任用試験に挑む友に
真心のエールを!
先輩が一緒に学び
励ましてくれた歴史が
生涯に輝く原点となる。
上野殿御返事 P1540
『あはれ法華経のよきかたきよ、優曇華か盲亀の浮木かとおぼしめしてしたたかに御返事あるべし』
☆こころに響く言葉
食い違いと話し合い
なにしろ、今まで互いに異なった環境のなかで別々に生活してきた男女が、
一つの新しい共同生活を始めるのである。愛し合っているのだから何事も一致できると思うのはあやまりであろう。
毎日毎日、実にたくさんの食い違いがあることを発見して、驚きの連続なのに違いなかろう。
大は思想や人生観の違いから、小は食べ物の好ききらいに至るまで、
二人の間にはいろいろな違いがあるものである。しかも、人間は感情の動物でもあり、
ちょっとした食い違いが感情の増幅作用になって、思いがけない波乱になってしまうこともある。
大切なのは対話である。波乱をおそれてお互いに本心を話し合わず、不満と不振が鬱積して、
ついに破綻に陥るより、思うことを何でも話し合うことのほうが、はるかによいと思う。
☆人材拡大への指針
直接、目と目を交わしながらの対話。
互いのぬくもりが感じられる距離。
一方通行でない、納得の語らい。
そうであってこそ、疲れた心を潤し、
閉ざされた心を開き、迷える一念を
確信と希望の一念に変えることができる。