会での演説で、アントニオ・グテーレス事務総長は、「私たちは運命共同体です。私たちがともに運命に立ち向かわない限り、これを克服することはできません」とのアナン元事務総長の言葉を紹介し、国際社会に連帯を訴えられました。
世界が急速につながりを深めながらも、社会の中ではあちこちに分断の亀裂が走っています。この残念な逆説を乗り越え、持続可能な社会を築くには、「人類益」の視点に立ち、直面する地球的問題群に共に挑む世界市民意識の醸成が不可欠でありましょう。
中国で体系化された仏法哲学には、この世の全ての存在や出来事は分かちがたい関係性で結び付いており、その相互連関を通じて瞬間瞬間、世界は形づくられているとする考え方があります。つまり、私たちの生活も人生も、例外なく他者との関係性の上に成り立っており、その中で一人一人の幸福も築かれていくのです。
そこからは、自分は自分、他人は他人という、利己的な考えは生まれてこない。この考え方によれば"自分だけの幸福"も"自国だけの繁栄"も、本来あり得ません。
現代中国を代表する文豪で文化相を務められた王蒙先生と私が、昨年、発刊した対談集『未来に贈る人生哲学』でも、この世界市民の共生の精神について語り合いました。
王蒙先生は、清華大学の教授で、中国社会科学院の先覚者であられた費孝通先生(社会学研究所初代所長)の洞察を紹介してくださいました。
「各美其美、美人之美、美美与共、天下大同」(自らの美を美とし、人の美を美とし、その美と美を共に認め合えば、世界は一つになるだろう)と。
私たちが民主音楽協会や東京富士美術館を通して、文化大恩の国・中国をはじめ世界と文化交流を重ねてきたのも、まさしく、美と美を共に学び合い、人類の心を一つに結び合う願いからです。
大乗仏教に「因陀羅網」の譬えが説かれています。すなわち、帝釈天の宮殿を荘厳している「因陀羅網」という網には無数の網目があり、その一つ一つに光り輝く宝石が結び付けられています。この宝石は互いに映し合うことによって、さらに新たな光彩を創造するのです。
つまり因陀羅網にある一個一個の宝石は、単に"全体の一部"ではない。その一個があって、全体の調和と光彩は生まれている。だからこそ、一つ一つがかけがえのない存在であり、全体と変わらぬ重みを持っているのであります。
網目にかかる宝石を、それぞれの国や民族が持つ精神文化であるとすれば、地球には、数多くの独自性を保つ文化・文明が互いに光を放っています。近代文明が内包していた世界の一様化、画一化の傾向を克服するためにも、今、必要なことは、これらの光を互いに尊び、生かし合いながら、豊かな創造性を高めていく作業ではないでしょうか。

◇若き友こそ希望
一、第三に「人類運命共同体の柱は、青年の人間革命の連帯である」ということです。
本年6月、私は、アルゼンチンの人権活動家であるエスキベル博士と共に、「世界の青年へ レジリエンス(困難を乗り越える力)と希望の存在たれ!」と題する共同声明を発表し、世界市民教育を通じた、青年のエンパワーメント(内発的な力の開花)の推進を呼び掛けました。
振り返れば、私がお会いしてきた中国の偉大な指導者の方々は、周恩来総理と�穎超先生のご夫妻をはじめ、皆、自身の命を削っても、青年に尽くし、励まし、育てたいという、崇高な大情熱に燃えておられました。
1980年の春、大文豪の巴金先生、謝冰心先生のご一行を、日本の静岡で中学生たちと一緒に熱烈歓迎した折の情景が蘇ります。
巴金先生は語りかけました。「青年は人類の希望です。私たちが中日友好のために働いているのも、皆さんのためです」と。
人類がいかなる重大な試練に直面しようと、それに立ち向かう「青年の人間革命の連帯」がある限り、希望は失われません。
50年前、私は「日中国交正常化提言」を発表しました。それは、中国と日本は、歴史的伝統、民族的親近性、地理的位置などから、まさに「運命共同体」に他ならないとの信念からでありました。
私が提言を発表したのは、一万数千人の学生たちの前であります。その一人一人が、この提言の心に応え、それぞれの人生の歩みの中で、平和友好に誠実に尽くしてきてくれたことは、私の何よりの誇りであります。
私は青年を信じます。今、先生方が心血を注がれている各教育・学術機関での信念の研究も薫育も、必ずや若き世界市民たちが受け継ぎゆくことを、私は信じ、また祈り抜いてまいります。
友誼の心厚き先生方のますますのご健勝を切に願い、于右任先生が認められた清の思想家・顧炎武の言葉を分かち合って、私のメッセージとさせていただきます。
「今日では、この人々を災苦より救い、万世のために太平の世を開くことこそ、我われの任務である」(『于右任書展図録』于右任書展実行委員会)
謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)(大拍手)

2018年11月14日水曜日

2018.11.14 わが友に贈る

わが地域の楽土建設へ
広布のロマンに燃えて
仏縁を広げゆこう!
大理想に生き抜く
誉れの人生を共々に!

法華初心成仏抄 P557
『我が己心の妙法蓮華経を本尊とあがめ奉りて我が己心中の仏性南無妙法蓮華経とよびよばれて顕れ給う処を仏とは云うなり』

【通解】
わが己心の妙法蓮華経を本尊とあがめたてまつって、わが己心の中の仏性が南無妙法蓮華経と呼び呼ばれて顕れられるところを仏というのである。

〈寸鉄〉 2018年11月14日
分かる事より変わる事だ—恩師。実践の教学こそ。行学の二道が栄光の大道
「紅の歌」誕生の日。青藍の友よ正義を叫び抜け。民衆勝利の虹を天高く!
会合に参加できない同志に励ましを。一言、一筆に祈り込めて。裾野を拡大
「冬は焼亡しげし」御書。火災に要注意。早めに総点検し油断の火種を断て
"調査に答えたら1万円"との詐欺がネットで横行と。甘い話に騙されるな

☆御書と歩む� 第42回 一家和楽こそ平和の縮図
『末代の凡夫此の法門を聞かば唯我一人のみ成仏するに非ず父母も又即身成仏せん此れ第一の孝養なり』(始聞仏乗義、984ページ)

◇通解
末代の凡夫がこの法門を聞くならば、ただ自分一人だけが成仏するばかりでなく、父母もまた即身成仏するのである。これが第一の孝養である。

◇同志への指針
一人の成仏が父母や一家眷属を成仏させる力となる。真の孝養と報恩の道を歩めるのが、日蓮仏法の本懐なのだ。
わが生命に妙法の太陽が昇れば、縁する皆を照らせる。ゆえに、信心のことで家族が争う必要はない。題目を送り、誠意を尽くすのだ。
大らかな慈悲と智慧の陽光で、笑いさざめく家庭を! 一家和楽こそ、平和の縮図、希望の未来の揺籃である。

2018年11月13日火曜日

2018.11.13 わが友に贈る

仏法は「化城即宝処」。
わが目標の達成へ
全力で挑み抜こう!
その実践の生命に
最高の幸福境界が輝く!

松野殿御返事 P1383
『何なる鬼畜なりとも法華経の一偈一句をも説かん者をば「当に起ちて遠く迎えて当に仏を敬うが如くすべし」の道理なれば仏の如く互に敬うべし、例せば宝塔品の時の釈迦多宝の如くなるべし』

【通解】
どのような悪鬼・畜生であっても、法華経の一偈一句を説く者に対しては「まさに、心から礼を尽くして遠くより出迎え、まさに仏を敬うようにしなさい」との、経の道理であるゆえに、仏法を持った者は、仏に仕えるごとく、互いに尊敬しあうべきである。
たとえば、法華経宝塔品の儀式のとき、釈迦多宝が半座を分けて釈迦仏を迎え、二仏が並座したように、たがいに尊敬しあわなければならない。

〈寸鉄〉 2018年11月13日
全国で青年部1級試験。学んだ歴史は厳然。生涯求道で"信心の王者"に
徳島の日。正義の大陣列ここにあり!皆が青年の気概で友情拡大をリード
「幸なるかな楽しいかな」御書。何があろうが悠然と。不可能なしの仏法だ
高い峰に先んじて登攀する者が英雄—作家。幹部率先の対話で勝利を開け
中高生のネット依存5年で倍増。親子の規則決めが鍵。心身への影響防げ

☆御書と歩む� 第41回 未来は地涌の若人で決まる
『我五百塵点劫より大地の底にかくしをきたる真の弟子あり・此れにゆづるべしとて、上行菩薩等を涌出品に召し出させ給いて、法華経の本門の肝心たる妙法蓮華経の五字をゆづらせ給いて』(新尼御前御返事、905ページ)

◇通解
釈尊は「自分には五百塵点劫より大地の底に隠し置いた真の弟子がある。これに譲ろう」と言って涌出品で上行菩薩等を召し出されて、法華経の本門の肝心である妙法蓮華経の五字を譲られた。

◇同志への指針
「真の弟子」とは、末法の大難を耐え忍べる地涌の勇者である。戦後の荒野に立った恩師が呼び出した勇者の陣列こそ、学会青年部の原点だ。
「男子部の日」「女子部の日」おめでとう! 創価の若き連帯は全世界に広がった。
この頼もしき若人が悪世に妙法を弘通するのだ。久遠より願って躍り出た誓いの青年たちよ、勇んで楽しく、新たな地涌の友を糾合せよ!

2018年11月12日月曜日

2018.11.12 わが友に贈る

新聞休刊日

同生同名御書 P1115
『人の身には同生同名と申す二のつかひを天生るる時よりつけさせ給いて影の身にしたがふがごとく須臾もはなれず』

【通解】
人の身には同生同名という二人の使いを天はその人が生まれた時からつけられており,この二人の神は影が身に従うように,寸時も離れない。

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 鼓笛部長 櫻井広枝さん 2018年11月3日
◇目的の自覚が大きな力に
世界で一番、崇高な目的をもっている鼓笛隊じゃないか。だから、皆がその目的と使命を自覚すれば、結果的に見て、自分たちが考えもしなかったような、大きな力が出せるようになる。
〈第14巻「使命」の章〉

時代背景
1969年(昭和44年)7月、アメリカのパレードなどに日本の鼓笛隊が出演。見事な調べで観衆を魅了した。
その成功の陰には、山本伸一の励ましがあった。同隊の結成は56年(同31年)7月22日。当時はファイフ(横笛)の音が満足に出せず、"スースー隊"と呼ぶ人もいたが、伸一は"世界一になろう"と常に希望を送り続けてきた。

何のために鼓笛隊があるのか。そして、何のために演奏するのか——。学業や仕事、学会活動などとの両立を超え、"三立""四立"をしながら懸命に練習に励む鼓笛隊のメンバー。その友と「使命」の章を通し、鼓笛隊に対する先生の深き心を確認し、師弟の誓いを新たにしています。
この章の新聞連載が始まったのは、2003年のこと。15年たちましたが、今でも開くたびに、"池田先生は、ここまで私たちのことを分かってくださっているのか"と感動が込み上げます。とともに、鼓笛隊員が活動の中で壁に直面した時、その全ての答えは"ここにある"と実感します。
私自身、この章がスタートした03年に鼓笛隊に入隊。高校2年の時には、学校と週4回の鼓笛隊の練習に加え、家計を助けるためにアルバイトをすることに。息つく暇もない毎日に心を失いかけたこともありました。そんな時、鼓笛隊の先輩から励ましを受け、この章を深く学んだことは、私の宝の思い出です。
この章で、先生は「学会の鼓笛隊は、広宣流布のためにある。世界の平和と、人びとの幸福のためにある」とつづられています。忙しさや現実の課題に流されるたびに、この言葉から勇気をもらい、前進することができました。そして、大学進学が困難な状況にあっても、一歩も引かずに全てに挑戦し経済苦を克服。創価大学への進学を果たすことができました。
今、この信心の確信と鼓笛隊の誇りを、共に薫陶の青春を歩む鼓笛姉妹に伝えています。
山本伸一は、鼓笛隊の担う崇高な目的と使命を自覚した時、自分でも考えられないほどの大きな力を発揮することができると語っていますが、鼓笛隊として永遠性の確立へ進む今、一人一人が深く胸に刻むべき大切な精神だと感じます。
この章を通し、先生が教えてくださったことこそ鼓笛隊にとっての永遠の指針です。これからも先生手作りの鼓笛隊との誇りも高く、世界中の鼓笛姉妹と共に師の心を学び合いながら、どこまでも"平和の天使"の使命を果たしてまいります。

2018年11月11日日曜日

2018.11.11 わが友に贈る

◇今週のことば
世界の地涌の宝友と
「ちかいし願」を掲げ
異体同心の大前進だ。
随喜の命も軽やかに
勇んで行学の二道を!
2018年11月11日

同生同名御書 P1115
『おのおのわずかの御身と生れて鎌倉にゐながら人目をもはばからず命をもおしまず法華経を御信用ある事ただ事ともおぼえず』

【通解】
あなた方は、身分も低く生まれ、しかも(迫害の強い)鎌倉に住みながら、人目をもはばからず、命をも惜しまず、法華経の信心をされている事は、ただ事とも思えない。

〈寸鉄〉 2018年11月11日
他人に施さぬ個人主義の仏はいない—牧口先生。今日も目の前の一人の為
「愛媛の日」45周年。団結こそ勝利の要。仲の良いスクラムで新しき歴史を
「学会の集いは皆楽しそうだった」と新入会の友。歓喜の姿こそ地域の希望
各地で「七五三勤行会」を開催。22世紀まで生きる未来の宝。健やかに育て
「思いを声に」が先送りの癖を変える—心理学。決意語る会合に前進の力

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 壮年部書記長 松山満信さん  2018年10月22日
◇試練乗り越え広布の柱と立つ
私もまた、壮年部です。どうか、皆さんは、私とともに、学会精神を根本として雄々しく立ち上がり、創価の城を支えゆく、黄金柱になっていただきたいのであります。
〈第10巻「桂冠」の章〉

◇時代背景
1966年(昭和41年)3月5日、山本伸一が出席し、学会本部で壮年部の結成式が行われた。"信心即生活"の実証を、一人一人が現実に示していく「本門の時代」——壮年部の結成により、その本格的な布陣が全て整った。創価の大柱が厳然と立ちゆくことを願い、万感の期待を寄せる伸一の師子吼が、壮年の胸深く轟きわたる。

"壮年が立てば、本格的な広宣流布の時代が幕を開ける""広宣流布という壮大な建築の柱は壮年である"——池田先生が壮年部の結成を誰よりも心待ちにされ、活躍に期待された心境を「桂冠」の章に、つづってくださっています。
結成から52年。今、全国各地でブロック5勇士が立ち上がり、王城会や太陽会をはじめ、壮年部が雄々しく地域広布に励む姿に、池田先生が願われた壮年の陣列が、堂々と構築されていることを痛感します。
派手で目立つことはなくとも、地域や職場、また組織の中でもあらゆる分野で柱となり、使命の天地を厳然と死守している方が大勢います。その壮年の姿を通して、後輩や後継の青年部も陸続と育っています。
かつて池田先生は、「石はやけばはいとなる金は・やけば真金となる」(御書1083ページ)との一節を通して「身も心も焼き尽くされるような苦しみを経てこそ、男は本物となる。仕事の危機や大病等、厳しい試練を耐え抜いて、黄金の柱と立つのだ」と壮年部に教えてくださいました。
現実の荒波と格闘する壮年を断じて勝たせたいとの師の深い慈愛が、結成式での山本伸一の言葉にも込められています。
「一生は早い。しかも、元気に動き回れる時代は、限られています。壮年になれば、人生は、あっという間に過ぎていきます。その壮年が、今、立たずして、いつ立ち上がるんですか! 今、戦わずして、いつ戦うんですか!」
試練を越え、人生の円熟期や総仕上げを迎えた壮年には力がある。その全てを広宣流布のために生かしていくのですと、大切な黄金の時を戦う壮年部に池田先生は、呼び掛けられています。
小説『新・人間革命』に描かれた山本伸一の激闘を鑑として、学び実践することで、どんな苦難にも負けない師弟の闘魂がほとばしることを私自身、強く実感します。生涯求道の壮年部として、日々、小説を読み深めながら、共戦のスクラムを一層強め、人間革命の勝利劇を、つづってまいります。

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 アメリカSGI アディン・ストラウス理事長 2018年11月1日
◇生命尊厳の輝く新時代を
組織といっても、あるいは運動といっても、それを支えているのは、一人ひとりの人間である。その人間が一念を転換し、使命に目覚め立ち、最大の力を発揮していくならば、すべてを変えることができる。
〈第12巻「新緑」の章〉

◇時代背景
1967年(昭和42年)の5月、山本伸一はアメリカ、ヨーロッパ歴訪の旅に出発した。最初の訪問地であるハワイでは、寸暇を惜しんでメンバーとの対話を重ねるなど、個人指導に全精魂を傾ける。その後、ロサンゼルス郊外を訪れ、アメリカに総合本部の設置を発表。友は、本格的なアメリカ広布の時の到来を感じ、闘志を爆発させる。

池田先生の7度目のアメリカ訪問となった1967年。「新緑」の章には、その時の模様が山本伸一の姿を通して描かれています。
当時、アメリカ社会は激しい乱気流の中にありました。ベトナム戦争や経済変動、人種差別といった人間を分断する問題が山積し、多くの若者が幸福を築く方途を見いだせずにいたのです。そんな中、伸一はアメリカの友に"幸福の実現や社会の変革といっても、一人一人の心の変革から始まる"という人間革命の哲理を教えました。そしてこの時期、多くの青年が入会し、アメリカ広布の礎が築かれたのです。
冷戦期などの激動の時代を経たアメリカは、今なお銃の暴力や貧富の格差、排他主義の拡大などの課題を抱えています。また近年の飛躍的な科学技術の発達は、人々に良き人生をもたらしているというよりも、むしろ孤立と分断を生み出しています。このことを、とりわけアメリカの多くの若者が実感しています。
このような現代だからこそ、今再びの決意で私たちが一人一人に生命尊厳の哲学を語り、さらなる希望の潮流を開こうと約し合いました。その決勝点として、青年大会「正義の師子・5万」を9月23日に開催したのです。
この日に向けて、青年部は池田先生の指導を学び、友人に励ましを送りながら自身の人間革命の戦いに挑みました。私自身も、メンバーの訪問・激励にまい進しました。
そして、迎えた当日。目標としていた"5万人結集"を達成することができたのです。中には、数千キロも先の会場まで向かわなければならない参加者もいました。それでも、これだけ多くの青年が集い合えたのは、各地で一人立つ友が真心の激励に徹し、青年たちの心を結んでいったからにほかなりません。また今回の戦いを通して、多くの若人が病の克服や一家和楽の実現など、社会の荒波にも負けない体験を積むことができました。
人間革命こそ希望の社会を築く力!——この確信のままに、新たに加わった青年たちとスクラムを組み、「世界広布の先駆」を走り抜きます。

◎きょう松戸市議選の告示、10名全員当選祈願!

2018年11月10日土曜日

2018.11.10 わが友に贈る

未入会の家族に
感謝の言葉を伝えよう!
思いは声に出してこそ。
こまやかな配慮こそ
一家和楽を築く要諦だ!

四条金吾殿御返事 P1122
『法華経の文字を拝見せさせ給うは生身の釈迦如来にあひ進らせたりとおぼしめすべし』

【通解】
法華経の文字を拝見されるという事は、生身の釈迦如来にお会いになる事と思うべきです。

〈寸鉄〉 2018年11月10日
折伏は広布を誓った人間の必須条件—恩師。青年よ語れ。創立の日を飾れ
静岡県太陽の日。皆様が輝いた分だけ創価の正義は燦然。尊き使命の友よ
香川の日。我らは永遠に師匠と共に!共戦の志に燃えて歓喜の拡大に先駆
3人以上の会話は脳の鍛えに有効。物忘れ対策に効果と。座談会に勇んで
児童虐待防止推進月間。日頃からの地域の関わりがカギ。兆候を見逃すな

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 国際総局長 寺崎広嗣さん 2018年10月18日
◇日中友好の「金の橋」を未来まで
平和友好の道もまた"長征"である。風雨の吹き荒れる時も、未来に向かって、信義の歩みを運び続けてこそ、栄光の踏破がある。
〈第28巻「革心」の章〉

◇時代背景
1978年(昭和53年)8月12日、日中両国は平和友好条約を締結する。翌9月、山本伸一は3年5カ月ぶりとなる第4次訪中へ出発。万代にわたる平和の礎を築くべく、文化・教育交流に力を注ぐ。
北京の人民大会堂で行われた歓迎宴の席で伸一は、日中平和友好条約に込められた平和の精神を構築していく根本は「信義」であると訴える。

順風の時も、風雨の時も信義を貫く——池田先生は、常にその信念で日中友好に尽くし、その道に続く重要性を私たちに教えてくださいました。
先生が北京大学や復旦大学等で講演された折には、中国の「尚文(文を尊ぶ)」の伝統や民衆に息づく歴史観をはじめ、信義を築くための土台となる"中国をどのように見るか"という視点を紹介されています。そこには、中国に脈打つ豊かな人間性に対するまなざしとともに、日中両国は単に"隣国だから仲良くすべき"という次元を超えて、その友好は必ずアジアと世界の平和に寄与できる、むしろ寄与していかなければならないという深い決意を感じます。
そうした先生の大局観からは、"関係の良い時は付き合い、悪くなれば離れる"といった発想など生まれません。
私自身、1990年の第7次訪中に同行させていただきました。当時、中国は国際的に孤立していましたが、先生は訪中前、来日した要人に「友情は、不変であってこそ友情です。いな苦難の時ほど、本物かどうかがわかるものです」と語り、総勢約300人の団員と訪中されたのです。
先月は、原田会長を総団長とする創価学会代表訪中団の一員として中国を訪問しました。先生に寄せられる絶大な信頼を改めて目の当たりにし、それらは、どんな時も信義を貫き、「金の橋」を築いたことへの感謝の表れなのだと思いました。
この章のタイトルである「革心」は、若き日の周恩来総理がつづられた一節で、社会の「革新」のためには、心を改める「革心」が不可欠であるとの意味です。日中友好の未来を開くために、人間的な交流によって一人一人の心を変えてきた先生の地道な行動こそ「革心」の要であり、それはまた、一人の人間の変革が世界をも変えていくとの「人間革命」の主題を教えてくださっているように感じてなりません。
本年は、先生の「日中国交正常化提言」から50周年。『新・人間革命』で教えてくださった友好の心を深く学びながら、さらに平和の哲学を語り広げていく決意です。

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 創価大学学長 馬場善久さん 2018年10月20日
◇"創立の志"胸に人間教育の大道を
人間の一生は、あまりにも短い。その人間が未来のためになせる最も尊い作業は、次代を創造する人を育て、人を残すことである。
〈第15巻「創価大学」の章〉

◇時代背景
1971年(昭和46年)4月2日、東京・八王子市に創価大学が開学。山本伸一の手によって、牧口常三郎先生、戸田城聖先生の念願だった創価教育の大城が誕生した。
伸一は誉れの1期生に"全員が創立者たれ"と語り、学生中心の大学建設を託す。そして第1回創大祭に出席するなど、学生たちの中に飛び込み、励ましを重ねていく。

創大は学生中心の大学であり、全員が創立者の気概で進むのだ——「創価大学」の章には、こうした指針と共に、創立者・池田先生が創大に寄せる万感の思いを、開学から1期生の卒業までの歩みや、その後の発展を通してつづってくださっております。
この建学の精神のままに、創価大学は進んできました。この心は、今も伝統として脈々と受け継がれており、多くの学生が"私の勝利こそ創大の勝利、創立者の勝利"との決意で勉学やクラブ活動に励み、「世界一」「日本一」の輝かしい結果を残しています。
私は1期生として創大に入学し、アメリカの大学院を経て、1985年に母校に奉職。学生・教員時代を合わせ、実に40年以上、創大と歩みを共にしてきました。その中で感じるのは、"皆が社会貢献の人材に、人生の勝利者に"との創立者の心が、キャンパスの至る所に脈打っているということです。最新の施設・設備も、多彩なカリキュラムも、その創立者の熱い思いと期待が具現化されたものなのです。
また何より、創立者は大学からの報告を耳にされ、今も温かな励ましを送り続けてくださっています。多くの学生が、そうした原点を胸に、勝利の人生を開きゆくことを誓っています。
私も大学1年生の夏、大学で創立者と出会った際に、勉学や生活のことなどを聞いていただきました。それが縁となり、幾多の苦難を乗り越え、大学教授の使命をいただくことができました。
この章の中で、創立者は大学創立の目的を「人類益のために貢献し、世界の平和を創造する、人間主義のリーダーを育成する」ためと記し、「創大出身者がどうなるか。創価大学がどうなっていくか——それこそが自身の人生の総決算である」とつづられました。
開学50周年となる2021年に向けて、創大は今、人間教育の大道をさらに広げゆくための、さまざまな協議を進めています。創立の志を胸に、グローバル化、多様化の時代を勝ち抜く人材の輩出に、一段と力を入れていきます。

2018年11月9日金曜日

2018.11.09 わが友に贈る

深い納得と共感から
広布の勢いは生まれる。
「よし、頑張ろう!」と
皆が決意できるよう
リーダーは心配りを!

顕謗法抄 P453
『夫れ仏法をひろめんとをもはんものは必ず五義を存して正法をひろむべし、五義とは一には教二には機三には時四には国五には仏法流布の前後なり』

【通解】
いったい、仏法を弘めようと思う者は必ず五義を心得て正法を弘めるべきである。
五義とは、一には教・二には機・三には時・四には国・五には仏法流布の前後である。

〈寸鉄〉 2018年11月9日
「創立の月」飾る座談会。創価勝利の年へ!体験と決意を語り合い勇躍出発
「大願とは法華弘通」御書師と共に万年の広布へと進む誉れ。共戦譜は不朽
個人会場周辺での立ち話・喫煙・違法駐車は厳禁。良識ある振舞が信頼の基
寝不足が続く睡眠負債は"体と心"を崩すと。健康勝ち取るのも大事な戦い
IT技術等を持つ人材の不足、日本が最低水準。育成拡充へ公明が旗振れ

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 ブラジル婦人部長 メイリ・ヒラノさん 2018年10月13日
◇"広布のパイオニア"の誇り胸に
幹部として大切なことは、自分が花となり、実となろうとするのではなく、後に続く同志のために、ブラジルの土になるのだという決意です。そして、学会とともに、広布とともに生きる人生のすばらしさを、皆に伝え切っていくことです。
〈第1巻「開拓者」の章〉

◇時代背景
1960年(昭和35年)10月に始まった平和旅の舞台はブラジルへ。19日の午前1時過ぎ、サンパウロの空港に到着した山本伸一をブラジルの同志が出迎えた。翌日には座談会へ。過酷な生活を送る日系移住者らの話に耳を傾けた伸一は、信心の重要性を語る。席上、ブラジルに海外初の支部を結成することを発表。嵐のような拍手に包まれた。

「行く、絶対に行く。もし、倒れるなら、倒れてもよいではないか!」——体調を著しく崩す中にあって、周囲の反対を押してアメリカからブラジルに入った山本伸一。「開拓者」の章には、このブラジルを舞台に、渾身の励ましを重ねる模様が描かれています。
当時、ブラジルの会員は100世帯ほど。入会して年月が浅いメンバーばかりでした。過酷な生活環境の中でも、妙法を抱き締めて苦闘する同志に、伸一は大確信で語っています。
「皆さんは、それぞれの事情から、たまたまこのブラジルにやって来たと思っているかもしれない。しかし、そうではありません。地涌の菩薩として、ブラジルの広宣流布のために、この国の人びとを幸せにし、ここに永遠の楽土を築くために生まれてきたんです。いや、日蓮大聖人に召し出された方々なんです」
失意に沈んでいた友の胸に、使命と勇気の炎がともった瞬間でした。
また、この章には"後に続く同志のため"というリーダーが持つべき心構えや、宿命を使命に変える願兼於業の生き方、さらには、"地涌の菩薩の使命に目覚める時に、幸福の人生が開かれる"といった勝利の方程式が示されています。
小説に描かれている通り、池田先生は58年前、ブラジルを初訪問され、不惜身命の決意でブラジル広布の未来を大きく開いてくださいました。
この時、先生が教えてくださった心のままに、ブラジルの同志は"世界広布のパイオニア"の誇りで信頼を広げ、良き市民の連帯を拡大。その中で、先生に150以上の名誉州民・市民証などが贈られていることは、私たちの最高の誉れです。
先生が開かれた広布の大道を、さらに開いていくのは、青年部・未来部にほかなりません。今こそ、私たちリーダーが、「信心に不可能はない」との絶対の確信を「ブラジルの土」となって、後継の友に伝え残していく時だと感じています。
どこまでも師弟の道を歩み、未来の宝を育てながら、広布開拓の新たなドラマをつづりゆくことをお誓いします。

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 未来部長 赤須清志さん 2018年10月16日
◇次代の宝と「正義の道」を
世界の指導者を見ると、多くは、十代、二十代で、人生の哲学、思想、信念をもち、それを貫いて、三十代、四十代で、偉大な仕事を成し遂げております。
青春時代に、生き方の骨格をつくり、さらに完成させていくところに、確かな人生の道があります。
(第9巻「鳳雛」の章)

◇時代背景
1964年(昭和39年)6月、高等部と中等部の設置が発表された。まず高等部が各地に順次結成。続いて、翌年1月に中等部、同年9月には少年部(後の少年少女部)も誕生した。次代を担う若き力の育成に心血を注ぐ山本伸一。その魂に触れ、鳳雛たちは尊き使命に奮い立っていく。ここから、後継の大河の流れは一段と開かれていった。

「苗を植えなければ、木は育たない。大樹が必要な時になって苗を植えても、手遅れだ。手を打つべき時を逃してはならない。そして、最も心を砕き、力を注がなくてはならないのは、苗を植えた時です。枯れずに、ちゃんと根を張って伸びていけるのか、太陽の光が当たるのか、水や肥料は十分に行き渡っているのか、よく見ていく必要がある」——高等部結成の意義について山本伸一が語った言葉ですが、この「鳳雛」の章には、未来部育成の要諦が随所にちりばめられています。
未来部は、池田先生が第3代会長に就任後、最初に結成された部です。創価学会の将来、そして世界の希望の未来を開くために、次代を担う未来部員の成長に常に心を砕かれ、命を削って励ましを送り続けてくださいました。その師の心は、今も全く変わらないと実感します。
今年8月、47都道府県から男女高等部員の代表800人が創価大学に集い、「全国未来部夏季研修会」が盛大に開催されました。台風の影響で1泊2日に短縮されたものの、先生はメッセージで「夢に挑む勇気のバトン」「恩に報いる誓いのバトン」「平和を創る友情のバトン」を手渡したいと呼び掛けてくださるなど、常に師の心を感じる研修会となりました。
また、2日目に行われた未来部大会では「鳳雛飛翔」という先生が認められた書が披露されました。「鳳雛」は「鳳凰の雛」の意味で、先生が後継の友に"次代の大指導者に育ちゆけ"と期待を込めた呼称です。参加したメンバーは皆、そうした師の心を命に刻み、「先生の期待を思うと、頑張ろうとする勇気が湧きます」「勉強や勤行・唱題に挑戦したり、親孝行をしたり、自分を変えていく努力をしようと思いました」と、口々に決意を語っていました。
本年は、未来部歌「正義の走者」発表から40周年。今こそ、宝の未来部に先生の心を伝え、励ましの光を送りながら、2020年、そして学会創立100周年の2030年に向かって、共に「正義の道」を走り抜いていく決意です。

2018年11月8日木曜日

2018.11.08 わが友に贈る

社会の変化は速い。
形式にとらわれず
新しく柔軟な発想を!
常に学び考え続ける
時代創造の主体者に!

星名五郎太郎殿御返事 P1209
『今此の善導法然等は種種の威を現じて愚癡の道俗をたぶらかし如来の正法を滅す』

【通解】
今この(念仏の)善導や法然らは、種々、人を恐れ従わせる不思議な力を現して、道理に暗い愚かな道俗(出家・在家)をたぶらかし、如来の正法を滅する。

〈寸鉄〉 2018年11月8日
学会の平和思想は万人が共有できる普遍的価値—識者。我らの行動で拡大
奈良の日。万葉の天地に励ましの花は爛漫。常勝の心意気で新たな歴史を
決めたことをやり遂げる人間は尊敬される—哲人誓願の「11・18」まで10日
創大・学園生が文武両道の活躍。君の勝利が創価の勝利!負けじ魂を貫け
介護予防には社会的交流促すことが重要と。進む孤立化。声掛け絶やさず

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 男子部長 志賀昭靖さん 2018年10月6日
◇師子となって広布を担い立つ!
私の行くところは、事態、状況は、いつも最悪だった。そのなかで、勝って、戸田先生にお応えしてきた。
それが弟子の道だ。ポーズだけの、遊び半分やふざけ半分の青年など、学会には必要ない。君も立て! 断じて立つんだ。見ているぞ!
〈第8巻「宝剣」の章〉

◇時代背景
1963年(昭和38年)の夏、山本伸一は広布の未来を決する青年の育成に全力を注いでいく。7月6日には、静岡・伊豆で行われた男子の人材グループ「水滸会」の野外研修に出席。指導会では、恩師・戸田城聖先生の広宣流布の構想を現実のものとしてきた自身の青春時代を振り返りながら、渾身の励ましを送っていった。

万代に崩れぬ広布の大河を築くには、青年をどこまでも大切にし、励ましを送り、育てていく以外にない。「宝剣」の章には、その烈々たる信念がつづられています。
「伸一は、青年の育成に命をかけていた。人間の命には限りがある。一代限りでは大業は成就しない。ゆえに、人を育て、残すことのみが、広宣流布を成し遂げる唯一の道であるからだ」と。
この言葉のままに、池田先生はこれまで、世界中の青年たちに慈愛を注がれ、「世界広布」という未聞の大道を切り開いてこられました。
また、この章には、青年たちが広宣流布の全責任を担い立つ人材へと成長していくために不可欠な、いくつもの指標が示されています。
例えば、担当する組織で拡大が進まずに悩む青年の質問に対しては、蒲田支部の支部幹事として弘教の金字塔を打ち立てた自身の体験を通しながら、広布に「一人立つ」姿勢を強調されました。
さらに研修の中では、どんな苦難に遭遇しても信心を貫く「不退転」の姿勢や、信心とは常に自身の弱い心を打ち破っていく「仏と魔の闘争」であることなどを教えてくださっています。
偉大な師に連なり、師の指導通りに戦う。これが永遠に変わらぬ男子部の魂であり、広布と人生の勝利を開く直道です。
先月、男子部は「全国県区圏男子部長研修会」を行い、北海道や九州の離島をはじめ、全国のリーダー2000人が一堂に会しました。
研修会では、それぞれの地域を担うリーダーが語らい、互いに触発し合いながら、さらなる広布伸展に「一人立つ」決意を深め、「不退転」の信心を約し合いました。
列島各地で拡大を誓う大学校生の連帯は、昨年の倍となりました。先生の心をわが心として戦うリーダーが、こうした若き人材たちと共に進む中で、広布はさらに加速していくと確信します。
まずは広宣流布大誓堂完成5周年の11月へ、弘教・人材拡大の金字塔を打ち立ててまいります。そして今こそ、常に広布の先頭を走る師子の陣列を築く決意です。

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 婦人部書記長 沼倉千佳代さん 2018年10月11日
◇すべては広布誓願の祈りから
学会活動は、現代における最高の仏道修行です。仏道修行というのは、己との対決であり、自分の限界を打ち破って、心を強く、大きくし、境涯を開いていくためのものです。
〈第29巻「常楽」の章〉

◇時代背景
1978年(昭和53年)10月、ハーバード大学名誉教授のジョン・K・ガルブレイス博士との会談を終えた山本伸一は帰国後、激務の合間を縫って新婦人部歌「母の曲」など次々と学会歌を制作。宗門事件の嵐が吹き荒れる中、けなげな同志を心からたたえつつ、生涯、広宣流布に生き抜き、常楽我浄の人生を飾ってほしいと励ましを送る。

◇経済苦や家庭の不和、家族の病など宿命に翻弄されるだけの生活ではない。"自分さえよければいい"というような、心の狭い生き方でもない。
一家のため、地域のため、広布のためにとの誓いを立て、同志と共に広宣流布に生き抜く中に、「生老病死」の苦しみの生命を、「常楽我浄」という最高の喜びの生命へと変える人生があることを、池田先生は教えてくださっています。
その先生の指導を真っすぐに実践された婦人部の先輩方がおられたからこそ、今日の学会の大発展があることは言うまでもありません。私自身、そうした先輩方にどれほど信心の基本を教えていただき、また支えていただいたことでしょうか。
「母の曲」の歌詞の1番に「幼子抱きて 汗流し」とありますが、わが子を抱えて奮闘する婦人部を取り巻く状況は、大きく変化しています。核家族化が進み、共働き世帯も増える中、子育てをしながら学会活動に挑戦することは、決して簡単なことではありません。
また、シングルマザーの方や、お子さんがおられないご家庭など、"家族のカタチ"も多様化している現代だからこそ、これまで以上にお一人お一人の置かれた状況の理解に努め、寄り添い、皆で励まし合いながら進んでいくことが大事です。
その上で、どうすれば誰もが悠々たる幸福境涯を築くことができるのか——先生は、「"人生の根本目的は広布にあり"と決めることだ」と、つづられています。
「広宣流布のために、"健康になります。健康にしてください""経済革命します。経済苦を乗り越えさせてください""和楽の家庭を築きます。築かせてください"と祈りに祈り、学会活動していくのである。広布誓願の祈りは、仏、地涌の菩薩の祈りであり、それゆえに諸天を、宇宙の一切を動かしていく」と。
時代は変わっても、この学会精神は変わりません。婦人部「実践の五指針」の第一に「祈りからすべては始まる」とある通り、唱題根本に一家を地域を和楽へリードしながら、生き生きと後継の人材を育んでいきます。

2018年11月7日水曜日

2018.11.07 わが友に贈る

座談会は皆が主役!
自身の殻を破った体験や
信仰の喜びを語ろう。
勇気が勇気を呼び
前進の勢いは加速する。

南条兵衛七郎殿御書 P1496
『不孝なる国もあり孝の心ある国もあり瞋恚のさかんなる国もあり愚癡の多き国もあり、一向に小乗を用る国もあり一向大乗を用る国もあり大小兼学する国もありと見へ侍り』

【通解】
不孝な国もあり、孝心の厚い国もあり、瞋恚の心の盛んな国もあり、愚かさの多い国もあり、もっぱら小乗経を用いる国もあり、もっぱら大乗経を用いる国もあり、大乗経・小乗経を兼学する国もあるようである。

〈寸鉄〉 2018年11月7日
「水魚の思を成し」御書。異体同心の団結が勝利の要諦。祈り一つに勇進を
東京婦人部の日。創立の月、喜び勇んで友の中へ。幸と歓喜の対話を拡大!
東京・大田「正義の日」。師弟源流の誉れの人材城題目の師子吼で勝ち捲れ
きょう立冬。寒風の中を走る無冠の友に最敬礼!創価の哲学を届ける尊業
暖房器具、使用前の点検・清掃忘れず。埃や断線が火事の因に。用心を重ね

☆「人間革命の歌」特集 2018年11月3日
◇「地涌の使命」を果たし抜け
小説『新・人間革命』が完結した今、全国・全世界の友が、自身の新たな人間革命に挑んでいる。その創価の友の勇気を鼓舞してきたのが、「人間革命の歌」である。ここでは、同歌誕生の淵源がつづられている『新・人間革命』第23巻「勇気」の章をもとに、歌に込められた精神を確認する。

創価学会の「確信」の原点は、「われ地涌の菩薩なり」との第2代会長・戸田城聖先生の「獄中の悟達」にある。
第2次世界大戦中の1943年(昭和18年)7月6日、戸田先生は初代会長・牧口常三郎先生と共に、不敬罪と治安維持法違反の容疑で、当時の軍部政府に逮捕・投獄される。
翌44年(同19年)11月18日、牧口先生は獄死。戸田先生は、2年間の獄中生活で法華経を読み切り、「われ地涌の菩薩なり」と悟達したのである。
池田先生が「人間革命の歌」の制作に当たって、最も心を砕いたのは、この恩師の「われ地涌の菩薩なり」との魂の叫びを、いかに表現し、伝えるかであった。
小説『新・人間革命』第23巻「勇気」の章には、こう記されている。
「『地涌の菩薩』の使命の自覚とは、自分は、人びとの幸福に寄与する使命をもって生まれてきたという、人生の根源的な意味を知り、実践していくことである」
「『地涌の菩薩』の使命に生き抜くなかに、人間革命の大道がある」
この思想を、先生は「人間革命の歌」の2番にある「地よりか涌きたる 我なれば 我なれば この世で果たさん 使命あり」との歌詞で表現した。

◇後世へ永遠に
池田先生が「人間革命の歌」の制作を決めたのは、1976年(昭和51年)6月末のこと。
当時、学会に対する誤解と偏見から、一部のマスコミによる非難・中傷が激しくなりつつあった。また、宗門の悪侶たちが、いわれなき悪口を学会員に浴びせ始めていた。
こうした嵐の予兆の中で、池田先生は「愛する同志が、何ものにも負けぬ闘魂を燃え上がらせる、勇気の歌を作らねばならない」と歌の制作を開始した。それは、戸田先生を偲び、心で対話しながらの師弟の共戦譜でもあった。
歌の制作には、「7・17」の意義も込められていた。7月17日は、57年(同32年)のその日、事実無根の公職選挙法違反の容疑で、大阪府警に不当逮捕された池田先生が、出獄した日である。
小説には「7・17」について、「権力の魔性との闘争宣言の日であり、人間革命への誇らかな旅立ちの日」とつづられている。
池田先生が歌詞を作り終えたのは、76年7月16日。日蓮大聖人が1260年、「立正安国論」をもって、実質的な最高権力者・北条時頼を諫暁した日である。
出来上がった歌詞は、1番が5行からなる、3番までの歌詞だった。
翌日、先生は朝から歌詞を推敲し、手を加えた。さらに、曲のイメージを練り上げていった。
本部幹部会が開催される18日は、作曲に力を注いだ。昼からは作曲経験のあるメンバーと共に、曲作りに取り組んだ。
当初は本部幹部会の席上で発表する予定だった。だが、曲は仕上がらなかった。
「彼(山本伸一)は、後世永遠に歌い継がれる、最高の歌を作りたかった。だから、安易に妥協したくはなかった」
本部幹部会では、いったん、歌詞のみが発表された。その後、先生は音楽大学出身の2人の女子部員にも協力を依頼し、再び作曲に取り掛かった。
皆に意見を求めながら、曲作りを進める中、五行詞の歌詞が作曲を難しくしていることが分かった。
熟慮に熟慮を重ねた歌詞である。一言一言に深い思いが込められている。
だが、先生は「新しいものを創造するには、時には、これまで作り上げてきたものへのこだわりを、躊躇なく捨てる勇気が必要な場合もある」と、それぞれ2行目の歌詞を削り、四行詞に作り直した。

◇"戦人"の哲学
四行詞として新たにできた「人間革命の歌」は、学生部の富士学生合唱団の歌声で録音された。
その後、海外のメンバーの代表との打ち合わせに臨んだ池田先生は、そこで録音したテープをかけ、「人間革命の歌」を紹介した。
だが、まだ完成ではない。先生は再び、歌詞の推敲を始めた。曲についても、検討が重ねられた。
「一つ一つの事柄を、徹して完全無欠なものにしていく——それは、広宣流布の"戦人"ともいうべき彼(山本伸一)の哲学であった」
そうして、18日午後8時40分、遂に「人間革命の歌」が完成した。
先生は、各方面・県などのリーダーに、次々と電話を入れた。電話口がカセットデッキの前に置かれ、新たに録音し直した「人間革命の歌」がかけられた。
歌詞と譜面は、翌19日付の聖教新聞に掲載された。
歓喜の波動が、列島を包んだ。その日、「人間革命の歌」の歌声が、全国で高らかに響いたのである。
「人間革命の歌」が誕生した1976年は、8月から10月にかけて、各地で文化祭が開催された。それぞれの会場で、「人間革命の歌」が歌われた。
また76年は、学会精神を継承していくために、「男子部の日」(11月5日)、「女子部の日」(11月12日)、未来部各部の結成の日など、数多くの記念日が制定された年でもあった。
「8・24」が「壮年部の日」と決定したのも、この年である。
同年8月24日には、「部の日」を記念する壮年部の集いが、各地で盛大に開催された。創価大学で行われた集いでは、参加者全員での「人間革命の歌」の合唱が行われた。
今、「人間革命の歌」は、日本のみならず、世界でも歌われている。
「新しき文化の創造も、未来の建設も、そして、人類の宿命の転換も、一人ひとりの人間革命から始まる。この歌は、創価学会のテーマともいうべき、その人間革命運動の推進力となっていったのである」
「『人間革命の歌』は、師弟の共戦譜である。そして、生命の讃歌である」

◇「一対一」の絆
「君も立て 我も立つ」
「君も征け 我も征く」
「君も見よ 我も見る」
「人間革命の歌」の1番、2番、3番の冒頭には、いずれも「君」と「我」との歌詞がある。
創価の師弟の絆とは、いついかなる時も、この「君」と「我」という「一対一」の関係である。
ほかの誰かではない。
わが胸中に、師への誓願は燃えているか。
師の激闘に連なる自らの実践はあるのか。
師と共に立ち上がる「一人」から、広宣流布の拡大は始まる。
『新・人間革命』第23巻「勇気」の章の連載が終了したのは、2010年(平成22年)6月2日である。
その翌日に開催された本部幹部会。池田先生は、万感の思いをメッセージに託した。
「君たちに万事を託していく総仕上げの『時』を迎えている」
「師匠の薫陶に応えて、弟子が今一重の深い自覚をもって立ち上がる時に、未来を開く新しい前進と勝利の息吹が生まれるのであります」
いよいよ広宣流布大誓堂完成5周年の「11・18」を迎える。
大誓堂の敷地内には、「人間革命の歌」の碑がある。この碑が建立されたのは、1976年の暮れ。小説には「地涌の使命を果たし抜かんとの、弟子一同の誓願によって建てられた」とつづられている。
「地涌の使命」に奮い立ち、誓いを果たし抜くのが弟子である。
さあ、「創価勝利」へ、弟子としての自覚を今一重深くし、広布の旅路を勇んで進み征こう。
誓願の歌声を高らかに響かせながら!

人間革命の歌 作詞・作曲 山本伸一
一、君も立て 我も立つ
  広布の天地に 一人立て
  正義と勇気の
    旗高く 旗高く
  創価桜の 道ひらけ
 
二、君も征け 我も征く
  吹雪に胸はり いざや征け
  地よりか涌きたる
    我なれば 我なれば
  この世で果たさん 使命あり
 
三、君も見よ 我も見る
  遙かな虹の 晴れやかな
  陽出ずる世紀は
    凜々しくも 凜々しくも
 ※人間革命 光あれ
(※くり返し)

2018年11月6日火曜日

2018.11.06 わが友に贈る

絶対無事故を第一に
女子部・婦人部は
「10帰運動」を守ろう!
周囲の配慮も必要だ。
皆で「前前の用心」を!

一生成仏抄 P383
『妙法蓮華経と唱へ持つと云うとも若し己心の外に法ありと思はば全く妙法にあらず』

【通解】
妙法蓮華経と唱え、受持するといっても、もし自身の心の外に法があると思うならば、それは全く妙法ではない。

〈寸鉄〉 2018年11月6日
会長の対談集には世界を調和に導く精髄が凝縮—識者。平和世紀の大指標
四国の日。紅の如き広布の魂は後継の胸に脈々。スクラム固く正義を拡大
音楽隊・鼓笛隊が各地で「創立の月」を飾る熱演。90周年の勝利を開く序曲
「御痛みの事一たびは歎き二たびは悦びぬ」御書。信深く。病を飛躍の糧に
風疹は昔かかった—そう言う半数に抗体なしと。「自分は平気」の油断大敵

☆友のもとへ 第9回 誉れの英雄 農漁光部
◇世界一なる心の長者よ
創価学会に農・漁業等に従事する農村部(現・農漁光部)が誕生したのは、1973年(昭和48年)10月。今月で45周年を迎えた。
人間の生活の営みは、「食」を支える人々の奮闘によって成り立っている。
ゆえに、第3代会長に就任して以来、池田先生は一貫して祈り続けてきた。
「豊作であるように」
「豊漁であるように」
そして、"農漁村に最大の感謝と最敬礼をささげることこそ、正しき「人間の道」「生命の道」である"と、農漁光部の友に励ましを送り続けてきた。
「"花のおかげで、池田先生がわが家に来てくださった。だから花を作り続けて、花の中で死んでいきたい"——義理の父母はいつも語り合い、先生との出会いに感謝していました」
辻村厚子さん(四国副婦人部長)は、そう振り返る。
72年(同47年)6月19日、池田先生は香川で花卉業を営む辻村清一さん・喜三枝さん夫妻(ともに故人)宅を訪れた。
ガラスの温室では、菊やカーネーションが胸元まで伸び、色とりどり。一花一花をめでる先生に、「花を切ってみてください」と清一さんが勧める。
「切っていいのかい? きれいなお花を切るなんて初めてだよ」。先生は慎重にはさみを入れ、栽培の苦労に耳を傾けた。
香川で花卉栽培を始めた清一さん夫妻は、学会活動にも懸命に励んだ。県で初めてガラスの温室を導入。同業者で組合を立ち上げて出荷先を広げるなど、地域の旗振り役となっていた。
地道に実証を積み重ねてきた夫妻に、先生は「爛漫と 功徳の花あり 金の家」と揮毫し、贈っている。
その後も「忘れまじ あの日の出会い 六月十九日」と書き記して厚子さんに贈るなど、真心の交流を重ねてきた。
93年(平成5年)12月、香川を訪問した先生に厚子さんが感謝を伝える機会があった。
そこでは、厚子さんが学生時代に高村光太郎の詩集『智恵子抄』を愛読していたことが話題に。先生は「広布の中で、自分自身の詩を書いていくんだよ。"厚子抄"でいこう」と。そして、清一さん夫妻への心からの感謝を、厚子さんに託した。
清一さん夫妻は亡くなる直前まで温室に立ち、地域に友好を広げてきた。
その父母の心を継ぎ、四国農漁光部女性部長として激励に走る厚子さん。何度も励ましを重ねてきた香川・小豆島の婦人部員は、逆境をはね返して地域再生の灯台として光る存在に。そうした友の奮闘を、池田先生は地元の「四国新聞」への寄稿で紹介した。
農漁光部に寄せる師の真心を胸に、厚子さんは地域に爛漫と功徳の花を咲き薫らせている。
◆◇◆
77年(昭和52年)2月17日、農村部の第1回勤行集会で、池田先生は、農漁光部の指針となるスピーチを残した。
「何十年、何百年先の展望のうえからも、妙法下種の"当体"であり"灯台"としての使命を果たしていくとき、それは壮大にして根源的な広布の礎となっていくのである。こうした観点から、私は"下種の灯台""地域の灯台""学会の灯台"たれ、と申し上げておきたい」
佐々木登さん(総秋田、副県長)は、この指針を命に刻む。
日本屈指の大規模営農を誇る秋田県・大潟村。琵琶湖に次ぐ大きさだった八郎潟を干拓してできた。佐々木さんはこの大地で、16ヘクタールの田畑を用いて、米、麦、大豆を生産している。
56年(同31年)、貧乏のどん底の中で母が入会。翌年、佐々木さんも続いた。
徐々に経済革命を果たし、耳が不自由だった兄が聴覚を取り戻した姿に、信仰の確信を深める。創価学園開校の知らせを聞くと、受験を決意。誉れの1期生として合格を勝ち取った。
高校2年に進級する前のある日、数人の生徒と一緒に校内の一室に呼ばれた。皆、成績が振るわない生徒だった。部屋で待っていたのは、創立者の池田先生だった。
先生は、佐々木さんの体調を気遣いつつ、力強く語った。
「21世紀が君の舞台だ。どんなにつらいことがあっても、苦しいことがあっても、絶対にやけになってはいけない。やけになったら自分の負けだ。歯を食いしばって頑張るんだよ」
温かな慈愛が心に染みた。創価大学へ進学し、卒業後は地元の工務店に就職。85年(同60年)、妻の陽子さん(総秋田、地区副婦人部長)との結婚を機に婿養子となり、大潟村へ。工務店を辞め、農業を始めた。
これまで、台風が一夜で多くの籾を落としてしまったことや、自身が体調を崩したこともあった。苦難に直面するたびに、学園時代の師の励ましを思い起こし、歯を食いしばった。
陽子さんや家族と団結し、作物と対話する思いで様子を見回り、愛情を注いで作業に当たる中で、村でトップの収穫高を上げたこともある。
地域の発展にも尽くそうと、村の取り組みである「子ども海外研修実行委員会」で長年、実行委員長を務め、韓国の中学校との交流を推進。現在も顧問として奮闘する。
「自然と共に生きる喜びを胸に、"地域の灯台"を目指し、さらに精進していきます」
◆◇◆
瀬戸内海に浮かぶ「走島」。この島で15年連続トップとなる「ちりめん」の水揚げを誇るのが、小林モトコさん(総広島、支部副婦人部長)一家が営む「功保水産」である。
小林さんが姉の勧めで入会したのは67年(同42年)。祈るほどに体に力がみなぎり、信心への確信を強めた。しかし、地域に学会員は小林さん一人。島民は学会に批判的だった。
そんなある日、出漁の準備が整ったのに、漁の仲間が姿を見せない。信心を始めた小林さんへの露骨な嫌がらせだった。
やがて、漁に出ることができなくなった。だが、小林さんは負けない。皆が寝静まった頃、御本尊に向かった。
畳に穴があくほど時を忘れて祈る中、一家で新たに始めたのが「ちりめん漁」だった。
ほそぼそと漁を続けていた小林さん一家に、大きな転機が訪れたのは75年(同50年)。原因不明の皮膚病に悩んでいた夫の実二さん(総広島、地区幹事)が入会を決めた。
「同志」を得て、小林さんの祈りに拍車が掛かった。さらに第3回離島総会(80年11月)で師との生涯の原点を刻む。
この総会で、池田先生は小林さん夫妻に呼び掛けた。
「走島の皆さんを照らす灯台のような存在に!」
「灯台」と聞き、小林さんの祈りが変わった。
「最初は、悠々と題目を上げたいというのが一番の願いでした。でも先生は、『灯台』と言われた。だから、実証を示して走島を引っ張っていこうと心から誓いました」
"先生の期待にお応えしていこう"——その夫妻の唱題に呼応するように、漁獲量は増加。船や設備も拡充し、島全体の近代化を先導した。
小林さん夫妻のちりめんは、最高級のブランドとして知られるようになった。夫妻の信心の実証に、島民の学会理解も深まり、地域世帯の3分の1以上が本紙を購読したこともある。
ちりめん漁は、次男の清剛さん(同、開拓長〈ブロック長〉)が後を継ぐ。嫁の和美さん(同、支部婦人部長)や孫に囲まれる今、小林さん夫妻の胸には、人々に希望を示す「灯台」にとの誓いがいや増して燃えている。
◆◇◆
千葉・木更津市の干潟でノリ養殖、定置網を利用したすだて漁を営む実形博行さん(総千葉、地区部長)。3代目として、40年近く海と共に生きてきたベテランだが、「相手は自然。"こうすれば、こうなる"という努力が通用しない難しさがあります」と語る。
ノリの胞子を付けた網を海に出すタイミング、網の張り方、水温の微妙な差。さまざまな要因によって、すぐ隣に張った網と結果が違うことも。昨年は台風に漁場を荒らされた。「それでも納得のいく味に育って、"新ノリ"を口にした時の喜びは格別です」
2007年(平成19年)、漁師仲間数人でNPO法人をつくり、昔ながらのアサクサノリを再現。その模様がNHKで生中継された。
すると、実家がノリ製造業を営んでいた池田先生から、親しみのこもった伝言が届いた。
「テレビを見たよ。私はアサクサノリの本家本元なんだよ」
"地方の一漁師に、ここまで心を砕かれるのか"。妻の和子さん(同、支部婦人部長)と共に、胸を熱くし、師への報恩を貫く生涯を誓った。
5年前、作業中に右手が機械に巻き込まれる大けがを負ったが、手術は成功。後遺症もなく、仕事に復帰することができた。地域では「木更津金田の浜活性化協議会」で会長を務めるほか、東京の小学校で10年以上、ノリ養殖の体験教室に携わる。
昨年、地区部長に就き、人材拡大に奔走する。長女のゆりやさんは総県女子部長、次女のあやさんは県女子部長、長男の謙さんは男子部部長と、広布後継の大道を進む。
実形さんの入会当初、信心に大反対だった母の初惠さんも、温かな創価家族に触れ、本年春に御本尊を受持した。
「『一人を大切に』との指針を誰よりも実践されているのが池田先生だと思います。地域で、広布の舞台で、さらに実証を示します」
◆◇◆
池田先生は農漁光部の友への万感の思いを詠んでいる。

朗らかに
 いのちの讃歌の
  農漁村
 閻浮一なる
  心の長者よ

先生の励ましを思う時、農漁光部の友の心には、不屈の前進の魂が湧き立つ。
農漁光部歌「誉れの英雄」を高らかに響かせ、地域の灯台として活躍する一人一人を、師は合掌する思いで祈り、見つめている。

2018年11月5日月曜日

2018.11.05 わが友に贈る

◇今週のことば
創立の志とは
「一人立つ精神」なり。
わが誓願の舞台で
決然と地涌の舞を!
いよいよの人間革命へ。
2018年11月5日

諸法実相抄 P1360
『ほめられぬれば我が身の損ずるをもかへりみず、そしられぬる時は又我が身のやぶるるをもしらず、ふるまふ事は凡夫のことはざなり』

【通解】
ほめられればたとえ自分の身体をいためることもかえりみず、また非難されれば自分の破滅をも忘れて行動するのが凡夫の常なのです。

〈寸鉄〉 2018年11月5日
列島に対話の花咲く座談会から11・18へ!師と共に黄金の日記文書綴ろう
世界中で若き池田門下が陣列拡大。勝利開く使命は君に。今日、男子部の日
「我が弟子等は師子王の子となりて」御書。苦難や険難の山も勇気で踏破!
節電へ「ウォームビズ」が各地で。室温20度に設定。地球を守る工夫は私から
子供8割「新型栄養失調」のリスク。栄養バランスの良い食事こそ健康の源

☆11月の広布史
◎11・3「創価文化の日」
人間文化の創造を目指し、学会では「文化の日」の11月3日を「創価文化の日」と定めている。

◎11・5「男子部の日」
1961年(昭和36年)11月5日、東京・国立競技場で第10回男子部総会を開催。54年(同29年)に第2代会長・戸田城聖先生が「国士訓」で青年部に呼び掛けた"精鋭10万人"の結集を実現させた。54年の男子部員数は、およそ1万人。当時、青年部の室長だった池田大作先生の指揮のもと、怒濤の拡大を開始。同総会までに35万人の陣容となった。
※参考資料=小説『新・人間革命』第5巻「勝利」

◎11・12「女子部の日」
61年(同36年)11月12日、横浜・三ツ沢の競技場に、各地から8万5000人が集い、第9回女子部総会を開催。51年(同26年)、74人の参加者だった結成式から、わずか10年で飛躍的な発展を遂げた。
※参考資料=『新・人間革命』第5巻「勝利」

◎11・15「地域部の日」
87年(同62年)11月15日に行われた、第1回総会を記念して制定された。

◎11・18「創価学会創立記念日」
30年(同5年)11月18日、初代会長の牧口常三郎先生は、戸田先生と共に『創価教育学体系』第1巻を発刊。発刊日の11月18日が、後に創価学会の創立記念日となった。また、2013年(平成25年)の同日、池田先生の発願・命名により、「広宣流布大誓堂」を東京・信濃町に建立。本年は完成5周年を迎える。
※参考資料=『新・人間革命』第3巻「平和の光」、第7巻「文化の華」、第12巻「栄光」、第27巻「正義」

☆「新・人間革命」と私 心に刻む珠玉の言葉 SGI理事長 大場好孝さん 2018年10月4日
◇「新時代の山本伸一」の心で
皆さん方は、どうか、自分自身が花を咲かせようという気持ちでなくして、全世界に妙法という平和の種を蒔いて、その尊い一生を終わってください。私もそうします。
〈第21巻「SGI」の章〉

◇時代背景
1975年(昭和50年)1月26日、世界51カ国・地域の同志の代表158人がグアムに集い、第1回「世界平和会議」を開催。SGI(創価学会インタナショナル)が結成され、全参加者の総意で山本伸一がSGI会長に就いた。また恒久平和の創出を誓う「平和宣言」を採択。会場には伸一が励まし、育んできた各国のリーダーが集っていた。

世界の平和を実現するためには、国や地域を超え、世界が連帯しなければならない。この決意のもと、SGIは太平洋戦争の戦禍に苦しんだグアムの地で誕生しました。
席上、山本伸一は"自らも平和の種を蒔く"との決意とともに語りました。「私は、ある時は同志の諸君の先頭にも立ち、ある時は側面から、ある時は陰で見守りながら、全精魂を込めて応援していくでありましょう」
この言葉のままに、今も友の幸福を祈り、激励し続けてくださる池田先生。そのお心は変わらないと感じます。さらに先生は、SGIが誕生した「1・26」に毎年、平和提言を発表。世界を結ぶSGIの使命を常に示し続けてくださいました。SGIの連帯は結成当時の51から192カ国・地域へと発展しましたが、これは、先生が陣頭指揮を執ってくださったからにほかなりません。
現在は、アフリカで教学試験が行われるなど、日蓮仏法を世界中の人々が学ぶ時代になりましたが、「SGI」の章にはいくら時代が変わろうとも、私たちSGIが永遠に心に刻むべき指標が示されていると思います。
それは団結です。私自身も海外の訪問団として出発する際、先生から、「SGIは一に団結、二に団結、三に団結でいくんだよ」と教えていただいたことがありますが、章の中では、"広布は、師弟という縦糸と同志の連帯という横糸が組み合わさって進む"ことが、さまざまな視点からつづられています。
SGI結成の舞台となったグアムの建物の前には今、記念碑が設置され、そこには「平和ほど、尊きものはない。平和ほど、幸福なものはない。平和こそ、人類の進むべき、根本の第一歩であらねばならない」との小説『新・人間革命』の冒頭の一節が刻まれています。
SGIの源流の地で結ばれた『新・人間革命』との縁——それを象徴するように今、世界の友は小説を学びながら、"新時代の山本伸一は私!"との心意気で広布を進めています。これからも世界の友と深く学び合い、固きスクラムで平和の世紀を築いてまいります。

2018年11月4日日曜日

2018.11.04 わが友に贈る

若い時に苦労を求めよ!
人の心が分からずして
一流にはなれない。
艱難の中で自らを鍛え
富士の如き人間王者に!

辧殿御消息 P1225
『おのおのは随分の日蓮がかたうどなり、しかるをなづきをくだきていのるにいままでしるしのなきはこの中に心のひるがへる人の有るとをぼへ候ぞ、をもいあわぬ人をいのるは水の上に火をたき空にいゑをつくるなり』

【通解】
各々方(河辺殿等の四人)は、それぞれに日蓮の大切な味方である。そうであるのに、頭を砕くほど真剣に祈っても今まで験がないのは、この中に信心退転の者がいると思われるのである。思いの応じ合わない人を祈るのは、水の上で火をたき、空中に家を建てるようなものである。

〈寸鉄〉 2018年11月4日
学会は世界最高の哲学を礎に民衆に幸福を与える—恩師。青年よ学び語れ
陰の労苦に徹する牙城会・王城会に大感謝!広布の城を守る福徳は三世に
悩みを通して智は来る—箴言。学会活動の悩みは責任感の表れ。全て糧に
ユネスコ憲章の日。「人の心の中に平和の砦を」と。われらの対話で築こう!
日本は家族以外の人との交流少なく—国際調査。"有縁社会"へ地域の絆を

☆中国 淮陰師範学院「名誉教授」称号授与式から 池田先生の謝辞 2018年11月1日
◇青年よ「堅忍不抜」の心で高波を越えて海原を進め
一、今、私の胸には、あの凜乎として、しかも深く温かな周恩来総理のお声が響いております。
1974年12月5日の夜、北京の病院で、病をおしてお迎えくださった一期一会の語らいであります。
総理は、「中日友好は私たちの共通の願望です。共に努力していきましょう」と語られ、「未来のために中日平和友好条約の早期締結を希望します」と、若い私に託されるがごとく言われました。
お体を案じて、おいとましようとすると、総理は静かに首を左右に振られ、私と妻の故郷について尋ねてくださったのであります。
「ふるさと」を話題にして、和やかに心を通わせ合う総理のご配慮を、私は感じ取りました。
私たちは、どちらも東京の出身であり、さっぱりとしていて単純な"江戸っ子気質"なので、「二人で一人前なんです」と申し上げました。
総理は、愉快そうに声をあげて笑われ、ご自身の留学時代を回想され、桜の思い出を語ってくださったのであります。
周総理の生誕120周年の意義深き本年、そして、総理が願われた平和友好条約の発効40周年の秋、総理が愛してやまなかった故郷にそびえ立つ名門・淮陰師範学院より「名誉教授」の称号を賜り、これ以上の栄誉はありません。
誠に誠に、ありがとうございます(大拍手)。

◇報恩の志を胸に
一、貴学院は、かの大詩人・白楽天が「淮水東南第一の州」と詠った麗しき第一の天地から、周恩来総理の志に続く、まさに「第一」の人材群を育成してこられました。
今日は、周総理から貴学院に流れ通う高邁な志から3点、学ばせていただきたいと思います。
第一に、「無窮の力を解き放つ、報恩の志」であります。
1898年3月5日、淮安に誕生された周総理は、3人の母に慈しまれ、育まれました。
後年、総理は、若くして亡くなられた実母からは忍耐強さと思いやりを学んだ。乳母からは献身の心を学び、養母からは学習と進取の気性を学びとったと振り返られております。
100年前の20歳になる年の元日、周青年の日記は、父母をはじめお世話になった親戚、恩師、友人への尽きせぬ感謝から書き起こされています。
「仏は報恩こそ無上のものだという」「報恩の志を立て、ひとかどの仕事をして、かれらの心を安んじ、一生をむざむざと過ごすまい」(『周恩来「十九歳の東京日記」』矢吹晋編・鈴木博訳、小学館)と。
報恩の志こそ、若き生命の無窮の力を開き、そして解き放つ鍵でありましょう。
私がことのほかうれしいのは、周総理への報恩の志で創価大学にお迎えしてきた貴国からの英才の方々が、皆、立派に大成され、そして母校に恩返しをと、後に続く若き世界市民たちの道を幾重にも開いてくださっていることであります。

◇創造力の源泉
一、第二に、「『何のため』を忘れぬ、向学の志」であります。
貴学院に立つ壮麗な石碑には、周総理の雄渾の筆致で"中華の興隆のために学ぶ"と刻まれております。それは、「何のために学ぶのか?」との教師の質問に、周青年が毅然と答えた有名な言葉です。
私が創価大学に設置した「天使と印刷工」のブロンズ像にも、同じ精神で「英知を磨くは何のため 君よ それを忘るるな」ととどめております。「何のため」を堅持する学びの日々は、常に鮮烈な創造力を湧き立たせることができます。
本年、創立60年の佳節に発表された勇壮な新校歌には、「群科済世、十年破壁」——あらゆる学問で世を救わん、十年壁を破らん、との若き周総理の信念が歌い上げられております。
卓越したリーダーシップで貴学院を担い立たれる焦学長は、呼びかけておられました。
「失敗と成功には一歩の隔たりが存在するのみであり、往々にして試されるのは堅忍不抜にして自信ある自己挑戦の能力です」「澎湃たる高波を堪え忍べば、そこには碧い海と真っ青な空が広がっています」と。
誠に素晴らしい励ましであられます。私には、周総理亡き後、朗らかな堅忍不抜の心で、いかなる高波も越え、青年たちのために洋々たる希望の航路を開いておられた「人民の母」とう穎超先生のあの笑顔が思い起こされるのであります。

◇陰徳から陽報が
一、第三に、「皆の故郷を大切に、平和を広げる世界市民の志」であります。
「鞠躬尽瘁(身を捧げて労苦を尽くす)」の覚悟で、全ての人民のために尽くし抜かれた周総理は、12歳で旅立った後、故郷の土を踏むことはなかったと伺っております。
しかし、「祖国を愛する人に、自らの故郷を愛さぬ人はいない」と語られた通り、周総理の心はいつも淮安とともにあったのであります。
長年、人々を苦しめてきた淮河の水害にも周総理は心を砕き、治水事業に着手されました。その成果である蘇北灌漑総水路は、今も大事な役割を果たしております。
実は、創価教育の父・牧口常三郎先生は、淮安市の国際友好都市となっている新潟県柏崎市の出身であります。この牧口先生は、若き日の大著『人生地理学』で、人間が併せもつべき三つの自覚として、地域に根ざした「郷民」、国家の中で社会生活を営む「国民」、そして世界との結びつきを意識して生きる「世界民(世界市民)」を挙げておりました。
民衆一人一人の故郷を大切にしつつ、共に勝ち栄えゆく平和を創り広げていく世界市民こそ、貴学院と同じく、わが創価大学の目指す人材像であります。
貴学院が創立された翌年の1月、周総理は、広州から空路で北京へ戻られました。淮安の上空に差し掛かると、総理を乗せた飛行機は高度を下げ、3度、旋回されたというのであります。
常に淮安へ思いを寄せる総理は、「皆の生活が向上したら、再び戻ることにしよう」と語り残されたと、伝えられております。
今、郷土のため、祖国のため、民衆のため、さらに世界のため、人類のために、ご自身の志を継承して貢献しゆく貴学院の発展と、淮安の繁栄を、総理は会心の笑顔で喜び、見守られているに違いありません。
一、貴国から学び、私たちが命に刻んでいる箴言には、「陰徳あれば陽報あり」とあります。焦学長はじめ、貴・淮陰師範学院の先生方とご一緒に、私たちは、周総理のごとく、日々、全心全意で、民衆貢献、青年育成、教育交流の陰徳を積みながら、平和凱歌の無量の陽報を輝かせていきたいと決意しております。
ご参列の皆様方のますますのご健勝と、貴学院のご隆盛、ならびに淮安市の限りない栄光をお祈り申し上げ、私の謝辞とさせていただきます。
謝謝!(中国語で「ありがとうございました!」)

2018年11月3日土曜日

2018.11.03 わが友に贈る

学会は折伏の団体だ。
縁する人に自ら声を掛け
信心の種を植える思いで
笑顔と確信の語らいを!
「必ず花開く」と信じて!

高橋入道殿御返事 P1460
『まして一日も我がかたとて心よせなる人人はいかでかをろかなるべき世間のをそろしさに妻子ある人人のとをざかるをばことに悦ぶ身なり』

【通解】
まして、一日であろうと我が味方として心を寄せてくれる人々をどうして疎略にしようか。世間の恐ろしさに、妻子ある人々が遠ざかることをことに悦んでいるのが私の気持ちである。

〈寸鉄〉 2018年11月3日
一念三千の仏法だ。「こうしてみせる」と決めよ—恩師。題目根本で前進!
創価文化の日。各地で輝く文化・教育・国際本部の友。生命の世紀の旗手と
「出世の本懐は人の振舞」御書。誠実な行動が信頼に。地道に一歩ずつ拡大
「朝食抜き」は体内時計が狂い、太ると。聡明な生活リズムこそ健康生活の礎
読解力の格差、日本は38カ国中8番目に小さく。公明よ万人が輝く社会を

☆四季の励まし 今いる場所で輝く人に 2018年10月28日
今、社会では
人間力が求められている。
仕事上の能力だけでなく、
直面した難局に、いかに挑み、
いかに価値を創造するかが、
問われる。
だからこそ、
辛抱強いことが大切なのだ。
歯を食いしばって、
一歩また一歩、
前へ踏み出すしかない。
不屈の負けじ魂で勝ち進むのだ。
 
働くとは「はた楽」
つまり「はた(そば)の人を
楽にすること」だと、
聞いたことがある。
いかなる職業であれ、
自分の立場を通して人々に喜ばれ、
社会に役立っていこうという
真心と誇りがあってこそ美しい。
その真心と誇りから生まれる
熱心さこそ、
重い仕事をも軽くし、
楽しい心をもって働く力なのだ。
 
仏法は「即社会」である。
「即職場」「即地域」であり、
「即家庭」となるのである。
「即」とは、信心の一念だ。
人生は、
さまざまな困難の連続である。
しかし、
信心の上では決して負けない。
一歩も退かない。
この一念が、「即」人生の勝利、
社会での勝利を開くのである。
 
人間だれしも、
自分自身から逃れられない。
どんなに環境を変えてみても、
自分自身が変わらなければ、
何も変わらない。
自分自身が幸福をつくるのだ。
福運をつけていくのだ。
人間革命しかない。
わが胸中に
希望の火を赤々と燃やしながら、
人間革命の大道を朗らかに進もう!

大小さまざまなビルが、はるか遠くまで林立していた。2000年(平成12年)11月、池田大作先生が、目覚ましい発展を続けるシンガポールの街並みを撮影した。
今月には、社会部、専門部、また団地部、農漁光部が結成45周年を迎えた。社会本部、地域本部の友は"職場や地域でなくてはならない存在に"との指針を胸に、それぞれの使命の舞台で勝利の実証を示している。
池田先生は呼び掛けた。「今いる地域で、職場で、堂々たる柱となり、光り輝く存在となっていただきたい」と。
いよいよ創立の月。創価の旗を堂々と掲げ、今いる場所で信頼と共感を広げていこう。

2018年11月2日金曜日

2018.11.02 わが友に贈る

青春の価値は立場や
格好では決まらない。
男子部大学校生よ
最高峰の哲学を胸に
黄金の自分史を堂々と!

道妙禅門御書 P1242
『祈祷に於ては顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の祈祷有りと雖も只肝要は此の経の信心を致し給い候はば現当の所願満足有る可く候』

【通解】
祈りには、顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の4種があるが、ただ肝心なことは、この法華経の信心をされるのなら、現在および未来の所願が満足されるという事である。

〈寸鉄〉 2018年11月2日
一流は皆、迅速だ—恩師激励もスピードが勝負。幹部は打てば響く指揮を
創価班の日。広布の先陣たる精鋭の人材群。民衆勝利へ拡大の波動起こせ
「法華を識る者は世法を得可きか」御書。輝く信心の実証を"今いる場所"で
車と歩行者、死亡事故の7割が道路の横断中と。「歩行者優先」を再度徹底
すぐ行動すれば破滅は回避できる—国連環境報告政官業一体の取組が急務

☆御書と歩む� 第40回 末法弘通の功徳は無量
『極楽百年の修行は穢土の一日の功徳に及ばず、正像二千年の弘通は末法の一時に劣るか』(報恩抄、329ページ)

◇通解
極楽浄土での百年の修行の功徳は、汚れたこの国土での一日の修行の功徳に及ばない。正法、像法2000年の弘通は、末法の一時の弘通に劣るのである。

◇同志への指針
濁世の末法において妙法を弘めることは、難事中の難事である。その中で、地涌の使命を果たしゆく功徳が、どれほど大きいか。
仏法上の苦労には一つも無駄はない。厳しい環境の中で祈り抜き、学会活動に挑戦していくことは、全て無量無辺の「心の財」となる。
人間革命も、宿命転換も、「穢土の一日の功徳」によって勝ち開いていくのだ。

2018年11月1日木曜日

2018.11.01 わが友に贈る

小さな挑戦の積み重ねが
大きな自分自身を築く。
「もうう1回やってみよう」
「あと5分、頑張ろう」と
殻を一つ一つ破るのだ!

種種御振舞御書 P921
『病の起りを知らざる人の病を治せば弥よ病は倍増すべし』

【通解】
病気の原因を知らない人が病気を治療すれば、いよいよ病気は倍増するであろう。

〈寸鉄〉 2018年11月1日
創立の月が開幕!誓願の決勝点へスクラム固く。皆で拡大と功徳の実証を
東京・八王子の日。青年と共に勝つ!この心ありて「世界広布の本陣」は盤石
誠は組織の推進力—牧口先生。地道に戦う同志を大切に。幹部は大誠実で
子供・若者育成支援強調月間。ここに人類の希望。温かな励ましを地域から
国会で字幕中継。聴覚障がい者の声受け公明党が提案。共生の社会へ更に

☆大白蓮華巻頭言 2018年11月号 大歓喜の青春は創価にあり
我らには、紅燃ゆる「求道」の青春がある。
若き釈尊は、「生老病死」という本源的な苦悩の打開のために偉大な探求の道を歩み始めた。この仏法の出発の大情熱を、誇りも高く創価の青年は継承しているのだ。
我らには、大歓喜の「発見」の青春がある。
法華経に「衣裏珠の譬え」が説かれる。友の貧窮を見かねた親友が、寝ている間に衣の裏に最高の宝珠を縫い付けてくれた。それに気づかぬまま、友は流浪を続ける。再会した親友は宝珠のことを教え、友は大歓喜した、と。
日蓮大聖人は、この譬喩の深義を「始めて我心本来の仏なりと知るを即ち大歓喜と名く所謂南無妙法蓮華経は歓喜の中の大歓喜なり」788ページ)と仰せになられた。
ここにこそ、何ものにも勝る喜びの「発見」がある。
どの青年も、自分自身の中に仏の生命という無上の宝珠を秘めている。「この宝珠に目覚め給え!共に磨き、限りなく輝かせようではないか!」と、たゆまず呼び掛け続けてきたのが、創価学会青年部なのである。
我らには、従藍而青の「挑戦」の青春がある。
御聖訓には、「法華経はあいのごとし修行のふかきは・いよいよあをきがごとし」(1505ページ)と示されている。
従藍而青(藍よりして而も青し)とは、勇気の挑戦に他ならない。常に限界を突破して、人生と社会に新たな価値を創造しゆく勇敢な挑戦だ。忙しく苦労も多いが、計り知れない充実と向上の「人間革命」の劇が広がる。
我らには、世界を変える「連帯」の青春がある。
恩師に19歳でお会いして走り抜いてきた山本伸一の広宣流布の「誓願」は、創価班や牙城会、男子部大学校、白蓮グループはじめ、世界中で地涌の菩薩の宝友が受け継いでくれている。この連帯こそ、21世紀の希望なのだ。
人類史のいかなる青年も仰ぎ見つめる、幸福と栄光の青春を、いよいよ旭日の勢いで勝ち飾ってくれ給え!

青春の
 人間革命
  光あれ
 試練も使命に
  朗らか王と