2014年1月7日火曜日

2014.01.07 わが友に贈る

広布と人生の勝利へ
いざ行動開始だ!
はつらつと若々しく
「今生人界の思出」を
綴る黄金の一年に!

御義口伝巻下 P753
『無作の三身をば一字を以て得たり所謂信の一字なり』

◇希望の明日へ
いくら形をつくろい言葉だけを声高に叫んだとしても、真実の姿を隠すことはできない。また、いくら創価学会の真実の行動を隠蔽するようなペンの策動があったとしても、長い歴史から見れば、絶対に真実は隠せない。
平2・11・16

☆名誉会長の新春メッセージ
◆さあ、世界広布の共戦譜を
わが敬愛する、大切な大切な「無冠の友」の皆さま方!
「世界広布新時代 開幕の年」、あけましておめでとうございます。
新しい希望の大前進もまた、尊き無冠の皆さま方の力強い足音から始まります。
本年も、皆さま方に最もお世話になります。どうか、よろしくお願いいたします。

日蓮大聖人は、一閻浮提の広宣流布を私たち弟子一同に呼びかけてくださいました。
『妙法蓮華経の五字・末法の始に一閻浮提にひろまらせ給うべき瑞相に日蓮さきがけしたり、わたうども二陣三陣つづきて迦葉・阿難にも勝ぐれ天台・伝教にもこへよかし』(P910、「種種御振舞御書」)と。
この御聖訓のままに、広布の先陣を切る勇者が、最も誇り高い真の仏弟子です。それこそ、まさしく「無冠の友」の皆さまなのであります。

大聖人は、真心の御供養を急ぎの使者に託して届けられた門下に対し、『御使をもって脚力につかわされて候事心ざし大海よりふかく善根は大地よりも厚し』(P1105、「大夫志殿御返事」)と感謝の御返事を送られました。
「脚力」とは、文字通り、 "健脚の力" で大事なものを運ぶ使者のことです。
こうした御文を拝するにつけても、ご自身の足で、一歩一歩、わが地域を踏みしめて、広布の原動力の聖教新聞を運んでくださる皆さまの使命の歩みは、どれほど偉大であるか。
大海より深い志で、大地よりも厚く大善根を積んでおられることは、絶対に間違いないのであります。

来る日も来る朝も、たゆまず、一軒また一軒と、新聞を配達しゆく苦労は、並大抵ではありません。新聞少年だった私は、身にしみて存じ上げております。
新聞の制作過程がどんなにコンピューター化されても、刷り上がった新聞を読者に届けるという、最終にして最重要の総仕上げは、一人一人の配達員の皆さまの献身的な努力によって、成し遂げられます。
人が人に届ける。人が人から受け取る−−。
わが聖教新聞には、「無冠の友」の崇高な祈りが込められています。真心のぬくもりが満ちています。生命の息吹が漲っています。だからこそ、心に響くのです。
私と妻の一日も、この「無冠の友」の心に感謝合掌しながら、聖教新聞を手に取り、開くことからスタートします。
人と人をつなぎ、心と心を結ぶ創価のネットワークは、「無冠の友」の熱き魂の鼓動があるゆえに、今日も生き生きと流れ通い、社会に世界に、希望と勇気と智慧を脈打たせていくことができるのです。
それぞれの地域で「無冠の友」のすがすがしい振る舞いが、理解と友好と信頼を、いかに深め広げておられるか。
その仏さながらの姿に、識者の方々からも「最敬礼せずにはいられません」等々の声を寄せていただいています。

師匠・戸田城聖先生のもとで、私たちが学んだ一書に、イギリスの作家ホール・ケインの 『永遠の都』 があります。
その主人公である革命児デイビッド・ロッシィが、圧政の闇を払い、「人間共和」の夜明けをもたらすために武器として掲げたものは何か。
それは、敵からは剣のごとく恐れられたペンであり、新聞でありました。
その名は「サン・ライズ」。すなわち「日の出」です。
ロッシィは、この新聞を通じて、民衆革命の展望を訴え、友を励まし続けました。
「勇敢であれ。忍耐強くあれ」と。
我らの聖教も、人々の心から苦悩の闇を打ち払って、自他共の幸福の光明をもたらしゆく「日の出」の新聞です。
いかなる人生と社会の苦難にも、勇敢に、忍耐強く、共々に励まし合って立ち向かい、断固と勝ち越えていく熱と力を贈る言論の太陽です。
時代の闇が深ければ深いほど、私たちは、いよいよ「日の出」の勢いで、仏法の人間主義の光を、生命尊厳の哲理の光を、平和と文化と教育の連帯の光を広げていこうではありませんか!

今年は、私が小説 『人間革命』 の執筆を、永遠の平和島・沖縄で開始して50周年を迎えます。この沖縄でも、模範の「無冠の友」の皆さま方が、日々の配達とともに、地域への貢献も、仏縁の拡大も、先頭に立って健闘してくださっています。
私が、 『人間革命』 『新・人間革命』 の執筆そして連載を半世紀にわたって積み重ねることができたのも、「無冠の友」の方々がおられればこそです。
そして、これからも、「無冠」の皆さま方との共戦譜として、この広宣流布の叙事詩を書きつづっていく決心です。
皆さま方が、一人ももれなく、健康で絶対無事故で、「人間革命」の勝利劇を晴れ晴れと飾っていかれるように、私も妻も祈り抜いてまいります。
偉大なる無冠の友に「無事安穏の冠」あれ!
皆さま方のご一家に「無量無辺の功徳の冠」あれ!
(2014.01.01 「無冠」掲載)